JP2002020727A - 二液常温硬化型防水材組成物 - Google Patents

二液常温硬化型防水材組成物

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JP2002020727A JP2000200943A JP2000200943A JP2002020727A JP 2002020727 A JP2002020727 A JP 2002020727A JP 2000200943 A JP2000200943 A JP 2000200943A JP 2000200943 A JP2000200943 A JP 2000200943A JP 2002020727 A JP2002020727 A JP 2002020727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重ね塗りした塗膜層間の接着性(塗り継ぎ
性)、あるいは塗膜とその上に塗装するトップコートと
の層間の接着性に優れ、かつ、常温ばかりでなく低温に
おいて優れた硬化性を有し、硬化性が調節可能で、硬化
後の塗膜が機械強度、耐熱性に優れる二液常温硬化型防
水材組成物、および、該組成物からなる塗膜を防水塗膜
層としてを含む防水用積層物の提供。 【解決手段】トリレンジイソシアネートとポリオールと
の反応で得られるイソシアネート末端ウレタンプレポリ
マーを主成分とする主剤と、トルエンジアミン構造を有
するジアミン化合物、分子量700以下の2官能ポリプ
ロピレングリコールおよび酸触媒を主成分とする硬化剤
とからなる二液常温硬化型防水材組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二液常温硬化型防
水材組成物および該組成物よりなる防水塗膜層を含む防
水用積層物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタンよりなる塗膜(ウレ
タン塗膜)は、その優れた柔軟性、耐久性等により、防
水材、塗床材等に幅広く使用されている。ウレタン塗膜
は、イソシアネート末端プレポリマーを主剤とし、ポリ
オール、4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリ
ン)(MOCA)を架橋剤とする二液型のものが主流で
ある。しかし、MOCAは常温で固体であるので、硬化
剤の調整時に加熱しポリオールに溶解する必要がある。
また、ポリオールとMOCAとでは、主剤のイソシアネ
ートとの反応性が異なり、ポリオールとイソシアネート
との反応を常温および低温で促進するためには、有機金
属鉛等の金属触媒が必要である。しかし、低温、例えば
冬場5℃以下での反応を完結させるために金属触媒を多
く入れると、MOCAの反応が促進され可使時間が十分
にとれず、また、防水材のJIS規格(JIS A 6
021)に定めるところの耐熱性がでない等の問題を生
じる。さらにポリウレタン塗膜層間の密着性、および、
ポリウレタン塗膜上に塗布されるトップコートとの接着
性の低下が見られる等の問題がある。また、MOCAは
特定化学物質であり、安全性に問題がある。このため、
常温でも、低温、例えば、0℃においても、硬化性に優
れると共に接着性に優れる硬化剤の開発が望まれてい
る。また、MOCAに代わって、安全性に問題のない硬
化剤の開発が望まれている。
【0003】上述の問題に対し、硬化剤として、ジエチ
ルトルエンジアミン(DETDA)と芳香族二級アミン
(特開平7−330854号、特開平7−330855
号各公報)、DETDAとメチルビス(メチルチオ)ベ
ンゼンジアミン(特開平8−41156号公報)、DE
TDAとMOCA(特開平8−34829号公報)、エ
チレンジアミンのアルキレンオキシドの付加物とDET
DA(特開平9−316154)をそれぞれ併用する発
明が開示されている。実質的に、メチルビスアルキルア
ニリンおよびDETDAのポリアミンからなる硬化剤
に、必要に応じて公知の金属塩類や3級アミン類、ある
いは有機酸を加えて使用する発明(特開平10−958
26)も開示されている。また、DETDAを単独で硬
化剤として使用する発明(特開平8−143816、特
開平9−278859号各公報)も開示されている。し
かし、硬化剤としてDETDA単独では、イソシアネー
