JP2002014053A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

検査装置及び検査方法

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JP2002014053A JP2000195064A JP2000195064A JP2002014053A JP 2002014053 A JP2002014053 A JP 2002014053A JP 2000195064 A JP2000195064 A JP 2000195064A JP 2000195064 A JP2000195064 A JP 2000195064A JP 2002014053 A JP2002014053 A JP 2002014053A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストパターンの検査を精度良く且つ適切
に行うようにした検査装置及び検査方法を提供する。 【解決手段】 検査対象100は、所定のパターンを形
成するためのレジストパターンと、照射光の反射を防止
する反射防止膜とを備え、照明手段3により上記反射防
止膜に対して上記反射防止膜の紫外線吸収が飽和する照
射光量で上記照射光を照射し、画像撮像手段5により、
上記レジストパターンを撮像し、検査手段7により、上
記画像処理手段5により撮像されたレジストパターンの
画像をもとに、レジストパターンを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体プロセスの
リソグラフィ工程において、半導体ウェハ上に形成され
るレジストパターンの状態を検査するのに好適な検査装
置及び検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気産業分野におけるデジタル化
が進む中で、半導体集積回路の集積度の向上が盛んに行
われている。そして、このように高度に集積された半導
体集積回路を如何に効率良く低コストで提供できるか
が、今後のデジタル電気産業の発展を左右する重要な課
題となっている。
【0003】半導体集積回路を低コストで効率良く生産
するためには、製造プロセス中に発生する問題を迅速に
且つ正確に検出することが重要である。このため、微細
なパターン、特にレジストパターンを精度良く検査でき
る検査装置に対する需要が高まっている。
【0004】高い解像度を有する検査装置としては、走
査電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscop
e)や原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microsco
pe)等を用いたものが知られている。しかしながら、こ
れら走査電子顕微鏡や原子間力顕微鏡は、検査の際に、
検査対象にダメージを与えることが知られており、デザ
インルールの収縮に伴い、大きな問題となっている。す
なわち、検査を行う際に、検査対象にダメージを与える
ことを回避するためにSEMの電子銃の印加電圧を上げ
ることができず、得られる測定値の精度を上げることが
できないという問題が生じている。特にレジストへ与え
るダメージが大きく、露光現像後のレジストパターンが
形成されたウェハを高精度で検査することができない。
また、検査中における真空雰囲気中の汚染物質の付着が
原因となり、測定毎にパターン寸法が広がっていくとい
う問題もある。
【0005】一方、上述した顕微鏡に代わるものとし
て、露光装置の光源と同程度の短波長光源を使った光N
A光学顕微鏡の開発が進んでいる。一般的に光学顕微鏡
は、焦点深度の浅さの観点から微小寸法の高精度計測に
不向きである。しかし、レジスト膜厚等のプロセスパラ
メータが十分管理された状態であれば、光学顕微鏡を使
った検査装置であっても、SEMに匹敵する精度を得る
ことができる。
【0006】これに関しては、例えば測定したいレジス
トパターンの画像を解析することでレジストパターンの
エッジ位置を精度良く求め、エッジの間隔から寸法を計
測する線幅を測長する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体の露
光現像工程では、半導体ウェハ上にレジストを塗布し、
露光現像することでレジストパターンを形成し、配線パ
ターンで形作る方法が用いられている。そして、近年で
は、微細なレジストパターンの露光を行うために、Kr
FやArF等のエキシマレーザを光源として用いてい
る。ところが、これらのレーザ光源を用いた場合には、
露光時にレジスト下面からの反射光が干渉して、異常露
光の原因になるという問題がある。この異常露光を避け
るために、図6に示すようにレジストパターン113の
下層、すなわち半導体ウェハ111側にBARC(Ba
ck AR Coat)112と呼ばれる紫外線吸収材
料を塗布する手法が用いられている。しかしながら、B
