JP2002031231A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JP2002031231A
JP2002031231A JP2000212790A JP2000212790A JP2002031231A JP 2002031231 A JP2002031231 A JP 2002031231A JP 2000212790 A JP2000212790 A JP 2000212790A JP 2000212790 A JP2000212790 A JP 2000212790A JP 2002031231 A JP2002031231 A JP 2002031231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で汎用性を有し、シフト用電動モ
ータによりシフトレバーのシフトスピード、シフト位置
及びシフト力を微妙にコントロールして、変速ギヤの破
損を防止する。 【解決手段】 シフトレバーは変速ギヤの複数のフォー
クシャフトのいずれかにセレクトレバーにより選択的に
係合され、上記係合したフォークシャフトをその軸方向
に摺動可能に構成される。セレクトレバーはセレクト用
電動モータ18により駆動され、シフトレバーはシフト
用電動モータ19により駆動される。シフト用電動モー
タによるシフトレバーの駆動力はパワーシフト手段29
により支援される。運転者が操作するチェンジレバー3
6の操作位置は操作検出スイッチ37により検出され、
操作検出スイッチの検出出力に基づいてコントローラ4
3はセレクト用電動モータ及びシフト用電動モータをそ
れぞれ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバー及び
セレクトレバーのうち少なくともシフトレバーを電動モ
ータにより駆動する変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の変速装置として、本出願人は、
セレクト用シリンダとシフト用シリンダとによって自動
的にセレクト・シフト作動する機械式自動トランスミッ
ションのシフト用シリンダに電磁弁がエアを給排制御
し、この電磁弁の排気流路側に上記シフト用シリンダの
ピストンと連動して作動する可変絞り手段が設けられた
トランスミッション用シリンダ制御装置を特許出願した
(特開平7−332485号)。この制御装置では、可
変絞り手段がシフト用シリンダの反プッシュロッド側の
シリンダ端面壁に設けられた排気流路を有し、この排気
流路に電磁弁の排気通路が接続される。また上記シリン
ダ端面壁にはプッシュロッドと同軸線上に軸受スリーブ
が設けられ、この軸受スリーブ内にはプッシュロッドと
結合したスプールが摺動可能に挿入される。更にこのス
プールにはシフト用シリンダのピストンと連動して進退
移動する第1小径部、大径部及び第2小径部が形成され
る。
【0003】このように構成されたトランスミッション
用シリンダ制御装置では、シフト力が小さくかつ耐久性
への影響が少ない時期、即ちシンクロの同期が始るまで
と同期が終ってからはピストンが素早く動くので、シフ
ト時間を短縮できる。一方、シンクロの同期が始ると、
シフト力の発生が大きくかつ耐久性への影響が大きくな
るけれども、可変絞り手段がシンクロの同期開始から終
了までピストンの移動速度を遅速制御するので、ピスト
ンの移動速度が遅くなる。この結果、変速ギヤの破損を
防止するなど、シンクロ部品の耐久性を向上できるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平7−332485号公報に示されたトランスミッシ
ョン用シリンダ制御装置では、シフト用シリンダに排気
流路や軸受スリーブが設けられ、また軸受スリーブに第
1小径部、大径部及び第2小径部を有するスプールが挿
入され、シフト用シリンダの構造が複雑になり、装置の
製造コストを押上げる不具合があった。また、上記従来
のトランスミッション用シリンダ制御装置では、車種に
よってストローク量及び操作力の異なるエアシリンダ
を、セレクト用シリンダ及びシフト用シリンダとして用
いなければならず、汎用性がない問題点があった。
【0005】本発明の第1の目的は、比較的簡単な構成
でかつ汎用性を有し、またシフト用電動モータにてシフ
トレバーのシフトスピード、シフト位置及びシフト力を
微妙にコントロールすることにより、変速ギヤの破損を
防止できる、変速装置を提供することにある。本発明の
第2の目的は、パワーシフト手段がシフト用電動モータ
によるシフトレバーの駆動力を支援することにより、シ
フト用電動モータを小型化でき、また多くの手動式変速
装置用部品を流用することにより安価に製造できる、変
速装置を提供することにある。本発明の第3の目的は、
セレクト用電動モータ及びシフト用電動モータをキャブ
内に設置することにより、上記モータの信頼性及び交換
作業性を向上でき、モータ故障時の手動操作切替え機構
を容易に設定でき、更に上記モータ及びコントローラ間
の電気配線を簡素化できる、変速装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、変速ギヤの複数のフォーク
