JP2002023765A - 吸音板およびその製造方法 - Google Patents

吸音板およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産が簡便かつ安価であり、吸音性能ならびに
強度が高く、取り付け時の作業性や運搬性に優れた吸音
板を得る。 【解決手段】(1)粒子径5.0mm以下の無機質粒状
物100重量部に対して、結合剤を固形分換算で5〜3
0重量部含有する粒子凝集型多孔体層、(2)複数の貫
通孔を有するボード、を基本構成とし、粒子凝集型多孔
体層の片面または両面にボードを積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物や、道路、
鉄道軌道、トンネル等の防音壁に適用することができる
吸音板とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、住環境への関心が高まっており、近
隣家庭、工場等からの騒音、あるいは自動車、鉄道車両
等から発生する騒音の抑制が望まれている。そこで、こ
れらの騒音を低減する吸音板が各種提案されている。例
えば、特公昭60−26149号公報では、ガラス質発
泡骨材と樹脂とを成形、硬化する吸音板が提案されてい
る。また、特開平5−204385号公報では、ムライ
ト等のセラミックス粒子を用いて加圧成形した吸音板が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の吸音板を得るためには、加圧成形機による大掛かりな
生産設備を必要とし、コストアップや作業工程が煩雑に
なる点で大きな負担となっている。また、これらの吸音
板の吸音性能は十分とは言えず、特に自動車や鉄道車両
騒音防止のためには、実用的な周波数帯域である低周波
数側の吸音性能を高める必要がある。このような低周波
数側の吸音性能を高めるためには、一般的に吸音板の背
後に設ける空気層の厚みを大きくしなければならない。
その結果、吸音板全体の厚みが大きくなってしまい、吸
音板の取り付け時における作業性や運搬性に劣るという
欠点もある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、生産が簡便かつ安価であり、また吸音性能ならび
に強度が高く、取り付け時の作業性や運搬性に優れた吸
音板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】即ち、本発明は、以下に列挙される各手段
を含むものである。 1.(1)粒子径5.0mm以下の無機質粒状物100
重量部に対して、結合剤を固形分換算で5〜30重量部
含有する粒子凝集型多孔体層、(2)複数の貫通孔を有
するボードを基本構成とし、粒子凝集型多孔体層の片面
または両面にボードが積層されていることを特徴とする
吸音板。 2.無機質粒状物が、発泡粒状物、軽量粒状物から選択
される1種以上であることを特徴とする1.に記載の吸
音板。 3.ボードが、押出セメント成形板、スレート板、珪酸
カルシウム板、窯業系サイディングボード、木質系サイ
ディングボードなどの無機質ボード、アルミニウム板、
ステンレス板、亜鉛鋼板などの金属あるいは非鉄金属ボ
ード、FRP、アクリル板、ポリカーボネート板などの
プラスチックボードから選択される1種以上であること
を特徴とする1.または2.に記載の吸音板。 4.粒子凝集型多孔体層に平均粒子径5.0mm以下の
多孔質炭化物および/または平均繊維長0.1〜10m
mの繊維が1〜30重量部含まれていることを特徴とす
る1.から3.の何れかに記載の吸音板。 5.複数の貫通孔を有するボードの片面に、粒子径5.
0mm以下の無機質粒状物100重量部に対して、結合
剤を固形分換算で5〜30重量部含有する組成物を塗付
し、乾燥硬化させて、粒子凝集型多孔体層を形成するこ
とを特徴とする吸音板の製造方法。 6.複数の貫通孔を有するボードの片面に、粒子径5.
0mm以下の無機質粒状物100重量部に対して、結合
剤を固形分換算で5〜30重量部含有する組成物を塗付
し、未乾燥の内に、複数の貫通孔を有する別のボードを
該組成物表面に積層し、その後に乾燥硬化させて、両ボ
ードの中間に粒子凝集型多孔体層を形成することを特徴
とする吸音板の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態と
ともに詳細に説明する。
【0008】無機質粒状物は、本発明の吸音板の吸音性
能と強度との均衡を保持するための成分である。無機質
粒状物としては、各種天然石、珪砂、ガラス、各種セラ
ミックスの他に、黒曜石、真珠石、抗化石、シラス等の
天然石の発泡粒状物、ガラス、各種セラミックスの発泡
粒状物、パーライト、軽石、中空バルーン等の軽量粒状
物を使用することができる。このうち特に、発泡粒状物
が好ましく用いられる。無機質粒状物の粒子径は、5.
