JP2002025469A - インライン型カラー陰極線管 - Google Patents

インライン型カラー陰極線管

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JP2002025469A
JP2002025469A JP2000206318A JP2000206318A JP2002025469A JP 2002025469 A JP2002025469 A JP 2002025469A JP 2000206318 A JP2000206318 A JP 2000206318A JP 2000206318 A JP2000206318 A JP 2000206318A JP 2002025469 A JP2002025469 A JP 2002025469A
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quadrupole
magnetic field
electron beam
ray tube
neck
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Juichi Okamoto
寿一 岡本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビーム軌道を補正し、画面全域で良好な
電子ビームのフォーカス性能を得ることができるインラ
イン型カラー陰極線管を提供する。 【解決手段】 内面に三色蛍光体層が形成されたパネル
1と、このパネル1にファンネル2を介して連接するネ
ック3とからなる外囲器と、ネック3内に設けられた複
数の電子ビームを放出するカソードと、放出された電子
ビームを集束する主電界レンズ部と、電子ビームに4極
補正を加える4極電界レンズ部とからなる電界レンズ部
を有する電子銃と、前記電子ビームの水平偏向及び垂直
偏向を行う偏向装置4と、前記ネック3の外周に装着さ
れた多極磁界を発生するコンバージェンスマグネット6
とを有するインライン型カラー陰極線管であって、前記
コンバージェンスマグネット6は、前記電界レンズ部を
通過後の電子ビームの軌道補正を行う第3の4極磁界発
生部9を備えているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン型カラ
ー陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にインライン型カラー陰極線管は、
図4に示すように、外囲器のファンネル1の内面に赤、
青、緑に発光する三色蛍光体層からなる蛍光体面(図示
せず)が設けられ、この蛍光体面に近接対向してシャド
ウマスク(図示せず)が配置されている。
【0003】また、パネル1にはファンネル2を介して
ネック3が連接しており、このネック3内に同一軸上
(一般には水平軸、X軸上)に配置された三本の電子ビ
ーム(赤電子ビーム5R、緑電子ビーム5G、青電子ビ
ーム5B)をパネル1内面の蛍光体層(スクリーン)に
集束するインライン型電子銃が内挿されている。
【0004】三本の電子ビームは、電子銃20のカソー
ドから放出された後、数個の加速電極及び集束電極の位
置を通過し主レンズ部で最終的に集束され射出される。
【0005】三本の電子ビームの集束の程度は、画像の
再現性と密接に関係しており、特にコンピューター装置
のディスプレイモニターに使用されるディスプレイ管に
おいては正常に集束していない電子ビームでは画面の情
報が読み取れないために致命的な問題といえる。
【0006】そのためにカソードの後段に配置された集
束電極により、電子ビームを主レンズ部の中心へ誘導
し、三本の電子ビームが均一に集束するように作成され
る。
【0007】さらに、インライン型カラー陰極線管のフ
ァンネル2からネック3にかけての領域の外側には偏向
装置4が装着されている。
【0008】偏向装置4は、一般的には電子ビームを水
平方向に偏向する水平磁界を発生する水平偏向コイル4
aと、同様に垂直方向に傾向する垂直偏向磁界を発生す
る垂直偏向コイル4bと、磁束密度を高くするためのフ
ェライトコア4cから構成される。
【0009】また、電子銃20から放出された三本の電
子ビームの集束の過不足に関しては、ネック外周に配置
された多極磁界を発生するコンバージェンスマグネット
6によって調整される。
【0010】さらにコンバージェンスマグネット6の部
分に、多極磁界発生手段として第1の4極磁界発生部6
aと、6極磁界発生部6bを配置するとともに、偏向装
置4の前段(電子銃20側)に位置する第2の4極磁界
発生部7と、2極磁界発生部8とを配置するのが一般的
である。
【0011】そして、この三本の電子ビームを偏向装置
4により、偏向、走査して蛍光体面の三色蛍光体層に射
突させることにより蛍光体面にカラー画像を生成してい
る。
【0012】コンバージェンスマグネット6の4極磁界
