JP2002030712A - 局部洗浄便座 - Google Patents

局部洗浄便座

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JP2002030712A
JP2002030712A JP2000212335A JP2000212335A JP2002030712A JP 2002030712 A JP2002030712 A JP 2002030712A JP 2000212335 A JP2000212335 A JP 2000212335A JP 2000212335 A JP2000212335 A JP 2000212335A JP 2002030712 A JP2002030712 A JP 2002030712A
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Yasuhiro Kawamoto
恭宏 河本
Kenji Kida
憲治 来田
Hideki Ono
英樹 大野
Sanenori Ueda
実紀 上田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清潔な洗浄水で広範囲な洗浄を行うことがで
きると共に、便座が起倒自在に回動でき、さらに、流路
の引き回しがシンプルであること。 【解決手段】 温水生成手段5によって作られた温水は
便座回動軸8内を通した流路7を通り、便座1に設けた
洗浄水噴出ノズル6から噴出する。噴出した洗浄水は肛
門を通ることなく、清潔な洗浄水のまま局部を洗浄する
ことができる。このとき流路7は便座回動軸8内を通っ
てつながっているため、便座1は起倒自在に回動でき、
しかもシンプルな構成を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の局部を洗浄
する局部洗浄便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体の局部を洗浄するための局部洗浄便
座が普及してきている。この局部洗浄便座は図10に示
すように、便座1に座った人体2の局部に対して、便器
後方に設置された本体3より洗浄ノズル4を繰出し、人
体2の後方から洗浄水を噴出し、局部の洗浄を行なうも
のである。
【0003】一方、局部を広く洗浄するものとして特開
昭62−242030号公報に記載されている人体局部
洗浄装置がある。これは洗浄ノズルにラックを設け、繰
出したノズルをさらにピニオンギアによって前後に動か
し、広い範囲を洗浄するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の局部洗浄便
座および人体局部洗浄装置は、より広い範囲を洗浄する
ために洗浄ノズルを大きく繰出していくと、やがて洗浄
水は股間から外れ、便座の外に飛び出してしまうと言う
課題を有していた。特に女性の局部は前を向いているた
め、洗浄水が股間から外れる寸前まで洗浄ノズルを伸ば
してもなお、洗浄できない部分が残ると言う課題も有し
ていた。また、人体の後方から洗浄水を噴出するため、
肛門に当たった洗浄水がさらに前に流れることもあり、
特に女性の局部に対して、肛門を通った洗浄水が当たる
ことは衛生上の問題が大きいと言う課題も有していた。
これらの課題を解決する方法として、洗浄ノズルを便座
の前方に配して洗浄水を前方から当てる方法が考えられ
るが、流路の引き回しと便座の起倒自在な回動を両立さ
せるシンプルな構成を実現することが困難であると言う
課題を有していた。さらに、洗浄ノズルまでの流路が長
くなるため、温水が冷えることや流路に結露が生じると
いう課題も有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、便座を起倒自在に回動させるための便座回
動軸内に流路を通し、便座に設けた洗浄水噴出ノズルか
ら洗浄水を噴出するようにしたものである。また、流路
を便座肉厚部に設けたり、流路を断熱もしくは加熱する
ようにしたものである。
【0006】上記発明によれば、便座回動軸内に流路を
通し、また、便座肉厚部に流路を設けるため、流路の引
き回しを簡素にすることができる。また、流路を断熱も
しくは加熱するため、温水の冷えや流路への結露発生を
なくすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、洋式便器において使用
する便座と、温水を生成するための温水生成手段と、便
座が起倒自在となるための軸および軸受けとからなる便
座回動軸と、便座に設けた洗浄水噴出ノズルと、温水生
成手段と洗浄水噴出ノズルとを結ぶために便座内に配設
した流路とからなり、流路は便座回動軸内を通るように
したものである。そして、便座回動軸内に流路を通すこ
とにより、便座は起倒自在に回動し、かつ、流路引き回
しがシンプルな構成にすることができる。
【0008】次に、洋式便器において使用する便座と、
温水を生成するための温水生成手段と、便座が起倒自在
となるための軸および軸受けとからなる便座回動軸と、
