JP2002020526A - 樹脂発泡性粒子 - Google Patents

樹脂発泡性粒子

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JP2002020526A
JP2002020526A JP2000206746A JP2000206746A JP2002020526A JP 2002020526 A JP2002020526 A JP 2002020526A JP 2000206746 A JP2000206746 A JP 2000206746A JP 2000206746 A JP2000206746 A JP 2000206746A JP 2002020526 A JP2002020526 A JP 2002020526A
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JP2000206746A
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Masayuki Sukigara
正幸 鋤柄
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性を有し且つ発泡体として優れた緩衝
性能を有するバラ状緩衝材を与えるポリ乳酸系樹脂発泡
性粒子において、実質的に無架橋で優れた発泡性を有す
る発泡性粒子を提供する。 【解決手段】 乳酸単量体単位を50重量%以上含むポ
リ乳酸系樹脂において、温度190℃、剪断速度100
sec-1における溶融粘度が1×102〜1×105Pa
・sであり、且つ示差走査熱量計(DSC)で0℃〜2
00℃まで昇温して測定した時に100℃〜200℃の
間に存在する結晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であ
るポリ乳酸系樹脂100重量部に対して発泡剤0.5〜
30重量部を含んで成ることを特徴とする無架橋の発泡
性粒子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性を有し且つ発
泡後に実用上充分な緩衝性能を有する発泡体となり得
る、ポリ乳酸系樹脂からなる発泡性粒子及びそれを加熱
発泡して得られるバラ状緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】軽量で優れた緩衝性能、成形加工性を有
するプラスチック発泡体は、精密機械、ガラス製品など
の壊れやすい製品、衝撃に弱い光学機器、コンピュータ
ー関連機器の梱包材として大変有用であるが、従来その
素材はポリスチレン、ポリオレフィンなどであり、その
使用後に不要なゴミとして廃棄する場合に、丈夫で腐ら
ないと言う性質のために土中埋設や埋め立てにより処分
された廃棄物の累積量が増大し、都市部を中心にして埋
め立て用地を確保することが困難な状況になっている。
この様な状況下でプラスチック廃棄物の減容化を可能に
する材料として、自然界において微生物等によって分解
される生分解性プラスチックが望まれるようになった。
【0003】既に脂肪族ポリエステル系樹脂を中心に生
分解性を有するプラスチックは多数見出されているが、
その中でもポリ乳酸系樹脂は、石油などの化石燃料に由
来しないで、トウモロコシなどの天然物を原料として生
産される点、及びその原料である乳酸が極めて安全な物
質であるという点から、使用後生分解されて自然界で循
環される樹脂としては最も好ましい樹脂の一つと言え
る。しかしながら、ポリ乳酸系樹脂は結晶性の樹脂であ
り、溶融粘度の温度依存性が大きいために、溶融粘度を
発泡に適した粘度に保つことが困難であるという問題点
がある。
【0004】生分解性を有する発泡性粒子に関しては、
特開平6−248106号公報には主にグリコール類と
ジカルボン酸との2成分からなる脂肪族ポリエステルの
発泡性粒子について開示されているが、ポリ乳酸系樹脂
の発泡性粒子については開示されていない。これら主に
グリコール類とジカルボン酸との2成分からなる脂肪族
ポリエステルは、ポリ乳酸系樹脂とは化学構造が異なり
成形時の溶融粘度挙動も異なり、また、ポリ乳酸系樹脂
に比べ柔軟性に富み、弾性率が低く、発泡体の機械的物
性もポリ乳酸系樹脂発泡体と異なるものである。また、
特開平10−324766号公報には、架橋構造を有す
る脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子について開示され
ていて、化学架橋又は放射線架橋などの架橋反応を必要
とし、無架橋では良好な発泡体は得られない。加えて、
実施例にはジオールとジカルボン酸からなる脂肪族ポリ
エステル系樹脂発泡粒子のみの開示であり、無架橋のポ
リ乳酸系樹脂発泡性粒子の発泡性改良については何も述
べられていない。また、特開2000−17037号公
報においては、ポリ乳酸に特定のポリイソシアネートを
特定量使用することが必須であり、ポリイソシアネート
を使用しない方法については全く開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生分解性を
有し且つ発泡体として優れた緩衝性能を有するバラ状緩
衝材を与えるポリ乳酸系樹脂発泡性粒子において、無架
橋で優れた発泡性を有する発泡性粒子を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、驚くべき事に特定の
結晶融解熱量および溶融粘度を有するポリ乳酸系樹脂と
特定量の発泡剤とから成る発泡性粒子を使用することに
より本発明の目的が達成されることを見出し本発明を完
成するに至った。即ち、本発明: 乳酸単量体単位を50重量%以上含むポリ乳酸系樹
脂において、温度190℃、剪断速度100sec-1
おける溶融粘度が1×102〜1×105Pa・sであ
り、且つ示差走査熱量計(DSC)で0℃〜200℃ま
で昇温して測定した時に100℃〜200℃の間に存在
