JP2002034850A - 手乾燥装置 - Google Patents
手乾燥装置Info
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Abstract
することができなかった。 【解決手段】 外郭を形成する本体2内に配されて空気
流を送風する電動送風機1と、本体2の上面開放部から
挿入された手を乾燥する乾燥室4と、乾燥室4の内面に
配されて電動送風機1から送風された空気流を噴出する
噴出孔5と、電動送風機1の送風側と噴出孔を連通する
空気室21とを備え、電動送風機1のファン14により
形成した空気流の一部をモーター16の冷却用として逃
がすようにして配置してある。
Description
手を乾燥させるために、洗面所やトイレ・キッチン等で
使用する手乾燥装置に関するものである。
やハンカチを使用して拭く代わりに、送風された温風に
手をかざすことによって、手を衛生的に乾燥する手乾燥
装置が実用化されている。例えばヘヤドライヤとしても
使用できるもの等が開発されている。これらは、誘導電
動機によりシロッコタイプの羽根からなる送風手段を回
転させて空気流を発生し、電気ヒータからなる加熱手段
により空気流を加熱して、手挿入部に温風を吹き出すも
のであるが、基本的に濡れ手の水分を熱で蒸発乾燥させ
るため、乾燥完了までに約20秒〜1分の時間を必要と
し、使い勝手が悪い。
えば、図5に示すように、高圧空気流発生装置61から
上吹出ノズル62と下吹出ノズル63を経て送風される
空気流を、手の両面に同時に高速噴流として吹き付け、
手挿入部3より挿入した手の水分を吹き飛ばして乾燥さ
せるものである。冬季対策として、外付けの加熱装置6
4も設けている。
うに上から下に向けて風を送りタイプのものはこんぱく
とであるが、水滴が下に飛び散るという課題があった。
一方、高速噴流により水分を吹き飛ばす手乾燥装置は、
大きな電動送風機を用いているためコンパクトな構成が
取りにくいという課題があった。
構成でコンパクトにしようとすると、モーターの温度が
上がってしまうなどの課題があった。また、噴流が高速
であるために騒音が大きいという問題があった。
送風機の収納部を大きくとり、十分外気と触れ合いよう
にする必要があった。
に吹き付ける噴流も冷たいので、冷風感を与えないよ
う、空気を加熱する手段を別途設けなければならないと
いう問題も有していた。
な送風機であっても電動送風機ケースの内部にモーター
を冷却するための流路を設けて電動送風機の温度を冷却
するようにしてコンパクトな形状でも多くの送風を取り
出せるようにすることを目的としている。
ることにより、別途加熱手段を設けなくても温かい噴流
を供給できる手乾燥装置を提供することを目的とする。
る本体内に配されて空気流を送風する電動送風機と、本
体の上面開放部から挿入された手を乾燥する乾燥室と、
乾燥室の内面に配されて前記電動送風機から送風された
空気流を噴出する噴出孔と、電動送風機の送風側と噴出
孔を連通する空気室とを備え、電動送風機はファンを設
けた高圧部とモーターを設けた低圧部とに分離するよう
に仕切り部を持った電動送風機ケース内に収められ、高
圧部は手の乾燥に利用し、低圧部はファンにより形成し
た空気流の一部をモーターの冷却用としてモーターの内
部を経由するようにしてある。従って、電動送風機ケー
スの中に空気の流れをつくるため、モーターが冷却さ
れ、電動送風機ケースをコンパクトにすることができ
る。
空気流を回収するために乾燥室の内面下方に配された吸
気口と、この吸気口と電動送風機の吸入側を連通する循
環流路とを設けたいわゆる循環流方式の場合も、同様
に、電動送風機はファンを設けた高圧部とモーターを設
けた低圧部とに分離するように仕切り部を持った電動送
風機ケース内に収められ、高圧部は手の乾燥に利用し、
低圧部はファンにより形成した空気流の一部をモーター
の冷却用としてモーターの内部を経由してある。そし
て、冷却用空気は電動送風機ケースの下部又は裏面から
逃がすようにしてある。
高圧部から空気室を経て噴出孔から噴出するため効率的
に噴射する空気を供給することができ、また、低圧部に
は空気を高圧部から逃がすことによりモーターを冷却す
ることができ、電動送風機をコンパクトなものにでき、
かつ耐久性が落ちないように構成できる。
んで循環流路を経た空気流は電動送風機の吸入側を通過
し、電動送風機の高圧部から空気室を経て噴出孔から噴