便座に設けた洗浄水噴出ノズルと、温水生成手段と洗浄
水噴出ノズルとを結ぶために便座内に配設したチューブ
とからなり、便座回動軸は内部を中空とし、チューブは
便座回動軸内を通るようにしたものである。そして、流
路としてチューブを用いて、中空の便座回動軸内を通す
ことにより、流路の引き回しの自由度が増し、シンプル
な構成にすることができる。
【0009】次に、洋式便器において使用する便座と、
温水を生成するための温水生成手段と、便座が起倒自在
となるための軸および軸受けとからなる便座回動軸と、
便座に設けた洗浄水噴出ノズルと、便座回動軸は内部に
流体が通るように中空構造とし、温水生成手段と便座回
動軸とを結ぶための流路と、便座回動軸と洗浄水噴出ノ
ズルとを結ぶための流路からなるようにしたものであ
る。そして、便座回動軸内部に流体が通るような中空構
造となるため、流路が便座回動軸介して接続されること
になり、構成がシンプルで、便座と本体との分断を容易
に行うことができる。
【0010】次に、便座内の流路は便座肉厚内部に成形
した管路を流路とするようにしたものである。そして、
流路が便座肉厚内部を通っているため、流路を構成する
ための部品点数を減らすことができ、また、流路の引き
回しの自由度を増すことができ、さらに、便座内のスペ
ースを広く確保することができるシンプルな構成にする
ことができる。
【0011】次に、便座内の流路は便座肉厚部に設けた
溝と、溝を覆う溝フタによって構成するようにしたもの
である。そして、流路が便座肉厚部に溝を掘って構成し
ているため、シンプルで、容易に作製することができ
る。
【0012】次に、便座内の流路を断熱材で覆うように
したものである。そして、流路が断熱材で覆われている
ため、生成された温水が冷えることなく人体の局部を洗
浄することができ、また、非使用時に流路内の残留水が
冷えても結露を防ぐことができる。
【0013】次に、便座内の流路は断熱チューブとする
ようにしたものである。そして、流路が断熱チューブで
構成されているため、生成された温水が冷えることなく
人体の局部を洗浄することができ、また、非使用時に流
路内の残留水が冷えても結露を防ぐことができる。
【0014】次に、便座内の流路は便座暖房のヒータ部
と接触させるようにしたものである。そして、流路が便
座暖房用のヒータ部と接触しているため、生成された温
水が冷えることなく人体の局部を洗浄することができ、
また、非使用時に流路内の残留水が冷えることのよる結
露を防ぐことができる。
【0015】次に、便座内の流路に便座暖房のヒータ線
を巻き付けるようにしたものである。そして、流路に便
座暖房用のヒータ線が巻き付いているため、生成された
温水が冷えることなく人体の局部を洗浄することがで
き、また、非使用時に流路内の残留水が冷えることのよ
る結露を防ぐことができる。
【0016】次に、温水生成手段と洗浄水噴出ノズルと
を結んだ流路の途上に流体カプラを挿入し、便座の着脱
に応じて流路も分断できるようにしたものである。そし
て、流路が流体カプラと便座回動軸内を通ってつながっ
ているため、便座は起倒自在に回動でき、しかもシンプ
ルな構成を実現できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1の局
部洗浄便座を示した概略図である。
【0019】図1において、1は洋式便器において使用
する便座で、5は温水を生成するための温水生成手段で
ある。6は洗浄水を噴出するための洗浄水噴出ノズル
で、流路7によって温水生成手段5とつながっている。
また、8は便座1を本体3に対して起倒自在に回動させ
るための便座回動軸で、内部に流路7が通っている。な
お、この図は便座1と本体3とを分離した図となってい
るが、使用時には便座1と本体3は便座回動軸8によっ
て接続される。
【0020】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段5によって作られた温水は便座回動軸8内を通し
た流路7を通り、便座1に設けた洗浄水噴出ノズル6か
ら噴出する。ここで、噴出した温水は人体局部を洗浄す
るものであるから洗浄水と呼ぶ。洗浄水は肛門を通るこ
となく、清潔な洗浄水のまま局部を洗浄することができ
る。このとき流路7は便座回動軸8内を通ってつながっ
ているため、便座1は起倒自在に回動でき、しかもシン
プルな構成を実現できる。
【0021】なお、洗浄水噴出ノズル6の大きさや角度
等の形状により、噴出した洗浄水の軌跡が変わるため、
被洗浄部の位置に応じてこれらの形状を決めると、広い
範囲にわたり、洗浄を行なうことができる。
【0022】また、温水生成手段5は水を容器に溜めて
加熱する貯湯式であっても、使用時に流水を加熱する瞬
間式であっても良い。
【0023】なお、温水を温水生成手段5から洗浄水噴
出ノズル6へ送り、噴出する方法としては、水道水の圧
力を用いて水によって押出す方法や、ポンプを用いて送
る方法であっても良い。
【0024】また、図2の概略図に示すように、温水生
成手段5と洗浄水噴出ノズル6とをチューブ9によって
