JP2002024814A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002024814A JP2000203840A JP2000203840A JP2002024814A JP 2002024814 A JP2002024814 A JP 2002024814A JP 2000203840 A JP2000203840 A JP 2000203840A JP 2000203840 A JP2000203840 A JP 2000203840A JP 2002024814 A JP2002024814 A JP 2002024814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の方向に走査可能な画像処理装置におい
て、走査が重複する部分のデータの合成時の位置ずれを
高精度に補正すること。 【解決手段】 境界位置検出手段105で検出した読み
取り画像データの境界部に、相関値重みづけ手段106
を用いて境界位置からの距離に応じて境界部分に近いほ
ど相関値の重みづけを大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイメージスキャナ等
の画像読み取り装置に関するものであり、特に自由走査
が可能な画像読み取り装置の画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来よりラインセンサを原稿上で手動で
移動させて画像を取得するハンディタイプの画像読み取
り装置として、例えば、特開平8−107479号公報
に示すようなハンディスキャナタイプの画像読み取り装
置がある。この従来例を図18に示し、この動作原理を
以下に示す。
【0003】図18において、1801はラインイメー
ジセンサからなるセンサ部であり、このセンサ部180
1の両側には一対の車輪(図示せず)があり、この車輪
の移動距離をそれぞれエンコーダ1802a,1802
bにて検出し、走査位置検出回路1803にて原稿18
08上の座標を算出する。
【0004】写像回路1805では、画像バッファ18
04から出力される画像データを高密度化し、位置ずれ
検出回路1807に高密度化画像データを出力する。位
置ずれ検出回路1807では、高密度化画像データと、
画像メモリ1806に記憶されているデータとの相関値
を算出し、算出した相関値を基に走査位置座標を補正し
て写像回路1805に補正位置座標を出力する。写像回
路1805は位置ずれ検出回路1807から出力される
補正位置座標を用いて高密度化データを画像メモリ18
06に記憶することにより画像を形成する。
【0005】次に上記相関値を算出して走査位置座標を
補正する方法について述べる。ハンディスキャナタイプ
の画像読み取り装置では、ラインイメージセンサを自由
に走査できるので、例えば、図19に示すように、走査
1で領域ABCDを読み取り、走査2で領域CDEFを
読み取ることができる。このとき領域CDEGが重なっ
て読み取られる領域であり、この領域を重なり走査領域
と呼んでいる。重なり走査領域については後から走査し
たデータは書き込まず、走査2では領域DFGのデータ
を画像メモリに記憶させることにより画像を形成させ
る。
【0006】しかしながら、走査開始位置を基準点とし
て逐次検出されるエンコーダの値により走査位置を算出
する場合、機械精度、車輪の滑り等により、大きな累積
位置誤差が生じるため、走査1と、走査2とで画像のず
れが生じ、例えば、図19に示すような三角形の画像が
DG線を境界に画像のずれが生じることがある。
【0007】そこで、特開平8−107479号公報で
は、重なり走査領域の、先に読み取って画像メモリに記
憶してある画像データと、後から走査して読み取った画
像データとの相関度合いを示す相関値を算出し、位置ず
れ検出回路1807では、算出した相関値をもとに位置
補正量を算出し、写像回路1805で位置補正量をもと
に位置補正を行って画像バッファのデータを画像メモリ
に写像するようにしている。
【0008】この位置補正の方法について図を用いて説
明する。例えば、図20(a)に示すように、既に画像
メモリ上に重なり走査領域の画像データがあり、図20
(b)に示すように、新たに走査して取得した写像デー
タを写像する場合について考えると、図20(b)の写
像データXnは位置補正を行わない場合には、図20
(a)の画像メモリ上のDm,nの位置に写像されること
になる。この写像データを上下左右斜めにずらし、どの
位置に写像するかを、相関値を算出して決定する。相関
値は相関の度合いを表す値であり、相関値は左斜め上に
ずらした場合の相関値、上にずらした場合の相関値、右
斜め上にずらした場合の相関値というように、全部で9
個の相関値が算出される。例えば、左にずらした場合の
相関値は図21(a)に示すように、写像データと画像
メモリ上の重なり走査領域の画像データとの差分で算出
され、 (相関値)=|Xn−Dm-1,n|+|Xn+1−Dm-1,n+1
+|Xn+2−Dm-1,n+2|・・・ となる。同様に位置をずらさない場合、すなわち中央で
の相関値は図21(b)に示すように、 (相関値)=|Xn−Dm,n|+|Xn+1−Dm,n+1|+|
n+2−Dm,n+2|・・・ で算出される。
【0009】このようにして9個の相関値を算出し、そ
の中で最も小さい値をとる座標位置が相関の最も高い所
となるため、その座標位置に写像データを写像すること
により画像合成を行う。従って、写像位置毎の補正量
(ΔX,ΔY)は図22に示す値となり、走査位置検出
回路で算出された座標位置(X,Y)は位置補正され
て、座標位置(Xh,Yh)となる。 Xh=X+ΔX Yh=Y+ΔY
【0010】このようにして重なり走査領域での写像デ
ータと画像メモリ上の画像データとの差分値から相関値
を求めて位置補正量を算出して位置補正を行った場合、
相関値を算出する領域では位置補正の精度が高いが、こ
の領域は重なり走査領域であるため写像データの書き込
みは行われず、また、新たに写像データを書き込む領域
は相関値を算出していない領域であるため、その境界部
に位置ずれが発生する場合があった。
【0011】例えば、図23(a)に示すような幅1画
素の直線画像を走査1、走査2で読み取り画像合成を行
い、走査1によって図23(b)の画像1に示すデータ
を取得し、走査2において画像2に示すデータを取得し
た場合、合成画像は図23(c)に示すようになり、境
界部で画像のずれが生じる。これは図23(b)で示す
ように、相関値算出範囲では画像1に対して写像を行う
画像2は上側では左側にあり、下側では右側にあるた
め、前述した方法により相関値を算出した場合、位置補
正量ΔX,ΔYは共に0となるため、結果的には位置補
正が行われないまま写像が行われてしまう。走査2によ
る写像データの書きこみは、重なり走査領域では行わな
いため、図23(c)の領域DFGに位置補正が行われ
ないまま写像データが書き込まれるため、画像のずれが