出するため効率的に噴射する空気を供給することがで
き、また、低圧部には空気を高圧部かから逃がすことに
よりモーターを冷却することができ、電動送風機をコン
パクトなものにでき、かつ耐久性が落ちないようにでき
る。一方の、循環流の空気温度は上昇し、乾燥に使用さ
れる空気流は温度が上昇するため、乾燥能力は高まる。
さらに、冷却風を下部から逃がすため、低騒音にでき
る。
参照して説明する。図1は本実施例の手乾燥装置の全体
構成を概略して示す斜視図、図2はその縦断正面図、図
3は図2のA−A断面図、図4は着脱可能部品を分解し
て示す斜視図である。
する手乾燥装置の構成で説明する。
2は本体、3は手を乾燥する乾燥室4の上面が開放した
手挿入部(開放部)、乾燥室4の入口部(内面上方)4
aに電動送風機1が送風する空気流を噴出する噴出孔5
を、また奥部(内面下方)4bに噴出孔5から噴出した
空気流を回収する吸気口6を有している。
電動送風機1へ空気を供給する送風流路、(電動送風機
1の左側の流路)8は吸気口6から電動送風機1へ空気
を環流するための循環流路で、循環流路8は吸気口6か
ら下へ延び、空気と水滴の両方を含んだ回収部8aと、
回収部8aから電動送風機1への環流部8bと、送風流
路7とにわかれ、回収部8aからドレインタンク9へ水
滴を回収するための水滴回収口10が設けてある。
ケースで、内部は仕切り部12により高圧部13にある
ファン14と低圧部15にあるモーター16に分離して
あり、送風流路7からファン14の中心へ空気を吸引
し、円周状に送風するようになっている。
内部からモーター16へ空気を逃がす構成にしてある。
17はファン吸気口吸音材、18は電動送風機ケース1
1の高圧部13の内側に設けた吸音材、19は電動送風
機吹出し口、20は電動送風機ケース11の電動送風機
吹出し口19に設けたリブである。
出たあとの空気の流れにそって構成を説明する。21は
空気室で前空気室21aと後空気室21bであり、互い
に連通している。空気室21は本体2内で左右幅ほぼ全
体を占め、十分広い断面積(噴出孔5の約10倍以上)
を確保している。空気は電動送風機吹出し口19から空
気室吸入口22に入る。電動送風機吹出し口19と空気
室吸入口22はシール部材23とリブ20により漏れな
いように構成してある。空気室吸入口22から入った空
気は内部を通過し、送風口24に設けたノズルユニット
25に行く。ノズルユニット25は乾燥室4の上方に設
けたノズルユニット開口部26に挿入するようになって
いる。
7、後空気室21bには丸孔ノズル28が対応してい
る。なお、スリット状ノズル27は使用者側に位置する
ようにしてあり、手の平に対応させ、丸孔ノズル28は
奥側で手の甲に当たるように構成してある。
の図を元に構成を説明する。
過するための流路をドレインタンク9の中に設けてある
中箱体29で構成してある(循環流路の具体的構成)。
はフィルター30を設けてある。54はドレンタンク9
へ水滴を落とすためのドレン用開口部である。ドレンタ
ンク9は本体2から着脱可能で、なおかつ中箱体29、
フィルター30の各々は分離可能である。
成形してあり、その側面開放部には2枚の側板31が設
けてある。側板31は下側に固定用フランジ32があ
り、凹部33のところで乾燥室4の奥部4bにビス締め
してある。また、側板上部付近では浮き上がり防止部3
4によりノズルユニット25の入角部35に引っかかる
ようになっている。
部で内側に出っ張りを設けてある。側板31は採光ので
きる光透過体(半透明、スケルトンなども含む)で構成
してあり、外側はシボ加工してある。そして、形状とし
て緩やかに外側に丸みを帯びさせてある。 37はセン
サ(手検知手段)で、発光部38と受光部39と制御手
段40へ行く信号線41とで構成してある。42はセン
サカバーである。
源ランプとして記載してある。表示部43は操作状態を
表示するものでもかまわない。
れ、フロントケース46の側部47に設けてある。フロ
ントケース46は上部48、側部47を有し、前部49
と上部48と側部47との間は曲面になっており、前か
ら見た場合、中の部材等との固定するビスなどは見えな
い構成となっている。フロントケース46の上部48と
側部47の一部は乾燥室4と勘合するようになってお
り、内部で固定するための突き出し部50を設けてあ
る。また、フロントケース46は底板51と固定するよ
うな固定部52を有し、底板51と裏面でビスにより固
