JP2002025519A - 電池収納容器およびこれを有する電子機器、並びに、電池の使用方法 - Google Patents

電池収納容器およびこれを有する電子機器、並びに、電池の使用方法

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JP2002025519A
JP2002025519A JP2000202681A JP2000202681A JP2002025519A JP 2002025519 A JP2002025519 A JP 2002025519A JP 2000202681 A JP2000202681 A JP 2000202681A JP 2000202681 A JP2000202681 A JP 2000202681A JP 2002025519 A JP2002025519 A JP 2002025519A
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heat insulator
container
thermal conductivity
positive electrode
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Naoteru Hayashi
直輝 林
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の大きい領域における放電特性を向上さ
せることができる電池収納容器を提供する。 【解決手段】 電池収納容器1は、電源としての電池を
収納するものである。この電池収納容器1の内側の一部
または全部には断熱体3を形成されている。この断熱体
3は、熱伝導率が0.01〜0.12(W/m℃)であ
る材料で構成されている。また、断熱体3の厚さは0.
1〜10(mm)の範囲にある。断熱体3は2種類以上
の材料を積層した構造であってもいい。この場合、少な
くとも1層が上述の熱伝導率および厚さの条件を満足し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源としての電池
を収納する電池収納容器およびこれを有する電子機器、
並びに、電池の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯用電子機器の普及により、筒
形アルカリ電池の需要は増える一方である。これと共
に、電子機器のデジタル化、および圧縮技術の向上に伴
ない、消費電力量も大きくなりつつある。これらを受け
て、アルカリ電池の重負荷領域、たとえば1W、1.5
Wといった領域での放電時間が重要な特性となり始めて
いる。
【0003】一般に、放電特性の向上のためには、より
多くの活物質を充填した方が有利であるが、耐漏液特性
の向上のためにはより少ない充填量にした方が有利に働
く。すなわち、双方の特性バランスを考慮して、正負極
の充填量を決めることが重要である。
【0004】しかし、放電は充填されたすべての活物質
が使われるわけではなく、放電負荷によって活物質はあ
る一定の割合でしか使われない。特に、中負荷から重負
荷領域の放電になるに従い、活物質の利用率は少なくな
る。特に中空状の正極ペレットと、正極に接して配置さ
れたセパレータと、セパレータ中に充填した負極とを備
えたいわゆるインサイドアウト構造を有するアルカリ電
池では電極間の反応面積が小さいため中負荷、重負荷領
域において活物質の利用率が少なくなる。
【0005】よって、活物質の充填量以外にも中負荷、
重負荷領域の放電時間を向上させる技術が必要である。
すなわち、電池内の反応を促進することによって効率的
に活物質を利用する技術が必要である。
【0006】従来、電子機器等に付属しているアルカリ
電池を収納する電池収納容器は電気的絶縁性を有する電
池収納部と1個もしくは複数のアルカリ電池、これらの
アルカリ電池同士を電気的に接続する配線回路、アルカ
リ電池や配線回路と電子機器等とを接続する配線回路部
から構成されている。
【0007】そして、電池収納容器の電気的絶縁性を示
す材料にはポリエチレンテレフタレート(PET)など
の合成樹脂がよく使われている。また、電池収納容器の
役割としては単に電気的絶縁と電子機器との接続機能し
かなく、電池特性上特別な効果を与えるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、中負荷、重負
荷領域における放電では電池内から熱が発生するが、ポ
リエチレンテレフタレートなどの合成樹脂は、熱伝導率
が大きく、また電池と電池収納容器との間には隙間もあ
るため、電池内で発生する熱を利用することができてい
ない。そのため電池内の反応は促進を妨げられ、十分な
放電時間が得られないでいるのが現状である。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、負荷の大きい領域における放電特性を向
上させることができる電池収納容器およびこれを有する
電子機器、並びに、電池の使用方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電池収納容器
は、電源としての電池を収納する電池収納容器におい
て、上記電池収納容器の内側の一部または全部に断熱体
を形成し、断熱体の少なくとも一部の当該部分は、熱伝
導率が0.01〜0.12(W/m℃)である材料で構
成されているものである。上述の断熱体の上記当該部分
の厚さは0.1〜10(mm)の範囲にある。上述の断
熱体は2種類以上の材料を積層した構造である場合があ
り、上記当該部分が少なくとも1層を構成する。
【0011】また、本発明の電子機器は、電池収納容器
を有する電子機器であって、電池収納容器が電源として
の電池を収納する、電子機器において、上記電池収納容
器は、その内側の一部または全部に断熱体を形成し、断
熱体の少なくとも一部の当該部分は、熱伝導率が0.0
1〜0.12(W/m℃)である材料で構成されている
ものである。上述の断熱体の上記当該部分の厚さは0.