発生部6aと、6極磁界発生部6bとにより画面中央で
調整された電子ビームは、前記偏向装置4により発生す
る偏向磁界により画面全域に走査され走査画面を形成す
るが、画面周辺部では画面中央とは電子ビームの偏向中
心から到達する画面までの距離が異なるために集中エラ
ーが発生する。
【0013】この集中エラーを補正するための偏向磁界
の形状は均一ではなく、水平偏向磁界はピンクッション
型(図5)、垂直偏向磁界はバレル型(図6)に形成さ
れる。このような磁界形状により画面全域で3本の電子
ビームを調整し、カラー画面を形成することができる。
【0014】一方、カラー陰極線管の電子銃20の封入
作業における製造誤差の問題がある。いくつかの製造誤
差の中で管軸(Z軸)の回転方向の誤差は前述の偏向磁
界形状との組み合わせにより新たな集中エラーを発生す
る。
【0015】管軸の回転方向の誤差は、図7に示される
ように電子銃20が管軸に対し回転している状況であ
り、この回転のために本来X軸上に整列していなければ
ならない3本の電子ビームは、緑電子ビーム(5G)を
中心に赤電子ビーム(5R)が上、青電子ビーム(5
B)が下に、あるいはその逆方向にずれてしまう。この
ずれ量は管軸を中心として±0.5度程度発生する。
【0016】このように電子ビームの配列が回転してい
る場合、画面中央ではコンバージェンスマグネット6の
補正により3本の電子ビームの集中を調整することがで
きるが、偏向装置4による偏向領域では図8に示すよう
に、X−Z平面上に3本の電子ビームが整列せず、Y方
向に赤電子ビーム(5R)と青電子ビーム(5B)が各
々ずれた状態のエラーが残る。
【0017】このようなエラーを持った状態で三本の電
子ビームが水平偏向磁界中に進入した場合、本来電子ビ
ームはX方向の電磁力しか受けないにもかかわらず、画
面左端への偏向時に、図9に示すように、赤電子ビーム
(5R)が下、青電子ビーム(5B)が上への不要な電
磁力F5R、F5Bを受け、また、画面右端への偏向時
にも、図10に示すように、赤電子ビーム(5R)が
下、青電子ビーム(5B)が上への不要な電磁力F5
R、F5Bを受ける。
【0018】そして、画面上で電磁力を受けた方向への
集中エラー(一般的に「XV−Bowパターン」とい
う)が発生する。
【0019】電子ビームが受ける不要な電磁力は、ピン
クッション型の水平偏向磁界の曲率が増す周辺部ほど大
きくなり、画面周辺部ほど大きい赤電子ビーム画像と青
電子ビーム画像のY方向のずれが生じる(図11)。
【0020】この場合のずれ量は、電子ビームの偏向領
域でのY方向の座標のずれ量により違うが、平均的に
0.2mmから0.3mmであり、偏向装置4自身が持
っている集中誤差0.3mmと合せると最大0.6mm
ほどもあり、画像の集中誤差0.3mm以内を要求され
る高精細ディスプレイ用として使用されるインライン型
カラー陰極線管では無視できない大きな問題となる。
【0021】このようなエラーを補正するためには偏向
領域での赤電子ビーム(5R)と青電子ビーム(5B)
のY方向のエラーを零にする必要がある。
【0022】このため、図12に示すように、第1の4
極磁界発生部6aと第2の4極磁界発生部7とを組み合
わせて使用し、電子ビームが偏向領域に進入する前にY
方向のエラーを零に補正する。
【0023】電子銃20のカソードから放出された電子
ビームは、まず、第1の4極磁界発生部6aで赤電子ビ
ーム(5R)の軌道がY一方向へ、青電子ビーム(5
B)の軌道がY+方向へ補正され、その後、第2の4極
磁界発生部7で赤電子ビーム(5R)の軌道がY+方向
へ、青電子ビーム(5B)の軌道がY一方向に修正さ
れ、Y方向の座標が一致する。この結果、画面上に発生
する既述したような電磁力を受けた方向への集中エラー
の補正が可能となる。
【0024】このように上述したような多極磁界発生手
段と偏向装置4の組み合わせにより画面全域で3本の電
子ビームの集束状態を調整し画面上にカラー画面を形成
する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】近年のカラー陰極線管
の性能向上の中で、電子ビームのフォーカス性の向上が
注目される。より大きな画面でより精密な表示画像を得
るためには画面全域でより小さなフォーカスビームスポ
ットを必要とする。
【0026】そのために新たに実用化された電子銃方式
としてダイナミック4極電界レンズ部を用いる方法があ
る。
【0027】従来の電子銃20は、主電界レンズ部30
を用いて画面中央(図13)と、画面周辺(図14)で
電子ビームを各々フォーカスさせている。
【0028】図13に示すように画面中央で正しくフォ
ーカスしたビームスポット形状でも、画面周辺では図1
4に示すようにY方向がオーバーフォーカス(Y方向に
にじんだ状態)したビームスポット形状になり、電子ビ
ームのフォーカス状態が劣化する。
