JP2002021945A - ギヤ装置 - Google Patents

ギヤ装置

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JP2002021945A
JP2002021945A JP2000209563A JP2000209563A JP2002021945A JP 2002021945 A JP2002021945 A JP 2002021945A JP 2000209563 A JP2000209563 A JP 2000209563A JP 2000209563 A JP2000209563 A JP 2000209563A JP 2002021945 A JP2002021945 A JP 2002021945A
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tooth
wheel gear
gear
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worm
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Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
Susumu Honaga
進 穂永
Hisashi Ko
恒 亢
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールギヤの歯部を型成形手段にて形成す
ることができるようにするとともに、バックラッシュ調
整をホイールギヤ側にて行なうことができるようにす
る。 【解決手段】 ステアリングシャフト5の一部を成す出
力シャフト51の外周上に設けられたスプライン部51
1に係合するホイールギヤ1と、ホイールギヤ1の歯部
11と係合するウオーム歯部21を有するウオーム軸2
と、ウオーム軸2に動力を伝える電動モータ3と、上記
ホイールギヤ1を、その軸線方向に押し付けるように作
動するスプリング6と、からなる。ホイールギヤ1の歯
部11は、歯厚が一定の割合で変化するヘリカル歯、あ
るいは歯筋方向に一定の割合で転位量の変化するヘリカ
ル転位歯からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウオーム歯を有す
るウオーム軸と、当該ウオーム軸のウオーム歯部と噛合
い係合するものであってヘリカル歯を基礎に形成される
歯部を有するホイールギヤと、からなるギヤ装置に関す
るものであり、特に、ホイールギヤの歯部を、その歯筋
方向において一定の割合で歯厚の異なるヘリカル歯等か
らなるようにし、これによってホイールギヤの歯部を焼
結成形手段等の型成形手段にて形成することのできるよ
うにしたギヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウオームギヤ装置は、図6に示
す如く、ウオーム歯を有するウオーム軸10と、当該ウ
オーム軸10のウオーム歯部と噛合い係合する鼓状の歯
部210を有するホイールギヤ20と、からなるもので
ある。そして、このようなウオームギヤ装置において、
ウオーム軸10側からの回転駆動力は上記各歯部の噛合
い係合によってホイールギヤ20側へと伝達されるよう
になっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
噛み合い係合をするウオームギヤ装置の、そのホイール
ギヤ20の歯部は、基本的には、歯頂側から平面視して
鼓状の形態からなるものであり、その歯筋方向の歯厚
は、例えば図7に示す如く、歯幅の中央部における歯厚
(H0 )が最小となっているとともに、ホイールギヤ2
0の幅方向両端部における歯厚(H10,H20)の方が上
記中央部におけるもの(H0 )よりも大きな値を有する
ようになっている。従って、このような歯形形状を有す
るホイールギヤ20においては、その歯部の形成をホブ
カッタによる切削加工(歯面の創成成形)に頼るしかな
く、焼結成形手段等による型成形加工が困難である。ま
た、このような歯形を有するホイールギヤ20からなる
ウオームギヤ装置においては、その噛合い係合時、例え
ば図6におけるウオーム軸10の回転矢印方向への運動
時において、ホイールギヤ20の歯部210は噛合い係
合運動の後半部290においてしか有効な噛合い係合作
用を行なっていない。このような問題点を解決するため
に、ホイールギヤの歯部をヘリカル歯を基礎に形成させ
るようにし、これによって型成形手段による成形を可能
なようにした歯部を有するギヤ装置を提供しようとする
