JP2002030431A - スパッタリングターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲットおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパッタリング中のターゲットの割れを
低減したスパッタリングターゲットを提供する。 【解決手段】 ターゲット支持体、ターゲット部材及び
これらを接合するはんだ材とから構成されるスパッタリ
ングターゲットにおいて、ターゲット部材における、タ
ーゲット支持体との接合面の表面粗さ(Ra)を0.5
μm以上としたことを特徴とし、このようなターゲット
は、ターゲット部材における、ターゲット支持体との接
合面のRaを、ブラスト材の投射により0.5μm以上
とした後、はんだ材を用いてターゲット部材とターゲッ
ト支持体とを接合することより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングに
より薄膜を形成する際に使用されるスパッタリングター
ゲットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報社会およびマルチメディアを
支える半導体素子、記録媒体、フラットパネルディスプ
レイ等のデバイスには、多種多様の薄膜が使用されてい
る。薄膜を形成する手段としては、スパッタリング法、
真空蒸着法、CVD法等があげられる。中でも、スパッ
タリング法は、大面積に均一な膜を成膜するのに有利な
ため、フラットパネルディスプレイの分野では多く使用
されている。
【0003】スパッタリング法で用いられるスパッタリ
ングターゲットは、特殊なものを除いて、ターゲット部
材とターゲットの支持体であるバッキングプレートとを
接合することにより製造される。ターゲット部材とバッ
キングプレートの接合方法としては、金属接合剤(例え
ばインジウムはんだ)によるろう付け、拡散接合、爆
着、EBウェルド等多様の手法があり、ターゲット部材
やバッキングプレートの材質に合わせて適宜選択され、
採用されている。
【0004】中でも、金属接合剤を用いたろう付けによ
る手法は、一般的であり、製造設備を導入する際のコス
トが低く、またフラットパネルディスプレイ用の大型サ
イズのターゲットに対しても比較的容易に適応できると
いう利点を有している。
【0005】このような構造をしたスパッタリングター
ゲットのターゲット部材としてガラス材を用いた場合に
は、ターゲットとバッキングプレートの接合工程や、ス
パッタリングによる成膜中にターゲットに割れが発生し
やすいという特徴がある。
【0006】接合時に発生する割れは、ターゲット部材
およびバッキングプレートをはんだ材の融点以上に加
熱、接合させた後の冷却工程において両者の熱膨張率の
差により発生することが知られている。これを解決する
ために、例えば、特開平2−184578号公報(接合
材として有機接着剤を使用)、特開平2−122071
号公報(半田の融点直下の温度で反りに対する機械的矯
正を実施)、特開平6−65727号公報(接合面の一
部にのみはんだ材を使用して接合)、特開平10−46
329号報(半田層に粉末を介在させる)等が提案され
ている。
【0007】一方、スパッタリング中に発生するターゲ
ットの割れについては、装置や薄膜製品に与えるダメー
ジが大きく、解決すべき重要な課題となっているが、こ
れまでに充分な対策はとられていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ター
ゲット支持体であるバッキングプレート、ターゲット部
材およびこれらを接合するはんだ材とから構成されるス
パッタリングターゲットにおいて、スパッタリング中に
発生する割れが起こりにくいスパッタリングターゲット
およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決すべく鋭意検討を行った結果、スパッタリング中
に発生する割れは、プラズマからの熱の輻射により加熱
されたターゲット部材の熱が、はんだ材および水冷され
ているバッキングプレートを経由して逃がしきれずにタ
ーゲット部材中に蓄熱されるため、この熱によってター
ゲット部材のみが膨張して、割れにつながってしまうと
考え、熱伝導性および引っ張り強度を増加さえるのが良
いとの方針を得た。そして、ターゲット部材における、
ターゲット支持体との接合面の表面粗さ(Ra)を0.
