JP2002023346A - フォトリソグラフマスク修復のためのレーザ投射システム及び方法 - Google Patents

フォトリソグラフマスク修復のためのレーザ投射システム及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフマスク修復のためのシステ
ム及び方法を提供すること。 【解決手段】 システムは、処理すべきマスクを支持す
るための構造体と、マスク修復を実行するためのレーザ
放射装置と、支持構造体に隣接した、マスクの選択的照
射のための光源と、レーザ放射装置から出射するレーザ
ビームの連続的角度操作を実行するためのレーザプロセ
ッサと、ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、
連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、
マスクに対するビームの誘導中におけるマスクの多視点
観察のためのマイクロスコープとを備えている。コンピ
ュータ装置は、ビームの操作と同時に、ビームの正確な
移動制御と、連続的角度操作を実行するための電動アパ
ーチャの制御された動きと、制御された支持構造体の動
きと、画像データ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、レーザシステムに関し、特に、
表面粒子及び薄膜アブレーションのためのシステム及び
方法に関する。
【0002】集積回路の製造においては、例えば、まず
初めに、フォトマスクの像が、シリコンウエハ等上に塗
布されたフォトレジスト材すなわちフォトレジスト層上
に投影される。これは、一般に、露光ステップとして知
られている。フォトマスクは、回路が動作するのに必要
な構造に相当するパターン情報を有している。このステ
ップの結果は、レジスト層が、フォトマスク上のマスタ
ーパターンに相当するパターンへ、選択的に変化するこ
とである。次いで、引き続き行われるプロセス工程を用
いて、ウエハを選択的に変化させ、レジスト上に印され
たマスク像に対応する回路層を生成する。一連のマスク
を用いてウエハ上でこのプロセスを繰り返すことによっ
て、集積回路が形成される。
【0003】集積回路の小型化、特にフォトマスク形状
(features)の寸法の縮小化が絶えず進展するのに伴
い、フォトリソグラフ処理のさらなる精緻化の要求も止
むことはない。この目的のため、従来のマイクロスコー
プの能力を高めることが、視認を確実にするのみなら
ず、フォトリソグラフマスク上の欠陥の分析および修正
のためにも、望ましい。
【0004】従来のフォトマスクパターンは、レーザビ
ーム或いは電子ビームの直接描画によって作成される。
特に、レジスト材を塗布したブランクマスクは、レーザ
ビーム或いは電子ビームによって走査される。このビー
ムは変調され、オンオフされて、走査ラスタ内の各ポイ
ントにおいてレジスト材を露光しあるいは露光しない。
走査または描画が完了すると、レジスト材は現像され
る。換言すると、ビーム露光されたレジスト材の存在す
る箇所では、レジスト材は化学的作用によって取り除か
れる。このことにより、フォトマスク上に転写したいパ
ターンのイメージがレジスト内に残される。そして、フ
ォトマスクは、湿式プロセスや、酸浴や、RF励起プラ
ズマによるドライエッチングのいずれかを用いてエッチ
ングされる。エッチングが完了すると、レジスト材が取
り除かれた箇所では、クロムも取り除かれる。最後に、
余剰レジスト材が剥がされ、それにより、たとえば、
「クロム層付ガラス板(chrome on glass)」フォトマ
スクが製造され、検査に回される。
【0005】この工程は有用であるとみられていたが、
フォトマスク製造中にイメージ欠陥がしばしば形成され
る。これらの欠陥は、一般に、(i)誤配置パターン欠
陥、(ii)パターン欠損欠陥、(iii)異物すなわ
ち汚染欠陥として知られている。
【0006】一般に、誤配置パターン欠陥は、パターニ
ング工程で基板から除去し損なった物質、例えば、もと
もと存在する物質のしみである。このような欠陥は、マ
スクパターン上における作用により分類され名づけられ
ている。すなわち、孤立スポット(isolated spots)、
エッジ拡張(edge extension)、ブリッジ(bridge)欠
陥である。
【0007】ひるがえって、パターン欠損欠陥は、通
常、もともと存在する物質が基板から意図せずに除去さ
れてできたスポットとしてあらわれる。これらの欠陥
は、その外観によって分類される。すなわち、ピンホー
ル、エッジ後退(edge intrusion)、断線欠陥である。
【0008】汚染欠陥すなわちFMについては、マスク
表面上にみられる汚染物質の種類によって分類される。
厳密な洗浄及び処理手順を適用した場合でも、通常、F
M欠陥は残る。さらに、洗浄プロセスは、結局、効果低
減(diminishing returns)の犠牲となる。すなわち、
1つのFM欠陥を取り除くために用いられるフォトマス
クの追加洗浄サイクルは、しばしば、あらたな欠陥を加
えることになる。
【0009】一般に、欠陥密度と欠陥サイズは相反する
関係にある。すなわち、欠陥密度が高くなると、欠陥の
サイズは減少する。比較的小さなサイズの欠陥は許容さ
れる場合もあるが、小型で高速な装置の要求が益々高ま
るに伴い、最小欠陥の許容誤差はそれに応じて小さくな
っている。
【0010】したがって、誤配置パターンや異物欠陥な
どを含む、ただしそれらに限定されないが、フォトリソ
グラフマスク上の比較的小さな欠陥を観察し、分析し、
除去するための装置および局所レーザ法が求められてい
る。
【0011】本発明の一態様によれば、処理すべきマス
クを支持するための構造体と、マスク修復を実行するた
めのレーザ放射装置と、支持構造体に隣接した、マスク
の選択的照射のための光源と、レーザ放射装置から出射
するレーザビームの連続的角度操作を実行するためのレ
ーザプロセッサであって、オフアクシスレーザ照射を実
行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増的マ
スク修復を容易にするための電動アパーチャと、像縮小
のための光学系と、修復中にマスクを観察するための装
置とを含むレーザプロセッサと、ビームのほぼ完全な波
形を獲得し、ターゲット領域に均一な表面露光を生じる
ように、連続的角度操作を制御するためのコンピュータ
装置と、マスクに対するビームの誘導中におけるマスク
の多視点観察のためのマイクロスコープとを備えたこと
を特徴とするフォトリソグラフマスク修復システムが得
られる。
【0012】本発明の別の態様によれば、処理すべきマ
スクを支持するための構造体と、マスク修復を実行する
ためのレーザ放射装置と、支持構造体に隣接した、マス
クの選択的照射のための光源と、レーザ放射装置から出
射するレーザビームの連続的角度操作を実行するための
レーザプロセッサであって、オフアクシスレーザ照射を
実行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増的
マスク修復を容易にするための電動アパーチャと、像縮
小のための光学系と、修復中にマスクを観察するための
装置とを含むレーザプロセッサと、ビームのほぼ完全な
波形を獲得し、ターゲット領域内に均一な表面露光を生
じるように、連続的角度操作を制御するためのコンピュ
ータ装置と、マスクに対するビームの誘導中におけるマ
スクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備え、
コンピュータ装置は、ビームの操作と同時に、ビームの
動きの精密制御と、連続的角度操作を実行するための電
動アパーチャの制御された動きと、支持構造体の制御さ
れた動きと、イメージデータ処理とを実行することを特
徴とするフォトリソグラフマスク修復システムが得られ
る。
【0013】本発明のさらなる態様によれば、処理すべ
きマスクを支持するための構造体と、マスク修復を実行
するためのレーザ放射装置と、支持構造体に隣接した、
マスクの選択的照射のための光源と、レーザ放射装置か
ら出射されるレーザビームの連続的角度操作を実行する
ためのレーザプロセッサと、ビームのほぼ完全な波形を
獲得し、ターゲット領域内に均一な表面露光を生じるよ
うに、連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装
置と、マスクに対するビームの誘導中におけるマスクの
