JP2002024423A - データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、設備関連サービス提供方法、および設備データ管理方法 - Google Patents

データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、設備関連サービス提供方法、および設備データ管理方法

Info

Publication number
JP2002024423A
JP2002024423A JP2000368843A JP2000368843A JP2002024423A JP 2002024423 A JP2002024423 A JP 2002024423A JP 2000368843 A JP2000368843 A JP 2000368843A JP 2000368843 A JP2000368843 A JP 2000368843A JP 2002024423 A JP2002024423 A JP 2002024423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
user
collection device
equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000368843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3723074B2 (ja
Inventor
Yukio Miura
幸雄 三浦
Kenji Hasebe
憲次 長谷部
Shigeru Hirano
茂 平野
Naoki Kamitaki
直樹 上滝
Hiroyoshi Ueda
裕喜 上田
Kenji Kuroumaru
賢治 九郎丸
Naotaka Iwamoto
直孝 岩本
Mitsuhide Ishima
光英 石間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000368843A priority Critical patent/JP3723074B2/ja
Publication of JP2002024423A publication Critical patent/JP2002024423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3723074B2 publication Critical patent/JP3723074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイト内で収集したプラントデータを即時的
にデータセンター側に送信可能とする。送信されたプラ
ントデータをデータセンター側で随時保存して適切に管
理可能とする。 【解決手段】 ユーザを特定する情報、そのユーザに提
供するサービス情報、およびそのユーザに属するデータ
収集装置5を特定する装置ID、を含むユーザ関連情報
をユーザごとに記憶するユーザ関連情報ファイル24、
送受信手段18,21によって受信された各データ収集
装置からの前記装置ID付きの設備データを保存するプ
ラントデータファイル23、ユーザ関連情報の装置ID
に基づいて、対応するユーザの設備データをプラントデ
ータファイル23から抽出し、この抽出した設備データ
を用いてそのユーザ関連情報におけるサービス情報に対
応する処理を実行し、その結果を送受信手段によってユ
ーザに送信させる処理手段22を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントデータを
処理するサービスに関するものであり、特に、プラント
データの解析、診断、あるいは、種々の報告書作成など
のサービスをメーカやデータ管理を行う業者等(以下、
保管管理者と総称する)においてタイムリーに行うため
の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電所等のプラントには、多種多様の設
備があり、それらの設備の運転状態を把握するために、
プラントの各部に数多くのセンサが取り付けられると共
に、サイト内にデータサーバや業務端末が設置されてい
る。そして、各センサからのセンサ信号は、プラントの
運転を制御する制御用計算機に取り込まれ、制御用デー
タとして即時的に利用される一方で、制御用計算機ある
いはその他のデータ収集装置からプラントデータとして
データサーバに定期的に送信され、履歴データとして蓄
積される。なお、データによっては、業務端末からマニ
ュアル入力で入力される場合もあり、このようなマニュ
アル入力されたデータも、制御用計算機からのデータと
同様に、プラントデータの一部としてデータサーバに蓄
積される。
【0003】このようにデータサーバに蓄積されたプラ
ントデータは、定期的に集計して詳細な解析や診断処理
を行う必要があるが、そのようなサービスは、プラント
のメーカが行うのが通例である。その一方で、従来、各
プラントのデータサーバへのアクセスは、各プラントの
サイト内からのみ可能であり、サイト外からアクセスす
ることは基本的に不可能である。このことから、従来、
メーカが各サイトのプラントデータの解析や診断などの
サービスを行うためには、メーカの担当者が各サイトに
行ってそのサイト内の業務端末上でそのまま設備データ
の解析・診断を行うか、あるいは、必要なデータを取り
出して持ち帰り、戻ってから詳細な解析・診断を行って
いた。
【0004】また、サイト内においては、プラントの運
転状態を常時把握するために、必要な項目についての帳
票を日常的に作成している。このような帳票の作成に当
たっては、サイト内の業務端末上で各種のプラントデー
タを検索・表示出力し、その表示出力されたプラントデ
ータに基づいて、サイト内の運転員が、必要な各項目を
順次手書きで記入している。この場合、帳票の項目とし
ては、表示されたプラントデータを単純に記入する項目
だけでなく、通常は、必要に応じて複数のデータを関連
付けたり、関連情報を付加する必要がある項目や、一定
の計算作業が必要な計算項目等を含んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術によるプラントデータの取扱には、次の
ような問題点があった。まず、データの流れが、サイト
内で蓄積したプラントデータをメーカが解析・診断す
る、という単一方向の流れであるため、サイト側におい
てもメーカ側においても負担が大きい上、タイムリーな
サービスが困難であるという問題があった。
【0006】すなわち、サイト内に設けられたデータサ
ーバにプラントデータが保存されるため、データの解析
・診断についてはメーカ側が行っても、データバックア
ップやデータサーバの管理については、サイト内の運転
員の負担となっていた。また、メーカ側についても、遠
隔地サイト内のデータサーバに直接アクセスすることが
できないことから、各サイトのプラントデータの解析や
診断などのサービスを行うためには、メーカ側の担当者
が遠隔地サイトまで出向く必要があった。さらに、サイ
ト内の業務端末上でプラントデータの詳細な解析・診断
ができず、データを持ち帰ってからそのような解析・診
断処理を行う場合には、解析・診断結果をサイト側に提
供するまでに長時間経過してしまうこともあった。
【0007】この問題に対し、メーカ側にデータサーバ
を設置し、サイト内で収集したプラントデータを通信ネ
ットワークを介してメーカ側のデータサーバに送信する
ことも考えられている。しかしながら、複数のサイトか
らプラントデータが同時にメーカ側に送信された場合、
伝送が集中してデータサーバやネットワークが高負荷に
なり、動作異常や通信異常を生じる可能性がある。
【0008】また、サイト内においては、運転員が手書
きで帳票を作成しているため、作業者の記入ミスを生じ
た場合には、ミス自体の手書きによる修正、関係する計
算項目の再計算と修正が必要となり、さらにミスした値
が他の帳票に関連していた場合にはその帳票について再
計算・修正が必要となるなど、修正作業に非常に工数が
かかっていた。これに対して、帳票の作成や修正作業を
計算機により機械的に行うことも考えられるが、この場
合には、プラントデータファイル上にデータを修正した
変更の記録が残らない、データ修正により再度表示・印
刷が必要な帳票を人間系で見つける必要があるなどの問
題があった。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
サイト内で収集したプラントデータをメーカなどの保管
管理者側に送信可能とし、かつ、その送信されたプラン
トデータを保管管理者側で随時保存して適切に管理可能
とすることにより、メーカやメーカ以外の保管管理者に
よるプラントデータの解析や診断などのサービス提供を
タイムリーに実現可能とするための、通信ネットワーク
利用の装置や方法を提供することである。また、ユーザ
に対しても、独自にデータサーバを設けプラントデータ
を管理するのに比べ、設備投資費用、管理労力等の面で
負担を軽減することも本発明の目的の一つである。
【0010】さらに、そのような通信ネットワーク利用
の装置や方法において、プラントデータの送信時におけ
る伝送集中を防止して、動作異常や通信異常の可能性を
低減することも、本発明の目的の一つである。また、そ
のような通信ネットワーク利用の装置や方法において、
プラントの運転状態を把握するためにサイト内で作成し
ている帳票の作成や修正作業を効率的に実現可能とする
とともに、その修正履歴データを残すことも、本発明の
目的の一つである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ユーザの設備のデータを収集するデー
タ収集装置を、通信ネットワークを介してデータサーバ
に接続し、このデータサーバにユーザ関連情報を記憶さ
せると共に設備データを蓄積させ、ユーザ関連情報や装
置IDに基づいて設備データを処理するように構成した
ことにより、保管管理者側に設置したデータサーバによ
って、遠隔地サイトの設備に関する設備データを適切に
管理できるようにしたものである。
【0012】請求項1に記載の発明は、各ユーザの設備
のデータを収集する各データ収集装置から送信された前
記設備データを通信ネットワーク経由で受信し、この設
備データを用いて所定の処理を実行し、その結果をユー
ザに送信するデータサーバにおいて、データを送受信す
る送受信手段と、ユーザを特定する情報、そのユーザに
提供するサービス情報、およびそのユーザに属するデー
タ収集装置を特定し得る装置識別情報を導出可能な情
報、を含むユーザ関連情報をユーザごとに記憶する記憶
手段と、前記送受信手段によって受信された各データ収
集装置からの前記装置識別情報付きの設備データを保存
する保存手段と、前記記憶手段に記憶された前記ユーザ
関連情報の前記装置識別情報を導出可能な情報に基づい
て、対応するユーザの設備データを前記保存手段から抽
出し、この抽出した設備データを用いてそのユーザ関連
情報における前記サービス情報に対応する処理を実行
し、その結果を前記送受信手段によってユーザに送信さ
せる処理手段と、を備え、前記設備データは、データ収
集装置における入力時刻と入力したデータ値に関する情
報を含んでおり、前記サービス情報は、設備データに含
まれるデータ項目の種類に関するデータ項目情報と、帳
票の種別、各種別の帳票に含まれるデータ項目とその表
示形式に関する帳票情報とを含んでおり、かつ、各デー
タ収集装置に対応する情報として、各データ収集装置か
ら送られてくる設備データ内におけるデータ項目の順序
に関する順序情報と、各データ項目のデータ長に関する
データ長情報を含んでおり、前記保存手段は、データ収
集装置から送信された設備データが前記送受信手段によ
って受信された場合に、そのデータ収集装置に対応する
前記順序情報と前記データ長情報に基づいて、その受信
された設備データから前記各データ項目に対応するデー
タ値を抽出して前記データ項目情報と関連付けて保存す
るように構成され、前記処理手段は、前記サービス情報
に対応する処理として帳票を作成する処理を行う帳票作
成手段を有し、この帳票作成手段は、処理対象となる設
備データから表示すべき前記データ項目情報と前記入力
時刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の
形式で表示出力可能な帳票表示データを作成するように
構成された、ことを特徴とするものである。
【0013】なお、本発明において重要な用語の定義は
次の通りである。「設備」は、主に発変電所や工場など
の各種のプラントを構成する各設備を表す用語であり、
一般的に設備と称されるものに限らず、そのような設備
に付随する装置や設備に含まれる各種機器など、プラン
トを構成する各種の構成要素を含んでいる。また、設備
はプラントを構成するものに限らず、家電機器や水道設
備など、電気信号や光信号などによりその状態やプロセ
ス量などを取り込めるもの全てを含む。「設備データ」
は、設備のデータ、すなわち、各設備に関するデータを
表す用語であり、特に、各種のセンサからの検出値など
の、動的なデータを表しており、いわゆるプラントデー
タやプロセスデータを含むが、設備仕様などの静的な固
定的データのみから成るデータは除く。
【0014】「通信ネットワーク」は、通信が可能な各
種のネットワークを含むが、通常の場合は、インターネ
ットなどの広域ネットワークを使用することが考えられ
る。「ユーザを特定する情報」は、ユーザを特定可能な
各種の情報を含む概念であり、例えば、ユーザの氏名ま
たは名称、所在地、電話番号などのユーザに固有の情報
などが含まれる。「サービス情報」は、例えば、診断、
解析、帳票作成、収集した設備データの表示・変更等の
ユーザに提供するサービスに関する情報であり、そのサ
ービスに利用する各種の情報やサービスを実行するため
に必要な情報を含む。「データ収集装置」は、データを
入力して送信する機能を有するもの全てを含み、この装
置が自動的にデータ入力を行うか、外部から例えばキー
入力によりデータ入力を行うかは問わない。したがっ
て、端末もこの機能を有する限りデータ収集装置に含ま
れる。「ユーザに属するデータ収集装置」とは、必ずし
もデータ収集装置の所有権・管理責任がユーザに有ると
いう意味に限定されるものではなく、そのユーザの設備
のデータを収集するデータ収集装置という意味である。
【0015】「装置識別情報」とは、データ収集装置を
識別するための情報で、いわゆる装置IDを含む。通
常、送信先アドレス、送信元アドレス、制御フィール
ド、データフィールドを有する伝送フレームでは、送信
元アドレスに装置識別情報(装置ID)を設定するが、
必ずしも、それに限定されるものではなく、制御フィー
ルドやデータフィールド等のデータを用いてデータ収集
装置を識別する場合は、これら識別に必要なデータを併
せて装置識別情報という。「装置識別情報を導出可能な
情報」は、装置識別情報自体の他、一定の演算を施して
装置識別情報を導くことができる情報を含む。例えば、
いわゆるユーザIDに、そのユーザにおけるデータ収集
装置の番号(1台目ならNO.1、2台目ならNO.2
等)を加えて、装置識別番号とする場合は、このユーザ
IDとそのユーザにおけるデータ収集装置の番号が装置
識別情報を導出可能な情報ということができる。
【0016】「ユーザごとに記憶」は、ユーザ関連情報
の中で、あるユーザを指定したとき、そのユーザを特定
する情報やそのユーザに提供するサービス情報などが抽
出できるよう関連付けられて記憶されておれば足り、必
ずしもユーザごとにソーティングされている必要はな
い。「保存」は、恒久的保存のほか、揮発性メモリ等へ
の一時的な保存も含む。「データサーバ」とは、一般に
各種データを扱うサーバをいう。「ユーザ識別情報」と
は、ユーザを識別するための情報で、いわゆるユーザI
Dを含む。「ユーザ識別情報を導出可能な情報」は、ユ
ーザ識別情報自体の他、一定の演算を施してユーザ識別
情報を導くことができる情報を含む。例えば、いわゆる
装置IDに対して、下位桁をマスクしてユーザIDとす
る場合は、この装置IDとマスクする下位桁の情報が、
ユーザ識別情報を導出可能な情報ということができる。
なお、ユーザとデータ収集装置が1対1の関係にある
時、ユーザ識別情報と装置識別情報を同様に扱うことも
可能である。
【0017】上記のような構成を有する請求項1に記載
の発明によれば、各ユーザの設備データを、通信ネット
ワークを介して即時的にデータサーバに送信することが
でき、かつ、その送信された設備データを、ユーザを特
定する情報や装置識別情報等のユーザ関連情報に基づい
てデータサーバで適切に管理することができる。したが
って、サイトごとにデータサーバを設置する必要がなく
なり、保管管理者側に設けた単一のデータサーバで遠隔
地に位置する複数のユーザの設備データを即時的に管理
することができるため、保管管理者によるプラントデー
タの解析や診断などのサービス提供をタイムリーに実現
することができる。また、ユーザ側でデータバックアッ
プやデータサーバの管理を行う必要がなくなるため、ユ
ーザ側の負担を軽減できる。
【0018】さらに、データサーバ側で機械的に帳票を
作成して、作成した帳票をユーザに即時的に送信するこ
とができるため、ユーザ側においては、作成された帳票
を端末上で表示出力するだけで、容易に内容を把握でき
る。また、機械的に帳票を作成することから、手作業に
よる記入ミスなどの可能性がなくなり、そのようなミス
に起因する修正や再計算などの作業が不要になるため、
ユーザ側の負担を一層軽減できる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
データサーバにおいて、前記処理手段は、その前記帳票
作成手段によって作成された前記帳票表示データが、ユ
ーザ側の端末上で表示出力され、その表示された帳票中
のデータ値がユーザにより修正され、この修正されたデ
ータ値、このデータ値に対応する入力時刻情報、データ
項目情報、および、ユーザ識別情報もしくは装置識別情
報、を含む情報がユーザから送信され、前記送受信手段
によって受信された場合に、この受信された情報に基づ
いて、前記保存手段によって保存されている元データを
特定し、この元データを前記修正されたデータ値に置き
換える変更手段を有することを特徴とするものである。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
データサーバにおいて、前記保存手段は、その前記変更
手段によって変更されたデータの変更履歴を保存するよ
うに構成され、前記処理手段は、前記保存手段に保存さ
れた変更履歴を検索し、その結果を変更履歴情報として
出力する変更履歴検索手段を有することを特徴とするも
のである。請求項4に記載の発明は、請求項2または3
記載のデータサーバにおいて、前記処理手段は、その前
記変更手段によって変更された結果、再度計算が必要に
なったデータ項目について計算を行う計算手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれか1つに記載のデータサーバにおいて、前記
処理手段は、その前記変更手段によってデータが変更さ
れた場合に、前記記憶手段に記憶された帳票種別情報の
中から、データ変更が生じた帳票種別情報を検索し、そ
の結果を関連帳票情報として出力する関連帳票検索手段
を有することを特徴とするものである。
【0022】上記のような構成を有する請求項2〜8に
記載の発明によれば、ユーザ側において、端末上で帳票
を表示出力し、必要に応じて画面上で適宜データを修正
するだけで、その修正内容がそのままデータサーバ側に
送られ、自動的にデータ変更が行われる。したがって、
帳票修正作業を極めて簡略化することができ、ユーザ側
の負担を軽減できる。特に、請求項3の発明によれば、
変更履歴を保存することができるため、ユーザ側におい
ては、この変更履歴を端末上で表示出力し、容易に確認
することができる。
【0023】また、請求項4の発明によれば、データ変
更に伴って必要となる再計算についても、データサーバ
側で行われるため、帳票修正作業におけるユーザ側の負
担をさらに軽減できる。そしてまた、請求項5の発明に
よれば、データ変更に応じて修正が必要となる関連帳票
についても、ユーザ側の端末上でその帳票種別情報を一
覧表示等の形式で表示出力できるため、ユーザ側におい
ては、修正が必要となる関連帳票を人間系で検討する必
要なく、端末上の表示出力から容易に確認することがで
きる。したがって、関連帳票の修正作業においても、ユ
ーザ側の負担を軽減できる。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれか1つに記載のデータサーバにおいて、前記
帳票作成手段は、帳票中に異常値が存在する場合に、そ
の異常値の存在を明示するための付加情報を含む帳票表
示データを作成するように構成されたことを特徴とする
ものである。請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
データサーバにおいて、前記付加情報は、前記異常値
