JP2002028056A - 布団用空気マット - Google Patents
布団用空気マットInfo
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- JP2002028056A JP2002028056A JP2000216239A JP2000216239A JP2002028056A JP 2002028056 A JP2002028056 A JP 2002028056A JP 2000216239 A JP2000216239 A JP 2000216239A JP 2000216239 A JP2000216239 A JP 2000216239A JP 2002028056 A JP2002028056 A JP 2002028056A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 好適な通気性及び身体支持性を備えることに
より床ずれ防止機能を有し、かつ、軽量で、不使用時に
は嵩を低くして保管することができて取扱性がよく、さ
らに、構造が簡易で、製造コストを低廉にできる布団用
空気マットを提供すること。 【解決手段】 3〜20cmの間隔Lをあけて形成した
直径D:3〜10cmの貫通孔22を略全面に亘って有
する2枚の非通気性シート2a,2bの外周縁及び貫通
孔22の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気
性シート2a,2b間に空気室Rを形成するとともに、
この空気室Rに空気を充填したとき、その膨出高さHが
貫通孔22から離れるにしたがって増大するようにす
る。
より床ずれ防止機能を有し、かつ、軽量で、不使用時に
は嵩を低くして保管することができて取扱性がよく、さ
らに、構造が簡易で、製造コストを低廉にできる布団用
空気マットを提供すること。 【解決手段】 3〜20cmの間隔Lをあけて形成した
直径D:3〜10cmの貫通孔22を略全面に亘って有
する2枚の非通気性シート2a,2bの外周縁及び貫通
孔22の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気
性シート2a,2b間に空気室Rを形成するとともに、
この空気室Rに空気を充填したとき、その膨出高さHが
貫通孔22から離れるにしたがって増大するようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、キルテ
ィング等からなる袋状の布団本体内に収容して用いる布
団用空気マットに関し、特に、好適な通気性及び身体支
持性を備えることにより床ずれ防止機能を有し、かつ、
軽量で、不使用時には嵩を低くして保管することができ
て取扱性のよい布団用空気マットに関するものである。
ィング等からなる袋状の布団本体内に収容して用いる布
団用空気マットに関し、特に、好適な通気性及び身体支
持性を備えることにより床ずれ防止機能を有し、かつ、
軽量で、不使用時には嵩を低くして保管することができ
て取扱性のよい布団用空気マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの高齢者や病人の場合、身体の
同一箇所に長時間に亘って体重がかかり、毛細血管が閉
塞して体細胞への酸素の供給が不足し、さらには湿った
皮膚が細菌感染され、この細菌によって皮膚細胞が壊死
を起こし、床ずれを発生させるという問題があった。
同一箇所に長時間に亘って体重がかかり、毛細血管が閉
塞して体細胞への酸素の供給が不足し、さらには湿った
皮膚が細菌感染され、この細菌によって皮膚細胞が壊死
を起こし、床ずれを発生させるという問題があった。
【0003】従来、この床ずれを防止するために、通気
性を確保するようにした空気マット、敷き布団等が種々
開発されている。
性を確保するようにした空気マット、敷き布団等が種々
開発されている。
【0004】例えば、特開平11−332698号公報
には、上下のシートの外周縁同士を接着することで、上
下シート間に空気室を形成し、この上下のシートの多数
箇所を軟質の弾性材料からなる介装部材を介して接着
し、この介装部材の位置に貫通孔を形成した通気性を備
えた空気マットが開示されている。
には、上下のシートの外周縁同士を接着することで、上
下シート間に空気室を形成し、この上下のシートの多数
箇所を軟質の弾性材料からなる介装部材を介して接着
し、この介装部材の位置に貫通孔を形成した通気性を備
えた空気マットが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
床ずれを防止するために用いられる空気マットは、上下
のシート接着する介装部材の位置に貫通孔を形成するよ
うにしているため、貫通孔の径の大きさに制約があり、
十分な通気性を確保することができないだけでなく、空
気マットの構造が複雑となり、製造に手数を要するとい
う問題があった。
床ずれを防止するために用いられる空気マットは、上下
のシート接着する介装部材の位置に貫通孔を形成するよ
うにしているため、貫通孔の径の大きさに制約があり、
十分な通気性を確保することができないだけでなく、空
気マットの構造が複雑となり、製造に手数を要するとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の床ずれを防止するた
めに用いられる空気マットの有する問題点に鑑み、好適
な通気性及び身体支持性を備えることにより床ずれ防止
機能を有し、かつ、軽量で、不使用時には嵩を低くして