ARC112は、一般に有機物からなり、紫外線を照射
すると紫外線を吸収する分子が破壊されるため、吸収率
が低くなるという性質を有する。そのため、図7に示す
ように、検査に紫外光源を用いた光学顕微鏡を用いた場
合には、紫外光の照射量に伴ってレジストパターン下地
の輝度が明るくなり、画像が変化してしまう問題があ
る。そして、このレジストパターンの下層のBARC1
12の変質による画像変化が、測定するレジストパター
ンのエッジ間隔において数nmに相当する変位を伴うた
め、測定精度に悪影響を及ぼし、精度良く検査すること
ができないという問題がある。
【0008】また、最近では、レジスト上層にTARC
(Top AR Coat)と呼ばれる紫外線吸収材料
を塗布する技術が開発されつつあるが、この場合も、上
述したBARCを用いたときと同様の問題が生じる。
【0009】したがって、本発明は、以上のような実情
に鑑みて創案されたものであって、異常露光が防止さ
れ、レジストパターンの検査を精度良く且つ適切に行う
ようにした検査装置及び検査方法を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る検査装置
は、検査対象に対して紫外域の波長を有する照射光を照
射して検査対象を照射する照明手段と照明手段により照
明された検査対象の画像を撮像する画像撮像手段と照明
手段により照明された検査対象からの反射光又は透過光
を画像撮像手段に導く検出光学系と画像撮像手段により
撮像された検査対象の画像を処理、解析することにより
検査対象の状態を検査する検査手段とを備え、検査対象
は、所定のパターンを形成するためのレジストパターン
と照射光の反射を防止する反射防止膜とを備え、照明手
段は、反射防止膜に対して当該反射防止膜の紫外線吸収
が飽和する照射光量で照射光を照射し、画像撮像手段
は、レジストパターンを撮像し、検査手段は、画像処理
手段により撮像されたレジストパターンの画像をもとに
レジストパターンを検査することを特徴とするものであ
る。
【0011】この検査装置によれば、検査対象に設けら
れたレジストパターンが照明手段により紫外域の波長を
有する照明光で照明される。そして、紫外域の波長を有
する照明光で照明されたレジストパターンの画像が、結
像光学系により画像撮像手段に導かれ、画像撮像手段に
より撮像される。撮像手段により撮像されたレジストパ
ターンの画像は、検査手段に取り込まれ、処理、解析さ
れる。この検査手段により処理、解析されるレジストパ
ターンは、非常に短波長の光である紫外域の波長を有す
る照明光で照明されたレジストパターンの画像である。
したがって、この画像処理手段により処理されたレジス
トパターンの画像を解析することでレジストパターンの
状態を非常に精度良く測長することができる。さらに、
この検査装置では、反射防止膜に対して当該反射防止膜
の紫外線吸収が飽和する照射光量で照射光を照射する。
したがって、この検査装置では、反射防止膜の紫外線吸
収が飽和された状態で測長が行われるため、紫外域の波
長を有する照明光の照射量に起因した測長精度の悪化が
防止される。
【0012】本発明に係る検査方法は、検査対象に対し
て照射光を照射してこの検査対象を照射し、照射された
検査対象の画像を撮像手段により撮像し、撮像手段によ
り撮像された検査対象の画像を処理し解析することで検
査対象の状態を検査する検査方法であって、紫外域の波
長を有する照射光を検査対象の所定の位置に設けられた
反射防止膜に対して当該反射防止膜の紫外線吸収が飽和
する照射光量で照射し、レジストパターンの画像を上記
撮像手段により撮像し、画像処理手段により撮像された
レジストパターンの画像を処理、解析することによりレ
ジストパターンを検査することを特徴とするものであ
る。
【0013】この検査方法によれば、まず、紫外域の波
長を有する照射光を検査対象の所定の位置に設けられた
反射防止膜に対して当該反射防止膜の紫外線吸収が飽和
する照射光量で照射し、検査対象に設けられたレジスト
パターンを照明手段により紫外域の波長を有する照明光
で照明する。そして、紫外域の波長を有する照明光で照
明されたレジストパターンの画像を結像光学系により画
像撮像手段に導き、画像撮像手段により撮像する。そし
て、撮像手段により撮像したレジストパターンの画像
を、検査手段に取り込み、検査手段により処理、解析す
る。この検査手段により処理、解析するレジストパター
ンは、非常に短波長の光である紫外域の波長を有する照
明光で照明されたレジストパターンの画像である。した
がって、このレジストパターンの画像を処理、解析する
ことでレジストパターンの状態を非常に精度良く且つ適
切に測長することができる。さらに、この検査方法は、
測長前に、予め、反射防止膜に対して当該反射防止膜の
紫外線吸収が飽和する照射光量で照射光を照射する。し
たがって、この検査装置では、反射防止膜の紫外線吸収
を飽和させた後に測長を行うため、紫外域の波長を有す
