JP2002023695A - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

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JP2002023695A
JP2002023695A JP2001086062A JP2001086062A JP2002023695A JP 2002023695 A JP2002023695 A JP 2002023695A JP 2001086062 A JP2001086062 A JP 2001086062A JP 2001086062 A JP2001086062 A JP 2001086062A JP 2002023695 A JP2002023695 A JP 2002023695A
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electrode
pull
light emission
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Shigeyuki Harada
茂幸 原田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL表示装置を駆動する際の正負の出力電圧
の対称性を良好にする。 【解決手段】 データ側駆動IC51のプルアップ素子
54には、+1/2VM、プルダウン素子55には−1
/2VMの変調電圧がそれぞれ与えられる。走査側駆動
IC52のプルアップ素子57には、正電圧供給回路6
1から+VWの正の書込み電圧が与えられる。プルダウ
ン素子58には、負電圧供給回路62から、−VWの負
の書込み電圧が与えられる。データ電極59は、+1/
2VMまたは−1/2VMの正または負の電圧で駆動さ
れる。走査電極60は、正側の書込み電圧+VWか負側
の書込み電圧−VWか、または接地電位あるいはフロー
ティング電位に制御される。データ電極59および走査
電極60を、それぞれ正または負で対称性のよい駆動を
行うことができるので、長期信頼性を高め、かつ周辺回
路の簡易化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
センス(以下、Electroluminescenceから「EL」と略
称する)発光層を用いて画像などを表示するEL表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7に示すような基本的構成
を有するEL表示装置が自発光型の平面表示装置として
注目されている。EL表示装置の基本的構造は、ガラス
基板1等の電気絶縁性でかつ透明な基板上に、帯状の透
明電極2を平行に配列し、その上に誘電物質層3を積層
し、さらにその上に無機のEL発光層4を積層する。さ
らにその上には誘電物質層5を積層し、さらにその上に
帯状の背面電極6を平行に配列する。透明電極2および
背面電極6は、ともに平行な細線群として形成され、透
明電極2と背面電極6とは互いに直交するように配置さ
れる。
【0003】図8は、図7に示すEL発光層4の印加電
圧−輝度特性を示す。EL発光層4は、無機の蛍光体材
料である硫化亜鉛(ZnS)にマンガン(Mn)等の活
性剤をドープして形成される。印加電圧が約180Vに
なると、発光が開始され、電圧上昇とともに輝度が増
す。所定の電圧、たとえば約230Vを超える電圧を印
加すれば、充分な輝度で発光する。したがって、EL発
光層4を発光させるように駆動するためには、200V
程度の比較的高電圧を印加する必要がある。
【0004】図7に示すようなEL表示装置では、ガラ
ス基板1側に画像を表示する。この際に、ガラス基板1
側の透明電極2がデータ側電極とされ、背面電極6が走
査側電極とされる。データ側の透明電極2と走査側の背
面電極6の交差部は、それぞれ絵素となる。したがっ
て、表示パネルとしては、複数の絵素がマトリクス状に
配列されていることになる。
【0005】図9は、EL表示装置で、各電極の駆動を
対称波形を印加して行う場合と、非対称波形を印加して
行う場合とで、経時的な特性変化を比較して示す。非対
称波形印加後の特性は1点鎖線で示すように、初期特性
から輝度が低下する方向に変化する。対称波形印加によ
る駆動を行うことで、2点鎖線で示すような変化とな
り、このような性能の劣化を避けることができる。
【0006】図10は、従来からのEL表示装置の駆動
回路の概略的な電気的構成を示す。このような駆動回路
の構成は、たとえば本件出願人による特公平6−341
52号公報に開示されている構成と基本的に同等であ
