JP2002025552A - アルカリ電池用負極亜鉛基合金粉体及びこの粉体を用いたアルカリ電池 - Google Patents

アルカリ電池用負極亜鉛基合金粉体及びこの粉体を用いたアルカリ電池

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JP2002025552A
JP2002025552A JP2000211633A JP2000211633A JP2002025552A JP 2002025552 A JP2002025552 A JP 2002025552A JP 2000211633 A JP2000211633 A JP 2000211633A JP 2000211633 A JP2000211633 A JP 2000211633A JP 2002025552 A JP2002025552 A JP 2002025552A
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JP2000211633A
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Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
Yoshiteru Nakagawa
吉輝 中川
Kazuo Matsui
一雄 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ電池の負極用の亜鉛基合金粉体にお
いて、ガス発生量の抑えつつ放電特性を改善し、アトマ
等の装置を用いて亜鉛基合金粉体を作製する際にそ
の収量を向上させる。 【解決手段】 亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、チタン
を0.001〜0.3重量%、アルミニウムを0.00
1〜0.5重量%を添加して亜鉛基合金粉体を作製す
る。また、亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜0.5
重量%、錫を0.001〜0.5重量%、ジルコニウム
を0.001〜0.5重量%、アルミニウムを0.00
1〜0.5重量%を添加して亜鉛基合金粉体を作製す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルカリ電池の
負極用の亜鉛基合金粉体及びこの粉体からなる負極を用
いたアルカリ電池に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ電池の負極活物質として用いら
れる亜鉛基合金粉体にあっては、従来、水銀、カドミウ
ムや鉛等の有害物質が使用されてきた。しかし、近年、
環境問題に対する関心が高まってきており、このような
有害物質を使用することを疑問視する声が高まってき
た。そこで、水銀のような有害物質とは異なる比較的安
全な金属を亜鉛に対して微量添加し、アトマイズ装置等
を用いて亜鉛基合金粉体を作成することが提案された。
【0003】水銀を含有しない亜鉛基合金粉体を用いた
アルカリ電池においては、その貯蔵時(すなわち放電
前)や放電後に水素ガスが発生したり、放電特性が劣化
したりするという問題があった。このような問題に対
し、本出願人による特開平10−3910号公報にある
ように、亜鉛に対しBi、Ti及びSnを添加したり、
特開平10−3908号公報にあるように、亜鉛に対し
Bi、Sn及びZrを添加したりすることにより、水素
ガスの発生を抑制するとともに、放電特性を改善するこ
ととしている。亜鉛に対して、Bi、Ti及びSnを添
加したり、Bi、Sn及びZrを添加することにより水
素ガスの発生を抑制でき、放電特性を改善できるのは、
以下の理由によるものと考えられる。
【0004】Biは水素過電圧が高いため、これが亜鉛
の結晶粒界に析出して放電前のガス発生を抑制すること
ができる。しかし、負荷放電させると酸化ビスマスが生
成され、この酸化ビスマスは水素過電圧が低いため負荷
放電に伴って水素ガスが発生してしまう。また、負荷放
電時には前述した酸化ビスマスのほかに酸化亜鉛が生成
され、この酸化亜鉛は負荷放電反応を阻害するために負
荷放電時間が減少してしまう。そこで、特開平10−3
910にもあるように、Biに加えてTiを純亜鉛に含
有させると、Tiは負荷放電に伴う酸化ビスマスの生成
を抑制する働きがあるため、負荷放電後のガス発生を抑
制することができる。また、TiはBiが結晶粒界へ析