保管することができて取扱性がよく、さらに、構造が簡
易で、製造コストを低廉にできる布団用空気マットを提
供することを目的とする。
めに用いられる空気マットの有する問題点に鑑み、好適
な通気性及び身体支持性を備えることにより床ずれ防止
機能を有し、かつ、軽量で、不使用時には嵩を低くして
保管することができて取扱性がよく、さらに、構造が簡
易で、製造コストを低廉にできる布団用空気マットを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の布団用空気マットは、3〜20cmの間隔
をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔を略全面に
亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁及び貫通孔
の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気性シー
ト間に空気室を形成するとともに、該空気室に空気を充
填したとき、その膨出高さが貫通孔から離れるにしたが
って増大するようにしたことを特徴とする。ここで、
「接着」には、熱融着、溶剤による融着等を含むものと
する。
め、本発明の布団用空気マットは、3〜20cmの間隔
をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔を略全面に
亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁及び貫通孔
の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気性シー
ト間に空気室を形成するとともに、該空気室に空気を充
填したとき、その膨出高さが貫通孔から離れるにしたが
って増大するようにしたことを特徴とする。ここで、
「接着」には、熱融着、溶剤による融着等を含むものと
する。
【0008】この布団用空気マットは、3〜20cmの
間隔をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔を略全
面に亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁及び貫
通孔の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気性
シート間に空気室を形成するようにしているので、直径
3〜10cmの大きな貫通孔を介して好適な通気性を確
保することができるとともに、空気室に空気を充填した
とき、その膨出高さが貫通孔から離れるにしたがって増
大することとなるため、身体の同一箇所に長時間に亘っ
て体重がかかることなく、身体を確実に支持することが
でき、床ずれの発生を確実に防止することができる。
間隔をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔を略全
面に亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁及び貫
通孔の周縁同士を接着することにより、2枚の非通気性
シート間に空気室を形成するようにしているので、直径
3〜10cmの大きな貫通孔を介して好適な通気性を確
保することができるとともに、空気室に空気を充填した
とき、その膨出高さが貫通孔から離れるにしたがって増
大することとなるため、身体の同一箇所に長時間に亘っ
て体重がかかることなく、身体を確実に支持することが
でき、床ずれの発生を確実に防止することができる。
【0009】この場合において、空気室に空気を充填し
たとき、膨出高さが最大となる非通気性シートの位置
に、硬質部を形成することができる。
たとき、膨出高さが最大となる非通気性シートの位置
に、硬質部を形成することができる。
【0010】これにより、身体の広い面積に体重がかか
ることを防止することができ、床ずれの発生を一層確実
に防止することができる。
ることを防止することができ、床ずれの発生を一層確実
に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の布団用空気マット
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1〜図4に、本発明の布団用空気マット
を適用した敷き布団の一実施例を示す。この敷き布団
は、布団基材11,12を袋状に形成した敷き布団本体
1と、この敷き布団本体1内に出し入れ可能に収容され
る空気マット2とより構成される。
を適用した敷き布団の一実施例を示す。この敷き布団
は、布団基材11,12を袋状に形成した敷き布団本体
1と、この敷き布団本体1内に出し入れ可能に収容され
る空気マット2とより構成される。
【0013】敷き布団本体1は、特に限定されるもので
はないが、内部に綿、羊毛、羽毛等の単一あるいは混合
物よりなる充填材1aを薄く封入するようにしたキルテ
ィングや織布等の布団基材11,12の外周縁を、スラ
イドファスナー等の係止具13にて閉じることにより袋
状に形成することができるようにしたもので、この敷き
布団本体1内に空気マット2を出し入れ可能に収容する
ことができるように構成している。そして、特に、本実
施例においては、係止具13を開くことにより、敷き布
団本体1を布団基材11と布団基材12に分離できるよ
うにしているため、簡単に洗濯を行うことができ、衛生
状態を良好に維持することができる。
