JP2002030260A - 紫外線硬化型接着剤組成物及び感熱孔版印刷原紙 - Google Patents

紫外線硬化型接着剤組成物及び感熱孔版印刷原紙

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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線硬化型接着剤を用いて感熱孔版印刷原紙
を製造する際、サーマルヘッドを汚染することがなく、
かつ多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムの接着強度に
優れ、得られる感熱孔版印刷原紙が耐水性及び耐溶剤性
に優れる紫外線硬化型接着剤及び感熱孔版印刷原紙の提
供。 【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物、紫外線
硬化性化合物及び光重合開始剤を含有してなる感熱孔版
印刷原紙製造のための紫外線硬化型接着剤組成物。 【化1】 〔但し、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は水素
原子、ハロゲン原子、又は炭素数1〜12の脂肪族基、
脂環族基若しくは芳香族基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱孔版印刷原紙の
製造に有効な紫外線硬化型接着剤組成物に関するもので
あり、感熱孔版印刷原紙及びこれを製造する技術分野で
賞用され得るものである。
【0002】
【従来の技術】感熱孔版印刷原紙としては、一般に、紙
等の多孔性支持体の表面に、数μm程度の薄い熱可塑性
樹脂フィルムを接着剤により接着させた原紙が用いられ
ている。この場合に使用される接着剤としては、溶剤系
又は水系の接着剤が用いられているが(例えば特公昭4
7−1188号及び同47−1187号公報等)、溶剤
系接着剤の場合には大量の溶剤を使用するため、その回
収にコストを要したり、作業環境が悪化したり、さらに
得られる製品が耐溶剤性に劣り、使用するインキが限定
されるという問題があった。又水系接着剤の場合には、
乾燥に要する熱量が膨大であり、さらに乾燥時の熱で熱
可塑性樹脂フィルムの収縮や多孔性支持体の寸法変化が
生じ、カールや皺が発生するという問題があった。
【0003】このような問題を解決するために熱硬化
型、室温硬化型、湿気硬化型及び紫外線硬化型等の無溶
剤型接着剤の使用が提案されている(特開昭61−28
6131号公報、同58−153697号公報、同62
−181374号公報、同63−233890号公報
等)。しかしながら、熱硬化型の接着剤の場合には、硬
化に要する熱量が膨大であり、さらに製造時に熱可塑性
樹脂フィルムの収縮や多孔性支持体の寸法変化が生じ、
カールや皺が発生するという問題があった。又室温硬化
型や湿気硬化型接着剤の場合には硬化速度が遅く、原紙
の製造に長時間を要し、生産性に劣るという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】紫外線硬化型接着剤
は、前記の問題がなく優れたものである。しかしなが
ら、感熱孔版印刷原紙における一方の被着体は多孔性支
持体であるため接着剤層が大気と接触しており、さらに
この用途における接着剤の塗布厚みが0.1〜5μと非
常に薄いため、接着剤塗膜中の溶存酸素濃度が非常に高
くなり、酸素による重合阻害により迅速な硬化ができ
ず、硬化が不充分となる場合が多い。これを主な原因と
して、感熱孔版印刷原紙をサーマルヘッドで穿孔する
際、未硬化成分がサーマルヘッドの発熱素子表面を汚染
したり、多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムの接着強
度が不充分であったり、得られる感熱孔版印刷原紙が耐
水性及び耐溶剤性の点で不充分であるという問題を有す
るものであった。本発明者らは、紫外線硬化型接着剤を
用いて感熱孔版印刷原紙を製造する際、サーマルヘッド
を汚染することがなく、かつ多孔性支持体と熱可塑性樹
脂フィルムの接着強度に優れ、得られる感熱孔版印刷原
紙が耐水性及び耐溶剤性に優れる紫外線硬化型接着剤及
び感熱孔版印刷原紙を見出すため鋭意検討を行ったので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】紫外線硬化型接着剤組成
物には、粘度低減を目的として、低分子量の(メタ)ア
クリレートからなる反応性希釈剤を配合する。感熱孔版
印刷原紙の製造の用途においては、薄膜硬化性が特に優
れる点で、反応性希釈剤として2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピル(メタ)アクリレートを配合している
が、得られる硬化物の柔軟性が不充分となる場合があっ
