JP2002023526A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP2002023526A
JP2002023526A JP2000201891A JP2000201891A JP2002023526A JP 2002023526 A JP2002023526 A JP 2002023526A JP 2000201891 A JP2000201891 A JP 2000201891A JP 2000201891 A JP2000201891 A JP 2000201891A JP 2002023526 A JP2002023526 A JP 2002023526A
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Japan
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roller
cleaning
transfer roller
transfer
waste toner
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JP2000201891A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kikuji
郁男 菊次
Tadafumi Shimizu
忠文 志水
Hiroaki Nakajima
弘章 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃トナーボックスの交換作業性の向上を図る
とともにトナー容量を十分に確保する。 【解決手段】 転写ローラ10の表面に付着した塵埃を
除去するクリーニングローラ18と、転写ローラ10を
中間転写ベルトに対して離接可能に保持する転写ローラ
揺動板と、クリーニングローラ18が転写ローラ10に
対して離接可能に取り付けられ、転写ローラ揺動板の離
間動作に連動してクリーニングローラ18を転写ローラ
10に当接した状態に保持し、その後、クリーニングロ
ーラ18を転写ローラ10から離間させるクリーニング
ローラ揺動板21と、クリーニングローラ揺動板21が
着脱可能に取り付けられ、クリーニングローラ18によ
り除去された塵埃が回収される廃トナーボックス39と
を備え、廃トナーボックス39がクリーニングローラ揺
動板21と一体になって取り外し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタに使用される転写装置に関し、特に、ベ
ルト状の転写体に形成されたトナー像を転写ローラを用
いて印字用紙に転写する転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の転写装置について説明す
る。
【0003】ここで、図12は従来の転写装置を示す説
明図、図13は両面印字ユニットが取り付けられた画像
形成装置を示す説明図、図14は図13の画像形成装置
の構造の一例を示す斜視図、図15は図13の画像形成
装置の構造の他の一例を示す平面図である。
【0004】従来の転写装置が備えられた画像形成装置
には、たとえば4つの現像器ハウジングが配置され、各
現像器ハウジングには、誘電体で形成されて一定速度で
回転するドラム状の感光体が備えられている。感光体の
回りには、感光体の表面を一様に帯電させる帯電器、露
光光線を照射して感光体に静電潜像を形成する露光装
置、静電潜像を顕像化する現像器、トナー像転写後の感
光体に残留付着したトナーを除去するクリーニングブレ
ード、トナー像転写後の感光体に残留している電荷を除
去する除電器が配置されている。
【0005】なお、現像器ハウジングでは、それぞれイ
エロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、ブラック画像
が形成される。
【0006】感光体の下方には、無端状の中間転写ベル
ト7(図12)が、一列に配置された各感光体に接触し
て設けられている。そして、感光体は、現像器より回転
方向下流側の部分で中間転写ベルト7に接触している。
また、中間転写ベルト7の感光体より回転方向上流側に
は、この中間転写ベルト7の表面を清浄化するクリーナ
が設けられている。
【0007】中間転写ベルト7の下方には、印字用紙カ
セットが設置されている。そして、印字用紙カセットか
ら始まる用紙搬送路上には、印字用紙カセットに収納さ
れている印字用紙を一枚ずつピックアップして用紙搬送
路に案内する給紙ローラ、中間転写ベルト7上に形成さ
れたトナー像の印字用紙への転写タイミングをとるため
