JP2002024076A - ファイル削除規制装置、シート廃棄規制装置、ファイル廃棄規制方法およびシート廃棄規制方法 - Google Patents

ファイル削除規制装置、シート廃棄規制装置、ファイル廃棄規制方法およびシート廃棄規制方法

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JP2002024076A
JP2002024076A JP2000206805A JP2000206805A JP2002024076A JP 2002024076 A JP2002024076 A JP 2002024076A JP 2000206805 A JP2000206805 A JP 2000206805A JP 2000206805 A JP2000206805 A JP 2000206805A JP 2002024076 A JP2002024076 A JP 2002024076A
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file
deletion
sheet
unit
determination
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JP2000206805A
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English (en)
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Kazumi Sawayanagi
一美 澤柳
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ってファイルを削除することを防止できる
ファイル削除規制装置およびファイル削除規制方法を提
供すること。 【解決手段】 キーボード101又はマウス102を介
してファイル部105内のファイルの削除が指示される
と、アプリケーション部104は、当該ファイル名を削
除規制部107に通知する。削除規制部107は、受け
取ったファイル名を判断材料取得・解析部108に通知
し、判断材料取得・解析部108又は条件判定部112
でなされる削除判定又は削除禁止判定を待つ。判断材料
取得・解析部108又は条件判定部112は、ファイル
に付属するファイル情報と削除条件格納部106に格納
されている削除条件とから、当該ファイルの削除判定又
は削除禁止判定を行う。削除規制部107は、当該判定
結果に従って、アプリケーション部104に対し、当該
ファイルの削除許可又は削除禁止の指示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンなどでフ
ァイルの削除操作が行われた場合に、当該削除の規制を
行うファイル削除規制装置、シュレッダーなどのシート
廃棄装置によるシートの廃棄を規制するシート廃棄規制
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA(Office Automation)の発
展に伴い、多くの企業では、ワードプロセッサや文書・
画像処理ソフトウエアをインストールしたパソコンなど
の端末装置が一人に一台割り当てられ、文書やイラスト
などの作成が行われており、作成された文書などは、ハ
ードディスクなどの記憶装置に保管されている。また、
各端末装置をLAN(Local Area Network)を介して相
互に接続し、作成した文書を各端末同士でやりとりした
り、あるいは、大容量の記憶装置を設置して、当該記憶
装置に保管される文書を共有したりしているところもあ
る。
【0003】ところが大容量といっても、限界があるの
で、定期的に不要となった文書などをファイル単位で削
除し、記憶装置の記憶領域を適宜解放する必要がある。
また、作成された文書やイラストは、紙(シート)に印
刷された書類としても保管されており、やはり、保管場
所の制約から、適宜廃棄する必要がある。この場合、通
常、ファイルや書類の整理を命ぜられた担当者が、予め
指示された削除条件に合ったファイルを記憶装置から削
除したり、廃棄条件に合った書類をシュレッダーにかけ
たりすることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
削除操作されたファイル(プロテクトのかかっているフ
ァイルは別として)は無条件に削除されてしまい、シュ
レッダの投入口に投入された書類は自動的に細断されて
しまうため、担当者の判断に誤りがあった場合には、ま
だ必要とされているファイルや書類を消失してしまうこ
ととなる。
【0005】本発明は、上記の課題に鑑み、誤ってファ
イルを削除することを防止できるファイル削除規制装置
およびファイル削除規制方法並びに誤ってシート(書
類)を廃棄することを防止できるシート廃棄規制装置お
よびシート廃棄規制方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るファイル削除規制装置は、情報処理シ
ステムにおいてファイル削除を行うファイル削除装置に
用いられ、削除規制を行うファイル削除規制装置であっ
て、ファイル削除条件を格納する削除条件格納手段と、
削除対象となったファイルに付属する付属情報が前記条
件格納手段に格納されているファイル削除条件を満足す
るか否かの判断を行って、当該ファイルの削除を許可す
るか禁止するかを判定する判定手段と、判定手段の判定
結果に応じて、前記ファイル削除装置によるファイルの
削除を規制する規制手段とを備えることを特徴とする。
【0007】また、オペレータからの、付属情報の入力
を受付ける受付手段を有し、前記付属情報は、前記受付
手段を介して受付けられたものであることを特徴とす
る。上記の目的を達成するため、本発明に係るファイル
削除規制装置は、情報処理システムにおいてファイル削
除を行うファイル削除装置に用いられ、削除規制を行う