る。すなわち、図7に示すような構造のEL表示パネル
10に対して、透明電極2側をデータ側として駆動する
半導体集積回路としてデータ側駆動IC11が設けら
れ、背面電極6側を走査側として駆動する走査側駆動I
C12も設けられる。データ側駆動IC11内には、シ
フトレジスタ・ラッチ13と、プルアップ素子14およ
びプルダウン素子15のスイッチング素子とが含まれ
る。走査側駆動IC12内にも、シフトレジスタ・ラッ
チ16と、プルアップ素子17およびプルダウン素子1
8のスイッチング素子とが含まれる。データ側駆動IC
11のプルアップ素子14およびプルダウン素子15
は、出力回路を構成し、EL表示パネル10のデータ電
極19を駆動する。走査側駆動IC12内のプルアップ
素子17およびプルダウン素子18は、走査電極20を
駆動する駆動回路を構成する。
【0007】データ側駆動IC11の各プルアップ素子
14のソース電極は、共通接続され、正の極性の変調電
圧+Vmが与えられる。プルダウン素子15のソース電
極も共通接続され、接地されてGND電位となる。1組
のプルアップ素子14およびプルダウン素子15のドレ
イン電極は、データ電極19に接続される。データ電極
19は、たとえばn本配列され、X1,X2,X3,
…,Xnにそれぞれプルアップ素子14またはプルダウ
ン素子15から映像信号により変調電圧Vmが与えられ
る。走査側駆動IC12のプルアップ素子17のソース
電極は共通接続され、Pd1としても示す正電圧供給回
路21から正の高電圧が供給される。プルダウン素子1
8のソース電極は共通接続され、Nd1としても示す負
電圧供給回路22から、負の高電圧が供給される。正電
圧供給回路21とプルアップ素子17のソース電極との
間にはダイオード23が設けられる。プルダウン素子1
8のソース電極と負電圧供給回路22との間にはダイオ
ード24が設けられる。ダイオード23はアノード側が
正電圧供給回路21に接続され、カソード側がプルアッ
プ素子17のソース電極に接続される。ダイオード23
のカソード側には、ダイオード25のカソード側が接続
され、ダイオード25のアノード側は切替回路28(N
d2)を介して接地電位GNDに接続される。ダイオー
ド24のアノード側は、プルダウン素子18のソース電
極に接続され、カソード側が負電圧供給回路22に接続
される。ダイオード24のアノード側には、ダイオード
26のアノード側が接続され、ダイオード26のカソー
ド側は切替回路27(Pd2)を介して接地電位GND
に接地される。
【0008】図11は、図10に示すEL表示パネル1
0の駆動用に必要な高電圧の書込み電圧を発生する電源
回路の概略的な構成を示す。スイッチング素子30は、
トランス31の1次側に流れる電流を断続させる。トラ
ンス31の2次側には一対の巻線が設けられ、ダイオー
ド32,33とコンデンサ34,35でそれぞれ平滑さ
れた正の電圧+Vwと負の電圧−Vwとが得られる。正
側のダイオード32のカソード側のコンデンサ34側の
出力は、さらにダイオード36のアノードに供給され、
ダイオード36のカソード側はコンデンサ37を介し
て、制御回路38によって制御されるトランジスタ3
9,40の出力側に接続される。制御回路38によっ
て、出力側のトランジスタ39,40から正の変調電圧
+Vmが得られるように動作させると、ダイオード36
のカソード側には、正の書込み電圧としてVw+Vmの
出力が得られる。
【0009】なお、ここで言うVm,Vwの電圧は、次
のような範囲に設定する。先ず、Vmは、EL表示パネ
ル10の発光・非発光を制御するための電圧であり、発
光開始電圧より低い電圧で予め定める任意の値をとるこ
とができる。Vwは、Vmに加算した場合にEL表示パ
ネル10の発光開始電圧を超えて充分な発光強度が得ら
れる電圧値に設定する。
【0010】図12は、図10に示す回路で、EL表示
パネル10で、X1のデータ電極19とY1で示す走査
電極20との交点(X1,Y1)のEL素子を発光さ
せ、X2で示すデータ電極19とY1で示す走査電極2
0との交点(X2,Y1)を非発光とする場合の各部の
駆動波形を示す。ここでは、いわゆるフレーム反転駆動
を行うことによって、EL発光層に対して対称性の良い
交流パルスを印加し、信頼性の高い表示を行う。
【0011】第1のフレームでは、先ずデータ側駆動I
C11に順番に表示データ(Data)とクロック(C
kD)が入力され、シフトレジスタ・ラッチ13を用い
て指定されるデータ電極19まで転送した後、ラッチス
トローブ(LS)によって、表示データを一旦ラッチす
る。なお、N/Rは、表示データのシフト方向を指定す
るための入力端子である。走査側駆動IC12に接続さ
れる走査電極20は、フローティング電位に保ってお