シャフト12〜15のいずれかに選択的に係合可能であ
って上記係合したフォークシャフト12〜15をその軸
方向に摺動可能なシフトレバー16と、シフトレバー1
6を複数のフォークシャフト12〜15のいずれかに選
択的に係合させるセレクトレバー17と、セレクトレバ
ー17を駆動するセレクト用電動モータ18と、シフト
レバー16を駆動するシフト用電動モータ19と、シフ
ト用電動モータ19によるシフトレバー16の駆動力を
圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手段29と、運
転席に設けられ運転者が操作するチェンジレバー36
と、チェンジレバー36の操作位置を検出する操作検出
スイッチ37と、操作検出スイッチ37の検出出力に基
づいてセレクト用電動モータ18及びシフト用電動モー
タ19をそれぞれ制御するコントローラ43とを備えた
変速装置である。
【0007】この請求項1に記載された変速装置では、
運転者がチェンジレバー36を操作すると、コントロー
ラ43は操作検出スイッチ37の検出出力に基づいてセ
レクト用電動モータ18及びシフト用電動モータ19を
制御する。即ち、コントローラ43は先ずセレクト用電
動モータ18を制御してセレクトレバー17を駆動し、
シフトレバー16を所定のフォークシャフト12〜15
に係合させる。次にコントローラ43はシフト用電動モ
ータ19を制御してシフトレバー16を駆動し、フォー
クシャフト12〜15をその軸方向に摺動させて変速ギ
ヤをシフトする。このとき回転速度及びトルクの制御を
容易に行えるシフト用電動モータ19を用いることによ
り、シフトレバー16のシフトスピード、シフト位置及
びシフト力を微妙にコントロールできるので、変速ギヤ
の破損を防止できる。またパワーシフト手段29がシフ
ト用電動モータ19によるシフトレバー16の駆動力を
支援するので、シフト用電動モータ19として比較的小
出力のモータを用いることができ、シフト用電動モータ
19を小型化できる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、セレクト
用電動モータ18及びシフト用電動モータ19が変速ギ
ヤのギヤケース22外面にそれぞれ取付けられ、セレク
ト用電動モータ18の出力軸がセレクト用減速機24を
介してセレクトレバー17に連結され、シフト用電動モ
ータ19の出力軸がシフト用減速機28及びパワーシフ
ト手段29を介してシフトレバー16に連結されたこと
を特徴とする。この請求項2に記載された変速装置で
は、手動変速装置に用いられるセレクトレバー17をセ
レクト用電動モータ18によりセレクト用減速機24を
介して駆動し、手動変速装置に用いられるシフトレバー
16をシフト用電動モータ19によりシフト用減速機2
8と手動変速装置に用いられるパワーシフト手段29と
を介して駆動するので、多くの手動式変速装置用部品を
流用でき、変速装置11を安価に製造することができ
る。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図5及び図6に示すように、セレクト
用電動モータ18及びシフト用電動モータ19がキャブ
62内に設けられ、セレクト用電動モータ18の出力軸
がセレクト用減速機24及び第1ワイヤケーブル71又
は第1リンクを介してセレクトレバー67に連結され、
シフト用電動モータ19の出力軸がシフト用減速機28
と第2ワイヤケーブル72又は第2リンクとパワーシフ
ト手段29とを介してシフトレバー16に連結されたこ
とを特徴とする。この請求項3に記載された変速装置で
は、セレクト用電動モータ18及びシフト用電動モータ
19をキャブ62内に設置したので、温度変化や振動が
比較的激しく、また泥が付着し易い変速装置61近傍に
設置する場合より、上記モータ18,19の信頼性及び
交換作業性を向上でき、またモータ18,19故障時の
手動操作切替え機構を容易に設定でき、更に上記モータ
18,19のコントローラ43近傍への設置により電気
配線を簡素化できる。またセレクトレバー67及びシフ
トレバー16に連結されたワイヤケーブル71,72や
リンクがキャブ62内まで配索されるので、上記請求項
2に係る変速装置よりも更に多くの手動式変速装置用部
品を流用でき、変速装置61を更に安価に製造すること
ができる。
【0010】請求項4に係る発明は、図7及び図8に示
すように、変速ギヤの複数のフォークシャフト12〜1
5のいずれかに選択的に係合可能であって係合したフォ
ークシャフト12〜15をその軸方向に摺動可能なシフ
トレバー16と、シフトレバー16を複数のフォークシ
ャフト12〜15のいずれかに選択的に係合させるセレ
クトレバー17と、セレクトレバー17を駆動するセレ
クト用エアシリンダ92と、シフトレバー16を駆動す
るシフト用電動モータ19と、セレクト用エアシリンダ
92を圧縮エア源35に接続するセレクト用エア管路9
4に設けられこのエア管路94を開閉するセレクト用電
磁弁97と、シフト用電動モータ19によるシフトレバ