1〜10(mm)の範囲にある。上述の断熱体は2種類
以上の材料を積層した構造である場合があり、上記当該
部分が少なくとも1層を構成する。
【0012】また、本発明の電池の使用方法は、中空円
筒状の正極と、この正極に接して配置されたセパレータ
と、このセパレータ中に充填した負極とを備えている電
池を、電池収納容器に収納し、放電させる電池の使用方
法において、上記電池収納容器の内側の一部または全部
に断熱体を形成し、断熱体の少なくとも一部の当該部分
は、熱伝導率が0.01〜0.12(W/m℃)である
材料で構成されている方法である。
【0013】上述の断熱体の上記当該部分の厚さは0.
1〜10(mm)の範囲にある。上述の断熱体は2種類
以上の材料を積層した構造である場合があり、上記当該
部分が少なくとも1層を構成する。上述の電池の使用方
法は、負荷の大きい領域で放電させる。ここで、負荷の
大きい領域では、放電電流が0.5〜3Aの範囲にあ
る。または、負荷の大きい領域では、放電電力が0.6
〜3.6Wの範囲にある。
【0014】本発明の電池収納容器およびこれを有する
電子機器、並びに、電池の使用方法によれば、以下のこ
とが考えられる。一般に、アルカリ電池は放電中に電池
内部から熱が発生する。また負荷が大きくなるに従い電
池内部から発生する熱は大きく、電池としての温度も高
くなる。電池収納容器の内側に形成する断熱体として熱
伝導率の小さい材料を用いることによって電池からの放
熱を小さくし、電池内部から発生する熱を利用して、電
池内部の反応を促進することができる。すなわち、正極
および負極活物質の利用率も向上し、放電特性の向上に
つながる。この結果は特に、放電中に発熱の大きい負荷
の大きい領域における放電で有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、電池収納容器およびこれを
有する電子機器、並びに、電池の使用方法に係る発明の
実施の形態について説明する。図2は、本実施の形態に
かかる電池収納容器に収納される電池の一例である円筒
状の単3形アルカリマンガン電池を示す断面図である。
【0016】図2において、金属缶11は、開口部と底
を有する円筒状の金属容器である。この金属缶11は、
電池の容器としての機能を有すると共に正極端子20の
機能も兼ね備えている。
【0017】図2において、金属缶11の内側には、中
空円筒状の正極合剤12が収納されている。この正極合
剤12は、金属缶11内にて所定の圧力で成形されてい
る。正極合剤12は、つぎの方法により成形される。ま
ず、金属缶11に挿入する前に、ペレット状の正極合剤
を作製する。ペレット状の正極合剤は、二酸化マンガン
とグラファイトを混合し、内径を9.0mm、外形を1
3.3mm、高さを14〜14.5mmとする中空円筒
状に加圧成形したものである。
【0018】つぎに、中空円筒状に成形したペレット状
の正極合剤を複数個(例えば3個)金属缶11に挿入す
る。つぎに、金属製のシリンダーを正極合剤の中心孔に
挿入する。シリンダーは円柱状であり、その外形はペレ
ット状の正極合剤の内径にほぼ等しい。また、このシリ
ンダーの外形は正極端子20の内径よりも大きい。
【0019】シリンダーは、その先端が金属缶11の底
にぶつかるまで挿入する。つぎに、リング状の加圧治具
を、シリンダーを通じて、金属缶11の開口部から挿入
する。このリング状の加圧治具の内径は上述のシリンダ
ーの外形とほぼ同じである。加圧治具の外形は金属缶1
1の内径とほぼ同じである。加圧治具の、金属缶11の
底側の面は、平面であり、金属缶11の円筒の中心軸と
ほぼ直角をなしている。
【0020】つぎに、この加圧治具を金属缶11の底の
方向に移動させることにより、正極合剤の表面から圧力
をかけ、正極合剤全体を加圧する。所定の圧力を加える
ことにより、正極合剤12の加圧後の高さが約42mm
となるように成形する。
【0021】つぎに、金属缶11、および成形された正
極合剤12の内側に、セパレータ13を介して、亜鉛合