つなげると、流路引き回しの自由度を増すことができ
る。
【0025】なお、温水生成手段5は本体3に内蔵され
ている図になっているが、本体3に内蔵しても、便座1
に内蔵しても、便座1や本体3と別設されていても良
い。
【0026】また、便座回動軸8を内部に流体が通るよ
うな中空構造とし、温水生成手段5と便座回動軸8、お
よび便座回動軸8と洗浄水噴出ノズル6とを流路7でつ
なぎ、温水が便座回動軸8の中空内部を直接通るように
すると、流路7が便座回動軸8を介して接続されること
になり、便座1と本体3との分断を容易に行うことがで
きる。
【0027】(実施例2)図3は本発明の実施例2の局
部洗浄便座の概略図である。
【0028】図3において、(a)は便座1の概略図
で、(b)は(a)の便座1の斜線部での断面図であ
る。また、7は便座肉厚内部に管路を成形してなる流路
であり、便座回動軸8と洗浄水噴出ノズル6とをつない
でいる。
【0029】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段で生成された温水は便座回動軸を通って便座1内
に入り、便座肉厚内部に成形した流路7を通って洗浄水
噴出ノズル6から噴出し、人体の局部を洗浄することが
できる。このとき流路7は便座肉厚内部を通っているた
め、流路を構成するための部品点数を減らすことができ
る。また、流路の引き回しの自由度を増すことができ、
さらに、便座内のスペースを広く確保することができ
る。
【0030】(実施例3)図4は本発明の実施例3の局
部洗浄便座の概略図である。
【0031】図4において、(a)は便座1の概略図
で、(b)は(a)の便座1の斜線部での断面図であ
る。また、7は便座肉厚部に設けた溝10と溝フタ11
との組み合わせによって構成される流路であり、便座回
動軸8と洗浄水噴出ノズル6とをつないでいる。
【0032】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段で生成された温水は便座回動軸を通って便座1内
に入り、便座肉厚部に溝10と溝フタ11とによって構
成された流路7を通って洗浄水噴出ノズル6から噴出
し、人体の局部を洗浄することができる。このとき流路
7は便座肉厚内部を通っているため、流路の引き回しの
自由度を増すことができ、さらに、便座内のスペースを
広く確保することができる。また、流路7は便座肉厚部
に溝10を掘って構成しているため、シンプルで、容易
に作製することができる。
【0033】(実施例4)図5は本発明の実施例4の局
部洗浄便座の概略図である。
【0034】図5において、1は便座で、洗浄水噴出ノ
ズル6が設けられている。7は流路で、温水生成手段
(図示せず)と洗浄水噴出ノズル6をつないでいる。1
2は断熱材で、流路7を覆っている。
【0035】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段で生成された温水は流路7を通り、洗浄水噴出ノ
ズル6から噴出する。このとき流路7は断熱材12で覆
われているため、生成された温水が冷えることなく人体
の局部を洗浄することができる。また、非使用時に流路
内の残留水が冷えても結露を防ぐことができる。
【0036】なお、流路7を実施例2もしくは実施例3
に記載したように便座肉厚内部に構成した場合、便座1
に断熱性のある材料を用いることにより同様に実施でき
る。
【0037】また、図6の概略図に示すように、温水生
成手段(図示せず)と洗浄水噴出ノズル6とを断熱チュ
ーブ13によってつなげると、断熱効果による温水の冷
えや流路の結露を防止でき、かつ、流路引き回しの自由
度を増すことができる。
【0038】なお、断熱チューブとしては樹脂製のチュ
ーブやゴム製のチューブを用いても良い。
【0039】(実施例5)図7は本発明の実施例5の局
部洗浄便座の概略図である。
【0040】図7において、1は便座で、洗浄水噴出ノ
ズル6が設けられている。7は流路で、温水生成手段
(図示せず)と洗浄水噴出ノズル6をつないでいる。1
4は便座暖房用のヒータ部で、流路7と接触している。
【0041】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段で生成された温水は流路7を通り、洗浄水噴出ノ
ズル6から噴出する。このとき流路7は便座暖房用のヒ
ータ部14と接触しているため、生成された温水が冷え
ることなく人体の局部を洗浄することができる。また、
非使用時に流路内の残留水が冷えることのよる結露を防
ぐことができる。
【0042】なお、流路7は便座暖房用のヒータ部14
によって温度の降下を緩和することができるため、流路
7に肉厚の薄い管や金属管と言った断熱効果の小さい材
料を用いることができる。
【0043】また、流路7を実施例2もしくは実施例3
に記載したように便座肉厚内部に構成する場合、便座暖
房用のヒータ部14に流路7を構成することにより、同
様に実施することができる。
【0044】(実施例6)図8は本発明の実施例6の局
部洗浄便座の概略図である。
