JP2002031222A - 自動変速機の自動ニュートラル制御装置 - Google Patents

自動変速機の自動ニュートラル制御装置

Info

Publication number
JP2002031222A
JP2002031222A JP2000210164A JP2000210164A JP2002031222A JP 2002031222 A JP2002031222 A JP 2002031222A JP 2000210164 A JP2000210164 A JP 2000210164A JP 2000210164 A JP2000210164 A JP 2000210164A JP 2002031222 A JP2002031222 A JP 2002031222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction amount
calculated
automatic
clutch
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000210164A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Taneoka
秀之 種岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000210164A priority Critical patent/JP2002031222A/ja
Publication of JP2002031222A publication Critical patent/JP2002031222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造ばらつき、個体差によらず速やかにクラッ
チをスリップ状態に至らせることができ、有効かつ確実
に燃料消費量と車体振動を低減する。 【解決手段】エンジン回転数Neとタービン回転数Nt
とから算出したスリップ回転数Nsと予め設定しておい
た目標とするスリップ回転数Naとの偏差eを算出す
る。そして、この偏差eを基にPID制御則に基づきフ
ィードバックし、ロークラッチ12の締結力の補正量と
しての補正項Δdを演算し、前回演算した補正項Δd-1
と今回演算した補正項Δdに基づきロークラッチ12の
締結力を設定する。ここで、自動ニュートラル状態の中
止の際には、最後に演算した補正項を記憶して、新たな
自動ニュートラル状態の開始時に、記憶した補正項を前
回演算した補正項として設定し、演算を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレンジ位置
が走行レンジであっても、予め設定した条件が成立した
ときに所定のクラッチの締結力を制御してニュートラル
状態にしクリープ現象を抑制する自動変速機の自動ニュ
ートラル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の自動変速機においては、
エンジンからの駆動力はトルクコンバータを介してクラ
ッチを備えた歯車変速装置に伝達されるため、エンジン
がアイドル状態でシフトレンジが走行レンジの場合に
は、若干の駆動力が歯車変速装置に伝達されてクリープ
現象を生じる。このため、シフトレンジが走行レンジの
場合に車両を確実に停止し続けるには、フットブレーキ
等を踏み続ける必要がある。
【0003】しかし、フットブレーキ等を踏み続けて車
両を停止する場合、エンジンに無用な負荷が掛かるた
め、近年、走行レンジで停止中は、通常締結しておくべ
き所定のクラッチの締結力を弱め、スリップ状態とする
ことでトルクコンバータの引きずり抵抗を減少させ、燃
料消費量と車体振動を低減する自動ニュートラル制御の
技術が提案・実用化されている。例えば、特開平10−
159612号公報には、自動変速機の前進1速で締結
作動されるべき発進クラッチをスリップ状態にしてクリ
ープ防止を行う技術が開示されている。
【0004】ところで、クラッチの締結力は、通常、電
磁弁を介して作動油圧により調節するが、電磁弁の操作
量であるデューティ比と油圧の関係は電磁弁自体や油圧
回路中の弁などの製造ばらつきにより個体差があり、ま
た、クラッチの摩擦材の特性も個体差が大きい。そこで
実際の制御ではクラッチをスリップさせるためにどのよ
うなデューティ比を入力すべきかが大きな問題となる。
この点について上述の特開平10−159612号公報
では、スリップ状態に至るまで油圧を所定勾配で減少さ
せることを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術では、製造ばらつき、個体差によらずクラッチを
スリップ状態に至らせることができるが、スリップ状態
に至るまでの時間は製造ばらつき、個体差に依存したま
まであり、製造ばらつき、個体差が大きいとスリップ状
態に至るまでに長い時間がかかるという問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、製造ばらつき、個体差によらず速やかにクラッチを
スリップ状態に至らせることができ、有効かつ確実に燃
料消費量と車体振動を低減することができる自動変速機
の自動ニュートラル制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、シフトレンジ位置が走行レ
ンジの際、予め設定した条件が成立したときに所定のク
ラッチの締結力を制御してニュートラル状態にする自動
変速機の自動ニュートラル制御装置において、上記クラ
ッチの実際の締結状態を示すパラメータと目標とする締
結状態を示すパラメータとの偏差を演算する偏差演算手
段と、上記偏差に基づき上記クラッチ締結力の補正量を
演算する補正量演算手段と、上記補正量演算手段で前回
演算した補正量と今回演算した補正量に基づき上記クラ
ッチ締結力を設定する締結力設定手段とを備え、上記締
結力設定手段は、自動ニュートラル状態の中止の際に、
