JP2002024976A - 無通報監視機能を備えた異常監視通報システム - Google Patents

無通報監視機能を備えた異常監視通報システム

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JP2002024976A
JP2002024976A JP2000209471A JP2000209471A JP2002024976A JP 2002024976 A JP2002024976 A JP 2002024976A JP 2000209471 A JP2000209471 A JP 2000209471A JP 2000209471 A JP2000209471 A JP 2000209471A JP 2002024976 A JP2002024976 A JP 2002024976A
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JP2000209471A
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Chizuko Kondo
千鶴子 近藤
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通報端末装置の無通報状態を監視する機能を
備えた異状監視通報システムに関し、定時通報を行わな
い通報端末装置の無通報状態を自動的に監視し、無通報
状態の通報端末装置を検出して自動的に監視者に通知す
る。 【解決手段】 センサの状態変化検知し通報データをセ
ンタ装置5−2に回線網5−3を介して送信する異状監
視通報システムにおいて、センタ装置5−2は、通報端
末装置5−1から送信される定時通報設定情報に基づい
て、定時通報を行わない通報端末装置を無通報状態監視
対象として設定する手段1−1と、該監視対象の通報端
末装置の無通報時間を観測する無通報監視タイマ1−2
と、該通報端末装置の過去の通報間隔を基に算出した基
準通報受信間隔を設定する手段1−3と、無通報時間が
基準通報受信間隔を超えたとき、その通報端末装置を特
定する装置情報を含む無通報監視情報を出力する手段1
−4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無通報監視機能を
備えた異常監視通報システムに関し、特に火災・盗難・
設備機器異常等をセンサにより検知してセンタ装置へ通
報する異常監視通報システムにおいて、通報端末装置の
無通報状態を監視する機能を備えた異常監視通報システ
ムに関する。
【0002】図5に異常監視通報システムの構成を示
す。通報端末装置5−1は、火災・盗難・設備機器異常
等を検知する多数の各種センサ(図示省略)に接続さ
れ、各センサの状態変化を検知すると通報データをセン
タ装置5−2ヘ送信する機能を備える。
【0003】センタ装置5−2は、通信処理装置5−2
1とデータ処理装置5−22とを備え、複数の通報端末
装置5−1から一般電話回線網5−3を介して送信され
る通報データを受信し、その通報内容を表示し、且つ、
複数の通報端末装置5−1を監視・制御する機能を備え
る。
【0004】なお、通報端末装置5−1とセンタ装置5
−2との間は、通常、一般電話回線により接続される
が、一般電話回線以外の専用線等により接続されるもの
であってもよい。
【0005】通報端末装置5−1はセンサ類の状態変化
を検知すると、該状態変化を符号化し、電話回線5−3
を介してセンタ装置へ通報する。また、センタ装置5−
2は、電話回線5−3を介して通報端末装置5−1へ指
令信号を送信し、通報端末装置5−1内のリレー接点や
スイッチ類を切り替えたり、設定データを書き替えるな
ど、種々の設定状態を変更し得るように構成されてい
る。
【0006】
【従来の技術】通報端末装置5−1には、所定の時刻に
センタ装置5−2へ通報を行う定時通報の設定を行うこ
とができ、定時通報のための設定項目として、定時通報
の設定無し/有り、定時通報の設定有りの場合は通報間
隔等を設定する。定時通報の設定がなされた通報端末装
置5−1からは、該設定内容に従って定時通報データが
センタ装置5−2へ送信される。
【0007】センタ装置5−2は、各通報端末装置5−
1毎に定時通報に関する設定条項を記憶し、該設定条項
のとおりに定時通報が通報端末装置5−1から受信され
ないと、通報端末装置5−1又は回線5−3の異常と判