【0045】図8において、1は便座で、洗浄水噴出ノ
ズル6が設けられている。7は流路で、温水生成手段
(図示せず)と洗浄水噴出ノズル6をつないでいる。1
5は便座暖房用のヒータ線で、流路7に巻き付けられて
いる。
【0046】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段で生成された温水は流路7を通り、洗浄水噴出ノ
ズル6から噴出する。このとき流路7は便座暖房用のヒ
ータ線15が巻き付いているため、生成された温水が冷
えることなく人体の局部を洗浄することができる。ま
た、非使用時に流路内の残留水が冷えることのよる結露
を防ぐことができる。さらに、ヒータ線15の発熱によ
り、温水をさらに昇温させることができる。
【0047】なお、便座暖房用のヒータ線15によって
流路7内の温水を昇温させる場合は、流路7に金属管や
肉厚の薄い管と言った熱伝導の良い材料を用いると良
い。
【0048】(実施例7)図9は本発明の実施例7の局
部洗浄便座を示した概略図である。
【0049】図9において、1は洋式便器において使用
する便座で、5は温水を生成するための温水生成手段で
ある。6は洗浄水を噴出するための洗浄水噴出ノズル
で、16は流体の経路を着脱自在にするための流体カプ
ラである。また、8は便座1を本体3に対して起倒自在
に回動させるための便座回動軸である。ここで流路7は
まず温水生成手段5と流体カプラ16の一方とをつない
でおり、さらに流体カプラ16のもう一方と洗浄水噴出
ノズル6とをつないでいる。流体カプラ16と洗浄水噴
出ノズル6との間の流路7は便座回動軸8の中を通って
いる。
【0050】次に動作、作用について説明する。温水生
成手段5によって作られた温水は流路7によって順に流
体カプラ16、便座回動軸8内を通り、便座1に設けた
洗浄水噴出ノズル6から噴出する。洗浄水は肛門を通る
ことなく、清潔な洗浄水のまま局部を洗浄することがで
きる。このとき流路7は便座回動軸8内を通ってつなが
っているため、便座1は起倒自在に回動でき、しかもシ
ンプルな構成を実現できる。また、掃除やメンテナンス
等で本体3と便座1とをはずす必要が生じた時には流体
カプラ16によて流路を分断できるため、本体3と便座
1とを完全に分離・着脱することができる。
【0051】なお、流体カプラ16として単純に流路を
つなぐタイプのものを用いると、低コストで本体3と便
座1との完全着脱を行なうことができる。
【0052】また、流体カプラ16として分離時に止水
が行なえるタイプのものを用いると、分離時に残留水の
滴が落ちたりせずに本体3と便座1との完全着脱を行な
うことができる。なお、流体カプラ16の止水機能は1
組の流体カプラ16の両方とも止水できるものであって
も、片方だけ止水できるものであっても良い。
【0053】なお、流体カプラ16をそれぞれ便座回動
軸8の軸側および軸受け側に固定すると、分離時に流路
が見えず、シンプルな構成にすることができる。また、
流体カプラ16をそれぞれ便座回動軸8の軸側および軸
受け側と一体で成形しても同様に実施できる。なお、流
体カプラ16の便座回動軸8の軸側および軸受け側への
固定や一体成形は、軸側、軸受け側両方とも行なっても
良いし、片方だけ行なっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の局部洗浄便座によると次の効果が得られる。
【0055】(1)便座回動軸内に流路を通すことによ
り、便座は起倒自在に回動し、かつ、流路引き回しがシ
ンプルな構成にすることができる。
【0056】(2)流路としてチューブを用いて、中空
の便座回動軸内を通すことにより、流路の引き回しの自
由度が増し、シンプルな構成にすることができる。
【0057】(3)便座回動軸内部に流体が通るような
中空構造となるため、流路が便座回動軸介して接続され
ることになり、構成がシンプルで、便座と本体との分断
を容易に行うことができる。
【0058】(4)流路が便座肉厚内部を通っているた
め、流路を構成するための部品点数を減らすことがで
き、また、流路の引き回しの自由度を増すことができ、
さらに、便座内のスペースを広く確保することができる
シンプルな構成にすることができる。
【0059】(5)流路が便座肉厚部に溝を掘って構成
しているため、シンプルで、容易に作製することができ
る。
【0060】(6)流路が断熱材で覆われているため、
生成された温水が冷えることなく人体の局部を洗浄する
ことができ、また、非使用時に流路内の残留水が冷えて
も結露を防ぐことができる。
【0061】(7)流路が断熱チューブで構成されてい
るため、生成された温水が冷えることなく人体の局部を
洗浄することができ、また、非使用時に流路内の残留水
が冷えても結露を防ぐことができる。
【0062】(8)便座内の流路は便座暖房のヒータ部
と接触させるようにしたものである。そして、流路が便
座暖房用のヒータ部と接触しているため、生成された温
水が冷えることなく人体の局部を洗浄することができ、
また、非使用時に流路内の残留水が冷えることのよる結
露を防ぐことができる。