生じる場合があった。なお、図23(b)で読み取った
画像2が黒色でないのは、画像1と区別をするためであ
り、本来は黒色である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置は
以上のように構成されており、走査が重複する部分の既
に画像メモリに書き込まれている画像データと、新たに
取得した画像データとの差分値で算出した相関値を用い
て走査位置の補正を行うようにしているため、重なり領
域以外の領域における画像データとの整合性が考慮され
ておらず、上書きしない画像データと上書きを行う画像
データとの境界で合成後の画像のずれが生じるという問
題点があった。
【0013】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、上書きしない画像データと上書
きを行う画像データとの境界で合成後の画像にずれが生
じることがない画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る画像処理装置は、画像読み取り手段を原稿画像上で任
意の方向に走査して画像データを読み取り、走査位置に
基づいて上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像
処理装置において、上記画像記憶手段に新たに書き込む
画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像デ
ータとの境界位置からの距離を算出する境界位置算出手
段と、上記画像読み取り手段により読み取られる上記原
稿画像の走査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段
に書き込まれている画像データと、これに続く原稿画像
の読み取りによって新しく取得された画像データとの相
関を算出し、該算出した相関値に、上記境界位置算出手
段により算出された境界位置からの距離に応じて重みづ
けを行う相関値重みづけ手段と、上記重みづけされた相
関値を用いて、上記既に画像記憶手段に書き込まれてい
る画像データに、新しく取得された画像データを加算す
る際の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを備えた
ものである。
【0015】また、本発明の請求項2にかかる画像処理
装置は、上記請求項1記載の画像処理装置において、上
記相関値重みづけ手段は、上記境界位置算出手段によっ
て算出された境界位置から、予め定められた距離内にあ
る上記新しく取得された画像データに対してのみ相関値
を算出するものである。
【0016】また、本発明の請求項3にかかる画像処理
装置は、画像読み取り手段を原稿画像上で任意の方向に
走査して画像データを読み取り、走査位置に基づいて上
記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理装置に
おいて、画像読み取り手段により読み取られる上記原稿
画像の走査が重複する部分の画像データの輪郭情報を抽
出する輪郭情報抽出手段と、上記走査が重複する部分
の、既に上記画像記憶手段に書き込まれている画像デー
タと、これに続く原稿画像の読み取りによって新しく取
得された画像データとの相関値に対して、上記抽出され
た輪郭情報に基づいて重みづけを行う相関値重みづけ手
段と、上記重みづけした相関値を用いて、上記既に画像
記憶手段に書き込まれている画像データに、新しく取得
された画像データを加算する際の位置ずれを補正する位
置ずれ補正手段とを備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項4にかかる画像処理
装置は、上記請求項3記載の画像処理装置において、上
記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、それに
隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置から
の距離を算出する境界位置算出手段を備え、上記相関重
みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に書き込む画像
データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像データ
との境界位置からの距離と、上記輪郭情報とに基づいて
重みづけを行うものである。
【0018】また、本発明の請求項5にかかる画像処理
装置は、上記請求項4記載の画像処理装置において、上
記相関重みづけ手段は、上記走査が重複する部分の画像
データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き込む画
像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像デー
タとの境界位置から一定の距離内に位置する画像データ
を選択し、選択した画像データの輪郭情報により重みづ
けを行うものである。
【0019】また本発明の請求項6にかかる画像処理装
置は、画像読み取り手段を原稿画像上で任意の方向に走
査して画像データを読み取り、走査位置に基づいて上記
画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理装置にお
いて、上記画像読み取り手段により読み取られる上記原
稿画像の走査が重複する部分の画像データのばらつき度
合いを表す分散値を算出する分散値算出手段と、上記走
査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段に書き込ま
れている画像データと、これに続く原稿画像の読み取り
によって新しく取得された画像データとの相関値を算出
し、この相関値に対して、上記算出された分散値に基づ
いて重みづけを行う相関値重みづけ手段と、上記重みづ
けした相関値を用いて、上記既に画像記憶手段に書き込
まれている画像データに、新しく取得された画像データ
を加算する際の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段と
を備えたものである。
【0020】また、本発明の請求項7にかかる画像処理
装置は、上記請求項6記載の画像処理装置において、上
記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により読
み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像デ
ータのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域内の画
像データの標準偏差値で算出し、重みづけを行うもので
ある。
【0021】また、本発明の請求項8にかかる画像処理
装置は、上記請求項6記載の画像処理装置において、上
記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により読
