JP2002033116A - アルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池

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JP2002033116A
JP2002033116A JP2000213757A JP2000213757A JP2002033116A JP 2002033116 A JP2002033116 A JP 2002033116A JP 2000213757 A JP2000213757 A JP 2000213757A JP 2000213757 A JP2000213757 A JP 2000213757A JP 2002033116 A JP2002033116 A JP 2002033116A
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hydroxide
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Hiromi Tamakoshi
博美 玉腰
Hiroshi Fukunaga
浩 福永
Masuhiro Onishi
益弘 大西
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極の利用率を低下させることなく、高温下
での充電効率を高めたアルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 水酸化ニッケルを活物質とする非焼結式
正極、水素吸蔵合金を活物質とする負極、セパレータお
よびアルカリ水溶液からなる電解液を有するアルカリ蓄
電池において、上記正極の活物質として、コバルトと亜
鉛とマンガンを固溶し、かつ、その粒子表面が酸化チタ
ンと水酸化コバルトとで被覆された水酸化ニッケルを用
いる。上記酸化チタンや水酸化コバルトの被覆量として
は、それぞれ、水酸化ニッケルに対して酸化チタン中の
チタンの重量で0.003〜0.3%、水酸化コバルト
中のコバルトの重量で2〜6%であることが好ましく、
コバルト、亜鉛、マンガンの固溶量としては、それぞ
れ、水酸化ニッケルに対して、0.5〜2重量%、0.
5〜5重量%、0.5〜3重量%が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水酸化ニッケルを
活物質とする非焼結式正極を用いたアルカリ蓄電池に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池用の正極としては、ニッ
ケル粉末を焼結基板中の細孔に含浸させて活物質を充填
した焼結式ニッケル電極と、活物質である水酸化ニッケ
ルをバインダー、増粘剤などとともに水または溶剤に分
散してペースト状にし、それを集電体となる導電性の多
孔性基材に塗布、充填した非焼結式ニッケル電極とがあ
る。
【0003】前者の焼結式ニッケル電極は、焼結基板の
導電性が高いので、活物質の利用率が優れているが、焼
結基板の多孔度を増加させることが困難なため、水酸化
ニッケルの充填量を増加させることができず、高容量化
が達成しがたく、しかも、ニッケル粒子間の結合力が弱
いため、多孔度の大きい焼結基板を用いると活物質が脱
落しやすいという問題があった。
【0004】そのため、後者の非焼結式ニッケル電極が
水素化物二次電池用の正極として提案されており、この
非焼結式ニッケル電極では、活物質である水酸化ニッケ
ルの充填密度を高くすることができるとともに、電極の
製造も簡単で容易であるという利点を有するものの、活
物質である水酸化ニッケルと基材との距離が長いため、
導電性が低くなって活物質の利用率が低くなるという問
題がある。
【0005】そこで、非焼結式ニッケル電極では、活物
質の利用率を高めて高容量化を達成すべく、正極中に金
属コバルトまたは一酸化コバルトや水酸化コバルトなど
のコバルト化合物を導電助剤として添加することが提案
されている。これらのコバルト系導電助剤はアルカリ水
溶液からなる電解液中で充電時に酸化され、オキシ水酸
化コバルトなどの高次のコバルト酸化物となって水酸化
ニッケルの粒子間を電気的に接続する導電性のネットワ