ー16の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフ
ト手段29と、運転席に設けられ運転者が操作するチェ
ンジレバー36と、チェンジレバー36の操作位置を検
出する操作検出スイッチ37と、操作検出スイッチ37
の検出出力に基づいてセレクト用電磁弁97及びシフト
用電動モータ19をそれぞれ制御するコントローラ43
とを備えた変速装置である。
【0011】この請求項4に記載された変速装置では、
運転者がチェンジレバー36を操作すると、コントロー
ラ43は操作検出スイッチ37の検出出力に基づいてセ
レクト用電磁弁97及びシフト用電動モータ19を制御
する。即ち、コントローラ43は先ずセレクト用電磁弁
97を制御してセレクト用エアシリンダ92によりセレ
クトレバー17を駆動し、シフトレバー16を速やかに
所定のフォークシャフト12〜15に係合させる。次に
コントローラ43はシフト用電動モータ19を制御して
シフトレバー16を駆動し、フォークシャフト12〜1
5をその軸方向に摺動させて変速ギヤをシフトする。こ
のとき回転速度、回転角度及びトルクの制御を容易に行
えるシフト用電動モータ19によりシフトレバー16の
シフトスピード、シフト位置及びシフト力を微妙にコン
トロールできるので、変速ギヤの破損を防止できる。ま
たパワーシフト手段29がシフト用電動モータ19によ
るシフトレバー16の駆動力を支援するので、シフト用
電動モータ19として比較的小出力のモータを用いるこ
とができ、シフト用電動モータ19を小型化できる。更
にセレクトレバー17駆動用のアクチュエータにはシフ
トレバー16駆動用のアクチュエータに必要なスピード
コントロールが要求されないので、エアシリンダを用い
ることができ、これにより小型かつ単純な構成のアクチ
ュエータで必要な出力が得られ、その耐久性を向上で
き、かつセレクトレバー17を高速で駆動できるという
利点を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、車
両の変速装置11は変速ギヤの複数のフォークシャフト
12〜15のいずれかに選択的に係合可能なシフトレバ
ー16と、このシフトレバー16を複数のフォークシャ
フト12〜15のいずれかに選択的に係合させるセレク
トレバー17と、セレクトレバー17を駆動するセレク
ト用電動モータ18と、シフトレバー16を駆動するシ
フト用電動モータ19とを備える。複数のフォークシャ
フト12〜15はこの実施の形態では4本であり、これ
らのフォークシャフト12〜15は所定の間隔をあけて
互いに平行にかつ軸方向に摺動可能に設けられる(図2
及び図3)。これらのフォークシャフト12〜15には
スリーブ(図示せず)に係合するシフタフォーク21
(図3)がそれぞれ固着され、シフタフォーク21は上
記フォークシャフト12〜15及び変速ギヤ(図示せ
ず)とともにギヤケース22に収容される。フォークシ
ャフト12〜15の上方には平面視で上記フォークシャ
フト12〜15に直交するように保持軸23が設けら
れ、シフトレバー16はこの保持軸23にスプライン嵌
合される(図2及び図3)。保持軸23はその軸線を中
心に回動可能にギヤケース22に挿入され、シフトレバ
ー16は保持軸23の軸線に沿って摺動可能にかつ保持
軸23に対して回動不能にギヤケース22に収容され
る。
【0013】シフトレバー16は上記保持軸23にスプ
ライン嵌合されたボス部16aと、このボス部16aの
下端に突設されたシフト用突起16bとを有する(図2
及び図3)。4本のフォークシャフト12〜15には上
記シフト用突起16bを挟持可能な一対の挟持片12a
〜15aがそれぞれ保持軸23の長手方向に並んで突設
され、シフト用突起16bがこれらの挟持片12a〜1
5aに選択的に挟持されることによりシフトレバー16
がフォークシャフト12〜15に選択的に係合可能に構
成される。またシフトレバー16のボス部16a外周面
には円周方向に延びる凹溝16cが形成される。なお、
フォークシャフトは4本ではなく、2本、3本又は5本
以上でもよい。
【0014】一方、セレクトレバー17はギヤケース2
2に収容され、その中央はギヤケース22に枢着される
(図2及び図3)。またセレクトレバー17の先端には
上記凹溝16cに遊挿される球状のセレクト用突起17
aが突設され、セレクトレバー17の基端にはこのレバ
ー17の長手方向に延びるセレクト用長孔17b(図
2)が形成される。セレクト用電動モータ18はギヤケ
ース22の上面(外面)に取付けられ、その出力軸(図
示せず)はセレクト用減速機24を介してセレクトレバ
ー17に連結される(図1及び図2)。セレクト用減速
機24はセレクト用電動モータ18の出力軸(図示せ
ず)に嵌着されたウォーム(図示せず)と、このウォー
ムに噛合しかつホイール軸24aに嵌着されたウォーム
ホイール(図示せず)とを有する。ホイール軸24aは
ギヤケース22に挿入され、その下端にはセレクト用ア
ーム26の基端が固着される(図2)。セレクト用アー
ム26の先端にはセレクト用ピン27が下方に向って突
設され、このセレクト用ピン27の下端は上記セレクト