のが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、ウオー
ム軸と、当該ウオーム軸の歯部と噛合い係合する歯部を
有するホイールギヤと、からなるギヤ装置に関して、上
記ホイールギヤの歯部を、ヘリカル歯からなるものであ
って歯筋方向に一定の割合で転位量の変化するヘリカル
転位歯からなるようにした構成を採ることとした。この
ような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、ホイールギヤの歯部を、切削加工手段によるよりも
加工精度が得られやすく、かつ、生産性の高い焼結成形
手段あるいは合成樹脂製歯車の場合におけるインジェク
ション成形手段等の型成形手段にて形成することができ
るようになる。すなわち、ホイールギヤ歯部の成形に当
っては、当該歯部の成形に寄与する型を、歯幅の歯筋方
向に沿ってスライド運動させることによって型抜きをす
ることができるようになる。これによってホイールギ
ヤ、延いては本ギヤ装置の性能向上及び生産性向上を図
ることができるようになる。
【0005】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、ウオ
ーム軸と、当該ウオーム軸の歯部と噛合い係合する歯部
を有するホイールギヤと、からなるギヤ装置に関して、
上記ホイールギヤの歯部を、ヘリカル歯からなるもので
あって、その歯筋方向における歯厚の値が一定の割合で
変化するとともに、一方側の歯面のねじれ角ともう一方
側の歯面のねじれ角とが、それぞれ異なるようにした構
成を採ることとした。このような構成を採ることによ
り、本発明のものにおいても、上記請求項1記載のもの
と同様、ホイールギヤの歯部を型成形手段にて成形する
ことができるようになり、ホイールギヤを初めとした本
ギヤ装置全体の生産性の向上及び部品精度の向上等を図
ることができるようになる。
【0006】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1または
請求項2記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1または請求項2記載のギヤ装置に関
して、上記ホイールギヤの側面部のところに、ホイール
ギヤの軸線方向であって当該ホイールギヤの歯部と上記
ウオーム軸のウオーム歯部とがより係合し合う方向に、
上記ホイールギヤを押付けるように作動するスプリング
を設けるようにした構成を採ることとした。このような
構成を採ることにより、本発明のものにおいては、ウオ
ーム軸側のウオーム歯部とホイールギヤ側のヘリカル歯
部との間におけるバックラッシュを、ほぼゼロに近い最
適な状態に簡単に調整することができるようになり、こ
れによって、両者間の歯当たりを最適な状態に保つこと
ができるようになる。また、ホイールギヤを、その軸線
方向に押し付けることによって、ホイールギヤ歯部の歯
筋方向の適当な部位を実質的な噛合い係合に寄与させる
ことができるようになり、両者間の噛合い係合をより最
適状態に保持することができるようになる。
【0007】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものの特徴とするところは、上記請求項1ない
し請求項3記載のギヤ装置を、電動式パワーステアリン
グ装置に採用するようにしたことである。すなわち、本
発明においては、請求項1ないし請求項3記載のギヤ装
置に関して、上記ホイールギヤをステアリングシャフト
側に連結するとともに、上記ウオーム軸を電動モータの
出力軸に連結し、これによって、上記電動モータの作動
により上記ステアリングシャフト側に操舵補助力を与え
るように機能する電動式パワーステアリング装置を形成
させるようにした。このような構成を採ることにより、
本発明のものにおいては、電動式パワーステアリング装
置を形成するギヤ装置の、そのホイールギヤを、型成形
手段にて効率良く形成(製造)することができるように
なり、ギヤ装置の製造コストの低減化を図ることができ
るようになる。また、スプリングの作動によりホイール
ギヤ側を微小移動させる(微調整する)ことによって、
本ギヤ装置におけるバックラッシュを略ゼロに近い状態
に調整することができるようになり、電動式パワーステ
アリング装置における異音の発生等を抑止することがで
きるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、ホイールギヤ1
と、当該ホイールギヤ1の歯部11と噛合い係合するウ
オーム歯部21を有するウオーム軸2と、からなること