ークを形成することが知られている。
【0006】しかしながら、前記コバルト系導電助剤は
正極中で均一分散しにくく偏在しやすいため、これより
形成されるコバルト酸化物のネットワークは不均一にな
りやすく、良好な導電性を確保しにくい。また、電極全
体に導電性ネットワークを形成させるため、コバルト系
導電助剤の添加量を増加すると、水酸化ニッケルの充填
量が低下することとなる。そのため、最近では水酸化ニ
ッケルの充填量を低下させることなく、均一な導電性ネ
ットワークを形成させるため、前記のようなコバルト系
導電助剤に代えて、あるいは前記コバルト系導電助剤と
ともに、あらかじめ表面を水酸化コバルトなどで被覆し
た水酸化ニッケル粒子を用いることが提案されている
(特開昭62−234867号、特開昭62−2348
68号、特開平4−4698号他)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記水酸化コバルトの
被覆層による導電性ネットワークは均一に形成されるの
で、水酸化ニッケルの利用率を向上させるには効果的で
あるが、高温雰囲気下になると充電効率が著しく低下す
ることが判明した。すなわち、水酸化ニッケルの充電電
位が酸素発生電位と近いため、充電末期になると酸素発
生と充電反応との競争反応が生じ、水酸化ニッケルの充
電が妨げられ、高温雰囲気になるとこれが顕著になり、
高温雰囲気下では、充電効率が低下し、その結果、水酸
化ニッケルの利用率も低下してしまうという問題があっ
た。
【0008】そこで、この水酸化ニッケルを正極の活物
質とするアルカリ蓄電池の充電効率を向上させるため
に、電解液に水酸化リチウムや水酸化ナトリウムなどを
添加したり、正極合剤に水酸化カルシウム、酸化カルシ
ウム、酸化亜鉛、水酸化カドミウム、酸化チタンなどを
添加することが提案されている(特開平10−4094
8号公報)。しかしながら、一般的に用いられている水
酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カドミウム、
酸化チタンなどの正極合剤への添加は正極合剤含有ペー
ストの調製時にダマ(塊り)を生じやすく、そのため、
均一なペーストを調製することができないという問題が
あり、また、正極合剤への酸化亜鉛の添加は高率放電特
性や低温高率での正極の利用率を低下させるという問題
があった。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決し、正極の利用率を低下させることなく、高温下
での充電効率を高め、正極の利用率が高く、高温下での
充電効率が優れたアルカリ蓄電池を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、水酸化ニッケ
ルを活物質とする非焼結式正極、水素吸蔵合金を活物質
とする負極、セパレータおよびアルカリ水溶液からなる
電解液を有するアルカリ蓄電池において、上記正極の活
物質として、コバルトと亜鉛とマンガンを固溶し、か
つ、その粒子表面が酸化チタンと水酸化コバルトとで被
覆された水酸化ニッケルを用いることによって、上記課
題を解決したものである。
【0011】すなわち、本発明者らは、アルカリ蓄電池
の高温下での充電効率を向上させるべく、その添加剤お
よび添加方法について研究を重ねた結果、活物質である
水酸化ニッケルの粒子表面を酸化チタンで被覆すること
により、正極合剤含有ペーストに酸化チタンを添加する
場合に生じる問題点が解決され、しかも、正極合剤含有
ペーストに添加するよりもさらに充電効率を高めること
ができることを見出した。また、水酸化ニッケルにマン
ガンを固溶させることによって、より均一な酸化チタン
の被覆層を形成することができることも見出した。そし
て、その結果、正極の利用率を低下させることなく、高
温下での電池の充電効率を高めることができ、正極の利
用率が高く、高温下での充電効率が優れたアルカリ蓄電
池を提供することができるようになった。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明者らが、上記本発
明を完成するにいたった経過および本発明の好ましい実
施形態について説明する。まず、本発明者らは、水酸化
ニッケルの粒子表面に酸化チタンを被覆する方法につい