多視点観察のためのマイクロスコープであって、比較的
低倍率のビデオカメラと、比較的高倍率のビデオカメラ
と、DUV画像化及び透過測定装置とを含むマイクロス
コープとを備えたことを特徴とするフォトリソグラフマ
スク修復システムが得られる。
【0014】本発明のさらに別の態様によれば、処理す
べきマスクを支持するための構造体と、マスク修復を実
行するためのレーザ放射装置と、支持構造体に隣接し
た、マスクの選択的照射のための光源と、レーザ放射装
置から出射するレーザビームの連続的角度操作を実行す
るためのレーザプロセッサと、ビームのほぼ完全な波形
を獲得し、ターゲット領域内に均一な表面露光を生じる
ように、連続的角度操作を制御するためのコンピュータ
装置と、マスクに対するビームの誘導中におけるマスク
の多視点観察のためのマイクロスコープとを備えたこと
を特徴とするフォトリソグラフマスク修復システムが得
られる。
【0015】本発明のさらに別の態様によれば、処理す
べきマスクと、レーザ放射装置と、レーザ放射装置から
出射するレーザビームの連続的角度操作を実行するため
のレーザプロセッサであって、オフアクシスレーザ照射
を実行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増
的マスク修復を容易にするための電動アパーチャと、像
縮小のための光学系と、修復中にマスクを観察するため
の装置とを含むレーザプロセッサと、ビームのほぼ完全
な波形を獲得し、ターゲット領域内に均一な表面露光を
生じるように、連続的角度操作を制御するためのコンピ
ュータ装置と、マスクに対するビームの誘導中における
マスクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備え
たことを特徴とするフォトリソグラフマスク修復システ
ムが得られる。
【0016】本発明のさらなる態様によれば、処理すべ
きマスクと、マスク修復を実行するためのレーザ放射装
置と、レーザ放射装置から出射するレーザビームの連続
的角度操作を実行するレーザプロセッサであって、オフ
アクシスレーザ照射を実行するための調節可能なビーム
スプリッタと、漸増的マスク修復を容易にするための電
動アパーチャと、像縮小のための光学系と、修復中にマ
スクを観察するための装置とを含むレーザプロセッサと
を備えたことを特徴とするフォトリソグラフマスク修復
システムが得られる。
【0017】本発明の別の実施態様は、 i.相対的に静止し、隔離された支持構造体上にフォト
マスクを載置するステップと、 ii.マスク修復を実行するためのレーザ放射装置を活
性化するステップと、 iii.支持構造体に隣接した、マスクの選択的照射の
ための光源を駆動するステップと、 iv.レーザ放射装置から出射するレーザビームに、レ
ーザビームの連続的角度操作を実行するためのレーザプ
ロセッサであって、レーザビームオフアクシス照射を実
行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増的マ
スク修復を容易にするための電動アパーチャと、像縮小
のための光学系と、修復中にマスクを観察するための装
置とを含むレーザプロセッサを通過させるステップと、 v.ビームのほぼ完全な波形を獲得し、ターゲット領域
内に均一な表面露光を生じるように、連続的角度操作を
制御するステップと、 vi.連続的角度操作と同時に、マスクに対するビーム
の誘導中におけるマスクの多視点観察を行ない、ビーム
の動きの精密制御と、連続的角度操作を実行するための
電動アパーチャの制御された動きと、支持構造体の制御
された動きと、イメージデータ処理とを実行するステッ
プとを有することを特徴とするフォトリソグラフマスク
修復方法に関する。
【0018】本発明のさらなる実施態様は、 i.マスク修復を実行するためのレーザ放射装置を活性
化するステップと、 ii.相対的に静止し、隔離された支持構造体上にフォ
トマスクを載置するステップと、 iii.支持構造体に隣接した、マスクの選択的照射の
ための光源を駆動するステップと、 iv.レーザ放射装置から出射されたレーザビームに、
レーザビームの連続的角度操作を実行するためのレーザ
プロセッサであって、レーザビームのオフアクシス照射
を実行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増
的マスク修復を容易にするための電動アパーチャと、像
縮小のための光学系と、修復中にマスクを観察するため
の装置とを含むレーザプロセッサを通過させるステップ
と、 v.ビームのほぼ完全な波形を獲得し、ターゲット領域
内に均一な表面露光を生じるように、連続的角度操作を
制御するステップと、 vi.連続的角度操作と同時に、マスクに対するビーム
の誘導中におけるマスクの多視点観察を行ない、ビーム
の動きの精密制御と、連続的角度操作を実行するための
電動アパーチャの制御された動きと、支持構造体の制御
された動きと、イメージデータ処理とを実行するステッ
プとを有することを特徴とするフォトリソグラフマスク
修復方法である。
【0019】本発明の別の実施態様は、 i.マスク修復を実行するためのレーザ放射装置を活性
化させるステップと、 ii.支持構造体に隣接した、マスクの選択的照射のた
めの光源を駆動するステップと、 iii.相対的に静止し、隔離された支持構造体上にフ
ォトマスクを載置するステップと、 iv.レーザ放射装置から出射するレーザビームに、レ
ーザビームの連続的角度操作を実行するためのレーザプ
ロセッサであって、レーザビームのオフアクシス照射を
実行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増的
マスク修復を容易にするための電動アパーチャと、像縮
小のための光学系と、修復中にマスクを観察するための
装置とを含むレーザプロセッサを通過させるステップ
と、 v.ビームのほぼ完全な波形を獲得し、ターゲット領域
内に均一な表面露光を生じるように、連続的角度操作を
制御するステップと、 vi.連続的角度操作と同時に、マスクに対するビーム
の誘導中におけるマスクの多視点観察を行ない、ビーム
の動きの精密制御と、連続的角度操作を実行するための
電動アパーチャの制御された動きと、支持構造体の制御
された動きと、イメージデータ処理とを実行するステッ
プとを有することを特徴とするフォトリソグラフマスク
修復方法である。
【0020】したがって、本発明の目的は、フォトリソ
グラフマスク修復のための改良されたシステムおよび方
法を提供することである。
【0021】本発明の別の目的は、フォトリソグラフマ
スク修復における精度を向上させることである。
【0022】本発明のさらなる目的は、フォトリソグラ
フマスク修復に用いられるレーザビームの解像度を高め
ることである。
【0023】本発明のさらに別の目的は、フォトリソグ
ラフマスクの表面欠陥を観察し、分析し、除去するため
のシステムを提供するとである。
【0024】本発明のさらに別の目的は、マスク修復中
にフォトリソグラフマスクをリアルタイムで観察するた
めのシステムを提供することである。
【0025】本発明のさらに別の目的は、フォトリソグ
ラフマスクの多視点観察とそれに対する誘導のためのシ
ステムを提供することである。
【0026】本発明のさらなる目的は、上面基準(top
reference)を保ちながら、種々の厚さのフォトマスク
を装填するための方法を提供することである。
【0027】本発明のさらに別の目的は、フォトリソグ
ラフマスク上のパターンの観察と同時にレーザ修復を行
なうに適した照射を提供することである。
【0028】本発明の別の目的は、像倍率と、照射波長
と、照射角度及び/または偏光(polarization)を変更
することにより、ユーザに提示されるフォトリソグラフ
マスクの像を改善し制御するためのシステムを提供する
ことである。
【0029】本発明のさらに別の目的は、オフアクシス
レーザ照射を用いてフォトリソグラフマスクの欠陥観察
を向上させることである。
【0030】本発明のさらに別の目的は、機械視覚(ma
chine vision)を用いた欠陥修復プロセスにおいて、フ
ォトリソグラフマスクの繰り返し制御を提供することで
ある。
【0031】本発明のさらなる目的は、バックラッシュ
のないフォーカスメカニズムを駆動とオートフォーカス
を備えた、フォトリソグラフマスクを修復するためのシ
ステムを提供することである。
【0032】本発明の別の目的は、ガラス基板から不透