き、データ側駆動IC11のシフトレジスタ・ラッチ1
3にラッチされているデータに基づいて、発光させるE
L素子を含むデータ電極19であるX1等のほかは、プ
ルダウン素子15をON状態として、接続されているデ
ータ電極19をGND電位とし、非発光のEL素子を含
むデータ電極19であるX2等は、プルアップ素子14
をONにして+Vmの電圧まで充電させる。
【0012】次に、選択された走査電極20のうちのY
1に接続される走査側駆動IC12のプルアップ素子1
7から、正電圧供給回路21から供給される電圧+(V
w+Vm)をY1の走査電極20に出力することによっ
て、Y1の走査電極20の電位を+(Vw+Vm)に持
上げる。この結果、X1のデータ電極19とY1の走査
電極20との交点(X1,Y1)のEL素子に、発光す
るのに充分な電圧である+(Vw+Vm)が印加されて
発光し、X2のデータ電極19とY1の走査電極20の
交点(X2,Y1)には発光するには不充分な電圧Vw
しか電圧が印加されずに、非発光となる。
【0013】次に、データ電極19の全部X1〜Xnに
接続されるデータ側駆動IC11の出力をプルダウン素
子15をONにしてGND電位として放電させ、またY
1の走査電極20に接続されるプルダウン素子18と切
替回路27を介して、GND電位を与え、Y1の電極に
蓄積させられる電荷を放電することによって、選択され
たY1の走査電極20に対する駆動が終了する。
【0014】同様の駆動をY2からYmまで線順次に繰
返すことによって、第1のフレームについての駆動を完
了させる。
【0015】次に第2のフレームでは、第1のフレーム
と同様に、データ側駆動IC11に順番に表示データ
(Data)とクロック(CkD)が入力され、シフト
レジスタ・ラッチ13を用いて正規の場所に転送した
後、データを一旦ラッチする。走査側駆動IC12に接
続される走査電極20はフローティング電位に保ってお
き、ラッチされたデータに基づき発光させるEL素子を
含むX1等のデータ電極19はプルアップ素子14をO
Nとして、接続された電位を+Vmまで充電し、非発光
のEL素子を含むX2等のデータ電極19は、プルダウ
ン素子15をONにしてGND電位とする。
【0016】次に選択された走査側電極であるY1に接
続されているプルダウン素子18を介して、負電圧供給
回路22から供給される電圧−(Vw)を用いて、Y1
の走査電極20の電位を−(Vw)に引き下げる。この
結果、X1のデータ電極19とY1の走査電極20の交
点(X1,Y1)のEL素子には発光するのに充分な電
圧である−(Vw+Vm)が印加されて発光し、X2の
データ電極19とY1の走査電極20の交点である(X
2,Y1)のEL素子には発光するには不充分な−Vw
が印加され、非発光となる。次に、X1〜Xnの全部の
データ電極19に接続されるプルダウン素子15をON
にして、データ電極19をGND電位に放電し、走査側
駆動IC12のプルアップ素子17と切替回路28を介
して選択されたY1の走査電極20の電位もGND電位
に放電させることによって、選択されたY1の走査電極
20の駆動が終了する。
【0017】同様の駆動をY2からYmまで線順次に繰
返すことによって、第2のフレームについての駆動を完
了させることができる。同様に第1のフレームの駆動と
第2のフレームの駆動とを順次繰返すことによって、E
L表示パネル10に対して正・負の交流パルスを印加
し、任意の画像表示を行うことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような従
来のEL表示パネル10の駆動回路では、データ側駆動
IC11を介してデータ側から印加する変調電圧とし
て、GND電位と正極性の印加電圧+Vmとを用いてい
ることから、EL表示パネル10に印加する電圧は対称
性が等しくない。これを補って、EL表示パネル10に
印加する電圧の対称性を等しくするためには、走査側駆
動IC12の駆動電圧として、データ電極19に対して
負極性の電圧を印加する場合と、正極性の電圧を印加す
る場合とで振幅の絶対値を変えて印加する必要があっ
た。たとえば、図12の第1フレームでは、Y1の走査
電極20に対して、Vw+Vmの振幅の正極性の電圧を
印加し、第2フレームでは−Vwの負極性の電圧を印加
している。このため、電源回路の設計が複雑になる等の
問題あった。さらに電源ラインに接続するデカップリン
グやバイパス用のコンデンサの耐圧も、正側と負側とで
異なってしまい、部品の管理が困難となったり、絶対値
が高い方に共通化すると、部品コストが増大してしまう
ような問題もある。
【0019】本発明の目的は、EL表示装置を対称性の