ファイル削除規制装置であって、削除対象となったファ
イルの内容の一部から、当該ファイルの削除を許可する
か禁止するかを判定する判定手段と、判定手段の判定結
果に応じて、前記ファイル削除装置によるファイルの削
除を規制する規制手段とを備えることを特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するため、本発明に係る
シート廃棄規制装置は、文書又は画像が記録されたシー
トの廃棄を行うシート廃棄装置に用いられ、廃棄規制を
行うシート廃棄規制装置であって、廃棄対象となったシ
ートの文書又は画像に付属する付属情報が廃棄条件に合
致するか否かの判断を行なって、当該シートの廃棄を許
可するか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結
果に応じて、前記シート廃棄装置によるシートの廃棄を
規制する規制手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記付属情報は、文書又は画像に埋
めこまれている電子透かし情報であることを特徴とす
る。上記の目的を達成するため、本発明に係るシート廃
棄規制装置は、文書又は画像が記録されたシートの廃棄
を行うシート廃棄装置に用いられ、廃棄規制を行うシー
ト廃棄規制装置であって、廃棄対象となったシートの文
書又は画像の内容の一部から、当該シートの廃棄を許可
するか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果
に応じて、前記シート廃棄装置によるシートの廃棄を規
制する規制手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記シート廃棄装置は、シートを細
断するシート細断装置であることを特徴とする。上記の
目的を達成するため、本発明に係るファイル削除規制方
法は、情報処理システムで用いられるファイル削除装置
によるファイルの削除を規制する方法であって、削除対
象となったファイルに付属する付属情報が削除条件を満
足するか否かの判断を行って、当該ファイルの削除を許
可するか禁止するかを判定する判定ステップと、前記判
定ステップにおける判定結果に応じて、削除対象となっ
たファイルの削除を規制する規制ステップとを有するる
ことを特徴とする。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係るシート廃棄規制方法は、文書又は画像が記録され
たシートの廃棄を行うシート廃棄装置によるシートの廃
棄を規制する方法であって、廃棄対象となったシートの
文書又は画像に付属する付属情報が廃棄条件に合致する
か否かの判断を行なって、当該シートの廃棄を許可する
か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップに
おける判定結果に応じて、前記シート廃棄装置によるシ
ートの廃棄を規制する規制ステップとを有することを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)実施の形態1は、本発明をパソコンに
適用した例であり、図1は、当該パソコンの機能ブロッ
クの一部を示す図である。
【0013】操作入力部103は、キーボード101や
マウス102などの入力手段から入力される情報(入力
情報)をアプリケーション部104に出力する。アプリ
ケーション部104は、操作入力部103からの入力情
報に基づいて文書データや画像データあるいは音声デー
タを作成し、作成したデータをファイル単位で、ファイ
ル部105に格納する。また、前記入力手段から削除指
示されたファイルのファイル名を削除規制部107に通
知し、当該削除規制部107からの、削除許可または削
除禁止の指示を待つ。アプリケーション部104は、削
除許可を受けると、図示しないOS(オペレーティング
・システム)部に指示し、削除指示のあったファイルの
削除を行なわせる。一方、削除禁止の指示を受けると、
削除指示のあったファイルの削除をキャンセルする。
【0014】ファイル部105内の各ファイルのヘッダ
領域には、図2に示す、ファイル情報が書き込まれる。
ファイル情報には、OSが発生するシステム情報に基づ
いてアプリケーション部104が自動的に書き込む4つ
の情報、すなわち、作成者情報、更新者情報、作成日情
報および更新日情報と、操作者から前記入力手段を通じ
て書き込まれる2つの情報、すなわち、保存期限情報と
パスワード情報とが含まれる。
【0015】作成者情報とは、当該ファイルを最初に作
成した者を識別する情報であり、当該作成者名として、
パソコンに予め設定されているユーザ名が付与される。
更新者情報とは、ファイルの内容を最後に変更した者
(最新の更新者)を識別する情報であり、これも、パソ
コンに予め設定されているユーザ名が付与される。ファ
イルが最初に作成されたパソコンと同一のパソコンで更
新が行われた場合には、作成者と更新者とは一致する
が、作成者からファイルを受け取って、別のパソコンで
更新を行なった場合には、作成者と更新者とは異なるこ
ととなる。
【0016】作成日情報とは、上記作成者がファイルを
作成した日時を示す情報である。更新日情報とは、上記
更新者がファイルを更新した日時を示す情報である。保
存期限情報とは、当該ファイルの削除を禁止する期限
(年・月・日)を示す情報であり、作成者または更新者
のいずれもが設定できる。なお、設定するかどうかは任
意である。
【0017】パスワード情報とは、当該ファイルを削除
する権利のある者を識別するための文字列であり、作成
者、更新者のいずれもが設定できる。なお、当該パスワ
ードを設定するかどうかは任意である。また、パスワー
ドは、当該パスワードを設定した作成者または更新者は
もちろんのこと、これらの者からファイルの削除を許可
された者が知得している。
【0018】図1に戻り、削除条件格納部106は、フ