出することを促進する働きも有するので、放電前のガス
発生を抑制する。さらに、このTiは負荷放電時の酸化
亜鉛の生成を抑制する働きも有するため、負荷放電時間
を増加させることができる。さらに、TiおよびBiに
加えて、Snを純亜鉛に含有させると、SnはBiと同
様に水素過電圧が高いため、これが亜鉛の結晶粒界に析
出し、放電前のガス発生を抑制する働きをする。また、
このSnは亜鉛基合金に含有される際に亜鉛の結晶粒を
微細化する働きを奏するため、結晶粒界における原子同
士の整合性が向上し、歪みが緩和される。加えて、Sn
は亜鉛基合金に含有される際にBiやTiを細かく分散
させる働きも有しており、この細かく分散されたBiや
Tiは亜鉛の結晶粒界に析出し、放電前のガス発生を抑
制する働きをする。
【0005】一方、特開平10−3908号公報にある
ように、Biに加えてZrを純亜鉛に含有させると、B
i−Zr系の金属間化合物が生成され、このBi−Zr
系金属間化合物は負極放電に伴う酸化ビスマスの生成を
抑制するはたらきを有するため、負荷放電後のガス発生
が抑制される。また、このZrは負荷放電時の酸化亜鉛
の生成を抑制する働きも有するため、負荷放電時間が増
加する。さらに、Bi及びZrに加えてSnを純亜鉛に
含有させると、SnはBiと同様に水素過電圧が高いた
め、これが亜鉛の結晶粒界に析出し、放電前のガス発生
を抑制する働きをする。また、このSnは亜鉛基合金に
含有される際に亜鉛の結晶粒を微細化する働きを奏する
ため、結晶粒界における原子同士の整合性が向上し、歪
みが緩和される。加えてSnは亜鉛基合金に含有される
際にBi−Zr系金属間化合物を細かく分散させる働き
も有し、この細かく分散されたBi−Zr系金属間化合
物は亜鉛の結晶粒界に析出し、放電前のガス発生を抑制
する働きをする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、B
i、Sn及びTi、またはBi、Sn及びZrを亜鉛に
添加して亜鉛基合金とし、アトマイズ装置等を用いて溶
融状態の亜鉛基合金を噴霧、粉体化することにより、発
生する水素ガスの量の少ない、放電特性の良好なアルカ
リ電池用の亜鉛基合金粉体を得ることができる。しか
し、このような組成になる亜鉛基合金は、基本的に融点
が低いため、アトマイズ装置等を用いて溶融状態の亜鉛
基合金を噴霧する際に、装置の内壁に溶融状態の亜鉛基
合金が付着してしまい、亜鉛基合金粉体を満足のいく収
量で回収することができなかった。
【0007】ところで、本発明者らは、Bi、Sn及び
Ti、またはSn、Bi及びZrを添加した亜鉛基合金
に、Alを適量添加することにより、亜鉛基合金の融点
を上昇させたり、溶融粘度を高くする効果があると考え
られ、これにより、粉体化工程において、高い収率で亜
鉛基合金粉体を回収することができることを知見した。
すなわち、Alを添加した亜鉛基合金は融点が高くなっ
たり、溶融粘度を高くする効果が考えられ、同じ温度
で、溶融状態の亜鉛基合金を噴霧、粉体化すると亜鉛基
合金は凝固しやすくなり、アトマイズ装置の内壁等に付
着することなく粉体化するので、収率が向上するのであ
る。
【0008】そこで本発明は、ガスの発生量の抑えつつ
放電特性を改善でき、また、粉体化工程において、その
収量を向上させることのできるような組成の亜鉛基合金
粉体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアルカリ電池用
の負極亜鉛基合金粉体は、亜鉛に対し、ビスマスを0.
001〜0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量
%、チタンを0.001〜0.3重量%、アルミニウム
を0.001〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を
有意に含まないことを特徴とする。
【0010】また、本発明のアルカリ電池用の負極亜鉛
基合金粉体は、亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、ジルコ
ニウムを0.001〜0.5重量%、アルミニウムを
0.001〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有
意に含まないことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のアルカリ電池は、亜鉛に
対し、ビスマスを0.001〜0.5重量%、錫を0.
