JPH08222149A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH08222149A JPH08222149A JP7024233A JP2423395A JPH08222149A JP H08222149 A JPH08222149 A JP H08222149A JP 7024233 A JP7024233 A JP 7024233A JP 2423395 A JP2423395 A JP 2423395A JP H08222149 A JPH08222149 A JP H08222149A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
- H01J29/503—Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
Abstract
を無くして高解像度で高品質のカラー陰極線管を提供す
る。 【構成】インライン配置された3個の陰極7,8,9 および
これらの陰極からカラー蛍光体スクリーン方向に管軸に
沿って配置した複数の格子電極10,30,・・の陰極に対向
する格子電極に形成された3個の電子ビーム通過孔の内
の両サイドの陰極7に対向する電子ビーム通過口91の陰
極7側に、当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビーム
の小電流時で電界の非軸対称分布の程度が大となるイン
ライン配列方向にオフセットした非軸対称形状81を備え
た。
Description
手段、あるいはパソコン等の情報機器端末のモニター手
段として用いられるカラー陰極線管に係り、特に電子ビ
ームの電流量の変化によるコンバーゼンスずれを防止す
る構成を有する電子銃を備えたカラー陰極線管に関す
る。
パソコン等の情報機器端末のモニター手段として用いら
れるカラー陰極線管はフェースプレート部およびネック
部とこれら相互間を連結するファンネル部とからなる真
空外囲器と、この真空外囲器内に装架されて前記フェー
スプレート部の内面に形成されたカラー蛍光体スクリー
ンに近接配置した色選択用多孔電極と、ネック部内に収
納されて3本の電子ビームを上記カラー蛍光体スクリー
ン上に集中する如く発射するインラインに配置された電
子銃と、上記真空外囲器のネック部とファンネル部の接
合部近傍に外装されて電子銃から発射される3本の電子
ビームを水平と垂直の2方向に偏向するための磁界を生
成する偏向装置とを少なくとも具備する。
列の電子銃は、陰極、制御格子電極、集束格子電極、加
速格子電極等の複数の電極を備え、陰極からの電子流の
電流量を陰極あるいは制御格子電極に印加される信号で
変調して集束格子電極、加速格子電極を通して所要の断
面形状とエネルギーを付与した3本の電子ビームとして
カラー蛍光体スクリーンに発射する。
ファンネル部の接合部近傍に外装された偏向装置で形成
される水平と垂直の偏向磁界で偏向され、色選択用多孔
電極、所謂シャドウマスクを通してそれぞれの蛍光体に
射突することで所定のカラー画像を再生する。
模式断面図であって、1はフェースプレート部とネック
部およびファンネル部とからなる真空外囲器、2はフェ
ースプレート部、3はカラー蛍光体スクリーン、4は色
選択電極であるシャドウマスク、5は内部導電膜、6は
偏向装置、7,8,9は陰極、10は第1格子電極、3
0は第2格子電極、31は第3格子電極、32は第4格
子電極、33は遮蔽カップ電極、35,36,37は中
心軸、38,39は第4格子電極の電子ビーム通過孔の
中心軸、40はネック部、41はコンバーゼンス補正マ
グネットである。
電極10および第2格子電極30で電子ビーム発生部、
所謂3極部が構成される。陰極7,8,9と第1格子電
極10および第2格子電極30は互いに平行に配置され
る。
は、第1格子電極10は接地電位を、第2格子電極30
には650V程度の一定電圧を印加し、陰極電圧を変え
ることで電子ビーム量が変化する。
が第1格子電極10に印加される電圧よりも高く、第1
格子電極10との電位差が大きい程電子ビーム量が少な
く、また陰極7,8,9に印加する電圧が第1格子電極
10に印加される電圧よりも低く、第1格子電極10と
の電位差が小さい程電子ビーム量は多くなる。
れた陰極7,8,9からの電子ビームをそれぞれ通過さ
せるための円形の開孔(電子ビーム通過孔)が形成され
ており、また第2格子電極30にも同様の開孔が形成さ
れている。
ライン配列方向)の平面上に略々平行に配置された各中
心軸35,36,37に沿って電子ビームが放射され、
第3格子電極31と第4格子電極32で形成される主レ
ンズ部に入射する。