明な膜を、フォトマスクから異物を、優先的に除去する
ためのレーザ加工プロセスの選択性を向上させることで
ある。
【0033】本発明のさらに別の目的は、ペリクル化し
たフォトマスク上の不透明欠陥及び異物を排除するとと
もに、フォトマスク修復の近傍における除去物質の堆積
を排除することである。
【0034】以下、本発明を、図面を参照して説明する
が、これは、添付の請求項を限定することを意図したも
のではない。
【0035】図面全体において、同一の番号は、同様の
要素を示すために用いられる。本発明のその他の目的及
び利点は、以下の好ましい実施の形態の説明から明らか
になろう。
【0036】
【好ましい実施の形態】さて、図面、特に図1〜図19
を参照すると、本発明の種々の態様による、レーザ照射
システム10及びフォトリソグラフマスク修復方法の例
が概略的に示されている。図1に示されているように、
このシステムは、処理すべきフォトマスク11を支持す
るためのステージシステム20と、マスク修復を実行す
るためのレーザ放射装置30と、支持構造に隣接した、
マスクの選択的照射のための光源50とを含んでいる。
レーザビームプロセッサ60は、レーザ放射装置から出
射されるレーザビーム31の連続的角度操作を実行す
る。プロセッサは、オフアクシスレーザ照射を実行する
ための調節可能なビームスプリッタ70と、漸増的マス
ク修復を容易にするための電動アパーチャアセンブリ8
0と、像拡大のための光学系90と、修復中のマスクを
観察するための装置100とを含んでいる。
【0037】コンピュータ装置110は、ビームのほぼ
完全な波形を獲得し、ターゲット領域内により均一な表
面露光を生じるように、連続的角度操作を制御する。コ
ンピュータ装置110は、ビームの操作と同時に、ビー
ムの動きの精密制御と、連続的角度操作を実行するため
の電動アパーチャの制御された動きと、支持構造体の制
御された動きと、イメージデータ処理とを実行する。マ
イクロスコープ120は、マスクに対するビームの誘導
中におけるマスクの多視点観測を行う。
【0038】一般に、アパーチャの通過時の回折パター
ンを生成するために、単色コヒーレント光源が必要とさ
れる。しかしながら、光学イメージシステムに用いられ
る従来のマイクロスコープは、光の一部分のみを集める
にすぎない。最適な視認を達成するためには、回折パタ
ーンが生成されるか、アパーチャの像に完全に変換され
なくてはならない。この点において、回折の次数が高く
なるほど、含まれる空間周波数成分の数が多くなる。し
たがって、イメージ品質は、主に、回折パターンの部
分、すなわちフリンジ数を、どのくらい多く集めるかに
よって支配される。
【0039】図2及び図3に示されているように、本発
明は、ビームプロセッサ60が、レーザビーム31の一
連の連続的角度ショット(及び各ビームの対応する波
形)を、フォトマスクにおける単一の合成像に統合する
という革新的な照射手法を提供する。これにより、アパ
ーチャ像の均一性が大きく向上し、フォトマスク修復の
スケール(scale)に対する精度を増すだけでなく、フォ
トマスク上に投影される像の精度をも増加させる。
【0040】図4及び図5に概略的に示される、本発明
の動作要素について、マスク装填部20Aは、3次元
の、前端開放箱型構造体21を含んでいる。構造体内部
には、対向する側壁上に水平に配置されたレール23及
び24が形成され、使用中でないフォトマスクホルダす
なわちカセット26を、スライド可能に収容し、保持
し、保管する。構造体の上面25に載っているのは、カ
セット26であり、これは、システム上にフォトマスク
11を繰り返し、上面基準を保ちながら、装填するため
に用いられるマスク受入ステーション22を備えてい
る。
【0041】取り外し可能な「ピック」28を用いて、
各フォトマスクは、カセットに載置され、修復のために
そこに固定される。すなわち、図4Aに最も良く示され
ているように,フォトマスクの端部がマスク受入ステー
ションのコーナーにあるタブ/リフトばね装置(lift s
pring)27a、27bに係合し、フォトマスクの反対
側の端部で中央に位置するラッチアセンブリ27cと係
合しているとき、フォトリソグラフ修復が実行可能であ
る。構造体上面は、作業中の振動や他の機械的干渉を最
小限に抑えるために、例えば花崗岩などの、硬質で、重
く、稠密で、並外れた制動品質をもつ物質から構成され
ることが望ましい。
【0042】図5Aに最もよく示されているように、空
気制動装置、すなわちステージブレーキ装置29が、構
造体とカセットの係合或いは離脱のために、構造体上面
とカセットの間に設けられている。係合時には、レーザ
発生源と、レーザ処理光学系と、マイクロスコープと、
サブステージ照射器と、フォトマスクとを搭載するため
に、硬い静止したプラットフォームが形成される。この
プラットフォームは、フォトマスク観察及び修復中の振
動による干渉を最小限にする。
【0043】図5Bに示されているように、収納(stowe
d)状態では、カセットはステージ構造体から離されてい
る。ステージブレーキ29a、29b及びサーボは「オ
フ」状態にあり、構造体は、例えば摩擦力などの、機械
的干渉によりその位置を維持することが好ましい。一
方、カセットが動作位置にある場合、ブレーキは「オ
ン」で、カセットは構造体に係合している。この状態は
図5Cに示されている。望ましくは、ステージ構造体
は、サーボ動作によって適正な位置にカセットを保持す
る。図5B及び図5Cに示されているように、最適な画
像のために、本発明によれば、レーザ及び画像化システ
ムが、フォトマスク表面及びカセット上方に選択された
距離をおいて配置されることが好ましい。
【0044】図6を参照して、レーザ放射装置30は、
好ましくは、増幅されたチタンサファイアすなわちT
i:Sレーザ32を備えた従来の工業用レーザシステム
31を含んでいる。本発明の一態様によれば、システム
31は、約82MHz、約100フェムト秒パルスで作
動する発振器33を有している。発振器は信号34を発
生し、これは、一対の第1の回転ミラー35a、35b
によって、適正なパルスレートを選択するためのパルス
選択器36に導かれる。そして、信号は、各パルスの持
続期間を効果的に延伸する光学パルスストレッチャ37
を通過する。その後、信号は第2の回転ミラー38a、
38bに導かれてTi:Sレーザ32を通過し、次に、
第3の回転ミラー39により導かれてマルチパス増幅器
40に向かい、第2の回転ミラー38bに戻り、Ti:
Sレーザ源などを通過する。十分に増幅されると、第4
の回転ミラー41はレーザビームをレーザビームパルス
圧縮器42に導く。
【0045】図6Aに示されているように、ビームパル
ス圧縮器を通過後、ビームは回転ミラーによって曲げら
れ、モータ駆動される(即ち電動の)半波長板43と、
例えばλ800nm〜λ400nmの第2高調波発
生用のLBO44を連続して通過する。次に、このビー
ムはビームスプリッタ/高調波セパレータ45を通過す
る。このビームスプリッタによって導かれるビーム成分
は、その後、ビーム強度を約50%削減するビームスプ
リッタ46に結合する。最後に、ビームスプリッタ46
により導かれる成分は、その目的地であるSHG出力エ
ネルギーメータ47Cに到達する。ビームスプリッタ4
5を通過したビームの分離された成分の方は、増幅器エ
ネルギーメータ47bに到達する。ビームスプリッタ4
6を通過したビームの分離された成分は、適宜散逸され
る。
【0046】上記と代替的にあるいは同時に、レーザ放
出装置は、ヘリウムカドミウムすなわちHe:Cdレー
ザビーム48を含んでいる。ビーム48は、レーザ放射
装置の外部に設けた装置により出射されることが好まし
い。回転ミラー38aから38bへ、そしてTi:Sレ
ーザ32へビームを導くと、第1のビーム成分は、上述
したようにレーザ32を通過する。レーザ入口に隣接し
たビームスプリッタにより、第2のビーム成分が分離さ
れる。すなわち、レーザへの導入前に分離される。第2
の成分は、外部装置とレーザとの間に位置するポンプエ
ネルギーメータ47aに導かれる。他の代替的実施例に
おいては、当業者であれば理解されるように、ネオジ
ム、イットリウムアルミニウムガーネット、すなわちN
d:Yagレーザビームが同様に用いられる。
【0047】本発明を、増幅されたTi:Sレーザや、
He:Cdレーザや、Nd:Yagレーザに関して説明
したが、本発明の目的を考慮して、他の高強度単色光源
を用いてもよいことは言うまでもない。さらに、これら