金粉末、水酸化カリウム水溶液およびゲル化剤等からな
るゲル状の負極合剤14を充填する。
【0022】この後、金属缶11の開口部に負極集電ピ
ン15、並びに、プラスティックシール16、封口板1
7、および負極端子18からなる封口体19を入れ、か
しめて封口する。
【0023】つぎに、金属缶11の外側表面に外装体2
1を形成する。図2に示すように、外装体21は、金属
缶11の外側表面を被覆している。外装体21は、金属
缶11の外側表面に密着している。
【0024】外装体21が金属缶11を被覆している領
域はつぎの通りである。まず、外装体21は、金属缶1
1の円筒の側面全体を被覆している。また、正極端子2
0側では、セパレータ13の端部が正極20側の金属缶
11とぶつかる位置よりも少し外側の地点から、最外周
に至る金属缶11の外表面を被覆している。負極端子1
8側では、かしめることにより折れ曲がった金属缶11
の開口部の端部まで、金属缶11の外表面を被覆してい
る。
【0025】外装体21の材質としては、ポリエチレン
テレフタレートが用いられる。なお、外装体21の材質
はこれに限定されるわけではない。このほか、柔軟性、
絶縁性を有するものであればいかなる材質も採用するこ
とができる。外装体21の膜厚は0.05mmである。
これにより、アルカリマンガン電池が完成する。
【0026】つぎに、アルカリマンガン電池を放電した
ときの、電池内部で発生する反応について説明する。ア
ルカリマンガン電池における活物質は電解法で製造され
た二酸化マンガン(電解二酸化マンガン、EMD)、ア
ルカリ性の電解液、そして金属亜鉛粉末である。二酸化
マンガンは品位が高いこと、反応性が高いこと、および
純度がきわめて高いことから、化学的製法による二酸化
マンガンでも天然鉱石でもなく電解二酸化マンガンが用
いられる。電解液は濃厚苛性アルカリ、通常は35〜5
2%の範囲のKOHである。
【0027】負極には亜鉛粉末が使われ、重負荷でも能
力を十分発揮できるよう電極反応が進行する面の表面積
を大きくしてある。また、亜鉛を、高分子でどろどろに
した強アルカリ液に分散させて固相と液相をより均質に
分布(反応物質と生成物の物質移動の分極を小さくす
る)させている。
【0028】放電においては、正極である二酸化マンガ
ンはまず1電子還元反応によりオキシハイドロキサイド
になる。 MnO2 +H2 O+e- →MnOOH+OH- (1)
【0029】この反応では放電曲線はスムーズな右下が
り曲線を描きながら反応物質MnO 2 の中にMnOOH
が均一に生成してゆく。この反応は4価のマンガン酸化
物の結晶格子の中にH(H+ +e- )が均一に拡散した
形で反応が進行するためで、反応の途中経過でMnOO
Hという明確な相が分離して生成することはない。した
がって放電曲線は平坦でなく右下がりとなる。
【0030】より低い電圧では、MnOOHはさらに次
式により放電をすることができる。 3MnOOH+e- →Mn3 4 +OH- +H2 O (2) この反応は平坦な放電カーブを示すが、最初の還元段階
よりも遅いので軽負荷放電条件下でのみ効果がある。
【0031】負極に注目すると、最初に進行するのは高
濃度苛性アルカリ電解液中で可溶性の亜鉛酸イオンZn
(OH)4 2- の生成反応である。 Zn+4OH- →Zn(OH)4 2- +2e- (3) しかし、反応が進んでOH- の活量が減少すると、電解
液は亜鉛酸イオンで飽和され、次段階では反応(4)が
進行する。
【0032】その後、正極では反応(1)によって水が
どんどん消耗するから、この影響で負極でも水の不足と
いう環境が生じ、水酸化亜鉛は次式に従ってゆっくりと
脱水してZnOへと移行する。 Zn+2OH- →Zn(OH)2 +2e- (4) Zn(OH)2 →ZnO+H2 O (5)
【0033】以上総合すると、MnO2 lモル当たりの
1電子反応の深度までの連続放電にさせたとき電池全体
の反応は 2MnO2 +Zn+2H2 O →2MnOOH+Zn(OH)2 (6) で表される。