【0029】これはカラー陰極線管の機械的寸法(電子
銃20から画面中央までより画面周辺までの距離が長
い)ことと、水平偏向磁界による電子ビームヘの影響と
の複合作用である。このため従来においては、予め画面
中央でY方向をややアンダーフォーカス状態に設計し、
画面周辺での電子ビームのフォーカス状態の劣化を抑え
るような手法(コンプロマイズ設計)を用い、実用上問
題ない品位を確保していた。
【0030】しかし、近年のカラー陰極線管への高い性
能要求の結果、このような構成の電子銃20では目標性
能を達成できなくなっており、前述のダイナミック4極
電界レンズ部を用いた新方式の電子銃20が導入されて
いる。
【0031】ダイナミック4極電界レンズ部を用いた電
子銃20は、図15に示すように主電界レンズ部30の
カソード側に、Y方向に発散、X方向に集束、又はY方
向より相対的に集束方向の補正作用を発揮させる4極電
界レンズ部21、つまり4極成分の補正を持つレンズ部
(光学レンズに例えると凸レンズと凹レンズを組み合わ
せたようなレンズ)を配置している。
【0032】一般に、図15に示すように電子銃20の
4極電界レンズ部21には直流の電圧VDCが供給され
るが、この直流の電圧VDCの他にパラボラ波形の交流
電圧VACが供給される。このパラボラ波形の交流電圧
VACは画面中央では零電位であり画面周辺にいくほど
電位が上昇する。
【0033】一般にはパラボラ波形の交流電圧はカラー
陰極線管のネック部端のステムピンの配列中に2本のフ
ォーカスピンを配置し、その一方から供給される。前述
の4極電界レンズ部21とパラボラ波形の交流電圧VAC
を組み合わせた結果、画面周辺部でY方向のオーバーフ
ォーカスを打ち消し、画面中央と同様なビームスポット
形状となるように電子ビームをフォーカスさせることが
可能となる(図15)。
【0034】ところが、この新方式の電子銃20を用い
たカラー陰極線管に、前述のXV−Bowパターン補正
方法を用いた場合に問題がある。
【0035】第1の4極磁界発生部6aと第2の4極磁
界発生部7を用いたXV−Bowパターンの補正方法
は、電子ビームの進路を強制的に変更し電子ビームの配
列をX軸上に合わせている。
【0036】このため、結果的に4極電界レンズ部21
の中心から電子ビームをY方向に離軸させてしまう。即
ち、青電子ビーム(5B)は4極電界レンズ部21の上
方向に、赤電子ビーム(5R)は4極電界レンズ部21
の下方向に離軸する。
【0037】4極電界レンズ部21は、前述のようにパ
ラボラ波形の交流電圧VACの供給で動作するため、画
面中央(図16)では問題ないが、画面周辺(図17)
でY方向に発散電界のレンズ作用が生じるため、パラボ
ラ波形の交流電圧VACが供給される画面周辺にいくほ
ど青電子ビーム(5B)はY+方向へ静電偏向され、赤
電子ビーム(5R)はY−方向へ静電偏向される。
【0038】この結果、電子銃20の軸の回転で発生す
るXV−Bowパターンのエラーが助長されてしまい、
第1の4極磁界発生部6aと第2の4極磁界発生部7を
用いた電子ビーム軌道の補正効果が打ち消されてしま
う。
【0039】4極電界レンズ部21の仕様によりその影
響は異なるが、第1の4極磁界発生部6aと第2の4極
磁界発生部7での電子ビーム軌道の補正量を同じにした
状態では、パラボラ電圧を供給せずにXV−Bowパタ
ーン補正をした場合に比べ、50%から80%程度補正
効果が劣化する。
【0040】XV−Bowパターンの補正を強化しよう
とし、第1の4極磁界発生部6aと第2の4極磁界発生
部7の磁界強度を上げて、電子ビーム軌道の補正を強く
すると、4極電界レンズ部21の中で離軸が増加し過
ぎ、フォーカス性能が著しく劣化してしまう。
【0041】本発明は、上記事情に鑑みてなされてもの
であり、コンバージェンスマグネットの構成を改良し、
電子銃の封入作業で発生する誤差に伴う不要な電磁力を
受けた方向への電子ビーム軌道を補正し、画面全域で良
好な電子ビームのフォーカス性能を得ることができ、画
像品位に優れたカラー画像を生成可能なインライン型カ
ラー陰極線管を提供するものである。
【0042】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内面に三色蛍光体層が形成されたパネルと、このパネル
にファンネルを介して連接するネックとからなる外囲器
と、前記ネック内に設けられ、一列配置された複数の電
子ビームを放出するカソードと、放出された電子ビーム
を集束する主電界レンズ部と、電子ビームに4極補正を
加える4極電界レンズ部とからなる電界レンズ部を有す
る電子銃と、前記ファンネルからネックの外周に至る位
置に装着され、電子ビームの水平偏向及び垂直偏向を行
う偏向装置と、前記ネックの外周に装着された多極磁界
を発生するコンバージェンスマグネットとを有するイン
ライン型カラー陰極線管であって、前記コンバージェン
スマグネットは、前記電界レンズ部を通過後の電子ビー