3のそれぞれの電子ビームに対応する開孔部の中心軸
は、何れも上記中心軸35,36,37と一致してい
る。
部の中心軸は上記中心軸36(管軸に一致)と一致する
が、両サイドの開孔部の中心軸38,39は対応する中
心軸35,37から外側に僅かに偏位している。
も低電位に設定され、高電位の第4格子電極32は、遮
蔽カップ電極33および内部導電膜5と同電位の陽極電
位(Eb)になっている。
電極のセンターの開孔は同軸になっているので、第3格
子電極31と第4格子電極32との間の中央部分には軸
対称の主レンズが形成され、センターの電子ビームは主
レンズによって集束された後、管軸に沿った軌道を直進
する。
2のサイドの開孔は互いに中心軸がずれているので、外
側には非軸対称の主レンズが形成される。このため、サ
イドの電子ビームは主レンズ領域のうち第4格子電極3
2側に形成される発散レンズ領域でレンズ中心軸からセ
ンター電子ビーム方向に外れた部分を通過し、主レンズ
による集束作用と同時にセンター電子ビーム方向への集
中力を受ける。
と同時に、シャドウマスク4上で互い重なるように集中
する。これにより、おおよそのスタティックコンバーゼ
ンスが取られる。
子ビームが陰極線管の蛍光面スクリーン上の同じ領域に
射突させることが必要である。そのために、陰極線管の
電子銃は、理想的には電子ビームの無偏向時に蛍光体ス
クリーンの中心で3本の電子ビームが集中する(スタテ
ィックコンバーゼンス、以下単にコンバーゼンスとも言
う)ように設計される。
らつきや組立て時のばらつきでコンバーゼンスがすれ、
このコンバーゼンスずれを補正するために、ネック部4
0に外付けのコンバーゼンス補正マグネット41を取付
けている。
けたコンバーゼンス補正マグネットの作用を説明する模
式断面図であって、50,52はサイド電子ビーム、5
1はセンター電子ビーム、図10と同一符号は同一部分
に対応する。
ット41は4極に着磁された一対のリング状マグネット
から構成され、それぞれのリング状マグネットがネック
部の回りに独立して回転可能となっている。
構成する一対のリング状マグネットを互いに回転させ
て、その4極に形成される磁界(矢印)の強度を調整し
てサイド電子ビーム50,52をセンター電子ビーム5
1に対して水平方向に移動させることでコンバーゼンス
調整を行う。
来技術を開示したものとしては、例えば特開昭59−2
15640号公報を挙げることができ、また、コンバー
ゼンス調整に関しては、例えば、日本放送協会編「NH
Kカラーテレビジョン教科書(上)」第8章”受像管と
その周辺回路”(昭和52年10月発行)に詳述されて
いる。
線管においては、電子ビームの物理的性質に起因する下
記のような問題が生じる。
反発し合う。これは3本の電子ビームが一点で集中する
のを拒む力となる。コンバーゼンス調整はこの力による
反発も打ち消す力を加えている。
イド電子ビームの主レンズの偏心により生成され、同じ
く前記したコンバーゼンス調整マグネットにより、ある
電子ビームの電流量の条件下で微調整される。
調整作用は電子ビームの電流量が増加しても一定であ
る。しかし、電子ビーム間の反発は電子ビームの電流量
の増加と共に増大する。
スを説明する模式図であって、陰極7,8,9から出射
された電子ビーム50,51,52を同図(a)に示し
たように小電流量でコンバーゼンスさせた場合に、電子
ビームの電流量を増加させると同図(b)に示したよう
に、コンバーゼンスはアンダー側、すなわち3本の電子
ビーム50,51,52が集中する位置が電子銃から離
れる方向にずれる。蛍光体スクリーン3上でのこのコン
バーゼンスずれ量をdで示す。
1,52を大電流量で同図(a)に示したようにコンバ
ーゼンスさせた場合は、電子ビームの電流量が小となる
と同図(c)の破線で示したようにオーバー側すなわち
電子銃側に近づく方向にずれる。
の電流量によってコンバーゼンスにずれが生じ、再現画
像の解像度を劣化させるという問題があった。
消し、電子ビームの電流量によるコンバーゼンスずれを
無くして高解像度で高品質のカラー陰極線管を提供する
ことにある。
陰極に対向する第1の格子電極の開孔部分に電界分布が
非軸対称となる形状を付与し、電子ビームの小電流時で
は電界の非軸対称分布の程度が大となるごとく作用させ
てアンダーコンバーゼンスとし、電子ビーム電流の増大
に応じて上記電界の非軸対称分布の程度が減少して上記
電界の非軸対称分布の効果が減少し、前記図12(c)
の実線に示したようなオーバーコンバーゼンスとするこ
とによって達成される。
は、フェースプレート部およびネック部とこれら相互間
を連結するファンネル部とからなる真空外囲器と、前記
真空外囲器内に装架されて前記フェースプレート部の内