はないが、内部に綿、羊毛、羽毛等の単一あるいは混合
物よりなる充填材1aを薄く封入するようにしたキルテ
ィングや織布等の布団基材11,12の外周縁を、スラ
イドファスナー等の係止具13にて閉じることにより袋
状に形成することができるようにしたもので、この敷き
布団本体1内に空気マット2を出し入れ可能に収容する
ことができるように構成している。そして、特に、本実
施例においては、係止具13を開くことにより、敷き布
団本体1を布団基材11と布団基材12に分離できるよ
うにしているため、簡単に洗濯を行うことができ、衛生
状態を良好に維持することができる。
【0014】空気マット2は、3〜20cm、好ましく
は、5〜10cmの間隔Lをあけて形成した直径D:3
〜10cm、好ましくは、5〜8cmの貫通孔22を略
全面に亘って有する2枚の非通気性シート2a,2b、
特に限定されるものではないが、塩化ビニル等の軟質合
成樹脂シートの外周縁及び貫通孔22の周縁同士をヒー
トシーラ等にて接着することにより、2枚の非通気性シ
ート2a,2b間に空気室Rを形成するとともに、この
空気室Rに空気を充填したとき、その膨出高さHが貫通
孔から離れるにしたがって増大するように構成されてい
る。この膨出高さHは、隣接する貫通孔22の中心を結
ぶ線分の交線の中心位置23より、斜め方向に隣接する
貫通孔22の中心を結ぶ線分の中心位置24の方が高く
なる。
は、5〜10cmの間隔Lをあけて形成した直径D:3
〜10cm、好ましくは、5〜8cmの貫通孔22を略
全面に亘って有する2枚の非通気性シート2a,2b、
特に限定されるものではないが、塩化ビニル等の軟質合
成樹脂シートの外周縁及び貫通孔22の周縁同士をヒー
トシーラ等にて接着することにより、2枚の非通気性シ
ート2a,2b間に空気室Rを形成するとともに、この
空気室Rに空気を充填したとき、その膨出高さHが貫通
孔から離れるにしたがって増大するように構成されてい
る。この膨出高さHは、隣接する貫通孔22の中心を結
ぶ線分の交線の中心位置23より、斜め方向に隣接する
貫通孔22の中心を結ぶ線分の中心位置24の方が高く
なる。
【0015】そして、空気マット2には、支障とならな
い位置に、蓋栓を備えた空気出入口21を配設し、これ
により、手動式や足踏式の空気ポンプ等を用いて、空気
室Rに空気を充填することができるようにするととも
に、不使用時には空気出入口21から空気室Rに充填し
た空気を抜くことにより嵩を低くして保管することがで
きるようにしている。
い位置に、蓋栓を備えた空気出入口21を配設し、これ
により、手動式や足踏式の空気ポンプ等を用いて、空気
室Rに空気を充填することができるようにするととも
に、不使用時には空気出入口21から空気室Rに充填し
た空気を抜くことにより嵩を低くして保管することがで
きるようにしている。
【0016】そして、この空気マット2は、このように
3〜20cmの間隔Lをあけて形成した直径D:3〜1
0cmの貫通孔22を略全面に亘って有する2枚の非通
気性シート2a,2の外周縁及び貫通孔の周縁同士を接
着することにより、2枚の非通気性シート2a,2b間
に空気室Rを形成するようにしているので、直径3〜1
0cmの大きな貫通孔22を介して好適な通気性を確保
することができるとともに、空気室Rに空気を充填した
とき、その膨出高さHが貫通孔から離れるにしたがって
増大することとなるため、身体の同一箇所に長時間に亘
って体重がかかることなく、身体を確実に支持すること
ができ、床ずれの発生を確実に防止することができるも
のとなる。なお、貫通孔22を形成する間隔Lが3〜2
0cmの範囲を外れたり、貫通孔22の直径Dが3〜1
0cmの範囲を外れると、好適な通気性を確保すること
ができなくなったり、膨出高さHの変化が小さくなり、
身体の同一箇所に長時間に亘って体重がかかりやすくな
って、床ずれの発生を防止するという所期の目的を達成
することができなくなる。
3〜20cmの間隔Lをあけて形成した直径D:3〜1
0cmの貫通孔22を略全面に亘って有する2枚の非通
気性シート2a,2の外周縁及び貫通孔の周縁同士を接
着することにより、2枚の非通気性シート2a,2b間
に空気室Rを形成するようにしているので、直径3〜1
0cmの大きな貫通孔22を介して好適な通気性を確保
することができるとともに、空気室Rに空気を充填した
とき、その膨出高さHが貫通孔から離れるにしたがって
増大することとなるため、身体の同一箇所に長時間に亘
って体重がかかることなく、身体を確実に支持すること
ができ、床ずれの発生を確実に防止することができるも
のとなる。なお、貫通孔22を形成する間隔Lが3〜2
0cmの範囲を外れたり、貫通孔22の直径Dが3〜1
0cmの範囲を外れると、好適な通気性を確保すること
ができなくなったり、膨出高さHの変化が小さくなり、
身体の同一箇所に長時間に亘って体重がかかりやすくな
って、床ずれの発生を防止するという所期の目的を達成
することができなくなる。
【0017】この場合において、貫通孔22の形状は、
本実施例に示すような真円(図4(C)は、空気室Rに
空気を充填した状態を示しているため、貫通孔22の形
状が歪み、見かけ上、真円を呈していないが、本実施例
においては、貫通孔22は、真円に形成するようにして
いる。)に限定されず、楕円や角を落とした矩形等、任
意の形状に形成することができる。
本実施例に示すような真円(図4(C)は、空気室Rに
空気を充填した状態を示しているため、貫通孔22の形
状が歪み、見かけ上、真円を呈していないが、本実施例
においては、貫通孔22は、真円に形成するようにして