る照明光の照射量に起因した測長精度の悪化が防止され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の例
に限定されることは無く、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において適宜変更可能である。
【0015】本発明は、紫外線光源を用いた光学顕微鏡
を用いており、紫外域の波長を有する照明光を用いて半
導体ウエハ等に形成されたレジストパターンを照明し、
撮像した画像を処理し解析することによって、例えばレ
ジストパターンのエッジ位置を検出して線幅の管理等を
行うようにしたものである。
【0016】このように光学顕微鏡を用いる場合、光学
顕微鏡は、焦点深度が浅いため、測定する検査対象は、
焦点方向について高精度に位置決めする必要がある。一
般に焦点方向のずれは、検査対象を結像した画像に大き
く影響するため、測定精度を悪化させる要因になる。そ
のため、高精度な自動焦点機構が必要となる。そこで、
測定時には、焦点方向に位置を掃引しながら複数の画像
を撮像し、それらの画像のうち最も合焦面に近い画像を
選出した後、その画像の測長を行う。このような方法を
用いることにより、自動焦点に要求される焦点精度を焦
点面掃引範囲程度まで緩めた場合においても、良好な測
定精度を維持することができる。
【0017】ところが、上述したような方法で、複数の
画像を撮像する場合、照射光の照射時間、すなわち照射
光の照射光量によって検査対象に設けられた反射防止膜
であるBARC(Back AR Coat)やTRA
C(Top AR Coat)(以下、総称してARC
と呼ぶ。)の紫外線吸収率が変化してしまうため、焦点
面掃引の開始時と終了時とでのARCの状態が異なると
いう問題がある。
【0018】例えば、自動焦点の精度によっては、測定
に用いられる画像である合焦面が取り込み掃引範囲の前
半に現れる場合がある。この場合、測定に用いられる画
像を撮像した時点では、検査対象に照射された紫外光の
光量は少ない。
【0019】また、自動焦点の精度によっては、測定に
用いられる画像である合焦面が取り込み掃引範囲の後半
に現れる場合もある。この場合、測定に用いられる画像
を測定した時点の、検査対象に対する紫外光の照射量は
前者に比べて多くなる。
【0020】このように、合焦面がどの段階で撮像した
取り込み画像に現れるかによって、検査対象に照射され
る紫外光照射量に差が生じてしまう。そして、紫外光の
照射量によって、ARCでの紫外線吸収量及び紫外光反
射量に差が生じ、これに起因して、撮像した画像が変化
してしまう。このときの、画像の変化は、測定するレジ
ストパターンのエッジ間隔において、数nmに相当する
ため、合焦面の取り込み掃引範囲により測定条件が異な
ったものとなり、測定値にばらつきが生じてしまう。
【0021】また、繰り返して測定を行う場合などにお
いても、同様に測定毎の紫外光の累計照射量が異なり、
測定回数により測定条件が異なったものとなるため、測
定値にばらつきが生じてしまう。
【0022】したがって、検査対象に対する紫外光の照
射量に起因して測定値にばらつきが生じてしまうため、
精度及び再現性の良い線幅測長を行うことができない。
【0023】図1に、ウェハ上に形成したレジストパタ
ーンの測定を3回行ったときの、1回〜3回目のパター
ンプロファイルの変化を示す。
【0024】図1から判るように、測定毎にレジストパ
ターンのプロファイルが変化している。これは、測定を
繰り返す毎に、レジストパターンに照射される紫外光の
累積光量が増加し、それに伴ってARCの紫外線吸収量
が減少することによりARCでの紫外光の反射率が高く
なり、レジストパターンのプロファイルの変化を誘発す
るからである。そして、このレジストパターンのプロフ
ァイルの変化によってサブピクセルのエッジ間隔に変化
が生じ、測長精度が悪化することとなる。
【0025】そこで、本発明においては、紫外光の照射
量の違いによりレジストパターンのプロファイルの変化
が生じないようにしてレジストパターンの測長を行う。
すなわち、測長を行う前に予め、ARCに所定の光量の
紫外線レーザを照射することにより、ARCの紫外線吸
収が飽和した状態とする。そして、ARCの紫外線吸収
が飽和した状態でレジストパターンを撮像し、レジスト
パターンの線幅を求める。
【0026】測長前に予めARCを紫外線吸収が飽和し
た状態とすることにより、合焦面の取り込み掃引範囲の
どの段階においてもARCは紫外線を吸収することは無
く、その結果として、ARCにおける紫外光の反射量は
一定とされる。換言すると、測長前に予めARCを紫外
線吸収が飽和した状態とすることにより、紫外光の照射
量によって、レジストパターンのプロファイルに変化が
生じることが無くなる。すなわち、測長する画像データ
が、合焦面の取り込み掃引範囲のどの段階で撮像された
ものであっても、レジストパターンのプロファイルに変
化が生じることが無くなり、精度の良い測定値を得るこ
とができる。
【0027】また、測定値が紫外光の照射量によらない
