JP2002031691A - 時計の修正構造 - Google Patents

時計の修正構造

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JP2002031691A
JP2002031691A JP2000217015A JP2000217015A JP2002031691A JP 2002031691 A JP2002031691 A JP 2002031691A JP 2000217015 A JP2000217015 A JP 2000217015A JP 2000217015 A JP2000217015 A JP 2000217015A JP 2002031691 A JP2002031691 A JP 2002031691A
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JP
Japan
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return spring
yoke
winding stem
timepiece
stem
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Pending
Application number
JP2000217015A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamada
山田  信一
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 薄型時計において、部品点数を増やすことな
く安定した裏回り構造を提供すること。 【解決手段】 裏押さえ23の平面形状がカンヌキ戻し
バネ5aの上部に配設され、この2つの断面隙間を埋め
るような形状でカンヌキ戻しバネ部5aの先端付近に突
形状5cが形成されている。巻真9を引くとオシドリ
4、カンヌキ5、ツヅミ車が作動し、巻真回転操作によ
り指針修正が可能となる。また、巻真を押し込むとカン
ヌキ5の戻しバネ部5aのバネ力によりツヅミ車が元の
位置に戻されて指針修正状態が解除される。なお、この
間カンヌキ5の戻しバネ部5aが上方へ浮こうとする状
態になった時に突形状5cが裏押さえ23に当節するこ
とによってそれ以上上方へいかないため、戻しバネ部5
aとオシドリ4の平面的当接状態の外れを防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は腕時計の裏回り構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、時計の薄型化および部品点数削減
によるコストダウンの両方を同時に求める要求が強い。
【0003】しかし、従来の時計の裏回り構造において
は、安価なプラスチック製の押さえ部材によって、多数
の部品を押さえ、その機能の一つとして付加的に裏回り
部品も断面的に押さえる構成としたり、あるいはプラス
チック製の部品以外に別部品を設けて部品点数を増やし
て裏回り部品を押さえる構成とする場合が多い。
【0004】以下、図面にもとづいて詳述する。図3は
従来例を示す要部断面図であり、図4はその要部平面図
である。図3、図4において、1は地板、2はオシドリ
軸、3はカンヌキ軸、4はオシドリ、4aは係合突部、
4bは節度軸、50はカンヌキ、50aは戻しバネ部、
50bは係合凹部、6は裏押さえ、6aは節度バネ部、
7は中受、7a,7bはカンヌキ押さえ部、80は輪列
受、9は巻真、10はスペーサー、11はツヅミ車、1
2は指針修正伝え車である。そして、オシドリ軸2及び
カンヌキ軸3は地板1に植設されており、断面的にスペ
ーサー10の上に配置されているオシドリ4とカンヌキ
5がそれぞれオシドリ軸2及びカンヌキ軸3に勘合して
いる。巻真9を引くとオシドリ4がオシドリ軸2を中心
に回転し、係合突部4aがカンヌキ50の係合凹部50
bに係合するとカンヌキと係合しているツヅミ車11が
移動して指針修正歯車12と噛み合い、この状態で巻真
9を回転すると、指針を修正することができる。なお、
この状態ではカンヌキ5は戻しバネ部5aと係合凹部5
bにおいてオシドリ4が突っ張る状態で自然形状から押
し広げられているため、カンヌキの戻しバネ部50aの
バネ力により巻真引き前の元の自然形状状態に戻ろうと
する力が働いている。そして、巻真を押し込むと係合し
ている係合突部4aと係合凹部5bの係合が外れてカン
ヌキ5が自然形状にもどり、それによりツヅミ車11が
移動し、指針修正伝え車12との噛み合いが外れて巻真
引き前の状態に戻る。なお、オシドリの節度軸4bと裏
押さえの節度バネ部6aはバネ力で係合しており、巻真
引き時および巻真押し時に節度感を出す構造になってい
る。そして、中受7は裏押さえ6の断面方向を規制し、
指針の付けられる歯車(図示せず)を支持する機能やそ
の他バネ部品等(図示せず)の断面的規制をおこなう機
能を有するとともに、カンヌキ押さえ部7a、7bによ
りカンヌキ5の断面方向の規制をして、時計に衝撃が加
わった際や巻真の押し引きによる各部品の作動時等にお
ける戻しバネ部5aとオシドリ4の平面的当接状態の外
れ防止機能も有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成にすると、巻真の押し引き時に機能するカンヌキや裏
押エ等が作動時に浮き上がってこないよう断面位置を安
定させるためにこれら部品を押さえたり、あるいは電子