ムの軌道補正を行う4極磁界発生手段を備えていること
を特徴とするものである。
【0043】この発明のインライン型カラー陰極線管に
よれば、前記コンバージェンスマグネットに電界レンズ
部を通過後の電子ビームの軌道補正を行う4極磁界発生
手段を備えたことによって、電子銃の封入作業で発生す
る誤差により生じる電子ビームの不要な電磁力を受けた
方向への集中エラーを4極磁界発生手段により補正する
ことができ、画面全域において良好な電子ビームスポッ
トのフォーカス性能を得ることができるインライン型カ
ラー陰極線管を提供することができる。
【0044】請求項2記載の発明は、内面に三色蛍光体
層が形成されたパネルと、このパネルにファンネルを介
して連接するネックとからなる外囲器と、前記ネック内
に設けられ、一列配置された複数の電子ビームを放出す
るカソードと、放出された電子ビームを集束する主電界
レンズ部と、電子ビームに4極補正を加える4極電界レ
ンズ部とを有する電子銃と、前記ファンネルからネック
の外周に至る位置に装着された水平偏向コイルと垂直偏
向コイルとフェライトコアからなる偏向装置と、前記ネ
ックの外周に装着された多極磁界を発生するコンバージ
ェンスマグネットとを有するインライン型カラー陰極線
管であって、前記コンバージェンスマグネットは、ネッ
ク外周の電子ビームの放出される軸に沿って第1乃至第
3の4極磁界発生手段を有し、第1の4極磁界発生手段
は前記電子銃の4極電界レンズ部よりもカソード側に、
第2の4極磁界発生手段及び第3の4極磁界発生手段は
4極電界レンズ部よりパネル側で偏向装置のフェライト
コアよりもカソード側に配置されていることを特徴とす
るものである。
【0045】請求項3記載の発明は、内面に三色蛍光体
層が形成されたパネルと、このパネルにファンネルを介
して連接するネックとからなる外囲器と、前記ネック内
に設けられ、一列配置された複数の電子ビームを放出す
るカソードと、放出された電子ビームを集束する主電界
レンズ部と、電子ビームに4極補正を加える4極電界レ
ンズ部とを有する電子銃と、前記ファンネルからネック
の外周に至る位置に装着された水平偏向コイルと垂直偏
向コイルとフェライトコアからなる偏向装置と、前記ネ
ックの外周に装着された多極磁界を発生するコンバージ
ェンスマグネットとを有するインライン型カラー陰極線
管であって、前記コンバージェンスマグネットは、ネッ
ク外周の電子ビームの放出される軸に沿って第1乃至第
3の4極磁界発生手段を有し、第1の4極磁界発生手段
は電子銃の4極電界レンズ部よりも管軸方向15mm程
度カソード側に、第2の4極磁界発生手段は4極電界レ
ンズ部より管軸方向5mm程度パネル側に、第3の4極
磁界発生手段は第2の4極磁界発生手段よりもパネル側
で偏向装置のフェライトコアよりもカソード側に配置さ
れていることを特徴とするものである。
【0046】請求項2及び3記載の発明によれば、前記
配置の第1乃至第3の4極磁界発生手段の組み合わせに
よる電子ビームに対する補正作用により、電子銃の封入
作業で発生する誤差により生じる電子ビームの不要な電
磁力を受けた方向への集中エラーを補正することがで
き、画面全域において良好な電子ビームスポットのフォ
ーカス性能を得ることができるインライン型カラー陰極
線管を提供することができる。
【0047】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
記載のインライン型カラー陰極線管において、前記第3
の4極磁界発生手段は、4極電界レンズ部よりもパネル
側で偏向装置のフェライトコアよりもカソード側に管軸
を挟んで一対の磁石を対向配置したことを特徴とするも
のである。
【0048】この発明によれば、特に前記第3の4極磁
界発生手段の一対の磁石による電子ビームに対する補正
作用により、電子銃の封入作業の誤差に伴う電子ビーム
の不要な電磁力を受けた方向への集中エラーを補正して
画面全域において良好な電子ビームスポットのフォーカ
ス性能を得ることができるインライン型カラー陰極線管
を提供することができる。
【0049】請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の
いずれかに記載のインライン型カラー陰極線管におい
て、前記第3の4極磁界発生手段は、4極電界レンズ部
よりもパネル側で偏向装置のフェライトコアよりもカソ
ード側に管軸を挟んで一対の永久磁石の同磁極を対向配
置に配置したものであることを特徴とするものである。
【0050】この発明によれば、請求項4記載の発明と
同様、特に前記第3の4極磁界発生手段の一対の永久磁
石による電子ビームに対する補正作用により、電子銃の
封入作業の誤差に伴う電子ビームの不要な電磁力を受け
た方向への集中エラーを補正して画面全域において良好
な電子ビームスポットのフォーカス性能を得ることがで
きるインライン型カラー陰極線管を提供することができ