いる。)に限定されず、楕円や角を落とした矩形等、任
意の形状に形成することができる。
【0018】また、空気マット2を構成する非通気性シ
ート2a,2b及び非通気性シート2a,2bの外周縁
及び貫通孔22の周縁同士の接着には、空気マット2を
敷き布団本体1に収容して構成した敷き布団上に横臥す
る人の体重を受けて破裂したり、破断しない十分な強度
を有するシート及びそれに適合した接着方法を適用する
ようにする。なお、本実施例においては、貫通孔22の
周縁同士の接着は、ヒートシーラにて、貫通孔22の形
成と同時に行うようにしている。
ート2a,2b及び非通気性シート2a,2bの外周縁
及び貫通孔22の周縁同士の接着には、空気マット2を
敷き布団本体1に収容して構成した敷き布団上に横臥す
る人の体重を受けて破裂したり、破断しない十分な強度
を有するシート及びそれに適合した接着方法を適用する
ようにする。なお、本実施例においては、貫通孔22の
周縁同士の接着は、ヒートシーラにて、貫通孔22の形
成と同時に行うようにしている。
【0019】さらに、空気マット2を構成する非通気性
シート2a,2bは、全体が均一な厚みのシートを用い
るほか、図5に示すように、空気室Rに空気を充填した
とき、膨出高さHが最大となる非通気性シート2a,2
bの位置、すなわち、貫通孔22の中心を結ぶ線分の中
心位置24に、硬質部25を形成したシートを用いるこ
とができる。この硬質部25は、図5(A)に示すよう
に、突出部25aを形成することにより構成したり、図
5(B)に示すように、肉厚部25bを形成することに
より構成することができる。そして、このように、空気
室Rに空気を充填したとき、膨出高さHが最大となる非
通気性シート2a,2bの位置24に硬質部25を形成
することにより、身体の広い面積に体重がかかることを
防止することができ、床ずれの発生を一層確実に防止す
ることができるものとなる。
シート2a,2bは、全体が均一な厚みのシートを用い
るほか、図5に示すように、空気室Rに空気を充填した
とき、膨出高さHが最大となる非通気性シート2a,2
bの位置、すなわち、貫通孔22の中心を結ぶ線分の中
心位置24に、硬質部25を形成したシートを用いるこ
とができる。この硬質部25は、図5(A)に示すよう
に、突出部25aを形成することにより構成したり、図
5(B)に示すように、肉厚部25bを形成することに
より構成することができる。そして、このように、空気
室Rに空気を充填したとき、膨出高さHが最大となる非
通気性シート2a,2bの位置24に硬質部25を形成
することにより、身体の広い面積に体重がかかることを
防止することができ、床ずれの発生を一層確実に防止す
ることができるものとなる。
【0020】以上、本発明の布団用空気マットについ
て、キルティング等からなる袋状の敷き布団本体1内に
収容して用いるようにした敷き布団の実施例に基づいて
説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲におい
て適宜その構成を変更することができ、例えば、袋状の
敷き布団本体1を併用せずに、ベッドのマットレスの上
に直接敷設する使用方法や座布団への適用等を排除する
ものではなく、また、寝たきりの高齢者や病人のほか、
健康な人が用いる敷き布団等としても用いることができ
る。
て、キルティング等からなる袋状の敷き布団本体1内に
収容して用いるようにした敷き布団の実施例に基づいて
説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲におい
て適宜その構成を変更することができ、例えば、袋状の
敷き布団本体1を併用せずに、ベッドのマットレスの上
に直接敷設する使用方法や座布団への適用等を排除する
ものではなく、また、寝たきりの高齢者や病人のほか、
健康な人が用いる敷き布団等としても用いることができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の布団用空気マットは、3〜20
cmの間隔をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔
を略全面に亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁
及び貫通孔の周縁同士を接着することにより、2枚の非
通気性シート間に空気室を形成するようにしているの
で、直径3〜10cmの大きな貫通孔を介して好適な通
気性を確保することができるとともに、空気室に空気を
充填したとき、その膨出高さが貫通孔から離れるにした
がって増大することとなるため、身体の同一箇所に長時
間に亘って体重がかかることなく、身体を確実に支持す
ることができ、床ずれの発生を確実に防止することがで
きる。また、この布団用空気マットは、軽量で、不使用
時には空気室に充填した空気を抜くことにより嵩を低く
して保管することができて取扱性がよく、さらに、構造
が簡易で、製造コストを低廉化できる。そして、この布
団用空気マットを、キルティング等からなる袋状の布団
本体内に収容して用いた場合、布団が使用によって圧縮
され、へたることがないため、長期間に亘って床ずれ防
止機能を維持することができる。
cmの間隔をあけて形成した直径3〜10cmの貫通孔
を略全面に亘って有する2枚の非通気性シートの外周縁
及び貫通孔の周縁同士を接着することにより、2枚の非
通気性シート間に空気室を形成するようにしているの
で、直径3〜10cmの大きな貫通孔を介して好適な通