み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像デ
ータのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域内の画
像データの最大値と最小値の差で算出し、重みづけを行
うものである。
【0022】また、本発明の請求項9にかかる画像処理
装置は、上記請求項8記載の画像処理装置において、上
記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、それに
隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置から
の距離を算出する境界位置算出手段を備え、上記相関値
重みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に書き込む画
像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像デー
タとの境界位置からの距離と、上記ばらつき度合いを表
す分散値とにより重みづけを行うものである。
【0023】また、本発明の請求項10にかかる画像処
理装置は、上記請求項9記載の画像処理装置において、
上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により
読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像
データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き込む画
像データと、それに隣接する画像記憶手段上の画像デー
タとの境界位置から一定の距離内に位置する画像データ
を選択し、選択した画像データのばらつき度合いを表す
分散値により重みづけを行うものである。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の請求項1、請求項2に記載された発明を、実施の形態
1として、図を参照しながら説明する。図1は本実施の
形態1にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、101はラインイメージセンサな
どからなる画像読取手段、102は画像読み取り手段1
01によって読み取られた画像データを蓄積する画像バ
ッファ、103は写像手段であり、受信した画像データ
を所定の場所に転送するためのものである。また、10
4は最初に読み取った画像データ、及び位置補正後の画
像データを記録する画像記憶手段、105は順次走査し
て読み取った画像の境界位置を算出する境界位置算出手
段、106は上記算出された境界位置に基づいて、先に
読み込んだ画像データと次に読み込んだ画像データとの
相関値に重み付けを行う相関値重みづけ手段、107は
上記画像読取手段101の移動量を検出するエンコーダ
などからなる移動量検出手段、108は移動量検出手段
107より出力されるデータに基づいて画像読み取り手
段101の位置情報を生成する位置情報生成手段、10
9は上記画像記録手段104に記録された画像データ
と、この画像データよりも時間的に後に読み取られた写
像手段103からの画像データとの相関値を算出する位
置ずれ補正手段である。
【0025】図1において、画像読取手段101にて、
原稿画像(図示せず)を任意の方向に走査して読取画像
を取得すると同時に、移動量検出手段107にて移動量
が検出される。位置情報生成手段108では、検出され
た移動量から位置情報を生成する。この位置情報生成方
法について図2を用いて説明する。
【0026】図2は、車輪Aと車輪Bとがセンサ部の両
側にあるハンディスキャナを、車輪Aが位置P(XA
0,YA0)、車輪Bが位置P(XB0,YB0)にあ
る場合を基準位置として走査する場合の移動の様子を表
す図である。Lは車輪Aと車輪Bの車輪間の距離を表し
ている。基準位置から微小距離移動したときの車輪Aの
座標をP(XA1,YA1)とし、車輪Bの座標をP
(XB1,YB1)とする。また、この位置の基準位置
からの角度をθ1で表す。車輪Aの移動距離をdA1、
車輪Bの移動距離をdB1とすると、上記角度θ1は、 θ1=(dB1−dA1)/L で算出される。さらに、微小時間後に車輪Aは次の座標
P(XA2,YA2)に移動し、車輪Bは座標P(XB
2,YB2)に移動した場合の移動角度をθ2で表す
と、車輪Aの移動距離をdA2、車輪Bの移動距離をd
B2とすると上記角度θ2は、 θ2=(dB2−dA2)/L で近似できる。また微小時間の移動ということで、円弧
の長さと弦の長さが等しいものとし、座標XA1,YA
1,XB1,YB1が既知であるとすれば、座標XA
2,YA2,XB2,YB2は上記既知の座標XA1,
YA1,XB1,YB1を用いて次式で近似できる。
【0027】 XA2=XA1+dA*cos(θ1+θ2/2) YA2=YA1−dA*sin(θ1+θ2/2) XB2=XB1+dB*cos(θ1+θ2/2) YB2=YB1−dB*sin(θ1+θ2/2)
【0028】このようにして車輪Aと車輪Bの位置座標
が算出されるが、センサと車輪との位置関係は既知であ
って、センサの位置を算出することができるので、これ
により、読み取り画像の座標位置を算出することができ
ることになる。
【0029】相関値重みづけ手段106では、写像手段
103からの読取画像データと、画像記憶手段104か
らのデータとの相関値を算出するが、その際に、境界位
置算出手段105によって、画像記憶手段104に記憶
してある画像データと、時間的に後に読み取った画像デ
ータとから算出された境界位置からの距離に応じて相関
値に重みづけを行う。以下に、その動作内容を図3を参
照して詳しく説明する。
【0030】図3に示すように、走査1において領域A
BCDを写像して画像記憶手段104に記憶し、走査2
において領域CDEFを写像する場合について述べる。
ここでEFのライン上の画像データを写像する場合、従
来の技術で説明したように、EFライン上のデータをそ
のままの位置で写像するのではなく、走査1にて予め写
像されて画像記憶手段104に記憶されている画像デー
タとの相関値を算出し、相関値が最も小さくなる位置に
EFライン上のデータを写像する。
【0031】この場合、領域CDEGは重なり走査領域
となるため、この領域のデータは上書き処理をせず、新
たに得られた領域DFGの領域の画像を写像して画像記
憶手段104に記憶させる。従って、EFライン上のデ
ータを写像する場合、GFライン上のデータが新たに画
像記憶手段104に記憶されることになる。
【0032】相関値はEG上のラインデータと、予め写
像されて画像記憶手段104に記憶されている画像デー
タとの差分値で算出する。例えば、差分値はEGライン
上のE点では図4に示すように、注目画素E点の画像デ
ータと、画像記憶手段104に記憶されている画像デー
タの画素データとの差分値を絶対値で算出し、その差分