トとの反応速度が極めて大きく硬化が早いため十分な可
使時間がとりにくく、実用上、不便である。また、硬化
性を上げることにより、上述の硬化剤を含むウレタン組
成物の塗膜間で密着性が著しく低いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重ね
塗りした塗膜層間の接着性(塗り継ぎ性)、あるいは塗
膜とその上に塗装するトップコートとの層間の接着性に
優れ、かつ、常温ばかりでなく低温において優れた硬化
性を有し、硬化性が調節可能で、硬化後の塗膜が機械強
度、耐熱性に優れる二液常温硬化型防水材組成物、およ
び、該組成物からなる塗膜を防水塗膜層として含む防水
用積層物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するべく検討したところ、ウレタンプレポリマーを
主剤とし、硬化剤として、ジメチルチオトルエンジアミ
ン、ジエチルトルエンジアミン等のジアミン化合物と酸
触媒と共に、低分子量ポリプロピレングリコール(PP
G)を組み合わせることにより、0℃という低温におい
ても硬化性に優れ、さらに塗膜層間の塗り継ぎ性に優れ
る、防水材用のウレタン塗膜を与える組成物とすること
ができることを知見して、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、トリレンジイソシア
ネートとポリオールとの反応で得られるイソシアネート
末端ウレタンプレポリマーを主成分とする主剤と、トル
エンジアミン構造を有するジアミン化合物、分子量70
0以下の2官能ポリプロピレングリコールおよび酸触媒
を主成分とする硬化剤とからなり、該ウレタンプレポリ
マーが、トリレンジイソシアネートとポリオールとを、
当量比でNCO基/OH基=1.5〜2.1の範囲で反
応させてなり、該ウレタンプレポリマーのNCO%が
1.5〜6.0重量%であり、該硬化剤中のトルエンジ
アミン構造を有するジアミン化合物の含有量が、該ウレ
タンプレポリマーに対し、当量比でNCO基/NH2
=0.8〜3.0であり、分子量700以下の2官能ポ
リプロピレングリコールの含有量が該ウレタンプレポリ
マーに対し、当量比でNCO基/OH基=1.1〜1
0.0であり、酸触媒の含有量が該硬化剤の0.05〜
5重量%である二液常温硬化型防水材組成物を提供す
る。
【0007】前記ジアミン化合物が、ジメチルチオトル
エンジアミン、および/または、ジエチルトルエンジア
ミンであるのが好ましい。
【0008】さらに、本発明は、コンクリート上に前記
二液常温硬化型防水材組成物からなる塗膜を少なくとも
1層有する防水塗膜層を含む防水用積層物を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明の二液常温硬化型防水材組成物は、主剤の
主成分がウレタンプレポリマーであり、硬化剤の主成分
がトルエンジアミン構造を持つジアミン化合物、好まし
くはジメチルチオトルエンジアミンおよび/またはDE
TDA、分子量700以下の2官能ポリプロピレングリ
コール、および、酸触媒である二液常温硬化型防水材組
成物である。また、本発明の防水用積層物は、コンクリ
ートに上記二液常温硬化型防水材組成物を少なくとも1
層塗装してなる積層物で、コンクリートと、該組成物か
らなる塗膜を含む防水塗膜層を必須の構成要件とするも
ので、他の任意の中間層を有していても、本発明の組成
物層を多層有していてもよく、該組成物からなる塗膜の
上にさらに別の組成物からなる塗装したトップコートを
有していても良い積層物である。
【0010】本発明の二液常温硬化型防水材組成物(以
下、本発明の組成物と記す)の主剤の主成分として用い
られるイソシアネート末端ウレタンプレポリマーは、ト
リレンジイソシアネート(TDI)とポリオールとの反
応により製造する。TDIとしては、2,4−TDI、
2,6−TDIいずれを用いることもできるが、2,4
−TDI含有率の低いTDIを使用したプレポリマーで
は、可使時間が短くなる傾向にあるため、可使時間を得
るために2,4−TDIの含有率が65〜100重量%
が好ましく、80〜100重量%がより好ましい。な
お、本発明の組成物は、速硬化性に優れるが、施工時に
実用上使用できるために、可使時間が20℃において1
5分以上であるのが好ましく、20分以上がより好まし