定してある。
せることも可能であり、その場合、ドレンタンク9は取
り外しできるようになっている。
ス46、乾燥室4、ドレンタンク9、側板31、センサ
カバー42、さらにフィルター30、中箱体29はポリ
プロピレン樹脂で成形してある。
される空気流、55、56は低圧部15のモーター16
の中を通って流れる空気流を示す。
より、手を乾燥室4内に挿入すると、センサ37が手を
検出して電動送風機1を駆動する。すると吸気口6から
吸い込まれた空気流は循環流路8及び送風流路7を通り
電動送風機1の高圧部13に吸い込まれ、ファン14の
中心からファンのはねを通り円周状に空気を吐き出す
(矢印54で示す)。なお、電動送風機ケース11のフ
ァン14の吸込み部分は負圧になるため、ファン吸気口
吸音材17を介して電動送風機ケース11に吸い付くよ
うになり、高圧部13から空気流が漏れることはない。
部の空気が低圧部15にあるモーター16へ流れ(矢印
55で示す)、モーター16の冷却を行う。冷却用に使
用された空気は電動送風機ケース11の下側又は後側へ
放出され(矢印556で示す。)、本体2外へ出て行
く。
は高圧部の内周にファンと対抗するように張られてあ
る。従って、電動送風機ケース11内で高速に回転して
いるファンからでる音はここで相当程度吸収される。
両前空気室21a、後空気室21bを通って噴出孔5が
あるノズルユニット25に導かれる。前空気室21a、
後空気室21bでは、上述のように噴出孔5に比べて断
面積が十分広く確保されているため、ほぼ均等な圧縮状
態となり、噴出孔5から安定した高速噴流を噴出するこ
とができる。噴出孔5は、手の平と手の甲の両面同時に
噴流を吹き付けるよう対峙して設けられており、その噴
出方向を、乾燥室4の奥方向、すなわち図では下方向
(挿入された手の指の方向:手は図示せず)にわずか
(5〜10゜)に傾けている。前空気室21aからはス
リット状ノズル27にて、後空気室21bからは丸孔ノ
ズル28にて、それぞれ手の平と、手の甲に当たる。
うため、たくさんの水が付着している。一方手の甲は多
くの水は付着していないが、手のしわなどに水滴が付着
している。
多くの空気を噴射し、手の甲には丸孔ノズルにてスポッ
ト的に手のしわの部分の水滴を吹き飛ばすようにしてあ
る。
ット状ノズルの面積は丸孔ノズルの2倍以上の面積にし
ている。そのため多くの空気流が手の平にあたる。但
し、スリット状ノズルの面積は丸孔ノズルの10倍以下
の面積にしないと、丸孔ノズルからの噴射する空気が少
なすぎて手の甲の乾燥が十分にできない。
位置10mm〜50mmの間を閉塞して、両手の間には無駄
な空気を噴出さずに、手の部分のみに空気を噴出するよ
うにしてある。
ところを出ない状態にしているため、両ノズルから出て
きた空気流がぶつかって出るうなり音を防止することが
できる。
る。その空気流は循環流路8を通って電動送風機1を経
て噴出側風路12から再び空気流として送風される。こ
の送風された空気流は、電動送風機1を繰り返し通過す
ることと、空気室21で繰り返し圧縮されることにより
昇温され、別途加熱手段を設けなくても温かい風を噴出
孔5から供給することができる。
吸気口6に吸入された水滴は、循環流路8の回収部8a
で空気流にのって下方に加速し、環流部8bへの屈曲位
置において、慣性により水滴回収口10の位置に落下分
離され、ドレンタンク9に回収される。フィルター30
は主に電動送風機1に塵埃が流入するのを防いでいる。
機1が送風する空気流は、ファンを出た空気流以外にモ
ーターへの冷却を行って、モーターの加熱を押さえなが
ら運転する。従って、電動送風機1は小型でコンパクト
なもので十分足り、本体全体もコンパクトな構成ができ
る。
機1を通過しながら循環する場合の説明を行なったが、
空気流を循環せずに外側から空気を供給してもよい。そ
して別途加熱手段を設けて、暖かい風を噴出させるよう
にしても構わない。その場合でもノズル形態を同じよう
すればスリット状ノズル27と丸孔ノズル28から空気
流を手の平、手の甲の特性に応じて噴射させるため、非
常に効率よく乾燥させることができる。従って、電動送
風機1は小型でコンパクトなもので十分足り、従って、
本体全体もコンパクトな構成ができる。
機の高圧部から空気室を経て噴出孔から噴出するため効
率的に噴射する空気を供給することができ、また、低圧
部には空気を高圧部から逃がすことによりモーターを冷