る。
【0051】請求項6記載の発明は、請求項5記載のイ
ンライン型カラー陰極線管において、前記第3の4極磁
界発生手段を構成する一対の永久磁石は、対向する磁極
間の間隔を調整可能に配置されていることを特徴とする
ものである。
【0052】この発明によれば、請求項5記載の発明の
作用を発揮するとともに、一対の永久磁石が、対向する
磁極間の間隔を調整可能であることから、一対の永久磁
石の間隔調整により電子ビームの不要な電磁力を受けた
方向への集中エラーの補正量を調整して電子ビームスポ
ットのフォーカスの最適化を図ることができる。
【0053】請求項7記載の発明は、請求項2乃至4の
いずれかに記載のインライン型カラー陰極線管におい
て、前記第3の4極磁界発生手段は、4極電界レンズ部
よりもパネル側で偏向装置のフェライトコアよりもカソ
ード側に管軸を挟んで磁力を調整可能な一対の電磁石を
対向配置したものであることを特徴とするものである。
【0054】この発明によれば、請求項5記載の発明の
作用を発揮するとともに、一対の電磁石の磁力調整によ
って、電子ビームの不要な電磁力を受けた方向への集中
エラーの補正量を調整して電子ビームスポットのフォー
カスの最適化を図ることができる。
【0055】請求項8記載の発明は、請求項3記載のイ
ンライン型カラー陰極線管において、前記第2の4極磁
界発生手段の配置位置は、4極電界レンズ部より管軸方
向1乃至5mmパネル側の位置に選定可能であることを
特徴とするものである。
【0056】この発明によれば、前記第2の4極磁界発
生手段の配置位置の自由度を高めつつ請求項3記載の発
明と同様な作用を発揮させることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
のインライン型カラー陰極線管の全体構成図、図2はイ
ンライン型カラー陰極線管の要部拡大斜視図である。
【0058】尚、本実施の形態のインライン型カラー陰
極線管において、図3に示す従来例と同一の機能を有す
るものには同一の符号を付して示す。
【0059】本実施の形態のインライン型カラー陰極線
管は、外囲器のパネル1、内面に赤、青、緑に発光する
三色蛍光体層からなる蛍光体面(図示せず)が設けら
れ、この蛍光体面に近接対向してシャドウマスク(図示
せず)が配置されている。
【0060】また、パネル1にはファンネル2を介して
ネック3が連接しており、このネック3内に同一軸上
(一般には水平軸、X軸上)に配置された三本の電子ビ
ーム(赤電子ビーム5R,緑電子ビーム5G,青電子ビ
ーム5B)をパネル1内面の蛍光体層(スクリーン)に
集束すると同時に3本の電子ビームを蛍光体層(スクリ
ーン)の同一座標に集中するインライン型の電子銃20
が内挿されている。
【0061】電子ビームは電子銃20のカソードから放
出された後、数個の加速及び集束する電極を通過し主レ
ンズ部で最終的に集束され射出される。
【0062】さらに、ファンネル2からネック3にかけ
ての領域の外側には偏向装置4が装着されている。
【0063】偏向装置4は、一般的には電子ビームを水
平方向に偏向する水平磁界を発生する水平偏向コイル4
aと、同様に垂直方向に偏向する垂直偏向磁界を発生す
る垂直偏向コイル4bと、磁束密度を高めるためのフェ
ライトコア4cとからなる。
【0064】また、電子銃20から放出された三本の電
子ビームは、ネック外周に配置された多極磁界を発生す
るコンバージェンスマグネット6によって画面中央同一
座標に調整される。
【0065】コンバージェンスマグネット6の部分に
は、第1の磁界発生部6aと、6極磁界発生部6bと、
偏向装置4の後部に第2の4極磁界発生部7と、2極磁
界発生部8と、フェライトコア4c後端部より3mm程
度ネック側の垂直偏向コイル後端部近傍に位置して配置
した第3の4極磁界発生部9とを有している。
【0066】第1の4極磁界発生部6aは、図3に示す
4極電界レンズ部21よりもネック側に配置され、4極
磁極を持つプラスティックマグネットのリングを二枚組
み合わせて構成している。
【0067】第2の4極磁界発生部7は、主電界レンズ
部30よりもパネル側に配置され、構造は第1の4極磁
界発生部6aと同様である。
【0068】第3の4極磁界発生部9は、一対の棒状の
磁石(永久磁石)9a、9bからなり、X軸上に管軸
(Z軸)及びY軸を挟んで同一の磁極が対向するように
配置される。本実施の形態では、N極同士が対向するよ
うに配置してある。即ち、第3の4極磁界発生部9は、
3本の電子ビームに対してX軸方向の磁束が鎖交する構
造である。
【0069】そしてこの3本の電子ビームを偏向装置4
により、偏向、走査して三色蛍光体層からなる蛍光体面
に射突させることにより蛍光体面にカラー画像を生成す
るようにしている。
【0070】本実施の形態のインライン型カラー陰極線
管の一例としては、例えば対角部41cm、90度偏