001〜0.5重量%、チタンを0.001〜0.3重
量%、アルミニウムを0.001〜0.5重量%を含有
し、且つ他の物質を有意に含まない亜鉛基合金粉体から
なる負極を用いてなることを特徴とする。また、本発明
のアルカリ電池は、亜鉛に対し、ビスマスを0.001
〜0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、ジル
コニウムを0.001〜0.5重量%、アルミニウムを
0.001〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有
意に含まない亜鉛基合金粉体からなる負極を用いてなる
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】==実施例1== 本実施例では、亜鉛純度が99.9986%以上の純亜
鉛に対し、Bi、Sn、Ti及びAlの微量金属を適量
添加した亜鉛基合金を、アトマイズ装置を用い噴霧、粉
体化してアルカリ電池用の負極亜鉛基合金粉体を作成す
る。Bi、Sn及びTiを純亜鉛に添加することによ
り、放電前および放電後に発生する水素ガスの量の少な
い、放電特性の良好なアルカリ電池用の亜鉛基合金粉体
を得ることができ、また、Alを添加することにより亜
鉛基合金粉体の収量を向上させることができることにつ
いては既に述べたが、以下、それぞれの微量金属の好適
な添加条件について検討する。
【0013】まず、Biの添加条件について検討した。
電池の水素ガス発生の試験として、放電前の電池貯蔵中
のガス発生量の測定と、放電後のガス発生量の測定を行
った。放電前のガス発生量の測定としては、Biが添加
された亜鉛基合金粉体を酸化亜鉛の飽和した40重量%
KOH溶液とともにガスピペットに入れ、約60℃の温
度で3日間保存したときの水素ガスの発生量を測定し、
このガス発生量から次式を用いてガス発生指数Kを算出
し、このとき添加するBi量を0.0005重量%〜
0.65重量%の範囲で変化させて対応するガス発生指
数Kの変化を求めることとした。 K=ガス発生量[cc]/(亜鉛基合金粉体量[g]×
保存日数[day])
【0014】また、放電後のガス発生量の測定として
は、Biが単独に添加された亜鉛基合金粉体を図1の縦
断面図に示す構成の電池に用い、この電池を約20℃の
温度で、2Ωの抵抗に接続して過放電させ、放電終止電
圧が0Vに至った後のガス発生量を測定し、このとき添
加するBi量を変化させて対応するガス発生量の変化を
求めることとした。このときのガス発生量の測定は、放
電させた電池を流動パラフィンとともにガスピペットに
入れて、この状態で約60℃の温度で3日間保存し、保
存中に電池から排出された水素ガスの量を測定すること
とした。
【0015】このとき用いた電池は、図1に示すような
ものであり、具体的な構成としては、JIS規格で単1
型のアルカリ電池であって、有底円筒型の電池ケ―ス1
の内部に発電要素が収納されてその開口部に封口ガスケ
ット2を介して負極端子板3をかしめ付けることにより
電池内部を密封しており、その発電要素としては、負極
端子板3に電気的に接続した集電棒4が封口ガスケット
2の中心を貫通して、集電棒4の外周を取巻くようにし
て負極5、セパレ―タ6、及び二酸化マンガンを主体と
する正極合剤7が同心状に充填されている。この負極
は、酸化亜鉛を飽和させた40重量%のKOH溶液を3
4重量%に対して、亜鉛基合金粉体を65重量%、及び
ゲル化剤としてポリアクリル酸とポリアクリル酸ソーダ
とを各0.5重量%を混合してゲル状としたものを用い
た。
【0016】以上説明した水素ガス発生試験の結果を表
1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1から分かるように、放電前のガス発生
量は、Biの添加量が0.001重量%以上になると抑
制できることが分かった。一方、放電後のガス発生量
は、Biを添加するにつれて大きくなっていく。したが
って、Biの添加量を0.5重量%以下に抑えるのが好
適であるといえる。以上により、Biの添加量は、純亜
鉛に対して0.001〜0.5重量%の範囲にあるのが
望ましいといえる。
【0019】次に、Tiの添加条件について検討した。