を基本とするものである。このような構成からなるもの
において、上記ホイールギヤ1は、本実施の形態におい
ては、図1及び図5に示す如く、ステアリング装置を形
成するステアリングシャフト5に連結されるようになっ
ているものである。そして、このようなステアリングシ
ャフト5は、トーションバー56を介して連結される入
力シャフト57及び出力シャフト51をその一部に有す
るとともに、上記入力シャフト57は最終的にステアリ
ングハンドル55に連結されるようになっているもので
ある(図5参照)。また、上記ウオーム軸2は、その一
端が、図1及び図5に示す如く、電動モータ3の出力軸
に連結され、当該電動モータ3からの動力が伝達される
ようになっているものである。
【0009】このような構成からなるものにおいて、上
記ホイールギヤ1の歯部11の形状は、図2ないし図4
に示す如く、歯筋方向において、歯厚が一定の割合で徐
々に変化するようになっているものである。そして、こ
の歯厚の変化形態の一例(第一実施例)としては、図2
に示すような歯筋方向に一定の割合で転位量を変化させ
るようにしたヘリカル転位歯からなるものが挙げられ
る。また、この外に挙げられるもの(第二実施例)とし
ては、図3に示すような歯筋方向に歯厚が一定の割合で
変化するものであって、一方の歯面側のねじれ角と他方
の歯面側のねじれ角とが異なるようにしたものがある。
これらのうち、第一の実施例(第一実施例)に関するも
のは、図2並びに図4の上半分側(1A側)に示す如
く、歯部11を含めたホイールギヤ1全体が円錐面の一
部にて形成されるようになっているものである。具体的
には、図4の1A(上半分側)に示す如く、歯部11
は、D1の値を有する小径側からD2の値を有する大径側
へと転位量(Xm)が徐々に増加するヘリカル転位歯か
らなるものである。そして、歯部11の歯筋方向各断面
部における転位量(Xm)は、図4の1A側図示(上半
分側)において、Xm=(C+a)tan θの関係式が成
立つように設定されているものである。
【0010】次に、第二の実施例(第二実施例)に関す
るものは、図3及び図4の1B側(下半分側)に示す如
く、歯部11’の形態が径の変化しない円筒面上に形成
されるようになっているものである。その代わり、歯厚
の値が、図3に示す如く、歯筋方向においてH1からH2
の値に一定の割合で変化するようになっているものであ
る。そして、この歯厚の変化状態は歯面の一方側ともう
一方側とで異なるようになっているものである。具体的
には、図3に示す如く、歯部11’の一方側の歯面1
1’fともう一方側の歯面11’rとで、そのねじれ角
が異なるようになっているものである。このように、歯
面11’f、11’rによってねじれ角を異ならせるよ
うにしておくことによって、本ギヤ装置の正転時または
逆転時の如何にかかわらず、バックラッシュを、極めて
ゼロに近い状態に保持することができるようになる。
【0011】このように、本実施の形態のものにおいて
は、ヘリカル歯を基礎にして上記のような歯形形状を採
ることとしたので、ホイールギヤ1の歯部11、11’
を型成形手段にて形成することができるようになる。す
なわち、歯部を形成する型(金型)を歯筋方向にスライ
ドさせながら回転させることによって型抜きをすること
ができるようになる。その結果、粉末金属等を主体とし
た焼結成形手段あるいはプラスチック製歯車の場合にお
けるインジェクション成形手段等により、ホイールギヤ
1を成形することができるようになる。
【0012】このような構成からなるギヤ装置の、その
ホイールギヤ1の側面部のところには、図1に示す如
く、ホイールギヤ1を、本ホイールギヤ1の取付けられ
る出力シャフト51(ステアリングシャフト5の一部を
形成する)のスプライン部511上にて、一定方向、特
にホイールギヤ1における歯厚の大きくなる側あるいは
転位量の大きくなる側とウオーム軸2に設けられたウオ
ーム歯部21とが互いに密着し合う方向に押圧する(付
勢する)皿バネ状のスプリング6が設けられるようにな
っている。このスプリング6の作用により、上記ホイー
ルギヤ1の歯部11とウオーム軸2のウオーム歯部21
とは、常にバックラッシュがゼロに近い状態で噛合い係
合をすることとなる。
【0013】なお、本実施の形態においては、このよう
な構成からなるギヤ装置が、図5に示すく、ステアリン
グ装置を形成するステアリングシャフト5の途中に設置
され、これによって電動式のパワーステアリング装置が
形成されるようになっているものである。従って、本実
施の形態のものにおいては、ステアリングハンドル55
が操舵されると、この操舵に応じて電動モータ3が作動
し、その駆動力がウオーム軸2に伝達される。そして、