に印字用紙を一時的に停止待機させるレジストローラ、
印字用紙に中間転写ベルト7上のトナー像を転写する転
写ローラ10が配置されている(以上、図1参照)。
【0008】図12に示すように、転写ローラ10に
は、電気導伝性部材からなり、この転写ローラ10に付
着したトナーや紙粉(塵埃)を電位勾配によってクリー
ニングするクリーニングローラ18が接触している。
【0009】転写ローラ10は転写ローラ揺動板11の
一端に軸支されており、中間転写ベルト7に同期して回
転するように駆動される。転写ローラ揺動板11は軸1
2に揺動自在に取り付けられており、その他端には、転
写ローラ揺動板11をカム13に押圧付勢するバネ36
が取り付けられている。
【0010】ここで、カム13には、転写ローラ10を
中間転写ベルト7から離間させる凸部13aと、転写ロ
ーラ10を中間転写ベルト7に当接させる凹部13bと
が形成されており、軸14に取り付けられている。
【0011】クリーニングローラ18に付着したトナー
や紙粉を除去するため、クリーニングローラ揺動板21
にはクリーニングブレード20がクリーニングローラ1
8に圧接するとともにクリーニングフレーム19に接着
されて取り付けられている。また、クリーニングローラ
揺動板21は、支点21aを回動中心として転写ローラ
10にクリーニングローラ18が圧接、離間されるよう
にベースシャーシ64に軸支されている。そして、クリ
ーニングローラ18とクリーニングブレード20は、そ
れらを構成する材料の弾性によって接触状態が維持され
る。
【0012】クリーニングブレード20の鉛直下方に
は、クリーニングブレード20によって掻き落とされた
トナーが回収される廃トナーボックス39が、ベースシ
ャーシ64にネジ等によって固定されている。この廃ト
ナーボックス39には、クリーニングローラ18を転写
ローラ10に押圧するバネ40が収納されている。な
お、廃トナーボックス39は、トナーで一杯になると廃
棄され、新しい廃トナーボックス39に交換される。
【0013】図13は画像形成装置の本体75に両面印
字ユニット76が取り付けられた構成を示している。
【0014】図示する場合において、一連の画像形成プ
ロセスによりトナー像の定着が完了した用紙は、用紙経
路切り替えローラ77によって、そのまま外部に排出す
る経路Bと再び転写ローラ10へと続く経路Cとに選択
的に切り替えられる。すなわち、片面印刷の場合には、
用紙経路切り替えローラ77は用紙排出方向に回転して
印刷が完了した用紙を排紙トレイ78に排出する。ま
た、両面印刷の場合には、用紙経路切り替えローラ77
は用紙を排出途中で回転方向を逆転することにより用紙
の進行方向を反転させてこれを両面印字ユニット76へ
導き、再び転写ローラ10へ向かって搬送する経路Cへ
案内する。これにより、両面印刷モードの場合、片方の
面に印刷の完了した用紙は用紙経路切り替えローラ77
により進行方向が反転されて両面印字ユニット76へ導
かれる。そして、用紙後端を先頭にして両面印字ユニッ
ト76の一対の搬送ローラ79,80、一対の搬送ロー
ラ81,82により搬送され、搬送ローラ22,23に
より、裏側の面への印刷のために再び転写ローラ10へ
と搬送される。
【0015】このような装置においては、ジャム処理な
どのため、両面印字ユニット76や転写装置179は、
それぞれ支点75aや支点75bにより本体75に対し
て回動自在に取り付けられている。
【0016】そして、廃トナーボックス39の交換は、
両面印字ユニット76や転写装置179を本体から取り
外して行ったり、図15に示すように、両面印字ユニッ
ト76のみ取り外して転写装置179を所定角度回転し
て行っている。あるいは、図14に示すように、転写装
置179の背面に取り出し窓を設けて、転写装置179
を取り出さずに交換するものもある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成によれば、廃トナーボックス交換作業時
に廃トナーボックスからのトナーの飛散やこぼれによる
汚染を生じるという問題がある。
【0018】また、転写装置の背面から廃トナーボック
スを取り出すようにした場合には、廃トナーボックスの
サイズを小さくする必要があるためにトナー容量を十分
に確保することができない。
【0019】そこで、本発明は、廃トナーボックスの交
換作業性の向上を図るとともに廃トナーボックスのトナ
ー容量を十分に確保することのできる転写装置を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の転写装置は、トナー像の形成された中間転
写ベルトに押圧され、中間転写ベルトとで印字用紙を挟