ことから、繰り返し測定を行った場合においても、レジ
ストパターンのプロファイルに変化が生じることが無く
なり、精度の良い測定値を得ることができる。
【0028】したがって、測長を行う前に予め、ARC
に所定の光量の紫外線レーザを照射してARCの紫外線
吸収が飽和した状態とすることにより、極めて再現性及
び精度良くレジストパターンの線幅測長をすることが可
能となる。
【0029】ここで、本発明を適用した検査装置につい
て、具体的に説明する。
【0030】本発明を適用した検査装置の一構成例を図
2に示す。この図2に示す検査装置1は、半導体ウェハ
上に反射防止膜を介して形成されたレジストパターンの
状態を検査するものであり、レジストパターンが形成さ
れた半導体ウェハ100を移動可能に支持する可動ステ
ージ2と、紫外域の波長を有する照明光を出射する紫外
線固体レーザ装置3と、紫外線固体レーザ装置3から出
射された照明光の照射光量を調整するためのシャッタと
なる音響光学素子4と、照明光により照明されたレジス
トパターンの画像を撮像する紫外光用CCDカメラ5
と、照明光により照明されたレジストパターンの画像を
CCDカメラ5に結像させる結像光学系6と、CCDカ
メラ5により撮像されたレジストパターンの画像を処理
する画像処理用コンピュータ7と、検査装置1全体の動
作を制御する制御用コンピュータ8とを備えている。
【0031】可動ステージ2は、例えば、当該可動ステ
ージ2上に設置された半導体ウェハ100を水平方向に
移動させるためのXステージ及びYステージと、半導体
ウェハ100を垂直方向に移動させるためのZステージ
と、半導体ウェハ100を回転させるためのθステージ
と、半導体ウェハ100を吸着して当該可動ステージ2
上に固定させるための吸着プレートとを備える。そし
て、可動ステージ2は、制御用コンピュータ8の制御の
もと、以上の各ステージを動作させることで、吸着プレ
ートにより吸着された半導体ウェハ100の検査する箇
所を所定の検査位置へと移動させる。
【0032】紫外線固体レーザ装置3は、YAGレーザ
等の固体レーザを非線形光学結晶を用いて波長変換し、
例えば、波長が266nm程度の深紫外(DUV:Deep
Ultra Violet)レーザ光を出射するようになされてい
る。
【0033】検査装置の検査能力は、検査対象に照射す
る照明光の波長に依存し、照明光の波長が短波長である
方がより微細なパターンの検査が可能となる。検査装置
1では、照明光の光源として紫外線固体レーザ装置3が
用いられ、短波長の深紫外レーザ光で半導体ウェハ10
0を照明するようになされているので、微細なパターン
の検査が可能である。また、紫外線固体レーザ装置3
は、装置自体が小型であり、水冷が不要である等、取り
扱い上でも優れており、検査装置1における照明光の光
源として最適である。なお、波長が266nmの深紫外
レーザ光は、YAGレーザの4倍波として得られる。
【0034】音響光学素子4は、検査対象のレジストパ
ターン102に照射する照明光の照射光量を機械的に制
御するものである。そして、シャッタとなる音響光学素
子4は、その開閉が制御用コンピュータ8により制御さ
れ、音響光学素子4を透過する照明光の光量を調整する
ように構成されている。こうすることにより、レジスト
パターンに照射する照明光の照射光量を適切な値に調整
することが可能とされる。また、音響光学素子4は、後
述するCCDカメラ5と同期して動作するように構成さ
れている。
【0035】紫外光用CCDカメラ5は、例えば、紫外
光に対して高い感度が得られるように構成されたCCD
カメラであり、例えば、波長が約266nmの深紫外レ
ーザ光に対して、約30%以上の量子効率が得られるも
のである。また、この紫外光用CCDカメラ5は、CC
Dチップがペルチェ素子により5℃程度まで冷却される
構成となっており、この紫外光用CCDカメラ5により
撮像された画像データを画像処理用コンピュータ7に転
送する際に発生する読み出し雑音や熱雑音を大幅に低減
することができるようになされている。
【0036】結像光学系6は、紫外光用対物レンズ11
と結像レンズ12とを備えており、照明光により照明さ
れたレジストパターンの画像を所定の結像倍率で紫外光
用CCDカメラ5に結像させるものである。
【0037】ここで、図2に示す検査装置1を用いて、
半導体ウェハ100上に反射防止膜であるBARC10
1を介して形成されたレジストパターンの線幅を検査す
る方法について説明する。先ず、図3に示すように、反
射防止膜であるBARC101を介してレジストパター
ン102が形成された半導体ウェハ100が、可動テー
ブル2上に設置される。そして、可動テーブル2が制御
用コンピュータ7の制御のもとで駆動され、半導体ウェ
ハ100が移動操作されることによって、検査する箇所
のレジストパターン102が所定の検査位置に位置決め
される。
【0038】次に、制御用コンピュータ7の制御のもと
で紫外線固体レーザ装置3が駆動され、紫外線固体レー