を、予め設定された基準値からの逸脱度合いに応じたフ
ォントサイズで表示させるための情報を含むことを特徴
とするものである。請求項8に記載の発明は、請求項6
または7記載のデータサーバにおいて、前記付加情報
は、前記異常値を表示する欄の見出し部分の色を他の見
出し部分と異なる色で表示させるための情報を含むこと
を特徴とするものである。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項6ないし
8のいずれか1つに記載のデータサーバにおいて、前記
付加情報は、その異常値の個数を表示させるための情報
を含むことを特徴とするものである。請求項10に記載
の発明は、請求項6ないし9のいずれか1つに記載のデ
ータサーバにおいて、前記付加情報は、その異常値を一
覧表示させるための情報を含むことを特徴とするもので
ある。
【0026】上記のような構成を有する請求項6〜10
に記載の発明によれば、異常値の存在をフォントサイズ
や見出し部分の色等で明示することができるため、ユー
ザは、端末上で表示出力された帳票の中で、その異常値
の存在を容易に把握することができる。例えば、帳票が
大きなデータシートとなった場合に、ウインドウをスク
ロールさせながら異常値を探す作業には相当な手間を要
するが、異常値の存在を明示するこれらの発明によれ
ば、異常値のフォントサイズや見出し部分の色等で、ス
クロール中でも異常値の存在を容易に判別可能であるた
め、異常値を探す作業を格段に容易にすることができ
る。したがって、帳票修正作業におけるユーザ側の負担
をさらに軽減できる。
【0027】特に、請求項7の発明によれば、ユーザ
は、異常値のフォントサイズに応じて逸脱度合いを視覚
的に瞬時に把握できるため、その異常値の原因の判断も
容易になる。また、請求項8の発明によれば、ユーザ
は、スクロールさせながら見出し部分のみを目視するだ
けで、異常値の存在を容易に把握することができる。さ
らに、請求項9や請求項10の発明によれば、異常値の
個数表示や一覧表示を行うことにより、ユーザは、異常
値全体を容易に把握することができる。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項2ない
し10のいずれか1つに記載のデータサーバにおいて、
前記帳票作成手段は、ユーザによって設定された帳票の
各出力項目の検索条件を管理するように構成されたこと
を特徴とするものである。請求項12に記載の発明は、
請求項11記載のデータサーバにおいて、前記帳票作成
手段は、ユーザの要求に応じて前記各出力項目の検索条
件を一覧表示させるための出力項目表示データを出力す
るように構成されたことを特徴とするものである。請求
項13に記載の発明は、請求項11または12記載のデ
ータサーバにおいて、前記帳票作成手段は、ユーザから
の日付指定要求に応じて、管理している前記各出力項目
の日付を一括変更するように構成されたことを特徴とす
るものである。
【0029】上記のような構成を有する請求項11〜1
3に記載の発明によれば、帳票の各出力項目すなわち各
セルに設定された検索条件をデータサーバ側で管理する
ことにより、ユーザは、各セルの検索条件を端末上で表
示出力して容易に確認することができる。特に、請求項
12の発明によれば、検索条件を一覧表示できるため、
確認作業が極めて容易となり、かつ、セルごとの条件比
較や類似条件の確認効率を向上できる。また、請求項1
3の発明によれば、帳票の各セルに設定された日付情報
をデータサーバ側で一括変更することにより、ユーザ側
で各セルごとに日付変更を行う必要がなくなり、日付情
報変更作業が極めて容易となり、かつ、個別変更に伴う
日付変更漏れや変更ミスなどをなくすことができる。
【0030】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3記載の発明を、情報処理システム全体の観点から把握
したものであり、各ユーザの設備のデータを収集して送
信する各データ収集装置と、通信ネットワーク経由で前
記設備データを受信し、この設備データを用いて所定の
処理を実行し、その結果をユーザに送信するデータサー
バとを含む情報処理システムにおいて、前記データサー
バは、請求項1ないし13に記載されたデータサーバの
中から選択されることを特徴とするものである。この発
明によれば、選択されたデータサーバに応じて、前述し
た請求項1〜13について記載した作用効果と同様の作
用効果が得られる。
【0031】請求項15に記載の発明は、請求項14記
載の情報処理システムにおいて、各データ収集装置は、
入力したデータに入力時刻を付加して保存する入力デー
タ保存手段と、前記入力データ保存手段に保存されたデ
ータを送信する時刻を設定する送信時刻設定手段とを備
え、システムに含まれる少なくとも二つのデータ収集装
置は、前記送信時刻設定手段により異なる送信時刻が設
定されていることを特徴とするものである。なお、「入
力時刻」は、データ収集装置にデータを取り込んだ時刻
のほか、データ収集装置がデータを収集するためにスキ
ャニングを掛けた時刻など、厳密にはデータ収集装置の
種類によりデータに付される時刻が異なることが考えら
れるが、時刻については厳密性は問わず、これらをすべ
て含む趣旨である。この発明によれば、複数のユーザか
らの各設備データがデータサーバに同時に送信されるこ
とを防止できるため、データサーバやネットワークの負
荷を分散化し、ハードウェア資源を有効活用できると共
に、高負荷による動作異常や通信異常を防止することが
できる。
【0032】請求項16に記載の発明は、請求項1記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、コンピュータ読取可能な記憶媒体の観
点から把握したものであり、コンピュータシステムを用
いて、各ユーザの設備のデータを収集するデータ収集装
置から送信された前記設備データを通信ネットワーク経
由で受信し、この設備データを用いて所定の処理を実行
し、その結果をユーザに送信するためのプログラムを記
憶した、コンピュータ読取可能な記憶媒体において、前
記プログラムは、前記プログラムは、ユーザを特定する
情報、そのユーザに提供するサービス情報、およびその
ユーザに属するデータ収集装置を特定し得る装置識別情
報を導出可能な情報、を含むユーザ関連情報をユーザご
とに記憶する処理と、各データ収集装置から送信された
前記装置識別情報付きの設備データを受信し、保存する
処理と、前記ユーザ関連情報の前記装置識別情報を導出
可能な情報に基づいて、対応するユーザの設備データを
抽出し、この抽出した設備データを用いてそのユーザ関
連情報における前記サービス情報に対応する処理を実行
し、その結果を出力する処理と、をコンピュータに実行
させるように構成され、前記設備データは、データ収集
装置における入力時刻と入力したデータ値に関する情報
を含んでおり、前記サービス情報は、設備データに含ま
れるデータ項目の種類に関するデータ項目情報と、帳票
の種別、各種別の帳票に含まれるデータ項目とその表示
形式に関する帳票情報とを含んでおり、かつ、各データ
収集装置に対応する情報として、各データ収集装置から
送られてくる設備データ内におけるデータ項目の順序に
関する順序情報と、各データ項目のデータ長に関するデ
ータ長情報を含んでおり、前記設備データを受信し、保
存する処理は、データ収集装置から送信された設備デー
タを受信した場合に、そのデータ収集装置に対応する前
記順序情報と前記データ長情報に基づいて、その受信さ
れた設備データから前記各データ項目に対応するデータ
値を抽出して前記データ項目情報と関連付けて保存する
処理を含んでおり、前記サービス情報に対応する処理
は、処理対象となる設備データから表示すべき前記デー
タ項目情報と前記入力時刻情報に基づいて該当するデー
タ値を抽出し、帳票の形式で表示出力可能な帳票表示デ
ータを作成する処理を含んでいる、ことを特徴とするも
のである。
【0033】請求項17に記載の発明は、請求項1記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、方法の観点から把握したものであり、
各ユーザの設備のデータを収集するデータ収集装置から
送信された前記設備データを通信ネットワーク経由で受
信し、この設備データを用いて所定の処理を実行し、そ
の結果をユーザに提供する情報処理方法において、ユー
ザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス情
報、およびそのユーザに属するデータ収集装置を特定し
得る装置識別情報を導出可能な情報、を含むユーザ関連
情報をユーザごとに記憶する段階と、ユーザを特定し得
るユーザ識別情報を設定してユーザに通知すると共に、
このユーザ識別情報を導出可能な情報を前記ユーザ関連
情報と対応付けて記憶する段階と、各データ収集装置か
ら送信された前記装置識別情報付きの設備データを受信
し、保存する段階と、ユーザに対してユーザ識別情報の
入力を促す段階と、ユーザからユーザ識別情報が入力さ
れた場合に、そのユーザ識別情報を受信し、そのユーザ
識別情報が正しいか否かを判断する段階と、ユーザから
入力されたユーザ識別情報が正しいと判断した場合に、
前記ユーザ識別情報を導出可能な情報およびこれと対応
付けられた前記ユーザ関連情報の前記装置識別情報を導
出可能な情報に基づいて、対応するユーザの設備データ
を抽出し、この抽出した設備データを用いてそのユーザ
関連情報における前記サービス情報に対応する処理を実
行し、その結果をユーザに提供する段階と、を備え、前
記設備データは、データ収集装置における入力時刻と入
力したデータ値に関する情報を含んでおり、前記サービ
ス情報は、設備データに含まれるデータ項目の種類に関
するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別の帳票に含
まれるデータ項目とその表示形式に関する帳票情報とを
含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応する情報と
して、各データ収集装置から送られてくる設備データ内
におけるデータ項目の順序に関する順序情報と、各デー
タ項目のデータ長に関するデータ長情報を含んでおり、
前記設備データを受信し、保存する段階は、データ収集
装置から送信された設備データを受信した場合に、その
データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
目情報と関連付けて保存する段階を含んでおり、前記サ
ービス情報に対応する処理は、処理対象となる設備デー
タから表示すべき前記データ項目情報と前記入力時刻情
報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の形式で
表示出力可能な帳票表示データを作成する処理を含んで
いる、ことを特徴とするものである。
【0034】請求項18に記載の発明は、請求項1記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、データ収集装置取扱業者を介在した別
の方法の観点から把握したものであり、各ユーザの設備
のデータを収集する各データ収集装置から送信された前
記設備データを通信ネットワーク経由で受信し、この設
備データを用いて所定の処理を実行し、その結果をユー
ザに提供する情報処理方法において、ユーザを特定する
情報、そのユーザに提供するサービス情報、を含むユー
ザ関連情報を記憶する段階と、データ収集装置取扱業者
に対して、データ収集装置を特定し得る装置識別情報を
通知すると共に、この装置識別情報を導出可能な情報を
前記ユーザ関連情報と対応付けて記憶する段階と、各デ
ータ収集装置から送信された前記装置識別情報付きの設
備データを受信し、保存する段階と、前記ユーザ関連情
報およびこれと対応付けられた前記装置識別情報を導出
可能な情報に基づいて、対応するユーザの設備データを
抽出し、この抽出した設備データを用いてそのユーザ関
連情報における前記サービス情報に対応する処理を実行
し、その結果をそのユーザに提供する段階と、を備え、
前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
入力したデータ値に関する情報を含んでおり、前記サー
ビス情報は、設備データに含まれるデータ項目の種類に
関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別の帳票に
含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳票情報と
を含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応する情報
として、各データ収集装置から送られてくる設備データ
内におけるデータ項目の順序に関する順序情報と、各デ
ータ項目のデータ長に関するデータ長情報を含んでお
り、前記設備データを受信し、保存する段階は、データ
収集装置から送信された設備データを受信した場合に、
そのデータ収集装置に対応する前記順序情報と前記デー
タ長情報に基づいて、その受信された設備データから前
記各データ項目に対応するデータ値を抽出して前記デー
タ項目情報と関連付けて保存する段階を含んでおり、前
記サービス情報に対応する処理は、処理対象となる設備
データから表示すべき前記データ項目情報と前記入力時
刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の形
式で表示出力可能な帳票表示データを作成する処理を含
んでいる、ことを特徴とするものである。
【0035】請求項19に記載の発明は、請求項1記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、サービスの提供方法という観点から把
握したものであり、各ユーザの設備のデータを収集する
各データ収集装置から送信された前記設備データを通信
ネットワーク経由で受信し、この設備データに基づいて
所定のサービスをユーザに提供する設備関連サービス提
供方法において、ユーザを特定する情報、そのユーザに
提供するサービス内容、およびそのユーザに属するデー
タ収集装置を特定し得る装置識別情報を導出可能な情
報、を含むユーザ関連情報をユーザごとに記憶する段階
と、各データ収集装置から送信された前記装置識別情報
付きの設備データを受信し、保存する段階と、前記ユー
ザ関連情報の前記装置識別情報を導出可能な情報に基づ
いて、対応するユーザの設備データを抽出し、この抽出
した設備データに基づいてそのユーザ関連情報における
前記サービス内容のサービスをユーザに提供する段階
と、を備え、前記設備データは、データ収集装置におけ
る入力時刻と入力したデータ値に関する情報を含んでお
り、前記サービス内容は、設備データに含まれるデータ
項目の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各
種別の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関す
る帳票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に
対応する情報として、各データ収集装置から送られてく
る設備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序
情報と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報
を含んでおり、前記設備データを受信し、保存する段階
は、データ収集装置から送信された設備データを受信し
た場合に、そのデータ収集装置に対応する前記順序情報
と前記データ長情報に基づいて、その受信された設備デ
ータから前記各データ項目に対応するデータ値を抽出し
て前記データ項目情報と関連付けて保存する段階を含ん
でおり、前記サービス内容のサービスは、処理対象とな
る設備データから表示すべき前記データ項目情報と前記
入力時刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳
票の形式で表示出力可能な帳票表示データを作成するサ
ービスを含んでいる、ことを特徴とするものである。こ
こで、「サービス内容」とは、ユーザに提供するサービ
スの具体的な内容のことである。例えば、部品の交換や
保修などが含まれる。
【0036】請求項20に記載の発明は、請求項1記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、データ管理方法という観点から把握し
たものであり、データ収集装置で収集した各ユーザの設
備のデータを保管管理者のデータサーバを用いて保管
し、ユーザの端末上で出力可能とする設備データ管理方
法において、準備段階として、前記保管管理者のデータ
サーバに、送信する設備データ内におけるデータ項目の
順序と、各データ項目のデータ長を含む情報を入力する
段階と、データ収集装置に対して、設備データの送信時
刻とデータ収集装置を特定し得る装置識別情報を設定す
る段階と、を備え、データ蓄積段階として、前記データ
収集装置に設備データを入力する段階と、前記入力され
たデータ値に入力時刻を付して前記データ収集装置に記
憶させる段階と、設定された送信時刻に、前記データ収
集装置に記憶されているデータを装置識別情報と共に前
記保管管理者のデータサーバへ向けて送信することによ
り、前記保管管理者のデータサーバに装置識別情報を導
出可能な情報、データ項目情報、データ値および入力時
刻を関連付けて記憶させる段階と、を備える一方、デー
タ出力段階として、ユーザの端末と通信ネットワークを
介してつながる前記保管管理者のデータサーバとを通信
接続可能にするためのユーザ識別情報を前記端末に入力
する段階と、前記ユーザの端末に表示させるデータに対
応するデータ項目と入力時刻を特定するデータ要求情報
を、前記ユーザの端末から前記保管管理者のデータサー
バへ送信する段階と、前記データ要求情報に応じて、前
記保管管理者のデータサーバから送信されたデータ値を
前記ユーザの端末で受信する段階と、前記受信したデー
タ値を前記ユーザの端末上で表示する段階と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0037】請求項21に記載の発明は、請求項2記載
のデータサーバを選択した場合の請求項14記載の情報
処理システムを、データ管理方法という観点から把握し
たものであり、請求項20記載の設備データ管理方法に
おいて、データ変更段階として、前記端末上で表示され
たデータ値を修正する段階と、前記修正されたデータ
値、これに対応するデータ項目情報、入力時刻情報、お
よび、ユーザ識別情報もしくは装置識別情報、を含む情
報を前記保管管理者のデータサーバに向けて送信するこ
とにより、前記保管管理者のデータサーバに記憶されて
いる対応するデータ値を変更させる段階と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0038】上記のような請求項16〜21の発明によ
れば、前述した請求項1および2について記載した作用
効果と同様の作用効果が得られる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下には、本発明を適用した実施
形態について、図面にしたがって詳細に説明する。な
お、説明の簡略化の観点から、各図を通して同等の構成
要素には同一の符号を付す。
【0040】[1.第1の実施形態] [1−1.第1の実施形態の構成]図1は、本発明の第
1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロ
ック図である。この図1に示すように、本システムは、
ユーザ側の各サイト1とデータセンター2とをインター
ネットなどの通信ネットワーク3を介して接続すること
で構成されている。各サイト1には、プラント4のプラ
ントデータを収集するためのプラントデータ収集装置
5、業務端末6とそれに接続されたプリンタ装置7など
が設けられており、プラントデータ収集装置5と業務端
末6との間は、LAN8によって接続されている。ま
た、データセンター2には、各サイト1からのプラント
データを保存し、管理するためのデータサーバ9が設け
られている。
【0041】より詳細には、プラントデータ収集装置5
は、プラントデータ収集手段11とデータ送受信手段1
2を備えると共に、データファイルとして、プラントデ
ータファイル13とユーザ認証ファイル14を備えてい
る。ここで、プラントデータファイル13は、プラント
データ収集手段11で収集された各プラントデータを一
時的に保存するファイルであり、ユーザ認証ファイル1
4は、予めユーザやそのサイトのプラントデータ収集装
置5に設定された「ユーザID」や「装置ID」を含む
「ユーザ認証」を保存したファイルである。また、業務
端末6は、キーボードやマウスなどの入力部やディスプ
レイなどの出力部を含む入出力部15と、この入出力部
15によってデータの入力や表示を行う入力表示手段1