向、ネック部3の外径寸法29.1mmのものを挙げる
ことができる。
【0071】また、本実施の形態において前記4極電界
レンズ部21に作用させるのパラボラ電圧は、画面中央
と画面周辺、対角部最外点の電位差で450Vである。
【0072】第1の4極磁界発生部6aは、4極電界レ
ンズ部21から管軸方向に15mm程度カソード側に、
第2の4極磁界発生部7は4極電界レンズ部10から5
mm程度パネル側に配置されている。
【0073】図3は、本実施の形態のインライン型カラ
ー陰極線管を側面からみた略図である。
【0074】上述した構成の本発明の実施の形態のイン
ライン型カラー陰極線管において、従来例に示したよう
に封入作業において電子銃20が回転方向の封入誤差を
持っている場合を例にとって説明する。
【0075】電子銃20のカソードから放出された電子
ビームは、第1の4極磁界発生部6aではY方向の補正
を受けず(左右方向への補正は受けるが、ここでは省略
する)、赤電子ビーム(5R)はY+方向へ、青電子ビ
ーム(5B)はY−方向の軌道を保ったまま4極電界レ
ンズ21の中心を通過する。
【0076】その後、第2の4極磁界発生部7により、
赤電子ビーム(5R)はY一方向へ、青電子ビーム(5
B)はY+方向に軌道を修正される。
【0077】第2の4極磁界発生部7は、主電界レンズ
部30よりもパネル側に位置するので、4極電界レンズ
21の中心を通過する電子ビームの軌道には影響を与え
ず、電子ビームは不要な静電偏向を受けない。
【0078】さらに、第2の4極磁界発生部7により軌
道修正された電子ビームは、ある角度を持って第3の4
極磁界発生部9に進入し、この第三の4極磁界発生部9
による補正でY方向の座標が一致する。即ち、第3の4
極磁界発生部9により赤電子ビーム(5R)はY+方向
へ、青電子ビーム(5B)はY−方向へ電磁力を受け、
3本の電子ビーム(5R、5G、5B)はY方向の速度
成分を持たない状態で偏向装置4の偏向領域に進入す
る。
【0079】第3の4極磁界発生部9は、図2に示すよ
うに、磁石9a、9bのN極同士が3本の電子ビームを
X軸上で挟む形の磁束を発生しており、赤電子ビーム
(5R)をY+方向へ、青電子ビーム(5B)をY一方
向へ偏向する補正作用を発揮する。
【0080】このような第3の4極磁界発生部9による
電子ビームの補正量は、電子ビームを挟んで向かい合っ
た磁石9a、9bを図示しないが例えば環状の磁石保持
体に対向配置に、かつ、各々スライド可能に組み込み、
磁石9a、9bの磁極間の間隔(距離)を変えることで
容易に微調整できる。これにより、電子ビームのフォー
カス性能の最適化による品位の向上を図れる。
【0081】また、磁石9a、9bとしては、供給電流
の変更により電磁力が変化する電磁石を用いて構成し、
この磁石9a、9bから前記電子ビームに作用させる電
磁力を調整することによっても前記電子ビームに対する
補正量の微調整を行うことができる。この場合も、電子
ビームのフォーカス性能の最適化による品位の向上を図
れる。
【0082】この結果、電子銃20の封入作業で発生す
る誤差により生じる電子ビームの不要な電磁力を受けた
方向への集中エラーを的確に補正し、画面全域において
良好な電子ビームスポットのフォーカス性能を得ること
ができるインライン型カラー陰極線管を提供できる。
【0083】本実施の形態のインライン型カラー陰極線
管において、4極電界レンズ部21にパラボラ電圧を供
給せずにXV−Bowパターン補正をした場合と、パラ
ボラ電圧を供給してXV−Bowパターン補正を行った
場合の補正効果に差は生じないことが確認された。
【0084】また、第2の4極磁界発生部7を4極電界
レンズ部21から1mm乃至4mm程度パネル側に配置
した場合には、ややXV−Bowパターンの改善効果が
落ちるものの、従来例では50〜80%程度補正効果が
低下していたのに対し、本実施の形態では30%程度の
補正効果の低下に留まり、実用上問題ない性能が確保で
きることが判明した。従って第2の4極磁界発生部7の
配置の自由度を高めることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子銃の封入時の組み立て誤差による画面画像の調整エラ
ーと電子ビームのフォーカス品位の劣化を画面全域にお
いて無くすことができ、画像品位の優れた画像を得るこ
とができるインライン型カラー陰極線管を提供できる。
【0086】また、本発明によれば、第1乃至第3の4
極磁界発生手段の組み合わせによって電子銃の封入時の
組み立て誤差による画面画像の調整エラーと電子ビーム
のフォーカス品位の劣化を画面全域において無くすこと
ができ、画像品位の優れた画像を得ることができるイン
ライン型カラー陰極線管を提供できる。
【0087】さらに本発明によれば、第3の4極磁界発
生手段として磁石、即ち永久磁石又は電磁石を用いた構
成で、電子ビームの不要な電磁力を受けた方向への集中
