JP2002031692A - 時計等の小型機器用充電装置 - Google Patents
時計等の小型機器用充電装置Info
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Abstract
時計等の小型機器用充電装置を提供する。 【解決手段】 ジェネレータ1で発電された交流起電力
を整流する整流部2の後段に、該整流部2の出力端をス
イッチ部3で周期的にオン・オフして整流後の電圧をチ
ョッパ制御するチョッパ制御用の波形合成回路13を設
け、そのチョッパ制御により昇圧された電力を電源部5
に蓄電する。スイッチ部2の一方の電圧によりオン・オ
フするインバータ8のオン・オフの時間から、波形合成
回路10により発電周波数を検出し、これから発電速
度、さらに加速度を波形合成回路11・12で検出し
て、加速度の大小によりショッパ制御を行うか行わない
かを判定する。
Description
る時計において、ジェネレータで発電された交流起電力
を整流部で整流し、その整流後の電力を電源部で蓄電し
て時計部の電源として使用する時計等の小型機器用充電
装置に関する。
起電力を昇圧して蓄電するため、チョッパ制御による昇
圧を行うものとして、たとえば特公昭61−15385
号公報および特開平10−282264号公報に開示さ
れたものがある。
出力端の電圧をチョッパ制御により昇圧する。
スイッチ部をチョッパ制御して昇圧し、その昇圧した電
力を充電する。また、起電圧をコンパレータを用いて検
知してチョッパ動作を制御、つまり起電圧が一定以下の
ときはチョッパ制御を行い、一定電圧以上のときはチョ
ッパ制御を行わないようになっている。
イルの両端を短絡させてチョッパ制御しているため、充
電回路への入力に当たっては半波整流が一般的であり、
全波整流の場合には、後者の特開平10−282264
号公報に開示されているような、出力同期回路を有する
複雑なチョッパ制御が必要であった。また、半波整流に
よる場合も、チョッパ制御用トランジスタやFET等の
逆電流防止手段を講ずる必要があり、これがチョッパ制
御部の制約条件となっていた。
おける発電電圧を検出してチョッパ動作を制御する方法
は、コンパレータによるものであり、数μAの発電量を
問題とする時計用の発電システムには、実際上、利用す
るには困難であった。
ために行うが、反面、チョッピングすることで蓄電の速
度を低下させることになる。
度低下を抑えながら、しかもジェネレータの発電状態の
変動に影響されずに、充電効率を向上させて高効率の充
電ができる、時計等の小型機器用充電装置を提供するこ
とにある。
計等の小型機器用充電装置を提供することにある。
るため、この発明は、ジェネレータで発電された交流起
電力を整流部で整流し、その整流後の電力を電源部で蓄
電して時計部の電源として使用する時計等の小型機器用
充電装置において、整流部の後段に、該整流部の出力端
をスイッチ部で周期的にオン・オフして整流後の電圧を
チョッパ制御するチョッパ制御手段と、発電周波数を検
出する発電周波数検出手段と、その発電周波数から加速
度を検出する加速度検出手段とを設け、チョッパ制御手
段のチョッパ制御により昇圧された電力を電源部に蓄電
するとともに、加速度検出手段が検出した加速度にした
がってチョッパ制御手段によるチョッパ制御を行うか行
わないかを判断することを特徴とする。すなわち、発電
周波数から加速度を見て、この先、高い速度になるかど
うかで、チョッピングをかけるか、かけないかを判断す
る。
電圧によりオン・オフするインバータのオン・オフの時
間から発電周波数を検出する。
高低に応じて整流部を半波整流と全波整流とに切り換え
る整流切換手段を備える。
面にしたがって詳細に説明する。図1には、この発明に
よる時計用充電装置の構成をブロック図にして示す。
と、このジェネレータ1で発電された交流起電力を整流
する整流部2と、該整流部2の出力端を周期的にオン・
オフするスイッチ部3と、充電のためのコンデンサまた
は二次電池4を含む電源部5と、時計回路6を含む時計
部7と、スイッチ部3の一方の電圧によりオン・オフす
るインバータ8と、基準信号を発生する基準信号発生回
路9と、インバータ8のオン・オフの時間から発電周波
数を検出する発電周波数検出手段である第1の波形合成
回路10と、その発電周波数を速度に変換する速度変換
手段である第2の波形合成回路11と、その速度と発電
周波数とから加速度を検出する加速度検出手段である第
3の波形合成回路12と、チョッパ制御するチョッパ制
御手段である第4の波形合成回路13と、発電周波数の
高低に応じて整流部2を半波整流と全波整流とに切り換
える整流切換部14とで構成されている。
タ1で発電された交流起電力は整流部2で半波整流また
は全波整流される。その整流後の電圧は、スイッチ部2
で周期的にオン・オフしてチョッパ制御することによ
り、図3に示すように昇圧され、その昇圧された電圧が
電源部5に蓄電され、時計部7の電源として使用され
る。図2には、図1におけるおよびの点の電圧波形
を示す。
の発電の有無を判定し、その判定信号を第1の波形合成
回路10に入力する。この第1の波形合成回路10は、
基準信号発生回路9からの基準信号と上記判定信号とに
より、発電周波数に応じた信号を第2の波形合成回路1
1へ出力する。図3に、測定レンジが5msecの場合に
おける図1のおよびの点の波形を示す。
成回路10からの発電周波数を発電速度に応じた信号に
変換して第3の波形合成回路12へ出力する。図4に
は、測定レンジが20msecの場合における図1の、