ザ装置3から、例えば、波長が約266nmの深紫外レ
ーザ光が出射される。紫外線固体レーザ装置3から出射
された深紫外レーザ光は、音響光学素子4に入射する。
【0039】音響光学素子4は、制御用コンピュータ8
の制御により照明光のオン・オフを行い、検査対象のレ
ジストパターン102に照射する照明光の照射光量を制
御する。
【0040】この検査装置1では、制御用コンピュータ
8により制御される音響光学素子4を用いて、検査対象
のレジストパターン102に照射する照明光の照射光量
を制御するようにしているので、照明光の照射光量の制
御を適切且つ簡便に行うことが可能である。また、この
検査装置1では、紫外光用CCDカメラ5のシャッタと
同期させて、検査対象のレジストパターン102に照明
光を照射させるため、照明光の照射を効率良く行うこと
ができる。
【0041】音響光学素子4を透過した深紫外レーザ光
の1次回折光(照明光)は、紫外線用光ファイバ13に
より光学系の部分に導かれる。そして、この照明光は、
レンズ14を透過して、ビームスプリッタ15に入射
し、ビームスプリッタ15により反射された照明光が、
紫外光用対物レンズ11を介して、可動テーブル2上に
設置された半導体ウェハ100のレジストパターン10
2に照射される。これにより、検査対象のレジストパタ
ーン102が、光量制御された深紫外レーザ光である照
明光により照明されることになる。
【0042】この検査装置1では、検査対象のレジスト
パターン102は、レジストパターンの線幅を検査する
前に、上述した深紫外レーザ光の1次回折光を所定の光
量だけ、例えば200mJ/cm2に相当するエネルギ
ー量だけ照射されることとなる。これにより、反射防止
膜であるBARC101は、紫外線吸収が飽和した状態
とされる。ここで、BARC101は、紫外線吸収が飽
和した状態とされることにより、紫外光を照射しても、
吸収することは無く、すべて反射することとなる。すな
わち、BARC101は、紫外線吸収が飽和した状態と
された後に、レジストパターンの線幅を検査するために
紫外光を照射しても紫外光を吸収すること無く、一定の
状態に保たれることとなる。
【0043】照明光により照明されたレジストパターン
102からの反射光は、紫外光用対物レンズ11を透過
して、ビームスプリッタ15に入射する。そして、ビー
ムスプリッタ15を透過したレジストパターン102か
らの反射光が、結像レンズ12を介して紫外光用CCD
カメラ5に入射する。これにより、紫外光用対物レンズ
11により拡大された、図4に示すようなレジストパタ
ーン102の画像が、紫外光用CCDカメラ5により撮
像されることになる。
【0044】ここで、紫外光用対物レンズ11として
は、例えば、開口数NAが0.9程度の高開口数のレン
ズが用いられている。この検査装置1では、照明光とし
て短波長の深紫外レーザ光を用いると共に、紫外光用対
物レンズ11として高開口数のレンズを用いることで、
より微細なパターンの検査が行えるようになされてい
る。また、紫外光用対物レンズ11は、例えば、波長が
266nm程度の紫外光に対して収差が低減されるよう
な対策が施されている。
【0045】また、紫外光用対物レンズ11は、制御用
コンピュータ8の制御のもとで駆動されるフォーカス調
整機構16により、検査対象のレジストパターン102
に近接離間する方向に移動可能とされており、制御用コ
ンピュータ8の制御によりフォーカス調整ができるよう
になされている。
【0046】紫外光用CCDカメラ5により撮像された
レジストパターン102の画像は、画像処理用コンピュ
ータ7に取り込まれる。そして、画像処理用コンピュー
タ7が、この取り込んだレジストパターン101の画像
を処理することによって、図5に示すような光の強度プ
ロファイルが作成される。
【0047】この図5に示す強度プロファイルは、凹凸
パターンであるレジストパターン102により回折され
た照明光が、その段差近辺で干渉することによって得ら
れるものであり、レジストパターン102の凹凸に対応
したものとなっている。すなわち、この強度プロファイ
ルに現れる大きな山の部分(図5におけるaの部分)
は、レジストパターン102の凹部に対応しており、2
つの大きな山の間の部分(図5におけるbの部分)が、
レジストパターン102の凸部に対応している。そし
て、この強度プロファイルには、2つの大きな山の間に
それぞれ小さな山が現れており、この小さな山と大きな
山との間に谷となるピークが現れている。この谷となる
ピークは、レジストパターン102の凹部と凸部との境
界部分(以下、パターンエッジという。)に対応してい
る。
【0048】本発明を適用した検査装置1では、以上の
ように、レジストパターン102のパターンエッジに対
応して谷となるピークが現れる強度プロファイルが得ら
れるので、この強度プロファイルからレジストパターン
102の凸部の幅(線幅)を測定することが可能であ
る。すなわち、検査装置1により得られる強度プロファ