値をG点まで積算し相関値を算出する。相関値は左斜め
上にずらした場合の相関値、上にずらした場合の相関
値、右斜め上にずらした場合の相関値というように、全
部で9個の相関値が算出される。例えば、位置をずらさ
ない場合、すなわち中央での相関値は図4に示すよう
に、写像データと画像記憶手段104上の重なり走査領
域の画像データとの差分で算出され、差分値をE点から
G点まで加算していくことにより相関値が算出される。
【0033】本発明の実施の形態1では、相関値を算出
する際に、境界G点からの距離に応じた重みづけを差分
値に対して行う点が特徴である。例えば、図5に示すよ
うに重み係数を算出し、E点からG点にかけての差分値
に図5に示す係数kを乗じて重みづけを行い、次式のよ
うに相関値を算出する。 (相関値)=|Xn−Dm,n|*k+|Xn+1−Dm,n+1
*k・・・
【0034】重みづけを行った差分値を合計して相関値
を算出し、相関値が最も小さい方向が写像位置になるよ
うに位置ずれ補正手段109によって位置ずれを補正
し、補正した位置をもとに写像手段103で写像を行
う。写像された結果は画像記憶手段104に記憶され
る。
【0035】このように重みづけを行うことで、G点に
近い領域での差分値がより大きく相関値に影響すること
になり、境界部でのずれを小さくすることができる。例
えば、従来の技術の説明で用いた画像で説明すると、図
6(a)に示すように、走査1で画像1、走査2で画像
2が得られた場合、境界線BDに近い範囲の差分値に重
みづけして相関値を算出するため、画像2は1画素左側
にずらして写像する場合が最も相関値が小さくなる。そ
こで、画像2を1画素左側にずらして写像した場合、図
6(b)のようになり、図23(c)に示した従来の合
成画像画像と比較してずれが目立たなくなることがわか
る。
【0036】このように本実施の形態によれば、境界位
置算出手段105で検出した読み取り画像データの境界
部に、相関値重みづけ手段106を用いて境界位置から
の距離に応じて境界部分に近いほど相関値の重みづけを
大きくすることで、書き込みを行う画像データと、すで
に画像記憶手段104に記憶してある画像との境界部分
がより精度よく合成されるため、画像のずれを小さくす
ることができる。
【0037】なお、この重みづけ係数は図7の特性Aに
示すように、境界に近い領域だけの相関値を算出するよ
うにしてもよいし、図7の特性Bに示すようにGE間の
距離に関係なく、境界からの固定された距離に対する重
みづけとしてもよい。また、係数kの特性も境界からの
距離に応じて係数kの値が小さくなるものであれば図
5、図7の特性に限るものではない。
【0038】また、重なり走査領域について後から走査
して得られたデータを上書きするのではなく、後から走
査した写像データを常に写像する場合には、図6(b)
において、領域CDEFが写像され、EFライン上で画
像記憶データと写像データとの境界はE点になるので、
E点を境界として境界から近い領域の差分値に重みづけ
を行い写像を行う構成としてもよい。
【0039】(実施の形態2)以下に、本発明の請求項
3、請求項4、及び請求項5に記載された発明を、実施
の形態2として、図を参照しながら説明する。図8は本
実施の形態2にかかる画像処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。図8において、図1と同一符号は同一また
は相当部分を示し、805は走査が重複する部分の画像
データのエッジの大きさを算出するエッジ抽出手段、8
06は上記算出されたエッジの大きさに基づいて、先に
読み込んだ画像データと次に読み込んだ画像データとの
相関値に重み付けを行う相関値重みづけ手段である。
【0040】基本的な動作は実施の形態1と同じである
が、本実施の形態2では、境界からの距離に応じて相関
値の重みづけを行うのではなく、読み取り画像のエッジ
の大きさに応じて相関値の重みづけを行い写像を行う点
が異なる。相関値を算出する場合、図9に示すように、
画像データが存在する領域の差分データの重みづけを、
画像データがない領域の重みづけに対して大きくしたほ
うが、より画像合成精度を向上させることができる。そ
こで画像がある領域かどうかをエッジを算出することで
判断し、またそのエッジの大きさで重みづけを行う。
【0041】すなわち、画像読取手段101にて読み取
った画像が一旦画像バッファ102に蓄えられ、写像す
るライン上のエッジをエッジ抽出手段805にて抽出
し、エッジの大きさに応じて相関値に重みづけを行う。
エッジは、例えば、図10に示すように、EFライン上
の画像データを写像する場合、ライン上の画像データか
らラプラシアンフィルタを用いて抽出することができ
る。すなわち、写像を行う画像の注目画素Di,jの周囲
画素から以下に示す数式1にて算出することができる。
【数1】 数式1において||は絶対値を示す算術記号である。こ
のエッジの大きさに応じて相関値に重みづけを行う。例
えば、図11に示すように、エッジの大きさに応じてエ
ッジが大きい場合には重みづけを大きくし、小さい場合
には重みづけを小さくする。このようにして実施の形態
1と同様の方法で、算出した重みづけを差分値に乗じ、
重みづけされた差分値を重なり走査領域で積算すること
により相関値を算出する。例えば、図4において、位置
をずらさない場合、すなわち中央での相関値は、 (相関値)=|Xn−Dm,n|*k+|Xn+1−Dm,n+1
*k・・・ というように算出される。次に算出した相関値をもとに
位置ずれ補正手段109を用いて位置ずれ補正を行い、
写像手段103にて画像の合成を行う。
【0042】このように本実施の形態によれば、エッジ
抽出手段805で読み取り画像データのエッジを抽出
し、相関値重みづけ手段806を用いてエッジの大きさ
に応じてエッジが大きいほど相関値の重みづけを大きく
することで、書き込みを行う画像データと、すでに画像
記憶手段104に記憶してある画像との境界部分がより
精度よく合成されるため、画像のずれを小さくすること
ができる。
【0043】なお、エッジの大きさに対する重みづけ係
数kは図11に示す特性のものに限るものではなく、エ
ッジが大きいほど重みづけ係数が大きくなる特性であれ
ばよい。また、エッジの算出方法についてもラプラシア
ンフィルタに限るものではなく、例えば、SOBELフ
ィルタ等を用いてもよい。
【0044】また、エッジにより相関値に重みづけを行
う際に、実施の形態1で述べたように、境界からの距離
により相関値に重みづけを同時に行うようにしてもよ
い。この場合のブロック図を図12に示す。境界位置を
実施の形態1で述べた方法で、境界位置算出手段105
にて算出し、境界位置からの距離に応じた重みづけ係数
k1を算出し、エッジ抽出手段805により、エッジの
大きさに応じた重みづけ係数k2を算出し、差分値にk
1、k2を乗じて加算して相関値を算出する。例えば、
図4において、位置をずらさない場合、すなわち中央で
の相関値は、 (相関値)=|Xn−Dm,n|*k1*k2+|Xn+1