上記補正量演算手段で最後に演算した補正量を記憶し
て、新たな自動ニュートラル状態の開始時に、上記記憶
した補正量を上記前回演算した補正量として設定するこ
とを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記補正量演算手段は、上記偏差を
PID制御則に基づき処理して上記補正量を演算するこ
とを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、シフト
レンジ位置が走行レンジの際、予め設定した条件が成立
したとき、偏差演算手段で、クラッチの実際の締結状態
を示すパラメータと目標とする締結状態を示すパラメー
タとの偏差を演算し、補正量演算手段で、偏差に基づき
クラッチ締結力の補正量を演算し、締結力設定手段で、
補正量演算手段で前回演算した補正量と今回演算した補
正量に基づきクラッチ締結力を設定して自動ニュートラ
ル状態に制御する。この際、締結力設定手段は、自動ニ
ュートラル状態の中止の際に、補正量演算手段で最後に
演算した補正量を記憶して、新たな自動ニュートラル状
態の開始時に、記憶した補正量を前回演算した補正量と
して設定するため、新たな自動ニュートラル状態でのク
ラッチ締結力には、製造ばらつき、個体差が含まれた状
態から設定していくことになり、製造ばらつき、個体差
の大きさでクラッチがスリップ状態に至るまでの時間が
長くなることがなく、速やかにクラッチをスリップ状態
に至らせることができ、有効かつ確実に燃料消費量と車
体振動を低減することができる。
【0010】そして、具体的には、請求項2記載の発明
のように、補正量演算手段は、偏差をPID制御則に基
づき処理して補正量を演算する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図5は本発明の実施の形
態を示し、図1は自動変速機の制御機構の全体説明図、
図2は自動変速機の主要部の概略説明図、図3は通常の
変速位置と係合要素の係合状態との関係を示す説明図、
図4は自動変速機制御のフローチャート、図5は自動ニ
ュートラル制御のフローチャートである。
【0012】図1において、符号1はエンジンを示し、
エンジン1で発生した駆動力は、エンジン出力軸1aか
らトルクコンバータ2、タービンシャフト3、及び変速
機構4を介してリダクションドライブシャフト5に伝達
される。このリダクションドライブシャフト5のトルク
は、ドライブピニオンシャフト6を介して、デファレン
シャルギア7に伝達され、前輪を駆動する。
【0013】変速機構4の変速機では、図2に示すよう
に、変速機の入力軸であるタービンシャフト3は、リア
プラネタリ8のサンギアに連結されている。一方、変速
機の出力軸であるリダクションドライブシャフト5は、
フロントプラネタリ9のリングギア及びリアプラネタリ
8のプラネタリキャリアに連結されている。
【0014】2つのプラネタリギア8、9における各メ
ンバ(サンギア、プラネタリキャリア、リングギア)
は、図示したように、3つの多板クラッチ(リバースク
ラッチ10、ハイクラッチ11、ロークラッチ12)、
2つの多板ブレーキ(2&4ブレーキ13、ロー&リバ
ースブレーキ14)、ローワンウェイクラッチ15に連
結されている。
【0015】これらの係合要素(クラッチ、ブレーキ)
は、変速段に応じて選択的に係合または解放される。こ
れにより、図示しないシフトレバーがニュートラルレン
ジ(Nレンジ)、ドライブ(走行)レンジ(Dレン
ジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、1速レンジ、2速
レンジ及び3速レンジの各シフトレンジ位置を有し、変
速機は前進4段、後進1段の変速を行うことができるよ
うになっている。
【0016】具体的には、図3に示すように、各係合要
素の係合状態を変更することで変速を行う。図中、○印
は、該当する係合要素が係合していることを表し、ブラ
ンクは解放していることを表している。また、◎印は、
該当する変速段で駆動する時にのみ係合することを表し
ている。例えば、Dレンジの1速の状態は、ロークラッ
チ12を締結し、駆動して走行するときにはローワンウ
ェイクラッチ15を締結して実現する。
【0017】また、自動変速機制御に関して、エンジン
回転数センサ21、スロットル開度センサ22、エンジ
ン水温センサ23、タービン回転数センサ24、ATF
(自動変速機油)温度センサ25、車速センサ26、及
びレンジ位置スイッチ27、ブレーキペダルスイッチ2
8が設けられている。そして、これら各センサ、スイッ
チは制御装置30に接続されて、それぞれ、エンジン回
転数Ne、スロットル開度θ、エンジン水温Te、ター
ビン回転数Nt、ATF温度TAT、車速V、シフトレン
ジ位置、ブレーキのON−OFFを制御装置30に入力
する。
【0018】制御装置30では、上述の各パラメータか
ら車両の走行状態とエンジン運転状態に応じて油圧制御
回路39に出力し、自動変速機の油圧制御機構40の複
数のソレノイドを所定に組み合わせて動作させバルブを
制御して、クラッチを動作することで必要なレンジ位
置、あるいは、ギヤ位置のギヤ比で変速制御する。さら
に、必要に応じて、トルクコンバータ2のロックアップ
制御、ライン圧制御等の自動変速機に係る制御を行う。
【0019】油圧制御機構40中のオイルポンプ41
は、オイルパン42から吸入した制御油を吐出する。レ
ギュレータバルブ43により所定の油圧に調整された制
御油は、5つのリニアソレノイドバルブ44、45、4
6、47、48に供給される。ここで、各リニアソレノ
イドバルブ44、45、46、47、48は、各係合要
素10、11、12、13、14毎に設けられている。
そして、それぞれのリニアソレノイドバルブ44、4
5、46、47、48は、油圧制御回路39からの電流
値に応じて、それに対応した係合要素を直接的かつリニ
ア(電流値に応じて連続した制御量を生じる)に係合制
御する。
【0020】制御装置30は、マイクロコンピュータと