気性を確保することができるとともに、空気室に空気を
充填したとき、その膨出高さが貫通孔から離れるにした
がって増大することとなるため、身体の同一箇所に長時
間に亘って体重がかかることなく、身体を確実に支持す
ることができ、床ずれの発生を確実に防止することがで
きる。また、この布団用空気マットは、軽量で、不使用
時には空気室に充填した空気を抜くことにより嵩を低く
して保管することができて取扱性がよく、さらに、構造
が簡易で、製造コストを低廉化できる。そして、この布
団用空気マットを、キルティング等からなる袋状の布団
本体内に収容して用いた場合、布団が使用によって圧縮
され、へたることがないため、長期間に亘って床ずれ防
止機能を維持することができる。
【0022】また、空気室に空気を充填したとき、膨出
高さが最大となる非通気性シートの位置に、硬質部を形
成することにより、身体の広い面積に体重がかかること
を防止することができ、床ずれの発生を一層確実に防止
することができる。
高さが最大となる非通気性シートの位置に、硬質部を形
成することにより、身体の広い面積に体重がかかること
を防止することができ、床ずれの発生を一層確実に防止
することができる。
【図1】本発明の布団用空気マットを適用した敷き布団
の一実施例を示す平面図である。
の一実施例を示す平面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同敷き布団の敷き布団本体を展開した状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】本発明の布団用空気マットの一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は断面図である。
(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図5】本発明の布団用空気マットの変形実施例を示す
断面図である。
断面図である。
1 敷き布団本体 1a 充填材 11,12 布団基材 13 係止具 2 空気マット 2a,2b 非通気性シート 21 空気出入口 22 貫通孔 25 硬質部
Claims (2)
- 【請求項1】 3〜20cmの間隔をあけて形成した直
径3〜10cmの貫通孔を略全面に亘って有する2枚の
非通気性シートの外周縁及び貫通孔の周縁同士を接着す
ることにより、2枚の非通気性シート間に空気室を形成
するとともに、該空気室に空気を充填したとき、その膨
出高さが貫通孔から離れるにしたがって増大するように
したことを特徴とする布団用空気マット。 - 【請求項2】 空気室に空気を充填したとき、膨出高さ
が最大となる非通気性シートの位置に、硬質部を形成し
たことを特徴とする請求項1記載の布団用空気マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216239A JP2002028056A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 布団用空気マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216239A JP2002028056A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 布団用空気マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002028056A true JP2002028056A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=18711534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000216239A Pending JP2002028056A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 布団用空気マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002028056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101523538B1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-06-01 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 보온용 에어 패드 |
-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000216239A patent/JP2002028056A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101523538B1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-06-01 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 보온용 에어 패드 |
WO2015137711A1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 에어 패드 |
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