6、外部出力用の出力手段17、およびデータ送受信手
段18などを備えている。
【0042】一方、プラントデータサーバ9は、データ
送受信手段21と処理手段22を備えると共に、データ
ファイルとして、プラントデータファイル23とユーザ
関連情報ファイル24を備えている。ここで、プラント
データファイル23は、各サイト1のプラントデータ収
集装置5から送信されたプラントデータを保存し、蓄積
するファイルである。また、ユーザ関連情報ファイル
は、ユーザIDや装置IDを含むユーザ認証に関する情
報、およびそのユーザに提供するサービス情報などを含
むユーザ関連情報をユーザごとに記憶したファイルであ
る。さらに、処理手段22は、ファイル23,24に対
して、データ検索やデータ格納を行うデータ検索格納手
段25と、ユーザ認証を識別するためのユーザ識別手段
26を備えている。
【0043】なお、図中では、簡略・明瞭化の観点か
ら、単一のサイト1のみが示されているが、実際のシス
テムにおいては、複数のサイト1が接続されることにな
る。また、図中では、簡略・明瞭化の観点から、プラン
トデータ収集装置5や業務端末6、プラントデータサー
バ9について、本発明に係る特徴的な手段や機能部のみ
を示しているが、実際には、他にも多様な手段や機能
部、関連装置等を有することは明らかである。
【0044】[1−2.プラントデータ管理手順]図2
は、以上のような構成を有する本システムにおいて、デ
ータセンター2のプラントデータサーバ9によるプラン
トデータの管理手順の概略を示すフローチャートであ
る。この図2に示すように、プラントデータの管理に際
して、プラントデータサーバ9は、ユーザからの要求に
応じて保存しているプラントデータを検索・表示出力す
る一方で、新たなプラントデータを受信するごとにそれ
を保存し、蓄積していく。
【0045】図2において、プラントデータサーバ9は
まず、ユーザ側のプラントデータ収集装置5あるいは業
務端末6から送信された装置IDあるいはユーザIDを
含むユーザ認証を識別し(S201)、登録ユーザであ
れば(S202のYES)、ユーザ認識通知を行う(S
203)。そして、送信元がプラントデータ収集装置5
であり、送信内容がプラントデータである場合には(S
204のYES)、そのプラントデータを受信して保存
する(S205)。
【0046】これに対して、送信元が業務端末6であ
り、送信内容がプラントデータ表示要求である場合には
(S204のNO)、そのプラントデータ表示要求に応
答してプラントデータを検索し(S206)、検索結果
をその業務端末6に送信する(S207)。なお、登録
ユーザでない場合には(S202のNO)、送信元へ拒
絶通知を行う(S208)。以下には、このようなプラ
ントデータサーバ9の動作を含むシステム全体の動作
を、プラントデータ保存手順とプラントデータ検索表示
手順について、個別に説明する。
【0047】[1−3.プラントデータ保存手順]図3
は、プラント4で発生するプラントデータが、プラント
データ収集装置5に入力されてからプラントデータサー
バ9のプラントデータファイル23に保存されるまでの
プラントデータ保存手順の概略を示すフローチャートで
ある。
【0048】この図3に示すように、まず、サイト1の
プラントデータ収集装置5は、プラントデータ収集手段
11により、所定の時刻ごとにプラントデータを入力し
(S301)、入力されたプラントデータの各データ値
に入力時刻を付して、プラントデータファイル13に一
時的に保存する(S302)。予め設定された送信時刻
において、プラントデータ収集装置5は、まず、ユーザ
認証ファイル14に記憶されたユーザIDや装置IDを
含むユーザ認証を、データ送受信手段12により、通信
ネットワーク3を介してデータセンター2のプラントデ
ータサーバ9に送信する(S303)。
【0049】このようにデータ収集装置5から送信され
たユーザ認証は、プラントデータサーバ9のデータ送受
信手段21で受信され、処理手段22のユーザ識別手段
26によって識別される(S304)。この識別の結
果、そのユーザ認証に示されたユーザが、ユーザ関連情
報ファイル24内に登録された登録ユーザであれば(S
305のYES)、プラントデータサーバ9は、そのプ
ラントデータ収集装置5に対してユーザ認識通知を行う
(S306)。
【0050】このユーザ認識通知を受信したプラントデ
ータ収集装置5は、プラントデータファイル13に一時
的に保存したプラントデータを、データ送受信手段12
により、通信ネットワーク3を介してプラントデータサ
ーバ9に送信する(S307)。プラントデータサーバ
9は、データ収集装置5から送信されたプラントデータ
を受信して、このプラントデータを、処理手段22のデ
ータ検索格納手段25によってプラントデータファイル
23内に保存する(S308)。なお、プラントデータ
サーバ9は、ユーザが登録ユーザでない場合には(S3
05のNO)、拒絶通知を行ってそのユーザとの通信を
終了する(S309)。
【0051】[1−4.プラントデータ検索表示手順]
図4は、サイト1の業務端末6からユーザ認証が送信さ
れてからこの業務端末6上にプラントデータが表示出力
されるまでのプラントデータ検索表示手順の概略を示す
フローチャートである。
【0052】この図4に示すように、まず、サイト1の
ユーザは、データセンター2のプラントデータサーバ9
にプラントデータ検索表示の要求を行うに当たり、その
業務端末6からユーザIDなどを含むユーザ認証を、デ
ータ送受信手段18により、通信ネットワーク3を介し
てデータセンター2のプラントデータサーバ9に送信す
る(S401)。
【0053】このように業務端末6から送信されたユー
ザ認証は、プラントデータサーバ9のデータ送受信手段
21で受信され、処理手段22のユーザ識別手段26に
よって識別される(S402)。この識別の結果、その
ユーザ認証に示されたユーザが、ユーザ関連情報ファイ
ル24内に登録された登録ユーザであれば(S403の
YES)、プラントデータサーバ9は、その業務端末6
に対してユーザ認識通知を行う(S404)。
【0054】このユーザ認識通知を受信した業務端末6
は、このユーザ認識通知を入力表示手段16により入出
力部15に表示する。ユーザは、表示されたユーザ認識
通知を確認すると、業務端末6の入出力部15と入力表
示手段16を用いてデータの検索条件を入力する。この
場合、具体的な検索条件は、データ発生日時、データ項
目ごとに一意に付加されるポイント番号である。これら
の条件に、ユーザID(または装置ID)を加えてプラ
ントデータ検索表示要求のメッセージを作成し、このプ
ラントデータ検索表示要求メッセージを、データ送受信
手段18により、通信ネットワーク3を介してプラント
データサーバ9へ送信する(S405)。
【0055】プラントデータサーバ9は、業務端末6か
ら送信されたプラントデータ検索表示要求メッセージ中
の検索条件に基づいて、処理手段22のデータ検索格納
手段25によってプラントデータファイル23の検索を
実行する(S406)。プラントデータサーバ9は、こ
の検索によって得られた検索結果データを、データ送受
信手段21により、通信ネットワーク3を介して業務端
末6へ送信する(S407)。
【0056】この検索結果データを受信した業務端末6
は、入力表示手段16により入出力部15に表示する
(S408)。この結果、ユーザは、表示された検索結
果データを確認し、必要に応じて出力手段17によりプ
リンタ装置7に出力し、検索結果データシートとしてプ
リントアウトする。なお、プラントデータサーバ9は、
ユーザが登録ユーザでない場合には(S403のN
O)、拒絶通知を行ってそのユーザとの通信を終了する
(S409)。
【0057】[1−5.第1の実施形態の作用]上記の
ように、本実施形態においては、ユーザの検索表示要求
に応じて、プラントデータサーバ9がタイムリーに検索
結果データを送信し、ユーザの業務端末6に表示させる
ことができる。したがって、ユーザ関連情報ファイル2
4に、ユーザに提供するサービス情報の一部として、予
めプラント日誌のデータ項目やその配置順序などのプラ
ント日誌情報を保存しておくか、あるいは、そのような
プラント日誌情報をユーザが検索表示要求と共に送信す
ることにより、プラントデータサーバ9の処理手段22
は、そのプラント日誌情報に基づいて、機械的にプラン
ト日誌の帳票データを作成し、ユーザの業務端末6に表
示させることができる。
【0058】[1−6.第1の実施形態の効果]上記の
ように、本実施形態のシステムによれば、サイト1のプ
ラントデータを、サイト1内のプラントデータ収集装置
5から通信ネットワーク3を介してデータセンター2側
のプラントデータサーバ9に即時的に送信することがで
き、かつ、その送信されたプラントデータを、ユーザ情
報や装置ID、ユーザID等の情報に基づいてプラント
データサーバ9で適切に管理することができる。
【0059】したがって、従来のようにサイトごとにデ
ータサーバを設置する必要がなくなり、データセンター
2に設けた単一のプラントデータサーバ9で遠隔地に位
置する複数のユーザのサイト1のプラントデータを即時
的に管理することができる。その結果、ユーザは、業務
端末6上でプラントデータ検索表示要求を入力するだけ
で、プラントデータサーバ9で管理されたプラントデー
タの内容をその業務端末6上に即時的に表示させ、確認
することができる。
【0060】特に、本実施形態においては、データセン
ター2側によるプラント日誌の作成などのサービス提供
をタイムリーに実現することができる。また、ユーザ側
でデータバックアップ、データサーバの管理、データサ
ーバの設置スペース準備、部品の修理費や定期交換費の
予算立て、電気代や無停電電源装置の設置を行う必要が
なくなるため、ユーザ側の費用・労力等の負担を軽減で
きる。
【0061】[1−7.第1の実施形態の変形例]上記
の第1の実施形態においては、説明の簡略化の観点か
ら、プラントデータ保存手順とプラントデータ検索表示
手順の両方について、ユーザ認証を行った後にプラント
データやその検索表示要求を送信するものとして説明し
たが、実際の運用においては、プラントデータ収集装置
5からのプラントデータ送信は、プラントデータにユー
ザ認証情報を付加した一括的な送信情報として送信され
ることが一般的である。このようなプラントデータに付
加されたユーザ認証が、登録ユーザでないと判断した場
合には、拒絶通知とともにそのプラントデータを送り返
すことになる。なお、プラントデータ検索表示手順にお
いて、「ユーザID」や「装置ID」を記録したカード
とカード読み取り装置を用いる事で、ユーザを認証する
事も可能である。
【0062】また、第1の実施形態においては、プラン
トデータ収集装置5を特定するユーザIDや装置ID
を、予めプラントデータ収集装置5のユーザ認証ファイ
ル14やプラントデータサーバ9のユーザ関連情報ファ
イル24内に保存した場合について説明したが、実際の
運用においては、ユーザ登録した後に、プラントデータ
サーバ9側でユーザIDや装置IDを発行して、ユーザ
に提供することが多いものと推測される。この場合、具
体的には、プラントデータサーバ9の処理手段22に、
そのようなユーザIDや装置IDの出力機能を持たせ
て、ユーザIDや装置IDを出力し、サーバ内に保存す
ると共に、発行したユーザIDや装置IDをユーザに連
絡して、プラントデータ収集装置5や業務端末6に入力
してもらうことになる。
【0063】特に、データ収集装置は、ユーザにとって
は不慣れであるため、装置IDをデータ収集装置の取扱
業者に直接、間接を問わず通知し、このデータ収集装置
取扱業者が、あるいは、この業者の指導により装置ID
を設定するようにすれば、ユーザの負担は著しく軽減さ
れるため、本発明の第1の実施の形態の効果と相俟っ
て、データ管理・サービスの事業の発展に寄与すること
ができる。さらに、広範囲に事業を展開しようとしたと
き、サイトのユーザとデータ収集装置取扱業者の結びつ
きが比較的強いことに鑑み、ユーザの名称、住所等のユ
ーザを特定する情報やユーザへ提供すべきサービス情報
についても、データ収集装置取扱業者を介して、保管管
理者に通知するようにすれば、ユーザや保管管理者の負
担の更なる軽減を図ることができる。
【0064】そしてまた、データ収集装置は、必ずしも
固定型のものに限定されず、可搬型のものでも可能であ
り、例えば、プラント運転員がそのような可搬型のデー
タ収集装置と共にプラント内を巡回し、各設備のデータ
をデータサーバ側に送信することも可能である。この場
合、データ収集装置とデータサーバとの通信を無線で行
うとさらに便利である。一方、データ収集装置とユーザ
の業務端末とは、必ずしも別の装置である必要はなく、
それらを一体化した複合型の装置を使用することも可能
である。このような一体型のデータ収集・業務端末を使
用した場合、データサーバにデータを送信するのと同時
並行的に、同じ装置上で、データサーバ内のデータの確
認や修正を容易に行うことができる。また、送信する前
にデータを確認し、修正することも可能となる。
【0065】[2.第2の実施形態] [2−1.第2の実施形態の構成]図5は、本発明の第
2の実施形態に係る情報処理システムのプラントデータ
サーバの構成を示すブロック図である。この図5に示す
ように、本システムは、前述した第1の実施形態に係る
情報処理システム中の、プラントデータサーバ9の構成
を変更したものである。
【0066】すなわち、処理手段22中にプラントデー
タ診断手段31を加えると共に、プラント関連データフ
ァイル群32として、プラントデータファイル23に、
設備体系・仕様データファイル33、設備履歴データフ
ァイル34、および設備診断データファイル35を加え
たファイル群を構成したものである。そして、処理手段
22のプラントデータ診断手段31は、ユーザからの診
断要求に応じて、プラントデータファイル23および設
備体系・仕様データファイル33を用いて設備に関する
診断処理を行い、設備履歴データや設備診断データを作
成し、設備履歴データファイル34および設備診断デー
タファイル35にそれぞれ保存するようになっている。
なお、その他の部分については、第1の実施形態と同様
に構成されている。
【0067】より詳細に説明すれば、プラントデータフ
ァイル23は、プラントデータ収集装置5から送信され
た各プラントデータを処理手段22によって処理して得
られたプラントデータを格納している。具体的には、プ
ラントデータファイル23に格納された各プラントデー
タは、送信元の「ユーザ情報」と、「データID(デー
タ項目情報)」、データIDに対応した「実データ」と
その「データ収集時刻」を含む。例えば、「A発電所1
号ユニット」「A0001(ユニット起動停止回数)」
「2000−06−01 12:00」、といったプラ
ントデータが考えられる。このようにプラントデータフ
ァイル23に格納されたプラントデータは、動的データ
として診断処理の基礎データとなる。
【0068】これに対して、設備体系・仕様データファ
イル33は、プラントを構成する多種多様な設備の体系
や仕様といった固定情報(静的データ)を格納してい
る。この設備体系・仕様データファイル33では、プラ
ントデータファイル23で管理しているプラントデータ
と対応付けるために「データID」を所有し、そのデー
タに対応したプラントを構成する「設備体系データ」を
記憶している。さらに、その設備体系の個々の設備に固
有の「設備仕様データ」(管理値etc)を格納してい
る。例えば、「A0001(ユニット起動停止回
数)」、設備体系として「A発電所−1号」、さらに体
系下層として「1号−汽機−ガスタービン−空気圧縮機
−圧縮機カバー」、設備仕様データとして「保管管理
者、材質、大きさ、管理値、製造年月、耐用年数」、と
いった設備体系・仕様データが考えられる。
【0069】[2−2.プラントデータ診断表示手順]
図6は、サイト1の業務端末6からデータ認証が送信さ
れてからこの業務端末6上にプラントデータの診断結果
が表示出力されるまでのプラントデータ診断表示手順の
概略を示すフローチャートである。
【0070】この図6に示すように、まず、サイト1の
ユーザは、データセンター2のプラントデータサーバ9
にプラントデータ診断表示の要求を行うに当たり、その
業務端末6からユーザIDなどを含むデータ認証を、デ
ータ送受信手段18により、通信ネットワーク3を介し
てデータセンター2のプラントデータサーバ9に送信す
る(S601)。このユーザ認証の送信(S601)を
受信したプラントデータサーバ9は、ユーザ識別を行い
(S602)、登録ユーザであれば(S603のYE
S)、その業務端末6に対してユーザ認識通知を行う
(S604)。このような一連のユーザ認証処理(S6
02〜S604)は、第1の実施形態において説明した
プラントデータ検索表示手順における一連のユーザ認証
処理(S402〜S404)と同様である。
【0071】そして、ユーザ認識通知を受信した業務端
末6は、このユーザ認識通知を入力表示手段16により
入出力部15に表示する。ユーザは、表示されたユーザ
認識通知を確認すると、業務端末6の入出力部15と入
力表示手段16を用いてデータの診断条件を入力する。
この診断条件に、ユーザIDを加えてプラントデータ診
断表示要求のメッセージを作成し、このプラントデータ
診断表示要求メッセージを、データ送受信手段18によ
り、通信ネットワーク3を介してプラントデータサーバ
9へ送信する(S405)。
【0072】プラントデータサーバ9は、業務端末6か
ら送信されたプラントデータ診断表示要求メッセージ中
の診断条件に基づいて、処理手段22のプラントデータ
診断手段31によってプラントデータファイル23およ
び設備体系・仕様データファイル33を用いて診断処理
を実行する(S406)。プラントデータサーバ9は、
この診断処理によって得られた診断結果データを、デー
タ送受信手段21により、通信ネットワーク3を介して
業務端末6へ送信すると共に、設備診断データファイル
35内に保存する(S407)。
【0073】この診断結果データを受信した業務端末6
は、入力表示手段16により入出力部15に表示する
(S408)。この結果、ユーザは、表示された診断結
果データを確認し、必要に応じて出力手段17によりプ
リンタ装置7に出力し、診断結果データシートとしてプ
リントアウトする。なお、プラントデータサーバ9は、
ユーザが登録ユーザでない場合には(S403のN
O)、拒絶通知を行ってそのユーザとの通信を終了する
(S409)。
【0074】[2−3.第2の実施形態の作用]以上の
ように、本実施形態において、プラントデータサーバ9
のプラントデータ診断手段31は、プラントデータ収集
装置5から通信ネットワーク経由でタイムリーに受信し
た動的なプラントデータと、プラントを構成する設備の
設備体系・仕様データ、特に仕様データとを用いて、設
備に関する診断処理を行う。例えば、設備体系・仕様デ
ータファイル33中の「圧縮機カバー」に関する「製造
年月」「耐用年数」という仕様データと、プラントデー
タファイル23中の「ユニット運転時間」「ユニット起
動回数」などのプラントデータを用いて、「圧縮機カバ
ー」に関する設備交換推奨サービスをタイムリーにサイ
ト側のユーザに提供できる。
【0075】この診断処理は、 「耐用年数」−「設備使用期間」≧「運転時間」−「停
止時間×回数」 といった大小比較によって行われる。そして、このよう
な診断処理によって得られた診断結果の情報は、設備診
断データファイル35に保存される。
【0076】また、サイト側のプラントデータ収集装置
5のオフライン系データとして、プラントデータサーバ
9に受信・保存される設備に関する故障情報「リーク現
象」「腐食」や、それに対応する処置内容「溶接」「取
替」などの設備に関する設備履歴データも、設備体系・
仕様データとリンクさせて設備履歴データファイル33
に記憶される。例えば、「圧縮機カバー」において「1
980−06−01腐食あり」、そして「2000−0
6−01 腐食あり」という情報があった場合、故障モ
ード「腐食」に関する「腐食周期情報」や故障の詳細情
報(故障カルテ)をユーザにタイムリーに提供できる。
同時に「1980−06−01 腐食あり」時に対応し
た処置内容情報や、将来「2020年」頃に同様な現象
が発生するかもしれないといった「診断カルテ」をタイ
ムリーにユーザに提供できる。また、「リーク」といっ
た故障モードについても同様に診断可能である。
【0077】さらに、詳しく診断する場合、プラントデ
ータ診断手段31に診断パラメータを持たせ、例えば、
「3%腐食=注意」、「5%腐食=警告」と定義した場
合、「1960−0101 圧縮機カバーを設置」−>
「1978−01−01 2%腐食箇所あり」−>「1
980−06−01 3.5%腐食」で腐食の傾向をユ
ーザに提示することも可能である。さらに進めて、複合
診断として診断を組み合わせて、「圧縮機カバー」に関
する上記「時間的診断」+「故障モード別診断」+「故
障割合診断」情報から設備診断を複合的に判定すること
も可能である。
【0078】プラントデータサーバ9に膨大に蓄えられ
ている「他のサイト」情報や保管管理者固有の情報から
「圧縮機カバー」に関する水平展開データも、別の複数