断して監視者(管制官)に通知する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、定時通報の設
定がなされていない通報端末装置に対しては、センタ装
置としてはそれらの通報端末装置及び回線の異常に関し
て無監視の状態となり、或る通報端末装置から比較的長
い間、通報データが送信されて来ないという状況の場
合、該通報端末装置は正常でセンサ類に状態変化が無い
ためなのか、又は該通報端末装置の故障若しくは回線異
常のために通報データが送信されないのかを判断するこ
とができない。
【0009】そのような場合、センタ装置側の監視者の
直感や経験等による判断でもって、通報端末装置正常性
の確認が必要かどうか判断し、確認が必要と判断された
場合に、その通報端末装置が設置されている現場まで確
認者を派遣し、現場の通報端末装置からテスト信号を送
信するなどして長時間無通報状態に対する確認作業を行
っていた。
【0010】このような確認作業において、監視者は先
ず無通報状態の通報端末装置の有無をチェックし、そし
て、無通報状態の通報端末装置が有ればその通報端末装
置を特定し、その正常性の確認の必要があるかどうかを
判断する。これらのチェックや判断は、監視者の個人的
な資質や技量等に委ねるほかないという状況であった。
【0011】そのため、監視対象や監視項目の人為的な
チェックによる見落としや看過又は錯誤等により、長期
間に亙る無通報状態が見過ごされ、通報端末装置の故障
又は回線異常の発見が遅れ、異常監視通報システムとし
ての信頼性が損なわれる原因の一つになっていた。
【0012】本発明は、定時通報の設定が行われていな
い通報端末装置であって、長期間、通報データが送信さ
れていない通報端末装置を自動的に監視対象としてその
無通報状況を監視し、所定時間以上無通報状態の通報端
末装置を自動的に監視者に通知し、通報端末装置の故障
又は回線異常を早期に発見し得るようにすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の通報監視機能を
備えた異常監視通報システムは、センサの状態変化検知
時に伝送回線を介して通報データを送信する通報端末装
置と、該通報端末装置からの通報データを受信して出力
処理を行うセンタ装置とから成る異常監視通報システム
において、通報端末装置から送信される初期通報データ
又は試験通報データに含まれる定時通報設定情報が、定
時通報を行わない旨の設定値であった場合に、該通報端
末装置を無通報状態監視対象として設定する手段と、無
通報状態監視対象の通報端末装置毎に設定され、該通報
端末装置の連続する無通報時間を観測する無通報監視タ
イマと、無通報状態監視対象の通報端末装置毎に、過去
の通報データの通報間隔を基に算出した複数の基準通報
受信間隔を設定する手段と、前記無通報監視タイマによ
り観測された無通報時間が、前記各基準通報受信間隔を
超えたことを検出する毎に、その通報端末装置を特定す
る装置情報を含む無通報監視情報を出力する手段と、を
前記センタ装置に備えたものである。
【0014】また、(2)前記基準通報受信間隔を設定
する手段は、通報端末装置から通報データを受信したと
き、その受信時刻を保持すると共に、前回の受信時刻か
ら今回の受信時刻までの通報受信間隔を算出し、該通報
受信間隔を過去の複数回分に亙って保持し、かつ、過去
の複数回分の通報受信間隔から平均通報受信間隔及び最
大通報受信間隔を算出して保持し、該平均通報受信間隔
及び最大通報受信間隔を、それぞれ前記各基準通報受信
間隔として設定する手段を備えたものである。
【0015】また、(3)前記基準通報受信間隔を設定
する手段は、予め定めた最小間隔時間を超える通報受信
間隔を基に前記平均通報受信間隔の算出を行うものであ
る。
【0016】また、(4)前記無通報監視情報を出力す
る手段は、前記無通報時間が、前記平均通報受信間隔を
超えたことを検出した時点で無通報監視情報を出力する
手段と、前記最大通報受信間隔を超えたことを検出した
時点で無通報監視情報を出力する手段と、予め設定され
た制限時間を超えたことを検出した時点で無通報監視情
報を出力する手段と、を備えたものである。
【0017】また、(5)前記無通報監視情報を出力す
る手段は、当該通報端末装置の装置番号情報と共に、過
去の複数回分の通報受信間隔又は前記平均通報受信間隔
若しくは最大通報受信間隔を、表示又は印字する手段を