およびの点の波形を示す。
うに、第1の波形合成回路10からの発電周波数に応じ
た信号と第2の波形合成回路11からの速度に応じた
信号との周期の差から、加速度を検出し、加速度に応
じた信号を第4の波形合成回路13へ出力する。
成回路12からの加速度に応じた信号により、加速度の
大小を判断してチョッパ制御のオン・オフを判定し、つ
まり加速度の大小によりショッパ制御を行うか行わない
かを判定する。そして、ショッパ制御を行うときには、
基準信号発生回路9からの基準信号に従ったチョッパ信
号を制御して、スイッチ部2にオン・オフ信号を出力す
る。図6には、図1のの点の波形を示す。また、図7
には、チョッピング無しの場合と、通常制御の場合と、
加速度制御の場合の電圧波形を示す。
ッパ制御信号に同期して、整流切換部13を発電周波数
の高低に応じて制御する。すなわち、第2の波形合成回
路11からの速度に応じた信号から、発電周波数が高
いときは整流部2を半波整流、低いときは全波整流とす
る。
と、発電周波数に応じた高効率の充電が行える。図8に
は、整流方式による発電周波数と充電エネルギーの関係
を示す。
る充電装置を時計に適用した場合について説明した。し
かし、この発明は、時計に限らず、その他の小型機器用
充電装置にも適用することができる。
ると、次のとおりである。
するため、整流はダイオードの組み合わせのみで可能に
なる。スイッチ部における逆流防止が不要になる。その
ため、電源部に入力する充電電流を直接スイッチ部の端
子で測定でき、チョッパ制御のための制約条件がなくな
り、電圧検出が容易になる。
い速度になるかどうかで、チョッピングをかけるか、か
けないかを判断するので、蓄電の速度低下を抑えなが
ら、しかもジェネレータの発電状態の変動に影響されず
に、充電効率を向上させて高効率の充電ができる。全波
・半波と整流方式の制約がない。特に、全波整流は、簡
単な構成となり、実用が容易な全波チョッパ制御充電装
置を提供できる。
りオン・オフするインバータのオン・オフの時間から発
電周波数を検出するため、発電周波数の検出を非常に簡
単な構成で行えることになり、全体のシステム構成が単
純になり、またコンパレータ等の消費電流の大きい回路
も不要になるので、制御部の低電力化が可能になる。
する場合、発電周波数が高いときは、半波整流の方がロ
ータ錘の発電負荷が小さくなり、ロータ錘の動作速度が
速くなり発電効率がアップする。逆に、発電周波数が低
いときには、起電力が小さく、チョッパ制御が必要とな
る。さらに、微小電流を無駄なく充電できるようにする
ためには、全波整流が良い。したがって、発電周波数の
高低に応じて整流部を半波整流と全波整流とに切り換え
れば、常に最適な充電が行える。
ロック図である。
る。
およびの点の波形図である。
、およびの点の波形図である。
波数に応じた信号と第2の波形合成回路からの速度に
応じた信号との周期の差から、加速度を検出すること
を示すタイミングチャートである。
と、加速度制御の場合の電圧波形図である。
関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ジェネレータで発電された交流起電力を
整流部で整流し、その整流後の電力を電源部で蓄電して
時計部の電源として使用する小型機器用充電装置におい
て、前記整流部の後段に、該整流部の出力端をスイッチ
部で周期的にオン・オフして整流後の電圧をチョッパ制
御するチョッパ制御手段と、発電周波数を検出する発電
周波数検出手段と、その発電周波数から加速度を検出す
る加速度検出手段とを設け、前記チョッパ制御手段のチ
ョッパ制御により昇圧された電力を前記電源部に蓄電す
るとともに、前記加速度検出手段が検出した加速度にし
たがって前記チョッパ制御手段によるチョッパ制御を行
うか行わないかを判断することを特徴とする、時計等の
小型機器用充電装置。 - 【請求項2】 前記発電周波数検出手段は、前記スイッ
チ部の一方の電圧によりオン・オフするインバータのオ
ン・オフの時間から発電周波数を検出することを特徴と
する、請求項1に記載の時計等の小型機器用充電装置。 - 【請求項3】 発電周波数の高低に応じて整流部を半波
整流と全波整流とに切り換える整流切換手段を備えたこ
とを特徴とする、請求項1、または2に記載の時計等の
小型機器用充電装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000215488A JP4618749B2 (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 時計部を備える小型機器用充電装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018009916A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | セイコーエプソン株式会社 | 整流回路、駆動回路、物理量検出装置、電子機器及び移動体 |
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-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000215488A patent/JP4618749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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