JPH07262935A - 陰極線管及び電子銃 - Google Patents

陰極線管及び電子銃

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JPH07262935A
JPH07262935A JP6055689A JP5568994A JPH07262935A JP H07262935 A JPH07262935 A JP H07262935A JP 6055689 A JP6055689 A JP 6055689A JP 5568994 A JP5568994 A JP 5568994A JP H07262935 A JPH07262935 A JP H07262935A
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JP
Japan
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focusing
focusing electrode
lens
scanning direction
electron beam
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JP6055689A
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Hisakazu Yamane
久和 山根
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/488Schematic arrangements of the electrodes for beam forming; Place and form of the elecrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/48Electron guns
    • H01J2229/4803Electrodes
    • H01J2229/481Focusing electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/48Electron guns
    • H01J2229/4803Electrodes
    • H01J2229/4817Accelerating electrodes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン全域において高解像度が得られる
陰極線管及び電子銃を提供する。 【構成】 電子を放出する陰極1と、陰極1から放出さ
れた電子ビームの進路を制御する制御電極2と、この電
子ビームを加速する加速電極3と、第1前段レンズ電極
20と、第2前段レンズ電極21と、第3集束電極30と、第
1集束電極6と、第2集束電極7と、最終集束電極8と
を備える。第1補助電極4, 第2補助電極5及び第1集
束電極6にて第1の4極レンズを形成し、電子ビームの
水平方向には発散作用を付与し、垂直方向には集束作用
を付与する。また第1集束電極6及び第2集束電極7に
て第2の4極レンズを形成し、電子ビームの水平方向に
は集束作用を付与し、垂直方向には発散作用を付与す
る。偏向電流に同期した電圧が回路9により重畳される
ようになしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子銃から出射された
電子ビームを偏向して蛍光体スクリーンにて画像を映出
する陰極線管及び陰極線管に備える電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の電子銃を備えた陰極線管
を示す模式的横断面図であり、カラー陰極線管の場合を
示している。図中31は、通常の陰極線管形状をなすガラ
ス外囲器であり、ネック部32,ファンネル部33及びフェ
ース部34を有する。ガラス外囲器31のネック部32に電子
銃24が備えられている。フェース部34のフェースプレー
ト27の内側には、赤,緑,青色用の蛍光体がモザイク状
に塗布された蛍光体層26が形成されている。ファンネル
部33の内面には高電圧を導通させるための内装ダック23
が形成されている。ファンネル部33とネック部32との接
合部外周には、電子銃24から出射された電子ビームを偏
向する偏向ヨーク22が設けられている。
【0003】電子銃24は、電子を放出する陰極1と、陰
極1から放出された電子ビームの進路を制御する制御電
極2と、電子ビームを加速する加速電極3と、電子ビー
ムを集束させる集束電極35と、電子ビームを最終的に加
速する最終加速電極8とを備える。最終加速電極8は、