m,n+1|*k1*k2・・・ というように算出される。
【0045】上記得られた相関値をもとに、相関値重み
づけ手段1207によって重みづけ処理を行い、写像手
段103を用いて画像記憶手段104に記録を行う。
【0046】このように境界からの位置と、エッジの大
きさとにより重みづけを行って相関値を算出することに
より、合成精度を向上させることができる。また、この
場合、境界位置からの距離に応じた重みづけ係数を算出
するのではなく、境界からある一定の距離内、例えば1
00画素内にある重なり走査領域の画像データのみを選
択し、選択した画像データの輪郭情報により重みづけを
行って相関値を算出するようにしてもよい。境界位置か
ら一定距離内の画像を選択して相関値を算出することに
より処理時間を短縮して画像合成精度を向上させること
ができる。
【0047】(実施の形態3)以下に、本発明の請求項
7、請求項8、請求項9、及び請求項10に記載された
発明を実施の形態3として、図を参照しながら説明す
る。図13は本実施の形態3の画像処理装置の構成を示
すブロック図である。図13において、図1と同一符号
は同一、または相当部分を示し、1305は走査が重な
る部分の画像データの分散値を算出する分散値算出手
段、1306は上記算出された相関値の大きさに基づい
て、先に読み込んだ画像データと次に読み込んだ画像デ
ータとの相関値に重み付けを行う相関値重みづけ手段で
ある。
【0048】本実施の形態3では、画像データのばらつ
き度合いを表す分散値により相関値の重みづけを行う点
を特徴としている。この分散値を算出する方法として標
準偏差値を算出する方法がある。標準偏差値は、ある領
域内の画像データの平均値を算出し、領域内の画素毎に
平均値との二乗和を算出し、その平方根を算出すること
で標準偏差値を算出できる。
【0049】スキャナ等の画像読み取り装置で網点原稿
を読み取った場合、原稿画像を画素に分解する際のサン
プリング周波数と、原稿画像の網点の周波数との干渉に
よって、読み取り画像に特有の繰り返しパターン、いわ
ゆるモアレが生じる。このモアレは変化のない一様なパ
ターン、例えば、灰色1色で描かれているような画像の
平坦な部分にでやすいので、上記実施の形態2で述べた
ように、エッジで相関値に重みづけをした場合、写真等
では問題ないものの、網点画像ではデータの変化のない
平坦な部分にエッジが発生するため、画像データのない
平坦な部分に重みづけされてしまう場合がある。
【0050】そこで写像する画像の注目画素と、その周
囲画素とから標準偏差値を算出して、その標準偏差値を
もとに相関値の重みづけを行う。これにより、平坦な部
分にでるモアレは繰り返しパターンであるから、標準偏
差値をとると値が小さくなり、画像が変化している場所
では標準偏差値は大きくなるから、より正確に相関値の
重みづけを行うことができる。
【0051】例えば、図14に示すように、車と背景の
画像があり、背景部分にモアレが生じている場合、背景
部分の領域Aでの画像の階調毎のデータの分布数は図1
5(a)に示すようになり、画像データの分散が少ない
ことが分かる。車が存在する領域Bでの画像の階調毎の
データの分布数は図15(b)に示すようになり、画像
データの分散が大きいことがわかる。この分散の度合い
を標準偏差値で算出する。
【0052】標準偏差値は図10に示すように、写像を
行う注目画素Di,jとその周囲画素がある場合、まずこ
の領域の画素データの平均値を算出し、算出した平均値
から以下に示す数式2で算出することができる。
【数2】 算出した標準偏差値から分散値を算出し相関値重みづけ
手段1306によって重みづけを行う。なお、図10の
例では、縦横3画素の領域となっているが、これに限る
ものではなく、より広い範囲で分散値を算出するように
してもよい。
【0053】分散値から重みづけ係数を算出する場合の
重みづけ係数の一例を図16に示す。図16に示すよう
に、分散値が大きいほど重みづけ係数を大きくする。
【0054】相関値は、算出した分散値kを差分値に乗
じて積算することで算出できる。例えば、図4におい
て、位置をずらさない場合、すなわち中央での相関値
は、 (相関値)=|Xn−Dm,n|*k+|Xn+1−Dm,n+1
*k・・・ というように算出される。
【0055】このように本実施の形態によれば、分散値
算出手段1305で読み取り画像データの分散値を算出
し、相関値重みづけ手段1306を用いて分散値の大き
さに応じて分散値が大きいほど相関値の重みづけを大き
くすることで、書き込みを行う画像データと、すでに画
像記憶手段104に記憶してある画像との境界部分がよ
り精度よく合成されるため、画像のずれを小さくするこ
とができる。
【0056】なお、上記分散値については、標準偏差値
で算出するのではなく、注目画素とその周囲画素で最も
値の大きい画像データと最も値の小さい画像データとの
差をとって分散値としてもよい。この場合、分散値の算
出処理が簡単になり、処理時間も短縮することができ
る。
【0057】また、分散値により相関値に重みづけを行
う際に、上記実施の形態1で述べたように、境界からの
距離により相関値に重みづけを同時に行うようにしても
よい。この場合のブロック図を図17に示す。境界位置
を実施の形態1で述べた方法で、境界位置算出手段10
5にて算出し、境界位置からの距離に応じた重みづけ係
数k1を算出し、分散値算出手段1305によりエッジ
の大きさに応じた重みづけ係数k2を算出し、差分値に
k1、k2を乗じて加算して相関値を算出する。例え
ば、図4において、位置をずらさない場合、すなわち中
央での相関値は、 (相関値)=|Xn−Dm,n|*k1*k2+|Xn+1
m,n+1|*k1*k2・・・ というように算出される。
【0058】上記得られた相関値をもとに、相関値重み
づけ手段1707によって重みづけ処理を行い、写像手
段103を用いて画像記憶手段104に記録を行う。
【0059】このように境界からの位置と、エッジの大
きさとにより重みづけを行って相関値を算出することに
より、合成精度を向上させることができる。また、この
場合、境界位置からの距離に応じた重みづけ係数を算出
するのではなく、境界からある一定の距離内、例えば、
100画素にある重なり走査領域の画像データのみを選
択し、選択した画像データの分散値により重みづけを行
って相関値を算出するようにしてもよい。境界位置から
一定距離内の画像を選択して相関値を算出することによ
り処理時間を短縮して画像合成精度を向上させることが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
画像処理装置によれば、画像読み取り手段を原稿画像上
で任意の方向に走査して画像データを読み取り、走査位
置に基づいて上記画像データを画像記憶手段に記憶する
画像処理装置において、上記画像記憶手段に新たに書き
込む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画