レバー17のセレクト用長孔17bに遊挿される。
【0015】シフト用電動モータ19はギヤケース22
の側面(外面)に取付けられ、その出力軸(図示せず)
はシフト用減速機28及びパワーシフト手段29を介し
てシフトレバー16に連結される(図1〜図3)。シフ
ト用減速機28はシフト用電動モータ19の出力軸(図
示せず)に嵌着されたウォーム(図示せず)と、このウ
ォームに噛合しかつホイール軸28aに嵌着されたウォ
ームホイール(図示せず)とを有する(図2)。ホイー
ル軸28aの下端にはシフト用アーム31の基端が固着
され、シフト用アーム31の先端にはシフト用ピン32
が下方に向って突設される。なお、上記セレクト用電動
モータ18及びシフト用電動モータ19は回転速度、回
転角度及びトルクの制御が容易なサーボモータを用いる
ことが好ましい。なお、この実施の形態では、セレクト
用減速機及びシフト用減速機としてウォームギヤを用い
たが、ピニオン及びラックを組合わせた歯車機構や、ボ
ールねじ機構等の減速機を用いたり、更に直線運動を回
転運動に変換する機構とを組合せて構成してもよい。
【0016】またパワーシフト手段29は図4に詳しく
示すように、入力に追従して圧縮エアを給排するバルブ
部(図示せず)と、この圧縮エアを受けて出力を発生す
るパワーシリンダ部29aと、パワーシリンダ部29a
で発生した出力をストライカ29bに伝達するシフタロ
ッド29cとを有する。ストライカ29bは略L字状の
シフト用ブラケット33を介して保持軸23に連結さ
れ、シフタロッド29cの先端にはシフト用ステー34
の基端が嵌着される。シフト用ステー34の先端にはギ
ヤケース22の幅方向に延びるシフト用長孔34aが形
成され、このシフト用長孔34aに上記シフト用ピン3
2の下端が遊挿される。上述のパワーシフト手段29は
シフト用電動モータ19によるシフトレバー16の駆動
力を圧縮エアを用いて支援するように構成される。な
お、図1の符号35は上記パワーシフト手段29に接続
されたエアタンクであり、このエアタンク35には上記
パワーシフト手段29に供給される圧縮エアが貯留され
る。
【0017】図1に戻って、運転席には運転者が操作す
るチェンジレバー36が設けられ、このチェンジレバー
36近傍にはこのレバー36の操作位置を検出する操作
検出スイッチ37が設けられる。また車両には車速を検
出する車速センサ38と、アクセルペダルの踏込み量
(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ39と、エ
ンジンの回転速度を検出するエンジン回転センサ41と
が設けられる。更にギヤケース22には変速位置を検出
する変速位置センサ42が設けられる。操作検出スイッ
チ37、車速センサ38、アクセルセンサ39、エンジ
ン回転センサ41及び変速位置センサ42の各検出出力
はコントローラ43の制御入力に接続され、コントロー
ラ43の制御出力はセレクト用電動モータ18及びシフ
ト用電動モータ19にそれぞれ接続される。
【0018】このように構成された変速装置11の動作
を説明する。運転者が車両の運転中にチェンジレバー3
6を操作すると、操作検出スイッチ37がこのレバー3
6の操作を検出するので、コントローラ43は操作検出
スイッチ37、車速センサ38、アクセルセンサ39、
エンジン回転センサ41及び変速位置センサ42の各検
出出力に基づいて、先ずセレクト用電動モータ18を作
動させる。セレクト用電動モータ18が作動すると、こ
のモータ18の回転力はセレクト用減速機24、ホイー
ル軸24a、セレクト用アーム26及びセレクト用ピン
27を介してセレクトレバー17に伝達され、セレクト
レバー17はシフトレバー16を保持軸23に沿って摺
動させ、所定のフォークシャフト、例えばフォークシャ
フト14の一対の挟持片14aに係合させる。次にコン
トローラ43はシフト用電動モータ19を作動させる。
シフト用電動モータ19が作動すると、シフト用電動モ
ータ19の回転運動はシフト用減速機28、ホイール軸
28a、シフト用アーム31、シフト用ピン32及びシ
フト用ステー34を介してパワーシフト手段29のシフ
タロッド29cの直線運動に変換され、シフタロッド2
9cはパワーシフト手段29による支援を受け、ストラ
イカ29b、シフト用ブラケット33及び保持軸23を
介してシフトレバー16を所定の方向に回転させる。こ
の結果、シフト用突起16bの係合したフォークシャフ
ト14がその軸方向に摺動するので、変速ギヤがシフト
される。
【0019】上述のように回転速度、回転角度及びトル
クの制御を容易に行えるシフト用電動モータ19を用い
ることにより、シフトレバー16のシフトスピード、シ
フト位置及びシフト力を微妙にコントロールできるの
で、変速ギヤの破損を防止できる。またパワーシフト手
段29がシフト用電動モータ19によるシフトレバー1
6の駆動力を支援するので、シフト用電動モータ19と
して比較的小出力のモータを用いることができ、これに
よりシフト用電動モータ19を小型化できる。更に手動
変速装置に用いられるセレクトレバー17をセレクト用
電動モータ18によりセレクト用減速機24を介して駆