い。
【0011】ポリオールとしては、通常のウレタンプレ
ポリマーを製造するために用いられる多価アルコール
類、アミン類、アルカノールアミン類、多価フェノール
類等が挙げられる。多価アルコール類としては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサントリ
オール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル等が、また、アミン類としては、エチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン等が、アルカノールアミン類と
しては、エタノールアミン、プロパノールアミン等が、
そして多価フェノール類としては、レゾルシン、ビスフ
ェノール類等を挙げることができる。
【0012】具体的には、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチ
レングリコール等のポリエーテル系ポリオール、ポリブ
タジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール等のポ
リオレフィン系ポリオール、その他アジペート系ポリオ
ール、ラクトン系ポリオール、ヒマシ油等のポリエステ
ル系ポリオール等が好ましく、必要に応じてこれらのポ
リオールを併用することも可能である。これらの中で
も、ポリプロピレングリコール(PPG)が好ましい。
これらの化合物は単独で使用しても、あるいは2種以上
を併用してもよいが、得られるウレタンプレポリマーの
粘度が高くなり硬化物の機械的強度が不充分となるおそ
れがあるので、平均分子量400〜8000程度のもの
が好ましい。
【0013】ウレタンプレポリマー製造の際のTDIと
ポリオールの量比は、TDI中のイソシアネート基と、
ポリオール中のヒドロキシル基との当量比で、NCO/
OH=1.5〜2.1である。1.5未満であると、得
られるウレタンプレポリマーの粘度が高くなりすぎて好
ましくない。2.1超であると、未反応のイソシアネー
ト基が多くなり好ましくない。好ましくは、NCO/O
H=1.8〜2.0である。得られるイソシアネート末
端ウレタンプレポリマーのイソシアネート含有率は、
1.5〜6.0重量%である。1.5重量%未満である
と、得られる本発明の組成物が、JIS A 6021
に定める防水材の有するべき耐熱性、機械的強度(破断
強度、破断伸び、引裂強さ)を得られない。6.0重量
%超では、可使時間が十分にとれない。好ましくは2.
0〜4.0重量%である。また、ウレタンプレポリマー
の製造条件は、通常のウレタンプレポリマーの製造条件
を用いることができる。具体的には、前述のTDIとポ
リオールを反応温度50〜100℃程度で、常圧下で反
応させればよい。
【0014】本発明の組成物の硬化剤の主成分のひとつ
として用いられる、トルエンジアミン構造を持つジアミ
ン化合物としては、2,3−ジエチルトルエンジアミン
(2,3−DETDA)、2,6−ジエチルトルエンジ
アミン(2,6−DETDA)、3, 5−ジメチルチオ
−2, 4−トルエンジアミン、3, 5−ジメチルチオ−
2, 6−トルエンジアミン、5−tert−ブチル−
2, 4−トルエンジアミン、3−tert−ブチル−
2, 6−トルエンジアミン、5−tert−アミル−
2, 4−トルエンジアミン、3−tert−アミル−
2, 6−トルエンジアミン、またはクロロトルエンジア
ミン等を用いることができる。これらの中でも、2,3
−DETDA、2,6−DETDA、3, 5−ジメチル
チオ−2, 4−トルエンジアミン、3, 5−ジメチルチ
オ−2, 6−トルエンジアミンが好ましく、3, 5−ジ
メチルチオ−2, 4−トルエンジアミン80重量%と
3, 5−ジメチルチオ−2, 6−トルエンジアミン20
重量%との混合物が特に好ましい。これらのジアミン化
合物は、1種単独でも、2種以上を併用してもよい。こ
れらのジアミン化合物としては、市販品を使用すること
ができ、例えば、エチルコーポレーション社製のエタキ
ュア−300(ジメチルチオトルエンジアミン)等が挙
げられる。ジアミン化合物の配合量は、上記ウレタンプ
レポリマーのイソシアネート基に対し、ジアミン化合物
のアミノ基の当量比で、NCO/NH2 =0.8〜3.