た。本発明者らは、前記化合物を配合する場合におい
て、硬化性をさらに優れたものとし、又得られる硬化物
の柔軟性を解決できれば前記課題を解決できるのではな
いかとの着想の基、種々の検討を行った結果、前記化合
物と類似の化合物を配合した組成物が、組成物の硬化性
がさらに優れたものとなり、得られる硬化物の柔軟性を
改善できるうえ、前記の課題を解決できることを見出
し、本発明を完成した。以下、本発明を詳細に説明す
る。尚、本明細書においては、アクリル酸又はメタクリ
ル酸を(メタ)アクリル酸と表し、アクリレート又はメ
タクリレートを(メタ)アクリレートと表す。
【0006】
【発明の実施の形態】○一般式(1)で表される化合物 本発明の組成物では、下記一般式(1)で表される化合物
〔以下化合物(1)という〕を必須成分とする。
【0007】
【化3】
【0008】〔但し、R1は水素原子又はメチル基を表
し、R2は水素原子、ハロゲン原子、又は炭素数1〜1
2の脂肪族基、脂環族基若しくは芳香族基を表す。〕 R2において、炭素数1〜12の脂肪族基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基及びノニル基
等のアルキル基が挙げられ、脂環族基としては、シクロ
ヘキシル基等が挙げられ、芳香族基としては、フェニル
基等が挙げられる。化合物(1)としては、R2が水素原子
であるものが好ましい本発明の接着剤組成物は、化合物
(1)を含有することにより、薄膜表面硬化性に優れ、感
熱孔版印刷原紙を製造する際に優れた硬化特性を発揮す
る。化合物(1)の含有量は、硬化性等の点から組成物中
に0.01〜10質量%が好ましく、より好ましくは
0.1〜5質量%である。この割合が0.01質量%に
満たないと、硬化物がサーマルヘッドを汚染し易くなっ
たり、接着力、耐水性及び耐溶剤性が不充分なものとな
る場合があり、又この割合が10質量%を超えると組成
物の粘度が上昇して塗工性が不充分となったり、硬化物
が柔軟すぎてサーマルヘッドを汚染してしまう場合があ
る。
【0009】化合物(1)は、種々の方法で製造されたも
のが使用でき、(メタ)アクリル酸とグリシジルエーテ
ルを用いて製造することもできる。
【0010】○紫外線硬化性化合物 本発明の組成物に使用する紫外線硬化性化合物として
は、(メタ)アクリロイル基を有する化合物が好まし
く、(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、
モノマー及びオリゴマーのいずれも使用することができ
る。紫外線硬化性化合物の配合割合としては、組成物中
に90〜99.99質量%が好ましく、より好ましくは
95〜99.9質量%である。紫外線硬化性化合物とし
ては、組成物が硬化性に優れたものとなる点で、下記式
(2)で表される化合物が好ましい。
【0011】
【化4】
【0012】〔但し、R1及びR2は、前記と同様であ
る〕
【0013】又、より高い接着強度や耐久性(劣化防
止)が要求される場合には、2個以上の(メタ)アクリ
ロイル基を有するオリゴマーを混合して用いるのが好ま
しい。モノマーとオリゴマーの重量配合比(モノマー/
オリゴマー)は、20〜100/0〜80が好ましく、
より好ましくは20〜95/5〜80、さらに好ましく
は50〜95/5〜50である。
【0014】モノマーとしては、1個の(メタ)アクリ
ロイル基を有する化合物〔以下単官能(メタ)アクリル
系モノマーという〕、2個以上の(メタ)アクリロイル
基を有する化合物〔以下多官能(メタ)アクリル系モノ
マー〕を挙げることができる。単官能アクリル系モノマ
ーとしては、例えば脂肪族環、芳香族環及び複素環等の
環構造を有するアクリル系モノマー、水酸基を有する脂
肪族系アクリレート等を挙げることができる。脂肪族
環、芳香族環、複素環等の環構造を有する(メタ)アク
リル系モノマーとしては、例えばトリシクロデカン(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、イソボロニル(メタ)アクリレート、アダマン
チル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレ
ート、ベンジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフ
ルフリル(メタ)アクリレート、モルフォリンアクリレ
ート及びフェニルグリシジル(メタ)アクリレート等が
挙げられる。又、これらのアルキレンオキサイド変性物
も使用することもできる。特に、アルキレンオキサイド
の炭素数が2〜3の変性物、例えばジシクロペンテニル
オキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルオキシエ
チル(メタ)アクリレート等が好ましい。