0mm以下であるが、好ましくは0.3mm〜1.2m
mのものを使用することができる。粒子径がこのような
範囲の場合に、特に低周波数部分での吸音率が向上する
傾向となる。無機質粒状物のかさ比重は特に限定される
ものではないが、吸音板全体の軽量化を考慮すると0.
05〜1g/cmのものを使用することが好ましい。
【0009】結合剤は、多孔質炭化物及び無機質粒状物
を結合させるもので、有機系、無機系の各種結合剤を使
用することができる。有機系結合剤としては、例えば、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等があげられる。
また、これらの有機系結合剤には、難燃性を付与するた
めに金属水和物、金属酸化物、りん系、ハロゲン系など
の公知の難燃助剤を使用できる。無機系結合剤として
は、例えば、ポルトランドセメント、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント、水ガラス等があげられる。本発
明では、特に、加工性、接着性の点からエポキシ樹脂の
使用が好ましい。
【0010】本発明吸音板における上記各成分の構成比
率は、無機質粒状物100重量部に対して、結合剤を固
形分換算で5〜30重量部である。結合剤が5重量部よ
り少ない場合は、粒状物が脱離するおそれがあり、30
重量部より多い場合は、吸音性が低下することとなる。
【0011】本発明に使用されるボードは、吸音板の吸
音性能と強度向上のために用いられるもので、ボードと
しては、例えば、押出セメント成形板、スレート板、珪
酸カルシウム板、窯業系サイディングボード、木質系サ
イディングボードなどの無機質ボード、アルミニウム
板、ステンレス板、亜鉛鋼板などの金属あるいは非鉄金
属ボード、FRP、アクリル板、ポリカーボネート板な
どのプラスチックボードが使用できる。ボードの板厚
は、特に限定されるものではないが、吸音板全体の強度
や衝撃による破損を考慮すると1〜30mm、好ましく
は5〜15mmの範囲のものを使用することが望まし
い。特に30mm以上となるとボード自体の重量が大き
くなり、吸音板の搬送が困難となり、また取り付け施工
時の作業性が低下する場合がある。また、ボードに設け
る貫通孔は、ボード表面から裏面に貫通している孔であ
り、その孔径は、目安としては3〜20mm、好ましく
は6〜13mmの範囲とし、孔の開口する面積は、ボー
ド表面に対し、5〜70%、好ましくは10〜30%の
範囲になるように設けることが好ましい。孔径が3mm
以下および開口する面積が5%以下となると吸音性が低
下し、孔径が20mm以上および開口する面積が70%
以上になるとボードの強度が低下し好ましくない。
【0012】多孔質炭化物ならびに繊維は、本発明吸音
板の吸音性能をより向上させる成分である。多孔質炭化
物としては、例えば、木炭、竹炭の他、鋸屑、パルプ廃
液、やし殻、石炭、コークス、石油ピッチ等の炭化物が
あげられる。多孔質炭化物の粒子径は、5.0mm以
下、好ましくは0.3〜1.2mmの範囲のものを使用
した場合に特に吸音性能の向上を得ることができる。多
孔質炭化物のかさ比重は0.1〜0.8g/cmのも
のを使用することが好ましい。0.1g/cmより小
さい場合は粒子強度が不十分となり、0.8g/cm
より大きい場合は吸音板の軽量化に対し不利となるから
である。多孔質炭化物の混合比率は、特に限定されない
が、吸音性能の向上をより効果的にするには、無機質粒
状物100重量部に対し、1〜30重量部混合すること
が好ましい。
【0013】多孔質炭化物として、本発明では特に竹炭
粒状物を好ましく使用することができる。竹炭は、モウ
ソウチク、マダケ、ハチク、ネマガリダケ等の各品種の
竹を、通常300〜1000℃で炭化し、消火・冷却す
ることにより得られるものである。竹炭は、通常、20
0〜300m/g程度の比表面積を有する多孔質体で
あり、その孔が連通状であること、孔の断面がハニカム
管状であること、孔の大きさがオングストロームオーダ
ーからミクロンオーダーにわたり、様々な大きさの孔を
有すること、というような特徴を有している。このよう
な竹炭粒状物を使用することにより、一段と優れた吸音