イルにおいては、2つの谷となるピークの間が凸部の幅
に対応しているので、これら2つの谷となるピーク間の
距離を求めれば、レジストパターン102の線幅を測定
することができる。
【0049】ここで、画像処理用コンピュータ7により
作成された強度プロファイルから、レジストパターン1
02の線幅を測定する方法について説明する。
【0050】画像処理用コンピュータ7により作成され
た強度プロファイルからレジストパターン102の線幅
を測定するには、先ず、この強度プロファイルの谷の部
分を2次関数でフィッティングする。そして、この2次
関数の極値を谷の部分のピークとして検出する。これに
より、レジストパターン102のパターンエッジに対応
した谷の部分のピークの位置を、紫外光用CCDカメラ
5のピクセルサイズ以下の高い精度で求めることができ
る。
【0051】次に、隣り合う2つの谷のピーク間の距離
を測定する。この2つの谷のピーク間の距離が、レジス
トパターン102の線幅に対応するものである。ここで
得られる2つの谷のピーク間の距離(レジストパターン
102の線幅の観察値)は、レジストパターン102の
線幅の実際の値(絶対値)とは異なる値であるが、これ
らはほぼ直線的な関係にあるので、予め走査電子顕微鏡
(SEM:Scanning Electron Microscope)等を用い
て、レジストパターン102の線幅の絶対値に対する観
察値の割合を求めておけば、強度プロファイルから測定
されたレジストパターン102の線幅の観察値を補正す
ることによって、その絶対値を求めることができる。
【0052】以上のように、画像処理用コンピュータ7
により作成された強度プロファイルからレジストパター
ン102の線幅を求めるようにすれば、レジストパター
ン102の線幅をナノメートルのオーダーで精度良く測
定することができ、また、レジストパターン102の線
幅に変動が生じた場合には、その線幅の変動を精度良く
検出することができる。
【0053】また、例えば、半導体集積回路のパターン
が積層構造を有するパターンである場合には、下層パタ
ーンに対応したレジストパターンのパターンエッジと、
上層パターンに対応したレジストパターンのパターンエ
ッジをそれぞれ特定し、これらのパターンエッジの位置
のばらつきを検査することで、積層構造を有するパター
ンの重ね合わせの位置ずれを精度良く検出することがで
きる。
【0054】なお、検査するレジストパターン102が
直線的なパターンである場合には、複数ラインの検査結
果を平均化することによって、その線幅をさらに精度良
く測定することが可能である。すなわち、上述したよう
に、紫外光用CCDカメラ5によるショット雑音の低減
には限界があるので、このショット雑音に起因して、各
ライン間に測定精度のばらつきが生じる場合がある。し
かしながら、複数ラインの検査結果を平均化して、その
平均値をレジストパターン102の線幅とすれば、各ラ
イン間の測定精度のばらつきも平均化されることになる
ので、レジストパターン102の線幅をさらに高精度に
求めることができる。
【0055】ところで、この検査方法では、紫外光を照
明光として用いているために、紫外光用対物レンズ11
と検査対象のレジストパターン102との間の距離を、
紫外光用対物レンズ11の焦点距離に正確に一致させる
フォーカス調整を行うことは困難である。
【0056】そこで、本発明に係る検査方法において
は、上述した可動ステージ2のZステージを移動させ、
検査するレジストパターン102の合焦点位置付近まで
祖調し、音響光学素子4を制御してレジストパターン1
02に所定の照射量の紫外光を照射して反射防止膜であ
るBARC101の紫外線吸収を飽和させる。
【0057】そして、可動ステージ2のZステージを微
動させることで検査するレジストパターン102の垂直
方向の位置を僅かに、例えば焦点位置の前後1μmを5
0nmステップで移動させながら、それぞれの位置でレ
ジストパターン102の画像を撮像する。このとき、各
位置で音響光学素子4と紫外光用CCDカメラ5とを同
期させ、レジストパターン結像画像データを画像処理用
コンピュータ7に取り込む。
【0058】そして、撮像された複数の画像の中から最
適な画像を選択して、この最適な画像をもとにレジスト
パターン102の検査を行う。
【0059】こうすることにより、紫外光用対物レンズ
11と検査対象のレジストパターン102との間の距離
を、紫外光用対物レンズ11の焦点距離に正確に一致さ
せるフォーカス調整を行わなくても、短波長の紫外光を
照明光として有効に用いて適切な検査を行うことが可能
となる。
【0060】以上、詳説したように、本発明に係る検査
方法では、測長を行う前に、予め、反射防止膜であるB
ARC101に、所定の照射量の紫外光を照射して、B
ARC101の紫外線吸収を飽和させる。したがって、
紫外光の照射量によってレジストパターンのプロファイ
ル、すなわち、撮像されたレジストパターンの画像に変
化が生じることが無いため、紫外光の照射量により左右