回路(図示せず)や変換機(図示せず)等の断面位置を
決めて断面方向の規制機能をもつ複雑な凹凸形状の中受
のような部品が必要となる。そして、複雑形状ゆえに製
造コスト高を回避するためにプラスチック製の成形部品
にせざるをえないが、この場合、部品強度上の理由か
ら、部分的な薄肉部をある一定の厚さ以上にする必要が
生じ、これにより時計構造が厚くなってしまう。また、
カンヌキ5や他部品の断面方向の規制等をおこなう部品
をおのおの設ければ一定の部品厚さを要するプラスチッ
ク製の部品は不要となり、時計構造の厚さも薄くできる
が部品点数が増えることにより部品コストが余分にかか
ってしまい、やはり製造コストが高くなってしまう。
【0006】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、部品点数を増やすことなく薄型時計の安定した裏
回り構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のに本発明は、外部操作部材である巻真と、該巻真と係
合し該巻真を修正状態にすることにより作動するオシド
リと、該オシドリの作動によりツヅミ車を歯車に噛合さ
せるとともに、前記巻真を修正状態から解除した時にそ
のバネ性により前記ツヅミ車と前記歯車の噛合を切り離
す機能をもつカンヌキと、前記オシドリ、カンヌキの断
面方向を規制する裏押さえとを有する時計において、前
記裏押さえと前記カンヌキの少なくともどちらか一方に
前記両部材が接触するための突起部を設けたことを特徴
とする。
【0008】また輪列を軸支する輪列受を有し、該輪列
受の一部を変形させて前記カンヌキの回転中心近傍との
断面隙間を僅少にしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて詳述す
る。図1は本発明の実施形態を示す要部断面図であり、
図2はその要部平面図である。図1、図2において21
はオシドリ軸、5はカンヌキ、5aは戻しバネ部、5b
は係合凹部、5cは突形状、23は裏押さえ、8は輪列
受、8aはカンヌキ押さえ部であり、その他の番号につ
いては従来例と同一であり説明は省略する。そして、時
計構造を薄くするために従来例における中受7のような
部品は存在せず、裏押さえ23の平面形状がカンヌキ戻
しバネ5aの上部に配設され、この2つの断面隙間を埋
めるような形状でカンヌキ戻しバネ部5aの先端付近に
突形状5cが形成されている。巻真9を引くと図3、図
4の従来例と同様オシドリ4、カンヌキ5、ツヅミ車1
1が作動し、巻真回転操作により指針修正が可能とな
る。また、巻真を押し込むとカンヌキ5の戻しバネ部5
aのバネ力によりツヅミ車が元の位置に戻されて指針修
正状態が解除される。なお、この間カンヌキ5の戻しバ
ネ部5aが上方へ浮こうとする状態になった時に突形状
5cが裏押さえ23に当接することによってそれ以上上
方へいかないため、戻しバネ部5aとオシドリ4の平面
的当接状態の外れを防止することができる。なお、本実
施形態においては、カンヌキ5に突形状を設けたが、裏
押さえ23の方に設けてもよい。また、輪列受8の一部
に曲げ加工等を行って形成されたカンヌキ押さえ部8a
がカンヌキ軸3付近においてカンヌキ5と断面隙間を少
なくするため、巻真押し引きによる各部品の作動時の上
方へのカンヌキ浮き現象の時にこれを規制することがで
きる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば裏押エとカンヌキの少なくともどちらか一方
に、前記両部材が接触するための突起部を有する構成に
するとともに、輪列受の一部にカンヌキ押さえ部を形成
することで、時計構造を薄くした場合にも部品点数を増
やすことなく安定した裏回り構造を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す要部平面図である。
【図3】従来例を示す要部断面図である。
【図4】従来例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
4 オシドリ 5、50 カンヌキ 6、23 裏押さえ 8 輪列受 8a カンヌキ押さえ部 9 巻真 11 ツヅミ車 12 指針修正歯車 5c 突形状

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部操作部材である巻真と、該巻真と係
    合し該巻真を修正状態にすることにより作動するオシド
    リと、該オシドリの作動によりツヅミ車を歯車に噛合さ
    せるとともに、前記巻真を修正状態から解除した時にそ
    のバネ性により前記ツヅミ車と前記歯車の噛合を切り離
    す機能をもつカンヌキと、前記オシドリ、カンヌキの断
    面方向を規制する裏押さえとを有する時計において、 前記裏押さえと前記カンヌキの少なくともどちらか一方
    に前記両部材が接触するための突起部を設けたことを特
    徴とする時計の修正構造。
  2. 【請求項2】 輪列を軸支する輪列受を有し、該輪列受
    の一部を変形させて前記カンヌキの回転中心近傍との断
    面隙間を僅少にしたことを特徴とする請求項1記載の時
    計の修正構造。
JP2000217015A 2000-07-18 2000-07-18 時計の修正構造 Pending JP2002031691A (ja)

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