この伝達された駆動力は、図1に示す如く、ホイールギ
ヤ1を介してステアリングシャフト5へと伝達される。
そして、最終的には、ステアリングシャフト5には、ス
テアリングハンドル55の操舵に応じた操舵補助力が上
記電動モータ3から伝達されることとなる。このように
して、電動式パワーステアリング装置が形成されるよう
になっているものである(図5参照)。
【0014】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものに関するギヤ装置についての、そのバックラッ
シュ調整方法(手順)について説明する。本実施の形態
のものにおいては、図1に示す如く、ホイールギヤ1
を、その軸線方向に移動させることによってバックラッ
シュの調整を行なう。まず、図1において、ステアリン
グシャフト5に連結されるものであってステアリングシ
ャフト5の一部を形成する出力軸51の外周部に設けら
れたスプライン部511にスプライン結合するホイール
ギヤ1を、同じく上記ステアリングシャフト5の一部を
形成する出力軸51の外周部に係合するものであって上
記ホイールギヤ1の側面部のところに設けられたスプリ
ング6のバネ反力に基づいて、上記スプライン部511
上を移動させる。このようにして上記ホイールギヤ1に
設けられた歯部11とウオーム軸2に設けられたウオー
ム歯部21との間においてバックラッシュがゼロの状態
となるように調整(セット)する。このような状態にお
いて、上記ステアリングシャフト5の一部を形成する出
力軸51の先端部にネジ結合する調整ネジ(ナット)5
2をベアリング8のインナレース81を介して上記皿バ
ネ状スプリング6のバネ反力に抗した状態でネジ込んで
行く。このようにして、上記スプリング6のバネ反力に
よる上記ホイールギヤ1の歯部11とウオーム軸2の歯
部21との間における押圧力を徐々に緩和させ、上記両
者間(11、21間)におけるバックラッシュが適度の
値となったところで、上記ベアリング8のインナレース
81の位置、すなわち、ナット52の軸線方向位置を固
定する。
【0015】これによって、ホイールギヤ1とウオーム
軸2との間においては適度なバックラッシュが確保され
ることとなる。そして、このようにして両者間のバック
ラッシュが設定された状態において、更に、ならし運転
等により上記ホイールギヤ1の歯部11とウオーム軸2
の歯部21との間における歯面がなじんだ場合におい
て、あるいは長時間運転により歯面に摩耗が生じた場合
等においては、上記調整ネジ(ナット)52を緩めて再
調整をする。このようにして、両者(1、2)間のバッ
クラッシュが常に最適な状態に保持されることとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ウオーム軸と、当該ウ
オーム軸の歯部と噛合い係合する歯部を有するホイール
ギヤと、からなるギヤ装置に関して、上記ホイールギヤ
の歯部を、ヘリカル歯からなるものであって歯筋方向に
一定の割合で転位量の変化するヘリカル転位歯からなる
ようにした構成を採ることとしたので、ホイールギヤの
歯部を、切削加工手段によるよりも加工精度が得られや
すく、かつ、生産性の高い焼結成形手段あるいは合成樹
脂製歯車の場合におけるインジェクション成形手段等の
型成形手段にて形成することができるようになった。す
なわち、ホイールギヤ歯部の成形に当っては、当該歯部
の成形に寄与する型を、歯幅の歯筋方向に沿ってスライ
ド運動させることによって型抜きをすることができるよ
うになり、これによってホイールギヤ、延いては本ギヤ
装置全体の性能向上及び生産性の向上を図ることができ
るようになった。
【0017】また、上記ホイールギヤの歯部を、ヘリカ
ル歯からなるものであって、その歯筋方向における歯厚
の値が一定の割合で変化するとともに、一方側の歯面の
ねじれ角ともう一方側の歯面のねじれ角とが、それぞれ
異なるようにした構成を採ることとしたものにおいて
も、上記ヘリカル転位歯からなるものと同様、ホイール
ギヤの歯部を型成形手段にて成形することができるよう
になり、ホイールギヤを初めとした本ギヤ装置全体の生
産性の向上及び部品精度の向上を図ることができるよう
になった。
【0018】また、このようなギヤ装置を形成する上記
ホイールギヤの側面部のところに、ホイールギヤの軸線
方向であって本ホイールギヤ歯部の歯厚が大きくなる方
向にホイールギヤを押付けるように作動するスプリング
を設けるようにした構成を採ることとしたので、本発明
のものにおいては、ウオーム軸側のウオーム歯部とホイ
ールギヤ側の歯部との間におけるバックラッシュを、ほ
ぼゼロに近い状態に調整することができるようになり、