ァイルの削除条件が設定されるところであり、当該削除
条件は、前記入力手段を介して操作者から入力される情
報に基づいて、アプリケーション部104が設定する。
図3は、削除条件格納部106を示す図である。本図に
示すように、設定される削除条件には、作成後削除不可
期間、更新後削除不可期間、削除不可キーワード、操作
者(削除者)判断要否および保存期限判断要否がある。
このうち、作成後削除不可期間〜削除不可キーワードの
3項目には、具体的な数字や文字列が設定され、操作者
(削除者)判断要否と保存期限判断要否の2項目には、
ファイルの削除に際しこれらの判断を要するか否かの設
定がなされる。
【0019】作成後削除不可期間は、前記作成日からフ
ァイルの削除を禁止する日数である。更新後削除不可期
間は、前記更新日からファイルの削除を禁止する日数で
ある。削除不可キーワードは、ファイルに含まれている
と当該ファイルの削除を禁止する文字列である。例え
ば、当該キーワードとして、一般的に、書類(文書)の
先頭箇所に記載され、取り扱いに注意を要するといった
意味で用いられる「重要」という文字列が設定されたと
すると、当該「重要」と言う文字が現われるファイルの
削除が禁止される。
【0020】操作者(削除者)判断要否は、作成者およ
び更新者以外の者がファイルを削除することを防止する
ために設定される。当該項目が、「要」に設定される
と、ファイルを削除しようとする者(そのときの操作
者)が、作成者および更新者と一致するか否かの判断が
なされ、これら両者と一致する場合にのみ削除が許可さ
れ、一方でも一致しない場合には、削除が禁止される。
「否」に設定されると、ファイルの削除に際し、当該項
目の判断はなされない。なお、操作者とは、削除操作を
しているパソコンに設定されているユーザ名を指す。
【0021】保存期限判断要否は、ファイルを削除する
に際し、ファイル情報として設定されている「保存期
限」の判断を要する場合に「要」と設定され、不要の場
合に「否」と設定される。図1に戻り、削除規制部10
7は、削除指示されたファイルのファイル名をアプリケ
ーション部104から受け取ると、受け取ったファイル
名を判断材料取得・解析部108に通知し、判断材料取
得・解析部108又は条件判定部112において、後述
するようにしてなされる、ファイルを削除すべき旨の判
定(以下、「削除判定」と言う。)またはファイルの削
除を禁止すべき旨の判定(以下、「削除禁止判定」と言
う。)を待つ。削除規制部107は、この判定に基づ
き、アプリケーション部104に対し、ファイルの削除
を禁止し、または削除許可を与える。
【0022】判断材料取得・解析部108は、削除規制
部107から削除指示のあったファイルのファイル名を
受け取ると、先ず、削除条件格納部106に格納されて
いる削除条件を取得する。次に、取得した削除条件を判
断するのに必要なファイル情報(削除指示のあったファ
イルに関するもの)か、パスワードが設定されているか
否かを判断する。
【0023】いずれも設定されていない場合には、判断
材料取得・解析部108は、削除規制部107に対し、
削除判断を通知する。パスワードが設定されている場合
には、表示制御部109に対し、パスワードの設定があ
る旨の通知を行い、表示制御部109に、表示部110
上にパスワードの入力を促す表示をさせると共に、パス
ワード判定部111に、当該パスワードを通知して、パ
スワード判定(後述)の指示を行い、その結果を待つ。
【0024】パスワード以外のファイル情報のみが設定
されているか、または、パスワードと共に他のファイル
情報が設定されておりパスワード判定部111からパス
ワードが一致した旨の通知がなされた場合には、判断材
料取得・解析部108は、条件判定部112に対し、削
除条件とファイル情報とを渡し、条件判定部112にこ
れらに基づく判定を行なわせる。
【0025】判断材料取得・解析部108は、同一のフ
ァイルについて、パスワード判定部111からパスワー
ドが一致しなかった旨の通知を3回受けた場合には、削
除規制部107に対し、削除禁止判断を通知する。ま
た、当該通知を1回目と2回目に受け取った際には、表
示制御部109に対し、パスワードの再入力を促す表示
を行うように指示する(以下、この指示を「再入力指
示」と言う。)。
【0026】表示制御部109は、判断材料取得・解析
部108からパスワードの設定がある旨の通知を受け取
ると、表示部110に、「削除指定したファイルのパス
ワードを入力して下さい。」と言った、操作者にパスワ
ードの入力を促す表示を行わせる。また、判断材料取得
・解析部108から再入力指示を受け取ると、表示部1
10に、「入力されたパスワードは間違いです。正しい
パスワードを入力し直して下さい。」と言った、操作者
にパスワードの再入力を促す表示を行なわせる。
【0027】パスワード判定部111は、判断材料取得
・解析部108から、パスワードの通知と共にパスワー
ド判定の指示がなされると、操作入力部103からの入
力情報(この場合は、操作者が前記入力手段を介して入
力したパスワード(以下、「入力パスワード」と言
う。)と判断材料取得・解析部108から通知されたパ
スワード(以下、「設定パスワード」と言う。)が一致
するか否かの判定(一致または不一致)を行う。パスワ
ード判定部111は、判定結果を判断材料取得・解析部
108に通知する。
【0028】条件判定部112は、判断材料取得・解析
部108から、削除条件とファイル情報とが渡され、判
定指示がなされると、ファイル情報と後述するシステム
情報部113が提供するシステム情報とを参照し、削除
条件の各項目の判定を行う。1項目でも削除条件が満た
されない場合は、削除禁止の判定(以下、単に「禁止判
定」と言う。)を行い、全項目で削除条件が満たされた
場合には、削除の判定(削除判定)を行い、判断材料取
得・解析部108へ、判定結果を通知する。なお、各項
目の判定方法については、後で詳述する。
【0029】システム情報部113は、OSが発生する