エラーの補正を最適化して、画面全域において良好な電
子ビームスポットのフォーカス性能を得ることができる
インライン型カラー陰極線管を提供することができる。
【0088】さらに本発明によれば、第2の4極磁界発
生手段の配置位置の自由度を高めつつ電子ビームの不要
な電磁力を受けた方向への集中エラーを補正して、画面
全域において良好な電子ビームスポットのフォーカス性
能を得ることができるインライン型カラー陰極線管を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のインライン型カラー陰極
線管の構成を一部を切欠して示す側面図である。
【図2】本実施の形態のインライン型カラー陰極線管の
コンバージェンスマグネット部分の拡大斜視図である。
【図3】本実施の形態のインライン型カラー陰極線管に
おけるネック、第1乃至第3の4極磁界発生部、偏向装
置を示す概略図である。
【図4】従来のインライン型カラー陰極線管の構成を一
部を切欠して示す側面図である。
【図5】従来のインライン型カラー陰極線管におけるピ
ンクッション型の偏向磁界を示す説明図である。
【図6】従来のインライン型カラー陰極線管におけるバ
レル型の偏向磁界を示す説明図である。
【図7】従来のインライン型カラー陰極線管における電
子銃の回転ずれを示す説明図である。
【図8】従来のインライン型カラー陰極線管における偏
向装置の偏向領域での電子ビームの偏向状態を示す説明
図である。
【図9】従来のインライン型カラー陰極線管における画
面左端への偏向時の時赤電子ビーム、青電子ビームに作
用する不要な電磁力を示す説明図である。
【図10】従来のインライン型カラー陰極線管における
画面右端への偏向時の赤電子ビーム、青電子ビームに作
用する不要な電磁力を示す説明図である。
【図11】従来のインライン型カラー陰極線管における
画面周辺部ほど大きい赤電子ビーム画像と青電子ビーム
画像のY方向のずれを示す説明図である。
【図12】従来のインライン型カラー陰極線管における
第1の4極磁界発生部と第2の4極磁界発生部との組み
合わせによる電子ビームの軌道補正を示す説明図であ
る。
【図13】従来のインライン型カラー陰極線管の電子銃
における主電界レンズを用いた画面中央での電子ビーム
のフォーカス状態を示す説明図である。
【図14】従来のインライン型カラー陰極線管の電子銃
における主電界レンズを用いた画面周辺での電子ビーム
のフォーカス状態を示す説明図である。
【図15】従来のインライン型カラー陰極線管の4極電
界レンズ部を付加した電子銃における画面周辺での電子
ビームのフォーカス状態を示す説明図である。
【図16】従来のインライン型カラー陰極線管の4極電
界レンズ部を付加した電子銃における画面中央での電子
ビームの偏向及びフォーカス状態を示す説明図である。
【図17】従来のインライン型カラー陰極線管の4極電
界レンズ部を付加した電子銃における画面周辺での電子
ビームの偏向及びフォーカス状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 ファンネル 3 ネック 4 偏向装置 4c フェライトコア 5R 赤電子ビーム 5B 青電子ビーム 6 コンバージェンスマグネット 6a 第1の4極磁界発生部 6b 6極磁界発生部 7 第2の4極磁界発生部 9 第3の4極磁界発生部 9a 磁石 20 電子銃 21 4極電界レンズ部 30 主電界レンズ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に三色蛍光体層が形成されたパネル
    と、このパネルにファンネルを介して連接するネックと
    からなる外囲器と、 前記ネック内に設けられ、一列配置された複数の電子ビ
    ームを放出するカソードと、放出された電子ビームを集
    束する主電界レンズ部と、電子ビームに4極補正を加え
    る4極電界レンズ部とからなる電界レンズ部を有する電
    子銃と、 前記ファンネルからネックの外周に至る位置に装着さ
    れ、電子ビームの水平偏向及び垂直偏向を行う偏向装置
    と、 前記ネックの外周に装着された多極磁界を発生するコン
    バージェンスマグネットと、 を有するインライン型カラー陰極線管であって、 前記コンバージェンスマグネットは、前記電界レンズ部
    を通過後の電子ビームの軌道補正を行う4極磁界発生手
    段を備えていること、 を特徴とするインライン型カラー陰極線管。
  2. 【請求項2】 内面に三色蛍光体層が形成されたパネル
    と、このパネルにファンネルを介して連接するネックと
    からなる外囲器と、 前記ネック内に設けられ、一列配置された複数の電子ビ
    ームを放出するカソードと、放出された電子ビームを集
    束する主電界レンズ部と、電子ビームに4極補正を加え
    る4極電界レンズ部とを有する電子銃と、 前記ファンネルからネックの外周に至る位置に装着され