良好な駆動波形で駆動し、長期信頼性を高めることがで
きるEL表示装置を簡易な周辺回路構成によって提供す
ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、EL発光層
を、互いに交差する方向に配列した第1電極群および第
2電極群の間に挟んで形成するEL表示装置において、
第1電極群に接続され、それぞれの出力端子から正また
は負の変調電圧を第1電極群に印加する第1駆動回路
と、第2電極群に接続され、それぞれの出力端子から絶
対値の等しい正または負の書込み電圧を第2電極群に印
加し、または第2電極群を接地電位かフローティング電
位かのいずれかに切替え可能な第2駆動回路とを含むこ
とを特徴とするEL表示装置である。
【0021】本発明に従えば、第2駆動回路からは第2
電極群に、絶対値が等しい正または負の書込み電圧を印
加するので、書込み電圧を供給する電源回路を簡略化
し、簡易に周辺回路を構成することができる。
【0022】また本発明で、前記書込み電圧の絶対値
は、前記EL発光層の発光開始電圧よりも大きく、該E
L発光層が輝度飽和度領域内の発光電圧よりも小さい範
囲で設定され、前記変調電圧は、該書込み電圧と足し合
わせると輝度飽和領域内の発光電圧まで増大し、該書込
み電圧から減じると該発光開始電圧から予め定める範囲
内の電圧まで低下する値を有することを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、書込み電圧の絶対値は、
EL発光層の発光開始電圧よりも大きく、EL発光層が
輝度飽和領域内の発光電圧よりも小さい範囲で設定され
るので、変調電圧に比較して高電圧となる。高電圧側の
書込み電圧の正負の対称性が良好であるので、周辺回路
に使用するコンデンサなどの耐圧も正負で共通化するこ
とができ、かつ対称性がない場合に比較して最大値を小
さくすることができるので、必要な耐電圧のランクが低
くなる可能性があり、耐電圧のランクを下げてコスト低
減や小型化を図ることができる。
【0024】また本発明で、前記書込み電圧は、前記発
光開始電圧と、前記発光電圧との中間に設定され、前記
変調電圧は、最大値が該発光開始電圧と該発光電圧との
差の電圧の1/2に設定されることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、EL発光層に印加する電
圧として、書込み電圧と変調電圧とを足し合わせた電圧
を発光電圧まで上昇させて発光輝度を高くし、書込み電
圧から変調電圧を減じた電圧を発光開始電圧付近まで下
降させて発光輝度を低くすることができる。変調電圧の
最大値を、発光輝度の変化が大きい範囲で最小にするこ
とができ、第1駆動回路の周辺回路などの簡易化を図る
ことができる。
【0026】また本発明で、前記第1駆動回路は、前記
変調電圧を、入力信号に応じて可変して出力可能である
ことを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、第1駆動回路から変調電
圧として出力される電圧は入力信号に応じて可変して出
力可能であるので、階調表示も容易に行うことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
してのEL表示装置の駆動回路49の概略的な電気的構
成を示す。EL表示装置の駆動回路49は、図7に示す
基本構成を有するEL表示パネル50を、データ側駆動
IC51および走査側駆動IC52によって駆動する。
データ側駆動IC51には、近年実用化されたダブルウ
ェル構造のICを用いることにより、正または負の変調
電圧をデータ側電極59に充電する点が異なるが、走査
側駆動IC52は、図10に示す走査側駆動IC12と
基本的に同等である。データ側駆動IC51には、シフ
トレジスタ・ラッチ53およびプルアップ素子54とプ
ルダウン素子55の組合わせが含まれる。走査側駆動I
C52には、シフトレジスタ・ラッチ56と、プルアッ
プ素子57およびプルダウン素子58の組合わせが含ま
れる。データ側駆動IC51および走査側駆動IC52
は、EL表示パネル50のデータ電極59および走査電
極60をそれぞれ1本ずつ駆動する。
【0029】図2は、図1のEL表示装置の駆動回路4
9でEL表示パネル50を駆動する際に関連する電圧の
関係を示す。EL発光層の印加電圧と発光輝度との関係
から、発光開始電圧と輝度飽和領域内の発光電圧との中
間に書込み電圧VWの絶対値を設定する。輝度飽和領域
とは、EL表示パネルの発光輝度―印加電圧特性曲線に
おいて、増加電圧に対して発光輝度の増加量が増加量が
減少し始める変曲点より高い電圧の領域を示す。さら
に、発光電圧と発光開始電圧との差の電圧をVMとす