の基本レーザの高調波も、本発明の趣旨及び範囲内にあ
るものと考えられる。
【0048】さて、光源50について、好ましくは、サ
ブステージ照射器51が、フォトマスク11の選択的照
射のために、ステージシステム20に隣接してその下側
に設けられている。この概略説明の装置が、図1、図7
及び図8に概略的に示されている。図7及び図8に最も
よく示されているように、支持構造体53の上に搭載さ
れたランプハウス52は、光源として機能する。やはり
構造体53に搭載された回転ミラー54a、54bは、
ランプハウス52から出射された光を減衰器55と波長
選択器56を介して、回転ミラー57に導き、この回転
ミラー57は、フォトマスクの所望の照射のために光を
導き位置づける。回路基板58は照度(degree of illum
ination)や、減衰の程度(extent of attenuation)や、
選択される波長や、回転ミラー57の位置づけの制御を
可能にする。上述したサブステージ照射器はケーラー照
明器として知られており従来のものと考えられる。
【0049】図1に示されているように、サブステージ
照明器は、光、例えば水銀キセノンすなわちHgXeア
ークランプによって得られる光のスペクトルから照射波
長を選択するための電動選択器62内に設けた一連の、
例えば4つの、細線幅光学フィルタ(narrow line widt
h optical filter)61を備えていることが好ましい。
サブステージコンデンサ63は、透過照射(transmitte
d illumination)を提供する。コンデンサ63は、一般
には垂直方向、すなわち光学軸に沿って並進移動する可
動ステージに搭載される。これにより、マイクロスコー
プシステムによって集められる照射の強度ならびに照射
の円錐角度を変化させることができる。
【0050】本発明をケーラー照明器を用いて説明した
が、本発明の目的を考慮して、他の照明装置を用いるこ
ともできることは言うまでもない。
【0051】図9に示されているように、レーザビーム
プロセッサ60は、レーザ放射装置30から射出された
レーザビームの連続的角度操作を実行する。ビームプロ
セッサ60は、オフアクシスレーザ照射を実行するため
の調節可能なビームスプリッタ70と、漸増的マスク修
復を容易にするための電動アパーチャ80と、像拡大の
ための光学系90と、修復中にマスクを観察するための
装置100とを含んでいる。
【0052】本発明の中核にあるのは、レーザ放射装置
からのレーザビーム31を受けるビームスプリッタ70
である。ビームスプリッタ70は、例えば3次元の調節
可能な傾斜した部分反射鏡或いは研磨ガラス片である
「リーキー(漏れ)(leaky)」ミラーなどの第1のプロ
セッサ回転ミラー71を有している。望ましくは、この
ミラーは99.9999%の光の透過を許容する。目的
とするところは、レーザビーム中に「揺動(wiggle)」
を与え、これにより、連続的角度操作に必要なオフセッ
トを生成することである。
【0053】ミラー71を通過した光は、第2のビーム
スプリッタすなわち調節可能なプロセッサ回転ミラー7
2に導かれる。このミラーもまた「リーキー」ミラーで
あることが好ましい。好ましくは、ミラー72は、動作
中には選択された固定位置にあり、レーザビームの第1
のスプリット32を電動アパーチャアセンブリ80を通
過するように導く。主要なビーム処理機能、特に、漸増
的マスク修復は、アパーチャアセンブリによって実行さ
れる。図1及び図11〜図13に示されているように、
ビーム32は、最初にアセンブリのアパーチャ81を通
過し、次に像縮小用のレンズ82を通過する。図13に
示されているように、アパーチャは動作状態すなわち全
開状態にある。レンズ82は、対応する、例えば約20
0mmの、焦点距離を有している。その後、ビームは、
ビームスプリッタ83に結合し、ビームスプリッタ83
はこのビームを一般には下向き方向に導く。
【0054】上述した構成は、所望のターゲット領域、
すなわちフォトマスクへのレーザビームの正確な動きを
実行するために特に好適である。レーザ照射されたアパ
ーチャの投影像を、中継レンズをビーム伝播と略直交す
る方向に並進移動すること(以下「ビーム精密移動」)
により、マイクロスコープの対物レンズ視野内に移動さ
せる。並進移動レンズは拡大の前とブレーキの係止中に
作動するので、ビーム精密移動により正確度、精密度及
び解像度が増す。ビーム位置の微少な変化をなすために
は、レンズシステムの比較的大きな移動が必要である。
【0055】次に、ビームは、選択されたレンズすなわ
ち対物レンズ84、換言すると、対物レンズ85、8
6、87、88、89のいずれかを通過する。本発明の
一態様によれば、対物レンズ85〜89は、それぞれ、
5X、10X、40X、50X、100Xの倍率を有し
ている。図15及び図16に示されるように、これらの
対物レンズは、好ましくは、選択的電動操作、特に、フ
ォトマスクに対する誘導のための電動レボルバーアセン
ブリ、すなわちマイクロスコープタレット59に搭載さ
れている。実施に際して、ビーム32は、フォトリソグ
ラフマスク修復のために、フォトマスク(すなわち修復
部位)上に導かれる。
【0056】本発明は、さらに修復領域のレーザ露光の
均一化を容易にする。レーザビームは高コヒーレント光
源であるので、アパーチャの照射に用いる場合、このコ
ヒーレンスにより、投影像中に顕著なフリンジすなわち
強度変動が生じる。その結果、レーザ線量が、露光領域
を横切って変化される。修復効果を増加させるために
は、修復領域を均一に露光することが望ましい。
【0057】修復領域の均一な露光は、2つの方法で達
成される。その1つは、一連の修復パルス列が出射する
ごとに、アパーチャに入射するレーザビームの角度ある
いは位置を変化させる。これにより、各パルスによって
変化したフリンジパターンが生成され、その時間平均し
た結果として、より均一な露光領域が得られる。この領
域を均一に露光する2つめの方法は、修復パルス列の出
射につれてアパーチャの大きさを変えることである。こ
の方法もまた、各パルスに対して変化したフリンジパタ
ーンを生成する。欠陥を完全に除去するために、アパー
チャを通過する最後のパルスについてアパーチャの大き
さを増加させる。
【0058】ビームスプリッタ72によって発生させた
他のすなわち第2のビーム33は、像拡大のための光学
系90を通過して戻る。図1、図9及び図10に示され
ているように、光学系90は一連のレンズ91、92、
93を有し、各レンズは約30mmの焦点距離をもつ。
この構成は、比較的短い距離94で、急速な像拡大を提
供する。その後、スポットマーカー(spot marker)照
射カメラ101等の装置100が、修復中のフォトマス
クを観察するために適宜使用される。カメラ101の光
学画像化機能及び画像処理機能は、以下に詳しく述べる
ようにコンピュータ装置110によって行われる。
【0059】さて、フォトマスク操作について、ビデオ
マイクロスコープなどのマイクロスコープ120は、観
察機能だけでなく、分析機能も備えている。本発明の一
態様によれば、図1に最も良く示されているように、マ
イクロスコープは、誘導中にフォトマスクを観察し、撮
像し、分析するための、少なくとも2つの、好ましくは
3つの装置を有している。第1の装置すなわちカメラ1
21は、標準的な、低倍率の、たとえば、640x48
0本の、低解像度のビデオカメラであることが望まし
い。この目的のため、サブステージ照射器51からマス
クを通過して進む光は、対物レンズ85〜89のうちの
1つを通過して、最小限の損失で集光される。つぎに、
この光は、ビームスプリッタ83を通過する。ビームス
プリッタによって方向転換された第1の光ビーム122
は、反射光照射器中継レンズアセンブリ123の通過中
に集束される。一方、第2のビーム124はレンズ81
と、アパーチャ81と、ビームスプリッタ72とを通過
して戻り、レンズ91〜93を通過し、主として、修復
中のマスクを観察するための装置101に導かれる。
【0060】第1のカメラ121の動作時には、第1の
ビームは、ビームスプリッタ125によって第3のビー
ム126と第4のビーム127に分離される。第3のビ
ームは視野絞り128を介して案内され、つぎに回転ミ
ラー129によって方向転換されてレンズ130を通過
する。レンズ130は、徐々に像拡大を実行するため
に、選択された、例えば約100mmの、焦点距離を有
している。レンズ130を通過後、第3のビーム126