て検討したところ、酸化チタンの被覆は、その基体とな
る水酸化ニッケルの組成、結晶性、細孔構造によって大
きく影響されることが判明した。すなわち、水酸化ニッ
ケルの比表面積が大きい場合は均一な酸化チタンの被覆
層を形成することができず、また、水酸化ニッケルの粒
径が大きい場合も均一な酸化チタンの被覆層を形成する
ことができないことを見出した。また、均一に被覆しよ
うとすると、酸化チタンのトータルの被覆量が増え、導
電性が悪くなるという問題もあった。
【0013】そこで、本発明者らは、水酸化ニッケル自
身の物性を詳細に検討した結果、水酸化ニッケルにマン
ガンを固溶させるときは、粒径が小さく、しかも比表面
積が小さい水酸化ニッケルが得られるを見出した。さら
に、このような水酸化ニッケルに酸化チタンを被覆する
ときは、その被覆量を少なくすることができ、しかも均
一な被覆層を形成することができることを見出した。そ
して、そのように均一に被覆した酸化チタンの被覆層は
高温で充電したときに充電効率を向上させることを見出
した。すなわち、マンガンが固溶した水酸化ニッケルの
粒子表面を酸化チタンで均一に被覆することによって、
酸素発生過電圧が高くなり、充電末期の酸素発生を遅ら
せ、水酸化ニッケルが充電されやすくなり、高温下での
充電効率を高めることができるようになったものと考え
られる。また、酸化チタンは親水性であることから、酸
化チタンで被覆された水酸化ニッケルは電解液の液回り
が良好になり、低温での充放電や高率放電においても正
極の充電反応や放電反応がスムーズに進行し、正極の利
用率の低下が抑制される。したがって、正極の利用率を
低下させることなく、高温下での充電効率を高めること
ができる。
【0014】上記酸化チタンの被覆量としては、充電効
率を向上させるとともに、導電性の低下を抑制して正極
の利用率を低下させないようにするため、水酸化ニッケ
ルに対して酸化チタン中のチタンの重量で0.003〜
0.3%(すなわち、水酸化ニッケル100重量部に対
して酸化チタン中のチタンの重量で0.003〜0.3
重量部)の範囲であることが好ましく、0.012〜
0.12%であることがより好ましい。この酸化チタン
の水酸化ニッケルに対する被覆量は原子吸光分析による
測定で求めることができる。
【0015】上記のような酸化チタンの被覆層を有する
水酸化ニッケルの製造方法としては、例えば、公知の方
法で製造された水酸化コバルトの被覆層を有する水酸化
ニッケル粒子と酸化チタンを混合し、高温に保ちながら
アルカリ水溶液を徐々に加えるとともに、マイクロ波を
照射して、水酸化ニッケルの粒子表面を酸化チタンで徐
々に被覆する方法が挙げられる。上記アルカリ水溶液と
しては、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶
液、水酸化リチウム水溶液などのアルカリ水溶液であれ
ばよいが、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化リチウム水
溶液との混合液、水酸化カリウム水溶液と水酸化リチウ
ム水溶液との混合液が好ましい。これらのアルカリ金属
水酸化物の混合液を用いることによって、水酸化ニッケ
ルの粒子表面の導電性が向上し、酸化チタンの被覆層に
より導電性が低下するのを抑制することができる。
【0016】また、酸化チタンで粒子表面を被覆した水
酸化ニッケルを製造する他の方法としては、公知の方法
で製造された水酸化ニッケル粒子をアルカリ水溶液に分
散させ、硫酸チタンなどのチタン化合物と硫酸コバルト
などのコバルト化合物を所定量溶解した溶液と、アンモ
ニア水などのpH調整用のアルカリ水溶液を、反応溶液
のpHおよび温度を一定に保ちながら徐々に加えて、水
酸化ニッケルの粒子表面に水酸化コバルトと酸化チタン
を徐々に析出させて水酸化ニッケルの粒子表面を水酸化
コバルトと酸化チタンとで被覆する方法が挙げられる。
アルカリ水溶液としては、前記と同様に、水酸化ナトリ
ウム水溶液などの単一成分のアルカリ水溶液でもよい
が、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化リチウム水溶液と
の混合溶液や水酸化カリウム水溶液と水酸化リチウム水