備えたものである。
【0018】また、(6)前記無通報監視情報を出力す
る手段は、手動操作によって指定された任意の通報端末
装置について、その通報端末装置の装置番号情報と共
に、過去の複数回分の通報受信間隔又は前記平均通報受
信間隔若しくは最大通報受信間隔を、表示又は印字する
手段を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の無通報監視機能を
備えた異常監視通報システムの構成を示す。通報端末装
置5−1、センタ装置5−2の通信処理装置5−21及
び一般電話回線網5−3は、前述した図5に示したもの
と同様であるので重複した説明は省略する。
【0020】一方、センタ装置5−2内のデータ処理装
置5−22内には図1に示すように、無通報監視対象端
末設定部1−1、無通報監視タイマ1−2、基準通報受
信間隔設定部1−3及び無通報監視情報出力部1−4を
新たに備える。
【0021】無通報監視対象端末設定部1−1は、1台
の通報端末装置について1情報を記憶保持する領域を有
し、各通報端末装置5−1から送信される初期通報デー
タ又は試験通報データに含まれる定時通報設定情報が、
定時通報を行わない旨の設定値であった場合に、該通報
端末装置5−1を無通報状態監視対象の端末装置として
設定する。
【0022】無通報監視タイマ1−2は、無通報状態監
視対象の通報端末装置毎に設定され、該通報端末装置の
連続する無通報時間を観測する。基準通報受信間隔設定
部1−3は、無通報状態監視対象の通報端末装置毎に、
過去の通報データの通報間隔を基に算出した複数の基準
通報受信間隔を設定する。
【0023】より具体的に説明すると、基準通報受信間
隔設定部1−3は、無通報状態監視対象の通報端末装置
から通報データを受信すると、その受信時刻を保持する
と共に、前回の受信時刻から今回の受信時刻までの通報
受信間隔を算出し、該通報受信間隔を過去の複数回分に
亙って保持し、かつ、過去の複数回分の通報受信間隔か
ら、平均通報受信間隔及び最大通報受信間隔を、無通報
監視対象の通報端末装置毎に算出して保持する。
【0024】なお、通報データとしては、センサ類の定
期点検や保守時等に送信される通報データ、異常監視の
動作開始時や動作解除時に送信される通報データなど通
常の異常監視動作において送信される通報データ、偶発
的又は擬似的な異常検知により送信される通報データ等
がある。
【0025】無通報監視情報出力部1−4は、無通報監
視タイマ1−2により観測された無通報時間が、基準通
報受信間隔設定部1−3で設定された各基準通報受信間
隔を超えたことを検出する毎に、その通報端末装置を特
定する装置情報を含む無通報監視情報を出力して、監視
者に通知する。
【0026】以下、通報端末装置の無通報状態を監視し
て出力する動作フローについて、図2乃至4を参照して
説明する。図2は通報端末装置を無通報状態監視対象に
設定するフローを示す。
【0027】センター装置は、通報端末装置から初期通
報データ、試験通報データ又は定時通報データを受信す
ると、それらを着信時刻と共に最新着信データとして格
納する(2−1)と共に、初期通報データ又は試験通報
データに含まれている定時通報設定条項から、該通報端
末装置が定時通報を行わない「定時通報設定無し」の通
報端末装置であるか、定時通報を行う「定時通報設定有
り」の通報端末装置であるかを判定し(2−2)、「定
時通報設定無し」の通報端末装置である場合には、該通
報端末装置に対して無通報状態の監視対象とする設定を
行い(2−3)、「定時通報設定有り」の通報端末装置
である場合には、該通報端末装置に対して無通報状態の
監視対象としない設定を行う(2−4)。定時通報デー
タを受信した場合は、該通報端末装置に対して判定なし
に、無通報状態の監視対象としない設定を行う(2−
5)。
【0028】図3は、通報端末装置からの通報の基準通
報受信間隔を設定するフローを示し、図2に示すフロー
によって無通報状態の監視対象とされた通報端末装置か
ら受信された過去の通報データを基に、無通報状態の判
断基準とする通報受信間隔、即ち平均通報受信間隔及び
最大通報受信間隔を設定するフローを示す。
【0029】センター装置は、通報端末装置から送信さ
れた通報データを受信すると、それらを着信時刻と共に
最新着信データとして格納する(3−1)と共に、該通
報端末装置が前述の図2のフローによって無通報監視対
象に設定された通報端末装置であるかどうかを調べ(3