ユーザにも提供できる。これら「故障カルテ」や「診断
カルテ」情報には、サイトで収集した単なるプラントデ
ータに対して設備情報をリンクさせることによって付加
価値を付け、プラントデータ診断手段31からデータ送
受信手段21を経由して、遠隔地ユーザへイベント通知
する。イベント通知を受けたユーザは、迅速に業務端末
6上で表示出力あるいは印刷出力することにより、デー
タを享受することができる。
【0079】[2−4.第2の実施形態の効果]上記の
ように、本実施形態のシステムによれば、ユーザは、業
務端末6上でプラントデータ診断表示要求を入力するだ
けで、プラントデータサーバ9で管理されたプラントデ
ータの診断結果をその業務端末6上に即時的に表示さ
せ、確認することができる。したがって、データセンタ
ー2側の担当者は、従来のように遠隔地サイトに行かな
くてもプラントデータを即時的に把握することができる
ため、データセンター2側によって、プラントを構成す
る多種多様な設備の診断解析に関する情報(サービス)
をタイムリーに提供することができる。
【0080】[2−5.第2の実施形態の変形例]な
お、上記の第2の実施形態の変形例として、プラントデ
ータ診断手段31で処理された「診断カルテ」などのプ
ラントに関する「診断データ」を、納入したメーカに電
子データとして渡すことにより、関係する保管管理者や
部門へ通知できる。これにより、部品の準備・調達情報
がスムーズに実施され、プラントにおける設備の予防保
全につながる。また、この「診断データ」をもとに、同
類のプラントを所有する複数のユーザにもタイムリーに
水平展開情報を提供することができる。さらに、プラン
ト設備に関する「診断データ」を用いて設備メーカとユ
ーザとの設備交換等の発注業務および受注業務・納入業
務をデータサーバを介して、電子データ交換(電子取
引)が可能となる。
【0081】[3.第3の実施形態]本実施形態は、収集
装置からプラントデータサーバへの送信時刻をずらすこ
とを特徴とする。また、本実施形態は、プラントデータ
サーバの負荷が低い時刻を収集装置の送信時刻すること
を特徴とする。さらに、本実施形態は、プラントデータ
サーバの負荷が高い時刻に設定している収集装置の送信
時刻を、負荷が低い時刻に変更にすることを特徴とす
る。
【0082】すなわち、従来技術において、複数のサイ
トがある場合、それぞれのプラントデータ収集装置から
プラントデータサーバにプラントデータを送信する時刻
が同じであった。故に、プラントデータ収集装置の数が
多くなるとプラントデータサーバにプラントデータ収集
装置からの送信が集中し、プラントデータサーバ、通信
ネットワークが高負荷になり、プラントデータサーバの
動作異常、通信異常が発生していた。本実施形態は、こ
のようなデータ送信の集中を排除して、負荷を抑えるこ
とを目的とする。
【0083】[3−1.第3の実施形態の構成]図7
は、本発明の第3の実施形態に係る情報処理システムの
プラントデータサーバの構成を示すブロック図である。
この図7に示すように、本システムは、前述した第1の
実施形態に係る情報処理システム中の、プラントデータ
収集装置5およびプラントデータサーバ9の構成を変更
したものである。
【0084】すなわち、プラントデータ収集装置5側に
は、前記第1の実施形態の構成に加えて、プラントデー
タ送信時刻情報ファイル41と、プラントデータ送信時
刻設定手段42とが設けられている。ここで、プラント
データ送信時刻情報ファイル41は、図8に示すよう
に、プラントデータサーバ9にプラントデータを送信す
る時刻を保存するものであって、この送信時刻はプラン
トデータ送信時刻設定手段42によって設定される。
【0085】一方、プラントデータサーバ9側には、プ
ラントデータサーバ9のCPU、メモリ負荷、通信ネッ
トワークに流れるパケット数といった負荷状態を定期的
に測定する負荷状態測定手段43と、負荷状態測定手段
43で測定した負荷状態の情報を保存する負荷情報ファ
イル44と、負荷情報ファイル44の情報より最も負荷
の低い時刻を割り出す最低負荷判定手段45と、負荷情
報ファイル44の情報より最も負荷の高い時刻を割り出
す最高負荷判定手段46と、これら最低負荷判定手段4
5と最高負荷判定手段46で割り出した結果よりプラン
トデータ収集装置5がプラントデータサーバ9にプラン
トデータを送信する最適な時刻を割り出す最適送信時刻
調整手段47が設けられている。
【0086】また、プラントデータ収集装置5およびプ
ラントデータサーバ9のそれぞれには、前記第1の実施
形態と同様に、プラントデータや要求、設定データの送
受信を行うデータ送受信手段12,21が設けられ、こ
れらデータ送受信手段12,21間において、通信ネッ
トワーク3を介してデータのやりとりを行う通信手段4
8が設けられている。なお、その他の部分については、
第1の実施形態と同様に構成されている。
【0087】[3−2.第3の実施形態の作用]このよ
うな構成を有する本実施形態の作用を、図8から図10
のファイル構成図と、図11および図12のフローチャ
ートにより説明する。まず、図11に示すように、デー
タ収集装置5において、プラントデータ送信時刻設定手
段42を使用して、プラントデータサーバ9にプラント
データを送信する時刻を、図8に示すプラントデータ送
信時刻情報ファイル41に保存する(S1101,11
02)。すなわち、図8に示すように、各時刻で収集し
たプラントデータごとに、その送信時刻を予め設定す
る。送信時刻が設定された状態で、各時刻ごとにプラン
トデータが収集されると、各時刻についての送信時間が
予め設定されているので、プラントデータ送信時刻情報
ファイル41の内容に従って、該当する時刻になったら
(S1103,1104)プラントデータ収集装置のデ
ータ送受信手段12は、プラントデータファイル13に
保存されたプラントデータを通信手段48によって、通
信ネットワーク3上に接続されたプラントデータサーバ
9のデータ送受信手段21に送信する(S1105)。
【0088】一方、データサーバ9側において、負荷状
態測定手段43は、定周期(S1201,1202)で
プラントデータサーバのCPU、メモリ負荷、通信ネッ
トワーク3に流れるパケット数を測定し(S120
3)、測定した結果を図9に示す負荷情報ファイル44
に保存する(S1204)。新たにプラントデータ収集
装置を通信ネットワーク3上に設置する場合(S120
5のYES)、最低負荷判定手段45は、例えば図10
の負荷状態8Aのような負荷の傾向より最低負荷である
時刻8A1を割り出す(S1206)。最適送信時刻調
整手段47は、最低負荷判定手段45によって割り出さ
れた時刻8A1を、通信手段48により、データ送受信
手段21および通信ネットワーク3を介してプラントデ
ータ収集装置5に送信する(S1207)。プラントデ
ータ収集装置5のデータ送受信手段12は、プラントデ
ータサーバより送信された時刻8A1を、プラントデー
タ送信時刻設定手段42にて、プラントデータ送信時刻
情報ファイル41に保存する(S1208)。
【0089】一方、既にプラントデータ収集装置が通信
ネットワーク3上に設置されており、その通信時刻が設
定されている場合には(S1205のNO)、まず、最
低負荷判定手段45は、例えば図10の負荷状態8Aの
ような負荷の傾向より最低負荷である時刻8A1を割り
出す(S1209)。次に、最高負荷判定手段46は、
例えば図10の負荷状態8Aのような負荷の傾向より最
高負荷である時刻8A2を割り出す(S1210)。な
お、この最低負荷値と最高負荷値の判定順序は逆でも良
い。最適送信時刻調整手段47は、時刻8A2に設定し
ている送信時刻を時刻8A1にするようデータ送受信手
段21にてプラントデータ収集装置5に送信する(S1
211)。プラントデータ収集装置5のデータ送受信手
段12はこの指令をプラントデータ送信時刻設定手段4
2に渡し、この時刻設定手段42によってプラントデー
タ送信時刻情報ファイル41の時刻8A2に設定してい
る送信時刻を時刻8A1に変更し保存する(S121
2)。
【0090】[3−3.第3の実施形態の効果]このよ
うに本実施形態によれば、プラントデータ収集装置5か
らプラントデータサーバ9にプラントデータを送信する
時刻を任意に設定できることにより、複数のサイトのプ
ラントデータ収集装置5からデータセンターのプラント
データサーバ9に同時にプラントデータを送信してこな
くなるため、プラントデータサーバ9やネットワークの
負荷を分散化し、ハードウェア資源を有効活用できると
ともに、高負荷による動作異常を抑えることができる。
【0091】また、プラントデータ収集装置5からプラ
ントデータサーバ9にプラントデータを送信する時刻を
プラントデータサーバの負荷が低い時刻に設定するよう
に構成した場合には、適切な時刻に送信時刻を設定する
ことができる。さらに、プラントデータサーバの負荷が
高い時刻に設定している送信時刻を負荷が低い時刻に変
更するように構成した場合には、送信による負荷以外の
処理による負荷を含めた、プラントデータサーバやネッ
トワークの負荷を分散化することができる。
【0092】このように本実施形態によれば、複数のユ
ーザからの各設備データがデータサーバに同時に送信さ
れることを防止できるため、データサーバやネットワー
クの負荷を分散化し、ハードウェア資源を有効活用でき
ると共に、高負荷による動作異常や通信異常を防止する
ことができる。
【0093】[4.第4の実施形態]本実施形態は、デー
タサーバに内に保存されているプラントデータをユーザ
の端末から修正することを可能にしたことを特徴とす
る。すなわち、従来技術においては、現場を巡回して必
要なデータを収集し、手書きで帳票を作成していた。し
かし、手書きで帳票を作成して従来の方法では、作業者
の記入ミスによって、ミス自体の手書きによる修正、関
係する計算項目の再計算と修正、さらにミスした値が他
の帳票に関連していた場合にはその帳票について再計算
・修正など、修正作業に非常に工数がかかっていた。ま
た、帳票の作成や修正作業を計算機により機械化した場
合には、データを修正した変更の記録が残らない、デー
タ修正により再度表示・印刷が必要な帳票を人間系で見
つける必要があるなどの問題があった。本実施形態は、
このような従来技術の問題点を解決するためのものであ
る。
【0094】[4−1.第4の実施形態の構成]以下、
本実施形態の構成を、図13および図14により説明す
る。本実施形態において、図13に示すように、プラン
トデータサーバ9には、データサーバに内に保存されて
いるプラントデータをユーザの端末から修正するための
修正手段51と、この修正手段51により、データを修
正したことによって再度計算が必要な計算項目について
データサーバで一括計算するための計算手段52が設け
られている。この計算手段52は、修正したデータに関
連する項目を項目情報ファイル55から検索し、計算に
必要なデータをプラントデータ検索格納手段25を用い
てプラントデータファイル23から取り出して計算を行
ない、結果をプラントデータファイル23に書きこむも
のである。
【0095】また、ユーザの端末によって変更されたデ
ータについて、修正履歴(修正日時、データ日時、デー
タ項目、修正前データ、修正後データ、理由)を一覧表
示することを可能にするために、修正履歴を保存する変
更履歴情報ファイル53が設けられている。この変更履
歴情報ファイル53は、本実施形態では、前記プラント
データファイル23と共にプラントデータ関連ファイル
54を構成している。この変更履歴情報ファイル53中
から、ユーザーが指定した期間の変更履歴を検索するた
めの変更履歴検索手段58が設けられている。
【0096】本実施形態では、図14に示すように、デ
ータを修正したことによって変更が生じた帳票の一覧を
表示あるいは印刷するために、帳票作成手段59および
作成された帳票の表示手段60が設けられている。ま
た、前記ユーザ関連情報ファイル24には、ユーザの求
める形式の帳票を作成するために必要なデータ項目を保
存した項目情報ファイル55および帳票情報ファイル5
6が設けられている。また、前記データ検索格納手段2
5には、関連帳票検索手段57が設けられている。この
関連帳票検索手段57は、修正したデータに関係する帳
票を割り出し、関連帳票一覧画面62に表示するための
ものである。なお、図14中では、図面の簡略化の観点
から、本実施形態の特徴的な動作に必要なファイルおよ
び手段と関連する画面のみを部分的に示している。
【0097】[4−2.第4の実施形態の作用]このよ
うな構成を有する本実施形態の作用を、図15から図1
7の表示画面図と、図18および図19のフローチャー
トにより説明する。このような構成を有する本実施形態
において、図18に示すように、ユーザは、業務端末6
上のデータ送受信手段18および通信ネットワーク3を
介してデータサーバ9にアクセスし(S1801)、ユ
ーザが指定した項目と期間のデータを一例として図15
に示すような修正画面61に表示する(S1802)。
そして、この画面上でユーザが選択したプラントデータ
(値、品質)の修正を行う(S1803)。この場合、
ユーザは修正後のデータと修正の理由を入力する。この
ようにして業務端末6から修正データが入力されると
(S1804)、データサーバ上に設けられた修正手段
51は、サーバ上の該当する項目のプラントデータを変
更する(S1805)。また、変更履歴情報ファイル5
3に変更履歴(変更日時、項目、修正前データ、修正後
データ、理由)を追加する(S1806)。
【0098】このようにして、データの修正がなされる
と、計算手段52は、修正したデータに関連する項目を
項目情報ファイル55から検索し(S1807)、再計
算が必要な場合には(S1808のYES)、計算に必
要なデータをプラントデータ検索格納手段25でプラン
トデータファイル23から取り出して計算を行ない(S
1809)、結果をプラントデータファイル23に書き
こむ(S1810)。なお、この場合、修正の内容が再
計算を必要としない単なる文字データの修正などの場合
には(S1808のNO)、再計算を行うことなく処理
を終了する。
【0099】次に、修正あるいは再計算したデータがあ
る場合に、関連する帳票やその一覧を表示させる処理に
ついて、図19に従って説明する。まず、関連する帳票
の一覧を表示する場合は、ユーザは業務端末6を利用し
てデータサーバ9にアクセスし(S1901)、サーバ
9によって用意されているメニュー画面を表示させ(S
1902)、関連帳票一覧画面62の表示を選択する。
すると、関連帳票検索手段57は、項目情報ファイル5
5と帳票情報ファイル56にアクセスして(S190
3.1904)、その情報を分析して修正したデータに
関係する帳票を割り出し、関連帳票一覧画面62に表示
する(S1905)。
【0100】一方、ユーザは関連帳票一覧画面62から
必要な帳票を選択して表示表示要求を行う(S1906
のYES)。帳票作成手段59は、帳票情報ファイル5
6とプラントデータファイル23から必要な情報を取り
出し(S1907,1908)、帳票を作成する(S1
909)。帳票表示手段60は、ユーザの要求によって
帳票表示画面63に帳票を表示するか、帳票を印刷64
する(S1910)。
【0101】また、変更履歴を表示する際には、図20
に示すように、業務端末6からデータサーバ9にアクセ
スし(S2001)、サーバ9によって用意されている
入力画面を表示させ(S2002)、画面表示に従っ
て、参照する変更履歴期間を入力する(S2003)。
入力された入力期間が、データの蓄積期間などら判定し
て正しい場合には(S2004のYES)、変更履歴検
索手段58にて変更履歴情報ファイル53から指定され
た期間の変更履歴を検索し(S2005)、その期間内
に変更履歴が発見された場合には(S2006のYE
S)、変更履歴画面65に検索した変更履歴情報を表示
する(S2007)。一方、指定された期間内には変更
履歴がない場合には、その旨を表示して、処理を終了す
る。なお、この場合、履歴表示すべき新たな期間の入力
を促すこともできる。
【0102】[4−3.第4の実施形態の効果]以上の
ように本実施形態によれば、修正したデータに関連する
帳票を一覧表示することで視覚的に確認でき、変更され
た帳票をすばやく表示することができる。また、データ
の修正作業を行なえば、関連する計算項目の計算作業、
帳票の作成作業が自動でなされ、作業時間を大幅に削減
できる。
【0103】[4−4.第4の実施形態の変形例]な
お、プラントデータの修正を元に戻す修正取消手段を追
加することで、修正作業によってプラントデータに生じ
た変更を、元に戻すことが可能になる。また、氏名、端
末のIPアドレス、ログイン名、などの情報を修正履歴
に追加することで、ユーザが不正にプラントデータを改
ざんした場合に、このユーザの特定作業や改ざんの修正
作業を最小限に押さえることが出来る。さらに、氏名、
データID、などの修正履歴の項目と期間を条件指定し
て、修正履歴から条件にあった修正を検索する修正履歴
検索手段を追加することで、修正履歴から必要な情報の
みを表示することを可能にする。これにより、特定の機
器についての修正履歴を一覧表示することが出来るの
で、修正の累積回数などから部品交換時期の予測などが
出来る。
【0104】[4−5.第4の実施形態の他の変形例] a) 一覧表示された帳票を、一括して表示することを可
能とする。帳票を表示する作業工数を削減できる。 b) 一覧表示された帳票を、一括して印刷することを可
能とする。帳票を印刷する作業工数を削減できる。
【0105】[5.第5の実施形態]本実施形態は、異常
データを、制限値からの異常度合いに比例したフォント
サイズで表示することを特徴とする。
【0106】すなわち、従来、帳票においてシート上の
異常データをユーザに知らせる方法として、異常データ
のフォントのカラーを変える方法があった。しかし、従
来の様に単純にフォントカラーを変えるだけでは、単に
データが異常か正常かを判断する材料となるに過ぎず、
その異常データが制限値をどの程度外れているのか定量
的に提示されないため、ユーザが瞬時にそれを判断する
ことができなかった。本実施形態は、このような従来技
術の問題点を解決するためのものである。
【0107】[5−1.第5の実施形態の構成]本実施
形態においては、図21に示したように、プラントデー
タを格納するプラントデータファイル23に加えて、別
途設定したプラントデータごとの制限値を格納する制限
値データファイル71を備えている。また、プラントデ
ータファイル23内のプラントデータに対して所定の処
理を行うプラントデータ管理手段72が設けられてい
る。このプラントデータ管理手段72は、前記制限値デ
ータファイル71を参照して、プラントデータの値が正
常か異常かを判断する異常データ検出手段73と、異常
データ検出手段73によって異常であると判断された異
常データと上記制限値の差から異常度合いを計算する異
常度合い算出手段74を備えている。一方、前記第4の
実施形態で説明した帳票作成手段59には、異常度合い
によって異常データのフォントを設定するフォントサイ
ズ設定手段75と、異常データを、上記フォントサイズ
設定手段75によって設定したフォントサイズで出力す
る帳票表示手段60が設けられている。なお、図21中
では、図面の簡略化の観点から、本実施形態の特徴的な
動作に必要なファイルおよび手段のみを部分的に示して
いる。
【0108】[5−2.第5の実施形態の作用]図22
は、本実施形態における異常データの表示手順を示すフ
ローチャートである。すなわち、帳票作業において、プ
ラントデータ管理手段72でプラントデータファイル2
3内のプラントデータ処理時に、別途設定したプラント
データごとの制限値を制限値データファイル71から呼
び出し(ステップ2201〜2203)、異常データ検
出手段73においてプラントデータが制限値の範囲を外
れていないかをチェックする(ステップ2204)。
【0109】プラントデータが異常であった場合には
(ステップ2204のNO)、異常度合い算出手段74
において、その「逸脱度合い」を数値化する(ステップ
2205)。次に、その「逸脱度合い」に応じてフォン
トサイズ設定手段75でフォントを拡大等して(ステッ
プ2206)、その異常値を帳票表示手段60に出力し
(ステップ2207)、ステップ2201に戻り、順次
すべてのプラントデータについて同様の処理を行う。一
方、ステップ2204において、プラントデータが正常
であった場合には(ステップ2204のYES)、ステ
ップ2201に戻り、順次すべてのプラントデータにつ
いて同様の処理を行う。
【0110】図23は、本実施形態における表示画面例
を示したものである。この場合、異常度合い算出手段7
4における「逸脱度合い」算出は、以下の計算式で表す
ことができる。すなわち、上方逸脱度合い=(|測定値
−上限値|/|上限値−下限値|)×100+100、
下方逸脱度合い=(|測定値−下限値|/|上限値−下
限値|)×100+100(注:|A|はAの絶対値を
表す)。
【0111】例えば、あるプラントデータの上限値が4
0、下限値が20の場合、測定値が50であった場合は
150%、測定値が10であった場合も150%とな