【0015】水酸基を有する脂肪族系(メタ)アクリレ
ートとしては、例えば炭素数が2〜9の脂肪族基に水酸
基の結合した(メタ)アクリレートが好ましく、より好
ましくは炭素数が2〜4の脂肪族基に水酸基の結合した
(メタ)アクリレートである。この脂肪族系(メタ)ア
クリレートにはフェノキシ基のような置換基が結合して
いてもよい。上記(メタ)アクリレートとしては、例え
ば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート〔前記式
(2)の化合物〕等が挙げられる。
【0016】上記した単官能(メタ)アクリル系モノマ
ーのうち、粘度、耐湿熱性及び接着性を保持する点から
特に好ましいものとしては、例えばフェニルオキシエチ
ル(メタ)アクリレート、トリシクロデカン(メタ)ア
クリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、モルフォリ
ンアクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート及び2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0017】多官能(メタ)アクリル系モノマーは、2
官能(メタ)アクリル系モノマーと3官能以上の(メ
タ)アクリル系モノマーがある。2官能(メタ)アクリ
ル系モノマーとしては、例えば炭素数が4〜9の脂肪族
ジオールのアクリレート化合物、アルキレンオキサイド
型(メタ)アクリル系モノマー、環構造を有する(メ
タ)アクリル系モノマーが挙げられる。炭素数が4〜9
の脂肪族ジオールのアクリレート化合物としては、例え
ばネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等が
挙げられる。この脂肪族ジオールの(メタ)アクリレー
トは、脂肪族エステルやアルキレンオキサイドによって
変性されていてもよい。脂肪族エステル変性アクリレー
ト化合物としては、例えばネオペンチルグリコールヒド
ロキシピバリン酸ジ(メタ)アクリレート、カプロラク
トン変性ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸
ジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0018】アルキレンオキサイド変性(メタ)アクリ
レートとしては、例えばジエチレンオキサイド変性ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピ
レンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ジエチレンオキサイド変性1,6−ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレンオ
キサイド変性1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート等が挙げられる。アルキレンオキサイド型(メ
タ)アクリル系モノマーとしては、例えばネオペンチル
グリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート及びポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。環構造を有する(メタ)アクリル
系モノマーとしては、例えばトリシクロデカンジメチロ
ールジ(メタ)アクリレート及びジシクロペンタニルジ
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0019】3官能以上の(メタ)アクリル系モノマー
としては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、炭素数2〜5の脂肪族変性ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、炭素数2〜5の脂
肪族変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、トリス〔(メタ)アクリロキ
シエチル〕イソシアヌレート、カプロラクトン変性トリ
ス〔(メタ)アクリロキシエチル〕イソシアヌレート及
びジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。上記多官能(メタ)アクリル系モノ
マーのうち、粘度、耐湿熱性及び接着性を保持する点か
ら特に好ましいものとしては、2官能(メタ)アクリル
系モノマーでは、例えばネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート等の炭素数が4〜9の脂肪族ジオール