持搬送してトナー像を印字用紙に転写させる転写ローラ
と、転写ローラの表面に接触し、転写ローラの表面に付
着した塵埃を除去するクリーニング部材と、転写ローラ
を中間転写ベルトに対して離接可能に保持する転写ロー
ラ保持部材と、クリーニング部材が転写ローラに対して
離接可能に取り付けられ、転写ローラ保持部材の離間動
作に連動してクリーニング部材を転写ローラに当接した
状態に保持し、その後、クリーニング部材を転写ローラ
から離間させるクリーニング部材保持部材と、クリーニ
ング部材保持部材が着脱可能に取り付けられ、クリーニ
ング部材により除去された塵埃が回収される廃トナーボ
ックスとを備え、廃トナーボックスがクリーニング部材
保持部材と一体になって取り外し可能となっているもの
である。
【0021】これにより、廃トナーボックスにクリーニ
ング部材保持部材が着脱可能に取り付けられ、廃トナー
ボックスがクリーニング部材保持部材と一体になって取
り外し可能となっているので、廃トナーボックスの交換
作業性の向上が図られるとともに、廃トナーボックスの
トナー容量を十分に確保することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、トナー像の形成された中間転写ベルトに押圧され、
中間転写ベルトとで印字用紙を挟持搬送してトナー像を
印字用紙に転写させる転写ローラと、転写ローラの表面
に接触し、転写ローラの表面に付着した塵埃を除去する
クリーニング部材と、転写ローラを中間転写ベルトに対
して離接可能に保持する転写ローラ保持部材と、クリー
ニング部材が転写ローラに対して離接可能に取り付けら
れ、転写ローラ保持部材の離間動作に連動してクリーニ
ング部材を転写ローラに当接した状態に保持し、その
後、クリーニング部材を転写ローラから離間させるクリ
ーニング部材保持部材と、クリーニング部材保持部材が
着脱可能に取り付けられ、クリーニング部材により除去
された塵埃が回収される廃トナーボックスとを備え、廃
トナーボックスがクリーニング部材保持部材と一体にな
って取り外し可能となっている転写装置であり、廃トナ
ーボックスにクリーニング部材保持部材が着脱可能に取
り付けられ、廃トナーボックスがクリーニング部材保持
部材と一体になって取り外し可能となっているので、廃
トナーボックスの交換作業性の向上が図られるととも
に、廃トナーボックスのトナー容量を十分に確保するこ
とが可能になるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、廃トナーボックスには、クリー
ニング部材保持部材を離脱したときに弾性変形して当該
廃トナーボックスの開口部を塞ぐ閉塞手段が設けられて
いる転写装置であり、クリーニング部材保持部材を離脱
したときの塵埃の飛散を防止することが可能になるとい
う作用を有する。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、クリーニング部材の一
端には、当該クリーニング部材と分離可能な給電シャフ
トが備えられている転写装置であり、転写装置の剛性を
確保することが可能になるという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図11を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0026】図1は本発明の一実施の形態における転写
装置が取り付けられた画像形成装置を示す説明図、図2
は図1の画像形成装置における転写装置を示す説明図、
図3は図1の画像形成装置における転写装置を示す斜視
図、図4は図2と異なる位置に移動した転写装置を示す
説明図、図5は図2から転写ローラを省略して示す斜視
図、図6は図1の画像形成装置における廃トナーボック
スの取り外し要領を示す説明図、図7は図1の画像形成
装置において転写ローラとクリーニングローラとが当接
した状態での廃トナーボックスを示す説明図、図8は図
1の画像形成装置から取り外される状態となった廃トナ
ーボックスを示す説明図、図9は図1の画像形成装置に
取り付けられた転写装置を示す斜視図、図10は本発明
者が検討したベースシャーシを示す斜視図、図11は本
実施の形態の転写装置におけるクリーニングローラ揺動
板とクリーニングローラとを示す斜視図である。
【0027】図1に示すように、カラー画像形成装置に
は4つの現像器ハウジング28a,28b,28c,2
8dが配置され、各現像器ハウジング28a,28b,
28c,28dには、外周面上に有機光導電体(OP
C)等の感光受容層が薄膜状に塗布されて矢印a方向に
一定速度で回転する静電潜像担持体であるドラム状の感
光体1が備えられている。感光体1の回りには、感光体