純亜鉛に対してBiを0.2重量%添加した条件下にお
いて、Tiを0.0008〜0.40重量%の組成範囲
で変化させた亜鉛基合金粉体を作製した。そして、これ
ら亜鉛基合金粉体について、35〜200メッシュの粒
度範囲に篩別し、水素ガス発生試験と負荷放電試験を行
った。なお、Biの添加量を0.2重量%としたのは、
前述した表1における放電前の水素ガス発生量と放電後
のそれとが共に良好な値を示すからである。
【0020】水素ガス発生試験としては、Biについて
の試験と同じ方法を用い、放電前の水素ガス発生量と、
放電後の水素ガス発生量との測定をおこなった。負荷放
電試験としては、放電後のガス発生量を測定した際の放
電終止電圧0Vに至るまでの放電時間を測定した。放電
時間としては、純亜鉛に対してBiを0.2重量%及び
Tiを0.40重量%を添加した場合の放電時間を10
0とし、これに対する百分率%で示した。以上説明した
試験の結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】Bi及びTiを含有する亜鉛基合金粉体に
ついては、放電前ガス発生指数Kが0.1未満、放電後
ガス発生量が3.0未満で、放電時間が110%を上回
ることが実用的に望ましい。したがって、表2から、こ
のような条件を満足するためには、Tiの添加量は、B
iを含有する純亜鉛に対して0.001〜0.3重量%
の範囲であるのが望ましいことが分かった。
【0023】次に、Snの添加条件について検討した。
Bi及びTiを添加した亜鉛基合金に対して水素過電圧
の高いSnを添加した亜鉛基合金粉体を作製した。作製
方法としては、前述と同じ方法を用いた。このSnの実
用的な添加範囲を特定するため、上記試験において良好
なガス発生指数K、ガス発生量及び放電時間の特性を示
した0.2重量%のBi及び0.05重量%のTiを純
亜鉛に添加する条件下でSnを0.0005〜0.60
重量%の組成範囲で変化させた亜鉛基合金粉体を作製
し、これら亜鉛基合金粉体の水素ガス発生試験と負荷放
電試験を上記と同様に行った。この試験の結果を表3に
示す。
【0024】
【表3】
【0025】Bi、Ti及びSnを含有する亜鉛基合金
粉体については、放電前ガス発生指数Kが0.065未
満、放電時間が115%を上回ることが実用的に望まし
い。このとき、放電時間については、上記表2において
Tiを0.40重量%添加した時の放電時間を100と
し、これに対する百分率とした。その結果、Bi及びT
iが添加された亜鉛基合金中のSnの含有量が0.00
1〜0.50重量%の範囲において放電前ガス発生指数
K及び放電時間につきそれぞれ効果が認められた。
【0026】以上により、亜鉛に対し、Biを0.00
1〜0.5重量%、Tiを0.001〜0.3重量%お
よびSnを0.001〜0.5重量%の範囲で添加した
亜鉛基合金においては、放電前および放電後の水素ガス
発生量を抑制でき、放電特性が良好であることが判明し
た。しかし、このような組成になる亜鉛基合金は、基本
的に融点が低いため、アトマイズ装置等を用いて溶融状
態の亜鉛基合金を噴霧する際に、装置の内壁に溶融状態
の亜鉛基合金が付着してしまい、したがって亜鉛基合金
粉体の収量は低かった。そこで、Bi、Ti及びSnを
含有する亜鉛基合金にAlを添加することにより亜鉛基
合金の融点を上昇させて、粉体化工程における亜鉛基合
金粉体の収量を向上させる。
【0027】そこで、Alの実用的な添加条件につい
て、以下の実験1〜3に基づいて検討した。
【0028】〈実験1〉亜鉛純度が99.9986%以
上の純亜鉛に対してBiを0.001重量%、Snを
0.001重量%、Tiを0.001重量%添加した条
件下で、Alを0.0005〜0.70重量%の組成範
囲で変化させて、アトマイズ装置を用いて亜鉛基合金粉
体を作製した。原料を10kg投入したときの粉体の収
量と、作製した粉体をガスピペットを用いてガス発生指
数Kとを測定した。
【0029】
【表4】
【0030】Bi、Ti、Sn及びAlを含有する亜鉛
基合金粉体については、放電前ガス発生指数Kが0.1
未満、収量が7.0kg、すなわち70%を上回ること
が実用的に望ましい。したがって、表4より、Alを
0.001〜0.5重量%の範囲で添加したときに、水