り、測定値が60であった場合は200%となる。そし
て、この「逸脱度合い」に応じてフォントサイズが設定
される。すなわち、標準を100%とした場合の標準文
字フォントサイズに対し、その比率に従ったフォントサ
イズとする。例えば、100%=20ptフォント(標
準フォント)、150%=30ptフォント(やや大き
いフォント)、200%=40ptフォント(大きいフ
ォント)とする。
【0112】但し、文字フォントのサイズの制約がある
ため、例えば300%以上になる場合は全て同じフォン
ト(例えば、システム最大フォント=60pt)にする
といった制限等は必要である。また、どの程度大きくす
るかを「任意の係数」を持つことにより、変化が少なす
ぎる場合や、大きすぎる場合にフォントの拡大率を加減
することができ、ユーザにその異常度合いを的確に伝え
ることができる。例えば200%の場合は通常2倍のフ
ォントサイズであるが、係数が0.75であれば、2×
0.75=1.5倍、係数が1.5であれば2×1.5
=3倍の文字フォントサイズとすることも可能になる。
【0113】[5−3.第5の実施形態の効果]上記の
ように本実施形態によれば、異常データが制限値をどの
程度外れているのかを定量的に明示することができ、ユ
ーザが瞬時にその測定値の異常度合いを把握することが
できる。例えば、表示されたフォントのサイズが非常に
大きいものは、明らかにデータが異常であり、プラント
運行に影響を与える恐れがあるため優先して問題解決を
すべきであるといった、異常値処理の優先順位をユーザ
が即座に決定できる。
【0114】[5−4.第5の実施形態の変形例]な
お、上記のような第5の実施形態においては、異常デー
タが下方に逸脱した場合は、その度合いによって文字を
小さくすることも可能である。これにより、下方逸脱の
場合にはフォントが小さく表示されるため、管理値を下
回っていることが容易に把握できる。この様な形態にお
いて、比較対象を「前回値」とすることも可能であり、
この場合、前回値に対して、今回の値がどのように変化
しているか(例えば増加しているとか、減少していると
か)を把握することができる。また、図24に示したよ
うに、異常度合い算出手段74で算出された度合い(%
値)を、そのまま修正機能の画面上のセルの中に、異常
値と共に表示することも可能である。これにより、文字
フォントを変えられないシステムにおいても、異常デー
タの管理値逸脱度合いをユーザが容易に知ることができ
る。なお、フォントのサイズ以外に逸脱度合いを視覚的
に示す方法として、異常値のとなりに棒グラフを表示す
ることも可能である。また、同じようにフォントのサイ
ズ以外に逸脱度合いを視覚で示す方法として、異常値の
フォントのカラーを緑から赤までの色彩で連続的に変化
させ表示する。例えば異常値の逸脱度合いが100%近
くなら緑色、150%ならば黄緑色、200%ならば黄
色、300%ならば赤色で、異常値を表示する。この、
色の設定についてはユーザが設定可能である。また、こ
のカラーの変更はフォントのカラーに限らずフォントの
背景色にも適用可能である。
【0115】[6.第6の実施形態]本実施形態は、帳票
内に異常データが存在する時、異常データの存在する
列、行それぞれの見出しの背景色を変更することを特徴
とする。
【0116】すなわち、従来、帳票においてシート上の
異常データをユーザに知らせる方法として、異常データ
のフォントのカラーを変える方法があった。しかし、帳
票が大きなデータシートとなった場合、ウインドウをス
クロールさせながら広いシート内の異常データを探す作
業は手間がかかっていた。本実施形態は、このような従
来技術の問題点を解決するためのものである。
【0117】[6−1.第6の実施形態の構成]本実施
形態においては、図25に示したように、プラントデー
タを格納するプラントデータファイル23と、別途設定
したプラントデータごとの制限値を格納する制限値デー
タファイル71と、プラントデータファイル23内のプ
ラントデータに対して所定の処理を行うプラントデータ
管理手段72と、プラントデータの値が正常か異常かを
判断する異常データ検出手段73を有する点では、前記
第5の実施形態と同様の構成である。
【0118】本実施形態では、この構成に加えて、それ
ぞれのプラントデータと帳票内でのシート、行、列の情
報を対応づけたファイルを保管するテーブル情報ファイ
ル76と、テーブル情報ファイル76から異常データの
見出しを検索する異常データ対応見出し検索手段77を
備え、この異常データ対応見出し検索手段77が、異常
データの見出し項目を色を変えて出力するための帳票表
示手段60に接続されている。なお、図25中では、図
面の簡略化の観点から、本実施形態の特徴的な動作に必
要なファイルおよび手段のみを部分的に示している。
【0119】[6−2.第6の実施形態の作用]図26
は、本実施形態における異常データの表示手順を示すフ
ローチャートである。すなわち、帳票作業において、プ
ラントデータ管理手段72でプラントデータファイル2
3内のプラントデータ処理時に、別途設定したプラント
データごとの制限値を制限値データファイル71から呼
び出し(ステップ2601〜2603)、異常データ検
出手段73においてプラントデータが制限値の範囲を外
れていないかをチェックする(ステップ2604)。
【0120】プラントデータが異常であった場合には
(ステップ2604のNO)、異常データ対応見出し検
索手段77において、その異常データに対応した見出し
の項目をテーブル情報ファイル76から検索し(ステッ
プ2605)、検索された見出し部分の背景色を変更し
て(ステップ2606)、入出力装置67に出力し(ス
テップ2607)、ステップ2601に戻り、順次すべ
てのプラントデータについて同様の処理を行う。一方、
ステップ2604において、プラントデータが正常であ
った場合には(ステップ2604のYES)、ステップ
2601に戻り、順次すべてのプラントデータについて
同様の処理を行う。なお、図27は、本実施形態におけ
る表示画面例を示したものであり、異常データの存在す
る表の行・列の見出しの背景色が変更されている。
【0121】[6−3.第6の実施形態の効果]上記の
ように本実施形態によれば、同一画面上にシートが入り
きらない場合であっても、ユーザは見出しのみをチェッ
クすることで、異常データの有無を判断することができ
る。また、色の変化によって異常を警告している見出し
からセルをたどることにより、異常データの箇所を即座
に把握できる。そして、発見した異常データから見出し
を知りたい場合、ユーザはセルのたどり間違いに影響さ
れずに、異常データの存在する行、あるいは列の見出し
を確認することができる。
【0122】[6−4.第6の実施形態の変形例]上記
のような第6の実施形態においては、見出しの背景の変
更カラーは、制限値によって区切られた段階に応じて、
ユーザーによって複数段階に設定可能である。なお、異
常値の存在する行・列見出しについては背景色を変更す
ることに限らず、フォントのカラーを変更したり、ある
いは、フォントを点滅させることも可能である。また、
同様に異常値の存在する行・列見出しによっては、画面
上に警告を表示するよう設定することも可能である。こ
れにより、重要度の高い見出しに異常値が存在しないか
を即座に確認することができる。
【0123】[7.第7の実施形態]本実施形態は、シー
ト内に存在する異常データの個数を表示することを特徴
とする。すなわち、従来、帳票においてシート上の異常
データをユーザに知らせる方法として、異常データのフ
ォントのカラーを変える方法があった。しかし、帳票が
大きなデータシートとなり、また異常データが複数個存
在した場合、ユーザーはシート内にいくつの異常データ
が存在するのか即座に確認できなかった。本実施形態
は、このような従来技術の問題点を解決するためのもの
である。
【0124】[7−1.第7の実施形態の構成]本実施
形態においては、図28に示したように、プラントデー
タを格納するプラントデータファイル23と、別途設定
したプラントデータごとの制限値を格納する制限値デー
タファイル71と、プラントデータファイル23内のプ
ラントデータに対して所定の処理を行うプラントデータ
管理手段72と、プラントデータの値が正常か異常かを
判断する異常データ検出手段73を有する点では、前記
第5、第6の実施形態と同様の構成である。
【0125】本実施形態においては、プラントデータの
値が正常か異常かを判断する異常データ検出手段72に
対して、異常データをカウントする異常データカウント
手段78が接続され、この異常データカウント手段78
が、カウントした異常データの個数を表示する帳票表示
装置60に接続されている。なお、図28中では、図面
の簡略化の観点から、本実施形態の特徴的な動作に必要
なファイルおよび手段のみを部分的に示している。
【0126】[7−2.第7の実施形態の作用]図29
は、本実施形態における異常データの表示手順を示すフ
ローチャートである。すなわち、帳票作業において、プ
ラントデータ管理手段72でプラントデータファイル2
3内のプラントデータ処理時に、別途設定したプラント
データごとの制限値を制限値データファイル71から呼
び出し(ステップ2901〜2903)、異常データ検
出手段73においてプラントデータが制限値の範囲を外
れていないかをチェックする(ステップ2904)。
【0127】プラントデータが異常であった場合には
(ステップ2904のNO)、異常データカウント手段
78で異常データのカウントをプラス1して(ステップ
2905)、ステップ2901に戻り、順次すべてのプ
ラントデータについて異常データの検出を繰り返す。そ
して、すべてのプラントデータについて異常データであ
るか否かの判断が終了した後、最終的にシート内に存在
した異常データの個数をカウントし(ステップ290
6)、その数値を帳票表示装置60に出力して表示する
(ステップ2907)。一方、ステップ2904におい
て、プラントデータが正常であった場合には(ステップ
2904のYES)、ステップ2901に戻り、順次す
べてのプラントデータについて同様の処理を行う。
【0128】なお、図30は、本実施形態における表示
画面例を示したものであり、シート内の異常データの総
個数が表示されている。
【0129】[7−3.第7の実施形態の効果]上記の
ように本実施形態によれば、ユーザはシート内に異常デ
ータが存在するのかどうかを即座に判断できる。特に、
異常データが存在した場合、ユーザは異常データの個数
を把握できるため、データ修正時の修正漏れがなくな
る。また、異常データの個数から異常データ処理の時間
を予測でき、ユーザのスケジュール管理の手助けとな
る。
【0130】[7−4.第7の実施形態の変形例]な
お、上記のような第7の実施形態においては、同じシー
ト内に異常データが複数個存在する場合、図31に示し
たように、同じ列あるいは同じ行の中に存在する異常デ
ータの個数を、列、行それぞれの見出しの横に表示する
ことも可能である。このように表示すると、表の列ご
と、あるいは行ごとに異常データを探す場合、異常デー
タの見落としがなくなる。
【0131】また、図32に示したように、同じシート
内に複数の帳票が存在する場合、帳票毎の異常データの
個数を表示することもできる。さらに、図33に示した
ように、同じシート内に複数の帳票が存在する場合、ユ
ーザが好みに応じて表のグループ設定を行い、そのグル
ープ毎にグループ内に存在する異常データの個数を表示
することもできる。さらに、異常データの個数に1個あ
たりの異常データ平均修正時間をかけて、データ修正平
均時間を算出し、画面の上にデータ修正予測時間として
表示することも可能である。また、異常データの個数に
応じて、画面の上に“異常データが非常に多い”といっ
た警告を表示することも可能である。この、判定基準と
なる異常データの個数、警告内容についてはユーザが設
定を行うことも可能である。
【0132】[8.第8の実施形態]本実施形態は、シー
ト内の異常データをまとめて一覧表示し、その状態でデ
ータの修正を可能とすることを特徴とする。
【0133】すなわち、従来、帳票においてシート上の
異常データをユーザに知らせる方法として、異常データ
のフォントのカラーを変える方法があった。しかし、帳
票が大きなデータシートとなり、また異常データが複数
個存在した場合、ユーザはシート内にいくつの異常デー
タが存在するのか即座に確認できなかった。また、複数
個の異常データがシート内に点在した場合、データの修
正作業は異常データの箇所を探しながらの作業となるた
め、ユーザは多大な労力を強いられていた。本実施形態
は、このような従来技術の問題点を解決するためのもの
である。
【0134】[8−1.第8の実施形態の構成]本実施
形態においては、図34に示したように、プラントデー
タを格納するプラントデータファイル23と、別途設定
したプラントデータごとの制限値を格納する制限値デー
タファイル71と、プラントデータファイル23内のプ
ラントデータに対して所定の処理を行うプラントデータ
管理手段72と、プラントデータの値が正常か異常かを
判断する異常データ検出手段73、およびテーブル情報
ファイル76を有する点では、前記実施形態と同様の構
成である。
【0135】本実施形態においては、プラントデータの
値が正常か異常かを判断する異常データ検出手段72、
それぞれのプラントデータと帳票内でのシート、行、列
の情報を対応づけたファイルを保管するテーブル情報フ
ァイル76および異常データを格納する異常データファ
イル79が設けられている。そして、異常データファイ
ル79とテーブル情報ファイル76に基づいて一覧表を
作成する異常データ表作成手段80と、作成した表を表
示する帳票表示手段60を備えている。なお、図34中
では、図面の簡略化の観点から、本実施形態の特徴的な
動作に必要なファイルおよび手段のみを部分的に示して
いる。
【0136】[8−2.第8の実施形態の作用]図35
は、本実施形態における異常データの表示手順を示すフ
ローチャートである。すなわち、帳票作業において、プ
ラントデータ管理手段72でプラントデータファイル2
3内のプラントデータ処理時に、別途設定したプラント
データごとの制限値を制限値データファイル71から呼
び出し(ステップ3501〜3503)、異常データ検
出手段73においてプラントデータが制限値の範囲を外
れていないかをチェックする(ステップ3504)。
【0137】プラントデータが異常であった場合には
(ステップ3504のNO)、異常データファイル79
に異常データを保存して(ステップ3505)、ステッ
プ3501に戻り、順次すべてのプラントデータについ
て異常データの検出を繰り返す。そして、すべてのプラ
ントデータについて異常データであるか否かの判断が終
了し、最終的にシート内に存在したすべての異常データ
が異常データファイル79に保存された後、異常データ
表作成手段80において、異常データファイル79に保
存されたファイルと、テーブル情報ファイル76の内容
をもとに異常データの一覧表を作成し(ステップ350
6)、その一覧表を帳票表示手段60に出力して表示す
る(ステップ3507)。一方、ステップ3504にお
いて、プラントデータが正常であった場合には(ステッ
プ3504のYES)、ステップ3501に戻り、順次
すべてのプラントデータについて同様の処理を行う。
【0138】なお、図36は、本実施形態における表示
画面例を示したものであり、一覧表には、異常データの
存在するシート番号、表題、データの単位、異常デー
タ、制限値、修正値入力覧等が表示される。また、デー
タの修正はこの一覧表で行うことができるように構成さ
れている。
【0139】[8−3.第8の実施形態の効果]上記の
ように本実施形態によれば、ユーザはシート内に異常デ
ータが存在するのかどうかを即座に判断することができ
る。特に、異常データの修正時に、ユーザは異常データ
一覧表示を利用することで、いちいち異常データを探す
手間が省ける。また、異常データ修正時に、修正漏れを
防ぐことができ、一覧表にデータの単位、制限値も表示
されることで、修正ミスを防ぐことが可能となる。さら
に、異常データの修正時に全データを画面に表示する必
要が無く、異常データ一覧表示の範囲を最小限の大きさ
にとどめることでディスプレイを効率よく使用すること
が可能となる。
【0140】[8−4.第8の実施形態の変形例]な
お、上記のような第8の実施形態においては、一覧表に
異常データが発生する前の前回値を表示するようにする
こともできる。また、図37に示したように、一覧表示
時には、データの修正済みの件数をカウントし、表の上
部に異常データ数とこの修正済みデータ数を表示するよ
うにすることもできる。さらに、図38に示したよう
に、一覧表示の異常データから、逆にもとの表のセルに
戻ることができるようにすることもできる。なお、第5
の実施形態と複合して用いることで、逸脱度合いの大き
い順、あるいは小さい順に異常データをソートし、異常
データの一覧表示することも可能である。
【0141】[9.第9の実施形態] [9−1.第9の実施形態の構成]図39は、本実施形
態に係る情報処理システムのプラントデータサーバの構
成を示すブロック図である。この図39に示すように、
本システムは、前述した第1の実施形態に係る情報処理
システム中の、プラントデータサーバ9の構成を変更し
たものである。
【0142】すなわち、処理手段22中に帳票情報管理
手段91を加えると共に、ユーザ関連情報ファイル24
内に帳票情報ファイル92を含め、さらにこの帳票情報
ファイル92中に、帳票オーバレイ情報ファイル93と
検索条件情報ファイル94を含めたものである。ここ
で、帳票オーバレイ情報ファイル92は、「帳票番号」
および「帳票名称」と、「帳票オーバレイデータ」とそ
の「登録者」および「登録日」を関連付けて記憶したフ
ァイルであり、検索条件情報ファイル94は、「帳票番
号」と「セル番号」に、検索条件である「ポイントI
D」、「日付」、および「時間」などを関連付けて記憶
したファイルである。
【0143】そして、処理手段22の帳票情報管理手段
91は、ユーザによって設定された帳票の各セルの検索
条件を管理し、ユーザからの検索条件一覧表示要求に応
じて、帳票情報ファイル92中の帳票オーバレイ情報フ
ァイル93と検索条件情報ファイル94を用いて、帳票
の各セルに設定された検索条件情報を検索して一覧表示
用のデータを出力するようになっている。なお、その他
の部分については、第1の実施形態と同様に構成されて
いる。
【0144】[9−2.検索条件一覧表示手順]図40
は、本実施形態における検索条件一覧表示手順を示すフ
ローチャートであり、図41は、その検索条件一覧表示
手順を具体的な画面やデータ構造を用いて示す説明図で
ある。すなわち、本実施形態においてはまず、ユーザに
よって、業務端末上で帳票の出力項目設定(帳票オーバ
レイ設定)が行われた場合に、プラントデータサーバ9
の処理手段22は、帳票情報管理手段91により、その
設定された帳票オーバレイ情報を入力し(S400
1)、帳票の出力項目を管理する(S4002)。
【0145】そして、ユーザからの検索条件一覧表示要
求を受信した場合には(S4003)、処理手段22の
帳票情報管理手段91は、その検索条件一覧表示要求に
応じて、帳票情報ファイル92中の帳票オーバレイ情報
ファイル93と検索条件情報ファイル94を用いて、帳
票の各セルに設定された検索条件情報を検索して(S4
004)、検索条件一覧表示用のデータを送信する(4
005)。その結果、ユーザの業務端末上において、図
41に示すように、検索条件一覧表示が行われる。
【0146】[9−3.第9の実施形態の作用・効果]
上記のように、本実施形態においては、ユーザによって
設定された帳票の検索条件を、プラントデータサーバ側
で管理し、ユーザからの要求に応じて、各帳票ごとに、
その検索条件を、ユーザの業務端末上に一覧表示させる
ことができる。すなわち、従来の各種の帳票作成支援シ
ステムにおいて、1セルごとにしか表示要求、表示・確
認できなかった検索条件を、1つの操作で1画面に表示
することができるため、ユーザによる検索条件確認作業
を大幅に軽減することができる。さらに、セルごとの設
定情報を同一画面で確認できることから、セルごとの比
較や類似条件の確認がしやすくなる。したがって、本実
施形態によれば、ユーザによって帳票の各セルに設定さ
れた検索条件の確認作業を大幅に軽減することができ、
かつ、セルごとの条件比較や類似条件の確認の効率を大
幅に向上できる。
【0147】[9−4.第9の実施形態の変形例]上記
のような第9の実施形態の変形例として、帳票上に設定
されている計算式についても、帳票情報管理手段91に
よって管理するように構成することにより、帳票上に設
定されている計算式の一覧表示を行うこともできる。ま
た、一覧表示した検索条件を、例えば、日付やポイント
IDや検索時刻など複数まとめて一括変更することも可
能である。このような1つの変形例として、図42は、
日付一括変更手順を示すフローチャートであり、図43
は、その日付一括変更手順を具体的な画面やデータ構造
を用いて示す説明図である。
【0148】この図42において、ユーザによって設定