1の表面を一様に帯電させる帯電器2、露光光線3aを
感光体1に照射して静電潜像を形成する走査光学系であ
る露光装置3、静電潜像を顕像化する現像器4、トナー
像転写後の感光体1に残留付着したトナーを除去するク
リーニングブレード5、トナー像転写後の感光体1に残
留している電荷を除去する除電器6が感光体1の回転方
向に沿ってそれぞれ配置されている。
【0028】ここで、現像器4は、現像器4内に投入さ
れたトナーを撹拌、搬送するトナー攪拌部材29と、各
現像器ハウジング28a,28b,28c,28dに回
転自在に取り付けられ、感光体1にトナーを付着させて
静電潜像を顕像化する現像ローラ30と、同じく各現像
器ハウジング28a,28b,28c,28dに回転自
在に取り付けられてトナー撹拌部材29とともに回転
し、トナー攪拌部材29により攪拌、搬送されたトナー
を現像ローラ30の表面に供給する現像剤供給部材(以
下、「トナー供給ローラ」という。)27と、ウレタン
やシリコン等により形成され、トナー供給ローラ27に
より現像ローラ30の外周面上に供給されたトナーを薄
層化するとともに所定の電位に摩擦帯電するトナー薄層
化ブレード31により構成されている。
【0029】なお、各現像器ハウジング28a,28
b,28c,28dではそれぞれイエロー画像、マゼン
タ画像、シアン画像、ブラック画像が形成され、各露光
装置3からは、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画
像、ブラック画像に対応した走査光である露光光線3a
が出力される。
【0030】感光体1の下方には、矢印b方向に回転す
るローラ32a,32bに調帯支持され、感光体1と同
期して回動する無端状の中間転写ベルト7が、一列に配
置された各感光体1に接触して設けられている。そし
て、感光体1は、現像器4より回転方向下流側の部分で
中間転写ベルト7に接触している。なお、中間転写ベル
ト7の内周側には、この中間転写ベルト7に張力を与え
るテンションローラ33が中間転写ベルト7の内側に設
けられている。
【0031】中間転写ベルト7の感光体1より回転方向
上流側には、この中間転写ベルト7の表面を清浄化する
クリーナ9が設けられている。
【0032】中間転写ベルト7の下方には、印字用紙8
を収納する印字用紙カセット24が設置されている。
【0033】そして、印字用紙カセット24から始まる
用紙搬送路上には、印字用紙カセット24に収納されて
いる印字用紙8を一枚ずつピックアップして用紙搬送路
に案内する給紙ローラ85,86、中間転写ベルト7上
に形成されたトナー像の印字用紙8への転写タイミング
をとるために印字用紙8を一時的に停止待機させるレジ
ストローラ23、このレジストローラ23に圧接したピ
ンチローラ22、矢印c方向に回転し、レジストローラ
23により給紙された印字用紙8に中間転写ベルト7上
のトナー像を転写する転写ローラ10が配置されてい
る。また、転写ローラ10には、この転写ローラ10に
付着したトナーを電位勾配によってクリーニングするク
リーニングローラ(クリーニング部材)18が接触して
いる。
【0034】さらに、転写ローラ10より用紙搬送路後
方には、内部に熱源を有するヒートローラ73とこのヒ
ートローラ73に圧接する加圧ローラ74とからなり、
印字用紙8上に転写されたトナー像を定着させる定着器
72が配置されている。
【0035】以上のような構成のカラー画像形成装置で
は、まず現像器ハウジング28aにおいて、帯電器2お
よび露光装置3等を用いた公知の電子写真プロセス手段
により感光体1上に画像データであるイエロー成分色の
潜像が形成される。その後、現像器4でイエロートナー
を有する現像材によりイエロートナー像として可視像化
され、中間転写ベルト7にイエロートナー像が転写され
る。
【0036】一方、イエロートナー像が中間転写ベルト
7に転写されている間に、現像器ハウジング28bでマ
ゼンタ成分色の潜像が形成され、現像器4でマゼンタト
ナーによるマゼンタトナー像が可視像化され、先に中間
転写ベルト7上に転写されたイエロートナー像と重ね合
わされる。
【0037】以下、シアントナー像、ブラックトナー像
についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベル
ト7上に4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給
紙ローラ85,86により印字用紙カセット24から給
紙された印字用紙8上に転写ローラ10によって4色の
トナー像が一括転写され、印字用紙8上にフルカラー画
像が得られる。