シールドカップ36と導通溶接されており、アノードボタ
ンから内装ダック23及びシールドカップ36を介して高電
圧が印加されるようになっている。他の電極(制御電極
2,加速電極3及び集束電極35)へは、ネック部32の端
部に設けられたピン37を介して所定の電圧が印加される
ようになっている。陰極1は、赤色ビーム用の陰極1a,
緑色ビーム用の陰極1b, 及び青色ビーム用の陰極1cにて
構成されている。
【0004】以上の如き構成の陰極線管において、電子
銃24から発せられた電子ビームは、偏向ヨーク22にて偏
向され、蛍光体層26に射突せしめられてここに画像を形
成する。陰極線管における解像度特性は、蛍光体層26に
射突する電子ビームのスポット径及びスポット形状に大
きく依存する。即ちスポット径が小さく、真円に近いほ
ど解像度は向上する。そしてスポット径が小さいこと及
びスポット形状が真円に近いことは、蛍光体層26上に画
像が形成されてなるスクリーン全域において要求され
る。
【0005】しかしながら陰極線管のスクリーン面(蛍
光体層26, フェースプレート27) は、通常フラット形状
であるため、電子ビームの軌道は、スクリーン周辺部に
偏向される場合ほど長い。従ってスクリーン中央部にお
ける電子ビームのスポット径を小さく且つ真円に近づく
ように、集束電極35へ与えられるフォーカス電圧を調節
した場合、スクリーン周辺部における電子ビームはオー
バーフォーカス状態となり、径小な電子ビームが得られ
ない。従って解像度も低下する。
【0006】そこで電子ビームの偏向量が増加するに従
い、集束電極35へ印加するフォーカス電圧を高め、集束
電極20にて形成される主電子レンズの集束作用を弱める
方式(いわゆるダイナミックフォーカス方式)がある
が、同方式は以下に述べる理由により、近年一般的に使
用されているインライン型電子銃にて使用されるセルフ
コンバーゼンスシステムには適さない。即ち3つの電子
ビームが水平一直線上に出射されるインライン型電子銃
は、水平偏向磁界をピンクッション状に歪ませ、垂直偏
向磁界をバレル状に非斉一に歪ませるセルフコンバーゼ
ンスシステムを採用している。ここ通過する電子ビーム
は水平方向に発散作用を受け、垂直方向に集束作用を受
けて横長の偏平形状になる。
【0007】従ってスクリーン周辺部に偏向された電子
ビームの水平方向のスポット径は最適フォーカス状態が
維持されるが、垂直方向のスポット径はオーバーフォー
カス状態となり、ハローと呼ばれる低輝部分が発生す
る。このような状態のもとでダイナミックフォーカス方
式を採用した場合、オーバーフォーカス状態にある垂直
方向のスポット径は補正され、ハローなる低輝部分の発
生は回避されて最適フォーカス状態が得られる。しかし
ながら逆に水平方向のスポット径は最適フォーカス状態
から外れ、アンダーフォーカス状態になる。これにより
水平方向のスポット径が大きくなり、水平方向の解像度
が著しく悪化する。従ってスクリーン周辺部における解
像度改善には繋がらない。
【0008】図10は、このような問題点を改善すること
を目的とした従来の電子銃24を示す拡大平面断面図であ
り、特開平3-93135号公報に開示されている。この電子
銃24は、陰極1a,1b,1cと、制御電極2と、加速電極3
と、第1補助電極4と、第2補助電極5と、第1集束電
極6と、第2集束電極7と、最終加速電極8とがこの順
に配列されて構成されている。この従来の電子銃はバイ
ポテンシャル型電子銃と呼ばれる。その他の構成は図9
に示すものと同様である。
【0009】図11は第1補助電極4の正面図である。第
1補助電極4は、平板状をなし、陰極1a,1b,1cに対応す
る位置に円形の孔4a,4b,4cが開設されている。そして第
1補助電極4のスクリーン側であり、各孔4a,4b,4cの上
下には、幅が孔4a,4b,4cの直径より少し大きく所定厚み
を有する対のプレート4d,4e,4fが設けられている。図12
は第2補助電極5の正面図である。第2補助電極5は、
平板状をなし、陰極1a,1b,1cに対応する位置に円形の孔
5a,5b,5cが開設されている。そして第2補助電極5の陰
極1a,1b,1c側であり、各孔5a,5b,5cの左右には、孔5a,5
b,5cの直径より少し大きく所定厚みを有する対のプレー
ト5d,5e,5fが立設されている。同様に第2補助電極5の
スクリーン側にはプレート5g,5h,5iが立設されている。
【0010】図13は第1集束電極6の陰極1a,1b,1c側か
らみた裏面図である。第1集束電極6は筐型をなす。第
1集束電極6の陰極1a,1b,1c側の面には、陰極1a,1b,1c
に対応する位置に円形の孔6a,6b,6cが開設されている。
さらにこの面において孔6a,6b,6cの上下には幅が孔6a,6