る。これに対して、図10に示すような従来の駆動回路
では、書込み電圧Vwが発光開始電圧付近となり、変調
電圧Vmが発光電圧と発光開始電圧との差、すなわち本
実施形態の電圧VM程度となる。本実施形態の変調電圧
は、後述するように、絶対値が1/2VMで正負の極性
に変化する電圧となる。
【0030】図1に示すように、本実施形態のデータ側
駆動IC51のプルアップ素子54の共通接続されたソ
ース電極には、+1/2VMの電圧が与えられる。プル
ダウン素子55の共通接続されたソース電極には、−1
/2VMの電圧が与えられる。すなわち、データ側駆動
IC51のプルアップ素子54およびプルダウン素子5
5は、正負の極性で、絶対値が1/2VMで等しい電圧
をデータ電極59に切替えて与えることができる。
【0031】走査側駆動IC52のプルアップ素子57
の共通接続されたソース電極には、PD1としても示す
正電圧供給回路61からVWの正の電圧が与えられる。
プルダウン素子58の共通接続されたソース電極には、
ND1としても示す負電圧供給回路62から−VWの負
の電圧が与えられる。正電圧供給回路61および負電圧
供給回路62は、それぞれダイオード63,64を介し
てプルアップ素子57のソース電極およびプルダウン素
子58のソース電極に接続される。ダイオード63のカ
ソードとプルアップ素子57のソース電極との接続部に
は、ダイオード65のカソードも接続され、ダイオード
65のアノードは切替回路68(ND2)を介して接地
電位GNDに接続される。ダイオード64のアノードと
プルダウン素子58のソース電極との接続部分には、ダ
イオード66のアノードが接続され、ダイオード66の
カソードは切替回路67(PD2)を介して接地電位G
NDに接続される。
【0032】図3は、図1に示すEL表示装置の駆動回
路49で、高圧側の走査側駆動IC52に必要な電圧を
供給する電源回路の構成を示す。スイッチング素子70
は、トランス71の1次側を流れる電流を断続させ、2
次側の一対の巻線からダイオード72,73でそれぞれ
整流し、コンデンサ74,75で平滑することによっ
て、正側の+VWの電圧と負側の−VWの電圧とを発生
させることができる。図11と比較すれば、非常に簡略
化されていることが判る。
【0033】図4は、図1に示すn本のデータ電極59
のうち、X1のデータ電極59とm本の走査電極60の
うちY1の走査電極60との交点(X1,Y1)のEL
素子を発光させ、X2のデータ電極59とY1の走査電
極60との交点の位置(X2,Y1)のEL素子を非発
光とする場合の駆動波形を示す。
【0034】第1のフレームでは、先ずデータ側駆動I
C51に順番に表示データ(Data)とクロック(C
kD)が入力され、シフトレジスタ・ラッチ53を用い
て、正規のデータ電極59の位置まで転送させた後、デ
ータを一旦ラッチさせる。走査側駆動IC52に接続さ
れる走査電極60は、フローティング電位に保ってお
き、シフトレジスタ・ラッチ53にラッチされたデータ
に基づき、発光させるEL素子を含むX1等のデータ電
極59をプルダウン素子55をONとして、−1/2V
Mの電位を印加する。非発光のEL素子を含むX2等の
データ電極59は、プルアップ素子54をONとして+
1/2VMまで充電させる。
【0035】次に選択されたY1の走査電極60に接続
されている走査側駆動IC52のプルアップ素子57を
介して、正電圧供給回路61から供給される電圧+VW
をY1の走査電極60に出力することによって、Y1の
走査電極60の電位を+VWに持上げる。この結果、X
1のデータ電極59とY1の走査電極60の交点(X
1,Y1)のEL素子に発光するのに充分な電圧である
+(VW+1/2VM)が印加されるので発光し、X2
のデータ電極59とY1の走査電極60との交点(X
2,Y1)には発光するには不充分な+(VW−1/2
VM)の電圧が印加されて非発光となる。次に、プルダ
ウン素子58と切替回路67をONにして、Y1の走査
電極60をGND電位に放電させ、選択されたY1の走
査電極60の駆動を終了する。同様の駆動を、Y2から
Ymまで線順次に繰返すことによって第1のフレームの
駆動が完了する。
【0036】第2のフレームでは、第1のフレームと同
様に、データ側駆動IC51に順番に表示データ(Da
ta)とクロック(CkD)とを入力して、シフトレジ
スタ・ラッチ53を用いて正規の場所に転送した後、デ
ータを一旦ラッチする。走査側駆動IC52に接続され
る走査電極60は、フローティング電位に保っておき、
シフトレジスタ・ラッチ53にラッチされたデータに基
づき、発光させるEL素子を含むX1等のデータ電極5
9は、プルアップ素子54をONとして、接続される電