素ガス発生量を抑えつつ、粉体の収量を好適なものとす
ることができることが分かった。
【0031】〈実験2〉亜鉛純度が99.9986%以
上の純亜鉛に対してBiを0.5重量%、Snを0.5
重量%、Tiを0.3重量%添加した条件下で、Alを
0.0005〜0.70重量%の組成範囲で変化させ
て、アトマイズ装置を用いて亜鉛基合金粉体を作製し
た。原料を10kg投入したときの粉体の収量と、作製
した粉体をガスピペットを用いてガス発生指数Kとを測
定した。
【0032】
【表5】
【0033】実験1と同様に、Bi、Ti、Sn及びA
lを含有する亜鉛基合金粉体については、放電前ガス発
生指数Kが0.1未満、収量が7.0kg、すなわち7
0%を上回ることが実用的に望ましい。したがって、表
5より、実験1と同様に、Alを0.001〜0.5重
量%の範囲で添加したときに、ガス発生量を抑えつつ、
粉体の収量を好適なものとすることができることが分か
った。
【0034】〈実験3〉亜鉛純度が99.9986%以
上の純亜鉛に対してBiを0.2重量%、Snを0.1
重量%、Tiを0.08重量%添加した条件下で、Al
を0.0005〜0.70重量%の組成範囲で変化させ
て、アトマイズ装置を用いて亜鉛基合金粉体を作製し
た。原料を10kg投入したときの粉体の収量と、作製
した粉体をガスピペットを用いてガス発生指数Kとを測
定した。
【0035】
【表6】
【0036】実験1及び2と同様に、Bi、Ti、Sn
及びAlを含有する亜鉛基合金粉体については、放電前
ガス発生指数Kが0.1未満、収量が7.0kg、すな
わち70%を上回ることが実用的に望ましい。したがっ
て、表6より、実験1及び2と同様に、Alを0.00
1〜0.5重量%の範囲で添加したときに、水素ガス発
生量を抑えつつ、粉体の収量を好適なものとすることが
できることが分かった。
【0037】以上により、亜鉛に対し、ビスマスを0.
001〜0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%
と、チタンを0.001〜0.3重量%と、アルミニウ
ムを0.001〜0.5重量%とを添加して亜鉛基合金
粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑えつつ放
電特性を改善でき、また、粉体化工程において、その収
量を向上させることができる。
【0038】==実施例2== 本実施例では、亜鉛純度が99.9986%以上の純亜
鉛に対し、Bi、Sn、Zr及びAlの微量金属を適量
添加した亜鉛基合金を、アトマイズ装置を用い噴霧乾燥
してアルカリ電池用の負極亜鉛基合金粉体を作成する。
Bi、Sn及びZrを純亜鉛に添加することにより、放
電前および放電後に発生する水素ガスの量の少ない、放
電特性の良好なアルカリ電池用の亜鉛基合金粉体を得る
ことができ、また、Alを添加することにより亜鉛基合
金粉体の収量を向上させることができることについては
既に述べたが、以下、それぞれの微量金属の好適な添加
条件について検討する。
【0039】まず、Biの添加条件についてだが、上記
実施例1で検討した結果と同様に、その添加量は、純亜
鉛に対して0.001〜0.5重量%の範囲にあるのが
望ましい。次に、Zrの添加条件について検討した。純
亜鉛に対してBiを0.2重量%添加した条件下におい
て、Zrを0.0005〜0.70重量%の組成範囲で
変化させた亜鉛基合金粉体を作製した。そして、これら
亜鉛基合金粉体について、35〜200メッシュの粒度
範囲に篩別し、水素ガス発生試験と負荷放電試験を行っ
た。なお、Biの添加量を0.2重量%としたのは、前
述した表1における放電前の水素ガス発生量と放電後の
それとが共に良好な値を示すからである。
【0040】水素ガス発生試験としては、Biについて
の試験と同じ方法を用い、放電前の水素ガス発生量と、
放電後の水素ガス発生量との測定をおこなった。負荷放
電試験としては、放電後のガス発生量を測定した際の放
電終止電圧0Vに至るまでの放電時間を測定した。放電
時間としては、純亜鉛に対してBiを0.2重量%及び
Zrを0.7重量%を添加した場合の放電時間を100
とし、これに対する百分率%で示した。以上説明した試
験の結果を表7に示す。
【0041】