b,6cの直径より少し大きく所定厚みを有する対のプレー
ト6d,6e,6fが立設されている。図14は第1集束電極6の
スクリーン側からみた正面図である。第1集束電極6の
スクリーン側の面には、孔6a,6b,6cの直径より少し大き
い幅を有し、上下方向に長い矩形の孔6g,6h,6iが開設さ
れている。
【0011】図15は第2集束電極7の陰極1a,1b,1c側か
らみた裏面図である。第2集束電極7は筐型をなす。第
2集束電極7の陰極1a,1b,1c側の面には、上下方向の長
さが孔6a,6b,6cの直径より少し大きく、左右方向に長い
矩形の孔7a,7b,7cが開設されている。
【0012】第1補助電極4及び第1集束電極6は、コ
ネクタにより同電位に保たれ、一定のフォーカス電圧V
F が印加される。また第2補助電極5及び第2集束電極
7は、コネクタにより同電位に保たれ、一定のフォーカ
ス電圧VF が印加される。さらに第2補助電極5及び第
2集束電極7には、電子ビームの偏向量が多くなるに従
い偏向電流に同期して高くなるような電圧が重畳され
る。
【0013】以上の如き構成の電子銃24の動作について
説明する。図16, 図17は、電子ビームをスクリーン周辺
に偏向した場合の、電子ビームの断面及び電子レンズの
作用をを光学的に示す図である。図16は電子ビームの水
平断面を示し、図17は電子ビームの垂直断面を示す。図
中10は物点に相当する電子ビームのクロスオーバー位置
である。また図中11は最外角の電子ビームの軌道を示
す。
【0014】まず水平方向について説明する。物点10か
ら発散角θで発散した電子ビームは、第1補助電極4,
第2補助電極5及び第1集束電極6にて形成される第1
の4極レンズの水平作用である凹レンズ12と、第1集束
電極6及び第2集束電極7にて形成される第2の4極レ
ンズの水平作用である凸レンズ13と、第2集束電極7及
び最終加速電極8にて形成される主電子レンズである凸
レンズ14と、偏向ヨーク22の(水平成分)磁界にて形成
される凹レンズ15とを経て、入射角θH にてスクリーン
(蛍光体層)26へ射突する。
【0015】次に垂直方向について説明する。物点10か
ら発散角θで発散した電子ビームは、第1補助電極4,
第2補助電極5及び第1集束電極6にて形成される第1
の4極レンズの垂直作用である凸レンズ16と、第1集束
電極6及び第2集束電極7にて形成される第2の4極レ
ンズの垂直作用である凹レンズ17と、第2集束電極7及
び最終加速電極8にて形成される主電子レンズである凸
レンズ14と、偏向ヨーク22の(垂直成分)磁界にて形成
される凸レンズ18とを経て、入射角θV にてスクリーン
(蛍光体層)26へ射突する。
【0016】偏向ヨーク22が作り出す非斉一磁界は、第
1の4極レンズ(12,16),第2の4極レンズ(13,17),及び
主電子レンズ14により補正され、スクリーン周辺部にお
いて水平方向, 垂直方向共に電子ビームの最適フォーカ
ス状態が得られる。また第1の4極レンズ(12,16) の作
用により電子ビームのスクリーンに対する水平方向の入
射角θH , 垂直方向の入射角θV を略等しくすることが
できる。この結果、電子ビームのスポット形状は真円に
近づく。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きバイポテン
シャル型の電子銃は、構造は簡単であるが、予備集束す
るためのレンズがないため、主電子レンズへ入射される
電子ビーム径が大きい。また主電子レンズへ入射される
電子ビーム径は、電子ビームの量(電流)にも比例する
ため、高輝度化している周辺領域(高輝度領域)を走査
する電子ビーム径は大きい。このように電子ビーム径が
大きい場合は、主電子レンズの球面収差の影響を受け、
フォーカスが悪化するという問題がある。またこの問題
を解決するために、予め電子ビームを予備集束すること
を目的として、加速電極3と第1補助電極4との間に第
1前段レンズ電極20及び第2前段レンズ電極21を挿入し
て、図18に示す如き多段集束型電子銃とすると、構造が
著しく複雑であるという問題が生じる。本発明は、斯か
る事情に鑑みてなされたものであり、前段レンズ及び複
数段の4極レンズを備えた多段集束型とすることによ
り、スクリーン全域において高解像度の画像が得られる
陰極線管及び陰極線管に備える電子銃を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る陰極線管
は、複数段の4極レンズのレンズ作用は、水平走査方
向,垂直走査方向において異ならせてあることを特徴と
する。
【0019】第2発明に係る陰極線管は、第1発明にお
いて、最も陰極側に位置する4極レンズは、水平走査方