その周辺回路からなり、CPU31、ROM32、RA
M33、入力回路34、及び出力回路35で構成されて
いる。そして、各センサ、スイッチから出力された信号
は、入力回路34に入力され、CPU31はこれらのセ
ンサからの情報に応じた演算等を行い、演算結果として
の制御情報は、出力回路35を介して油圧制御回路39
に出力される。これにより油圧制御回路39は、出力回
路35からの制御信号から各リニアソレノイドバルブ4
4、45、46、47、48を動作させる電流値を求
め、これを各々該当するリニアソレノイドバルブに供給
する。
【0021】そして、この制御装置30では、上述の自
動変速機に係る各制御に加え、シフトレンジ位置がDレ
ンジの際、予め設定した条件が成立したときに、ローク
ラッチ12の締結力を制御してニュートラル状態にする
後述の自動ニュートラル制御を実行する。すなわち、ロ
ークラッチ12の締結をスリップ状態にすることでクリ
ープ現象を低減すると共に、発進時には速やかにローク
ラッチ12を締結して遅れることなく発進できるように
制御する。
【0022】本実施の形態の自動ニュートラル制御で
は、ロークラッチ12の実際の締結状態を示すパラメー
タとしてエンジン回転数Neとタービン回転数Ntとか
ら算出したスリップ回転数Nsを用い、この実際のスリ
ップ回転数Nsと予め設定しておいた目標とするスリッ
プ回転数Naとの偏差eを算出する。そして、この偏差
eを基にPID制御則に基づきフィードバックし、ロー
クラッチ12の締結力の補正量としての補正項Δdを演
算し、前回演算した補正項Δd-1と今回演算した補正項
Δdに基づきロークラッチ12の締結力を設定する。こ
こで、自動ニュートラル状態の中止の際には、最後に演
算した補正項を記憶して、新たな自動ニュートラル状態
の開始時に、記憶した補正項を前回演算した補正項とし
て設定する。すなわち、制御装置30は、偏差演算手
段、補正量演算手段及び締結力設定手段の機能を備えて
構成されるものである。
【0023】次に、制御装置30により実行される自動
変速機制御を、図4のフローチャートで説明する。この
制御プログラムは、所定時間毎に繰り返し実行され、ま
ず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、制御に
必要なパラメータの読み込む。
【0024】その後、S102乃至S108の自動ニュ
ートラル制御を実行する条件判定の処理へと進み、S1
02乃至S108の全てが成立するときにのみS109
へと進み、S102乃至S108の1つでも否の場合
は、S111へと進む。
【0025】すなわち、S102ではブレーキペダルス
イッチ28がONか否か判定し、S103ではスロット
ル開度θが予め設定しておいた閾値θsより小さいか否
か判定する。このS103では、スロットル弁が全閉か
否か判定するもので、閾値θsは、スロットル弁が実質
的に全閉と判定できる値である。
【0026】また、S104ではエンジン回転数Neが
予め設定しておいた閾値Nes(エンジン回転が略アイド
ル回転とみなせる値)より小さいか否かを判定し、S1
05では車速Vが予め設定しておいた閾値Vs(実質的
に車速ゼロと見なせる値)より小さいか否か判定する。
【0027】さらに、S106ではシフトレンジ位置が
Dレンジか否か判定し、S107ではエンジン水温Te
が予め設定しておいた閾値、Tes1とTes2の間にある
か否か判定する。このS107の判定は、エンジン水温
Teが低すぎるときには燃焼変動から車体振動が発生し
やすくなるため自動ニュートラル制御は行わないように
する。また、エンジン水温Teが高すぎるときには、エ
ンジン1がオーバーヒートにならないように自動ニュー
トラル制御は行わないようにする。
【0028】また、S108ではATF温度TATが予め
設定しておいた閾値、TATS1とTATS2の間にあるか否か
判定する。すなわち、ATF温度TATが低すぎるときに
は、自動変速機のレスポンスが良好では無く、再発進の
ときの制御性が悪化することを防止するため自動ニュー
トラル制御は行わないようにする。また、ATF温度T
ATが高すぎるときには、自動ニュートラル制御でクラッ
チを滑らせるとクラッチ摩擦材の劣化が進み好ましくな
いため、自動ニュートラル制御は行わないようにする。
【0029】そして、S102乃至S108の自動ニュ
ートラル制御を実行する条件判定を全て満足してS10
9に進むと、自動ニュートラル制御実行フラグFNTRLを
セット(FNTRL=1)し、S110に進んで後述の自動
ニュートラル制御を実行する。
【0030】一方、S102乃至S108の自動ニュー
トラル制御を実行する条件判定の何れか一つで否となっ
て、S111に進むと、自動ニュートラル制御実行フラ
グFNTRLがセットされているか否か判定される。
【0031】そして、自動ニュートラル制御実行フラグ
FNTRLがセットされていれば、S112に進み、自動ニ
ュートラル制御により設定されるロークラッチ12の締
結力に対するPID補正項Δdを、最後に演算した補正
量として記憶する。その後、S113に進み、自動ニュ
ートラル制御実行フラグFNTRLをクリア(FNTRL=0)
し、S114に進んで通常の制御、すなわち、通常の、
自動変速機に係る変速制御、ロックアップ制御、ライン
圧制御等を行う。
【0032】また、S111で、自動ニュートラル制御
実行フラグFNTRLがクリアされている場合は、S113
にジャンプして、自動ニュートラル制御実行フラグFNT
RLをクリア(FNTRL=0)し、S114に進んで通常の
制御、すなわち、通常の、自動変速機に係る変速制御、
ロックアップ制御、ライン圧制御等を行う。
【0033】次に、図5は、上述の自動変速機制御のS
110で実行される自動ニュートラル制御のフローチャ
ートを示し、まず、S201で、予め実験等により設定
されたロークラッチ12の締結力の初期出力Duty 比D
uty0を設定する。
【0034】次いで、S202に進み、現在記憶してい
るロークラッチ12の締結力に対するPID補正項Δd