極に+1/2VMまでの充電を行い、非発光のEL素子
を含むX2等のデータ電極59は、プルダウン素子55
をONにして−1/2VMの電位とする。
【0037】次に、選択されたY1の走査電極60に負
電圧供給回路62から負の供給電圧−VWを印加し、Y
1の走査電極60の電位を−VWに引き下げる。この結
果、X1のデータ電極59とY1の走査電極60との交
点(X1,Y1)のEL素子に、発光するのに充分な電
圧である−(VW+1/2VM)が印加されて発光し、
X2のデータ電極59とY1の走査電極60の交点(X
2,Y1)には発光するには不充分な−(VW−1/2
VM)の電圧が印加され、非発光となる。
【0038】次に、Y1の走査電極60を、走査側駆動
IC52のプルアップ素子57と切替回路68をONに
して、GND電位に放電することによって、選択された
Y1の走査電極60に対する駆動が終了する。同様の駆
動を、Y2からYmまで線順次に繰返すことによって、
第2のフレームの駆動を完了させる。以上説明したよう
な第1のフレームの駆動と第2のフレームの駆動とを線
順次で繰返すことによって、EL表示パネル50に正・
負の交流パルスを印加し、任意の画像表示を行わせるこ
とができる。
【0039】図5は、本発明の実施の他の形態としての
EL表示装置の駆動回路89の概略的な電気的構成を示
す。本実施形態で、図1に示す実施形態に対応する部分
には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本
実施形態でも、図1の実施形態と同様なEL表示パネル
50を用い、データ側駆動IC91によってデータ電極
59を駆動する。走査側電極60の駆動は、図1と同様
な走査側駆動IC52によって行う。データ側駆動IC
91に含まれるシフトレジスタ・ラッチ93は、2ビッ
ト分の表示データ(Data1,Data2)を入力
し、1ライン分のデータをラッチした後、2ビットのデ
ータの組合わせにより、振幅制御回路・+/−アナログ
スイッチ94でランプ波を使用してプルアップ素子54
とプルダウン素子55とのゲート電圧をON電圧および
OFF電圧の中間の電圧を選択する。これにより出力電
圧として−1/2VMおよび+1/2VMとその中間の
2種類の電圧とを選択して出力することができる。同様
に、入力データのビット数を多くすれば、選択可能な出
力電圧を増やすことができる。さらには、アナログデー
タを入力し、入力されるアナログデータの振幅を利用し
て、これに対応した電圧を出力するように構成すること
もできる。
【0040】図6は、図5に示すEL表示装置の駆動回
路89で、図4に示す場合と同様に、(X1,Y1)の
位置のEL素子について、表示データ(Data1,D
ata2)に対応してデータ側駆動ICの出力電圧を可
変する場合の駆動波形を示す。本実施形態では、図4で
示すのと同様に、第1フレームと第2フレームとで極性
を反転して駆動するので、データ側から出力する電圧と
表示データ(Data1,Data2)との関係も反転
して出力することにより、階調表示を行う際に対称な波
形をELパネルに印加することができる。
【0041】以上説明した各実施形態では、図10に示
すような従来の回路で、正または負の書込み電圧を印加
する際には、正と負とでそれぞれの振幅を変えて印加す
る必要があるのに対し、図1または図5に示す本発明の
駆動回路では、正と負とで振幅を変える必要がなく、図
3に示すような簡略化した電源回路を用いて、長期信頼
性に優れた対称性のよい交流波形での駆動を実現するこ
とができる。さらに、走査電極60に印加する正の印加
電圧は、絶対値で従来の駆動電圧よりも1/2VMだけ
低い振幅の電圧を印加すればよいので、電源の回路部品
の耐電圧も下げることができ、従来の駆動回路よりも周
辺回路の構成を簡易化し、コスト低減を図ることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、書込み電
圧が正負の対称性を有するので、書込み電圧を供給する
電源回路を簡略化し、周辺回路を簡易に構成することが
できる。
【0043】また本発明によれば、書込み電圧の絶対値
は、EL発光層の特性から、変調電圧の絶対値に比較し
て大きくなる。高電圧側の書込み電圧の正負の対称性が
良好であるので、周辺回路に使用するコンデンサなどの
耐圧も正負で共通化することができる。対称性がない場
合は、一方の極性の電圧の絶対値が大きくなるのに対
し、対称性によって書込み電圧の最大値を小さくするこ
とができるので、必要な耐電圧のランクが低くなる可能
性があり、耐電圧のランクを下げてコスト低減や小型化
を図ることができる。
【0044】また本発明によれば、書込み電圧と変調電