動し、手動変速装置に用いられるシフトレバー16をシ
フト用電動モータ19によりシフト用減速機28と手動
変速装置に用いられるパワーシフト手段29とを介して
駆動するので、多くの手動式変速装置用部品を流用で
き、変速装置11を安価に製造することができる。
【0020】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
を示す。図5及び図6において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、セレクト用電
動モータ18及びシフト用電動モータ19がキャブ62
内に設けられ、セレクト用電動モータ18の出力軸(図
示せず)がセレクト用減速機24及び第1ワイヤケーブ
ル71を介してセレクトレバー67に連結され、シフト
用電動モータ19の出力軸(図示せず)がシフト用減速
機28と第2ワイヤケーブル72とパワーシフト手段2
9とを介してシフトレバー16に連結される(図5)。
第1及び第2ワイヤケーブル71,72はそれぞれプッ
シュプルケーブルである。第1ワイヤケーブル71は車
体に配索されたセレクト用アウタケーブル71aと、こ
のアウタケーブル71aに挿通されかつこのアウタケー
ブル71a内を摺動可能なセレクト用インナケーブル7
1bとを有する。また第2ワイヤケーブル72は車体に
配索されたシフト用アウタケーブル72aと、このアウ
タケーブル72aに挿通されかつこのアウタケーブル7
2a内を摺動可能なシフト用インナケーブル72bとを
有する。
【0021】セレクト用減速機24のホイール軸24a
にはセレクト用バー63の基端が嵌着され、セレクト用
バー63の先端にはバー用長孔63aが形成される(図
5)。一方、セレクトレバー67の基端はギヤケース2
2に回動可能に取付けられた支軸64に嵌着され、セレ
クトレバー67の先端にはシフトレバー16の凹溝16
cに遊挿される球状のセレクト用突起67aが突設され
る(図6)。また上記支軸64はギヤケース22から上
方に突出し、この突出した部分にはレバー用アーム68
の基端が嵌着される。セレクト用インナケーブル71b
の一端にはバー用ピン63bが遊挿され、このバー用ピ
ン63bはバー用長孔63aに遊挿される(図5)。ま
たセレクト用インナケーブル71bの他端はレバー用ア
ーム68の先端に接続される(図6)。
【0022】シフト用減速機28のホイール軸28aに
はシフト用バー73の基端が嵌着され、シフト用バー7
3の先端にはバー用長孔73aが形成される(図5)。
一方、パワーシフト手段29のシフタロッド29cの先
端にはシフト用ステー74の基端が嵌着される(図
6)。シフト用インナケーブル71bの一端にはバー用
ピン73bが遊挿され、このバー用ピン73bはバー用
長孔73aに遊挿される(図5)。またシフト用インナ
ケーブル71bの他端はシフト用ステー74の先端に接
続される(図6)。なお、上記第1ワイヤケーブルに替
えて第1リンクを用いてもよく、第2ワイヤケーブルに
替えて第2リンクを用いてもよい。上記以外は第1の実
施の形態と同一に構成される。
【0023】このように構成された変速装置61では、
運転者が車両の運転中にチェンジレバー36を操作する
と、操作検出スイッチ37がこのレバー36の操作を検
出するので、コントローラ43は操作検出スイッチ3
7、車速センサ38、アクセルセンサ39、エンジン回
転センサ41及び変速位置センサ42の各検出出力に基
づいて、先ずセレクト用電動モータ18を作動させる。
セレクト用電動モータ18が作動すると、このモータ1
8の回転力はセレクト用減速機24、ホイール軸24
a、セレクト用バー63、バー用ピン63b、セレクト
用インナケーブル71b及びレバー用アーム68を介し
てセレクトレバー67に伝達され、セレクトレバー67
はシフトレバー16を保持軸23に沿って摺動させ、所
定のフォークシャフト、例えばフォークシャフト14の
一対の挟持片14aに係合させる。次にコントローラ4
3はシフト用電動モータ19を作動させる。シフト用電
動モータ19が作動すると、シフト用電動モータ19の
回転運動はシフト用減速機28、ホイール軸28a、シ
フト用バー73、バー用ピン73b、シフト用インナケ
ーブル71b及びシフト用ステー74を介してパワーシ
フト手段29のシフタロッド29cの直線運動に変換さ
れ、シフタロッド29cはパワーシフト手段29による
支援を受け、ストライカ29b、シフト用ブラケット3
3及び保持軸23を介してシフトレバー16を所定の方
向に回転させる。この結果、シフト用突起16bの係合
したフォークシャフト14がその軸方向に摺動するの
で、変速ギヤがシフトされる。
【0024】上述のように、回転速度、回転角度及びト
ルクの制御を容易に行えるシフト用電動モータ19を用
いることにより、第1の実施の形態と同様にシフトレバ
ー16のシフトスピード、シフト位置及びシフト力を微
妙にコントロールできるので、変速ギヤの破損を防止で
きる。また第1の実施の形態と同様に、パワーシフト手
段29がシフト用電動モータ19によるシフトレバー1
6の駆動力を支援するので、シフト用電動モータ19と
して比較的小出力のモータを用いることができ、これに