現在時刻(年・月・日・時)や操作者(ユーザ名)など
を他部に開示する。図4は、ファイルの削除規制プログ
ラムのフローチャートを示しており、当該プログラム
は、アプリケーション部104から削除規制部107
に、削除指示されたファイルのファイル名の通知がなさ
れたことを条件に起動される。
【0030】先ず、上記通知がなされると、削除規制部
107は、削除条件格納部106から削除条件を取得し
(ステップS1)、次に、削除指示のあったファイルに
関し、取得した削除条件を判断するのに必要なファイル
情報か、パスワードが設定されているか否かを判断する
(ステップS2)。いずれも設定されていない場合には
(ステップS2でNO)、判断材料取得・解析部108
は、削除規制部107に対し、削除判断を通知し、これ
を受けた削除規制部107は、アプリケーション部10
4に対し、ファイルの削除許可を与える(ステップS
3)。
【0031】いすれかが設定されている場合には(ステ
ップS2でYES)、設定されている全ファイル情報を
取得し(ステップS4)、その中に、パスワードの設定
がなされていない場合には(ステップS5でNO)、条
件判定部112に対し、条件判定の指示を行う。一方、
パスワードの設定がなされていた場合には(ステップS
5でYES)、入力手段からのパスワード入力回数を特
定する変数「i」に1を格納し(ステップS6)、表示
制御部109に対し、パスワードの設定がある旨の通知
を行い、表示制御部109に、表示部110上にパスワ
ードの入力を促す表示をさせる(ステップS7)と共
に、パスワード判定部111に、パスワード判定(後
述)の指示を行い、その結果を待つ。
【0032】パスワード判定部111は、パスワードの
入力を待ち(ステップS8)、パスワードが入力される
と(ステップS8でYES)、入力パスワードが設定パ
スワードと一致するか否かの判定を行い(ステップS
9)、判定結果を判断材料取得・解析部108に通知す
る。不一致の判定結果が通知されると、判断材料取得・
解析部108は、上記変数「i」の値が2を越えている
か否かを判定し(ステップS10)越えていなければ
(ステップS10でNO)、変数「i」を1だけインク
リメントして(ステップS11)、表示制御部109に
対し、パスワードの再入力を促す表示を行うように指示
をし(ステップS12)、ステップS8へリターンす
る。変数「i」が2を越えた場合(ステップS10でY
ES)、すなわち、入力パスワードが3回連続して、設
定パスワードと一致しなかった場合には、当該操作者
は、当該ファイルの削除をする権利を有していない者で
あるとみなして、判断材料取得・解析部108は、削除
規制部107に対し、削除禁止判断を通知し、これを受
けた削除規制部107は、アプリケーション部104に
対し、ファイルの削除を禁止する(ステップS13)。
【0033】一方、3回以内に入力パスワードが設定パ
スワードと一致した場合(ステップS9でYES)、判
断材料取得・解析部108は、その他の(パスワード以
外の)ファイル情報の有無を確認し(ステップS1
4)、無ければ(ステップS14でNO)、削除規制部
107に対し、削除判断を通知し、これを受けた削除規
制部107は、アプリケーション部104に対し、ファ
イルの削除許可を与える(ステップS3)。
【0034】その他のファイル情報が存在する場合(ス
テップS14でYES)、判断材料取得・解析部108
は、条件判定部112に削除条件とファイル情報とを渡
し、、判定指示を行い、当該条件判定部112は、条件
の判定を行う(ステップS15)。図5は、条件判定部
112による条件判定の処理の手順を示すフローチャー
トである。条件判定部112は、判断材料取得・解析部
108から受け取った削除条件の各項目について順番
に、削除を禁止すべき(禁止判断)か、ファイルを削除
してもよい(削除判断)かの判断を行い(ステップS2
1、23、25、27、29、31)、禁止判断がなさ
れた項目が発生した時点で(ステップS22、24、2
6、28、30、32のいずれかでYES)、禁止判定
を行い、その旨を削除規制部107に通知する(ステッ
プS33)。
【0035】一方、全ての項目で削除判断をした場合に
は(ステップS22、24、26、28、30、32の
全てでNO)、削除判定を行い、その旨を削除規制部1
07に通知する(ステップS34)。図4に戻り、削除
規制部107は、条件判定部112から削除判定の通知
を受けると(ステップS16でYES)、アプリケーシ
ョン部104に対し、ファイルの削除許可を与え(ステ
ップS3)、禁止判定の通知を受けると(ステップS1
6でNO)、アプリケーション部104に対し、ファイ
ルの削除を禁止する(ステップS13)。
【0036】続いて、図5のフローチャートにおける、
判定条件の判断方法について、図6〜11に示すフロー
チャートを用いて、項目毎に説明する。図6は、図5に
おけるファイル作成日基準判断処理(ステップS21)
の詳細を示したフローチャートである。先ず、ファイル
情報の中に、ファイル作成日情報があるか否かを判断し
(ステップS211)、無ければ(ステップS211で
NO)、削除判断をする(ステップS212)。有れば
(ステップS211でYES)、当該ファイル作成日と
作成後削除不可期間とを取得し(ステップS213、2
14)、システム情報部113から現在時刻を取得する
(ステップS215)。取得したこれらの情報から、現
在、削除不可期間が経過しているか否かの判断を行い
(ステップS216)、経過していると判断した場合は
(ステップS216でYES)、削除判断を行い(ステ
ップS212)、まだ経過していないと判断した場合は
(ステップS216でNO)、禁止判断を行う(ステッ
プS217)。
【0037】図7は、図5におけるファイル更新日基準
判断処理(ステップS23)の詳細を示したフローチャ
ートである。先ず、ファイル情報の中に、ファイル更新
日情報があるか否かを判断し(ステップS231)、無