−2)、無通報監視対象である場合は、前回の受信時刻
から今回の受信時刻までの通報受信間隔(着信間隔)を
算出して一時的に格納する(3−3)。
【0030】そして、上記の通報受信間隔(着信間隔)
が予め定められた最小間隔時間以上であるかどうかを判
定し(3−4)、最小間隔時間以上であれば、過去に受
信した複数の通報データの各通報受信間隔(着信間隔)
のうち最古のものを棄却し、それと入れ替えて最新の通
報受信間隔(着信間隔)を格納し、該最新の通報受信間
隔(着信間隔)を含む過去の通報受信間隔(着信間隔)
を基に平均通報受信間隔を算出して格納する(3−
5)。
【0031】前述の判定(3−4)において、通報受信
間隔(着信間隔)が予め定められた最小間隔時間以上で
あるかどうかを判定する理由は、センサのチャタリング
の他に、同一の通報端末装置から一つの通報事象として
複数の通報データが短時間に連続して送信される場合が
あり、そのような場合、無通報監視タイムアップ判断の
基準値とする平均通報受信間隔が極端に短い時間となっ
てしまい、無通報判断の基準値として不適切な値となる
ことを防ぐため、通報受信間隔(着信間隔)が最小間隔
時間以下であった場合は、該通報受信間隔(着信間隔)
を棄却し、以降の保持・記憶記処理は行わず、無通報監
視タイマのリセットと再起動のみ行う(3−8)。
【0032】更に、最新の通報受信間隔(着信間隔)
が、過去に受信した複数の通報データの各通報受信間隔
(着信間隔)のうちの最大間隔よりも大きいかどうかを
判定し(3−6)、大きい場合にはこの最新の通報受信
間隔(着信間隔)を最大通報受信間隔として格納する
(3−7)。
【0033】上記の判定(3−6)において、最新の通
報受信間隔(着信間隔)が過去の最大通報受信間隔より
も小さい場合には、該最大通報受信間隔を変更すること
なく、無通報監視タイマをリセットして再起動する(3
−8)。
【0034】図4は、無通報時間が各基準通報受信間隔
を超えたことを検出する毎に無通報監視情報を出力する
フローを示す。前述の図3のフローにおいて無通報監視
タイマのリセット/再起動(3−8)を行った後、セン
タ装置は、無通報監視タイマのカウント値が平均通報受
信間隔以上となったかどうかを判定する(4−1)。
【0035】無通報監視タイマのカウント値が平均通報
受信間隔以上となった場合、平均通報時間を超えて無通
報状態であると判断し、当該通報端末装置を特定する情
報(端末装置番号、監視物件名、連絡先等)、及び該通
報端末装置についての無通報監視に係る監視情報(無通
報監視タイマのカウント値、最新通報受信時刻、過去の
通報受信間隔、平均通報受信間隔、最大通報受信間隔)
を、平均通報時間無通報状態の端末装置検出データとし
て出力し、CRT等に画像表示し、警報出力等と共に監
視者に通知する(4−2)。
【0036】平均通報時間無通報状態の端末装置検出デ
ータを出力した後でも、無通報監視タイマにより引き続
き無通報監視を行い、無通報監視タイマのカウント値が
最大通報受信間隔以上となったかどうかを判定する(4
−3)。
【0037】無通報監視タイマのカウント値が最大通報
受信間隔以上となった場合、最大通報時間を超えて無通
報状態であると判断し、当該通報端末装置を特定する情
報(端末装置番号、監視物件名、連絡先等)、及び該通
報端末装置についての無通報監視に係る監視情報(無通
報監視タイマのカウント値、最新通報受信時刻、過去の
通報受信間隔、平均通報受信間隔、最大通報受信間隔)
を、最大通報時間無通報状態の端末装置検出データとし
て出力し、CRT等に画像表示し、警報出力等と共に監
視者に通知する(4−4)。
【0038】更に、最大通報時間無通報状態の端末装置
検出データを出力した後でも、無通報監視タイマにより
引き続き無通報監視を行い、無通報監視タイマのカウン
ト値が予め定められた制限間隔以上となったかどうかを
判定する(4−5)。
【0039】無通報監視タイマのカウント値が制限間隔
以上となった場合、制限間隔時間を超えて無通報状態で
あると判断し、同様に当該通報端末装置を特定する情報
(端末装置番号、監視物件名、連絡先等)、及び該通報
端末装置についての無通報監視に係る監視情報(無通報
監視タイマのカウント値、最新通報受信時刻、過去の通
報受信間隔、平均通報受信間隔、最大通報受信間隔)
を、制限間隔時間無通報状態の端末装置検出データとし
て出力し、CRT等に画像表示し、警報出力等と共に監