溶液との混合液であることが好ましい。これらの混合液
を用いることにより水酸化ニッケルの粒子表面の導電性
を向上させることができる。
【0017】上記の酸化チタンで粒子表面を被覆した水
酸化ニッケルの製造方法からも明らかなように、本発明
において用いる水酸化ニッケルは、粒子表面を水酸化コ
バルトと酸化チタンとで被覆したものであることを要す
る。そして、水酸化ニッケルの粒子表面を被覆する層
は、水酸化コバルトと酸化チタンとの混合物でもよい
し、先に水酸化コバルトの被覆層が形成され、その上に
酸化チタンの被覆層が形成されたものでもよい。
【0018】上記水酸化コバルトの被覆量としては、導
電性を向上させるとともに、正極に用いる際の活物質充
填量に影響を与えない範囲にするため、水酸化ニッケル
に対して水酸化コバルト中のコバルトの重量で2〜6%
(水酸化ニッケル100重量部に対して水酸化コバルト
中のコバルトの量が2〜6重量部の割合)が好ましく、
3〜5%がより好ましい。そして、酸化チタンで粒子表
面を被覆した水酸化ニッケルを製造するにあたり、あら
かじめ水酸化コバルトで粒子表面を被覆した水酸化ニッ
ケルを用いる場合、その水酸化ニッケルとしてはその粒
子表面を厚みが0.025〜0.3μmの範囲内にある
板状の水酸化コバルト粒子で被覆したものが好ましい。
この水酸化コバルトの水酸化ニッケルに対する被覆量も
原子吸光分析による測定で求めることができる。
【0019】また、水酸化コバルトと酸化チタンで粒子
表面が被覆される水酸化ニッケルは、コバルトと亜鉛と
マンガンが固溶したものであることが必要である。その
理由は、前記したように、被覆層となる酸化チタンの析
出形態は、水酸化ニッケルの組成、結晶性、細孔構造な
どに影響を受けるが、コバルトと亜鉛とマンガンを固溶
した水酸化ニッケル粒子を用いた場合は、粒径が9〜1
2μm程度の小さい粒子でも比表面積が7〜10m2
gと小さいので、粒子表面を被覆する酸化チタン層が均
一になり、その被覆率も向上して、高温下での充電効率
がより高くなるからである。
【0020】上記コバルトと亜鉛とマンガンの水酸化ニ
ッケルへの固溶量としては、それぞれ0.5〜2重量
%、0.5〜5重量%、0.5〜3重量%であることが
好ましい。すなわち、コバルトの水酸化ニッケルへの固
溶量としては0.5〜2重量%(水酸化ニッケル100
重量部に対してコバルトが0.5〜2重量部の割合)で
あることが好ましく、亜鉛の水酸化ニッケルへの固溶量
としては0.5〜5重量%(水酸化ニッケル100重量
部に対して亜鉛が0.5〜5重量部の割合)であること
が好ましく、マンガンの水酸化ニッケルへの固溶量とし
ては0.5〜3重量%(水酸化ニッケル100重量%に
対してマンガンが0.5〜3重量部の割合)であること
が好ましい。また、水酸化ニッケルは微細な細孔構造を
有する粒子であればなお一層好ましく、細孔半径のピー
ク値が0.8nm以下であるものがより好ましい。な
お、前記細孔半径は、窒素吸着法(ユアサアイオニク
ス、オートソープ1)で試料1gを80℃で1.3×1
-3KPa以下まで真空引きする前処理を行ったものを
測定細孔径0.1〜10nm(MP+BJH法)、測定
時間120分で、相対圧力(P/P0 )0.995以上
まで窒素ガスを吸着させた後、脱離側で測定した時の値
で表している。また、比表面積についても同じ装置を使
用し、80℃で1.3×10-3KPa以下まで真空引き
する前処理を行った後に測定している。
【0021】本発明者らは、上記のような水酸化ニッケ
ルを正極活物質として用いてアルカリ蓄電池を構成する
にあたり、さらに検討を行った結果、電解液として水酸
化カリウムを主成分として含有し、さらに水酸化ナトリ
ウムと亜鉛化合物を含有するアルカリ水溶液を用いた場
合には、さらに充電効率を高めることができることを見
出した。
【0022】上記電解液における水酸化カリウムの含有
量は、通常の電解液と同様に23〜36重量%程度が好
ましい。そして、水酸化ナトリウムの電解液中の含有量
は、1〜10重量%が好ましく、2〜6重量%がより好
ましい。また、亜鉛化合物としては、例えば、酸化亜
鉛、水酸化カリウム、亜鉛などが用いられ、この亜鉛化
合物の電解液中の含有量は、酸化亜鉛として、電解液中
で1〜6重量%になるようにすることが好ましく、2.