よりシフト用電動モータ19を小型化できる。またセレ
クト用電動モータ18及びシフト用電動モータ19をキ
ャブ62内に設置したので、温度変化や振動が比較的激
しく、また泥が付着し易い変速装置61近傍に設置する
場合より、上記セレクト用電動モータ18及びシフト用
電動モータ19の信頼性及び交換作業性を向上できる。
【0025】またセレクト用電動モータ18又はシフト
用電動モータ19のいずれか一方又は双方が故障した場
合に備えて、変速操作を手動に切替える手動操作切替機
構(図示せず)を設けることが好ましい。この手動変速
切替機構をセレクト用バー63と第1ワイヤケーブル7
1との間、及びシフト用バー73と第2ワイヤケーブル
72の間、即ちキャブ62内に設けることができるの
で、手動変速切替機構の設定を比較的容易に行うことが
できる。また上記セレクト用電動モータ18及びシフト
用電動モータ19をコントローラ43近傍に設置できる
ので、これらのモータ18,19とコントローラ43と
を接続する電気配線を簡素化できる。更にセレクトレバ
ー67及びシフトレバー16に連結されたワイヤケーブ
ル71,72がキャブ62内まで配索されるので、上記
第1の実施の形態に係る変速装置よりも、更に多くの手
動式変速装置用部品を流用でき、変速装置61を更に安
価に製造することができる。
【0026】図7及び図8は本発明の第3の実施の形態
を示す。図7及び図8において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、第1の実施の
形態のセレクト用電動モータ及びセレクト用減速機に替
えて、セレクト用エアシリンダ92が用いられる(図7
及び図8)。セレクト用エアシリンダ92はギヤケース
22の上面(外面)に取付けられ(図7)、そのピスト
ンロッド92aの先端に突設されたセレクト用ピン93
はセレクトレバー17のセレクト用長孔17bに遊挿さ
れる(図8)。また上記エアシリンダ92はセレクト用
エア管路94を介してエアタンク35に接続され、この
エア管路94にはエアシリンダ92に圧縮エアを給排す
るセレクト用電磁弁97が設けられる(図7)。上記エ
アシリンダ92は図示しないが複数のピストンを組合せ
て構成され、上記セレクト用電磁弁97を制御すること
によりピストンロッド92aをその軸方向の複数の位置
(この実施の形態では4位置)で停止可能に構成され
る。更に操作検出スイッチ37、車速センサ38、アク
セルセンサ39、エンジン回転センサ41及び変速位置
センサ42の各検出出力はコントローラ43の制御入力
に接続され、コントローラ43の制御出力はセレクト用
電磁弁97及びシフト用電動モータ19にそれぞれ接続
される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成され
る。
【0027】このように構成された変速装置91では、
運転者が車両の運転中にチェンジレバー36を操作する
と、操作検出スイッチ37がこのレバー36の操作を検
出するので、コントローラ43は操作検出スイッチ3
7、車速センサ38、アクセルセンサ39、エンジン回
転センサ41及び変速位置センサ42の各検出出力に基
づいて、先ずセレクト用電磁弁97を作動させる。セレ
クト用電磁弁97が作動すると、セレクト用エアシリン
ダ92のピストンロッド92aが所定の位置まで突出し
又は引込んでセレクトレバー17を回転させるので、シ
フトレバー16は保持軸23に沿って摺動し、所定のフ
ォークシャフト、例えばフォークシャフト14の一対の
挟持片14aに係合する。次にコントローラ43はシフ
ト用電動モータ19を作動させる。シフト用電動モータ
19が作動すると、シフト用電動モータ19の回転運動
はシフト用減速機28、ホイール軸28a、シフト用ア
ーム31、シフト用ピン32及びシフト用ステー34を
介してパワーシフト手段29のシフタロッド29cの直
線運動に変換され、シフタロッド29cはパワーシフト
手段29による支援を受け、ストライカ29b、シフト
用ブラケット33及び保持軸23を介してシフトレバー
16を所定の方向に回転させる。この結果、シフト用突
起16bの係合したフォークシャフト14がその軸方向
に摺動するので、変速ギヤがシフトされる。
【0028】上述のように、回転速度、回転角度及びト
ルクの制御を容易に行えるシフト用電動モータ19を用
いることにより、第1の実施の形態と同様にシフトレバ
ー16のシフトスピード、シフト位置及びシフト力を微
妙にコントロールできるので、変速ギヤの破損を防止で
きる。また第1の実施の形態と同様に、パワーシフト手
段29がシフト用電動モータ19によるシフトレバー1
6の駆動力を支援するので、シフト用電動モータ19と
して比較的小出力のモータを用いることができ、シフト
用電動モータ19を小型化できる。更にセレクトレバー
17駆動用のアクチュエータにはシフトレバー16駆動
用のアクチュエータに必要なスピードコントロールが要
求されないので、エアシリンダを用いることができる。
この結果、セレクト用電動モータに替えてセレクト用シ
リンダ92を用いることにより、小型かつ単純な構成の