0である。0.8未満では、可使時間が十分でなく、硬
化不良となる。3.0超では、硬化性に劣る。好ましく
はNCO/NH2 =1.0〜2.9である。これらのジ
アミン化合物は、常温で液状であり、可塑剤に容易に溶
解するので、硬化剤製造時にMOCAと違って加熱して
溶解する必要がない。また、MOCAと違って、特定化
学物質ではなく安全性について問題がない。また、後述
の酸触媒と併用することで、可使時間を調節することが
できる。これらのジアミン化合物の中でもジエチルトル
エンジアミン、ジメチルチオトルエンジアミンは、硬化
性に優れ、従来硬化剤として使用されているMOCAと
違って、5℃よりも低温、例えば、0℃でも、短時間で
十分な硬化性を示す。特に、ジメチルチオトルエンジア
ミンは、硬化性に優れると共に、後述の酸触媒と併用す
ることで、可使時間を自由に調節することができ、十分
な可使時間を常温でも有することができる。
【0015】本発明の組成物は、硬化剤(架橋剤)の主
成分のひとつとして、低分子量の2官能ポリプロピレン
グリコール(PPG)を含有する。この低分子量2官能
PPGを架橋剤として含有することにより、本発明の組
成物は、その優れた硬化性を損なうことなく、優れた層
間接着性(塗り継ぎ性)を獲得することができる。本発
明の組成物は、この優れた層間接着性(塗り継ぎ性)に
より、本発明の組成物よりなる塗膜層間の接着性に優れ
るとともに、さらに本発明の組成物の塗膜上に、例え
ば、ウレタンアクリレート等のトップコートを塗装する
と、本発明の組成物よりなる塗膜とトップコートとの接
着性にも優れ、耐久性、防水性に優れる防水塗膜を形成
することができる。本発明の組成物には、分子量700
以下の2官能PPGを用いる。分子量が700以下であ
ると、得られる本発明の組成物は十分な層間接着性を得
ることができる。分子量は、好ましくは、100〜70
0、より好ましくは300〜700である。1分子当た
りOH基が2つある2官能のPPGを用いると、得られ
る組成物が層間接着性(塗り継ぎ性)に優れる。一方、
架橋剤として1分子当たり3官能のPPGもしくはそれ
以上の官能基数のPPGを使用した場合は、2官能PP
Gを用いた組成物に比べ層間接着性(塗り継ぎ性)に劣
る。低分子量2官能PPGの配合量は、上記ウレタンプ
レポリマーのイソシアネート基に対し、PPGのOH基
の当量比で、NCO/OH=1.1〜10.0である。
1.1未満では、得られる本発明の組成物がJIS A
6021に定める防水材の有するべき耐熱性、機械的
強度(破断強度、破断伸び、引裂強さ)を得られない。
10.0超では、層間接着性が不良となる。好ましくは
NCO/OH=3.0〜9.0である。
【0016】本発明に用いる酸触媒としては、通常のウ
レタンプレポリマーに用いられる有機酸触媒をいずれも
用いることができる。好ましい具体例としては、ステア
リン酸、フタル酸、カプリル酸、ラウリル酸、オレイン
酸、ナフテン酸、オクテン酸、オクチル酸(2−エチル
ヘキサン酸)等が挙げられる。これらの中でも、より好
ましくはオクチル酸である。これらの酸触媒は、1種単
独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。酸触媒
は、硬化剤中の含有率が0.05〜5重量%となるよう
配合する。0.05重量%未満では、硬化性が十分でな
く、特に低温、例えば0℃での硬化性に劣る。5重量%
超では、可使時間が十分にとれず、JIS A 602
1に定める防水材の有するべき耐熱性の劣化が大きく、
破断伸びが得られない。上記範囲内であれば、酸触媒の
配合比を、特に3重量%以上と大きくすれば可使時間は
十分に短縮され、配合比を0.1重量%以下と小さくす
れば可使時間が延長され、いずれの場合でも、上記範囲
内であれば、低温ではもちろん、常温においても、十分
な可使時間を確保でき、また、0℃といった低温におい
ても、本発明の組成物を塗布した翌日には塗布面に次の
工程を施工可能な程度にまで硬化させられ、次の施工工
程に移ることが可能である。すなわち、年間をとおし
て、可使時間と硬化性のバランスが良好で、次工程にす
みやかに移行できる防水材組成物とすることができる。
より好ましくは0.08〜2重量%である。この範囲で
あれば、低温においても30分以上の可使時間を採るこ
とができる。