5〜5.5重量%になるようにすることがより好まし
い。すなわち、電解液中の水酸化ナトリウムや亜鉛化合
物の含有量を上記範囲にすることによって、低温特性の
低下を抑制しながら、高温下での充電効率を高めること
ができる。
【0023】本発明において、正極は非焼結式正極で構
成されるが、この非焼結式正極は、例えば、前記正極活
物質としての粒子表面が水酸化コバルトと酸化チタンで
被覆され、かつコバルトと亜鉛とマンガンが固溶した水
酸化ニッケルと、導電助剤としてのコバルト化合物と、
カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチ
レンなどのバインダーとを混合して正極合剤含有ペース
トを調製し、その正極合剤含有ペーストをニッケル発泡
体などからなる導電性の多孔性基板に塗布、充填し、乾
燥して正極合剤層を形成し、必要に応じて加圧成形する
工程を経ることによって製造される。つまり、上記塗
布、充填後の乾燥により正極合剤含有ペースト中に含ま
れている水などの揮発成分が除去され、多孔性基材の空
孔内に正極合剤が充填されるとともに、その多孔性基材
上に正極合剤の薄い層が形成され、この正極合剤層の形
成工程を経由することによって、非焼結式正極が製造さ
れる。
【0024】本発明において、導電助剤としては酸化コ
バルト、水酸化コバルトなどの2価のコバルト化合物を
用いることが好ましい。本発明において、このコバルト
化合物は、水酸化ニッケルに対してコバルトの重量で
0.5〜7%(すなわち、水酸化ニッケル100重量部
に対してコバルト化合物中のコバルトの重量で0.5〜
7重量部)の範囲で用いることが好ましい。コバルト化
合物の添加量をこの範囲とすることにより、正極活物質
の充填量の大幅な低下を招くことなく導電性をさらに高
めることが可能になり、さらなる高容量化を達成でき、
高容量のアルカリ蓄電池を得ることができる。
【0025】また、本発明における正極は、電池組立前
にあらかじめアルカリ水溶液中に浸漬し、添加したコバ
ルト化合物を少し酸化させておくことが好ましい。アル
カリ水溶液への浸漬処理の条件としては、温度は35〜
100℃、特に50〜90℃が好ましく、浸漬時間は
0.2〜1.2時間、特に0.25〜0.8時間が好ま
しい。このアルカリ水溶液中への浸漬処理を行うことに
より、電池組立後に充電を行う際に、添加したコバルト
化合物からのオキシ水酸化コバルトなどの高次の導電性
コバルト酸化物の形成が容易になり、それによって、正
極の利用率や高温貯蔵特性などを向上させることができ
る。
【0026】上記のようにして作製される正極に対し
て、負極はカドミウム電極や水素吸蔵合金電極などを用
いることができる。水素吸蔵合金電極の場合は、活物質
である水素吸蔵合金として、例えば、希土類−Ni系、
ラーベス系、Mg−Ni系、V−Ti−Ni系などの各
種水素吸蔵合金が挙げられるが、それらの中でもミッシ
ュメタルを用いた希土類−Ni系水素吸蔵合金が特に好
ましい。とりわけ、少なくともNi、Co、Mnおよび
Alを含み、ミッシュメタル(Mm)1に対して、N
i、Co、Mn、Alの割合がそれぞれ3.4〜4.
3、0.2〜0.7、0.1〜0.5、0.1〜0.4
の範囲にある水素吸蔵合金を用いる場合により好ましい
結果が得られる。正極に形成される導電性コバルト酸化
物は、負極の水素吸蔵合金の腐食により生成した水素ガ
スあるいは水素吸蔵合金から溶出したマンガンイオン、
アルミニウムイオンなどにより還元されるが、上記組成
の水素吸蔵合金は比較的容量が大きく、腐食も少ないた
め、本発明の電池には特に有用である。
【0027】そして、本発明のアルカリ蓄電池は、例え
ば、前記の正極および負極と、さらにそれらを分離する
ナイロン不織布などからなるセパレータを電池缶内に装
填するとともに、アルカリ水溶液からなる電解液を注入
し、その後、電池缶の開口部を封口することによって作
製される。
【0028】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明は実施例に例示のもののみ
に限定されることはない。なお、以下において、部とあ
るのは重量部を意味し、また、濃度や固溶量などを示す
%は特にその基準を付記していないかぎり重量%であ
る。
【0029】実施例1 コバルト1%、亜鉛を3%、マンガンを1%固溶し、粒
子表面が水酸化コバルトで6%被覆された水酸化ニッケ
ル粉末100部に酸化チタンを0.05部添加し、10
0℃の温度に保持した後、30%水酸化ナトリウム水溶
液と2.5%水酸化リチウム水溶液との重量比1:1の
混合液を10重量部滴下しながら、マイクロ波を照射し
て30分間乾燥することによって上記水酸化ニッケルの
粒子表面を酸化チタンで被覆した。この時の酸化チタン
の被覆量は水酸化ニッケルに対してチタンの重量で0.