【表7】
【0042】Bi及びZrを含有する亜鉛基合金粉体に
ついては、放電前ガス発生指数Kが0.1未満、放電後
ガス発生量が3.1未満で、放電時間が110%を上回
ることが実用的に望ましい。したがって、表7から、こ
のような条件を満足するためには、Zrの添加量は、B
iを含有する純亜鉛に対して0.001〜0.5重量%
の範囲であるのが望ましいことが分かった。
【0043】次に、Snの添加条件について検討した。
Bi及びZrを添加した亜鉛基合金に対して水素過電圧
の高いSnを添加した亜鉛基合金粉体を作製した。作製
方法としては、前述と同じ方法を用いた。このSnの実
用的な添加範囲を特定するため、上記試験において良好
なガス発生指数K、ガス発生量及び放電時間の特性を示
した0.2重量%のBi及び0.1重量%のZrを純亜
鉛に添加する条件下でSnを0.0005〜0.70重
量%の組成範囲で変化させた亜鉛基合金粉体を作製し、
これら亜鉛基合金粉体の水素ガス発生試験と負荷放電試
験を上記と同様に行った。この試験の結果を表8に示
す。
【0044】
【表8】
【0045】Bi、Zr及びSnを含有する亜鉛基合金
粉体については、放電前ガス発生指数Kが0.06未
満、放電時間が130%を上回ることが実用的に望まし
い。このとき、放電時間については、上記表8において
Zrを0.70重量%添加した時の放電時間を100と
し、これに対する百分率とした。その結果、Bi及びZ
rが添加された亜鉛基合金中のSnの含有量が0.00
1〜0.50重量%の範囲において放電前ガス発生指数
K及び放電時間につきそれぞれ効果が認められた。
【0046】以上により、亜鉛に対し、Biを0.00
1〜0.5重量%、Zrを0.001〜0.5重量%お
よびSnを0.001〜0.5重量%の範囲で添加した
亜鉛基合金においては、放電前および放電後の水素ガス
発生量を抑制でき、放電特性が良好であることが判明し
た。しかし、このような組成になる亜鉛基合金は、基本
的に融点が低いため、アトマイズ装置等を用いて溶融状
態の亜鉛基合金を噴霧する際に、装置の内壁に溶融状態
の亜鉛基合金が付着してしまい、したがって亜鉛基合金
粉体の収量は低かった。そこで、Bi、Zr及びSnを
含有する亜鉛基合金にAlを添加することにより亜鉛基
合金の融点を上昇させて、粉体化工程における亜鉛基合
金粉体の収量を向上させる。
【0047】そこで、Alの実用的な添加条件につい
て、以下の実験5および6に基づいて検討した。
【0048】〈実験5〉亜鉛純度が99.9986%以
上の純亜鉛に対してBiを0.001重量%、Snを
0.001重量%、Zrを0.001重量%添加した条
件下で、Alを0.0005〜0.70重量%の組成範
囲で変化させて、アトマイズ装置を用いて亜鉛基合金粉
体を作製した。原料を10kg投入したときの粉体の収
量と、作製した粉体をガスピペットを用いてガス発生指
数Kとを測定した。
【0049】
【表9】
【0050】Bi、Zr、Sn及びAlを含有する亜鉛
基合金粉体については、放電前ガス発生指数Kが0.1
未満、収量が7.0kg、すなわち70%を上回ること
が実用的に望ましい。したがって、表9より、Alを
0.001〜0.5重量%の範囲で添加したときに、水
素ガス発生量を抑えつつ、粉体の収量を好適なものとす
ることができることが分かった。
【0051】〈実験6〉亜鉛純度が99.9986%以
上の純亜鉛に対してBiを0.5重量%、Snを0.5
重量%、Zrを0.5重量%添加した条件下で、Alを
0.0005〜0.70重量%の組成範囲で変化させ
て、アトマイズ装置を用いて亜鉛基合金粉体を作製し
た。原料を10kg投入したときの粉体の収量と、作製
した粉体をガスピペットを用いてガス発生指数Kとを測
定した。
【0052】
【表10】
【0053】実験5と同様に、Bi、Zr、Sn及びA
lを含有する亜鉛基合金粉体については、放電前ガス発
生指数Kが0.1未満、収量が7.0kg、すなわち7
0%を上回ることが実用的に望ましい。したがって、表
10より、実験5と同様に、Alを0.001〜0.5
重量%の範囲で添加したときに、ガス発生量を抑えつ
つ、粉体の収量を好適なものとすることができることが
分かった。
【0054】以上により、亜鉛に対し、ビスマスを0.