【0034】これと対照的に軽負荷や間欠放電などの全
電池の反応は1モル当たり1.33電子の反応で、おそ
らく次のように書ける。 3MnO2 +2Zn→Mn3 4 +2ZnO (7) アルカリマンガン電池の初期の開回路電圧は約1.5〜
1.65Vであるが、この電圧の大きさは、正極物質の
純度や活性度、あるいは負極電解液中のZnOの含有率
に依存している。機能上の終止電圧0.5Vに達するま
での放電中の平均の電圧は約1.2Vである。
【0035】上述した反応は、発熱反応である。したが
って、電池の放電により電池内部で熱が発生する。ま
た、温度が上昇し電池内部の温度が高くなると、反応が
促進される。
【0036】つぎに本実施の形態にかかる電池収納容器
について説明する。図1は、本実施の形態にかかる電池
収納容器の一例を示したものである。電池収納容器1
は、電源としての電池、例えば電源としてのアルカリマ
ンガン電池を収納するものである。
【0037】電池収納容器1の容器本体7は、一面に開
口部を有する箱形であり、この開口部には留め具5を介
して容器蓋2が取り付けられている。なお、電池収納容
器1の形状はこの箱形に限定されない。電池を収納でき
るものであれば円筒形、半円筒形などその他種々の形状
を採用することができる。
【0038】電池収納容器1は、電子機器の一部をなす
ものである。すなわち、電池収納容器1は、携帯用電子
機器などの一部として付属されるものであって、電子機
器本体に電気を供給する電池を収納する部分である。た
だし、電子機器への電源としての機能を果たす限り、電
子機器と独立した存在であってもかまわないことはもち
ろんである。
【0039】図1において、電池収納容器1の容器本体
7の内側における上の方には、負極端子4が設置されて
いる。また、下の方には正極端子6が設置されている。
この電池収納容器1には、上述したアルカリマンガン電
池が収納される。この場合、電池の正極端子20および
負極端子18をそれぞれ電池収納容器1の正極端子6お
よび負極端子4に接触させて収納する。
【0040】なお、図1の電池収納容器1においては、
電池を1本収納しているが、収納する電池の数はこの1
本に限定されない。このほか、2本などの直列接続、並
びに、4本、6本、および8本などの直列および並列を
併用した接続など種々の本数を採用することができる。
【0041】電池収納容器1のうち、容器本体7の内側
の3つの側面、および容器蓋2の内側には断熱体3が形
成されている。すなわち、収納される電池の全周を覆う
領域に断熱体3が形成されている。
【0042】なお、絶縁体3を形成する領域は、上述し
た領域に限定されるわけではない。上述した領域の一
部、例えば収納される電池の金属缶11と正極合剤12
が接触している領域の大部分を占めるような領域であっ
てもかまわない。反対に、正極端子6および負極端子4
を除く、電池収納容器1の内側全体に絶縁体3を形成し
てもよい。
【0043】断熱体3の材質としては、ABS樹脂、ポ
リウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
リデン、などを採用することができる。なお、断熱体3
の材質はここに列挙したものに限定されるわけではな
い。このほか、柔軟性、絶縁性を有するものであればい
かなる材質も採用することができる。ただし、つぎに述
べる熱伝導率の範囲に入る材質であることが望ましい。
【0044】断熱体3の熱伝導率は0.01〜0.12
(W/m℃)の範囲内にあることが望ましい。すなわち
熱伝導率の小さい材料を用いた断熱体であることが好ま
しい。熱伝導率の小さい材料を採用することにより、電
池内で発生する熱が利用できる。
【0045】なお、断熱体3はその全体において、熱伝
導率が0.01〜0.12(W/m℃)の範囲にある材
料で構成されていることに限定されない。断熱体3の一
部、例えば金属缶11と正極合剤12が接触している領
域の大部分を占めるような領域であってもかまわない。
ここで、当該一部において、熱伝導率が0.01〜0.