03%であった。つまり、酸化チタンの被覆量は水酸化
ニッケル100部に対してチタンの重量で0.03部に
相当し、また、水酸化コバルトの被覆量は水酸化ニッケ
ル100部に対してコバルトの重量で6部に相当する量
であった。
【0030】上記水酸化ニッケル粉末100部に、水酸
化コバルト粉末2部と、2%カルボキシメチルセルロー
ス水溶液10部と、60%ポリテトラフルオロエチレン
分散液3部を添加して混合することにより正極合剤含有
ペーストを調製した。得られた正極合剤含有ペーストを
ニッケル発泡体からなる導電性の多孔性基材に塗布、充
填し、80℃で1時間乾燥して正極合剤層を形成した
後、1トン/cm2 で加圧成形してシート状にした。こ
れを80℃のアルカリ水溶液(水酸化リチウムを17g
/l含有する30%水酸化カリウム水溶液)に0.5時
間浸漬処理したのち、80℃の空気中で1時間熱処理を
行い、70℃の温水で0.7時間水洗し、さらに85℃
の空気中で1時間乾燥後、加圧成形し、所定サイズに裁
断して、理論容量が660mAhの非焼結式正極を作製
した。
【0031】負極は以下のようにして作製した。市販の
Mm(La、Ce、Nd、Prを含有する)、Ni、C
o、Mn、Al(いずれも純度99重量%以上)の各試
料を、MmNi3.9 Co0.6 Mn0.35Al0.25の組成に
なるように高周波溶解炉によって加熱溶解して、水素吸
蔵合金を得た。この水素吸蔵合金を機械的に粉砕するこ
とにより、平均粒子径が35μmの水素吸蔵合金粉末を
得た。この水素吸蔵合金粉末100部に、カルボニルニ
ッケル粉末1部、5%ポリ−N−ビニルアセトアミド水
溶液10部および40%スチレン−2−エチルヘキシル
アクリレート共重合体1.7部を添加して混合すること
により負極合剤含有ペーストを調製した。この負極合剤
含有ペーストをパンチングメタルからなる多孔性基材に
塗布、充填し、乾燥して負極合剤層を形成した後、加圧
成形し、その後、所定サイズに裁断して、シート状の負
極を作製した。
【0032】上記の正極と負極をナイロン不織布からな
るセパレータを介して巻回し、得られた巻回構造の電極
体を有底円筒状の電池缶に挿入後、電解液として29%
水酸化カリウム水溶液と2%水酸化リチウム水溶液との
重量比1:1の混合(水酸化カリウム濃度が29%で、
水酸化リチウム濃度が2%のアルカリ混合水溶液)から
なる電解液を注入した後、電池缶の開口部を封口して、
図1に示す構造の単4形のアルカリ蓄電池を作製した。
【0033】ここで、図1に示す電池について説明す
る。まず、符号と部材名称の関係から先に説明すると、
1は正極、2は負極、3はセパレータ、4は巻回構造の
電極体、5は電池缶、6は環状ガスケット、7は電池
蓋、8は端子板、9は封口板、10は金属バネ、11は
弁体、12は正極リード体、13は絶縁体、14は絶縁
体である。
【0034】正極1および負極2はそれぞれ前記の構成
からなるものであるが、この図1ではそれらの作製にあ
たって使用した多孔性基材などは示しておらず、単一の
ものとして示している。セパレータ3は前記のようにナ
イロン不織布からなるものであり、正極1と負極2はこ
のセパレータ3を介して重ね合わせられ、渦巻状に巻回
して作製した巻回構造の電極体4として電池缶5に挿入
され、その上部には絶縁体14が配置されている。ま
た、電池缶5の底部には上記巻回構造の電極体4の挿入
に先立って絶縁体13が配設されている。そして、この
図1では、図示していないが、負極2の最外周部では多
孔性基材の一部が露出していて、それが電池缶5の内壁
に接触し、それによって、電池缶5は負極端子として作
用する。
【0035】環状ガスケット6はナイロン66で作製さ
れ、電池蓋7は端子板8と封口板9とで構成され、電池
缶5の開口部はこの電池蓋7などで封口されている。つ
まり、電池缶5内に巻回構造の電極体4や絶縁体13、
絶縁体14などを挿入した後、電池缶5の開口端近傍部
分に底部が内周側に突出した環状の溝5aを形成し、そ
の溝5aの内周側突出部で環状ガスケット6の下部を支
えさせて環状ガスケット6と電池蓋7とを電池缶5の開
口部に配置し、電池缶5の溝5aから先の部分を内方に
締め付けて電池缶5の開口部を封口している。前記端子
板8にはガス排出口8aが設けられ、封口板9にはガス
検知口9aが設けられ、端子板8と封口板9との間には
金属バネ10と弁体11とが配置されている。そして、
封口板9の外周部を折り曲げて端子板8の外周部を挟み