面に形成されたカラー蛍光体スクリーンに近接配置した
色選択用多孔電極と、前記ネック部内に収納されて3本
の電子ビームを前記カラー蛍光体スクリーン上に集中す
る如く発射するインラインに配置された電子銃と、前記
真空外囲器のネック部とファンネル部の接合部近傍に外
装されて前記電子銃から発射される3本の電子ビームを
水平と垂直の2方向に偏向するための磁界を生成する偏
向装置とを少なくとも具備するカラー陰極線管におい
て、前記電子銃はインライン配置された3個の陰極およ
びこれらの陰極から前記カラー蛍光体スクリーン方向に
管軸に沿って配置した複数の格子電極を有し、前記複数
の電極の内の前記陰極に対向する格子電極に形成された
3個の電子ビーム通過孔の内の両サイドの陰極に対向す
る電子ビーム通過口の前記陰極側に、当該電子ビーム通
過孔を通過する電子ビームの電流量が小となる程インラ
イン方向の電界の非軸対称分布の程度が大となるごとき
非軸対称形状を備えたことを特徴とする。
記第1の発明において、前記非軸対称形状が、前記サイ
ド電子ビーム通過孔の中心からインライン方向外側にオ
フセットした凹陥部から成ることを特徴とする。
上記第2の発明において、前記サイド電子ビーム通過孔
を円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド電子ビ
ーム通過孔に長辺を外接した矩形状であることを特徴と
する。
記第3の発明において、前記凹陥部が前記サイド電子ビ
ーム通過孔に長辺およびセンター電子ビーム通過孔側短
辺を外接した矩形状であることを特徴とする。
記第3の発明または第4の発明において、前記凹陥部が
インライン配列方向外側辺が開放された矩形状であるこ
とを特徴とする。
記第2の発明において、前記サイド電子ビーム通過孔を
円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド電子ビー
ム通過孔のインライン配列方向と直角方向サイズより小
サイズの短辺をもつ矩形状であることを特徴とする。
記第2の発明において、前記サイド電子ビーム通過孔を
円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド電子ビー
ム通過孔にセンターの電子ビーム通過孔側で外接した円
形状であることを特徴とする。
上記第1の発明において、前記サイド電子ビーム通過孔
を円形状とすると共に、前記非軸対称形状が、前記サイ
ド電子ビーム通過孔の前記センター電子ビーム通過孔側
孔縁に形成された堤状突起であることを特徴とする。
格子電極の3個の電子ビーム通過孔の内の両サイドの陰
極に対向する電子ビーム通過口の前記陰極側に付与する
非軸対称形状は、上記のアクティブデバイス構成に限る
ものではなく、電子ビームの電流量に応じてインライン
配列方向の電界の非軸対称分布の程度が減少する形状、
構造であれば、どのようなものでもよい。
ームの反発力によるコンバーゼンスのアンダー方向への
変化は、上記本発明の第1格子電極に付与した非軸対称
形状によるオーバー方向へのコンバーゼンス作用で相殺
されてコンバーゼンスずれが抑制され、大電流電子ビー
ムも3本の電子ビームは蛍光体スクリーン上でそれぞれ
所定の蛍光体に射突し、良好な画像が再現される。
の前記陰極に対向する格子電極に形成された3個の電子
ビーム通過孔の内の両サイドの陰極に対向する電子ビー
ム通過口の前記陰極側に設けた非軸対称形状は、当該電
子ビーム通過孔を通過する電子ビームの小電流時では電
界の非軸対称分布の程度が大となるごとく作用させてア
ンダーコンバーゼンスとし、電子ビーム電流の増大に応
じて上記電界の非軸対称分布の程度が減少して上記電界
の非軸対称分布の効果を減少してオーバーコンバーゼン
スとして、全電流域で良好なコンバーゼンスをとる。
状を前記サイド電子ビーム通過孔の中心から外側にオフ
セットした凹陥部としたことにより、当該電子ビーム通
過孔を通過する電子ビームの電流量の増大により生じた
アンダーコンバーゼンスをインライン配列方向の電界の
非軸対称分布の程度の減少により補正してコンバーゼン
スずれの発生を防止する。
子ビーム通過孔を円形状とすると共に前記凹陥部が前記
サイド電子ビーム通過孔に長辺を外接した矩形状とした
ことにより、当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビー
ムの電流量の増大により生じたアンダーコンバーゼンス
をインライン配列方向の電界の非軸対称分布の程度によ
り補正してコンバーゼンスずれの発生を防止する。
記サイド電子ビーム通過孔に長辺およびセンター電子ビ
ーム通過孔側短辺を外接した矩形状としたことにより、
当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビームの電流量の