12(W/m℃)である材料で構成されていればよい。
【0046】断熱体3の厚さは、0.1〜10(mm)
の範囲にあることが望ましい。断熱体3の厚さが0.1
mmよりも薄くなると、電池内部で発生する熱の保存性
が不十分であり反応の促進を十分に図ることができない
からである。断熱体3の厚さが10mmよりも厚くなる
と、電池を収納するのに大きな容積の電池収納容器1が
必要となり、電子機器に求められる小型化を図ることが
困難となるからである。
【0047】なお、断熱体3の厚さは断熱体3全体で均
一である必要はない。電池収納容器1の内側の角を厚く
するなど、部分的に厚さが異なってもよい。また、上述
の厚さの範囲は、断熱体3の一部、例えば金属缶11と
正極合剤12が接触している領域の大部分を占めるよう
な領域であってもかまわない。すなわち、断熱体3の少
なくとも一部の当該部分の厚さが0.1〜10(mm)
の範囲にあればよい。また、当該部分の熱伝導率が0.
01〜0.12(W/m℃)である材料で構成されてい
ればよい。
【0048】上述においては、断熱体3が単一の膜から
なる場合について説明したが、断熱体3は単一の膜であ
ることに限定されない。断熱体3は多層、すなわち断熱
体3が2種類以上の材料を積層した構造からなるもので
あってもよい。ここで、当該部分が少なくとも1層を構
成すること、すなわち、多層のうち少なくとも一層の厚
さが0.1〜10(mm)の範囲にあり、また、この一
層の熱伝導率が0.01〜0.12(W/m℃)であれ
ばよい。
【0049】電池収納容器1の内側への絶縁体3の形成
させる方法は、絶縁体3を電池収納容器1の内側に接着
剤で貼り付ける方法のほか、絶縁体3をテープで貼り付
ける方法、絶縁体3を溝部などにはめ込む方法など通常
採用される方法を採用することができる。
【0050】本実施の形態における電池の使用方法にお
いては、負荷の大きい領域で放電させることにより、放
電特性を向上させることができる。ここで、負荷の大き
い領域としては、放電電流が0.5〜3Aの範囲にある
ことが望ましい。また、負荷の大きい領域としては、平
均放電電圧を1.2Vと考えると、放電電力が0.6〜
3.6Wの範囲にあることが望ましい。放電電流が0.
5Aより小さいか放電電力が0.6Wより小さいと、電
池内部での反応速度が小さくなる。したがって、電池内
部での温度上昇も小さい。電池内部の温度が高くならな
いと、放電特性を向上させる効果が期待できない。
【0051】放電電流が3Aよりも大きいか放電電力が
3.6Wよりも大きいと、放電時間が短くなる。放電時
間が短くなると、電池内部の温度が十分に高くなる前
に、終電圧に達してしまう。この場合、温度を上昇させ
ることにより、反応を促進させるという効果が得られな
い。
【0052】なお、本発明は上述の実施の形態に限らず
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0053】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではないことはもちろんである。
【0054】(従来例)正極合剤12は二酸化マンガン
/グラファイトの約9:1混合物に若干量の40%の水
酸化カリウム水溶液電解液を加えたものからなる。これ
を金属缶11内で外径13.3mm、内径9.0mm、
高さ42.0mmの中空円筒状に成形した。
【0055】この正極合剤12の中にセパレータ13を
挿入し、約1.5gの電解液を注液して含浸させる。負
極合剤14は酸化亜鉛を飽和させた40%の水酸化カリ
ウム水溶液にゲル化剤を加えて混合し、このゲル状電解
液に対して重量比で約2倍の亜鉛合金粉末を加え、混合
して作製した。この作製した負極合剤14を充填し、封
口体19と金属缶11を嵌合した。つぎに、金属缶11
の外表面に外装体21を被覆した。この外装体21は、
ポリエチレンテレフタレートからなり、膜厚は0.05
mmである。これにより、単3形アルカリ電池が完成し
た。
【0056】作製したアルカリ電池を図1に示す電池収
納容器1に収納する。電池収納容器1自体の材料は、表
1に示すように、ポリエチレンテレフタレートを用い
た。ただし、断熱体3は形成しなかった。なお、用いた