された帳票オーバレイ情報を入力し(S4201)、帳
票の出力項目を管理する(S4202)までの流れは、
図40と全く同様である。そして、ユーザからの帳票日
付指定を受信した場合に(S4203)、帳票情報管理
手段91は、その帳票日付指定に応じて、帳票情報ファ
イル92中の帳票オーバレイ情報ファイル93と検索条
件情報ファイル94を用いて、帳票の各セルに設定され
た検索条件情報を検索して日付を一括変更し(S420
4)、変更後のデータを送信する(4005)。その結
果、ユーザの業務端末上において、図43に示すよう
に、日付が一括変更された画面が表示される。
【0149】この変形例においては、ユーザによって設
定された検索条件のうち、日付情報を、ユーザの業務端
末上で一括変更することができるため、1セルごとに日
付情報を変更する必要なく、全てのセルの日付を、1つ
の操作で変更することができる。例えば、日誌など、あ
る日の1日のデータを一覧表示するような日誌などの帳
票で、日付を変更して別の日付の日誌を出力したい場合
など、1つの操作でその日誌中の一括日付変更ができる
ため、日付変更作業を大幅に軽減することができる。さ
らに、個別に日付を変更する場合に比べて、日付の変更
漏れやミスをなくすことができる。さらに、日付変更す
る場合、日報などは日単位の変更でよいが、旬報・月報
・期報・年報などはそれぞれの集計期間単位でまとめら
れているため、例えば、月報であれば、セルに設定され
ている月を一括変更するような帳票集計単位ごとの日付
一括変更が考えられる。
【0150】なお、帳票オーバレイ情報ファイル92に
日報・旬報・期報・年報といった「帳票種別」を「帳票
番号」および「帳票名称」と、「帳票オーバレイデー
タ」とその「登録者」および「登録日」と関連付けて記
憶し、ユーザが指定した任意の帳票種別に該する帳票
を、データ検索格納手段25にて、前記帳票オーバレイ
情報ファイル92から検索し、結果をユーザの業務端末
上に一覧表示する。ユーザは、一覧表示した帳票より任
意に帳票を複数選択し、検索時刻をまとめて一括変更す
ることも可能である。この変形例においては、ユーザに
よって設定された検索条件のうち、日付情報を、ユーザ
の業務端末上で複数の帳票を一括変更することができる
ため、1帳票ごとに日付情報を変更する必要はなく、複
数の帳票のセルの日付を1つの操作で変更することがで
きる。例えば、日報の帳票が複数あった場合、1つの操
作で全ての帳票中の一括日付変更ができるため、日付変
更作業をさらに軽減することができる。
【0151】[10.他の実施形態]なお、本発明は、
上記の各実施形態に限定されるものではなく、他にも本
発明の範囲内で多種多様な形態が実施可能である。例え
ば、上記の実施形態を適宜組み合わせることにより、そ
れらの効果を相乗的に得ることが可能である。さらに、
データサーバやデータ収集装置などの具体的な構成は自
由に選択可能であり、使用するデータファイルなどの具
体的なデータ構造は、対象となるプラントデータやユー
ザに対するサービス内容に応じて適宜選択される。
【0152】上記した各説明において記載したデータサ
ーバの各処理(手段)は、コンピュータに実行させるこ
とのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光
ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで、
各種装置に適用したり、通信媒体により、伝送して各種
装置に適用することも可能である。中央演算処理を実現
するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラム
を読み、このプログラムによって動作が制御されること
により、上述した処理を実行する。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの設備のデータを収集するデータ収集装置を、通
信ネットワークを介してデータサーバに接続し、このデ
ータサーバにユーザ関連情報を記憶させると共に設備デ
ータを蓄積させ、ユーザ関連情報や装置識別情報に基づ
いて設備データを処理するように構成したことにより、
サイト内で収集したプラントデータを保管管理者側に送
信可能であり、かつ、その送信されたプラントデータを
保管管理者側で随時保存して適切に管理可能である。し
たがって、保管管理者によるプラントデータの解析や診
断などのサービス提供をタイムリーに実現可能な、通信
ネットワーク利用の優れた情報処理システムや方法を提
供することができる。また、これによりユーザに対して
は、独自にデータサーバを設けプラントデータを管理す
るのに比べ、設備投資費用、管理労力等の面で負担の軽
減を図ることができる。
【0154】特に、本発明の通信ネットワーク利用の情
報処理システムや方法においては、プラントの運転状態
を把握するためにサイト内で作成している帳票を、保管
管理者側に設けたデータサーバで機械的に効率よく作成
できるため、手作業やそれによる記入ミスに起因する作
業が不要になる。さらに、帳票中のデータ値の修正作業
についても効率的に実現可能とするとともに、その修正
履歴データを残すことも可能となる。したがって、ユー
ザ側の負担を一層軽減できる。また、本発明の通信ネッ
トワーク利用の情報処理システムや方法においては、プ
ラントデータの送信時における伝送集中を防止して、動
作異常や通信異常の可能性を低減することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報処理システ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態におけるデータセンター2のプ
ラントデータサーバ9によるプラントデータの管理手順
の概略を示すフローチャート。
【図3】第1の実施形態におけるプラントデータ保存手
順の概略を示すフローチャート。
【図4】第1の実施形態における業務端末6上にプラン
トデータが表示出力されるまでのプラントデータ検索表
示手順の概略を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る情報処理システ
ムのプラントデータサーバの構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるプラントデー
タ診断表示手順の概略を示すフローチャート。
【図7】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図8】第3の実施形態におけるプラントデータ送信時
刻情報ファイルの一例を示す図。
【図9】第3の実施形態における負荷情報ファイルの一
例を示す図。
【図10】第3の実施形態におけるプラントデータサー
バの負荷状態を示すグラフ。
【図11】第3の実施形態における送信時刻の設定処理
を示すフローチャート。
【図12】第3の実施形態における負荷を判定して送信
時刻の設定処理を行う場合のフローチャート。
【図13】本発明の第4の実施形態におけるプラントサ
ーバ部分の構成を示すブロック図。
【図14】第4の実施形態における各手段と、ファイル
および表示画面の関係を示すブロック図。
【図15】第4の実施形態におけるデータ修正画面の一
例を示す図。
【図16】第4の実施形態における変更履歴画面の一例
を示す図。
【図17】第4の実施形態における関連帳票一覧画面の
一例を示す図。
【図18】第4の実施形態におけるプラントデータの修
正と再計算の処理を示すフローチャート。
【図19】第4の実施形態における変更履歴表示の処理
を示すフローチャート。
【図20】第4の実施形態における帳票表示表示の処理
を示すフローチャート。
【図21】本発明の第5の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図22】第5の実施形態における異常データの表示手
順を示すフローチャート。
【図23】第5の実施形態における表示画面例を示す
図。
【図24】第5の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図25】本発明の第6の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図26】第6の実施形態における異常データの表示手
順を示すフローチャート。
【図27】第6の実施形態における表示画面例を示す
図。
【図28】本発明の第7の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図29】第7の実施形態における異常データの表示手
順を示すフローチャート。
【図30】第7の実施形態における表示画面例を示す
図。
【図31】第7の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図32】第7の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図33】第7の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図34】本発明の第8の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図35】第8の実施形態における異常データの表示手
順を示すフローチャート。
【図36】第8の実施形態における表示画面例を示す
図。
【図37】第8の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図38】第8の実施形態における他の表示画面例を示
す図。
【図39】第9の実施形態に係る情報処理システムのプ
ラントデータサーバの構成を示すブロック図。
【図40】第9の実施形態における検索条件一覧表示手
順を示すフローチャート。
【図41】第9の実施形態において対応する手順を具体
的な画面やデータ構造を用いて示す説明図。
【図42】第9の実施形態の変形例である日付を一括変
更する場合の手順を示すフローチャート。
【図43】図42の変形例において対応する手順を具体
的な画面やデータ構造を用いて示す説明図。
【符号の説明】
1…サイト 2…データセンター 3…通信ネットワーク 4…プラント 5…プラントデータ収集装置 6…業務端末 7…プリンタ装置 9…プラントデータサーバ 11…プラントデータ収集手段 12…データ送受信手段 13…プラントデータファイル 14…ユーザ認証ファイル 15…入出力部 16…入力表示手段 17…出力手段 18…データ送受信手段 21…データ送受信手段 22…処理手段 23…プラントデータファイル 24…ユーザ関連情報ファイル 25…プラントデータ検索格納手段 26…ユーザ識別手段 31…プラントデータ診断手段 32…プラント関連データファイル群 33…設備体系・仕様データファイル 34…設備故障履歴データファイル 35…設備診断データファイル 41…プラントデータ送信時刻情報ファイル 42…プラントデータ送信時刻設定手段 43…負荷状態測定手段 44…負荷情報ファイル 45…最低負荷判定手段 46…最高負荷判定手段 47…最適送信時刻調整手段 48…通信手段 51…修正手段 52…計算手段 53…変更履歴情報ファイル 54…プラントデータ関連ファイル 55…算出手段 56…帳票情報ファイル 57…関連帳票検索手段 58…変更履歴検索手段 59…帳票作成手段 60…帳票表示手段 61…修正画面 62…関連帳票一覧画面 63…帳票表示画面 64…印刷 65…変更履歴画面 71…制限値データファイル 72…プラントデータ管理手段 73…異常データ検出手段 74…異常度合い算出手段 75…フォントサイズ設定手段 76…テーブル情報ファイル 77…異常データ対応見出し検索手段 78…異常データカウント手段 79…異常データファイル 80…異常データ表作成手段 91…帳票情報管理手段 92…帳票情報ファイル 93…帳票オーバレイ情報ファイル 94…検索条件情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 茂 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 上滝 直樹 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 上田 裕喜 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 九郎丸 賢治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 岩本 直孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 石間 光英 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC00 EE05 EE59 FF09 GG00 GG09 5H223 AA01 CC08 DD03 DD07 EE29 FF08

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ユーザの設備のデータを収集する各デ
    ータ収集装置から送信された前記設備データを通信ネッ
    トワーク経由で受信し、この設備データを用いて所定の
    処理を実行し、その結果をユーザに送信するデータサー
    バにおいて、 データを送受信する送受信手段と、 ユーザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス
    情報、およびそのユーザに属するデータ収集装置を特定
    し得る装置識別情報を導出可能な情報、を含むユーザ関
    連情報をユーザごとに記憶する記憶手段と、 前記送受信手段によって受信された各データ収集装置か
    らの前記装置識別情報付きの設備データを保存する保存
    手段と、 前記記憶手段に記憶された前記ユーザ関連情報の前記装
    置識別情報を導出可能な情報に基づいて、対応するユー
    ザの設備データを前記保存手段から抽出し、この抽出し
    た設備データを用いてそのユーザ関連情報における前記
    サービス情報に対応する処理を実行し、その結果を前記
    送受信手段によってユーザに送信させる処理手段と、を
    備え、 前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
    入力したデータ値に関する情報を含んでおり、 前記サービス情報は、設備データに含まれるデータ項目
    の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別
    の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳
    票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応
    する情報として、各データ収集装置から送られてくる設
    備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序情報
    と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報を含
    んでおり、 前記保存手段は、データ収集装置から送信された設備デ
    ータが前記送受信手段によって受信された場合に、その
    データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
    情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
    データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
    目情報と関連付けて保存するように構成され、 前記処理手段は、前記サービス情報に対応する処理とし
    て帳票を作成する処理を行う帳票作成手段を有し、 この帳票作成手段は、処理対象となる設備データから表
    示すべき前記データ項目情報と前記入力時刻情報に基づ
    いて該当するデータ値を抽出し、帳票の形式で表示出力
    可能な帳票表示データを作成するように構成された、こ
    とを特徴とするデータサーバ。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、 その前記帳票作成手段によって作成された前記帳票表示
    データが、ユーザ側の端末上で表示出力され、その表示
    された帳票中のデータ値がユーザにより修正され、 この修正されたデータ値、このデータ値に対応する入力
    時刻情報、データ項目情報、および、ユーザ識別情報も
    しくは装置識別情報、を含む情報がユーザから送信さ
    れ、前記送受信手段によって受信された場合に、 この受信された情報に基づいて、前記保存手段によって
    保存されている元データを特定し、この元データを前記
    修正されたデータ値に置き換える変更手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載のデータサーバ。
  3. 【請求項3】 前記保存手段は、その前記変更手段によ
    って変更されたデータの変更履歴を保存するように構成
    され、 前記処理手段は、前記保存手段に保存された変更履歴を
    検索し、その結果を変更履歴情報として出力する変更履
    歴検索手段を有することを特徴とする請求項2記載のデ
    ータサーバ。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、その前記変更手段によ
    って変更された結果、再度計算が必要になったデータ項
    目について計算を行う計算手段を有することを特徴とす
    る請求項2または3記載のデータサーバ。
  5. 【請求項5】 前記処理手段は、その前記変更手段によ
    ってデータが変更された場合に、前記記憶手段に記憶さ
    れた帳票種別情報の中から、データ変更が生じた帳票種
    別情報を検索し、その結果を関連帳票情報として出力す
    る関連帳票検索手段を有することを特徴とする請求項2
    ないし4のいずれか1つに記載のデータサーバ。
  6. 【請求項6】 前記帳票作成手段は、帳票中に異常値が
    存在する場合に、その異常値の存在を明示するための付
    加情報を含む帳票表示データを作成するように構成され
    たことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに
    記載のデータサーバ。
  7. 【請求項7】 前記付加情報は、前記異常値を、予め設
    定された基準値からの逸脱度合いに応じたフォントサイ
    ズで表示させるための情報を含むことを特徴とする請求
    項6記載のデータサーバ。
  8. 【請求項8】 前記付加情報は、前記異常値を表示する
    欄の見出し部分の色を他の見出し部分と異なる色で表示
    させるための情報を含むことを特徴とする請求項6また
    は7記載のデータサーバ。
  9. 【請求項9】 前記付加情報は、その異常値の個数を表
    示させるための情報を含むことを特徴とする請求項6な
    いし8のいずれか1つに記載のデータサーバ。
  10. 【請求項10】 前記付加情報は、その異常値を一覧表
    示させるための情報を含むことを特徴とする請求項6な
    いし9のいずれか1つに記載のデータサーバ。
  11. 【請求項11】 前記帳票作成手段は、ユーザによって
    設定された帳票の各出力項目の検索条件を管理するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項2ないし10のい
    ずれか1つに記載のデータサーバ。
  12. 【請求項12】 前記帳票作成手段は、ユーザの要求に
    応じて前記各出力項目の検索条件を一覧表示させるため
    の出力項目表示データを出力するように構成されたこと
    を特徴とする請求項11記載のデータサーバ。
  13. 【請求項13】 前記帳票作成手段は、ユーザからの日
    付指定要求に応じて、管理している前記各出力項目の日
    付を一括変更するように構成されたことを特徴とする請
    求項11または12記載のデータサーバ。
  14. 【請求項14】 各ユーザの設備のデータを収集して送
    信する各データ収集装置と、通信ネットワーク経由で前
    記設備データを受信し、この設備データを用いて所定の
    処理を実行し、その結果をユーザに送信するデータサー
    バとを含む情報処理システムにおいて、 前記データサーバは、請求項1ないし13に記載された
    データサーバの中から選択されることを特徴とする情報
    処理システム。
  15. 【請求項15】 各データ収集装置は、 入力したデータに入力時刻を付加して保存する入力デー
    タ保存手段と、 前記入力データ保存手段に保存されたデータを送信する