を、前回のPID補正項Δd-1として設定する。これに
より、自動ニュートラル制御の初めでは、前回の自動ニ
ュートラル制御の最後に設定しておいたPID補正項Δ
dが前回のPID補正項Δd-1として設定されることに
なる。
【0035】その後、S203に進み、エンジン回転数
Neとタービン回転数Ntとを読み込み、S204に進
んで、スリップ回転数Ns(=Ne−Nt)を算出す
る。
【0036】次いで、S205に進み、S204で算出
した実際のスリップ回転数Nsと予め設定しておいた目
標とするスリップ回転数Na(例えば、100rpm )と
の偏差e(=Na−Ns)を算出して、S206に進
む。
【0037】S206では、PID制御則により、スリ
ップ回転数偏差eに基づく補正項Δdを算出する。 Δd=Kp・e+Ki・∫edt+Kd・(de/d
t) ここでKp、Ki、Kdは制御パラメータである。
【0038】次いで、S207に進み、ロークラッチ1
2の締結力となる総Duty 比Dutyを初期出力Duty 比
Duty0と前回のPID補正項Δd-1とS206で算出し
た今回の補正項Δdとから算出する。 Duty ←Duty0+Δd-1+Δd
【0039】そして、S208では、S207で算出し
た総Duty 比Duty を油圧制御回路39に対して出力す
る。
【0040】このように、本実施の形態によれば、新た
な自動ニュートラル制御の初めでは、前回の自動ニュー
トラル制御の最後に設定しておいたPID補正項Δdを
前回のPID補正項Δd-1として設定して総Duty 比D
uty を算出するようになっているので、製造ばらつき、
個体差により総Duty 比Duty が理想の値に収束するこ
とが遅れることがない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造ばらつき、個体差によらず速やかにクラッチをスリッ
プ状態に至らせることができ、有効かつ確実に燃料消費
量と車体振動を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の制御機構の全体説明図
【図2】自動変速機の主要部の概略説明図
【図3】通常の変速位置と係合要素の係合状態との関係
を示す説明図
【図4】自動変速機制御のフローチャート
【図5】自動ニュートラル制御のフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン 1a エンジン出力軸 2 トルクコンバータ 3 タービンシャフト 4 変速機構 12 ロークラッチ 30 制御装置(偏差演算手段、補正量演算手段、締結
力設定手段) 40 油圧制御機構 46 リニアソレノイドバルブ
フロントページの続き Fターム(参考) 3J552 MA02 MA12 NA01 NB01 PA31 PA47 PA59 PA70 RA20 RA27 RB02 SA03 SA18 SA52 TA01 TB17 TB18 UA02 VA02W VA06Y VA32Z VA48Z VA62W VA66W VB01Z VC01Z VC03Z VC07Z VD11Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレンジ位置が走行レンジの際、予
    め設定した条件が成立したときに所定のクラッチの締結
    力を制御してニュートラル状態にする自動変速機の自動
    ニュートラル制御装置において、 上記クラッチの実際の締結状態を示すパラメータと目標
    とする締結状態を示すパラメータとの偏差を演算する偏
    差演算手段と、 上記偏差に基づき上記クラッチ締結力の補正量を演算す
    る補正量演算手段と、 上記補正量演算手段で前回演算した補正量と今回演算し
    た補正量に基づき上記クラッチ締結力を設定する締結力
    設定手段とを備え、 上記締結力設定手段は、自動ニュートラル状態の中止の
    際に、上記補正量演算手段で最後に演算した補正量を記
    憶して、新たな自動ニュートラル状態の開始時に、上記
    記憶した補正量を上記前回演算した補正量として設定す
    ることを特徴とする自動変速機の自動ニュートラル制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記補正量演算手段は、上記偏差をPI
    D制御則に基づき処理して上記補正量を演算することを
    特徴とする請求項1記載の自動変速機の自動ニュートラ
    ル制御装置。
JP2000210164A 2000-07-11 2000-07-11 自動変速機の自動ニュートラル制御装置 Pending JP2002031222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210164A JP2002031222A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 自動変速機の自動ニュートラル制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210164A JP2002031222A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 自動変速機の自動ニュートラル制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002031222A true JP2002031222A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18706467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000210164A Pending JP2002031222A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 自動変速機の自動ニュートラル制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002031222A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091590A1 (fr) * 2002-04-25 2003-11-06 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Procede de regulation du decalage du signal de detection de courant dans un controleur de transmission d'une puissance d'entrainement