【0017】本発明の組成物には、上記化合物のほか
に、本発明の目的を損なわない範囲で、その他の添加
剤、例えば、金属触媒、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、
老化防止剤、顔料を配合することができる。金属触媒
は、ジブチルチンジマレエート、オクテン酸鉛等が挙げ
られる。金属触媒の配合量は、硬化剤中で0.05〜2
重量%が好ましい。この範囲であれば得られる本発明の
組成物の耐熱性、層間接着性、接着性を劣化させること
はない。
【0018】可塑剤は、ジアミン化合物、好ましくは、
ジメチルチオトルエンジアミンおよび/またはジエチル
トルエンジアミンが常温で液状なので特に必要はない
が、主剤の粘度調節のため、あるいは、硬化剤の組成を
主剤と量的にバランスするために用いることができる。
可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート(DO
P)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタ
レート(DLP)、ジブチルベンジルフタレート(BB
P)、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペー
ト、トリオクチルフォスフェート、トリス(クロロエチ
ル)フォスフェート、トリス(ジクロロプロピル)フォ
スフェート、アジピン酸プロピレングリコールポリエス
テル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、エ
ポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙
げられる。これらの可塑剤は、単独で、あるいは混合し
て使用することができる。可塑剤の配合量としては、ウ
レタンプレポリマー100重量部に対し、0〜10重量
部が好ましい。
【0019】充填剤としては、表面処理炭酸カルシウ
ム、カーボンブラック、クレー、タルク、酸化チタン、
生石灰、カオリン、ゼオライト、けいそう土、微粉末シ
リカ等が挙げられる。これらの充填剤は、単独で、また
は混合して使用することができる。充填剤の配合量とし
ては、ウレタンプレポリマー100重量部に対し、10
〜70重量部が好ましい。
【0020】酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシト
ルエン(BHT)、ブチルヒドロキシトルエンアニソー
ル(BHA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミ
ン、亜リン酸トリフェニル等を挙げることができる。
【0021】本発明の組成物は、イソシアネート末端ウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤と、トルエンジ
アミン構造を有するジアミン化合物、低分子量2官能P
PGおよび酸触媒を主成分とする硬化剤を、必要に応じ
てその他の添加剤と共に、主剤中のイソシアネート基と
硬化剤中のアミノ基との当量比が、上述した所定の範
囲、すなわちNCO/NH2 =0.8〜3.0となるよ
うに混合して製造する。なお、硬化剤の主成分の一つで
ある酸触媒は、ジアミン化合物と共に硬化剤中に配合し
てもよいし、主剤と硬化剤の混合時に直接添加してもよ
い。本発明の組成物は、二液型なので、施工現場にて主
剤と硬化剤の混合を行い、得られた組成物を、金ごてあ
るいはローラー等を用いて塗装することができる。
【0022】従来、ウレタン塗膜の硬化剤として用いら
れるMOCAを用いた場合は5℃以下の低温ではいつま
でも塗膜表面にべたつき(タック)が残り硬化性が不充
分であった。硬化性を促進するために有機金属鉛等の金
属触媒を併用し、硬化反応を完結させるために金属触媒
の添加量を多くすると耐熱性が劣化するという問題が、
さらには、塗膜層間の接着性およびトップコートとの接
着性が低下するという問題があった。これに対し、上述
のようにして得られる本発明の二液型防水材組成物は、
0℃の低温でも硬化性に優れ、本発明の組成物を塗装し
た翌日には塗膜が硬化し十分な硬度を持つ。従って、0
℃においても、防水材組成物を塗装する工程の後、次の
工程へ極めて短時間で進むことができ、防水材の施工に