されずに、極めて再現性及び精度良くレジストパターン
の線幅測長を行うことができる。
【0061】なお、以上は、光源である紫外線固体レー
ザ装置3から出射された深紫外レーザ光を、音響光学素
子4を用いた機械的なシャッタ手段によって、検査対象
のレジストパターン102に照射する照明光の照射光量
を制御するようにした検査装置1を例に挙げて説明した
が、本発明は、以上の例に限定されるものではなく、例
えば、照明光を変調する変調手段として、音響光学素子
4の代わりに、音響光学変調器を用いても良い。
【0062】音響光学変調器は、音響光学効果を利用し
た光変調器である。この音響光学変調器では、ブラッグ
回折或いはデバイ・シアース効果における1次回折光の
強度が超音波パワーにほぼ比例するので、音響光学変調
器に入力するRF信号を制御して超音波パワーを変調す
ることにより、1次回折光の強度を電気的に調整するこ
とができる。上述した検査装置1では、紫外線固体レー
ザ装置3から出射された照明光をこの音響光学変調器に
入射させ、この音響光学変調器より回折された1次回折
光を検査対象となるレジストパターンに照明光として照
射するように用いることができる。そして、上述した検
査装置1に用いる場合には、音響光学変調器に入力する
RF信号を制御用コンピュータ8により制御することに
よって、レジストパターンに照射する照明光の照射光量
を調整することができる。
【0063】また、上述した方法においては、繰り返し
測長を行う場合においても、検査対象において、一度所
定の照射光量の照明光を照射してBARC101を飽和
させた所定の部位には、再度所定の照射光量の照明光は
照射しないように、制御用コンピュータ8により制御す
ることが好ましい。こうすることにより、測定時間の短
縮を図ることが可能となり、装置のスループット向上を
図ることができる。また、一般にレジストは、紫外線の
照射により収縮する傾向があるため、不要な照明光の照
射を行わないことで、紫外光の照射によるレジスト収縮
を抑制することができる。
【0064】また、上述した例では、波長が約266n
mの深紫外レーザ光を出射する紫外線固体レーザ3を光
源として用いるようにしているが、それ以外のものを光
源として用いるようにしても良い。ただし、微細なレジ
ストパターン102を精度良く検査するためには、照明
光の波長が短い方が有利であるので、本発明では、35
5nm以下の紫外域の波長を有する光を照明光として用
いるようにしている。なお、波長が355nmの紫外レ
ーザ光は、YAGレーザの3倍波として得られる。
【0065】また、上述した例では、半導体集積回路の
パターンを形成するためのレジストパターンを検査する
ようにしているが、本発明は、以上の例に限定されるも
のではなく、微細構造を有するあらゆるレジストパター
ンの検査に対して、有効に適用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る検査装置では、波長の短い紫外域の光を照明光として
用い、レジストパターンの線幅測長前に予め、反射防止
膜に対して当該反射防止膜の紫外線吸収が飽和する照射
光量で照射光が照射される。したがって、この検査装置
では、反射防止膜の紫外線吸収が飽和された状態でレジ
ストパターンの線幅測長が行われるため、紫外域の波長
を有する照明光の照射量に起因した測長精度の悪化を防
止することが可能であり、微細な構造のレジストパター
ンを、レジストパターンの変形を生じさせること無く、
適切に且つ精度良く検査することができる。
【0067】また、本発明に係る検査方法では、波長の
短い紫外域の光を照明光として用い、レジストパターン
の線幅測長前に予め、反射防止膜に対して当該反射防止
膜の紫外線吸収が飽和する照射光量で照射光を照射す
る。したがって、この検査方法によれば、反射防止膜の
紫外線吸収が飽和された状態でレジストパターンの線幅
測長を行うため、紫外域の波長を有する照明光の照射量
に起因した測長精度の悪化を防止することが可能であ
り、微細な構造のレジストパターンを、レジストパター
ンの変形を生じさせること無く、適切に且つ精度良く検
査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理用コンピュータにより作成される強度
プロファイルの一例を示す図である。
【図2】本発明を適用した検査装置の一構成例を示す図
である。
【図3】レジストパターンが形成された半導体ウェハが
可動テーブル上に設置された状態を拡大して示す図であ
る。
【図4】撮像素子により撮像されたレジストパターンの
画像を示す図である。
【図5】画像処理用コンピュータにより作成される強度
プロファイルの一例を示す図である。
【図6】半導体ウェハ上にBARCを介してレジストパ
ターンが形成された状態を拡大して示す断面図である。
【図7】紫外光の照射量と、BARCでの反射強度との
関係を示した特性図である。
【符号の説明】
1 検査装置、2 可動テーブル、3 紫外線固体レー
ザ装置、4音響光学素子、5 紫外線用CCDカメラ、