向に発散作用を有し、垂直走査方向に集束作用を有し、
次段の4極レンズは、水平走査方向に集束作用を有し、
垂直走査方向に発散作用を有することを特徴とする。
【0020】第3発明に係る陰極線管は、第2発明にお
いて、複数段の4極レンズは、いずれも円形の電子ビー
ム通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び第2
集束電極を陰極側からこの順に備えた構成をなしてお
り、第3集束電極の第1集束電極側の面には電子ビーム
通過孔の水平走査方向両脇にプレートが立設されてお
り、第1集束電極の第3集束電極側の面には円形の電子
ビーム通過孔の垂直走査方向両脇にプレートが立設され
ていることを特徴とする。
【0021】第4発明に係る陰極線管は、第2発明にお
いて、複数段の4極レンズは、いずれも電子ビーム通過
孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び第2集束電
極を陰極側からこの順に備えた構成をなしており、第3
集束電極の第1集束電極側の面には垂直走査方向に長い
非円形の電子ビーム通過孔が開口されており、第1集束
電極の第3集束電極側の面には水平走査方向に長い非円
形の電子ビーム通過孔が開口されていることを特徴とす
る。
【0022】第5発明に係る陰極線管は、第3発明にお
いて、第1集束電極には一定のフォーカス電圧を印加
し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電圧に、
偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高くなる
電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあることを
特徴とする。
【0023】第6発明に係る陰極線管は、第4発明にお
いて、第1集束電極には一定のフォーカス電圧を印加
し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電圧に、
偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高くなる
電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあることを
特徴とする。
【0024】第7発明に係る電子銃は、複数段の4極レ
ンズのレンズ作用は、水平走査方向,垂直走査方向にお
いて異ならせてあることを特徴とする。
【0025】第8発明に係る電子銃は、第7発明におい
て、最も陰極側に位置する4極レンズは、水平走査方向
に発散作用を有し、垂直走査方向に集束作用を有し、次
段の4極レンズは、水平走査方向に集束作用を有し、垂
直走査方向に発散作用を有することを特徴とする。
【0026】第9発明に係る電子銃は、第8発明におい
て、複数段の4極レンズは、いずれも円形の電子ビーム
通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び第2集
束電極を陰極側からこの順に備えた構成をなしており、
第3集束電極の第1集束電極側の面には電子ビーム通過
孔の水平走査方向両脇にプレートが立設されており、第
1集束電極の第3集束電極側の面には円形の電子ビーム
通過孔の垂直走査方向両脇にプレートが立設されている
ことを特徴とする。
【0027】第10発明に係る電子銃は、第8発明にお
いて、複数段の4極レンズは、いずれも電子ビーム通過
孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び第2集束電
極を陰極側からこの順に備えた構成をなしており、第3
集束電極の第1集束電極側の面には垂直走査方向に長い
非円形の電子ビーム通過孔が開口されており、第1集束
電極の第3集束電極側の面には水平走査方向に長い非円
形の電子ビーム通過孔が開口されていることを特徴とす
る。
【0028】第11発明に係る電子銃は、第9発明にお
いて、第1集束電極には一定のフォーカス電圧を印加
し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電圧に、
偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高くなる
電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあることを
特徴とする。
【0029】第12発明に係る電子銃は、第10発明に
おいて、第1集束電極には一定のフォーカス電圧を印加
し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電圧に、
偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高くなる
電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあることを
特徴とする。
【0030】
【作用】第1,第7発明にあっては、多段集束型の電子
銃における集束電極を複数備える構成とし、これら複数
の集束電極により形成される4極レンズのレンズ作用を
水平走査方向と垂直走査方向とで異ならせてある。これ
により電子ビームの、水平走査方向と垂直走査方向とに
おける倍率(発散角度)を個別に補正することが可能で
ある。
【0031】第2,第8発明にあっては、複数の4極レ
ンズのうち最も陰極側に位置する4極レンズは、水平走
査方向に発散作用を有し、垂直走査方向に集束作用を有
し、次段の4極レンズは、水平走査方向に集束作用を有
し、垂直走査方向に発散作用を有する構成となしてあ
る。従って例えば前述したセルフコンバーゼンス方式を
採用した場合に発生する垂直走査方向のオーバーフォー
カスを回避するように、電子ビームの形状を補正するこ
とができる。
【0032】第3,第4,第9,第10発明にあって
は、第2,第8発明における作用、即ち最も陰極側に位
置する4極レンズの、水平走査方向に発散作用を生ぜし
め、垂直走査方向に集束作用を生ぜしめることができ、
さらに次段の4極レンズの、水平走査方向に集束作用を
生ぜしめ、垂直走査方向に発散作用を生ぜしめることが
できる。
【0033】第5,第11発明にあっては、第1集束電
極には一定のフォーカス電圧を印加し、第2,第3集束
電極には一定のフォーカス電圧に、偏向電流に同期し、
偏向量が増大するに従って高くなる電圧を重畳した電圧
を印加する構成となしてある。このような構成では、電
子ビームのクロスオーバー位置と加速電極が形成する電
界とが接近していない。従って偏向電流に同期した電圧
を集束電極に重畳して印加しても4極レンズ作用がこの
影響を受けることが少ない。
【0034】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。 実施例1.図1は本発明に係る電子銃を示す平面断面図
であり、カラー陰極線管の場合を示している。電子銃
は、多段集束型電子銃構成をなしており、電子を放出す
る陰極1と、陰極1から放出された電子ビームの進路を
制御する制御電極2と、この電子ビームを加速する加速
電極3と、第1前段レンズ電極20と、第2前段レンズ電
極21と、第3集束電極30と、第1集束電極6と、第2集
束電極7と、最終集束電極8とを備える。陰極1は、赤
色ビーム用の陰極1a,緑色ビーム用の陰極1b,及び青色
ビーム用の陰極1cにて構成されている。加速電極3及び
第2前段レンズ21には同電圧が印加され、第1前段レン
ズ電極20及び第1集束電極6には一定のフォーカス電圧
F が印加される。第2集束電極7及び第3集束電極30
には一定のフォーカス電圧VF が印加され、さらに偏向
電流に同期して電子ビームの偏向量が多くなるに従い高
くなる電圧が回路9により重畳されるようになしてあ
る。
【0035】以上の如き構成の電子銃において、陰極1
a,1b,1cから発せられた電子ビームは、上述の各電極に
て加速,集束され、蛍光体層へ向けて出射される。
【0036】図2は第3集束電極30の最終加速電極8側
(スクリーン側)を示す正面図である。第3集束電極30
は平板状をなしており、陰極1a,1b,1cに対応する位置に
円形の孔30a,30b,30c が開設されている。第3集束電極
30の正面側の面であり、孔30a,30b,30c の左右には、幅
が孔30a,30b,30c の直径より少しより大きいプレート30
d,30e,30f が立設されている。図3は第1集束電極6の
陰極1a,1b,1c側を示す裏面図である。第1集束電極6は
筐型をなす。第1集束電極6の陰極1a,1b,1c側の面に
は、陰極1a,1b,1cに対応する位置に円形の孔6a,6b,6cが
開設されている。さらにこの面において孔6a,6b,6cの上
下には幅が孔6a,6b,6cの直径より少し大きく所定厚みを
有する対のプレート6d,6e,6fが立設されている。
【0037】第1集束電極6の最終加速電極8側(スク
リーン側)の面には、孔6a,6b,6cの直径と同程度の幅を
有し、上下方向に長い矩形の孔6g,6h,6iが開設されてい
る。第2集束電極7は筐型をなす。第2集束電極7の陰
極1a,1b,1c側には、上下方向の長さが孔6a,6b,6cの直径
より少し大きく、左右方向に長い矩形の孔7a,7b,7cが開
設されている。
【0038】以上の如き構成の電子銃の動作について説