001〜0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量
%、ジルコニウムを0.001〜0.5重量%、アルミ
ニウムを0.001〜0.5重量%を添加して亜鉛基合
金粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑えつつ
放電特性を改善でき、また、アトマイザ等の装置を用い
る際に、その収量を向上させることができる。
【0055】
【発明の効果】亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%と、チタ
ンを0.001〜0.3重量%と、アルミニウムを0.
001〜0.5重量%とを添加した亜鉛基合金により亜
鉛基合金粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑
えつつ放電特性を改善でき、また、アトマイザ等の装置
を用いる際に、その収量を向上させることができる。さ
らに、亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜0.5重量
%、錫を0.001〜0.5重量%、ジルコニウムを
0.001〜0.5重量%、アルミニウムを0.001
〜0.5重量%を添加した亜鉛基合金により亜鉛基合金
粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑えつつ放
電特性を改善でき、また、アトマイザ等の装置を用いる
際に、その収量を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用しうる従来と共通した亜鉛基合金
粉体を用いたアルカリ電池の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電池ケ―ス 2 封口ガスケット 3 負極端子板 4 集電棒 5 負極 6 セパレ―タ 7 正極合剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月28日(2000.7.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】以上により、亜鉛に対し、ビスマスを0.
001〜0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量
%、ジルコニウムを0.001〜0.5重量%、アルミ
ニウムを0.001〜0.5重量%を添加して亜鉛基合
金粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑えつつ
放電特性を改善でき、また、粉体化工程において、その
収量を向上させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【発明の効果】亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%と、チタ
ンを0.001〜0.3重量%と、アルミニウムを0.
001〜0.5重量%とを添加した亜鉛基合金により亜
鉛基合金粉体を作製することにより、ガスの発生量の抑
えつつ放電特性を改善でき、また、粉体化工程におい
、その収量を向上させることができる。さらに、亜鉛
に対し、ビスマスを0.001〜0.5重量%、錫を
0.001〜0.5重量%、ジルコニウムを0.001
〜0.5重量%、アルミニウムを0.001〜0.5重
量%を添加した亜鉛基合金により亜鉛基合金粉体を作製
することにより、ガスの発生量の抑えつつ放電特性を改
善でき、また、粉体化工程において、その収量を向上さ
せることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 6/06 H01M 6/06 C (72)発明者 松井 一雄 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 Fターム(参考) 4K018 AA40 BA10 BD07 KA38 5H024 AA03 AA14 CC02 DD14 FF09 HH01 5H050 AA02 BA04 CA05 CB13 FA17 HA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
    0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、チタン
    を0.001〜0.3重量%、アルミニウムを0.00
    1〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有意に含ま
    ないことを特徴とするアルカリ電池用の負極亜鉛基合金
    粉体。
  2. 【請求項2】 亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
    0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、ジルコ
    ニウムを0.001〜0.5重量%、アルミニウムを
    0.001〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有
    意に含まないことを特徴とするアルカリ電池用の負極亜
    鉛基合金粉体。
  3. 【請求項3】 亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
    0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、チタン
    を0.001〜0.3重量%、アルミニウムを0.00
    1〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有意に含ま
    ない亜鉛基合金粉体からなる負極を用いてなることを特
    徴とするアルカリ電池。
  4. 【請求項4】 亜鉛に対し、ビスマスを0.001〜
    0.5重量%、錫を0.001〜0.5重量%、ジルコ
    ニウムを0.001〜0.5重量%、アルミニウムを
    0.001〜0.5重量%を含有し、且つ他の物質を有
    意に含まない亜鉛基合金粉体からなる負極を用いてなる
    ことを特徴とするアルカリ電池。
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