かかる時間を極めて短縮できる。本発明の組成物は、硬
化剤に低分子量2官能PPGを含有するので、本発明の
組成物よりなる塗膜を何層か重ね塗りした場合、硬化性
を損なうことなく、塗膜層間の接着性(塗り継ぎ性)に
優れる。また、本発明の組成物よりなる塗膜上にウレタ
ンアクリレート等よりなるトップコートを塗装した場合
に、塗膜とトップコートとの接着性にも優れる。従っ
て、本発明の組成物は、耐久性、防水性に優れる好適な
防水塗膜を形成することができる。本発明の組成物は、
硬化剤に含有される酸触媒の量を調節することで、十分
な可使時間を確保することができる。このため、本発明
の組成物は、1年間を通じて、必要な可使時間を有しつ
つ、優れた硬化性を示す防水材組成物として用いること
ができる。従来、ウレタン塗膜を得るための硬化剤とし
て用いられているMOCAと異なり、本発明の組成物に
硬化剤として含有されるジアミン化合物、好ましくはジ
メチルチオトルエンジアミンおよび/またはジエチルト
ルエンジアミンは、常温で液状であるので、硬化剤製造
時に、加熱して溶解する必要がない。また、特定化学物
質ではなく、取り扱い上の安全性にも問題がない。従っ
て、本発明の組成物は、塗膜防水、塗り床材等に好適に
用いることができる。
【0023】本発明の組成物は、耐熱性、機械的強度に
優れ、防水効果に優れ、ビルディングの屋上、ベラン
ダ、廊下等のコンクリート面などの防水効果に優れる防
水用積層物を与える。すなわち、本発明の防水用積層物
は、コンクリートに、本発明の組成物を塗装して塗膜を
形成し、あるいはこの塗膜上に本発明の組成物をさらに
塗装して塗膜を2層以上有する防水塗膜層を形成した積
層物である。本発明の組成物からなる塗膜上に、さら
に、塗装面に光沢等を与えるためにトップコートを塗装
して防水塗膜層を形成してもよい。また、補強のため
に、ガラスクロスを塗膜間または塗膜上に貼っても良
い。このような構成をとる本発明の防水用積層物は、耐
熱性、機械的強度、防水効果に優れる。このような本発
明の防水用積層物における本発明の組成物よりなる塗膜
の厚さは、1〜2mmで十分である。このような厚さで
も、十分に防水性に優れる。トップコートとしては、ウ
レタンアクリレート等を用いることができる。トップコ
ートの塗膜の厚さは0.1〜0.8mmが好ましい。
【0024】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0025】(実施例1〜7、比較例1〜13)下記第
1表(実施例)、第2表(比較例1〜13)に示す組成
でポリオールを反応容器に入れて、粘度調節のために可
塑剤(フタル酸ジオクチル)を加え、110℃、10m
mHgの条件で、24時間脱水処理した。ついで、TD
Iを、NCO基/OH基の当量比が下記第1表に示す値
となるよう加え、80℃窒素雰囲気下で20時間混合撹
拌し、ウレタンプレポリマーを得た。ウレタンプレポリ
マーのNCO基含量を、下記第1表、第2表に示す。得
られたプレポリマー100重量部に対し、ジメチルチオ
トルエンジアミン、トリオール7000、ジオール40
0(D400)、炭酸カルシウム、2−エチルヘキサン
酸を、第1表、第2表に示す配合比で混合して、防水材
組成物を得た。ウレタンプレポリマーのNCO基とジメ
チルチオトルエンジアミンのNH2 基の当量比、NCO
/NH2 と、低分子量2官能PPG(D400)のOH
基とウレタンプレポリマーのNCO基の当量比を第1
表、第2表に示す。得られた防水材組成物について、2
0℃における可使時間、0℃18時間後の硬度、組成物
硬化後の機械的物性(引張強度、伸び、引裂強さ)、耐
熱性、接着性(実施例1〜7、比較例9〜13について
測定した)を評価した。
【0026】(1)20℃可使時間 20℃において、主剤と硬化剤を混合した後、混合後の
粘度が30Pa・sになるまでの時間(分)を測定し
た。これは、支障なく塗工できる限度の時間を表す。2
0℃可使時間は、15分以上が好ましく、20分以上が
より好ましい。 (2)0℃18時間後の硬度 組成物を1層塗装後、塗膜を0℃で18時間硬化させた
後、JIS A硬度を測定した。 (3)機械的物性 組成物を塗装後、塗膜を20℃で7日間硬化させた後、
JIS A 6021に記載の方法に準拠して、引張強
度、伸び、引裂強さを測定した。JIS規格では、引張