材質の物理的諸数値は表2に示すとおりである。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】(実施例1)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。具体的には、電池収納容器1の
容器本体7の内側の3つの側面全面、および容器蓋2の
内側のほぼ全面に貼り付けた。断熱体3の材質は、表1
に示すように、ABS樹脂である。このABS樹脂の熱
伝導率は0.12(W/m℃)である。またABS樹脂
の膜厚は1mmのものを用いた。このほかの点について
は、従来例と同じである。
【0060】(実施例2)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。断熱体3の材質は、表1に示す
ように、ポリウレタンである。このポリウレタンの熱伝
導率は0.06(W/m℃)である。またポリウレタン
の膜厚は1mmのものを用いた。このほかの点について
は、従来例と同じである。
【0061】(実施例3)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。断熱体3の材質は、表1に示す
ように、ポリスチレンである。このポリスチレンの熱伝
導率は0.03(W/m℃)である。またポリスチレン
の膜厚は1mmのものを用いた。このほかの点について
は、従来例と同じである。
【0062】(実施例4)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。断熱体3の材質は、表1に示す
ように、ポリプロピレンである。このポリプロピレンの
熱伝導率は0.01(W/m℃)である。またポリプロ
ピレンの膜厚は1mmのものを用いた。このほかの点に
ついては、従来例と同じである。
【0063】(比較例1)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。断熱体3の材質は、表1に示す
ように、天然ゴムである。この天然ゴムの熱伝導率は
0.14(W/m℃)である。また天然ゴムの膜厚は1
mmのものを用いた。このほかの点については、従来例
と同じである。
【0064】(比較例2)電池収納容器1の内側には、
断熱体3を貼り付けた。断熱体3の材質は、表1に示す
ように、ビニロン樹脂である。このビニロン樹脂の熱伝
導率は0.24(W/m℃)である。またビニロン樹脂
の膜厚は1mmのものを用いた。このほかの点について
は、従来例と同じである。
【0065】つぎに、上述した従来例、実施例1〜4、
および比較例1〜2について、重負荷放電特性の評価を
行った。重負荷放電特性の評価は電池作製直後に行っ
た。重負荷放電特性は、1A連続定電流放電によって行
った。この結果得られた0.9V終止の連続放電時間を
表1に記した。試験数は5個である。また評価に使用し
た電池収納容器1および電池収納容器1内側の熱伝導率
の小さい断熱性を有する材料の常温での熱伝導率も表1
に併記した。
【0066】表1から分かるように、従来例、すなわち
電池収納容器1の内側に断熱体3を設けなかった場合に
は、1A連続放電時間は57分であった。これに対し
て、実施例1では、電池収納容器1の内側に断熱体3と
してABS樹脂を形成している。このABS樹脂の熱伝
導率は0.12(W/m℃)である。この場合、1A連
続放電時間は60分であり、従来例の57分よりも長く
なっている。
【0067】実施例2では、電池収納容器1の内側に断
熱体3としてポリウレタンを形成している。このポリウ
レタンの熱伝導率は0.06(W/m℃)であり、実施
例1で使用したABS樹脂の熱伝導率0.12(W/m
℃)よりも小さい。実施例2のポリウレタンの場合、1
A連続放電時間は65分であり、実施例1の60分より
も長くなっている。
【0068】実施例3では、電池収納容器1の内側に断
熱体3としてポリスチレンを形成している。このポリス
チレンの熱伝導率は0.03(W/m℃)であり、実施
例2で使用したポリウレタンの熱伝導率0.06(W/
m℃)よりも小さい。実施例3のポリスチレンの場合、
1A連続放電時間は67分であり、実施例2の65分よ
りも長くなっている。
【0069】実施例4では、電池収納容器1の内側に断
熱体3としてポリプロピレンを形成している。このポリ
プロピレンの熱伝導率は0.01(W/m℃)であり、
実施例3で使用したポリスチレンの熱伝導率0.03
(W/m℃)よりも小さい。実施例4のポリプロピレン