ければ(ステップS231でNO)、削除判断をする
(ステップS232)。有れば(ステップS231でY
ES)、当該ファイル更新日と更新後削除不可期間とを
取得し(ステップS233、234)、システム情報部
113から現在時刻を取得する(ステップS235)。
取得したこれらの情報から、現在、削除不可期間が経過
しているか否かの判断を行い(ステップS236)、経
過していると判断した場合は(ステップS236でYE
S)、削除判断を行い(ステップS232)、まだ経過
していないと判断した場合は(ステップS236でN
O)、禁止判断を行う(ステップS237)。
【0038】図8は、図5におけるファイル作成者基準
判断処理(ステップS25)の詳細を示したフローチャ
ートである。先ず、ファイル情報の中に、ファイル作成
者情報があるか否かを判断し(ステップS251)、無
ければ(ステップS251でNO)、削除判断をし(ス
テップS252)、有れば(ステップS251でYE
S)、当該ファイル作成者名とアプリケーション操作者
名を取得し(ステップS253、254)、両者が一致
するか否かの判断を行う(ステップS255)。一致し
た場合には(ステップS255でYES)、削除判断を
行い(ステップS252)、不一致であった場合には
(ステップS255でNO)、禁止判断を行う(ステッ
プS256)。
【0039】図9は、図5におけるファイル更新者基準
判断処理(ステップS27)の詳細を示したフローチャ
ートである。先ず、ファイル情報の中に、ファイル更新
者情報があるか否かを判断し(ステップS271)、無
ければ(ステップS271でNO)、削除判断をし(ス
テップS272)、有れば(ステップS271でYE
S)、当該ファイル更新者名とアプリケーション操作者
名を取得し(ステップS273、274)、両者が一致
するか否かの判断を行う(ステップS275)。一致し
た場合には(ステップS275でYES)、削除判断を
行い(ステップS272)、不一致であった場合には
(ステップS275でNO)、禁止判断を行う(ステッ
プS276)。
【0040】図10は、図5におけるファイル保存期限
基準判断処理(ステップS29)の詳細を示したフロー
チャートである。先ず、ファイル情報の中に、ファイル
保存期限情報があるか否かの判断をし(ステップS29
1)、無ければ(ステップS291でNO)、削除判断
をする(ステップS292)。有れば(ステップS29
1でYES)、当該ファイル保存期限と現在時刻とを取
得し(ステップS293,294)、取得した両情報か
ら、現時点で保存期限が経過しているか否かの判断を行
う(ステップS295)。保存期限が経過していた場合
には(ステップS295でYES)、削除判断を行い
(ステップS292)、まだ経過していない場合には
(ステップS295でNO)、禁止判断を行う(ステッ
プS296)。
【0041】図11は、図5における削除不可キーワー
ドによる判断処理(ステップS31)の詳細を示したフ
ローチャートである。先ず、ファイル情報の中に、削除
不可キーワード情報があるか否かの判断をし(ステップ
S311)、無ければ(ステップS311でNO)、削
除判断をする(ステップS312)。有れば(ステップ
S311でYES)、当該削除不可キーワードを取得し
て(ステップS313)、ファイル部105(図1)に
格納されている、対応するファイルを対象とするキーワ
ード検索を行う(ステップS314)。その結果、当該
ファイル中に、削除不可キーワードが存在すれば(ステ
ップS315でYES)、禁止判断をし(ステップS3
16)、存在しなければ(ステップS315でNO)、
削除判断をする(ステップS312)。なお、キーワー
ド検索の範囲は、ファイル(文書)の先頭から3行目迄
としたり、第1頁分としたり、全文としたりでき、その
範囲は任意に設定可能である。
【0042】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、オペレータによって削除指示されたファイルを削除
してもよいか否かの判断が、当該ファイルに付属するフ
ァイル情報と予め設定された削除条件とによってなされ
るため、オペレータの錯誤によって、ファイルが削除さ
れるのを防止できる。なお、上記実施の形態では、削除
条件格納部に5項目の削除条件を設定することとしたが
(図3)、これら全てを設定する必要は無く、必要に応
じて取捨選択してもよい。また、削除条件もこれら5項
目のものに限られるわけではなく、別の削除条件を設定
してもよい。例えば、KB(キロバイト)で規定される
ファイサイズを設定し、当該ファイルサイズよりも大き
いサイズのファイルを削除可とし、当該ファイルサイズ
以下のファイルを削除不可とすることなどが考えられ
る。(実施の形態2)実施の形態2は、本発明を、シー
ト細断装置(シュレッダー)を備えたシート廃棄装置3
00に適用した例であり、図12は、当該シート廃棄装
置300の概略構成を示す図である。
【0043】なお、本装置で処理されるシート(原稿)
には、文書や画像が記録(印刷)されており、廃棄規制
のかかったシートの文書または画像には、当該文書また
は画像の付属する付属情報として廃棄規制情報が電子透
かし情報の形で埋めこまれている。当該廃棄規制情報に
は、文書名とセットで埋めこまれる暗証番号と廃棄保護
期限とがあり、いずれも人には不可視の状態で埋めこま
れている。
【0044】暗証番号は、当該シートを廃棄する権利の
ある者を識別するための、例えば4桁からなる数字であ
る。暗証番号は、当該暗証番号を付与した者はもちろん
のこと、この者からシートの廃棄を許可された者が知得
している。廃棄保護期限とは、当該シートの廃棄を禁止
する期限を示す情報であり、年月日からなる。すなわ
ち、廃棄保護期限の埋めこまれたシートは、当該年月日
を経過するまで、その廃棄を禁止する趣旨である。
【0045】なお、原稿には、暗証番号(文書名)と廃
棄保護期限の内、その両方が埋めこまれているものと、