像データとの境界位置からの距離を算出する境界位置算
出手段と、上記画像読み取り手段により読み取られる上
記原稿画像の走査が重複する部分の、既に上記画像記憶
手段に書き込まれている画像データと、これに続く原稿
画像の読み取りによって新しく取得された画像データと
の相関を算出し、該算出した相関値に、上記境界位置算
出手段により算出された境界位置からの距離に応じて重
みづけを行う相関値重みづけ手段と、上記重みづけされ
た相関値を用いて、上記既に画像記憶手段に書き込まれ
ている画像データに、新しく取得された画像データを加
算する際の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを備
え、新たに画像記憶手段に書き込む画像データと、それ
に隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置か
らの距離によって相関値に重みづけを行うようにしたの
で、画像合成(加算)精度を向上させることができると
いう効果が得られる。
【0061】また、本発明の請求項2に係る画像処理装
置によれば、上記請求項1記載の画像処理装置におい
て、上記相関値重みづけ手段は、上記境界位置算出手段
によって算出された境界位置から、予め定められた距離
内にある上記新しく取得された画像データに対してのみ
相関値を算出するようにしたので、処理時間を短縮で
き、また、画像合成(加算)精度を向上させることがで
きるという効果が得られる。
【0062】また、本発明の請求項3に係る画像処理装
置によれば、画像読み取り手段を原稿画像上で任意の方
向に走査して画像データを読み取り、走査位置に基づい
て上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理装
置において、画像読み取り手段により読み取られる上記
原稿画像の走査が重複する部分の画像データの輪郭情報
を抽出する輪郭情報抽出手段と、上記走査が重複する部
分の、既に上記画像記憶手段に書き込まれている画像デ
ータと、これに続く原稿画像の読み取りによって新しく
取得された画像データとの相関値に対して、上記抽出さ
れた輪郭情報に基づいて重みづけを行う相関値重みづけ
手段と、上記重みづけした相関値を用いて、上記既に画
像記憶手段に書き込まれている画像データに、新しく取
得された画像データを加算する際の位置ずれを補正する
位置ずれ補正手段とを備えたものとしたので、輪郭情報
により相関値に重みづけを行うことで画像がある場所の
相関値に重みづけを行うことができ、画像合成(加算)
精度を向上させることができるという効果が得られる。
【0063】また、本発明の請求項4に係る画像処理装
置によれば、上記請求項3記載の画像処理装置におい
て、上記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、
それに隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位
置からの距離を算出する境界位置算出手段を備え、上記
相関重みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に書き込
む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像
データとの境界位置からの距離と、上記輪郭情報とに基
づいて重みづけを行うようにしたので、境界位置からの
距離と共に、輪郭情報に基づいて重みづけを行うため、
より画像合成(加算)精度を向上させることができると
いう効果が得られる。
【0064】また、本発明の請求項5に係る画像処理装
置によれば、上記請求項4記載の画像処理装置におい
て、上記相関重みづけ手段は、上記走査が重複する部分
の画像データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き
込む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画
像データとの境界位置から一定の距離内に位置する画像
データを選択し、選択した画像データの輪郭情報により
重みづけを行うようにしたので、境界位置から一定距離
内の画像を選択して相関値を算出することにより、処理
時間を短縮して画像合成(加算)精度を向上させると共
に、輪郭情報も相関値の重み付けに用いることで、さら
に画像合成(加算)精度を向上させることができるとい
う効果が得られる。
【0065】また、本発明の請求項6に係る画像処理装
置によれば、画像読み取り手段を原稿画像上で任意の方
向に走査して画像データを読み取り、走査位置に基づい
て上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理装
置において、上記画像読み取り手段により読み取られる
上記原稿画像の走査が重複する部分の画像データのばら
つき度合いを表す分散値を算出する分散値算出手段と、
上記走査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段に書
き込まれている画像データと、これに続く原稿画像の読
み取りによって新しく取得された画像データとの相関値
を算出し、この相関値に対して、上記算出された分散値
に基づいて重みづけを行う相関値重みづけ手段と、上記
重みづけした相関値を用いて、上記既に画像記憶手段に
書き込まれている画像データに、新しく取得された画像
データを加算する際の位置ずれを補正する位置ずれ補正
手段とを備えたものとしたので、上記分散値により画像
がある場所の相関値に重みづけを行うことができ、画像
合成(加算)精度を向上させることができるという効果
が得られる。
【0066】また、本発明の請求項7に係る画像処理装
置によれば、上記請求項6記載の画像処理装置におい
て、上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段に
より読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の
画像データのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域
内の画像データの標準偏差値で算出し、重みづけを行う
ようにしたので、分散値が標準偏差値で算出されること
により、正確に画像データのばらつき度合いが表され、
画像がある場所を正確に求めることができ、また、画像
がある場所に重みづけを行うため、画像合成(加算)精
度を向上させることができるという効果が得られる。
【0067】また、本発明の請求項8に係る画像処理装
置によれば、上記請求項6記載の画像処理装置におい
て、上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段に
より読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の
画像データのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域