のアクリレート化合物、ネオペンチルグリコールヒドロ
キシピバリン酸ジ(メタ)アクリレート及びカプロラク
トン変性ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸
ジ(メタ)アクリレート等の脂肪族エステル変性脂肪族
ジオールアクリレートが挙げられ、3官能以上のアクリ
ル系モノマーでは、例えばジペンタエリスリトールペン
タ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、トリス〔(メタ)アクリロキ
シエチル〕イソシアヌレート及びカプロラクトン変性ト
リス〔(メタ)アクリロキシエチル〕イソシアヌレート
が挙げられる。
【0020】これらのモノマーの使用量は、組成物中に
5〜90質量%であることが好ましい。尚、これらのモ
ノマーは1種で又は2種以上で任意の割合で混合して使
用してもよいが、粘度の関係から単官能(メタ)アクリ
ル系モノマー又は2官能(メタ)アクリル系モノマーの
使用が好ましく、3官能以上の(メタ)アクリル系モノ
マーは必要に応じて適宜使用するようにするのが好まし
い。
【0021】2個以上の(メタ)アクリロイル基を有す
るオリゴマーは、上記したようにより高い接着強度や耐
久性(劣化防止)が要求される場合に上記モノマーと混
合して用いるのが好ましい。該オリゴマーとしては、上
記モノマーに溶解するものが好ましく、このようなオリ
ゴマーとしては、例えばエポキシ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル(メタ)アクリレート及びウレタン
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0022】エポキシ(メタ)アクリレートは、エポキ
シ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によって得られ
る。エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA型
エポキシ樹脂及びビスフェノールF型エポキシ樹脂等の
ビスフェノール型エポキシ樹脂、並びにノボラック型エ
ポキシ樹脂が挙げられる。エポキシ樹脂は市販されてお
り、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、
例えばエピコート828〔油化シェルエポキシ(株)製
商品名、以下同様〕、エピコート1001及びエピコー
ト1004等が挙げられ、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂としては、例えばエピコート4001P、エピコー
ト4002P及びエピコート4003P等が挙げら、又
ノボラック型エポキシ樹脂としては、例えばエピコート
152及びエピコート154等が挙げられる。
【0023】ポリエステル(メタ)アクリレートは、ポ
リエステルポリオールと(メタ)アクリル酸との反応に
よって得られる。ポリエステルポリオールは、多価アル
コールと多塩基酸との反応によって得られる。多価アル
コールとしては、例えばネオペンチルグリコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、トリシクロデカンジメチロール及びビス−
〔ヒドロキシメチル〕−シクロヘキサン等が挙げられ
る。多塩基酸としては、例えばコハク酸、フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、
アゼライン酸及びテトラヒドロ無水フタル酸等が挙げら
れる。
【0024】ウレタン(メタ)アクリレートは、ポリオ
ールと有機ポリイソシアネートとヒドロキシ(メタ)ア
クリレート化合物との三者の反応によって得られるもの
や、ポリオールを使用せずに有機ポリイソシアネートと
ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物との二者の反応
によって得られるものが挙げられる。ポリオールとして
はポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール等のポリエーテルポリオール、前記多価アルコー
ルと前記多塩基酸との反応によって得られるポリエステ
ルポリオール、前記多価アルコールと前記多塩基酸とε
−カプロラクトンとの反応によって得られるカプロラク
トンポリオール、及びポリカーボネートポリオール(例
えば1,6−ヘキサンジオールとジフェニルカーボネー
トとの反応によって得られるポリカーボネートポリオー
ル等)等が挙げられる。有機ポリイソシアネートとして
は、例えばイソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート及びジシクロペンタニルジイソシアネ