【0038】そして、印字用紙8は定着器72内に通紙
され、ヒートローラ73と加圧ローラ74との挟持回転
によって転写されたトナー像が印字用紙8に定着され
る。
【0039】なお、転写が終了したそれぞれの感光体1
に残留付着したトナーはクリーニングブレード5により
除去され、さらに、感光体1の残留電荷が除電器6によ
り除去され、次の像形成に備えられて印字動作は完了す
る。
【0040】以上のようにしてカラー画像が得られる。
【0041】図2〜図4に示すように、転写ローラ10
は転写ローラ揺動板(転写ローラ保持部材)11に回転
自在に軸支されており、転写ローラ揺動板11には、軸
12を支点に転写ローラ揺動板11を揺動させて転写ロ
ーラ10を中間転写ベルト7に対して離接させるカム
(カム部材)13が取り付けられている。カム13は、
転写ローラ10を中間転写ベルト7から離間させる凸部
13aと、転写ローラ10を中間転写ベルト7に当接さ
せる凹部13bとが形成されて軸14に取り付けられて
いる。そして、軸14の他端には半回転クラッチ35
(図5)が取り付けられている。また、転写ローラ揺動
板11の他端には転写ローラ揺動板11をカム13に押
圧付勢するバネ(付勢手段)36が配設されている。
【0042】転写ローラ10には、この転写ローラ10
に当接して回転し、電位勾配によって転写ローラ10に
付着したトナーを静電的に除去するクリーニングローラ
18が設けられている。また、クリーニングフレーム1
9に取り付けられてクリーニングローラ18に圧接さ
れ、クリーニングローラ18に付着したトナーや紙粉
(塵埃)を除去するクリーニングブレード20が設けら
れている。そして、クリーニングローラ18およびクリ
ーニングフレーム19はクリーニングローラ揺動板(ク
リーニング部材保持部材)21に取り付けられている。
クリーニングフレーム19の下方には、クリーニングロ
ーラ18に付着してクリーニングブレード20によって
掻き落とされたトナーを回収する廃トナーボックス39
が配置されている。
【0043】ここで、図3に示すように、クリーニング
ローラ揺動板21はクリーニングローラ18を回転自在
に保持しており、本体側に固定された廃トナーボックス
39の樹脂弾性部39bに形成された穴39aに突起部
(図示せず)がスナップ式に挿入され、ワンタッチで着
脱可能且つ回転自在に取り付けられている。さらに、廃
トナーボックス39の前後には、弾性体からなりトナー
のこぼれを防止するシール(閉塞手段)60,61が接
着されている。また、廃トナーボックス39には、クリ
ーニングローラ18を転写ローラ10に押圧するバネ
(付勢手段)40が収納されている(図2、図4)。
【0044】クリーニングローラ揺動板21の上方に
は、カム13によって揺動する板バネ41が固定された
転写ローラ揺動板11が位置している(図5)。そし
て、クリーニングローラ揺動板21の支点21aとクリ
ーニングローラ18の間に位置する突起(突起部材)2
1bと板バネ41が接触するまでクリーニングローラ1
8と転写ローラ10は当接状態で移動し(図2)、その
後、クリーニングローラ揺動板21は転写ローラ揺動板
11の板バネ41に押し下げられ、クリーニングローラ
揺動板21の支点21aを中心に転写ローラ10の角速
度より早く移動してクリーニングローラ18が転写ロー
ラ10から離れ、離間状態となる(図4)。
【0045】次に、このような転写ローラ10につい
て、その動作を説明する。
【0046】印字開始前は、図4に示すように、中間転
写ベルト7は回転制止し、この中間転写ベルト7から3
mm程度離間した転写ローラ10は駆動力を得て単独で
回転しながら待機している。このとき、カム13の凸部
13aが転写ローラ揺動板11の平面11aに接してこ
れを最大に押し下げている。さらに、クリーニングロー
ラ揺動板21の突起21bが転写ローラ揺動板11の板
バネ41によって押し下げられ、クリーニングローラ1
8は転写ローラ10から2mm程度離間してクリーニン
グができない状態に保持されている。
【0047】そして、半回転クラッチ35が180度回
転すると、図2に示すように、カム13の凹部13bが
転写ローラ揺動板11の平面11aと対向して転写ロー
ラ揺動板11が軸12を中心に中間転写ベルト7の方向
へ揺動し、回転している転写ローラ10は中間転写ベル
ト7にバネ36によって中間転写ベルト7に押圧され、
転写ローラ10は中間転写ベルト7に従動回転して印字
準備となる。
【0048】次に、待機していた印字用紙8が搬送さ
れ、中間転写ベルト7上のトナー像が印字用紙8に転写
される。このとき、クリーニングローラ揺動板21の突
起21bが転写ローラ揺動板11の板バネ41から開放