増大により生じたアンダーコンバーゼンスをインライン
配列方向の電界の非軸対称分布の程度の減少により補正
してコンバーゼンスずれの発生を防止する。
ンライン配列方向外側辺が開放された矩形状としたこと
で、当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビームの電流
量の増大により生じたアンダーコンバーゼンスをインラ
イン配列方向の電界の非軸対称分布の程度の減少により
補正してコンバーゼンスずれの発生を防止する。
イド電子ビーム通過孔に対して前記凹陥部を前記サイド
電子ビーム通過孔のインライン配列方向と直角方向サイ
ズより小サイズの短辺をもつ矩形状としたことにより、
当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビームの電流量の
増大により生じたアンダーコンバーゼンスをインライン
配列方向の電界の非軸対称分布の程度の減少により補正
してコンバーゼンスずれの発生を防止する。
イド電子ビーム通過孔に対して前記凹陥部を前記サイド
電子ビーム通過孔にセンターの電子ビーム通過孔側で外
接した円形状としたことにより、当該電子ビーム通過孔
を通過する電子ビームの電流量の増大により生じたアン
ダーコンバーゼンスをインライン配列方向の電界の非軸
対称分布の程度の減少により補正してコンバーゼンスず
れの発生を防止する。そして、第8の発明における前記
円形状のサイド電子ビーム通過孔に対して前記非軸対称
形状を前記サイド電子ビーム通過孔の前記センター電子
ビーム通過孔側孔縁に形成された堤状突起としたことに
より、当該電子ビーム通過孔を通過する電子ビームの電
流量の増大によるアンダーコンバーゼンスをインライン
配列方向の電界の非軸対称分布の程度の減少により補正
してコンバーゼンスずれの発生を防止する。
て詳細に説明する。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
ンターの陰極、10は第1格子電極、30は第2格子電
極、80,81は第1格子電極の陰極側に形成した凹陥
部、90,91は第1格子電極の電子ビーム通過孔であ
る。
銃の部分のみを示し、第1格子電極10の陰極7,8側
の開孔(電子ビーム通過孔、この実施例では円形孔)9
0,91には、3本の電子銃の並び方向すなわちインラ
イン配列方向に長辺を有する凹陥部(溝、以下スリット
とも言う)80,81が形成されている。これらのスリ
ットの2長辺は開孔90,91に略々内接している。ま
た、これらスリットのセンター電子ビーム通過孔側短辺
も同時に開孔90,91に略ゝ内接させてもよい。
ット80の中心は、その開孔90と同心であり、サイド
電子銃の第1格子電極10のスリット81の中心は、そ
の開孔91の中心よりインライン方向外側に偏心して形
成されている。
子銃の小電流時の動作を説明する要部模式図であって、
50はサイド電子ビーム、51はセンター電子ビームで
ある。
とき、すなわち小電流時は陰極電圧が高く、第1格子電
極10との電位差が大きい。そのため、サイド電子銃の
陰極7と第1格子電極10との間の電界は第1格子電極
10の開孔91と偏心したスリット81により非軸対称
分布となり、電子ビーム50はインライン配列方向外側
に、すなわちアンダーのコンバーゼンスとなる方向に曲
げられる。
の開孔90とそのスリット80は同心であるため、当該
センター電子銃の陰極8と第1格子電極10との間に形
成される電界は軸対称となり、センター電子ビーム51
は陰極8の電圧によらず(すなわち、電子ビームの電流
量に関係なく)直進する。
子銃の大電流時の動作を説明する要部模式図である。
陰極電圧が低く第1格子電極電圧との電圧差は小さい。
そのため、サイド電子銃の陰極7と第1格子電極10と
の間に形成されるの電界は第1格子電極10の開孔91
と偏心したスリット81があっても電界分布の非軸対称
分布化は少ない。したがって、サイド電子ビーム50は
小電流時に比較してセンター電子ビーム側、すなわちオ
ーバーなコンバーゼンスとなる方向になる。なお、セン
ター電子ビーム51は図2の場合と同様に、直進する。
これにより、3本の電子ビーム間の反発に起因するアン
ダーコンバーゼンス現象が相殺される。
り、小電流時と大電流時共、サイド電子ビームを蛍光体
スクリーン上に集中させる、すなわち正しいコンバーゼ
ンスを取ることができる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
電子ビーム側陰極7およびセンター電子ビーム側陰極8
の開孔90,91にはインライン配列方向に長辺を有す