ート等が挙げられる。三者の反応によって得られるもの
や、二者の反応によって得られるものをそれぞれ単独で
使用してもよく、又両者を併用してもよい。
【0025】これらのオリゴマーのうち、粘度、耐湿熱
性、接着性を保持する点から特に好ましいものとして
は、エポキシ(メタ)アクリレート又はウレタン(メ
タ)アクリレートが挙げられる。又これらのオリゴマー
は、1種で又は2種以上でも任意の割合で混合して使用
してもよい。
【0026】○光重合開始剤 本発明の組成物で使用する光重合開始剤は、種々のもの
が使用できる。例えば、ベンゾインエチルエーテル、ベ
ンゾインブチルエーテル及びベンゾインイソプロピルエ
ーテル等のベンゾインエーテル類;4,4’−ビスジメ
チルアミノベンゾフェノン及び4,4’−ビスジエチル
アミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;アセトフ
ェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパ
ン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1
−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1及びN,
N−ジメチルアミノアセトフェノン等のアセトフェノン
類;2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオ
キサントン及び2−イソプロピルチオキサントン等のチ
オキサントン類;ベンジルジメチルケタール、アセトフ
ェノンジメチルケタール等のケタール類;2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
等のホスフィンオキサイド類等が挙げられる。これらの
中でも、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2−ベン
ジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェ
ニル)−ブタノン−1が、組成物の硬化速度が速いもの
となり、高速生産スピードでもサーマルヘッド発熱素子
表面への堆積物が少ないため好ましい。これらはさら
に、4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン及び
4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等のアミ
ノベンゾフェノンや第三級アミン等の増感剤と併用する
ことが、酸素阻害性のない硬化性に優れた組成物となる
ため好ましい。光重合開始剤の好ましい配合割合は、組
成物の全量に対して、0.1〜15質量%が好ましく、
より好ましくは0.5〜10質量%である。この割合が
0.1質量%に満たない場合は、硬化が不充分となるこ
とがあり、他方15質量%を超えると硬化物がサーマル
ヘッドを汚染してしまう場合がある。
【0027】○その他の成分 本発明の組成物には、上記必須成分に加え、必要に応じ
て種々の成分を配合することができる。具体的には、シ
ランカップリング剤、重合禁止剤、レベリング剤、表面
潤滑剤、消泡剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤及
び充填剤等が挙げられる。シランカップリング剤として
は、アルキル系、アミン系、(メタ)アクリレート系、
イソシアネート系、エポキシ系及びチオール系のもの等
が挙げられる。このシランカップリング剤の使用量は、
通常、組成物全量に対して0〜10質量%が好ましい。
重合禁止剤としてはメトキノン及びメチルハイドロキノ
ン等が挙げられる。この重合禁止剤の使用量は、組成物
全量に対して0〜1質量%が好ましい。レベリング剤、
表面潤滑剤、消泡剤としては、有機ポリマー系、シリコ
ン系、フッ素系のもの等が挙げられる。酸化防止剤とし
ては、ヒンダードアミン系、ヒンダードフェノール系、
高分子フェノール系のもの等が挙げられる。これらのレ
ベリング剤、表面潤滑剤、消泡剤、酸化防止剤の使用量
は、通常、それぞれ組成物の全量に対して0〜5質量%
が好ましい。帯電防止剤としては、四級アンモニウム
系、ポリエーテル系及び導電性粉末等が挙げられる。こ
の帯電防止剤の使用量は、組成物の全量に対して0〜3
0質量%が好ましい。
【0028】本発明に用いられる接着剤組成物は、粘度
の温度依存性が著しく、塗工温度をわずかに上げるだけ
で、粘度が急激に低下するため、優れた薄膜塗工性が得
られる。又組成物を多孔性支持体に薄膜塗工した後は、
組成物の温度がわずかに低下するだけで、接着剤の粘度
が急激に上昇するため、多孔性支持体中への接着剤の含
浸量が著しく抑制され、解像度及び画質に優れた孔版原