され、クリーニングローラ18はバネ40によって転写
ローラ10に押圧付勢される。これにより、クリーニン
グローラ18は転写ローラ10に対して順方向に従動回
転し、クリーニング可能な状態となる。
【0049】次に、廃トナーボックスの交換作業につい
て図6を用いて説明する。
【0050】転写装置179を支点75bを中心に70
度程度傾斜させて解放状態にする。そして、転写ローラ
10を転写ローラ揺動板11から取り外す。最後に、転
写装置179にネジなどで固定された廃トナーボックス
39を上方向に取り外す。
【0051】次に、廃トナーボックス39に設けられた
シール60,61について説明する。
【0052】図7において、シール60はクリーニング
ローラ揺動板21の突起21cに圧接するよう湾曲して
おり、クリーニングローラ揺動板21が支点21aを中
心に回動するとそれに追随するように変位して廃トナー
ボックス39の内面に接着する。また、シール61は廃
トナーボックス39の前面に接着され、クリーニングロ
ーラ18に押圧するよう湾曲して形成されている。な
お、破線62はクリーニングローラ18からクリーニン
グブレード20によって掻き落とされたトナーの落下軌
跡を表す。
【0053】このような廃トナーボックス39を取り外
すと、図8に示すように、クリーニングローラ18の取
り付けられたクリーニングローラ揺動板21は、転写ロ
ーラ揺動板11の板バネ41から解放され、廃トナーボ
ックス39内のバネ40によって僅かに上方に回転し、
クリーニングローラ揺動板21の係止部21dが廃トナ
ーボックス39の係止部39dに接触して停止する。そ
のとき、シール60はクリーニングローラ揺動板21の
回転に追随し上方に変位し、その先端が廃トナーボック
ス39の内側に設けられた係止部39cに接触する。こ
れによって、廃トナーボックス39の開口部がシール6
0により塞がれ、クリーニングローラ揺動板21を離脱
したときの廃トナーの飛散が防止される。
【0054】ここで、図9において、転写装置179で
は転写ローラ10によって数kgの押圧が中間転写ベル
ト7に働いているため、高い剛性が必要である。よっ
て、転写装置179の構成部材を支持するために、図1
0で示すように、コの字形状のベースシャーシ64が設
置されている。このベースシャーシ64には、廃トナー
ボックス39がネジなどで固定され、転写ローラ揺動板
11が軸12に回動自在に軸支されている。
【0055】また、図9に示すように、クリーニングロ
ーラ18におけるベースシャーシ64の外側には、クリ
ーニングローラ18に高圧を印加するバイアス接点部1
8aが設けられている。そして、バイアス接点部18a
に接触して、クリーニングローラ18に高圧を印加する
板バネ状の高圧端子65が設けられている。
【0056】クリーニングローラ18のバイア接点部1
8aは、転写ローラ10の中間転写ベルト7への当離接
動作によりベースシャーシ64の取り付け溝64a内を
破線で示すように移動する。ここで、廃トナーボックス
39は、図6に示すように上方に向かって取り外される
ため、取り付け溝64aは取り出し方向に沿った切り欠
き形状にすることが必要となる。そして、このように深
い切り欠きを形成すると、転写ローラ10を軸支する部
分が弱くなって剛性を確保することができない。
【0057】そこで、図11に示すように、クリーニン
グローラ18のベースシャーシ64の外側からはみ出し
た給電シャフトであるバイアス接点部18aをクリーニ
ングローラ18から分離し、クリーニングローラ18の
端面にネジ式で締結するようにする。
【0058】このような構成にすれば、廃トナーボック
ス39は、バイアス接点部18aをクリーニングローラ
18から分離した後にベースシャーシ64から取り外す
ことが可能になるため、前述した取り付け溝64aの切
り欠きが不要になる。これにより、ベースシャーシ64
の剛性を確保することができ、ベースシャーシ64に軸
支されて中間転写ベルト7に当接する転写ローラ10を
確実に保持することが可能になる。
【0059】このように、本実施の形態の転写装置によ
れば、廃トナーボックス39にクリーニングローラ揺動
板21が着脱可能に取り付けられ、廃トナーボックス3
9がクリーニングローラ揺動板21と一体になって取り
外し可能となっているので、廃トナーボックス39の交
換作業性の向上が図られるとともに、廃トナーボックス
39のトナー容量を十分に確保することが可能になる。
【0060】なお、本発明は4色を一色ごとに用紙に転
写する4パス機についても適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、廃トナ
ーボックスにクリーニング部材保持部材が着脱可能に取