明する。図4, 図5は、電子ビームをスクリーン周辺に
偏向した場合の、電子ビームの断面及び電子レンズの作
用をを光学的に示す図である。図4は電子ビームの水平
断面を示し、図5は電子ビームの垂直断面を示す。図中
10は物点に相当する電子ビームのクロスオーバー位置で
ある。また図中11は最外角の電子ビームの軌道を示す。
【0039】まず水平方向について説明する。物点10か
ら発散角θで発散した電子ビームは、第1前段レンズ電
極20,第2前段レンズ21及び第3集束電極30にて形成さ
れる前段レンズの水平作用である凸レンズ40と、第1補
助電極4, 第2補助電極5及び第1集束電極6にて形成
される第1の4極レンズの水平作用である凹レンズ12
と、第1集束電極6及び第2集束電極7にて形成される
第2の4極レンズの水平作用である凸レンズ13と、第2
集束電極7及び最終加速電極8にて形成される主電子レ
ンズである凸レンズ14と、偏向ヨーク22(図9参照) の
(水平成分)磁界にて形成される凹レンズ15とを経て、
入射角θH にてスクリーン26へ射突する。
【0040】次に垂直方向について説明する。物点10か
ら発散角θで発散した電子ビームは、第1前段レンズ電
極20,第2前段レンズ21及び第3集束電極30にて形成さ
れる前段レンズの垂直作用である凸レンズ40と、第1補
助電極4, 第2補助電極5及び第1集束電極6にて形成
される第1の4極レンズの垂直作用である凸レンズ16
と、第1集束電極6及び第2集束電極7にて形成される
第2の4極レンズの垂直作用である凹レンズ17と、第2
集束電極7及び最終加速電極8にて形成される主電子レ
ンズである凸レンズ14と、偏向ヨーク22(図9参照) の
(垂直成分)磁界にて形成される凸レンズ18とを経て、
入射角θV にてスクリーン26へ射突する。
【0041】ここで本発明における4極レンズの作用
は、従来の4極レンズにおける作用より若干弱くなる
が、これはプレート6d,6e,6f,30d,30e,30fの電子ビーム
進行方向の長さを長くすることにより解決することがで
きる。従来の電子銃は、集束電極2枚,補助電極2枚の
計4枚の構成であったが、本発明の電子銃においては3
分割された集束電極の3枚構成という簡単化された構成
においてスクリーン周辺部の電子ビームスポット径を小
さく且つ真円に近づけることができる。これによりスク
リーン全域において高い解像度が得られる。
【0042】本発明の特徴は、多段集束電極を使用した
電子銃において構造の簡素化が実現するという点にあ
る。図1における構成において、第1前段レンズ20及び
第2前段レンズ21を備えないバイポテンシャル型電子銃
の場合、第3集束電極30が加速電極3と対向することに
なる。加速電極3の近辺に生成される電界は、電子ビー
ムのクロスオーバー位置に非常に近いため、電子ビーム
のスポット特性に大きな影響を与える。従って第3集束
電極30に偏向電圧に同期した電圧を重畳することは、前
記加速電極3近辺の電界に直接影響を与え、ひいては電
子ビームのスポット特性に大きな影響を与える。この場
合高い解像度は得られない。
【0043】この反面、図1に示す本実施例においては
第2前段レンズ21と第3集束電極30との間に発生する電
界は、偏向電流に同期した電圧を重畳した電圧を第3集
束電極30に印加した場合でも第3集束電極30の孔30a,30
b,30c 及び第2前段レンズ21の孔が充分大きいため、変
動が少ない。また第3集束電極30は電子ビームのクロス
オーバー位置から充分遠いので、電子ビームスポット特
性に与える影響はほとんどない。従って本発明は多段集
束電極の場合可能である。また従来の場合より凸レンズ
40の作用が1段増加しており、この凸レンズ40が高輝度
領域における主電子レンズ14の球面収差を低減する作用
を有する。従って高輝度領域におけるフォーカスの悪化
を防止することができる。
【0044】実施例2.図6,図7,図8は、本発明に
係る電子銃の他の実施例における電極を示す図である。
図6は第3集束電極30及び第1集束電極6の要部を示す
平面断面図であり、図7は第3集束電極30の正面図であ
り、図8は第1集束電極6の裏面図である。本実施例に
おいては、図1,図2に示す第3集束電極30, 第1集束
電極6に代えて以下のような構成の第3集束電極30, 第
1集束電極6を備える。即ち平板状の第3集束電極30に
は、厚み方向の陰極1a,1b,1c側半分は前述の実施例と同
様、円形の孔30a,30b,30c が設けてあり、反対側の半分
は、幅が孔30a,30b,30c の直径と同等であり、上下方向
に長い矩形の孔30g,30h,30i が開設されている。また第
1集束電極6の陰極1a,1b,1c側の面には、上下方向の長