紙を得ることができるとともに、ラミネート中に発生す
る多孔性支持体と熱可塑性フィルムの剥がれを押さえる
初期保持力が発生し、ラミネート作業性が良好になる。
接着剤組成物の粘度としては、50℃で300mPa・
s以下でかつ25℃で1200mPa・s以上であるの
が好ましく、このような粘度が得られるように上述した
成分を配合することが、多孔性支持体に対する塗工性、
初期保持力及び含浸防止性の点で好ましい。
【0029】○感熱孔版印刷原紙の製造方法 本発明の接着剤組成物は、常法に従い使用すれば良い。
具体的には、熱可塑性樹脂フィルム及び/又は多孔性支
持体に本発明の組成物を塗布し、これらを互いに密着さ
せ、次いで、紫外線を照射して硬化させて接着させる方
法等が挙げられる。
【0030】本発明の組成物が適用可能な熱可塑性樹脂
フィルムとしては、例えばポリエステルフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム及びポ
リ塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体フィルム等が挙
げられるが、通常はその穿孔特性、画像性の点からポリ
エステルフィルムが一般的である。該フィルムの厚さは
10μm以下が好ましく、1〜6μmがより好ましい。
又、該フィルムには通常2軸延伸フィルムが用いられ、
縦方向及び横方向の延伸率がともに150〜400%の
ものが好ましく用いられる。
【0031】多孔性支持体の素材としては、ポリエステ
ル繊維、ビニロン繊維及びナイロン繊維等の合成繊維、
並びにマニラ麻、コウゾ、ミツ又、パルプ及びケナフ等
の天然繊維が用いられ、これらは単独又は2種類以上混
合して用いることができる。多孔性支持体の秤量は6〜
15g/m2が好ましく、より好ましくは8〜13g/
2である。さらにその厚さは10〜60μmが好まし
く、より好ましくは15〜55μmである。
【0032】組成物の塗工法としてはマルチロールコー
ティング方法が好ましいが、ブレードコーティング方
法、グラビアコーティング方法、ナイフコーティング方
法、リバースロールコーティング方法、スプレコーティ
ング方法、オフセットグラビアコーティング方法、キス
コーティング方法等で行ってもよい。接着剤組成物の塗
膜の厚みとしては0.01〜2.0μmの範囲が好まし
い。
【0033】組成物を硬化させるための光源には特に制
限はなく、例えば加圧又は高圧水銀灯、メタルハライド
ランプ、キセノンランプ、無電極放電ランプ、カーボン
アーク灯等を用いることができ、これらの中でも320
〜450nmの発光波長の間に連続波長を有するメタル
ハライドランプ又は無電極放電ランプDバルブを用いる
ことにより、硬化速度を向上させることができので好ま
しい。
【0034】本発明の接着剤組成物により製造された感
熱孔版印刷原紙は、優れた製版特性を有するが、サーマ
ルヘッドや他の方法でその熱可塑性樹脂フィルムを加熱
して穿孔を形成する際に、条件によってはサーマルヘッ
ドが熱可塑性樹脂フィルムに粘着して熱可塑性樹脂フィ
ルムを破壊したり、又ポジ原稿フィルムを介して露光に
より穿孔を形成する場合にはポジ原稿フィルムに熱可塑
性樹脂フィルムが粘着する場合がある。このような問題
を解決するためには、熱可塑性樹脂フィルム上に、加熱
溶融性と非粘着性を有する粘着防止層を形成することが
好ましい。加熱溶融性を得るためには、例えばポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン
共重合体、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂、シリ
コーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリオキシエチレンテレフタ
レート及びポリエチレンオキサイド樹脂等が使用され、
さらに粘着防止層の滑り性(非粘着性)等を得るため
に、界面活性剤、例えばステアリン酸、パルミチン酸、
ラウリン酸、オレイン酸等のリチウム、カリウム、ナト
リウム、カルシウム、バリウム及びアルミニウム等の金
属塩等の脂肪酸金属塩、リン酸エステル型界面活性剤、
ポリオキエチレン型の界面活性剤、モノ、ジアルキルリ
ン酸エステル及びトリ(ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル)リン酸エステル等、又はシリコーン系オイル等
が使用される。粘着防止層は、上記樹脂100質量部当
たり約10〜200質量部の界面活性剤等を配合するの
が好ましく、これらの材料を有機溶剤又は水中に溶解又
は分散させて塗工液を作り、これを任意の方法で熱可塑
性樹脂フィルム層の面に塗布して形成すればよい。粘着
防止層の厚みは厚すぎると感熱性が低下し、穿孔の形成
が不充分になるので薄いほうが好ましく、例えば約0.