の場合、1A連続放電時間は68分であり、実施例3の
67分よりも長くなっている。
【0070】比較例1では、電池収納容器1の内側に断
熱体3として天然ゴムを形成している。この天然ゴムの
熱伝導率は0.14(W/m℃)であり、実施例1で使
用したABS樹脂の熱伝導率0.12(W/m℃)より
も大きい。比較例1の天然ゴムの場合、1A連続放電時
間は57分であり、実施例1の60分より短い。また、
従来例の57分と同じ値である。
【0071】比較例2では、電池収納容器1の内側に断
熱体3としてビニロン樹脂を形成している。このビニロ
ン樹脂の熱伝導率は0.24(W/m℃)であり、比較
例1で使用した天然ゴムの熱伝導率0.14(W/m
℃)よりも大きい。比較例2のビニロン樹脂の場合、1
A連続放電時間は52分であり、比較例1の57分より
も短くなっている。
【0072】以上の総合すると、実施例1〜4のよう
に、断熱体3の熱伝導率が0.01〜0.12(W/m
℃)の範囲にある場合は、1A連続放電時間が60〜6
8分の範囲にあり、従来例の57分よりも長い。一方、
比較例1〜2のように、断熱体3の熱伝導率が0.14
〜0.24(W/m℃)の範囲にある場合は、1A連続
放電時間が52〜57分の範囲にあり、従来例の57分
以下の値となっている。
【0073】これらのことから、断熱体3の熱伝導率が
0.01〜0.12(W/m℃)の範囲にあるときに、
従来例に比較して重負荷放電特性が優れていることが分
かる。したがって、断熱体3の熱伝導率は0.01〜
0.12(W/m℃)の範囲にあることが望ましい。
【0074】以上のことから、本実施例によれば、断熱
性を有する材料、すなわち熱伝導率の小さい材料を電池
収納容器の内側に設置することによって負荷の大きい領
域における放電特性を向上させることができる。すなわ
ち、熱伝導率の小さい材料を電池収納容器の内側に用い
ることにより、放電中に電池内部から発生する熱を利用
して電池内の反応を促進させることができる。その結
果、従来の電池に比べて大幅に放電時間を向上させるこ
とができる。
【0075】一般に中負荷から重負荷の領域において
は、放電中に電池内部から熱が発生する。また重負荷に
なるに従い電池内部から発生する熱は大きく、電池とし
ての温度も高くなる。
【0076】熱伝導率の小さい材料を電池収納容器の内
側に用いて、電池と電池収納容器との隙間をなくすこと
によって、電池からの放熱を小さくし、電池内部から発
生する熱を電池内部の反応の促進に利用することができ
る。これにより、正極および負極活物質の利用率も向上
し、放電特性の向上につながる。この効果は特に、放電
中に発熱の大きい負荷の大きい領域における放電で有効
である。
【0077】なお、上述の発明の実施の形態では単3形
のアルカリマンガン電池を用いて説明したが、電池サイ
ズは特に限定されるものではない。またアルカリマンガ
ン電池以外にも酸化銀電池、ニッケル亜鉛電池、ニッケ
ルカドミウム電池、ニッケル水素電池などのアルカリ電
池においても、電池内構造が中空状の正極ペレットと正
極に接して配置されたセパレータとセパレータ中に充填
した負極とを備えた、いわゆるインサイドアウト構造を
有している電池で同様の効果が得られる。
【0078】また、インサイドアウト構造を有していれ
ば正極、負極のサイズや組成、セパレータの仕様や電解
液の濃度などについても特に限定されるものではない。
【0079】また、上述の発明の実施の形態では、一次
電池について説明したが、この一次電池に限定されるわ
けではない。一次電池のほかに二次電池についても本発
明を適用することができる。
【0080】また、上述の発明の実施の形態では、円筒
形の電池について説明したが、この円筒形の電池に限定
されるわけではない。このほかの形状の電池について
も、本発明が適用できることはもちろんである。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、熱伝導率の小さい材料
からなる断熱体を用い、電池収納容器の内側に形成する
ことによって、負荷の大きい領域における放電特性を大
きく向上させることができる。また断熱体が2種類以上
の材料で積層されている場合には、少なくとも1種類が
熱伝導率の小さい材料であれば、負荷の大きい領域にお
ける放電特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池収納容器に係る発明の実施の形態