は、回転ミラー131を介して導かれ別のレンズ132
を通過する。このレンズ132は、さらなる像拡大を容
易にするために、レンズ130よりも短い焦点距離、例
えば約50mmの焦点距離をもつ。得られる像は、カメ
ラ121によって観察することができる。レンズ13
0、132は、対物レンズの視野全体を画像化するため
に適宜選択され、調節される。
【0061】比較的高倍率、高解像度の観察が必要な場
合には、マイクロスコープの第2の装置すなわちカメラ
132が結合される。その動作時には、ビームスプリッ
タ125により生成された第4のビームは、第3のビー
ムに代わって観察される。詳細には、第4のビームは
(スプリッタ125を通過した後)、視野絞り133及
びレンズ134をそれぞれ通過する。レンズ134は、
像サイズを縮小するために、例えば約100mmの焦点
距離を有している。次に、第4のビームは、このビーム
を最終的にカメラ132のアパーチャに導くための一連
の回転ミラー135、136、137を通過する。カメ
ラ132は、標準的な、高倍率の、例えば、1024x
1024のような高解像度のビデオカメラであることが
好ましい。
【0062】上記と代替的にあるいは同時に、第3の装
置すなわちDUV画像化及び透過測定装置138が、誘
導中にマスクを観察し分析するために備えられる。この
装置は、カメラ121及び132と比較して、拡張され
た分光感度、すなわち、人間の眼で見えるよりも、より
短い波長における拡張された性能を提供する。これによ
り、優れた解像度が得られる。第3の装置は、任意に、
カメラ121及び132とともにマイクロスコープ12
0内に組み込むことができる。この組込みは、ビームス
プリッタ139を回転ミラー136と137との間に配
置することにより達成され、ビームスプリッタは第4の
ビームを第5および第6のビーム140及び141に分
離する。すなわち、第5のビームは、観察のための第3
の装置138に導かれ、第6のビームは、高倍率高解像
度の観察が求められる場合にカメラ132に導かれる。
【0063】さらに、図10には、本発明の1実施例に
おいて、マイクロスコープアームアセンブリが示されて
いる。このアセンブリは、たとえば、誘導中にフォトマ
スクを観察するための第5の装置すなわちカメラ121
を搭載するカメラスタンド149を含んでいる。また、
レンズ91、92、93をそれぞれ搭載する一連のレン
ズホルダー130、131、150及び回転ミラー12
9がさらに設けられている。電動アパーチャアセンブリ
80が、サブステージ照射器からの光を受光するために
配置されている。バックラッシュ防止zコラム焦点(an
ti-backlash z-column focusing)システム152が、
アームアセンブリの選択的調節のために適宜配置され
る。さらに、電動波長板が、欠陥を透過した光が受ける
位相シフトの結果として、部分的に透過性の欠陥をより
見やすくするために備えられている。
【0064】本発明によれば、バックラッシュ防止zコ
ラム焦点システム152は、図14及び15に最も良く
示されている。このシステムは、例えば±0.50イン
チの範囲の調整誤差をもつ粗動並進ステージ142と、
例えば±50μmの範囲の調整誤差を有する微調整動作
の微動並進ステージ143とを備えている。粗動ステー
ジは、マイクロスコープタレット59と対物レンズ84
をフォトマスクの近傍で移動させるため、ステッパモー
タ144及び40TPIなどの複巻きステッピングモー
タリードスクリュー(compound stepping motor lead s
crew)145を用いている。
【0065】つぎに、微動調整が、微動並進ステージを
用いることによって行われる。このステージは、一般に
は上下方向、すなわちマスクに近づいたりマスクから遠
ざかったりする方向における、マイクロスコープの対物
レンズに非常に精密動きを行なわせるために、圧電(P
ZT)並進器146及びPZT予荷重スプリング147
を組み合わせて有している。この構成は、リードスクリ
ュー145の方向の変化の際のバックラッシュやデッド
スペースの除去に好適である。この構成は、また、例え
ば約10nmという選択された許容範囲内に、マイクロ
スコープの対物レンズを正確に且つ双方向的に位置づけ
維持する。
【0066】マイクロスコープ120ならびに本発明の
他の動作要素の動作は、コンピュータ装置110、特に
図1、図17、図18に概略的に示されているコンピュ
ータ制御装置111によって監視され制御される。例え
ば工業的レベルの、ペンティアム(登録商標)2プロセ
ッサ搭載のコンピュータで、例えば21″モニタなどの
ディスプレイ117やマウス、ジョイスティック、キー
ボード等の入力装置118を備えたメインコンピュータ
112によって、適切なデータ処理機能が得られる。こ
のコンピュータには、画像処理機能113と、モータ制
御機能114と、ステージシステム制御機能115と、
レーザ操作機能116のために、たとえば、従来のソフ
トウェアなどをプログラミングするアプリケーションを
内蔵している。
【0067】画像処理機能は、スポットマーカー照射カ
メラ101及びビデオマイクロスコープのカメラシステ
ム、すなわち低倍率カメラ121と高倍率カメラ132
と光学DUV画像化化及び透過測定装置138に対して
備えられている。モータ制御機能114は、漸増的マス
ク修復のための電動アパーチャ80の制御された操作
と、回転レーザミラー71の漸増的移動と、ビデオカメ
ラ焦点機能と、同様の移動制御を行う。X−Yステージ
システムの移動及び制御を供与する機能115は、操作
上、他の機能からは分離区別されることが好ましく、そ
の実用性は、当業者であれば容易に理解されよう。レー
ザ機能116については、同期したレーザビーム活性化
及び制御を行う。
【0068】一般に、機能113〜116は、ディスプ
レイスクリーンすなわちオペレータ用モニタ117と、
ジョイスティックやマウスやキーボード等の入力装置1
18とを用いてユーザにより相互作用的な働きをさせる
ことができる。例えば、倍率の変更は、例えばジョイス
ティックを用いてコンピュータディスプレイメニュ11
9上で適切なコマンドを選択することにより行われる。
同様に、電動アパーチャに対して漸増的移動の大きさの
変更が求められる場合には、この変更を実行するための
情報がメニュ119を用いて入力される。同様に、レー
ザビームの連続的角度操作を実行するための増分を、た
とえば漸増移動4から10へ、変更するためには、例え
ばジョイスティックを用いて適切な情報をメニュ上の制
御機能へ入力し、これにより対応する変更が行われる。
ユーザによって制御可能な別の機能は、フォトマスクに
対する誘導中に倍率を変更するためにマイクロスコープ
タレットを駆動することである。この機能もまたメニュ
駆動である。
【0069】メインコンピュータ112とオペレータ用
モニタ117と入力装置118に加えて、コンピュータ
制御システム111がエネルギーメータ47a〜c、す
なわちポンプエネルギーメータ47aと、増幅器エネル
ギーメータ47bと、SHG出力エネルギーメータ47
cに近接して収容されていることが好ましい。この構成
は、図17に示されている。さらに、緊急停止パドル装
置153が、レーザ射出装置10の自動シャットダウン
のために設けられている。この点において、ユーザの観
察及びシステム制御は、サービスモニタ154によって
容易に行なわれる。
【0070】さて、図18を参照して、オペレータによ
るアクセスを容易にするために、望ましくはシステム後
部に圧電並進器(PZT(Piezoelectric Translator)
ドライブ)146を配置し、その下方に、修復部増幅器
ボックス155(RUAB(Repair Unit Amplifier Bo
x))を設けている。さらに、電源入力をもつ比較的低
電圧の電源156が、好ましくは上述したアセンブリに
隣接して設けられ、その下に、システム電力分配制御装
置157及び電子装置相互接続パネル158が配置され
る。最後に、レーザ射出装置の性能の最適化を容易にす
るために、この構成の底部にレーザクーラを配置する。
【0071】図19に概略的に示されているように、上
述した本発明の構成要素すなわち特徴は、選択されたひ
とつの特徴あるいは特徴の組合せとして、ハウジング1
60内に任意に設けられる。これは、システム要素を保
護し、システムオペレーションのための隔離され制御さ
れた環境を提供するだけでなく、システムの実用性及び
美観を高めるためになされる。種々のシステム要素の中