001〜1μm程度の厚みが好ましい。この粘着防止層
の形成する時期は特に限定されず、感熱孔版印刷原紙を
形成後でもよいし、形成中でもよいし、又熱可塑性樹脂
フィルムの原反に形成してもよい。
【0035】
【作用】一般に、感熱孔版印刷原紙を製造する際に、紫
外線硬化型接着剤を用いると、一方の被着体が多孔性支
持体であるために接着剤層が大気と接触しており、又接
着剤の塗布厚みが0.1〜5μと非常に薄いため、接着
剤塗膜中の溶存酸素濃度が非常に高くなり、迅速な硬化
ができず、硬化阻害が発生し易い。これに対し、本発明
では、化合物(1)を接着剤組成物中に含有するため、接
着剤の硬化物が柔軟になり、その結果接着強度低減の原
因となる、硬化時の接着剤の体積収縮に起因する内部応
力が緩和され、高い接着強度を得ることができる。従っ
て、未硬化の接着剤成分が低減し、発熱素子への付着物
を減らすことができ、さらに接着強度や耐刷性を向上さ
せることができる。さらに化合物(1)が疎水性を有する
ため、耐水性にもすぐれる。
【0036】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げ、本発明を
より具体的に説明する。 ○実施例及び比較例 表1に示す成分を常法に従い攪拌混合し、接着剤組成物
を得た。
【0037】
【表1】
【0038】尚、表1における略号は、以下の意味を示
す。 A−1:下記式(3)で表される化合物
【0039】
【化5】
【0040】B−1:下記式(4)で表される化合物
【0041】
【化6】
【0042】B−2:ビスフェノールAグリシジルエー
テルジアクリレートオリゴマー〔東亞合成(株)製アロニ
ックスTO−1077〕 B−3:ウレタンアクリレートオリゴマー〔東亞合成
(株)製アロニックスM1600〕 C:2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタノン−1 D:2−メチル〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−
モルホリノ−プロパノン−1 E:4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン F:4−ジエチルアミノエチルベンゾエート
【0043】○評価方法 得られた組成物を使用し、以下の方法に従い感熱孔版印
刷原紙を製造し、評価した。 ・感熱孔版印刷原紙の製造方法 厚さ2μmのポリエステルフィルムの表面に、ロールコ
ータを用いて表1に示したそれぞれの紫外線硬化型接着
剤組成物を40℃に加温し、0.8μmの塗布厚みにな
るように塗布した後に、多孔性支持体として秤量12g
/m2のポリエステル繊維を30質量%と和紙繊維を7
0質量%含有する混合繊維紙を圧着した。その後直ちに
紫外線照射装置でポリエステルフィルム側から紫外線を
照射して接着剤を硬化させ、フィルムと支持体を貼り合
わせた。このときのランプからの照射距離は100mm
で、走行速度は50m/minであった。次に、この原
紙のフィルム面にシリコーン樹脂からなる剥離剤を0.