さが孔30a,30b,30cの直径と同等であり、左右方向の長
さが長い矩形の孔6j,6k,6lが開設されている。これら孔
30a,30b,30c,6j,6k,6lの大きさを適宜選択することで実
施例1と同等な効果が得られる。さらに本実施例のほう
が構造的には簡単化されている。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明に係る陰極線管及び
電子銃は、多段集束型電子銃における集束電極を複数と
し、最も陰極側に位置する4極レンズは、水平走査方向
に発散作用を有し、垂直走査方向に集束作用を有し、次
段の4極レンズは、水平走査方向に集束作用を有し、垂
直走査方向に発散作用を有する構成となしてある。この
ような構成では、偏向電流に同期した電圧を集束電極に
重畳して印加しても4極レンズ作用がこの影響を受ける
ことが少ない。これにより従来より簡単な構造にてスク
リーン周辺部における電子ビームスポット径を小さく
し、かつ真円に近づけることが可能となる等、本発明は
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子銃を示す平面断面図である。
【図2】第3集束電極の最終加速電極側(スクリーン
側)を示す正面図である。
【図3】第1集束電極の陰極側を示す裏面図である。
【図4】電子ビームをスクリーン周辺に偏向した場合
の、電子ビームの断面及び電子レンズの作用をを光学的
に示す図である。
【図5】電子ビームをスクリーン周辺に偏向した場合
の、電子ビームの断面及び電子レンズの作用をを光学的
に示す図である。
【図6】本発明に係る電子銃の他の実施例における電極
を示す図である。
【図7】本発明に係る電子銃の他の実施例における電極
を示す図である。
【図8】本発明に係る電子銃の他の実施例における電極
を示す図である。
【図9】従来の電子銃を備えた陰極線管を示す模式的横
断面図である。
【図10】従来の電子銃を示す拡大平面断面図である。
【図11】第1補助電極の正面図である
【図12】第2補助電極の正面図である。
【図13】第1集束電極の陰極側からみた裏面図であ
る。
【図14】第1集束電極のスクリーン側からみた正面図
である。
【図15】第2集束電極の陰極側からみた裏面図であ
る。
【図16】電子ビームをスクリーン周辺に偏向した場合
の、電子ビームの水平断面及び電子レンズの作用をを光
学的に示す図である。
【図17】電子ビームをスクリーン周辺に偏向した場合
の、電子ビームの垂直断面及び電子レンズの作用をを光
学的に示す図である。
【図18】従来の多段集束型電子銃の構成を示す模式的
横断面図である。
【符号の説明】
1 陰極 2 制御電極 3 加速電極 6a,6b,6c,6g,6h,6i,7a,7b,7c,30a,30b,30c 孔 6d,6e,6f,30d,30e,30f プレート 6 第1集束電極 7 第2集束電極 8 最終集束電極 9 回路 20 第1前段レンズ電極 21 第2前段レンズ電極 30 第3集束電極

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極から放出された電子ビームを前段レ
    ンズ及び集束レンズにて集束する多段集束型の電子銃を
    備える陰極線管において、複数の集束電極による複数段
    の4極レンズを備え、これら複数段の4極レンズのレン
    ズ作用は、水平走査方向,垂直走査方向において異なら
    せてあることを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】 複数段の4極レンズのうち、最も陰極側
    に位置する4極レンズは、水平走査方向に発散作用を有
    し、垂直走査方向に集束作用を有し、次段の4極レンズ
    は、水平走査方向に集束作用を有し、垂直走査方向に発
    散作用を有することを特徴とする請求項1記載の陰極線
    管。
  3. 【請求項3】 複数段の4極レンズは、いずれも円形の
    電子ビーム通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極
    及び第2集束電極を陰極側からこの順に備えた構成をな
    しており、第3集束電極の第1集束電極側の面には電子
    ビーム通過孔の水平走査方向両脇にプレートが立設され
    ており、第1集束電極の第3集束電極側の面には円形の
    電子ビーム通過孔の垂直走査方向両脇にプレートが立設
    されていることを特徴とする請求項2記載の陰極線管。
  4. 【請求項4】 複数段の4極レンズは、いずれも電子ビ
    ーム通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び第