で、ステージシステム20とオペレータ用モニタ117
と入力装置118は、当業者であればわかるように、ユ
ーザが容易にアクセス可能でなければならない。
【0072】動作においては、本発明のレーザ投射シス
テムは、種々の厚さのフォトマスクを装填し、その上面
基準を保つための新規な方法を提供する。この方法は、
観察及び修復中にフォトマスク11を保持し操作するス
テージシステム20によって遂行される。特に、マスク
ホルダすなわち構造体21の特殊なサブシステム設計に
より、種々の厚さのマスクを用いることだけでなく、比
較的高NAのマイクロスコープ対物レンズ85〜89
の、例えば0.0001インチ程度の非常に小さい作業
距離内でその作業面の位置決めを繰り返すことが可能と
なる。
【0073】本発明の別の実施の形態は、フォトリソグ
ラフマスク修復の方法に関する。最初に、フォトマスク
は、相対的に静止しかつ分離された支持構造体上に載置
される。つぎに、レーザ放射装置を活性化して、マスク
修復を行なう。支持構造体に隣接した光源もまた活性化
されて、マスクの選択的照射を行なう。あるいは、光源
を最初に活性化し、レーザ放射装置を駆動し、ついでフ
ォトマスクを支持構造体に搭載してもよい。
【0074】次に、レーザ放射装置から出射されるレー
ザビームに、レーザビームの連続的角度操作を実行する
ためにレーザプロセッサを通過させる。このレーザプロ
セッサは、レーザビームのオフアクシス照射を実行する
ための調節可能なビームスプリッタと、漸増的マスク修
復を容易にするための電動アパーチャと、像縮小のため
の光学系と、修復中にマスクを観察するための装置とを
含んでいる。その後、連続的角度操作は、ビームのほぼ
完全な波形を獲得できるように制御される。連続的角度
操作と同時に、マスクに対するビームの誘導中にマスク
の多視点観察が行われ、ビームの動きの精密制御が行わ
れ、連続的角度操作を実行するために電動アパーチャの
制御された動きが行われ、支持構造体の動きが制御さ
れ、イメージデータが処理される。
【0075】本発明による別の方法は、空気ベアリング
ステージシステムのロックに関する。一般に、最適な性
能を達成するために、レーザ射出システムはステージブ
レーキシステム29を備えている。例えば、図5Aに示
されているように、ステージシステムをロックするため
に、ステージブレーキ29a、29bの空気圧が解除さ
れ、これらのブレーキはステージ構造体の上面と接触す
る。特に、活性時に、これらのブレーキは、浮上してい
るステージ要素を構造体上面25(花崗岩ベースとして
知られる)にロックする。この構成は、じゅうぶんな摩
擦を提供してステージ及びフォトマスクを静止状態に保
持する。つぎに、サーボゲインをゼロに設定し、干渉計
及びモータを位置決め作業から効果的に切り離す。ステ
ージシステムのロック解除をするためには、上述したス
テップを逆に行えばよい。すなわち、サーボゲインを最
初にゼロに設定し、そして構造体の上面から離れるよう
に、ステージブレーキに圧力を加える。上述した構成
は、ステージ位置(X、Y、Z)を乱すことなくフォト
マスクを係合したり離したりできるため特に有益であ
る。
【0076】本発明の別の方法は、像倍率や、照射波長
や、照射角度及び/または偏光を変更することにより、
フォトマスクパターン中の欠陥をもつ像を改善すること
に関する。このことは、いくつかの装置を統合すること
により達成できる。まず、図16に示されているよう
に、5個の対物レンズ85〜89を備えた電動タレット
59を用いることにより、欠陥の大きさに対応する倍率
を選択し、所望の観察精度を可能となる。この特徴を、
フォトマスクの欠陥を検知可能にするために、4つの狭
線幅光学フィルタ、可動サブステージコンデンサ、およ
び電動波長板と組合せる。
【0077】総体的に言えば、本発明によって、フォト
マスクの照射と、観察と、フォトマスク上のパターン修
復を同時に行うことができる。そのバックラッシュ防止
及び無限遠補正の光学マイクロスコープにより、画像化
のために通常用いられるシステム内にレーザエネルギを
結合するためのビームスプリットミラーを包含すること
が可能となる。オフアクシスレーザ照射を用いることに
より、欠陥観察もまた、かなり向上した。微小欠陥によ
って拡散した光の一部は、マイクロスコープシステムに
より集光されて、オペレータにより小さな重要部分に注
意を払わせる。このようにして、フォトマスクパターン
内の非常に小さな欠陥が容易に検出可能となる。
【0078】本発明はさらに、修復結果のプレビューを
可能とする。特に、修復領域をプレビューするためのリ
アルタイムシステムが、レーザアパーチャの後ろにカメ
ラを配置することにより形成される。カメラは、サブス
テージ照射器により背後から照らされたアパーチャの像
を受け取る。アパーチャは、マイクロスコープ画像と結
合した視野平面(field plane)内にあるように定めら
れるため、レーザパルスに露光すべき領域におけるマス
クの像も観察可能である。このプレビュー機能は、ビー
ムの動きの精密調整及びステージブレーキシステムの組
合せにより、50nm弱(sub 50nm)よりも良好な精度
での端部欠陥の修復を可能とする。
【0079】本発明の別の利点は、修復箇所近傍におけ
る被除去物質の付着を除去あるいは分散することであ
る。アブレーションによって取り除かれた少量の物質
は、通常、直径約30ミクロンの円形領域内で均一な薄
膜としてマスク上に堆積する。堆積した膜は、それに被
覆されたマスクパターンのクリア領域における光透過を
かなり減少させる。移動気体雰囲気を形成することによ
り、堆積される膜は、大幅に希釈され、その結果膜はよ
り大きな領域に広がり、修復部位に隣接するクリア領域
における光透過を増加させる。
【0080】あるいは、修復結果は、欠陥物質を集める
ことにより改善される。例えば、電極が修復箇所の近傍
に配置される。イオン化粒子が放出され、表面に堆積す
る前に集められ、修復部位に隣接するクリア領域におけ
る光透過を増加させる。
【0081】本発明のさらなる利点は、まわりに形成さ
れた酸化雰囲気により機械加工効率が高まることであ
る。このことは、500nmを下回る波長のレーザ放射
を吸収するハロカーボン(CBrあるいはC
)ガスによって達成される。ハロカーボン分子は、
レーザ放射によって光分解され、レーザ除去速度を向上
させる活性化された酸化性フッ素ラジカルを生成する。
【0082】要するに、本発明のレーザ射出システム
は、以下の特徴を提供する。種々の厚さのフォトマスク
を装填し上面基準を保持する。フォトマスクの照射と同
時にフォトマスク上のパターンを観察しフォトマスクの
修復を可能とする。像倍率や、照射波長や、照射角度及
び/または偏光を変更することにより画像を向上させ
る。オフアクシスレーザ照射を用いて欠陥観察を向上さ
せる。機械視覚を用いて欠陥修復工程を繰り返し制御す
る。バックラッシュなしに焦点メカニズムを駆動する。
マイクロスコープシステムを自動焦点合わせする。空気
ベアリングステージシステムをロックする。レーザター
ゲット相互作用領域を定める。ビームをターゲット領域
に正確に移動させる。修復結果のプレビューを行なう。
ペリクル化したフォトマスク上の不透明欠陥を修復す
る。ペリクル化したフォトマスク上の異物欠陥を修復す
る。あるいは、ペリクル化したフォトマスク上の不透明
欠陥を修復する。あるいは、フォトマスク上の異物欠陥
を修復する。修復領域におけるレーザ露光を均一化す
る。不透明欠陥を除去する。異物欠陥を除去する。修復
箇所近傍の除去された材料の堆積を排除する。あるい
は、除去された材料を収集する。酸化性雰囲気を形成す
ることにより機械加工効率を向上させる。ガラス基板か
ら不透明な膜を優先的に取り除くレーザ加工プロセスの
選択性を向上させる。フォトマスクからこのような物質
を優先的に取り除くレーザ加工工程の選択性を向上させ
る。
【0083】本発明の種々の修正や変更は、この開示を
読むことに基づいて可能であろう。このような変更や追
加は、添付の請求項により規定される本発明の範囲及び
趣旨に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態によるフォトリソグラフ
マスク修復のためのシステム及び方法の概念図である。
【図2】図1に記載のシステムに従って製造されたアパ
ーチャを通過したビームの回折の結果である選択された
ビーム強度の側面を表す概念図。
【図3】図1に記載のシステムに従って製造されたアパ
ーチャを通過したビームの回折の結果である多数のビー