アクチュエータで必要な出力が得られ、その耐久性を向
上でき、かつセレクトレバー17を高速で駆動できると
いう利点を有する。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、セ
レクトレバーがシフトレバーを複数のフォークシャフト
のいずれかに選択的に係合させ、セレクトレバー及びシ
フトレバーをセレクト用電動モータ及びシフト用電動モ
ータがそれぞれ駆動し、更にシフト用電動モータによる
シフトレバーの駆動力をパワーシフト手段が支援するよ
うに構成したので、チェンジレバーの操作位置を検出す
る操作検出スイッチの検出出力に基づいてコントローラ
はセレクト用電動モータを制御してセレクトレバーを駆
動し、シフトレバーを所定のフォークシャフトに係合さ
せた後に、シフト用電動モータを制御してシフトレバー
を駆動し、フォークシャフトをその軸方向に摺動させて
変速ギヤをシフトする。この結果、回転速度、回転角度
及びトルクの制御を容易に行えるシフト用電動モータに
よりシフトレバーのシフトスピード、シフト位置及びシ
フト力を微妙にコントロールできるので、変速ギヤの破
損を防止できる。またパワーシフト手段がシフト用電動
モータによるシフトレバーの駆動力を支援するので、シ
フト用電動モータとして比較的小出力のモータを用いる
ことができ、シフト用電動モータを小型化できる。
【0030】またセレクト用電動モータ及びシフト用電
動モータを変速ギヤのギヤケース外面にそれぞれ取付
け、セレクト用電動モータの出力軸をセレクト用減速機
を介して手動変速装置に用いられるセレクトレバーに連
結し、シフト用電動モータの出力軸をシフト用減速機と
手動変速装置に用いられるパワーシフト手段を介して手
動変速装置に用いられるシフトレバーに連結すれば、多
くの手動式変速装置用部品を流用できるので、変速装置
を安価に製造することができる。またセレクト用電動モ
ータ及びシフト用電動モータをキャブ内に設け、セレク
ト用電動モータの出力軸をセレクト用減速機及び第1ワ
イヤケーブル又は第1リンクを介してセレクトレバーに
連結し、シフト用電動モータの出力軸をシフト用減速機
と第2ワイヤケーブル又は第2リンクとパワーシフト手
段とを介してシフトレバーに連結すれば、温度変化や振
動が比較的激しく泥が付着し易い変速装置近傍に設置す
る場合より、上記モータの信頼性及び交換作業性を向上
でき、またモータ故障時の手動操作切替え機構を容易に
設定でき、更に上記モータのコントローラ近傍への設置
により電気配線を簡素化できる。またセレクトレバー及
びシフトレバーに連結されたワイヤケーブルやリンクが
キャブ内まで配索されるので、上記変速装置より更に多
くの手動式変速装置用部品を流用でき、変速装置を更に
安価に製造することができる。
【0031】またセレクト用電動モータをセレクト用エ
アシリンダに置換えれば、コントローラはセレクト用電
磁弁を制御してセレクト用エアシリンダによりセレクト
レバーを駆動し、シフトレバーを速やかに所定のフォー
クシャフトに係合させた後に、シフト用電動モータを制
御してシフトレバーを駆動し、フォークシャフトをその
軸方向に摺動させて変速ギヤをシフトする。この結果、
上記と同様にシフト用電動モータによりシフトレバーの
シフトスピード、シフト位置及びシフト力を微妙にコン
トロールできるので、変速ギヤの破損を防止でき、また
パワーシフト手段がシフト用電動モータによるシフトレ
バーの駆動力を支援するので、シフト用電動モータとし
て比較的小出力のモータを用いることができ、シフト用
電動モータを小型化できる。更にセレクトレバー駆動用
のアクチュエータにはシフトレバー駆動用のアクチュエ
ータに必要なスピードコントロールが要求されないの
で、エアシリンダを用いることができ、これにより小型
かつ単純な構成のアクチュエータで必要な出力が得ら
れ、その耐久性を向上でき、かつセレクトレバーを高速
で駆動できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の変速装置を示す平面構成
図。
【図2】その変速装置のフォークシャフト、セレクトレ
バー及びシフトレバーを含む要部斜視図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する平
面構成図。
【図6】その変速装置のフォークシャフト、セレクトレ
バー及びシフトレバーを含む要部斜視図。
【図7】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する平
面構成図。
【図8】その変速装置のフォークシャフト、セレクトレ
バー及びシフトレバーを含む要部斜視図。
【符号の説明】
11,61,91 変速装置 12〜15 フォークシャフト 16 シフトレバー 17,67 セレクトレバー 18 セレクト用電動モータ 19 シフト用電動モータ 22 ギヤケース 24 セレクト用減速機 28 シフト用減速機 29 パワーシフト手段 35 エアタンク(圧縮エア源) 36 チェンジレバー 37 操作検出スイッチ 43 コントローラ 62 キャブ 71 第1ワイヤケーブル 72 第2ワイヤケーブル 92 セレクト用エアシリンダ 94 セレクト用エア管路 97 セレクト用電磁弁