視者に通知する(4−6)。
【0040】センタ装置において監視者は、平均通報時
間無通報状態の端末装置検出データ、最大通報時間無通
報状態の端末装置検出データ、又は制限間隔時間無通報
状態の端末装置検出データの出力表示を見て確認し、そ
れらの無通報監視情報に基づいて無通報状態の通報端末
装置の確認作業が必要かどうかを判断することができ
る。
【0041】以上のようにセンタ装置において、無通報
状態の通報端末装置が自動的に検出されて表示されるた
め、監視者は無通報状態の通報端末装置を見落とすこと
なく確実に発見することができ、確認が必要な通報端末
装置に対して、現地確認者を通報端末装置の設置現場へ
派遣し、テスト通報を行うことにより通報端末装置の通
報動作及び回線状態の正常性を確認する。
【0042】或いは、通報端末装置に受信機能がある場
合は、センタ装置から試験指令を送信して通報端末装置
にテスト通報を実行させ、通報端末装置の通報動作及び
回線状態の正常性を確認することができる。
【0043】更にセンタ装置では、上記無通報監視によ
る無通報状態が検出されていないときでも、監視者の手
動操作による参照表示要求が行われたとき、前述の無通
報監視に係る監視情報(無通報監視タイマのカウント
値、最新通報受信時刻、過去の通報受信間隔、平均通報
受信間隔、最大通報受信間隔)を出力して表示する機能
を付加することにより、監視者は随時任意の通報端末装
置の通報状況を確認することができ、該通報状況から通
報端末装置の故障や異常を早期発見することができ、異
常監視通報システムにおける通報漏れ等の不具合を早期
に予防することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定時通報の設定が行われていない通報端末装置を識別し
て該通報端末装置を無通報監視対象の端末装置として設
定し、該通報端末装置の過去の通報間隔を基に算定した
各基準通報受信間隔と現時点の無通報状態の間隔とを比
較し、無通報状態を自動的に検出し、その通報端末装置
情報及び無通報状況を出力表示することにより、監視者
は通報データが長期間送信されていない通報端末装置及
びその無通報状況を確実に把握することができ、通報端
末装置の故障及び回線異常を早期に発見することがで
き、異常監視通報システムの信頼性を向上させることが
できる。
【0045】また、異常監視通報システムにおける通常
の運用・動作時に送信される通報データの受信に基づい
て無通報状態の判断を行う構成としたことにより、定時
に通報データを送信して通報監視を行う構成に比べて、
通報監視のための回線接続料金が余分に掛からず、経済
的に無通報状態の監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無通報監視機能を備えた異常監視通報
システムの構成を示す図である。
【図2】本発明による通報端末装置を無通報状態監視対
象に設定するフロー図である。
【図3】本発明による通報端末装置からの基準通報受信
間隔を設定するフロー図である。
【図4】本発明による無通報状態の検出及び無通報監視
情報の出力のフロー図である。
【図5】異常監視通報システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1−1 無通報監視対象端末設定部 1−2 無通報監視タイマ 1−3 基準通報受信間隔設定部 1−4 無通報監視情報出力部 5−1 通報端末装置 5−2 センタ装置 5−21 通信処理装置 5−22 データ処理装置 5−3 一般電話回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA21 AA24 BB12 BB13 BB74 CC02 CC04 CC23 CC27 DD04 DD05 DD08 DD23 DD33 FF01 FF04 FF23 GG10 GG18 GG23 GG29 GG30 GG31 GG43 GG46 GG51 GG56 5K048 AA06 BA34 BA51 CA08 DA02 DC07 EA11 EB12 EB13 FB08 FB11 FC01 GC03 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA22 5K101 KK13 LL01 MM07 NN18 NN21 NN34 RR12 SS07 TT06 UU16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサの状態変化検知時に伝送回線を介