却することができ、電動送風機をコンパクトなものにで
き、かつ耐久性が落ちないように構成できる。
んで循環流路を経た空気流は電動送風機の吸入側を通過
し、電動送風機の高圧部から空気室を経て噴出孔から噴
出するため効率的に噴射する空気を供給することがで
き、また、低圧部には空気を高圧部かから逃がすことに
よりモーターを冷却することができ、電動送風機をコン
パクトなものにでき、かつ耐久性が落ちないようにでき
る。一方の、循環流の空気温度は上昇し、乾燥に使用さ
れる空気流は温度が上昇するため、乾燥能力は高まる。
さらに、冷却風を下部から逃がすため、低騒音にでき
る。
す斜視図
斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 外郭を形成する本体内に配されて空気流
を送風する電動送風機と、前記本体の上面開放部から挿
入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室の内面に配
されて前記電動送風機から送風された空気流を噴出する
噴出孔と、前記電動送風機の送風側と噴出孔を連通する
空気室とを備え、前記電動送風機のファンにより形成し
た空気流の一部をモーターの冷却用としたことを特徴と
する手乾燥装置。 - 【請求項2】 外郭を形成する本体内に配されて空気流
を送風する電動送風機と、前記本体の上面開放部から挿
入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室の内面に配
されて前記電動送風機から送風された空気流を噴出する
噴出孔と、前記電動送風機の送風側と噴出孔を連通する
空気室とを備え、前記電動送風機はファンを設けた高圧
部とモーターを設けた低圧部とに分離するように仕切り
部を持った電動送風機ケース内に収められ、前記高圧部
は手の乾燥に利用し、低圧部はファンにより形成した空
気流の一部をモーターの冷却用としてモーターの内部を
経由したことを特徴とする手乾燥装置。 - 【請求項3】 外郭を形成する本体内に配されて空気流
を送風する電動送風機と、前記本体の上面開放部から挿
入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室の内面に配
されて前記電動送風機から送風された空気流を噴出する
噴出孔と、前記噴出孔から噴出した空気流を回収するた
めに乾燥室の内面下方に配された吸気口と、この吸気口
と電動送風機の吸入側を連通する循環流路と、電動送風
機の送風側と噴出孔を連通する空気室とを備え、前記電
動送風機はファンを設けた高圧部とモーターを設けた低
圧部とに分離するように仕切り部を持った電動送風機ケ
ース内に収められ、前記高圧部は手の乾燥に利用し、低
圧部はファンにより形成した空気流の一部をモーターの
冷却用としてモーターの内部を経由したことを特徴とす
る手乾燥装置。 - 【請求項4】 冷却用空気は電動送風機ケースの下部又
は裏面から逃がすようにしてなる請求項1項から3項の
いずれか1項記載の手乾燥装置
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JP2000231473A JP3994643B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 手乾燥装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067565A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 三菱電機株式会社 | 手乾燥装置 |
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GB2562234B (en) * | 2017-05-08 | 2021-04-07 | Dyson Technology Ltd | A hand dryer |
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- 2000-07-31 JP JP2000231473A patent/JP3994643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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