6 結像光学系、7 画像処理用コンピュータ、8 制
御用コンピュータ、100 半導体ウェハ、101 B
ARC、102レジストパターン、111 半導体ウェ
ハ、112 BARC、113レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 歩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 玉田 仁志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA12 AA23 AA56 BB02 BB03 CC18 DD03 DD04 FF42 GG04 GG21 JJ03 JJ26 LL02 LL30 LL57 MM03 PP12 QQ21 QQ32 QQ34 2G051 AA51 AB07 BA05 BA10 BB17 CA04 4M106 AA01 BA05 BA07 CA39 DB04 DB08 DB19 DB30 DJ11 DJ23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象に対して、紫外域の波長を有す
    る照射光を照射して上記検査対象を照射する照明手段
    と、 上記照明手段により照明された検査対象の画像を撮像す
    る画像撮像手段と、 上記照明手段により照明された検査対象からの反射光又
    は透過光を上記画像撮像手段に導く検出光学系と、 上記画像撮像手段により撮像された検査対象の画像を処
    理、解析することにより上記検査対象の状態を検査する
    検査手段とを備え、 上記検査対象は、所定のパターンを形成するためのレジ
    ストパターンと、上記照射光の反射を防止する反射防止
    膜とを備え、 上記照明手段は、上記反射防止膜に対して、当該反射防
    止膜の紫外線吸収が飽和する照射光量で上記照射光を照
    射し、 上記画像撮像手段は、上記レジストパターンを撮像し、 上記検査手段は、上記画像処理手段により撮像されたレ
    ジストパターンの画像をもとに、レジストパターンを検
    査することを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 上記反射防止膜は、上記レジストパター
    ンの下層に設けられることを特徴とする請求項1記載の
    検査装置。
  3. 【請求項3】 上記反射防止膜は、上記レジストパター
    ンの上層に設けられることを特徴とする請求項1記載の
    検査装置。
  4. 【請求項4】 上記照明光は、波長が355nm以下の
    紫外光であることを特徴とする請求項1記載の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 上記照明光は、波長が約266nmの紫
    外光であることを特徴とする請求項4記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 上記反射防止膜の紫外線吸収が飽和する
    照射光量の照射光が照射された所定の位置には再度上記
    照射光が照射されないことを特徴とする請求項1記載の
    検査装置。
  7. 【請求項7】 検査対象に対して照射光を照射してこの
    検査対象を照射し、照射された検査対象の画像を撮像手
    段により撮像し、上記撮像手段により撮像された検査対
    象の画像を処理し解析することで上記検査対象の状態を
    検査する検査方法であって、 紫外域の波長を有する照射光を、上記検査対象の所定の
    位置に設けられた反射防止膜に対して当該反射防止膜の
    紫外線吸収が飽和する照射光量で照射し、 上記レジストパターンの画像を上記撮像手段により撮像
    し、 上記画像処理手段により撮像されたレジストパターンの
    画像を処理、解析することにより上記レジストパターン
    を検査することを特徴とする検査方法。
  8. 【請求項8】 上記反射防止膜は、上記レジストパター
    ンの下層に設けられることを特徴とする請求項7記載の
    検査方法。
  9. 【請求項9】 上記反射防止膜は、上記レジストパター
    ンの上層に設けられることを特徴とする請求項7記載の
    検査方法。
  10. 【請求項10】 上記照明光として、波長が355nm
    以下の紫外光を用いることを特徴とする請求項7記載の
    検査方法。
  11. 【請求項11】 上記照明光として、波長が約266n
    mの紫外光を用いることを特徴とする請求項10記載の
    検査方法。
  12. 【請求項12】 上記反射防止膜の紫外線吸収が飽和す
    る照射光量の照射光が照射された所定の位置には再度上
    記照射光を照射しないことを特徴とする請求項7記載の
    検査方法。
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