る当該第1格子電極10の円形開孔(電子ビーム通過
孔)よりも幅狭の矩形状凹陥部(スリット)83,82
が形成されている。
ット82の中心は当該電子ビーム通過孔(開孔)90と
同心であり、サイド電子銃のスリット83の中心は当該
開孔91の中心よりもインライン配列方向外側に偏心し
て形成されている。
時および大時の電子ビームに対する作用は前記第1実施
例と同様であり、3本の電子ビーム間の反発に起因する
アンダーコンバーゼンス現象が相殺され、正しいコンバ
ーゼンスを取ることができる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
7,8に対向する円形開孔91,90には当該開孔の径
より大なる開孔の円形凹陥部(スリット)85,84が
形成されている。
開孔90と同心であるが、サイド電子銃のスリット85
は対応する開孔91の中心からインライン配列方向外側
に偏心して形成されている。
時および大時の電子ビームに対する作用は前記第1、第
2実施例と同様であり、3本の電子ビーム間の反発に起
因するアンダーコンバーゼンス現象が相殺され、正しい
コンバーゼンスを取ることができる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
に対向するサイド電子銃の開孔91に2長辺を内接させ
てインライン配列方向に長辺を有する矩形の凹陥部87
が形成され、陰極8に対向する円形開孔90には2長辺
を内接させてインライン配列方向に長辺を有する矩形の
凹陥部86が形成されている。
矩形の凹陥部87のインライン配列方向外側の短辺は開
放されている。
時および大時の電子ビームに対する作用は前記各実施例
と同様に、3本の電子ビーム間の反発に起因するアンダ
ーコンバーゼンス現象が相殺され、正しいコンバーゼン
スを取ることができる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
電極10の矩形開孔(ここでは、正方形の開孔)であ
る。
開孔90’,91’には、3本の電子銃の並び方向すな
わちインライン配列方向に長辺を有する凹陥部(溝、以
下スリットとも言う)80,81が形成されている。こ
れらのスリットの2長辺は開孔90’,91’のインラ
イン配列方向直角方向に2辺に略々内接している。
ット88の中心はその開孔90’と同心であり、サイド
電子銃の第1格子電極10のスリット89の中心はその
開孔91’の中心よりインライン方向外側に偏心して形
成されている。
陰極側の開孔90’,91’を正方形としたが、これに
代えてインライン配列方向またはこれと直角方向に長辺
をもつ長方形としても良く、またスリット90’,9
1’のインライン方向あるいはこれと直角方向の幅も開
孔90’,91’と同一である必要はなく、サイド電子
銃の第1格子電極10の開孔の中心に比べてサイド電子
銃のスリットの中心がインライン配列方向外側に偏心し
ていればよい。
時および大時の電子ビームに対する作用は前記各実施例
と同様に、3本の電子ビーム間の反発に起因するアンダ
ーコンバーゼンス現象が相殺され、正しいコンバーゼン
スを取ることができる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
開孔90’,91’は正方形であり、サイド電子銃の開
孔91’にのみ、そのインライン配列方向外側に凹陥部
101が形成されている。
心からインライン配列方向外側に偏心されて形成されて
いる。
よび大電流時の電子ビームに対する作用は前記各実施例
と同様に、小電流時では陰極と第1格子電極の間に形成
される電界の非軸対称分布の程度が大となり、また大電
流時では逆に上記電界の非軸対称分布の程度が減少する
ことにより、電子ビーム間の反発によるアンダーコンバ
ーゼンスを補正し、正しいコンバーゼンスを取ることが
できる。
実施例を説明する要部模式図であって、(a)は部分断
面図、(b)は陰極側からみた第1格子電極の部分正面
図である。
円形であり、そのサイド電子銃側の孔91のインライン
配列方向内側、すなわちセンター電子銃側の縁に堤状突
起が形成されている。
時および大時の電子ビームに対する作用も前記各実施例
と同様であり、小電流時では陰極と第1格子の間に形成
される電界の非軸対称分布の程度が大となり、また大電
流時では逆に上記電界の非軸対称分布の程度が減少する
ことにより、電子ビーム間の反発によるアンダーコンバ
ーゼンスを補正し、正しいコンバーゼンスを取ることが
できる。
定されるものではなく、サイド電子銃の陰極とこの陰極
に対向する第1格子電極の開孔の間に形成される電界の
非対称分布の程度が小電流時で大きく、電子ビームの電
流量の増大に応じて減少するような非対称形状であれば
よい。