強度は、245.2N/cm2 以上、伸びは450%以
上、引裂強さは、147.1N/cm以上である。 (4)耐熱性 20℃で7日間硬化させた後、80℃のオーブンで7日
間加熱した後の塗膜の引張強度、伸び、引張強度保持率
を測定した。引張強度保持率は、耐熱試験での引張強度
の、20℃における引張強度に対する強度比%である。 (5)接着性 実施例、比較例で得られた組成物を、コンクリート片
(50mm×180mm×5mm)に塗装し(塗装厚み
約2mm)、塗装後20℃、72時間後に、さらに組成
物を塗装した(塗布厚み1mm、塗布幅25mm)。塗
装後、さらに、20℃、72時間養生して、二層目の塗
膜を一層目の塗膜から180°剥離した。なお、一層目
の塗膜上に組成物を塗布する際、一層目の塗膜の端部に
スペーサーを置き、ここを一層目と二層目の塗膜を剥離
するためのつかみ部とした。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】実施例で得られた組成物は、いずれも20
℃での可使時間が15分以上と問題なかった。機械的物
性についても、JIS A 6021に定めるところの
引張強度、伸び、引裂強さ、耐熱性においていずれも問
題なかった。0℃における18時間硬化後の硬度は、実
施例3、5、7では、若干低いものの、20℃において
は全て良好あった。これに対し、比較例では、酸触媒と
して配合した2−エチルヘキサン酸を6.0g配合した
ところ(比較例1)可使時間がとれず、0.04g(比
較例2)では、0℃で硬化しなかった。ウレタンプレポ
リマーとジメチルチオトルエンジアミンの配合比につい
ては、NCO/NH2 =3.7(比較例3)では、0℃
で硬化せず、0.5(比較例4)では20℃で硬化不良
が起こった。ウレタンプレポリマーのイソシアネート含
有量が6.2%(比較例7)では、可使時間がほとんど
取れず、1.2%(比較例8)では、JIS A 60
21に定めるところの引張強度、伸び、耐熱性に劣っ
た。MOCAを配合した比較例5、6では、2−エチル
ヘキサン酸が5.0g(比較例5)では、伸びが出ず、
10g(比較例6)では伸び、耐熱性がいずれもJIS
A 6021の定める規格値に達しなかった。さら
に、ウレタンプレポリマーと低分子量2官能PPG(表
中D400と表記、分子量400のジオールである)の
配合比については、NCO/OH=0.5(比較例9)
では、JIS A 6021に定めるところの物性に劣
り、17(比較例10)では層間の接着性がえられなか
った。また、配合する2官能PPGの分子量について
は、分子量が400のジオールの代わりに分子量100
0のジオールを使用した比較例(比較例11〜13)で
は、層間の接着性が得られなかった。
【0034】<第1表、第2表の各成分> T5000:ポリプロピレンエーテルトリオール、分子量50
00、旭硝子社製 T4000:ポリプロピレンエーテルトリオール、分子量40
00、旭硝子社製 D2000:ポリプロピレンエーテルジオール、分子量200
0、旭硝子社製 D1000:ポリプロピレンエーテルジオール、分子量100
0、旭硝子社製 D700 :ポリプロピレンエーテルジオール、分子量700
、旭硝子社製 TDI:三井化学社製 ジメチルチオトルエンジアミン:エタキュアー300
(3, 5−ジメチルチオ−2, 4−トルエンジアミン8
0重量%と3, 5−ジメチルチオ−2, 6−トルエンジ
アミン20重量%との混合物)、エチルコーポレーショ
ン社製 MOCA:キュアミンMT、イハラケミカル社製 D400 :ポリプロピレンエーテルジオール、分子量400
、旭硝子社製 T7000:ポリプロピレンエーテルトリオール、分子量70
00、旭硝子社製 可塑剤(DOP):三菱ダイヤサイザー、三菱化学社製 炭酸カルシウム:丸尾カルシウム社製 2−エチルヘキサン酸:関東化学社製
【0035】
【発明の効果】本発明の二液常温硬化型防水材組成物
は、低温での硬化性に優れ、0℃においても短時間で硬
化する。また、硬化剤に配合される酸触媒の量を調節す
ることで容易に硬化性が調整でき、十分な可使時間を確
保しながら、低温での硬化性に優れる。従って、1年を
とおして安定した常温施工ができる。また、機械的物
性、耐熱性に優れる。また、層間の接着性(塗り継ぎ
性)に優れ、従って、耐久性、防水性に優れる防水塗膜