ム強度の側面を表す概念図。
【図4】本発明の1実施の態様による装填ステーション
及びカセットをとともにフォトマスクを保持するステー
ジシステムの斜視図。
【図4A】カセットを装填している際の、タブ、リフト
スプリング、及びラッチ組立体を示す、図4のラインA
−Aに沿って得られる断面図。
【図5】本発明の別の実施の態様による装填ステーショ
ン及びカセットをとともにフォトマスクを保持するステ
ージシステムの斜視図。
【図5A】図5に表されたステージシステムのためのス
テージブレーキの概念平面図。
【図5B】収納状態における、図5Aのステージブレー
キの概念側面図。
【図5C】稼動状態における、図5Aのステージブレー
キの概念側面図。
【図6】本発明の1実施の形態によるレーザ放射装置の
部分概念図。
【図6A】図6に記載の装置の別の部分概念図。
【図7】本発明によるサブステージ照射器の側面図。
【図8】図7に示されているサブステージ照射器の平面
図。
【図9】本発明によるレーザビームプロセッサの概念
図。
【図10】本発明によるマイクロスコープアーム組立体
の側面図。
【図11】図10に記載の電動アパーチャ組立体の断面
図。
【図12及び図13】図12はフロントプレート及び移
動されたPCB組立体を伴う、図11に示された組立体
の平面図、図13はクリア領域または完全開口状態にお
ける図12に示されたアパーチャの断面図。
【図14】ステップモータ、圧電精密フォーカス、バッ
クラッシ防止z−コラムを表している本発明のステップ
モータ組立体の斜視図。
【図15】マイクロスコープレボルバー組立体を表して
いる図14のバックラッシ防止z−コラムの概念、断面
図。
【図16】マイクロスコープタレット及びレボルバー組
立体を表している図15に記載の組立体の底面図。
【図17】本発明のコンピュータ制御システムの正面
図。
【図18】図17の制御システムの背面斜視図。
【図19】本発明の別の実施の形態によるレーザ射出シ
ステムの斜視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン オコンナー アメリカ合衆国,ニューヨーク 11725, コムマック,フェザント ドライヴ 6 Fターム(参考) 2G051 AA56 BA05 BA10 BB11 BC04 CA04 CB02 CC09 DA01 EA11 EA12 2H095 BA01 BD32 BD34

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべきマスクを支持するための構造
    体と、 マスク修復を実行するためのレーザ放射装置と、 前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択的照射の
    ための光源と、 前記レーザ放射装置から出射するレーザビームの連続的
    角度操作を実行するためのレーザプロセッサであって、
    オフアクシス(off-axis)レーザ照射を実行するための
    調節可能なビームスプリッタと、漸増的マスク修復を容
    易にするための電動アパーチャと、像縮小のための光学
    系と、修復中に前記マスクを観察するための装置とを含
    むレーザプロセッサと、 前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、前記
    連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、 前記マスクに対する前記ビームの誘導中における前記マ
    スクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備えた
    ことを特徴とするフォトリソグラフマスク修復システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記マスク支持構造体は、格納式プラッ
    トフォームであることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記レーザ放射装置は、増幅されたT
    i:Sレーザ光を出射することを特徴とする請求項1に
    記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記レーザ放射装置は、He:Cd光を
    出射することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記レーザ放射装置は、Nd:Yag光
    を出射することを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータ装置は、前記レーザの
    操作と同時に、前記ビームの動きの精密制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータ装置は、前記ビームの
    動きの精密制御と同時に、前記連続的角度操作を実行す
    るための前記電動アパーチャの制御された動きを実行す
    ることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータ装置は、前記電動アパ
    ーチャの動きを制御すると同時に、前記支持構造体の制
    御された動きを実行することを特徴とする請求項7に記
    載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記コンピュータ装置は、前記プラット
    フォームの動きを制御すると同時に、イメージデータを
    処理することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記マイクロスコープは、前記マスク
    を観察し分析するためのビデオマイクロスコープである
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記マイクロスコープは、比較的低倍
    率のビデオカメラ及び比較的高倍率のビデオカメラを含
    むことを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記マイクロスコープは、DUV(De
    ep UltraViolet)画像化及び透過測定システムを含むこ
    とを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 処理すべきマスクを支持するための構
    造体と、 マスク修復を実行するためのレーザ放射装置と、 前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択的照射の
    ための光源と、 前記レーザ放射装置から出射するレーザビームの連続的
    角度操作を実行するためのレーザプロセッサであって、
    オフアクシスレーザ照射を実行するための調節可能なビ
    ームスプリッタと、漸増的マスク修復を容易にするため
    の電動アパーチャと、像縮小のための光学系と、修復中
    に前記マスクを観察するための装置とを含むレーザプロ
    セッサと、 前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、前記
    連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、 前記マスクに対する前記ビームの誘導中における前記マ
    スクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備え、
    前記コンピュータ装置は、前記ビームの操作と同時に、
    前記ビームの動きの精密制御と、前記連続的角度操作を
    実行するための前記電動アパーチャの制御された動き
    と、前記支持構造体の制御された動きと、イメージデー
    タ処理とを実行することを特徴とするフォトリソグラフ
    マスク修復システム。
  14. 【請求項14】 前記マスク支持構造体は、格納式プラ
    ットフォームであることを特徴とする請求項13に記載
    のシステム。
  15. 【請求項15】 前記レーザ放射装置は、増幅されたT
    i:S光を出射することを特徴とする請求項13に記載
    のシステム。
  16. 【請求項16】 前記レーザ放射装置は、He:Cd光