5μm以上としたスパッタリングターゲットを用い、タ
ーゲット部材と接合剤との接触面積を増加させることに
より、熱伝導性および引っ張り強度が増加でき、前記課
題を解決できることを見出し本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明は、ターゲット支持体、ター
ゲット部材およびこれらを接合するはんだ材とから構成
されるスパッタリングターゲットにおいて、前記ターゲ
ット部材におけるターゲット支持体との接合面の表面粗
さ(Ra)を0.5μm以上としたことを特徴としたス
パッタリングターゲットおよびその製造方法に関する。
【0011】なお、本発明でいうRaの定義および測定
方法は、JIS B0601−1994に記載の通りで
ある。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明に関わるスパッタリングターゲット
は、例えば、以下の方法で製造することができる。
【0014】本発明のターゲット部材としては、一般に
用いられる材料、例えば、クロム、チタン、アルミニウ
ム、ITO(酸化インジウム−酸化スズ複合酸化物)、
SiO2等で形成されたものを例示することができる。
中でも、本発明は、スパッタリング中に割れの発生しや
すい材料に対して有効であり、特に、SiO2、パイレ
ックス(登録商標)ガラス等のガラス材に対して有効で
ある。また、ターゲット支持体の材質としては、無酸素
銅、Cu−Cr等の銅合金、チタン、ステンレススチー
ル等の通常用いられるプレートを例示することができ
る。これらのターゲット部材およびプレートは、接合面
が実質的に平行なものが好ましく、それ自体の形状とし
ては、板状物、円形板または角形板等をあげることがで
きる。
【0015】ターゲット部材およびターゲット支持体を
接合する接合材料は、通常用いられる比較的低融点のは
んだ、例えばインジウムはんだ等が用いられる。
【0016】接合部分の厚さ(相対するターゲット部材
面とターゲット支持体面との間隔)は2mm以下である
ことが好ましい。このような厚さに設定することによ
り、接合材料からなる接合層のもつ抵抗が大きくなりす
ぎず、スパッタリング時の放電電圧が不必要に高くなる
弊害を抑制することが可能となる。更に好ましくは、接
合層の抵抗の増加を抑制するために、金属製のワイヤー
等を使用し、厚さを0.5mm以下にすることである。
しかし、スパッタリングターゲットの強度の面から前記
した間隔は上記範囲以下で少なくとも0.1mmが好ま
しい。
【0017】また、スパッタリング時の冷却効率を保つ
上でボンディング率は、90%以上とすることが好まし
い。ここでいうボンディング率とは、ターゲット部材と
ターゲット支持体との重なり合った面の面積に対して、
ターゲット部材とターゲット支持体材とが接合層が介し
て接合されている面の面積割合を示す。このボンディン
グ率は、通常、超音波探傷装置等により測定することが
可能である。
【0018】次にターゲット部材とターゲット支持体と
の接合方法について詳述する。
【0019】所定の形状に加工したターゲット部材にお
ける、ターゲット支持体との接合面に対して、表面処理
を行う。表面処理に使用される装置は、一般に市販され
ているブラスト装置を使用することができる。例えば、
不二製作所製、商品名「ニューマブラスター・SGF−
5−B」を挙げることができる。ブラスト法に用いられ
る粉末(以下“ブラスト材”と記載)としては、ガラ
ス、アルミナ、ジルコニア、SiC、等が使用できる
が、これらはターゲット部材の組成、硬度等に併せて適
宜選択される。
【0020】ブラスト材の形状は、針状、粒状、球状等
が使用できる。また、ブラスト材の平均粒度は、50〜
500μmが好ましく、特に80〜200μmが好まし
い。ブラスト材の粒径を大きくすると、処理面の表面粗
さが大きくなる。
【0021】ブラスト材をターゲット部材表面に衝突さ
せる圧力は、2〜10kg/cm2程度が好ましく、特
に4〜7kg/cm2が好ましく、更には5〜6kg/
cm2が好ましい。
【0022】また、ノズルとターゲット表面との距離
は、50〜300mm程度が好ましい。この距離が近す
ぎる場合は、ビーズがターゲットをブラストする有効面
積が小さくなり、効率的でない。反対に、この距離が大
きすぎると圧力不足となり、ブラストに長時間を有す
る。
【0023】このように、ブラスト材の形状、平均粒
径、吐出圧力及び吐出距離を適宜調整することにより、
ターゲット部材の処理面の表面粗さが0.5μm以上、
好ましくは、0.7μm以上になるように設定する。表
面粗さの上限としては、特に制限はないが、表面粗さを
大きくしようとするとブラスト材を投射する際の圧力を
増加させる、ブラスト材の硬度を高くする、投射時間を
長くするといった方法を採用することとなる。しかし、