    時刻を設定する送信時刻設定手段とを備え、 システムに含まれる少なくとも二つのデータ収集装置
    は、前記送信時刻設定手段により異なる送信時刻が設定
    されていることを特徴とする請求項14記載の情報処理
    システム。
  16. 【請求項16】 コンピュータシステムを用いて、各ユ
    ーザの設備のデータを収集するデータ収集装置から送信
    された前記設備データを通信ネットワーク経由で受信
    し、この設備データを用いて所定の処理を実行し、その
    結果をユーザに送信するためのプログラムを記憶した、
    コンピュータ読取可能な記憶媒体において、 前記プログラムは、 ユーザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス
    情報、およびそのユーザに属するデータ収集装置を特定
    し得る装置識別情報を導出可能な情報、を含むユーザ関
    連情報をユーザごとに記憶する処理と、 各データ収集装置から送信された前記装置識別情報付き
    の設備データを受信し、保存する処理と、 前記ユーザ関連情報の前記装置識別情報を導出可能な情
    報に基づいて、対応するユーザの設備データを抽出し、
    この抽出した設備データを用いてそのユーザ関連情報に
    おける前記サービス情報に対応する処理を実行し、その
    結果を出力する処理と、 をコンピュータに実行させるように構成され、 前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
    入力したデータ値に関する情報を含んでおり、 前記サービス情報は、設備データに含まれるデータ項目
    の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別
    の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳
    票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応
    する情報として、各データ収集装置から送られてくる設
    備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序情報
    と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報を含
    んでおり、 前記設備データを受信し、保存する処理は、データ収集
    装置から送信された設備データを受信した場合に、その
    データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
    情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
    データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
    目情報と関連付けて保存する処理を含んでおり、 前記サービス情報に対応する処理は、処理対象となる設
    備データから表示すべき前記データ項目情報と前記入力
    時刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の
    形式で表示出力可能な帳票表示データを作成する処理を
    含んでいる、ことを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 各ユーザの設備のデータを収集する各
    データ収集装置から送信された前記設備データを通信ネ
    ットワーク経由で受信し、この設備データを用いて所定
    の処理を実行し、その結果をユーザに提供する情報処理
    方法において、 ユーザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス
    情報、およびそのユーザに属するデータ収集装置を特定
    し得る装置識別情報を導出可能な情報、を含むユーザ関
    連情報をユーザごとに記憶する段階と、 ユーザを特定し得るユーザ識別情報を設定してユーザに
    通知すると共に、このユーザ識別情報を導出可能な情報
    を前記ユーザ関連情報と対応付けて記憶する段階と、 各データ収集装置から送信された前記装置識別情報付き
    の設備データを受信し、保存する段階と、 ユーザに対してユーザ識別情報の入力を促す段階と、 ユーザからユーザ識別情報が入力された場合に、そのユ
    ーザ識別情報を受信し、そのユーザ識別情報が正しいか
    否かを判断する段階と、 ユーザから入力されたユーザ識別情報が正しいと判断し
    た場合に、前記ユーザ識別情報を導出可能な情報および
    これと対応付けられた前記ユーザ関連情報の前記装置識
    別情報を導出可能な情報に基づいて、対応するユーザの
    設備データを抽出し、この抽出した設備データを用いて
    そのユーザ関連情報における前記サービス情報に対応す
    る処理を実行し、その結果をユーザに提供する段階と、
    を備え、 前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
    入力したデータ値に関する情報を含んでおり、 前記サービス情報は、設備データに含まれるデータ項目
    の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別
    の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳
    票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応
    する情報として、各データ収集装置から送られてくる設
    備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序情報
    と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報を含
    んでおり、 前記設備データを受信し、保存する段階は、データ収集
    装置から送信された設備データを受信した場合に、その
    データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
    情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
    データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
    目情報と関連付けて保存する段階を含んでおり、 前記サービス情報に対応する処理は、処理対象となる設
    備データから表示すべき前記データ項目情報と前記入力
    時刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の
    形式で表示出力可能な帳票表示データを作成する処理を
    含んでいる、ことを特徴とする情報処理方法。
  18. 【請求項18】 各ユーザの設備のデータを収集する各
    データ収集装置から送信された前記設備データを通信ネ
    ットワーク経由で受信し、この設備データを用いて所定
    の処理を実行し、その結果をユーザに提供する情報処理
    方法において、 ユーザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス
    情報、を含むユーザ関連情報を記憶する段階と、 データ収集装置取扱業者に対して、データ収集装置を特
    定し得る装置識別情報を通知すると共に、この装置識別
    情報を導出可能な情報を前記ユーザ関連情報と対応付け
    て記憶する段階と、 各データ収集装置から送信された前記装置識別情報付き
    の設備データを受信し、保存する段階と、 前記ユーザ関連情報およびこれと対応付けられた前記装
    置識別情報を導出可能な情報に基づいて、対応するユー
    ザの設備データを抽出し、この抽出した設備データを用
    いてそのユーザ関連情報における前記サービス情報に対
    応する処理を実行し、その結果をそのユーザに提供する
    段階と、を備え、 前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
    入力したデータ値に関する情報を含んでおり、 前記サービス情報は、設備データに含まれるデータ項目
    の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別
    の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳
    票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応
    する情報として、各データ収集装置から送られてくる設
    備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序情報
    と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報を含
    んでおり、 前記設備データを受信し、保存する段階は、データ収集
    装置から送信された設備データを受信した場合に、その
    データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
    情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
    データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
    目情報と関連付けて保存する段階を含んでおり、 前記サービス情報に対応する処理は、処理対象となる設
    備データから表示すべき前記データ項目情報と前記入力
    時刻情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の
    形式で表示出力可能な帳票表示データを作成する処理を
    含んでいる、ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 【請求項19】 各ユーザの設備のデータを収集する各
    データ収集装置から送信された前記設備データを通信ネ
    ットワーク経由で受信し、この設備データに基づいて所
    定のサービスをユーザに提供する設備関連サービス提供
    方法において、 ユーザを特定する情報、そのユーザに提供するサービス
    内容、およびそのユーザに属するデータ収集装置を特定
    し得る装置識別情報を導出可能な情報、を含むユーザ関
    連情報をユーザごとに記憶する段階と、 各データ収集装置から送信された前記装置識別情報付き
    の設備データを受信し、保存する段階と、 前記ユーザ関連情報の前記装置識別情報を導出可能な情
    報に基づいて、対応するユーザの設備データを抽出し、
    この抽出した設備データに基づいてそのユーザ関連情報
    における前記サービス内容のサービスをユーザに提供す
    る段階と、を備え、 前記設備データは、データ収集装置における入力時刻と
    入力したデータ値に関する情報を含んでおり、 前記サービス内容は、設備データに含まれるデータ項目
    の種類に関するデータ項目情報と、帳票の種別、各種別
    の帳票に含まれるデータ項目とその表示形式に関する帳
    票情報とを含んでおり、かつ、各データ収集装置に対応
    する情報として、各データ収集装置から送られてくる設
    備データ内におけるデータ項目の順序に関する順序情報
    と、各データ項目のデータ長に関するデータ長情報を含
    んでおり、 前記設備データを受信し、保存する段階は、データ収集
    装置から送信された設備データを受信した場合に、その
    データ収集装置に対応する前記順序情報と前記データ長
    情報に基づいて、その受信された設備データから前記各
    データ項目に対応するデータ値を抽出して前記データ項
    目情報と関連付けて保存する段階を含んでおり、 前記サービス内容のサービスは、処理対象となる設備デ
    ータから表示すべき前記データ項目情報と前記入力時刻
    情報に基づいて該当するデータ値を抽出し、帳票の形式
    で表示出力可能な帳票表示データを作成するサービスを
    含んでいる、ことを特徴とする設備関連サービス提供方
    法。
  20. 【請求項20】 データ収集装置で収集した各ユーザの
    設備のデータを保管管理者のデータサーバを用いて保管
    し、ユーザの端末上で出力可能とする設備データ管理方
    法において、 準備段階として、 前記保管管理者のデータサーバに、送信する設備データ
    内におけるデータ項目の順序と、各データ項目のデータ
    長を含む情報を入力する段階と、 データ収集装置に対して、設備データの送信時刻とデー
    タ収集装置を特定し得る装置識別情報を設定する段階
    と、を備え、 データ蓄積段階として、 前記データ収集装置に設備データを入力する段階と、 前記入力されたデータ値に入力時刻を付して前記データ
    収集装置に記憶させる段階と、 設定された送信時刻に、前記データ収集装置に記憶され
    ているデータを装置識別情報と共に前記保管管理者のデ
    ータサーバへ向けて送信することにより、前記保管管理
    者のデータサーバに装置識別情報を導出可能な情報、デ
    ータ項目情報、データ値および入力時刻を関連付けて記
    憶させる段階と、を備える一方、 データ出力段階として、 ユーザの端末と通信ネットワークを介してつながる前記
    保管管理者のデータサーバとを通信接続可能にするため
    のユーザ識別情報を前記端末に入力する段階と、 前記ユーザの端末に表示させるデータに対応するデータ
    項目と入力時刻を特定するデータ要求情報を、前記ユー
    ザの端末から前記保管管理者のデータサーバへ送信する
    段階と、 前記データ要求情報に応じて、前記保管管理者のデータ
    サーバから送信されたデータ値を前記ユーザの端末で受
    信する段階と、 前記受信したデータ値を前記ユーザの端末上で表示する
    段階と、 を備えたことを特徴とする設備データ管理方法。
  21. 【請求項21】 データ変更段階として、 前記端末上で表示されたデータ値を修正する段階と、 前記修正されたデータ値、これに対応するデータ項目情
    報、入力時刻情報、および、ユーザ識別情報もしくは装
    置識別情報、を含む情報を前記保管管理者のデータサー
    バに向けて送信することにより、前記保管管理者のデー
    タサーバに記憶されている対応するデータ値を変更させ
    る段階と、を備えたことを特徴とする請求項20記載の
    設備データ管理方法。
JP2000368843A 2000-12-04 2000-12-04 データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、および設備データ管理方法 Expired - Lifetime JP3723074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368843A JP3723074B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、および設備データ管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368843A JP3723074B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、および設備データ管理方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000204419 Division 2000-07-05 2000-07-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002024423A true JP2002024423A (ja) 2002-01-25
JP3723074B2 JP3723074B2 (ja) 2005-12-07

Family

ID=18838984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000368843A Expired - Lifetime JP3723074B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、および設備データ管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3723074B2 (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021712A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Yokogawa Electric Corp 設備診断支援システム
JP2004227175A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sony Corp メンテナンスシステム
WO2010123044A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 エフビートライアングル株式会社 情報表示方法及びサービス提供サーバ
WO2011052743A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 ダイキン工業株式会社 コントローラ及び空気調和機
WO2011052742A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 ダイキン工業株式会社 室内機及びそれを備えた空気調和機
JP2011248435A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Fujitsu Marketing Ltd 分析支援処理装置およびそのプログラム
JP2013191962A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toshiba Corp データ送信装置、データ受信装置、及びプログラム
WO2014045922A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 Jfeスチール株式会社 設備異常監視システムおよび設備異常監視方法
JP2014225235A (ja) * 2013-03-15 2014-12-04 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド プロセスプラントにおけるモバイル制御セッションを開始又は再開するための方法
JP2015121870A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 山洋電気株式会社 太陽光発電システム監視装置
JP2016115915A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 ハンファテクウィン株式会社Hanwha Techwin Co.,Ltd. データ管理装置及び方法
WO2017159501A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 日本精機株式会社 表示装置及びプラント機器状態収集システム
US10037303B2 (en) 2013-03-14 2018-07-31 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Collecting and delivering data to a big data machine in a process control system
US10168691B2 (en) 2014-10-06 2019-01-01 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data pipeline for process control system analytics
US10282676B2 (en) 2014-10-06 2019-05-07 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Automatic signal processing-based learning in a process plant