一方のみが埋めこまれているものとがある。また、廃棄
規制のかかっていない原稿には、これら廃棄規制情報が
埋めこまれていない。本図に示すように、シート廃棄装
置300は、自動原稿送り装置310、画像読取り部3
20、用紙細断部330、廃棄禁止原稿ストック部34
0、操作パネル350および制御部360などで構成さ
れている。
【0046】自動原稿送り装置310は、セットトレイ
311にセットされた複数枚の原稿を、最下位のものか
ら1枚ずつ取り出して、画像読取り部320の画像読取
り位置へ搬送する公知の構成からなる装置である。画像
読取り部320は、前記自動原稿送り装置310で搬送
され、プラテンガラス321(原稿読取り位置)上を通
過する原稿の画像を電気信号として読取り、当該電気信
号をA/D変換して、デジタルデータとして画像データ
を生成する公知のものである。
【0047】用紙細断部330は、中間ストック部33
1を有し、画像読取り部320による読取りの終了した
原稿を当該中間ストック部331に順次積み上げて、一
時的にストックする。中間ストック部331は、上記自
動原稿送り装置310と同様な構成からなり、ストック
した原稿を、先入れ先だし方式で(すなわち、最下位の
原稿から)1枚ずつ、間隔をおいて所定のタイミング
で、フィードローラ332へと繰出す。フィードローラ
332の下流側には、切替え爪333が設けられてい
る。切替え爪333が実線で示す位置に切替えられる
と、フィードローラ332から繰出された原稿は、廃棄
禁止原稿ストック部340へと導入され、切替え爪33
3が破線で示す位置に切り替えられると、フィードロー
ラ332から繰出された原稿は、細断機334へと導入
される。細断機334は、原稿(シート状のもの)を、
解読不可能な程度まで細かく切断する公知の機械(シュ
レッダー)であり、細断機334へ導入された原稿は、
ここで細断され、細断屑となって細断屑収納部335の
収納袋336へ収納される。なお、不図示の前扉を開け
ると、裁断屑が収納袋336の容量一杯に溜まった場合
などに、当該収納袋336を当該装置内から取り出せる
ようになっている。
【0048】また、前記前扉を開けると、前記廃棄禁止
原稿ストック部340に積載されて原稿を取り出せるよ
うになっている。操作パネル350は、テンキーや自動
原稿送り装置310にセットされた原稿の処理を開始さ
せるスタートキーなどの各種キーの他に、制御部360
からの指示などをメッセージの形で表示する表示部(液
晶パネル)などを備えている。
【0049】制御部360は、上記した各装置や各部を
統括的に制御すると共に、前記画像読取り部320で読
み取られた画像データに基づいて、当該シートを廃棄
(細断)するか否かの決定を行う。図13は、制御部3
60などの構成を示した図である。本図に示すように、
制御部360は、画像メモリ361、電子透かし情報検
出部362、電子透かし情報解析部363、暗証番号判
定部364、条件判定部365、ROM366およびR
AM367がCPU368を中心にして設けられた構成
をしている。
【0050】画像メモリ361は、前記画像読取り部3
20で読み取られた原稿の画像データを格納する。電子
透かし情報検出部362は、前記画像メモリ361に格
納された画像データから電子透かし情報を検出する。電
子透かし情報解析部363は、電子透かし情報検出部3
62が検出した電子透かし情報の内容を特定する。すな
わち、検出された電子透かし情報から、文書名と暗証番
号と破棄保護期限とを特定する。
【0051】暗証番号判定部364は、電子透かし情報
として設定された上記暗証番号(以下、「設定暗証番
号」と言う。)と操作パネル350のテンキーを介して
入力される暗証番号(以下、「入力暗証番号」と言
う。)とを比較し、両者が一致するか否かの判定を行
い、判定結果をCPU368に通知する。条件判定部3
65は、前記電子透かし情報解析部363から破棄保護
期限情報を取得し、CPU368の内部時計269から
現在時刻を取得して、今現在、破棄保護期限を経過して
いるか否かの判断を行い、経過している場合には、廃棄
判定を行い、未経過の場合は禁止判定を行なって、当該
判定結果をCPU368に通知する。
【0052】ROM366には、CPU368が実行す
るプログラムが格納されている。RAM367は、RO
M366に格納されているプログラムを実行する際のワ
ークエリアとなるところであり、当該プログラムを実行
するのに必要なデータを一時的に記憶しておく領域を有
する。図14,15は、制御部360による、シート廃
棄許可・禁止の処理手順を示すフローチャートである。
【0053】先ず、画像メモリ361に原稿1枚分の画
像データが格納されると、CPU368は、電子透かし
情報検出部362に当該画像データから電子透かし情報
の検出を行なわせる(ステップS51)。電子透かし情
報が検出されなかった場合(ステップS52でNO)、
CPU368は、シートの廃棄許可を行う(ステップS
53)。
【0054】電子透かし情報が検出された場合(ステッ
プS54でYES)、CPU368は、電子透かし情報
解析部363に検出された電子透かし情報の解析を行な
わせる(ステップS54)。解析の結果、電子透かし情
報に暗証番号が含まれていなければ(ステップS55で
NO)、CPU368は、条件判定部365に対し条件
判定を行なわせる。一方、電子透かし情報に暗証番号が
含まれていたときには(ステップS55でYES)、C
PU368は、操作パネル350(テンキー)からの暗
証番号の入力回数を特定する変数「n」に1を格納する
(ステップS56)と共に、操作パネル350の表示部
に、当該原稿の「文書名」と「暗証番号を入力して下さ
い。」と言った暗証番号の入力を促す旨の表示とを行い
(ステップS57,58)、暗証番号の入力を待つ(ス
テップS59)。
【0055】暗証番号が入力されると(ステップS59
でYES)、CPU368は、当該入力暗証番号を暗証
番号判定部364に渡し、これが設定暗証番号と一致す