圧とを足し合わせる電圧を発光電圧まで上昇させて発光
輝度を高くし、書込み電圧から変調電圧を減じて発光開
始電圧付近まで下降させて発光輝度を低くするように、
変調電圧の最大値を、発光輝度の変化が大きい範囲で最
小にすることができ、第1駆動回路の周辺回路などの簡
易化を図ることができる。
【0045】また本発明によれば、第1駆動回路から変
調電圧として出力される電圧は入力信号に応じて可変し
て出力可能であるので、階調表示も容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としてのEL表示装置の
駆動回路49の概略的な電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のEL表示装置の駆動回路49でEL表示
パネル50を駆動する際に関連する電圧の関係を示すグ
ラフである。
【図3】図1のEL表示装置の駆動回路用の電源回路の
構成を示す簡略化した電気回路図である。
【図4】図1のEL表示装置の駆動回路49でEL表示
パネル50を駆動する駆動波形の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図5】本発明の実施の他の形態としてのEL表示装置
の駆動回路89の概略的な電気的構成を示すブロック図
である。
【図6】図5のEL表示装置の駆動回路89でEL表示
パネル50を駆動する駆動波形の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図7】EL表示パネルの基本的構成を示す図である。
【図8】図7のEL表示パネルの輝度と印加電圧との関
係を示すグラフである。
【図9】EL表示パネルで輝度と印加電圧との関係の時
間的変化を示すグラフである。
【図10】従来からのEL表示装置の駆動回路の概略的
な電気的構成を示すブロック図である。
【図11】図10のEL表示装置の駆動回路に電源電圧
を供給する電源の簡略化した電気回路図である。
【図12】図10のEL表示装置の駆動回路でEL表示
パネル10を駆動する駆動波形の一例を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
49,89 EL表示装置の駆動回路 50 EL表示パネル 51,91 データ側駆動IC 52 走査側駆動IC 53,56,93 シフトレジスタ・ラッチ 54,57 プルアップ素子 55,58 プルダウン素子 59 データ電極 60 走査電極 61 正電圧供給回路 62 負電圧供給回路 67 GND電位切替回路 68 GND電位切替回路 70 スイッチング素子 71 トランス 94 振幅制御回路・+/−アナログスイッチ 95 出力素子ゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EL発光層を、互いに交差する方向に配
    列した第1電極群および第2電極群の間に挟んで形成す
    るEL表示装置において、 第1電極群に接続され、それぞれの出力端子から正また
    は負の変調電圧を第1電極群に印加する第1駆動回路
    と、 第2電極群に接続され、それぞれの出力端子から絶対値
    の等しい正または負の書込み電圧を第2電極群に印加
    し、または第2電極群を接地電位かフローティング電位
    かのいずれかに切替え可能な第2駆動回路とを含むこと
    を特徴とするEL表示装置。
  2. 【請求項2】 前記書込み電圧の絶対値は、前記EL発
    光層の発光開始電圧よりも大きい範囲で設定され、 前記変調電圧は、該書込み電圧と足し合わせると輝度飽
    和領域内の発光電圧まで増大し、該書込み電圧から減じ
    ると該発光開始電圧から予め定める範囲内の電圧まで低
    下する値を有することを特徴とする請求項1記載のEL
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記書込み電圧は、前記発光開始電圧
    と、前記発光電圧との中間に設定され、 前記変調電圧は、最大値が該発光開始電圧と該発光電圧
    との差の電圧の1/2に設定されることを特徴とする請
    求項2記載のEL表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1駆動回路は、前記変調電圧を、
    入力信号に応じて可変して出力可能であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のEL表示装置。
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