の一例を示す図である。
【図2】本実施の形態で用いた、アルカリ電池を示す断
面図である。
【符号の説明】
1‥‥電池収納容器、2‥‥容器蓋、3‥‥断熱体、4
‥‥負極端子、5止め具、6‥‥正極端子、7‥‥容器
本体、11‥‥金属缶、12‥‥正極合剤、13‥‥セ
パレータ、14‥‥負極合剤、15‥‥負極集電ピン、
16‥‥プラスティックシール、17‥‥封口板、18
‥‥負極端子、19‥‥封口体、20‥‥正極端子、2
1‥‥外装体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源としての電池を収納する電池収納容
    器において、上記電池収納容器の内側の一部または全部
    に断熱体を形成し、上記断熱体の少なくとも一部の当該
    部分は、熱伝導率が0.01〜0.12(W/m℃)で
    ある材料で構成されていることを特徴とする電池収納容
    器。
  2. 【請求項2】 断熱体が2種類以上の材料を積層した構
    造であり、当該部分が少なくとも1層を構成することを
    特徴とする請求項1記載の電池収納容器。
  3. 【請求項3】 断熱体の当該部分の厚さが0.1〜10
    (mm)の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の
    電池収納容器。
  4. 【請求項4】 断熱体が2種類以上の材料を積層した構
    造であり、当該部分が少なくとも1層を構成することを
    特徴とする請求項3記載の電池収納容器。
  5. 【請求項5】 電池収納容器を有する電子機器であっ
    て、上記電池収納容器が電源としての電池を収納する、
    電子機器において、上記電池収納容器は、その内側の一
    部または全部に断熱体を形成し、上記断熱体の少なくと
    も一部の当該部分は、熱伝導率が0.01〜0.12
    (W/m℃)である材料で構成されていることを特徴と
    する電子機器。
  6. 【請求項6】 断熱体が2種類以上の材料を積層した構
    造であり、当該部分が少なくとも1層を構成することを
    特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 断熱体の当該部分の厚さが0.1〜10
    (mm)の範囲にあることを特徴とする請求項5記載の
    電子機器。
  8. 【請求項8】 断熱体が2種類以上の材料を積層した構
    造であり、当該部分が少なくとも1層を構成することを
    特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 中空円筒状の正極と、この正極に接して
    配置されたセパレータと、このセパレータ中に充填した
    負極とを備えている電池を、電池収納容器に収納し、放
    電させる電池の使用方法において、上記電池収納容器の
    内側の一部または全部に断熱体を形成し、上記断熱体の
    少なくとも一部の当該部分は、熱伝導率が0.01〜
    0.12(W/m℃)である材料で構成されていること
    を特徴とする電池の使用方法。
  10. 【請求項10】 断熱体が2種類以上の材料を積層した
    構造であり、当該部分が少なくとも1層を構成すること
    を特徴とする請求項9記載の電池の使用方法。
  11. 【請求項11】 断熱体の当該部分の厚さが0.1〜1
    0(mm)の範囲にあることを特徴とする請求項9記載
    の電池の使用方法。
  12. 【請求項12】 断熱体が2種類以上の材料を積層した
    構造であり、当該部分が少なくとも1層を構成すること
    を特徴とする請求項11記載の電池の使用方法。
  13. 【請求項13】 負荷の大きい領域で放電させることを
    特徴とする請求項9記載の電池の使用方法。
  14. 【請求項14】 負荷の大きい領域は、放電電流が0.
    5〜3Aの範囲にあることを特徴とする請求項13記載
    の電池の使用方法。
  15. 【請求項15】 負荷の大きい領域は、放電電力が0.
    6〜3.6Wの範囲にあることを特徴とする請求項13
    記載の電池の使用方法。
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