込んで端子板8と封口板9とを固定している。
【0036】この電池は、通常の状況下では金属バネ1
0の押圧力により弁体11がガス検知口9aを閉鎖して
いるので、電池内部は密閉状態に保たれているが、電池
内部にガスが発生して電池内部の圧力が異常に上昇した
場合には、金属バネ10が収縮して弁体11とガス検知
口9aとの間に隙間が生じ、電池内部のガスはガス検知
口9aおよびガス排出口8aを通過して電池外部に放出
され、高圧での電池破裂が防止できるように構成される
とともに、前記のガス放出により電池内圧が低下した場
合には、金属バネ10が元の状態に復元し、その押圧力
により弁体11が再びガス検知口9aを閉鎖して電池内
部を密閉構造に保つようになっている。
【0037】正極リード体12はニッケルリボンからな
り、その一方の端部は正極1の支持体にスポット溶接さ
れ、他方の端部は封口板9の下端にスポット溶接されて
いて、端子板8は前記封口板9との接触により正極端子
として作用する。
【0038】実施例2 添加する酸化チタン量を0.5部とした以外は、実施例
1と同様にしてアルカリ蓄電池を作製した。この時の酸
化チタンの被覆量は水酸化ニッケルに対してチタンの重
量で0.1%(つまり、酸化チタンの被覆量は水酸化ニ
ッケル100部に対してチタンの重量で0.1部の割
合)であった。
【0039】実施例3 コバルトを1%、亜鉛を3%、マンガンを3%固溶した
水酸化ニッケルを用いた以外は、実施例1と同様にして
アルカリ蓄電池を作製した。この時の酸化チタンの被覆
量は水酸化ニッケルに対してチタンの重量で0.04%
であった。
【0040】実施例4 電解液として、水酸化カリウムを26%、水酸化ナトリ
ウムを4%、水酸化リチウムを2%、酸化亜鉛を4%含
む混合水溶液を用いた以外は、実施例1と同様にしてア
ルカリ蓄電池を作製した。この時の酸化チタンの被覆量
は水酸化ニッケルに対してチタンの重量で0.03%で
あった。
【0041】比較例1 マンガンを固溶していない水酸化ニッケル粒子を用いた
以外は、実施例1と同様にしてアルカリ蓄電池を作製し
た。この時の酸化チタンの被覆量は水酸化ニッケルに対
してチタンの重量で0.04%であった。
【0042】比較例2 酸化チタンで被覆していない水酸化ニッケルを用いた以
外は、実施例1と同様にしてアルカリ蓄電池を作製し
た。
【0043】上記の実施例1〜4および比較例1〜2の
各アルカリ蓄電池を、それぞれ70℃で6時間保存して
から、25℃、0.1C(70mA)で12時間充電
し、0.2C(140mA)で1.0Vまで放電した。
この充放電サイクルを放電容量が一定になるまで繰り返
した後、正極の利用率と充電効率を調べた。
【0044】正極の利用率は、電池を25℃で、0.2
5C(160mA)で6時間充電し、休止1時間後に、
0.2C(130mA)で1.0Vまで放電したときの
放電容量を測定し、その放電容量の正極の理論容量に対
する割合で求めた。その結果を表1に示す。
【0045】充電効率は、25℃、45℃、55℃、6
5℃の各温度で、1C(650mA)で1.15時間充
電し、休止4時間後に温度25℃、1C(650mA)
で放電させたときの放電容量を測定し、温度45℃の時
の放電容量、温度55℃の時の放電容量および温度65
℃の時の放電容量の温度25℃の時の放電容量に対する
割合で求めた。その結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1に示すように、実施例1〜4の電池
は、比較例1〜2の電池に比べて、高温下での充電効
率、特に65℃時の充電効率が高く、高温下での充電効
率が優れていた。すなわち、本発明の実施例1〜4の電
池は、粒子表面に酸化チタンの被覆層を有する水酸化ニ
ッケルを活物質とする非焼結式正極を用いたことによ
り、比較例1〜2の電池に比べて、高温下での充電効率
が高く、特に温度が最も高い65℃ではその差が顕著に
なった。
【0048】これに対して、比較例1の電池や比較例2
の電池の充電効率が低くなったのは、比較例1の電池で
はマンガンが固溶していない水酸化ニッケルを正極活物
質として用いるため、酸化チタンの被覆層が不均一にな
り、また、比較例2の電池では酸化チタンの被覆層を有
していない水酸化ニッケルを正極活物質として用いたた
め、充電効率が低くなったものと考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、正極