    た水平偏向コイルと垂直偏向コイルとフェライトコアか
    らなる偏向装置と、 前記ネックの外周に装着された多極磁界を発生するコン
    バージェンスマグネットと、 を有するインライン型カラー陰極線管であって、 前記コンバージェンスマグネットは、ネック外周の電子
    ビームの放出される軸に沿って第1乃至第3の4極磁界
    発生手段を有し、第1の4極磁界発生手段は前記電子銃
    の4極電界レンズ部よりもカソード側に、第2の4極磁
    界発生手段及び第3の4極磁界発生手段は4極電界レン
    ズ部よりパネル側で偏向装置のフェライトコアよりもカ
    ソード側に配置されていること、 を特徴とするインライン型カラー陰極線管。
  3. 【請求項3】 内面に三色蛍光体層が形成されたパネル
    と、このパネルにファンネルを介して連接するネックと
    からなる外囲器と、 前記ネック内に設けられ、一列配置された複数の電子ビ
    ームを放出するカソードと、放出された電子ビームを集
    束する主電界レンズ部と、電子ビームに4極補正を加え
    る4極電界レンズ部とを有する電子銃と、 前記ファンネルからネックの外周に至る位置に装着され
    た水平偏向コイルと垂直偏向コイルとフェライトコアか
    らなる偏向装置と、 前記ネックの外周に装着された多極磁界を発生するコン
    バージェンスマグネットと、 を有するインライン型カラー陰極線管であって、 前記コンバージェンスマグネットは、ネック外周の電子
    ビームの放出される軸に沿って第1乃至第3の4極磁界
    発生手段を有し、第1の4極磁界発生手段は電子銃の4
    極電界レンズ部よりも管軸方向15mm程度カソード側
    に、第2の4極磁界発生手段は4極電界レンズ部より管
    軸方向5mm程度パネル側に、第3の4極磁界発生手段
    は第2の4極磁界発生手段よりもパネル側で偏向装置の
    フェライトコアよりもカソード側に配置されているこ
    と、 を特徴とするインライン型カラー陰極線管。
  4. 【請求項4】 前記第3の4極磁界発生手段は、4極電
    界レンズ部よりもパネル側で偏向装置のフェライトコア
    よりもカソード側に管軸を挟んで一対の磁石を対向配置
    したものである請求項2又は3に記載のインライン型カ
    ラー陰極線管。
  5. 【請求項5】 前記第3の4極磁界発生手段は、4極電
    界レンズ部よりもパネル側で偏向装置のフェライトコア
    よりもカソード側に管軸を挟んで一対の永久磁石の同磁
    極を対向配置に配置したものであることを特徴とする請
    求項2乃至4のいずれかに記載のインライン型カラー陰
    極線管。
  6. 【請求項6】 前記第3の4極磁界発生手段を構成する
    一対の永久磁石は、対向する磁極間の間隔を調整可能に
    配置されていることを特徴とする請求項5記載のインラ
    イン型カラー陰極線管。
  7. 【請求項7】 前記第3の4極磁界発生手段は、4極電
    界レンズ部よりもパネル側で偏向装置のフェライトコア
    よりもカソード側に管軸を挟んで磁力を調整可能な一対
    の電磁石を対向配置したものであることを特徴とする請
    求項2乃至4のいずれかに記載のインライン型カラー陰
    極線管。
  8. 【請求項8】 前記第2の4極磁界発生手段の配置位置
    は、4極電界レンズ部より管軸方向1乃至5mmパネル
    側の位置に選定可能であることを特徴とする請求項3記
    載のインライン型カラー陰極線管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1503397A2 (en) * 2003-08-01 2005-02-02 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus

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EP1503397A3 (en) * 2003-08-01 2006-01-04 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus
US7038368B2 (en) 2003-08-01 2006-05-02 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus having a pair of bar shaped magnets for correcting misconvergence due to the rotational shift of the electron beams

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