を形成することができる。従来、ウレタン塗膜の硬化剤
として用いられているMOCAと異なり、常温で液状な
ので、硬化剤製造時に加熱する必要がなく硬化剤の調整
が容易である。また、MOCAと異なり、特定化学物質
ではないので、安全性にも問題ない。このような本発明
の組成物は、塗膜防水材、塗り床材等に好適に用いるこ
とができる。本発明の防水用積層物は、屋上、ベラン
ダ、廊下等のコンクリート製の建材の一部を構成するも
のとして、防水性、耐熱性、機械的強度に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/00 C09D 5/00 Z 175/04 175/04 Fターム(参考) 4F100 AE00A AK51B AL05B BA02 CC00B GB07 JB12B JJ03 JK01 JL11 4H017 AA31 AB04 AB06 AC01 AD06 AE03 4J034 CA04 CA05 CA15 CB03 CB04 CB05 CB07 CB08 CC12 CC61 CC65 CC67 DA01 DB03 DB04 DB07 DF01 DF11 DF20 EA12 HA07 HC12 HC61 HC71 JA42 KA01 KB04 KD02 KD12 KE02 QA03 RA05 4J038 DG051 DG061 DG111 DG131 DG211 DG221 DG281 DG291 JA37 JA38 JA40 JA41 JC02 KA04 MA14 NA11 NA12 NA14 NA24 PA18 PB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリレンジイソシアネートとポリオールと
    の反応で得られるイソシアネート末端ウレタンプレポリ
    マーを主成分とする主剤と、トルエンジアミン構造を有
    するジアミン化合物、分子量700以下の2官能ポリプ
    ロピレングリコールおよび酸触媒を主成分とする硬化剤
    とからなり、 該ウレタンプレポリマーが、トリレンジイソシアネート
    とポリオールとを、当量比でNCO基/OH基=1.5
    〜2.1の範囲で反応させてなり、該ウレタンプレポリ
    マーのNCO%が1.5〜6.0重量%であり、 該硬化剤中のトルエンジアミン構造を有するジアミン化
    合物の含有量が、該ウレタンプレポリマーに対し、当量
    比でNCO基/NH2 基=0.8〜3.0であり、分子
    量700以下の2官能ポリプロピレングリコールの含有
    量が該ウレタンプレポリマーに対し、当量比でNCO基
    /OH基=1.1〜10.0であり、酸触媒の含有量が
    該硬化剤の0.05〜5重量%である二液常温硬化型防
    水材組成物。
  2. 【請求項2】前記ジアミン化合物が、ジメチルチオトル
    エンジアミン、および/または、ジエチルトルエンジア
    ミンである請求項1に記載の二液常温硬化型防水材組成
    物。
  3. 【請求項3】コンクリート上に請求項1または2に記載
    の二液常温硬化型防水材組成物からなる塗膜を少なくと
    も1層有する防水塗膜層を含む防水用積層物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253147A (ja) * 2006-02-21 2007-10-04 Hodogaya Chem Co Ltd ポリウレタン塗膜材の表面仕上がり性改良方法
JP2008074971A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The 二液常温硬化型ウレタン塗膜防水材組成物およびその積層体
JP2008297338A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Dyflex Corp ウレタンゴム系塗膜防水材施工用二液型ウレタン組成物及びこれを用いたウレタンゴム系塗膜防水材の施工方法
JP2013139559A (ja) * 2011-12-07 2013-07-18 I C K Kk 2液型環境対応ウレタン防水材組成物

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