3個の電子ビーム通過孔の内の両サイドの陰極に対向す
る電子ビーム通過口の前記陰極側に非軸対称形状を設
け、電子ビーム通過孔を通過する電子ビームの小電流時
では電界の非軸対称分布の程度が大となるごとく作用さ
せてアンダーコンバーゼンスとし、電子ビーム電流の増
大に応じて上記電界の非軸対称分布の程度が減少して上
記電界の非軸対称分布の効果を減少してオーバーコンバ
ーゼンスとして、電子ビーム間の反発によるアンダーコ
ンバーゼンス作用を含めると、全電流域で良好なコンバ
ーゼンスをとることができる。
大小にかかわらずに蛍光体スクリーン上でそれぞれ所定
の蛍光体に射突し、良好な画像が再現される。
明する要部模式図である。
流時の動作を説明する要部模式図である。
流時の動作を説明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
明する要部模式図である。
である。
ーゼンス補正マグネットの作用を説明する模式断面図で
ある。
る模式図である。
極に形成した凹陥部(スリット) 81,83,87,89 サイド電子銃の第1格子電極
に形成した凹陥部(スリット) 90,90’ センター電子銃の第1格子電極に形成し
た開孔(電子ビーム通過孔) 91,91’ サイド電子銃の第1格子電極に形成した
開孔(電子ビーム通過孔) 102 堤状突起。
Claims (8)
- 【請求項1】フェースプレート部およびネック部とこれ
ら相互間を連結するファンネル部とからなる真空外囲器
と、前記真空外囲器内に装架されて前記フェースプレー
ト部の内面に形成されたカラー蛍光体スクリーンに近接
配置した色選択用多孔電極と、前記ネック部内に収納さ
れて3本の電子ビームを前記カラー蛍光体スクリーン上
に集中する如く発射するインラインに配置された電子銃
と、前記真空外囲器のネック部とファンネル部の接合部
近傍に外装されて前記電子銃から発射される3本の電子
ビームを水平と垂直の2方向に偏向するための磁界を生
成する偏向装置とを少なくとも具備するカラー陰極線管
において、 前記電子銃はインライン配置された3個の陰極およびこ
れらの陰極から前記カラー蛍光体スクリーン方向に管軸
に沿って配置した複数の格子電極を有し、前記複数の電
極の内の前記陰極に対向する格子電極に形成された3個
の電子ビーム通過孔の内の両サイドの陰極に対向する電
子ビーム通過口の前記陰極側に、当該電子ビーム通過孔
を通過する電子ビームの電流量が小となる程インライン
方向の電界の非軸対称分布の程度が大となるごとき非軸
対称形状を備えたことを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項2】請求項1において、前記非軸対称形状が、
前記サイド電子ビーム通過孔の中心からインライン方向
外側にオフセットした凹陥部から成ることを特徴とする
カラー陰極線管。 - 【請求項3】請求項2において、前記サイド電子ビーム
通過孔を円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド
電子ビーム通過孔に長辺を外接した矩形状であることを
特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項4】請求項3において、前記凹陥部が前記サイ
ド電子ビーム通過孔に長辺およびセンター電子ビーム通
過孔側短辺を外接した矩形状であることを特徴とするカ
ラー陰極線管。 - 【請求項5】請求項3または4において、前記凹陥部が
インライン配列方向外側辺が開放された矩形状であるこ
とを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項6】請求項2において、前記サイド電子ビーム
通過孔を円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド
電子ビーム通過孔のインライン配列方向と直角方向サイ
ズより小サイズの短辺をもつ矩形状であることを特徴と
するカラー陰極線管。 - 【請求項7】請求項2において、前記サイド電子ビーム
通過孔を円形状とすると共に、前記凹陥部が前記サイド
電子ビーム通過孔にセンターの電子ビーム通過孔側で外
接した円形状であることを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項8】請求項1において、前記サイド電子ビーム
通過孔を円形状とすると共に、前記非軸対称形状が、前
記サイド電子ビーム通過孔の前記センター電子ビーム通
過孔側孔縁に形成された堤状突起であることを特徴とす
るカラー陰極線管。
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