フロントページの続き Fターム(参考) 3J067 AA01 AA21 AB02 AB06 AB13 AB23 AC07 BA33 BA56 DA12 DB32 GA01 3J070 AA03 AA24 BA21 BA65 CC02 CC24 CC64 CC71 DA01 EA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速ギヤの複数のフォークシャフト(12
    〜15)のいずれかに選択的に係合可能であって前記係合
    したフォークシャフト(12〜15)をその軸方向に摺動可能
    なシフトレバー(16)と、 前記シフトレバー(16)を前記複数のフォークシャフト(1
    2〜15)のいずれかに選択的に係合させるセレクトレバー
    (17)と、 前記セレクトレバー(17)を駆動するセレクト用電動モー
    タ(18)と、 前記シフトレバー(16)を駆動するシフト用電動モータ(1
    9)と、 前記シフト用電動モータ(19)による前記シフトレバー(1
    6)の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手
    段(29)と、 運転席に設けられ運転者が操作するチェンジレバー(36)
    と、 前記チェンジレバー(36)の操作位置を検出する操作検出
    スイッチ(37)と、 前記操作検出スイッチ(37)の検出出力に基づいて前記セ
    レクト用電動モータ(18)及び前記シフト用電動モータ(1
    9)をそれぞれ制御するコントローラ(43)とを備えた変速
    装置。
  2. 【請求項2】 セレクト用電動モータ(18)及びシフト用
    電動モータ(19)が変速ギヤのギヤケース(22)外面にそれ
    ぞれ取付けられ、 前記セレクト用電動モータ(18)の出力軸がセレクト用減
    速機(24)を介してセレクトレバー(17)に連結され、 前記シフト用電動モータ(19)の出力軸がシフト用減速機
    (28)及びパワーシフト手段(29)を介してシフトレバー(1
    6)に連結された請求項1記載の変速装置。
  3. 【請求項3】 セレクト用電動モータ(18)及びシフト用
    電動モータ(19)がキャブ(62)内に設けられ、 前記セレクト用電動モータ(18)の出力軸がセレクト用減
    速機(24)及び第1ワイヤケーブル(71)又は第1リンクを
    介してセレクトレバー(67)に連結され、 前記シフト用電動モータ(19)の出力軸がシフト用減速機
    (28)と第2ワイヤケーブル(72)又は第2リンクとパワー
    シフト手段(29)とを介してシフトレバー(16)に連結され
    た請求項1記載の変速装置。
  4. 【請求項4】 変速ギヤの複数のフォークシャフト(12
    〜15)のいずれかに選択的に係合可能であって前記係合
    したフォークシャフト(12〜15)をその軸方向に摺動可能
    なシフトレバー(16)と、 前記シフトレバー(16)を前記複数のフォークシャフト(1
    2〜15)のいずれかに選択的に係合させるセレクトレバー
    (17)と、 前記セレクトレバー(17)を駆動するセレクト用エアシリ
    ンダ(92)と、 前記シフトレバー(16)を駆動するシフト用電動モータ(1
    9)と、 前記セレクト用エアシリンダ(92)を圧縮エア源(35)に接
    続するセレクト用エア管路(94)に設けられ前記エア管路
    (94)を開閉するセレクト用電磁弁(97)と、 前記シフト用電動モータ(19)による前記シフトレバー(1
    6)の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手
    段(29)と、 運転席に設けられ運転者が操作するチェンジレバー(36)
    と、 前記チェンジレバー(36)の操作位置を検出する操作検出
    スイッチ(37)と、 前記操作検出スイッチ(37)の検出出力に基づいて前記セ
    レクト用電磁弁(97)及び前記シフト用電動モータ(19)を
    それぞれ制御するコントローラ(43)とを備えた変速装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020506347A (ja) * 2017-02-07 2020-02-27 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. 歯車シフトアクチュエータ用の運動伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020506347A (ja) * 2017-02-07 2020-02-27 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. 歯車シフトアクチュエータ用の運動伝達装置

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