    2集束電極を陰極側からこの順に備えた構成をなしてお
    り、第3集束電極の第1集束電極側の面には垂直走査方
    向に長い非円形の電子ビーム通過孔が開口されており、
    第1集束電極の第3集束電極側の面には水平走査方向に
    長い非円形の電子ビーム通過孔が開口されていることを
    特徴とする請求項2記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】 第1集束電極には一定のフォーカス電圧
    を印加し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電
    圧に、偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高
    くなる電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてある
    ことを特徴とする請求項3記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 第1集束電極には一定のフォーカス電圧
    を印加し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス電
    圧に、偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って高
    くなる電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてある
    ことを特徴とする請求項4記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】 陰極から放出された電子ビームを前段レ
    ンズ及び集束レンズにて集束する多段集束型の電子銃に
    おいて、複数の集束電極による複数段の4極レンズを備
    え、これら複数段の4極レンズのレンズ作用は、水平走
    査方向,垂直走査方向において異ならせてあることを特
    徴とする電子銃。
  8. 【請求項8】 複数の4極レンズのうち、最も陰極側に
    位置する4極レンズは、水平走査方向に発散作用を有
    し、垂直走査方向に集束作用を有し、次段の4極レンズ
    は、水平走査方向に集束作用を有し、垂直走査方向に発
    散作用を有することを特徴とする請求項7記載の電子
    銃。
  9. 【請求項9】 複数段の4極レンズは、いずれも円形の
    電子ビーム通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極
    及び第2集束電極を陰極側からこの順に備えた構成をな
    しており、第3集束電極の第1集束電極側の面には電子
    ビーム通過孔の水平走査方向両脇にプレートが立設され
    ており、第1集束電極の第3集束電極側の面には円形の
    電子ビーム通過孔の垂直走査方向両脇にプレートが立設
    されていることを特徴とする請求項8記載の電子銃。
  10. 【請求項10】 複数段の4極レンズは、いずれも電子
    ビーム通過孔を有する第3集束電極,第1集束電極及び
    第2集束電極を陰極側からこの順に備えた構成をなして
    おり、第3集束電極の第1集束電極側の面には垂直走査
    方向に長い非円形の電子ビーム通過孔が開口されてお
    り、第1集束電極の第3集束電極側の面には水平走査方
    向に長い非円形の電子ビーム通過孔が開口されているこ
    とを特徴とする請求項8記載の電子銃。
  11. 【請求項11】 第1集束電極には一定のフォーカス電
    圧を印加し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス
    電圧に、偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って
    高くなる電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあ
    ることを特徴とする請求項9記載の電子銃。
  12. 【請求項12】 第1集束電極には一定のフォーカス電
    圧を印加し、第2,第3集束電極には一定のフォーカス
    電圧に、偏向電流に同期し、偏向量が増大するに従って
    高くなる電圧を重畳した電圧を印加する構成となしてあ
    ることを特徴とする請求項10記載の電子銃。
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