2μmの厚みになるようにロールコータを用いて塗工
し、感熱孔版印刷原紙を得た。得られた感熱孔版印刷原
紙を、デジタル製版印刷機〔理想科学工業(株)製、リソ
グラフGR275〕を用いて製版印刷を行った。このと
きの特性を下記に従い評価し、その結果を表2に示し
た。
【0044】1)サーマルヘッド汚染 サーマルヘッド(以下TPHという)の汚染の評価はベ
タ部の連続製版で印刷を150版まで繰返し、その後の
発熱素子の表面状態の変化及び印刷物の印字濃度の変化
を観察し、下記の基準で評価した。 ◎:TPH素子の表面が非常にきれいで、堆積物がなく
印刷に影響のない鮮明な画像が得られた。 ○:TPH素子の表面に若干の堆積物が観察されたが、
印刷に影響のない鮮明な画像が得られた。 ×:TPH素子の表面にかなりの堆積物が観察され、印
刷物には堆積物に起因する白すじが観察された。
【0045】2)硬化性 硬化性の評価は紫外線照射直後の感熱孔版印刷原紙のフ
ィルム部を多孔性支持体から剥がし、フィルムに付着し
ている接着剤の硬化状態を手触で観察し、硬化及びタッ
ク(粘着性)の有無を観察し、下記の基準で評価した。 ◎:完全に硬化しており、タックも観察されなかった。 ○:硬化はしているが、タックがあった。 ×:全く硬化していなかった。
【0046】3)剥離強度 感熱孔版印刷原紙の剥離強度(ラミネート接着強度)
は、補強のため両面にクラフトテープを貼り付けた原紙
を50(CD方向)×150(MD方向)mmの大きさの
試験片に切り取り、剥離角度180度、剥離速度300
m/minの条件でフィルムと支持体の50mm当たりの
剥離強度の大きさで測定した。
【0047】4)耐水性及び耐溶剤性 耐水性及び耐溶剤性は、上記剥離強度の試験片を純水及
び石油系の高沸点溶剤に40℃で24時間浸漬後の剥離
強度を測定して、それぞれ耐水性、耐溶剤性を測定し
た。
【0048】
【表2】
【0049】表2の結果から明らかな様に、本発明の接
着剤組成物により得られた感熱孔版印刷原紙(実施例1
〜3)は、TPH汚染が少なく、接着性の硬化性に優
れ、剥離強度、耐水性及び耐溶剤性のいずれにも優れる
ものであった。これに対し、比較例1及び2の原紙で
は、TPH汚染が生じ、かつ剥離強度、耐水性及び耐溶
剤性に劣るものであった。
【0050】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物によれば、熱可塑
性樹脂フィルムと多孔性支持体を強固に硬化接着するこ
とができるため、ラミネート接着強度が高く、耐水性及
び耐溶剤性に優れる。又、当該組成物は、優れた硬化特
性を有し、高速生産ラインスピードにおいてもタックの
発生が少なく、サーマルヘッド発熱素子表面への堆積物
の付着がない。よって、製版作業において、感熱製版性
が安定し、かつ鮮明な印刷物が得られるうえ、サーマル
ヘッドのクリーニング作業の必要がなく、作業性に優れ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H114 AB23 AB25 BA02 BA05 DA52 DA55 DA56 EA03 FA14 FA15 4J040 FA142 FA152 FA161 FA162 FA172 FA292 GA01 GA03 GA05 GA08 GA11 HB19 JA02 JB07 KA13 KA25 LA07 LA08 LA11 MA09 MA10 MB03 NA21 PA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で表される化合物、紫外線
    硬化性化合物及び光重合開始剤を含有してなる感熱孔版
    印刷原紙製造のための紫外線硬化型接着剤組成物。 【化1】 〔但し、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は水素
    原子、ハロゲン原子、又は炭素数1〜12の脂肪族基、
    脂環族基若しくは芳香族基を表す。〕
  2. 【請求項2】前記紫外線硬化性化合物が、下記一般式
    (2)で表される化合物を含むことを特徴とする請求項1
    記載の紫外線硬化型接着剤組成物。 【化2】 〔但し、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は水素
    原子、ハロゲン原子、又は炭素数1〜12の脂肪族基、
    脂環族基若しくは芳香族基を表す。〕
  3. 【請求項3】前記光重合開始剤が、2−メチル−1−
    〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プ
    ロパン−1−オン又は/及び2−ベンジル−2−ジメチ
    ルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン
    −1を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の紫外線硬化型接着剤組成物。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを
    前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の接着剤組成
    物で貼り合わせてなる感熱孔版印刷原紙。
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