り付けられ、廃トナーボックスがクリーニング部材保持
部材と一体になって取り外し可能となっているので、廃
トナーボックスの交換作業性の向上が図られるととも
に、廃トナーボックスのトナー容量を十分に確保するこ
とが可能になるという有効な効果が得られる。
【0062】また、廃トナーボックスの開口部を塞ぐ閉
塞手段を設ければ、クリーニング部材保持部材を離脱し
たときの塵埃の飛散を防止することが可能になるという
有効な効果が得られる。
【0063】そして、クリーニング部材の一端に給電シ
ャフトを備えれば、転写装置の剛性を確保することが可
能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における転写装置が取り
付けられた画像形成装置を示す説明図
【図2】図1の画像形成装置における転写装置を示す説
明図
【図3】図1の画像形成装置における転写装置を示す斜
視図
【図4】図2と異なる位置に移動した転写装置を示す説
明図
【図5】図2から転写ローラを省略して示す斜視図
【図6】図1の画像形成装置における廃トナーボックス
の取り外し要領を示す説明図
【図7】図1の画像形成装置において転写ローラとクリ
ーニングローラとが当接した状態での廃トナーボックス
を示す説明図
【図8】図1の画像形成装置から取り外される状態とな
った廃トナーボックスを示す説明図
【図9】図1の画像形成装置に取り付けられた転写装置
を示す斜視図
【図10】本発明者が検討したベースシャーシを示す斜
視図
【図11】本実施の形態の転写装置におけるクリーニン
グローラ揺動板とクリーニングローラとを示す斜視図
【図12】従来の転写装置を示す説明図
【図13】両面印字ユニットが取り付けられた画像形成
装置を示す説明図
【図14】図13の画像形成装置の構造の一例を示す斜
視図
【図15】図13の画像形成装置の構造の他の一例を示
す平面図
【符号の説明】
7 中間転写ベルト 8 印字用紙 10 転写ローラ 11 転写ローラ揺動板(転写ローラ保持部材) 18 クリーニングローラ(クリーニング部材) 18a バイアス接点部(給電シャフト) 21 クリーニングローラ揺動板(クリーニング部材保
持部材) 39 廃トナーボックス 60,61 シール(閉塞手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 弘章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA09 BA23 BA30 2H034 BC06 CA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像の形成された中間転写ベルトに押
    圧され、前記中間転写ベルトとで印字用紙を挟持搬送し
    て前記トナー像を前記印字用紙に転写させる転写ローラ
    と、 前記転写ローラの表面に接触し、前記転写ローラの表面
    に付着した塵埃を除去するクリーニング部材と、 前記転写ローラを前記中間転写ベルトに対して離接可能
    に保持する転写ローラ保持部材と、 前記クリーニング部材が前記転写ローラに対して離接可
    能に取り付けられ、前記転写ローラ保持部材の離間動作
    に連動して前記クリーニング部材を前記転写ローラに当
    接した状態に保持し、その後、前記クリーニング部材を
    前記転写ローラから離間させるクリーニング部材保持部
    材と、 前記クリーニング部材保持部材が着脱可能に取り付けら
    れ、前記クリーニング部材により除去された塵埃が回収
    される廃トナーボックスとを備え、 前記廃トナーボックスが前記クリーニング部材保持部材
    と一体になって取り外し可能となっていることを特徴と
    する転写装置。
  2. 【請求項2】前記廃トナーボックスには、前記クリーニ
    ング部材保持部材を離脱したときに弾性変形して当該廃
    トナーボックスの開口部を塞ぐ閉塞手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニング部材の一端には、当該ク
    リーニング部材と分離可能な給電シャフトが備えられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の転写装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040129A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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