上記のような方法を採用すると、ターゲット材の、特に
エッジ部に「欠け」が発生してしまうおそれがあるの
で、このような現象を防止するためには、表面粗さは、
10μm以下とすることが好ましい。
【0024】得られた表面処理済みのターゲット部材表
面を、必要に応じて洗浄した後、接合面に金属インジウ
ム半田等の接合材料を塗布する。同じく必要に応じて洗
浄処理を施したバッキングプレートの接合面に、金属イ
ンジウム半田等の接合材料を塗布する。この際に、ター
ゲット部材が直接接合材料に溶着しない材料で構成され
ている場合には、予めターゲット部材の接合面に接合材
料との濡れ性に優れた銅、ニッケル等の薄膜層を、スパ
ッタリング法、メッキ法等により形成した後、このター
ゲット部材を使用する接合材料の融点以上に加熱して接
合材料を塗布するか、あるいは超音波を用いてターゲッ
ト部材の接合面に直接接合材料を塗布してもよい。
【0025】一方、ターゲット支持体の素材として、接
合材料との濡れ性の悪い材料を用いた場合にも上述と同
様の処置を施した後、接合材料を塗布すればよい。
【0026】次に、接合材料を塗布したターゲット支持
体を、使用された接合材料の融点以上に加熱して表面の
接合材料層を融解させた後、上述の粉末をその表面に配
置し、ターゲット部材とバッキングプレートを接合した
後、室温まで冷却してターゲットとする。
【0027】接合材料層の厚さを一定にするため、金属
製のワイヤーを接合層に介在させると好ましい。
【0028】なお、本発明の構成は、複数のターゲット
部材を1枚のバッキングプレート上に接合した多分割タ
ーゲットにおいても有効である。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定するものではない。
【0030】(実施例1)SiO2からなるターゲット
部材を5インチ×15インチ×5mmtに加工した後、
接合面の表面粗さを測定したところ、0.2μmであっ
た。次に、ターゲット部材の接合面をブラスト処理し
た。ブラスト条件は以下の通りである。
【0031】(ブラスト条件) ブラスト圧力:6.0kg/cm2、ノズルとターゲッ
ト表面の距離:150mm、ブラスト材:平均粒径10
0μmの球状ガラスビーズ。
【0032】ブラスト処理後の表面粗さを測定したとこ
ろ、0.7μmであった。このブラスト処理後のターゲ
ット部材を洗浄、乾燥させた後、スパッタリング装置内
に入れ、DCスパッタリングによりターゲット部材の接
合面に銅薄膜を約200nm積層した。
【0033】その後、このターゲット部材の接合面の周
囲の側面にポリアミドテープによりマスキングを施し、
接合面を上向きにして200℃に設定したホットプレー
ト上に設置し、銅薄膜を積層した接合面全体にインジウ
ム半田を厚みが約0.2mmとなるように塗布した。
【0034】洗浄を施した無酸素銅製のバッキングプレ
ートにも、同様に半田の不要な部分にマスキング処理を
した後接合面を上向きにして200℃に設定したホット
プレート上に設置し、その接合面全体にインジウム半田
を厚みが約0.2mmとなるように塗布した。
【0035】次に、インジウム半田を塗布したバッキン
グプレート上に、直径0.3mmの真鍮製のワイヤー2
本を5インチ間隔で配置した。
【0036】その後、ターゲット部材とバッキングプレ
ートとを接合し、室温まで冷却した。得られたSiO2
ターゲットのボンディング率は95%であった。
【0037】得られたターゲットをスパッタ装置内に設
置してスパッタリングテストを行った。スパッタリング
条件は以下の通りである。
【0038】(スパッタ条件) スパッタガス:Ar+O2、O2/Ar=5%、スパッタ
ガス圧:5mTorr、rf電力=1000W、時間:
30時間 スパッタリング後のターゲットに割れは、認められなか
った。同様のテストを同様の方法で製造した10枚のタ
ーゲットに対して実施したが、ターゲットの割れは、1
枚も発生しなかった。
【0039】(実施例2)パイレックスガラスからなる
ターゲット部材を5インチ×15インチ×5mmtに加
工した後、接合面の表面粗さを測定したところ、0.3
μmであった。次に、ターゲット部材の接合面をブラス
ト処理した。ブラスト条件は以下の通りである。
【0040】(ブラスト条件) ブラスト圧力:5.5kg/cm2、ノズルとターゲッ
ト表面の距離:150mm、ブラスト材:平均粒径10
0μmの球状ガラスビーズ。
【0041】ブラスト処理後の表面粗さを測定したとこ
ろ、0.7μmであった。このターゲット部材を実施例
1と同様の方法でターゲット化した。得られたパイレッ
クスガラスターゲットのボンディング率は96%であっ
た。
【0042】得られたターゲットをスパッタ装置内に設
置してスパッタリングテストを行った。スパッタリング
条件は以下の通り。
【0043】スパッタガス:Ar+O2、O2/Ar=3