    して通報データを送信する通報端末装置と、該通報端末
    装置からの通報データを受信して出力処理を行うセンタ
    装置とから成る異常監視通報システムにおいて、 通報端末装置から送信される初期通報データ又は試験通
    報データに含まれる定時通報設定情報が、定時通報を行
    わない旨の設定値であった場合に、該通報端末装置を無
    通報状態監視対象として設定する手段と、 無通報状態監視対象の通報端末装置毎に設定され、該通
    報端末装置の連続する無通報時間を観測する無通報監視
    タイマと、 無通報状態監視対象の通報端末装置毎に、過去の通報デ
    ータの通報間隔を基に算出した複数の基準通報受信間隔
    を設定する手段と、 前記無通報監視タイマにより観測された無通報時間が、
    前記各基準通報受信間隔を超えたことを検出する毎に、
    その通報端末装置を特定する装置情報を含む無通報監視
    情報を出力する手段と、 を前記センタ装置に備えたことを特徴とする無通報監視
    機能を備えた異常監視通報システム。
  2. 【請求項2】 前記基準通報受信間隔を設定する手段
    は、通報端末装置から通報データを受信したとき、その
    受信時刻を保持すると共に、前回の受信時刻から今回の
    受信時刻までの通報受信間隔を算出し、該通報受信間隔
    を過去の複数回分に亙って保持し、かつ、過去の複数回
    分の通報受信間隔から平均通報受信間隔及び最大通報受
    信間隔を算出して保持し、 該平均通報受信間隔及び最大通報受信間隔を、それぞれ
    前記各基準通報受信間隔として設定する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無通報監視機能を備え
    た異常監視通報システム。
  3. 【請求項3】 前記基準通報受信間隔を設定する手段
    は、予め定めた最小間隔時間を超える通報受信間隔を基
    に前記平均通報受信間隔の算出を行うことを特徴とする
    請求項2記載の無通報監視機能を備えた異常監視通報シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記無通報監視情報を出力する手段は、
    前記無通報時間が、前記平均通報受信間隔を超えたこと
    を検出した時点で無通報監視情報を出力する手段と、前
    記最大通報受信間隔を超えたことを検出した時点で無通
    報監視情報を出力する手段と、予め設定された制限時間
    を超えたことを検出した時点で無通報監視情報を出力す
    る手段と、を備えたことを特徴とする請求項2又は3記
    載の無通報監視機能を備えた異常監視通報システム。
  5. 【請求項5】 前記無通報監視情報を出力する手段は、
    当該通報端末装置の装置番号情報と共に、過去の複数回
    分の通報受信間隔又は前記平均通報受信間隔若しくは最
    大通報受信間隔を、表示又は印字する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の無通報監
    視機能を備えた異常監視通報システム。
  6. 【請求項6】 前記無通報監視情報を出力する手段は、
    手動操作によって指定された任意の通報端末装置につい
    て、その通報端末装置の装置番号情報と共に、過去の複
    数回分の通報受信間隔又は前記平均通報受信間隔若しく
    は最大通報受信間隔を、表示又は印字する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項5記載の無通報監視機能を備え
    た異常監視通報システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193388A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 貨物警備システムおよび貨物警備方法
US8929243B2 (en) 2012-06-05 2015-01-06 Hitachi, Ltd. Network monitoring device

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