内の画像データの最大値と最小値の差により算出し、重
みづけを行うようにしたので、分散値をある領域内の画
像データの最大値と最小値の差で算出することで簡単に
分散値を算出でき、画像がある場所に重みづけを行うた
め、画像合成(加算)精度を向上させることができると
いう効果が得られる。
【0068】また、本発明の請求項9に係る画像処理装
置によれば、上記請求項8記載の画像処理装置におい
て、上記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、
それに隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位
置からの距離を算出する境界位置算出手段を備え、上記
相関値重みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に書き
込む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画
像データとの境界位置からの距離と、上記ばらつき度合
いを表す分散値とにより重みづけを行うようにしたの
で、境界位置からの距離によって相関値に重みづけを行
うと共に、分散値でも重みづけを行うため、より画像合
成(加算)精度を向上させることができるという効果が
得られる。
【0069】また、本発明の請求項10に係る画像処理
装置によれば、上記請求項9記載の画像処理装置におい
て、上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段に
より読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の
画像データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き込
む画像データと、それに隣接する画像記憶手段上の画像
データとの境界位置から一定の距離内に位置する画像デ
ータを選択し、選択した画像データのばらつき度合いを
表す分散値により重みづけを行うようにしたので、境界
位置から一定距離内の画像を選択して相関値を算出する
ことにより、処理時間を短縮して画像合成精度を向上さ
せると共に、分散値も相関値算出に用いることで、さら
に画像合成(加算)精度を向上させることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態1における画像処理装置の座標
算出処理を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態1における画像処理装置の走査
方法を説明するための図である。
【図4】上記実施の形態1における画像処理装置の相関
値を算出する方法を説明するための図である。
【図5】上記実施の形態1における画像処理装置の相関
値重みづけ係数を説明するための図である。
【図6】上記実施の形態1における画像処理装置の画像
合成結果を説明するための図である。
【図7】上記実施の形態1における画像処理装置の相関
値重みづけ係数を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】上記実施の形態2における画像処理装置による
エッジによる重みづけを説明するための図である。
【図10】上記実施の形態2における画像処理装置を用
いたエッジ算出、及び上記実施の形態3における画像処
理装置を用いた分散値算出を説明するための図である。
【図11】上記実施の形態2における画像処理装置の相
関値重みづけ係数を説明するための図である。
【図12】本発明の実施の形態2における画像処理装置
の変形例である、エッジと境界位置に基づいて重みづけ
を行う画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態3における画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図14】上記実施の形態3における画像処理装置を用
いた分散値の算出を説明するための一例としての画像を
示す図である。
【図15】上記実施の形態3における画像処理装置にお
いて、図14に示した画像の領域毎の階調分布を説明す
るための図である。
【図16】上記実施の形態3における画像処理装置の相
関値重みづけ係数を説明するための図である。
【図17】上記実施の形態3における画像処理装置の変
形例である、分散値と境界位置に基づいて重みづけを行
う画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図18】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図19】従来の画像処理装置を用いた画像合成による
画像のずれを説明するための図である。
【図20】従来の画像処理装置を用いて相関値を算出す
る方法を説明するための図である。
【図21】従来の画像処理装置を用いて相関値を算出す
る方法を説明するための図である。
【図22】従来の画像処理装置を用いて相関値を算出す
る方法を説明するための図である。
【図23】従来の画像処理装置を用いた画像合成結果を
示す図である。
【符号の説明】
101 画像読み取り手段 102 画像バッファ 103 写像手段 104 画像記憶手段 105 境界位置算出手段 106,806,1207,1306,1707 相関
値重みづけ手段 107 移動量検出手段 108 位置情報生成手段 109 位置ずれ補正手段 805 エッジ抽出手段 1305 分散値算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 BA03 BB02 CB09 CB22 CB23 CB25 DC09 DC20 5B057 AA11 BA02 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC03 CE10 CH08 CH18 DA07 DA08 DA17 DC16 DC34 5C072 AA01 BA10 PA02 UA11 UA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段を原稿画像上で任意の
    方向に走査して画像データを読み取り、走査位置に基づ
    いて上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理
    装置において、 上記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、それ
    に隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置か
    らの距離を算出する境界位置算出手段と、 上記画像読み取り手段により読み取られる上記原稿画像
    の走査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段に書き