%、スパッタガス圧:5mTorr、rf電力=100
0W、時間:30時間 スパッタリング後のターゲットに割れは、認められなか
った。同様のテストを同様の方法で製造した10枚のタ
ーゲットに対して実施したが、ターゲットの割れは、1
枚も発生しなかった。
【0044】(実施例3)SiO2からなるターゲット
材を、5インチ×15インチ×5mmtに加工した後、
接合面の表面粗さを測定したところ、0.2μmであっ
た。次に、ターゲット材の接合面を実施例1と同じ方法
でブラスト処理した。
【0045】ブラスト処理後の表面粗さを測定したとこ
ろ、0.7μmであった。
【0046】ブラスト処理後のターゲット材を洗浄、乾
燥させた後、スパッタリング装置内に入れ、DCスパッ
タリングによりターゲット部材の接合面に銅薄膜を約2
00nm積層した。
【0047】その後、このターゲット材の接合面の周囲
の側面にポリアミドテープによりマスキングを施し、接
合面を上向きにして200℃に設定したホットプレート
上に設置し、銅薄膜を積層した接合面全体にインジウム
半田を厚みが約0.2mmとなるように塗布した。
【0048】洗浄を施した無酸素銅製のバッキングプレ
ートにも、同様に半田の不要な部分にマスキング処理を
した後接合面を上向きにして200℃に設定したホット
プレート上に設置し、その接合面全体にインジウム半田
を厚みが約0.2mmとなるように塗布した。
【0049】その後、ターゲット部材とバッキングプレ
ートを接合し、室温まで冷却した。得られたSiO2
ーゲットのボンディング率は94%であった。
【0050】得られたターゲットをスパッタ装置内に設
置してスパッタリングテストを行った。スパッタリング
条件は以下の通り。
【0051】(スパッタ条件) スパッタガス:Ar+O2、O2/Ar=5%、スパッタ
ガス圧:5mTorr、rf電力=1000W、時間:
30時間 スパッタリング後のターゲットに割れは、認められなか
った。同様のテストを同様の方法で製造した10枚のタ
ーゲットに対して実施したが、ターゲットの割れは、1
枚も発生しなかった。
【0052】(比較例1)SiO2からなるターゲット
部材を5インチ×15インチ×5mmtに加工した後、
接合面の表面粗さを測定したところ、0.2μmであっ
た。
【0053】このターゲット部材を実施例1と同様の方
法でターゲット化した。得られたターゲットのボンディ
ング率は95%であった。
【0054】得られたターゲットをスパッタ装置内に設
置して、実施例1と同じ条件でスパッタリングテストを
行った。
【0055】スパッタリング後のターゲットに割れが発
生した。同様のテストを同様の方法で製造した10枚の
ターゲットに対して実施したところ、3枚のターゲット
に割れが生じた。
【0056】(比較例2)パイレックスガラスからなる
ターゲット部材を5インチ×15インチ×5mmtに加
工した後、接合面の表面粗さを測定したところ、0.3
μmであった。
【0057】このターゲットを実施例1と同様の方法で
ターゲット化した。得られたパイレックスガラスターゲ
ットのボンディング率は96%であった。
【0058】得られたターゲットをスパッタ装置内に設
置して実施例2同じ条件でスパッタリングテストを行っ
た。
【0059】スパッタリング後のターゲットに割れが認
められた。同様のテストを同様の方法で製造した10枚
のターゲットに対して実施したところ、4枚のターゲッ
トに割れが生じた。
【0060】
【発明の効果】スパッタリング中のターゲットの割れを
低減できるスパッタリングターゲットを提供することが
可能となる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット支持体、ターゲット部材およ
    びこれらを接合するはんだ材とから構成されるスパッタ
    リングターゲットにおいて、前記ターゲット部材におけ
    る、ターゲット支持体との接合面の表面粗さ(Ra)を
    0.5μm以上としたことを特徴とするスパッタリング
    ターゲット。
  2. 【請求項2】 ターゲット部材が、ガラス材であること
    を特徴とする請求項1に記載のスパッタリングターゲッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ターゲット部材におけるターゲット支持
    体との接合面の表面粗さを、ブラスト材の投射により表
    面粗さ(Ra)を0.5μm以上に加工した後、はんだ
    材を用いてターゲット支持体に接合することを特徴とす
    るスパッタリングターゲットの製造方法。
  4. 【請求項4】 ターゲット部材がガラス材であることを
    特徴とする請求項3に記載のスパッタリングターゲット
    の製造方法。
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