るか否かの判定を行なわせる(ステップS60)。暗証
番号判定部364から不一致の判定結果が通知されると
(ステップS61でNO)、CPU368は、上記変数
「n」の値が2を越えているか否かを判定し(ステップ
S62)越えていなければ(ステップS62でNO)、
変数「n」を1だけインクリメントして(ステップS6
3)、操作パネル350の表示部に暗証番号の再入力を
促す表示を行い(ステップS64)、ステップS59へ
リターンする。変数「n」が2を越えた場合(ステップ
S62でYES)、すなわち、入力暗証番号が3回連続
して、設定暗証番号と一致しなかった場合には、当該操
作者は、当該シート(原稿)の廃棄をする権利を有して
いない者であるとみなして、CPU368は、原稿(文
章)の廃棄禁止を行う(ステップS65)。
【0056】一方、3回以内に入力暗証番号が設定暗証
番号と一致した場合(ステップS61でYES)、CP
U368は、その他の(暗証番号以外の)電子透かし情
報の有無を確認し(ステップS66)、無ければ(ステ
ップS66でNO)、廃棄許可を行う(ステップS5
3)。その他の電子透かし情報が存在する場合(ステッ
プS66でYES)、CPU368は、条件判定部36
5に、判定指示を行い、当該条件判定部365は、条件
の判定を行う(ステップS67)。
【0057】図15は、条件判定部365による条件判
定の処理の手順を示すフローチャートである。条件判定
部365は、電子透かし情報解析部363から廃棄保護
期限を、CPU368の内部時計269から現在時刻を
取得し(ステップS671,672)、取得した両情報
から、現時点で保護期限が経過しているか否かの判断を
行う(ステップS673)。保護期限が経過していた場
合には(ステップS673でYES)、CPU368に
廃棄判定を通知し(ステップS674)、まだ経過して
いない場合には(ステップS673でNO)、CPU3
68に禁止判定を通知する(ステップS675)。
【0058】図14に戻り、CPU368は、条件判定
部365から廃棄判定の通知を受けると(ステップS6
8でYES)、シートの廃棄許可を行い(ステップS5
3)、禁止判定の通知を受けると(ステップS68でN
O)、シートの廃棄を禁止する(ステップS65)。具
体的には、判定対象となったシートを中間ストック部3
31から繰出し、廃棄許可を行なった場合には、切替え
爪333を破線で示す位置に切り替えて原稿を細断機3
34へと導き、廃棄禁止を行なった場合は、切替え爪3
33を実線で示す位置に切り替えて、原稿を廃棄禁止原
稿ストック部340へ導入する。
【0059】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、廃棄者の錯誤により誤って廃棄対象となった原稿の
廃棄が防止できることとなる。なお、上記実施の形態2
では、文書または画像に電子透かし情報の形で埋めこま
れた廃棄規制情報に基づいて、廃棄の判断を行なった
が、これに限らず、実施の形態1の場合と同様、当該文
書または画像の内容の一部から廃棄の判断を行なっても
よい。例えば、廃棄不可キーワードとして「重要」とい
う文字列を設定しておき、廃棄対象となった文書中に当
該キーワードが含まれている場合には廃棄不可とし、含
まれていない場合には廃棄可とするのである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るファ
イル削除規制装置によれば、削除対象となったファイル
の付属情報が、条件格納手段に格納されているファイル
削除条件を満足するか否かの判断が行われて、当該ファ
イルの削除を許可するか禁止するかの判定が行われ、当
該判定結果に応じて、ファイル削除装置によるファイル
削除の規制がなされるので、ファイル削除者の錯誤によ
ってファイルが削除されるのを防止できる。
【0061】また、本発明に係るファイル削除規制装置
によれば、削除対象となったファイルの内容の一部か
ら、当該ファイルの削除を許可するか禁止するかの判定
が行われ、当該判定結果に応じて、ファイル削除装置に
よるファイル削除の規制がなされるので、ファイル削除
者の錯誤によってファイルが削除されるのを防止でき
る。
【0062】本発明に係るシート廃棄規制装置によれ
ば、廃棄対象となったシートの文書又は画像の付属情報
が廃棄条件に合致するか否かの判断が行われて、当該シ
ートの廃棄を許可するか禁止するかの判定が行われ、当
該判定結果に応じて、シート廃棄装置によるシート廃棄
の規制がなされるので、シート廃棄者の錯誤によってシ
ートが廃棄されるのを防止できる。
【0063】また、本発明に係るシート廃棄規制装置に
よれば、廃棄対象となったシートの文書又は画像の内容
の一部から、当該シートの廃棄を許可するか禁止するか
の判定が行われ、当該判定結果に応じて、シート廃棄装
置によるシート廃棄の規制がなされるので、シート廃棄
者の錯誤によってシートが廃棄されるのを防止できる。
【0064】本発明に係るファイル削除規制方法によれ
ば、削除対象となったファイルの付属情報が削除条件を
満足するか否かの判断が行われて、当該ファイルの削除
を許可するか禁止するかの判定が行われ、当該判定結果
に応じて、ファイル削除装置によるファイル削除の規制
がなされるので、ファイル削除者の錯誤によってファイ
ルが削除されるのを防止できる。
【0065】また、本発明に係るシート廃棄規制方法に
よれば、廃棄対象となったシートの文書又は画像の付属
情報が廃棄条件に合致するか否かの判断が行われて、当
該シートの廃棄を許可するか禁止するかの判定が行わ
れ、当該判定結果に応じて、シート廃棄装置によるシー
ト廃棄の規制がなされるので、シート廃棄者の錯誤によ
ってシートが廃棄されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコンの機能ブロックの一部を示す図であ
る。
【図2】ファイル情報格納部を示す図である。