両者間の歯当たりを最適な状態に保つことができるよう
になった。
【0019】また、本発明においては、上記ギヤ装置を
電動式パワーステアリング装置のステアリングシャフト
の途中に設けるようにしたので、電動式パワーステアリ
ング装置を形成する本ギヤ装置の、そのホイールギヤ
を、型成形手段にて精度良く、かつ、効率良く形成(製
造)することができるようになり、ギヤ装置全体の性能
向上及び製造コストの低減化を図ることができるように
なった。また、スプリングの作動によりホイールギヤ側
を微小移動させる(微調整する)ことによって、本ギヤ
装置におけるバックラッシュをほぼゼロに近い最適の状
態に調整することができるようになり、電動式パワース
テアリング装置における異音の発生等を抑止することが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明にかかるホイールギヤの歯部をヘリカル
転位歯からなるようにしたものについての、その全体構
成を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかるホイールギヤの歯部を歯厚の変
化するヘリカル歯からなるようにしたものについての、
その歯部の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかるホイールギヤの歯部の全体構成
を示す図である。
【図5】本発明にかかるギヤ装置を用いた電動式パワー
ステアリング装置の全体構成を示す斜視図である。
【図6】一般的なウオームギヤ機構についての、その全
体構成を示す図である。
【図7】一般的なウオームホイールにおける鼓状ウオー
ム歯部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ホイールギヤ 11 歯部 11’ 歯部 2 ウオーム軸 21 歯部(ウオーム歯部) 3 電動モータ 5 ステアリングシャフト 51 出力シャフト 511 スプライン部 52 調整ネジ(ナット) 55 ステアリングハンドル 56 トーションバー 57 入力シャフト 6 スプリング 8 ベアリング 81 インナレース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亢 恒 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3J009 DA03 EA06 EA19 EA32 EB01 EB11 EC04 FA08 3J030 AB06 AB08 BA03 BA05 BB06 BD04 CA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオーム軸と、当該ウオーム軸の歯部と
    噛合い係合する歯部を有するホイールギヤと、からなる
    ギヤ装置において、上記ホイールギヤの歯部を、ヘリカ
    ル歯からなるものであって歯筋方向に一定の割合で転位
    量の変化するヘリカル転位歯からなるようにしたことを
    特徴とするギヤ装置。
  2. 【請求項2】 ウオーム軸と、当該ウオーム軸の歯部と
    噛合い係合する歯部を有するホイールギヤと、からなる
    ギヤ装置において、上記ホイールギヤの歯部を、ヘリカ
    ル歯からなるものであって、その歯筋方向における歯厚
    の値が一定の割合で変化するとともに、一方側の歯面の
    ねじれ角と、もう一方側の歯面のねじれ角とが、それぞ
    れ異なるようにした構成からなることを特徴とするギヤ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のギヤ装置
    において、上記ホイールギヤの側面部のところに、ホイ
    ールギヤの軸線方向であって当該ホイールギヤの歯部と
    上記ウオーム軸のウオーム歯部とがより係合し合う方向
    に、上記ホイールギヤを押付けるように作動するスプリ
    ングを設けるようにしたことを特徴とするギヤ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載のギヤ装置
    に関して、上記ホイールギヤをステアリングシャフト側
    に連結するとともに、上記ウオーム軸を電動モータの出
    力軸に連結し、これによって、上記電動モータの作動に
    より上記ステアリングシャフト側に操舵補助力を与える
    ように機能する電動式パワーステアリング装置を形成さ
    せるようにしたことを特徴とするギヤ装置。
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