【0063】(9)便座内の流路に便座暖房のヒータ線
を巻き付けるようにしたものである。そして、流路に便
座暖房用のヒータ線が巻き付いているため、生成された
温水が冷えることなく人体の局部を洗浄することがで
き、また、非使用時に流路内の残留水が冷えることのよ
る結露を防ぐことができる。
【0064】(10)流路が流体カプラと便座回動軸内
を通ってつながっているため、便座は起倒自在に回動で
き、しかもシンプルな構成を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の局部洗浄便座全体の概略構
成図
【図2】同便座全体の他の概略構成図
【図3】(a)本発明の実施例2の局部洗浄便座の概略
構成図 (b)同便座の斜線部Aの断面図
【図4】(a)本発明の実施例3の局部洗浄便座の概略
構成図 (b)同便座の斜線部Bの断面図
【図5】本発明の実施例4の局部洗浄便座の概略構成図
【図6】同便座の他の概略構成図
【図7】本発明の実施例5の局部洗浄便座の概略構成図
【図8】本発明の実施例6の局部洗浄便座の概略構成図
【図9】本発明の実施例7の局部洗浄便座の全体概略構
成図
【図10】従来の局部洗浄便座の概略構成図
【符号の説明】
1 便座 3 本体 5 温水生成手段 6 洗浄水噴出ノズル 7 流路 8 便座回動軸 9 チューブ 10 溝 11 溝フタ 12 断熱材 13 断熱チューブ 14 ヒータ部 15 ヒータ線 16 流体カプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上田 実紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AD03 2D038 DA02 JA04 JB05 JC11 JF00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋式便器において使用する便座と、温水
    を生成する温水生成手段と、前記便座が起倒自在となる
    軸および軸受けとからなる便座回動軸と、前記便座に設
    けた洗浄水噴出ノズルと、前記温水生成手段と前記洗浄
    水噴出ノズルとを結ぶために前記便座内に配設した流路
    とからなり、前記流路は前記便座回動軸内を通ることを
    特徴とする局部洗浄便座。
  2. 【請求項2】 洋式便器において使用する便座と、温水
    を生成する温水生成手段と、前記便座が起倒自在となる
    軸および軸受けとからなる便座回動軸と、前記便座に設
    けた洗浄水噴出ノズルと、前記温水生成手段と前記洗浄
    水噴出ノズルとを連通し前記便座内に配設したチューブ
    とからなり、前記便座回動軸は内部を中空とし、前記チ
    ューブは前記便座回動軸内を通ることを特徴とする局部
    洗浄便座。
  3. 【請求項3】 洋式便器において使用する便座と、温水
    を生成する温水生成手段と、前記便座が起倒自在となる
    軸および軸受けとからなる便座回動軸と、前記便座に設
    けた洗浄水噴出ノズルと、前記便座回動軸は内部に流体
    が通るように中空構造とし、前記温水生成手段と前記便
    座回動軸とを連通する流路と、前記便座回動軸と前記洗
    浄水噴出ノズルとを連通する流路からなることを特徴と
    する局部洗浄便座。
  4. 【請求項4】 便座内の流路は便座肉厚内部に成形した
    管路を流路とすることを特徴とする、請求項1、2又は
    3に記載の局部洗浄便座。
  5. 【請求項5】 便座内の流路は便座肉部に設けた溝と、
    前記溝を覆う溝フタによって構成したことを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の局部洗浄便座。
  6. 【請求項6】 便座内の流路を断熱材で覆ったことを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の局部洗浄便座。
  7. 【請求項7】 便座内の流路は断熱チューブとしたこと
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載の局部洗浄便
    座。
  8. 【請求項8】 便座内の流路は便座暖房のヒータ部と接
    触させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の局部洗浄便座。
  9. 【請求項9】 便座内の流路に便座暖房のヒータ線を巻
    きつけたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の局
    部洗浄便座。
  10. 【請求項10】 温水生成手段と洗浄水噴出ノズルとを
    結んだ流路の途上に流体カプラを挿入し、便座の着脱に
    応じて流路も分断できることを特徴とした請求項1〜9
    のいずれか1項に記載の局部洗浄便座。
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