US10296668B2 (en) 2013-03-15 2019-05-21 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data modeling studio
US10386827B2 (en) 2013-03-04 2019-08-20 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics platform
US10503483B2 (en) 2016-02-12 2019-12-10 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Rule builder in a process control network
US10649424B2 (en) 2013-03-04 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics
US10649449B2 (en) 2013-03-04 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics
US10656627B2 (en) 2014-01-31 2020-05-19 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Managing big data in process control systems
US10678225B2 (en) 2013-03-04 2020-06-09 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data analytic services for distributed industrial performance monitoring
US10866952B2 (en) 2013-03-04 2020-12-15 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Source-independent queries in distributed industrial system
US10909137B2 (en) 2014-10-06 2021-02-02 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Streaming data for analytics in process control systems
JP2021177402A (ja) * 2017-11-01 2021-11-11 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
US11385608B2 (en) 2013-03-04 2022-07-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Big data in process control systems

Cited By (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021712A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Yokogawa Electric Corp 設備診断支援システム
JP2004227175A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sony Corp メンテナンスシステム
WO2010123044A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 エフビートライアングル株式会社 情報表示方法及びサービス提供サーバ
CN102597642B (zh) * 2009-10-30 2015-04-08 大金工业株式会社 控制器及空调机
US9410714B2 (en) 2009-10-30 2016-08-09 Daikin Industries, Ltd. Controller and air conditioner
JP2011094924A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Daikin Industries Ltd 室内機及びそれを備えた空気調和機
JP2011094934A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Daikin Industries Ltd コントローラ及び空気調和機
CN102597642A (zh) * 2009-10-30 2012-07-18 大金工业株式会社 控制器及空调机
WO2011052743A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 ダイキン工業株式会社 コントローラ及び空気調和機
US9574781B2 (en) 2009-10-30 2017-02-21 Daikin Industries, Ltd. Indoor unit and air conditioner with same
WO2011052742A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 ダイキン工業株式会社 室内機及びそれを備えた空気調和機
JP2011248435A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Fujitsu Marketing Ltd 分析支援処理装置およびそのプログラム
JP2013191962A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toshiba Corp データ送信装置、データ受信装置、及びプログラム
WO2014045922A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 Jfeスチール株式会社 設備異常監視システムおよび設備異常監視方法
JPWO2014045922A1 (ja) * 2012-09-20 2016-08-18 Jfeスチール株式会社 設備異常監視システムおよび設備異常監視方法
US10866952B2 (en) 2013-03-04 2020-12-15 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Source-independent queries in distributed industrial system
US11385608B2 (en) 2013-03-04 2022-07-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Big data in process control systems
US10678225B2 (en) 2013-03-04 2020-06-09 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data analytic services for distributed industrial performance monitoring
US10649449B2 (en) 2013-03-04 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics
US10649424B2 (en) 2013-03-04 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics
US10386827B2 (en) 2013-03-04 2019-08-20 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics platform
US10223327B2 (en) 2013-03-14 2019-03-05 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Collecting and delivering data to a big data machine in a process control system
US10037303B2 (en) 2013-03-14 2018-07-31 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Collecting and delivering data to a big data machine in a process control system
US10311015B2 (en) 2013-03-14 2019-06-04 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed big data in a process control system
JP2014225235A (ja) * 2013-03-15 2014-12-04 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド プロセスプラントにおけるモバイル制御セッションを開始又は再開するための方法
US10649413B2 (en) 2013-03-15 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method for initiating or resuming a mobile control session in a process plant
US11573672B2 (en) 2013-03-15 2023-02-07 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method for initiating or resuming a mobile control session in a process plant
US10296668B2 (en) 2013-03-15 2019-05-21 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data modeling studio
US10671028B2 (en) 2013-03-15 2020-06-02 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for managing a work flow in a process plant
US10152031B2 (en) 2013-03-15 2018-12-11 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Generating checklists in a process control environment
US10324423B2 (en) 2013-03-15 2019-06-18 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for controlling a process plant with location aware mobile control devices
US10133243B2 (en) 2013-03-15 2018-11-20 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for seamless state transfer between user interface devices in a mobile control room
US11169651B2 (en) 2013-03-15 2021-11-09 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for controlling a process plant with location aware mobile devices
US10551799B2 (en) 2013-03-15 2020-02-04 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for determining the position of a mobile control device in a process plant
US10691281B2 (en) 2013-03-15 2020-06-23 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for controlling a process plant with location aware mobile control devices
US10031490B2 (en) 2013-03-15 2018-07-24 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Mobile analysis of physical phenomena in a process plant
US10649412B2 (en) 2013-03-15 2020-05-12 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for seamless state transfer between user interface devices in a mobile control room
US11112925B2 (en) 2013-03-15 2021-09-07 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Supervisor engine for process control
JP2015121870A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 山洋電気株式会社 太陽光発電システム監視装置
US10656627B2 (en) 2014-01-31 2020-05-19 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Managing big data in process control systems
US10909137B2 (en) 2014-10-06 2021-02-02 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Streaming data for analytics in process control systems
US10168691B2 (en) 2014-10-06 2019-01-01 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data pipeline for process control system analytics
US10282676B2 (en) 2014-10-06 2019-05-07 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Automatic signal processing-based learning in a process plant
CN106156393A (zh) * 2014-12-11 2016-11-23 韩华泰科株式会社 数据管理装置及方法
JP2016115915A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 ハンファテクウィン株式会社Hanwha Techwin Co.,Ltd. データ管理装置及び方法
CN106156393B (zh) * 2014-12-11 2019-05-31 韩华精密机械株式会社 数据管理装置及方法
US11886155B2 (en) 2015-10-09 2024-01-30 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Distributed industrial performance monitoring and analytics
US10503483B2 (en) 2016-02-12 2019-12-10 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Rule builder in a process control network
WO2017159501A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 日本精機株式会社 表示装置及びプラント機器状態収集システム
JP2021177402A (ja) * 2017-11-01 2021-11-11 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
JP7186833B2 (ja) 2017-11-01 2022-12-09 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3723074B2 (ja) 2005-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002024423A (ja) データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、設備関連サービス提供方法、および設備データ管理方法
JP4488656B2 (ja) データサーバ、情報処理システムと方法、記憶媒体、設備関連サービス提供方法、および設備データ管理方法
US9076103B2 (en) Device management system which cooperates with a power managment system for managing power consumption consumed by a plurality of electronic devices, control method for device management system, and storage medium
US7882427B2 (en) System and method for managing a spreadsheet
US7742958B1 (en) System and method for preparing a tax return using electronically distributed tax return data
WO2019056710A1 (zh) 供应商推荐方法、装置及计算机可读存储介质
CN101471962A (zh) 设备管理门户、系统和方法
US20020062242A1 (en) Method and system for planning employee training in company
US20120290343A1 (en) Work Order Audit System
CN111177510A (zh) 基于流程自动化的电费类客服工单抓取与诊断方法及装置
CN102306414A (zh) 一种基于全方位排号系统的终端
US7421352B2 (en) Network-enabled electrical power equipment with integrated content management system
JP5007247B2 (ja) ジョブ処理システムおよびジョブ管理方法
CN114778936A (zh) 电能计量异常的监控方法、监控器、系统以及电子设备
JP2007041886A (ja) 経営計画作成支援装置および、その方法ならびに、その方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP3953479B2 (ja) 使用電力監視システムおよび負荷率演算表示方法
JP2006139760A (ja) 業務管理システム
CN113393167A (zh) 维修订单管理方法、装置、设备及存储介质
EP1269388A1 (en) A knowledge system and methods of business alerting and business analysis
CN108876298A (zh) 一种收益分享管理方法及系统
JP3989914B2 (ja) エネルギー管理システム
US20140258448A1 (en) Customer Vetted Device Status Communication System And Method
JP5457746B2 (ja) 業務コスト分析システム、方法およびプログラム
JPH08147356A (ja) 保全管理装置
JP2013171576A (ja) 業務依頼支援システム、業務依頼支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3723074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term