    を出射することを特徴とする請求項13に記載のシステ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記レーザ放射装置は、Nd:Yag
    光を出射することを特徴とする請求項13に記載のシス
    テム。
  18. 【請求項18】 処理すべきマスクを支持するための構
    造体と、 マスク修復を実行するためのレーザ放射装置と、 前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択的照射の
    ための光源と、 前記レーザ放射装置から出射されるレーザビームの連続
    的角度操作を実行するためのレーザプロセッサと、 前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、前記
    連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、 前記マスクに対する前記ビームの誘導中における前記マ
    スクの多視点観察のためのマイクロスコープであって、
    比較的低倍率のビデオカメラと、比較的高倍率のビデオ
    カメラと、DUV画像化及び透過測定装置とを含むマイ
    クロスコープとを備えたことを特徴とするフォトリソグ
    ラフマスク修復システム。
  19. 【請求項19】 処理すべきマスクを支持するための構
    造体と、 マスク修復を実行するためのレーザ放射装置と、 前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択的照射の
    ための光源と、 前記レーザ放射装置から出射するレーザビームの連続的
    角度操作を実行するためのレーザプロセッサと、 前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、前記
    連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、 前記マスクに対する前記ビームの誘導中における前記マ
    スクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備えた
    ことを特徴とするフォトリソグラフマスク修復システ
    ム。
  20. 【請求項20】 処理すべきマスクと、 マスク修復を実行するためのレーザ放射装置と、 前記レーザ放射装置から出射するレーザビームの連続的
    角度操作を実行するためのレーザプロセッサであって、
    オフアクシスレーザ照射を実行するための調節可能なビ
    ームスプリッタと、漸増的マスク修復を容易にするため
    の電動アパーチャと、像縮小のための光学系と、修復中
    に前記マスクを観察するための装置とを含むレーザプロ
    セッサと、 前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、前記
    連続的角度操作を制御するためのコンピュータ装置と、 前記マスクに対する前記ビームの誘導中における前記マ
    スクの多視点観察のためのマイクロスコープとを備えた
    ことを特徴とするフォトリソグラフマスク修復システ
    ム。
  21. 【請求項21】 処理すべきマスクと、マスク修復を実
    行するためのレーザ放射装置と、前記レーザ放射装置か
    ら出射するレーザビームの連続的角度操作を実行するレ
    ーザプロセッサであって、オファクシスレーザ照射を実
    行するための調節可能なビームスプリッタと、漸増的マ
    スク修復を容易にするための電動アパーチャと、像縮小
    のための光学系と、修復中に前記マスクを観察するため
    の装置とを含むレーザプロセッサとを備えたことを特徴
    とするフォトリソグラフマスク修復システム。
  22. 【請求項22】 i.相対的に静止し、隔離された支持
    構造体上にフォトマスクを載置するステップと、 ii.マスク修復を実行するためのレーザ放射装置を活
    性化するステップと、 iii.前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択
    的照度照射のための光源を駆動するステップと、 iv.前記レーザ放射装置から出射するレーザビーム
    に、前記レーザビームの連続的角度操作を実行するため
    のレーザプロセッサであって、前記レーザビームオフア
    クシス照射を実行するための調節可能なビームスプリッ
    タと、漸増的マスク修復を容易にするための電動アパー
    チャと、像縮小のための光学系と、修復中に前記マスク
    を観察するための装置とを含むレーザプロセッサを通過
    させるステップと、 v.前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、
    前記連続的角度操作を制御するステップと、 vi.前記連続的角度操作と同時に、前記マスクに対す
    るビームの誘導中における前記マスクの多視点観察を行
    ない、前記ビームの動きの精密制御と、前記連続的角度
    操作を実行するための前記電動アパーチャの制御された
    動きと、前記支持構造体の制御された動きと、イメージ
    データ処理とを実行するステップとを有することを特徴
    とするフォトリソグラフマスク修復方法。
  23. 【請求項23】 i.マスク修復を実行するためのレー
    ザ放射装置を活性化するステップと、 ii.相対的に静止し、隔離された支持構造体上にフォ
    トマスクを載置するステップと、 iii.前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択
    的照射のための光源を駆動するステップと、 iv.前記レーザ放射装置から出射されたレーザビーム
    に、前記レーザビームの連続的角度操作を実行するため
    のレーザプロセッサであって、前記レーザビームのオフ
    アクシス照射を実行するための調節可能なビームスプリ
    ッタと、漸増的マスク修復を容易にするための電動アパ
    ーチャと、像縮小のための光学系と、修復中に前記マス
    クを観察するための装置とを含むレーザプロセッサを通
    過させるステップと、 v.前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、
    前記連続的角度操作を制御するステップと、 vi.前記連続的角度操作と同時に、前記マスクに対す
    るビームの誘導中における前記マスクの多視点観察を行
    ない、前記ビームの動きの精密制御と、前記連続的角度
    操作を実行するための前記電動アパーチャの制御された
    動きと、前記支持構造体の制御された動きと、イメージ
    データ処理とを実行するステップとを有することを特徴
    とするフォトリソグラフマスク修復方法。
  24. 【請求項24】 i.マスク修復を実行するためのレー
    ザ放射装置を活性化させるステップと、 ii.前記支持構造体に隣接した、前記マスクの選択的
    照射のための光源を駆動するステップと、 iii.相対的に静止し、隔離された支持構造体上にフ
    ォトマスクを載置するステップと、 iv.前記レーザ放射装置から出射するレーザビーム
    に、前記レーザビームの連続的角度操作を実行するため
    のレーザプロセッサであって、前記レーザビームのオフ
    アクシス照射を実行するための調節可能なビームスプリ
    ッタと、漸増的マスク修復を容易にするための電動アパ
    ーチャと、像縮小のための光学系と、修復中に前記マス
    クを観察するための装置とを含むレーザプロセッサを通
    過させるステップと、 v.前記ビームのほぼ完全な波形を獲得できるように、
    前記連続的角度操作を制御するステップと、 vi.前記連続的角度操作と同時に、前記マスクに対す
    るビームの誘導中における前記マスクの多視点観察を行
    ない、前記ビームの動きの精密制御と、前記連続的角度
    操作を実行するための前記電動アパーチャの制御された
    動きと、前記支持構造体の制御された動きと、イメージ
    データ処理とを実行するステップとを有することを特徴
    とするフォトリソグラフマスク修復方法。
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