特性を得ることができ、吸音板の薄型化にも極めて有効
となる。
【0014】繊維は、有機系、無機系の各種繊維を使用
することができる。有機系繊維としては、例えば、ポリ
アミド系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエス
テル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリ塩化ビ
ニル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊
維、ポリウレタン系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、
アラミド繊維、ビニロン繊維、カーボン系繊維、パルプ
繊維、等があげられる。無機系繊維としては、例えば、
ガラス繊維、スラグ繊維、ロックウール、シリカ−アル
ミナ繊維、アルミニウム繊維、ステンレス繊維等があげ
られる。本発明では、特に、不燃性の点から無機系繊維
が好ましく、特にガラス繊維の使用が好ましい。また、
繊維の長さは、平均繊維長で0.1〜10mm、好まし
くは0.5〜5mmの範囲のものが使用できる。平均繊
維長が0.1mm以下となると吸音性が低下し、10m
m以上になると無機質粒状物との均一な混合が困難とな
り好ましくない。繊維の混合比率は、特に限定されない
が、吸音性能の向上をより効果的にするには、無機質粒
状物100重量部に対し、1〜30重量部混合すること
が好ましい。
【0015】本発明吸音板の製造方法は特に限定され
ず、公知の製造方法を採用することができる。例えば、
複数の貫通孔を有するボードに無機質粒状物と結合剤、
場合により多孔質炭化物または平均繊維長5.0mm以
下の繊維を混合した組成物をスプレーガンなどの塗装機
を用いて塗付し、乾燥させることにより粒子凝集型多孔
体層を形成することで、大掛りな製造設備の必要な加圧
成形等の手順を経ずして、塗付、乾燥という簡便な手順
にて製造することができる。また、複数の貫通孔を有す
るボードに無機質粒状物と結合剤、場合により多孔質炭
化物または平均繊維長5.0mm以下の繊維を混合した
組成物をスプレーガンなどの塗装機を用いて塗付し、未
乾燥の内に、複数の貫通孔を有する別のボードを該組成
物表面に積層し、その後に乾燥硬化させて、両ボードの
中間に粒子凝集型多孔体層を形成することで加圧成形等
の手順を経ずして、簡便に製造することができる。
【0016】吸音板の厚みは、所望の吸音特性が得られ
るように粒子凝集型多孔体層とボードの厚みをそれぞれ
適宜決定することができるが、通常それらを積層させた
厚みは5〜50mm程度であることが好ましい。
【0017】本発明吸音板には、シート状、マット状、
ネット状の繊維層、無機粒状物等を主成分とする補強
層、あるいは金属線、鉄筋、等を積層することも可能で
ある。このような層を積層することにより吸音板の強度
をより高めることができる。
【0018】本発明吸音板にアルコキシシラン等を主成
分とする撥水剤を塗付することは、水や湿気による吸音
性能の低下を抑制する手段として好ましいものである。
また、予め無機質粒状物や多孔質炭化物および繊維を撥
水剤で処理することによっても、同様の効果を得ること
ができ好ましい。また、ボード表面に塗料を塗り付け、
ボードの耐久性向上や意匠性付与を行うこともできる。
【0019】本発明吸音板を設置する際には、コンクリ
ート、木材等の剛体に直接密着する方法、剛体との間に
空気層を設けて設置する方法、複数枚の吸音板を空気層
を介して設置する方法等種々の方法を採用することがで
きる。特に本発明では、空気層を設ける場合、粒子凝集
型多孔体層に多孔質炭化物あるいは繊維を混合すること
により、従来の吸音板に比べ、空気層の厚みが薄くても
同等の吸音特性を得ることができる。
【0020】本発明吸音板は、無機質粒状物からなる粒
子凝集型多孔体層を複数の貫通孔を有するボードに積層
させる点が大きな特徴であり、これにより高強度で優れ
た吸音特性を有する吸音板を簡便に得ることが可能とな
る。さらに多孔質炭化物あるいは繊維を粒子凝集型多孔
体層に混合することにより吸音特性は向上し、低周波領
域の吸音効果を得るために設ける背後空気層を薄型化で