の利用率を低下させることなく、高温下の充電効率を高
め、正極の利用率が高く、かつ高温下での充電効率が優
れたアルカリ蓄電池を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルカリ蓄電池の一例を模式的に
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3 セパレータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記の正極と負極をナイロン不織布からな
るセパレータを介して巻回し、得られた巻回構造の電極
体を有底円筒状の電池缶に挿入後、電解液として水酸化
カリウム濃度が29%で、水酸化リチウム濃度が2%の
アルカリ混合水溶液からなる電解液を注入した後、電池
缶の開口部を封口して、図1に示す構造の単4形のアル
カリ蓄電池を作製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 益弘 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 5H028 AA06 CC12 EE05 EE10 FF03 HH01 5H050 AA05 BA14 CA04 CB17 DA02 DA09 DA10 EA12 FA17 FA18 HA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化ニッケルを活物質とする非焼結式
    正極、水素吸蔵合金を活物質とする負極、セパレータお
    よびアルカリ水溶液からなる電解液を有するアルカリ蓄
    電池であって、上記水酸化ニッケルが、コバルト、亜鉛
    およびマンガンを固溶し、かつ、その粒子表面が酸化チ
    タンと水酸化コバルトとで被覆されていることを特徴と
    するアルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 酸化チタンの被覆量が、水酸化ニッケル
    に対して酸化チタン中のチタンの重量で0.003〜
    0.3%であることを特徴とする請求項1記載のアルカ
    リ蓄電池。
  3. 【請求項3】 水酸化コバルトの被覆量が、水酸化ニッ
    ケルに対して水酸化コバルト中のコバルトの重量で2〜
    6%であることを特徴とする請求項1または2記載のア
    ルカリ蓄電池。
  4. 【請求項4】 コバルトの水酸化ニッケルへの固溶量が
    0.5〜2重量%で、亜鉛の水酸化ニッケルへの固溶量
    が0.5〜5重量%で、マンガンの水酸化ニッケルへの
    固溶量が0.5〜3重量%であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のアルカリ蓄電池。
  5. 【請求項5】 電解液が、水酸化カリウムを主成分とし
    て含有し、さらに水酸化ナトリウムを含有することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアルカリ蓄電
    池。
  6. 【請求項6】 電解液が、亜鉛化合物を含有することを
    特徴とする請求項5記載のアルカリ蓄電池。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100544516B1 (ko) * 2002-12-09 2006-01-24 주식회사 엘지화학 다공성 고분자막을 갖는 격리막 구조물 및 분산매 분산형무기화합물에 의한 다공성 고분자 막의 제조 방법
US7172710B2 (en) * 2003-03-03 2007-02-06 Ovonic Battery Company, Inc. Performance enhancing additive material for the nickel hydroxide positive electrode in rechargeable alkaline cells
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JP2009087632A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd アルカリ蓄電池システム
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