    込まれている画像データと、これに続く原稿画像の読み
    取りによって新しく取得された画像データとの相関を算
    出し、該算出した相関値に、上記境界位置算出手段によ
    り算出された境界位置からの距離に応じて重みづけを行
    う相関値重みづけ手段と、 上記重みづけされた相関値を用いて、上記既に画像記憶
    手段に書き込まれている画像データに、新しく取得され
    た画像データを加算する際の位置ずれを補正する位置ず
    れ補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 上記相関値重みづけ手段は、上記境界位置算出手段によ
    って算出された境界位置から、予め定められた距離内に
    ある上記新しく取得された画像データに対してのみ相関
    値を算出することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像読み取り手段を原稿画像上で任意の
    方向に走査して画像データを読み取り、走査位置に基づ
    いて上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理
    装置において、 画像読み取り手段により読み取られる上記原稿画像の走
    査が重複する部分の画像データの輪郭情報を抽出する輪
    郭情報抽出手段と、 上記走査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段に書
    き込まれている画像データと、これに続く原稿画像の読
    み取りによって新しく取得された画像データとの相関値
    に対して、上記抽出された輪郭情報に基づいて重みづけ
    を行う相関値重みづけ手段と、 上記重みづけした相関値を用いて、上記既に画像記憶手
    段に書き込まれている画像データに、新しく取得された
    画像データを加算する際の位置ずれを補正する位置ずれ
    補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、 上記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、それ
    に隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置か
    らの距離を算出する境界位置算出手段を備え、 上記相関重みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に書
    き込む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の
    画像データとの境界位置からの距離と、上記輪郭情報と
    に基づいて重みづけを行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、 上記相関重みづけ手段は、上記走査が重複する部分の画
    像データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き込む
    画像データの、それに隣接する画像記憶手段上の画像デ
    ータとの境界位置から一定の距離内に位置する画像デー
    タを選択し、選択した画像データの輪郭情報により重み
    づけを行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像読み取り手段を原稿画像上で任意の
    方向に走査して画像データを読み取り、走査位置に基づ
    いて上記画像データを画像記憶手段に記憶する画像処理
    装置において、 上記画像読み取り手段により読み取られる上記原稿画像
    の走査が重複する部分の画像データのばらつき度合いを
    表す分散値を算出する分散値算出手段と、 上記走査が重複する部分の、既に上記画像記憶手段に書
    き込まれている画像データと、これに続く原稿画像の読
    み取りによって新しく取得された画像データとの相関値
    を算出し、この相関値に対して、上記算出された分散値
    に基づいて重みづけを行う相関値重みづけ手段と、 上記重みづけした相関値を用いて、上記既に画像記憶手
    段に書き込まれている画像データに、新しく取得された
    画像データを加算する際の位置ずれを補正する位置ずれ
    補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、 上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により
    読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像
    データのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域内の
    画像データの標準偏差値で算出し、重みづけを行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の画像処理装置において、 上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により
    読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像
    データのばらつき度合いを表す分散値を、ある領域内の
    画像データの最大値と最小値の差で算出し、重みづけを
    行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像処理装置において、 上記画像記憶手段に新たに書き込む画像データの、それ
    に隣接する画像記憶手段上の画像データとの境界位置か
    らの距離を算出する境界位置算出手段を備え、 上記相関値重みづけ手段は、上記新たに画像記憶手段に
    書き込む画像データの、それに隣接する画像記憶手段上
    の画像データとの境界位置からの距離と、上記ばらつき
    度合いを表す分散値とにより重みづけを行うことを特徴
    とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像処理装置におい
    て、 上記相関重みづけ手段は、上記画像読み取り手段により
    読み取られる上記原稿画像の走査が重複する部分の画像
    データのなかで、新たに上記画像記憶手段に書き込む画
    像データと、それに隣接する画像記憶手段上の画像デー
    タとの境界位置から一定の距離内に位置する画像データ
    を選択し、選択した画像データのばらつき度合いを表す
    分散値により重みづけを行うことを特徴とする画像処理
    装置。
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