きるという効果がある。特に、多孔質炭化物として竹炭
粒状物を用いた場合は、一段と優れた性能を発揮するこ
とができる。これは竹炭の孔が連通状であること、その
孔の断面がハニカム管状であること、さらには孔の大き
さがオングストロームオーダーからミクロンオーダーに
わたり、様々な大きさの孔を有すること、というような
特徴が、有利にはたらくものと推測される。
【0021】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴をより明確にする。
【0022】(実施例1)粒径0.3〜1.2mmのパ
ーライト、エポキシ樹脂を、それぞれ90重量部、10
重量部で混合したものを、孔径9mm、開口面積20
%、板厚15mmの押出成形板上にスプレーガンを用い
て5mmの厚さとなるように積層し、80℃下で30分
乾燥することによって吸音板Aを作製した。
【0023】(実施例2)粒径0.3〜1.2mmの発
泡ガラスビーズ、エポキシ樹脂を、それぞれ90重量
部、10重量部で混合したものを、孔径9mm、開口面
積20%、板厚15mmの押出成形板上にスプレーガン
を用いて5mmの厚さとなるように積層し、80℃下で
30分乾燥することによって吸音板Bを作製した。
【0024】(実施例3)粒径0.3〜1.2mmの発
泡ガラスビーズ、粒径0.1〜1.2mmの竹炭粒状
物、及びエポキシ樹脂を、それぞれ80重量部、10重
量部、10重量部で混合したものを、孔径9mm、開口
面積20%、板厚15mmの押出成形板上にスプレーガ
ンを用いて5mmの厚さとなるように積層し、80℃下
で30分乾燥することによって吸音板Cを作製した。
【0025】(実施例4)粒径0.3〜1.2mmの発
泡ガラスビーズ、繊維長3mmのポリエステル繊維、及
びエポキシ樹脂を、それぞれ85重量部、5重量部、1
0重量部で混合したものを、孔径6mm、開口面積30
%、板厚5mmのスレート板上にスプレーガンを用いて
5mmの厚さとなるように積層し、80℃下で30分乾
燥することによって吸音板Dを作製した。
【0026】(比較例1)粒径0.3〜1.2mmの発
泡ガラスビーズ、及び粉末フェノール樹脂を、それぞれ
90重量部、10重量部で混合したものを、圧力880
kPaで10秒間加圧した後、160℃下で30分乾燥
することによって10mm厚の吸音板Eを作製した。
【0027】(試験方法)ASTM E1050の2マ
イクロホン法に準じ、100〜4000Hzの周波数範
囲で垂直入射吸音率を測定した。試験装置としては、2
マイクロホンインピーダンス測定管4206型(ビュル
エル・ケアー社製)を使用した。それぞれの吸音板につ
いて、20mmの背後空気層を設けた場合と、40mm
の背後空気層を設けた場合の吸音率を測定した。
【0028】(結果)図1〜図5に測定結果を示す。粒
子凝集型多孔体層を複数の貫通孔を有するボードと積層
した本発明吸音板A、B、C及びDでは、20mmの背
後空気層を設けた場合、40mmの背後空気層を設けた
場合のいずれにおいても、吸音板Eに比べて特に低周波
数領域において高い吸音性能を示した。とりわけ、竹炭
粒状物を粒子凝集型多孔体層中にさらに複合したCは、
より低周波数領域において高い吸音性能を示した。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、吸音性能が高く、吸音
板自体の厚み、さらには背後空気層の厚みを小さくして
も十分な吸音性能を有する吸音板を得ることができる。
また、本発明吸音板は、ボードに特定の粒状物を積層化
していることにより十分な強度をもった成形板を簡便な
方法で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の垂直入射吸音率の結果を示す
グラフである。
【図2】本発明実施例2の垂直入射吸音率の結果を示す
グラフである。
【図3】本発明実施例3の垂直入射吸音率の結果を示す
グラフである。
【図4】本発明実施例4の垂直入射吸音率の結果を示す
グラフである。
【図5】本発明比較例1の垂直入射吸音率の結果を示す
グラフである。
【符号の説明】
a 吸音板Aにおいて20mmの背後空気層を設けた