【図3】削除条件格納部を示す図である。
【図4】文書(ファイル)の削除規制プログラムのフロ
ーチャートである。
【図5】条件判定部による条件判定の処理の手順を示す
フローチャートである。
【図6】図5におけるファイル作成日基準判断処理の詳
細を示したフローチャートである。
【図7】図5におけるファイル更新日基準判断処理の詳
細を示したフローチャートである。
【図8】図5におけるファイル作成者基準判断処理の詳
細を示したフローチャートである。
【図9】図5におけるファイル更新者基準判断処理の詳
細を示したフローチャートである。
【図10】図5におけるファイル保存期限基準判断処理
の詳細を示したフローチャートである。
【図11】図5における削除不可キーワードによる判断
処理の詳細を示したフローチャートである。
【図12】シート廃棄装置の概略構成を示す図である。
【図13】上記シート廃棄装置の制御部などの構成を示
した図である。
【図14】シート廃棄許可・禁止の処理手順を示すフロ
ーチャートの一部である。
【図15】シート廃棄許可・禁止の処理手順を示すフロ
ーチャートの一部である。
【符号の説明】
101 キーボード 102 マウス 103 操作入力部 104 アプリケーション部 105 ファイル部 106 廃棄条件格納部 107 廃棄規制部 108 判断材料取得・解析部 111 パスワード判定部 112 条件判定部 113 システム情報部 269 内部時計 300 シート廃棄装置 320 画像読取り部 330 用紙細断部 333 切替え爪 334 細断機 350 操作パネル 360 制御部 362 電子透かし情報検出部 363 電子透かし情報解析部 364 暗証番号判定部 365 条件判定部 366 ROM 367 RAM 368 CPU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理システムにおいてファイル削除
    を行うファイル削除装置に用いられ、削除規制を行うフ
    ァイル削除規制装置であって、 ファイル削除条件を格納する削除条件格納手段と、 削除対象となったファイルに付属する付属情報が前記条
    件格納手段に格納されているファイル削除条件を満足す
    るか否かの判断を行って、当該ファイルの削除を許可す
    るか禁止するかを判定する判定手段と、 判定手段の判定結果に応じて、前記ファイル削除装置に
    よるファイルの削除を規制する規制手段とを備えること
    を特徴とするファイル削除規制装置。
  2. 【請求項2】 オペレータからの、付属情報の入力を受
    付ける受付手段を有し、 前記付属情報は、前記受付手段を介して受付けられたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のファイル削除
    規制装置。
  3. 【請求項3】 情報処理システムにおいてファイル削除
    を行うファイル削除装置に用いられ、削除規制を行うフ
    ァイル削除規制装置であって、 削除対象となったファイルの内容の一部から、当該ファ
    イルの削除を許可するか禁止するかを判定する判定手段
    と、 判定手段の判定結果に応じて、前記ファイル削除装置に
    よるファイルの削除を規制する規制手段とを備えること
    を特徴とするファイル削除規制装置。
  4. 【請求項4】 文書又は画像が記録されたシートの廃棄
    を行うシート廃棄装置に用いられ、廃棄規制を行うシー
    ト廃棄規制装置であって、 廃棄対象となったシートの文書又は画像に付属する付属
    情報が廃棄条件に合致するか否かの判断を行なって、当
    該シートの廃棄を許可するか否かを判定する判定手段
    と、 判定手段の判定結果に応じて、前記シート廃棄装置によ
    るシートの廃棄を規制する規制手段とを備えたことを特
    徴とするシート廃棄規制装置。
  5. 【請求項5】 前記付属情報は、文書又は画像に埋めこ
    まれている電子透かし情報であることを特徴とする請求
    項4記載のシート廃棄規制装置。
  6. 【請求項6】 文書又は画像が記録されたシートの廃棄
    を行うシート廃棄装置に用いられ、廃棄規制を行うシー
    ト廃棄規制装置であって、 廃棄対象となったシートの文書又は画像の内容の一部か
    ら、当該シートの廃棄を許可するか否かを判定する判定
    手段と、 判定手段の判定結果に応じて、前記シート廃棄装置によ
    るシートの廃棄を規制する規制手段とを備えたことを特
    徴とするシート廃棄規制装置。
  7. 【請求項7】 前記シート廃棄装置は、シートを細断す
    るシート細断装置であることを特徴とする請求項4,5
    または6記載のシート廃棄規制装置。
  8. 【請求項8】 情報処理システムで用いられるファイル
    削除装置によるファイルの削除を規制する方法であっ
    て、 削除対象となったファイルに付属する付属情報が削除条
    件を満足するか否かの判断を行って、当該ファイルの削
    除を許可するか禁止するかを判定する判定ステップと、 前記判定ステップにおける判定結果に応じて、削除対象
    となったファイルの削除を規制する規制ステップとを有
    するることを特徴とするファイル削除規制方法。
  9. 【請求項9】 文書又は画像が記録されたシートの廃棄
    を行うシート廃棄装置によるシートの廃棄を規制する方
    法であって、 廃棄対象となったシートの文書又は画像に付属する付属
    情報が廃棄条件に合致するか否かの判断を行なって、当
    該シートの廃棄を許可するか否かを判定する判定ステッ
    プと、 前記判定ステップにおける判定結果に応じて、前記シー
    ト廃棄装置によるシートの廃棄を規制する規制ステップ
    とを有することを特徴とするシート廃棄規制方法。
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