JP2004286062A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Fuji Heavy Ind Ltd 自動変速機の特性補正システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109963A (ja) * 1984-11-05 1986-05-28 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のクリ−プ防止装置
JPH05263922A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機のクリープ防止制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109963A (ja) * 1984-11-05 1986-05-28 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のクリ−プ防止装置
JPH05263922A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機のクリープ防止制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091590A1 (fr) * 2002-04-25 2003-11-06 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Procede de regulation du decalage du signal de detection de courant dans un controleur de transmission d'une puissance d'entrainement
US7182712B2 (en) 2002-04-25 2007-02-27 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Method for regulating offset of current detection signal in driving power transmission controller
JP2004286062A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Fuji Heavy Ind Ltd 自動変速機の特性補正システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7536248B2 (en) Vehicle take-off control apparatus and method
US7563195B2 (en) Speed change control device and speed change control method for automatic transmission for vehicle
CN109790920B (zh) 无级变速器的变速控制方法以及变速控制装置
JP5790670B2 (ja) 車両の制御装置
JP6418187B2 (ja) 車両の変速制御装置
JP4983498B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP2010196881A (ja) 車両の制御装置
JP6555109B2 (ja) 動力伝達装置の制御装置
JP4848769B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2002031222A (ja) 自動変速機の自動ニュートラル制御装置
JP2010169162A (ja) 車両の制御装置
JP4924562B2 (ja) 車両の発進制御装置
JP3451861B2 (ja) 自動変速機のクリープ防止装置
JP3206346B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP5625892B2 (ja) 車両の制御装置
JP5040823B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
CN114126937B (zh) 车辆的控制装置及车辆的控制方法
JP4983249B2 (ja) 車両のニュートラル制御装置
JP3402121B2 (ja) 変速機を有する車両の制御装置
JP3120743B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP2007205509A (ja) 車両の制御装置
JPH10184896A (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP4881822B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JPH0953717A (ja) 車両用直結クラッチの制御装置
JPH05164243A (ja) 車両のクリープ防止制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100601