場合 a’ 吸音板Aにおいて40mmの背後空気層を設けた
場合 b 吸音板Bにおいて20mmの背後空気層を設けた
場合 b’ 吸音板Bにおいて40mmの背後空気層を設けた
場合 c 吸音板Cにおいて20mmの背後空気層を設けた
場合 c’ 吸音板Cにおいて40mmの背後空気層を設けた
場合 d 吸音板Dにおいて20mmの背後空気層を設けた
場合 d’ 吸音板Dにおいて40mmの背後空気層を設けた
場合 e 吸音板Eにおいて20mmの背後空気層を設けた
場合 e’ 吸音板Eにおいて40mmの背後空気層を設けた
場合
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/86 G10K 11/16 A G10K 11/162 Fターム(参考) 2D001 AA01 CA01 CD04 2E001 DF04 FA00 FA29 FA30 GA12 GA42 HA01 HA02 HA21 HB03 HB04 HC01 HD12 HD14 JA01 JA12 JA14 JA15 JA22 JC09 JD05 4F100 AA01A AA03B AA03C AA37A AB02B AB02C AB04B AB04C AB10B AB10C AC00A AC10 AE00B AE00C AE01 AG00 AK01A AK25B AK25C AK45B AK45C AK53 AP10B AP10C BA02 BA03 BA06 CA23A DC11B DC11C DE01A DE04 DG03A DH02B DH02C DJ00A DJ01A EH462 EJ862 GB07 JH01 5D061 AA06 AA11 AA13 AA16 AA22 AA26 AA27 BB03 BB24 BB37 DD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)粒子径5.0mm以下の無機質粒状
    物100重量部に対して、結合剤を固形分換算で5〜3
    0重量部含有する粒子凝集型多孔体層、(2)複数の貫
    通孔を有するボードを基本構成とし、粒子凝集型多孔体
    層の片面または両面にボードが積層されていることを特
    徴とする吸音板。
  2. 【請求項2】無機質粒状物が、発泡粒状物、軽量粒状物
    から選択される1種以上であることを特徴とする請求項
    1記載の吸音板。
  3. 【請求項3】ボードが、押出セメント成形板、スレート
    板、珪酸カルシウム板、窯業系サイディングボード、木
    質系サイディングボードなどの無機質ボード、アルミニ
    ウム板、ステンレス板、亜鉛鋼板などの金属あるいは非
    鉄金属ボード、FRP、アクリル板、ポリカーボネート
    板などのプラスチックボードから選択される1種以上で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    吸音板。
  4. 【請求項4】粒子凝集型多孔体層に、平均粒子径5.0
    mm以下の多孔質炭化物および/または平均繊維長0.
    1〜10mmの繊維が1〜30重量部含まれていること
    を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の吸
    音板。
  5. 【請求項5】複数の貫通孔を有するボードの片面に、粒
    子径5.0mm以下の無機質粒状物100重量部に対し
    て、結合剤を固形分換算で5〜30重量部含有する組成
    物を塗付し、乾燥硬化させて、粒子凝集型多孔体層を形
    成することを特徴とする吸音板の製造方法。
  6. 【請求項6】複数の貫通孔を有するボードの片面に、粒
    子径5.0mm以下の無機質粒状物100重量部に対し
    て、結合剤を固形分換算で5〜30重量部含有する組成
    物を塗付し、未乾燥の内に、複数の貫通孔を有する別の
    ボードを該組成物表面に積層し、その後に乾燥硬化させ
    て、両ボードの中間に粒子凝集型多孔体層を形成するこ
    とを特徴とする吸音板の製造方法。
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