する結晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であるポリ乳
酸系樹脂100重量部に対して発泡剤0.5〜30重量
部を含んで成る無架橋の発泡性粒子を提供する。また、 記載の無架橋の発泡性粒子により得られるバラ状
緩衝材を提供する。また、 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で0
℃〜200℃まで昇温して測定した時に100℃〜20
0℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが30J/g未
満である記載の発泡性粒子を提供する。また、 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で0
℃〜200℃まで昇温して測定した時に100℃〜20
0℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが20J/g未
満である記載の発泡性粒子を提供する。また、 乳酸単量体単位を50重量%以上含むポリ乳酸系樹
脂において、温度190℃、剪断速度100sec-1
おける溶融粘度が1×102〜1×105Pa・sであ
り、且つ示差走査熱量計(DSC)で0℃〜200℃ま
で昇温して測定した時に100℃〜200℃の間に存在
する結晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であり、発泡
倍率が5〜200cc/gであるバラ状緩衝材を提供す
る。また、 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で0
℃〜200℃まで昇温して測定した時に100℃〜20
0℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが30J/g未
満である記載のバラ状緩衝材を提供する。また、 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で0
℃〜200℃まで昇温して測定した時に100℃〜20
0℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが20J/g未
満である記載のバラ状緩衝材を提供する。
【0007】本発明について、以下に具体的に説明す
る。本発明の発泡性粒子はポリ乳酸系樹脂から構成され
る。該ポリ乳酸系樹脂とは、乳酸単量体単位を50重量
%以上含有する重合体であって、ポリ乳酸及び、乳酸と
他のヒドロキシカルボン酸およびラクトン類からなる群
より選ばれる化合物との共重合体、または乳酸単量体単
位を50重量%以上含有するこれら重合体を主体として
含有する組成物である。乳酸単量体単位の含有量が50
重量%未満の場合、発泡体の耐熱性および機械的強度が
低下する傾向にある。好ましくは乳酸単量体単位を80
重量%以上含む共重合体であり、さらに好ましくは、乳
酸単量体単位を90重量%以上含む共重合体である。
【0008】また、本発明のポリ乳酸系樹脂におけるL
−乳酸単量体単位とD−乳酸単量体単位の比率は、後述
の示差走査熱量計(DSC)で0℃〜200℃まで昇温
して測定した時に100℃〜200℃の間に存在する結
晶融解熱量ΔHmが30J/g未満、好ましくは20J
/g未満であれば特に制限されない。乳酸としてはL−
乳酸、D−乳酸が挙げられる。その他のヒドロキシカル
ボン酸としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、
4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、4−ヒド
ロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等が挙げられ
る。また、ラクトン類としては、グリコリド、ラクチ
ド、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−
バレロラクトン、ε−カプロラクトンおよびこれらにメ
チル基などの種々の基が置換したラクトン類などが挙げ
られる。乳酸と共重合する上記の化合物の内、好ましい
物としてはグリコリド、β−プロピオラクトン、γ−ブ
チロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ンなどの無置換のラクトン類であり、特に好ましくはε
−カプロラクトンである。
【0009】ポリ乳酸系樹脂の重合方法としては、縮合
重合法、開環重合法などの公知の方法を採用できる。ま
た、ポリエポキシ化合物、多価カルボン酸無水物、多価
カルボン酸塩化物、ポリアミン、多価カルボン酸のアル
キルエステル、四塩化珪素などの多官能珪素化合物など
の結合剤を使用して分子量を増大する方法を用いること
もできる。ポリ乳酸系樹脂の重量平均分子量は20,0
00〜1,000,000の範囲が好ましく、さらに好
ましくは重量平均分子量40,000〜800,000
の範囲である。
【0010】本発明の乳酸単量体単位を50重量%以上
含有するこれら重合体を主体として含有する組成物は、
例えばポリ乳酸系樹脂と他の生分解性樹脂等の実質的に
生分解性を示す物質をブレンドすることによって得られ
る。ここで、ブレンドする生分解性樹脂としては特に制
限はないが、非晶か融点が100℃以下のものが好まし
い。その中ではポリカプロラクトンが相溶性が良く成形
性の観点より好ましく使用できる。この場合のポリ乳酸
系樹脂成分単体のΔHmは40J/g未満であることが
好ましいが、組成物としてΔHmが40J/g未満とな
れば、ポリ乳酸系樹脂成分単体のΔHmが以上であって
も良い。
【0011】本発明のポリ乳酸系樹脂発泡性粒子には、
上記の樹脂の他に、可塑剤、熱安定剤、酸化防止剤、お
よび紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、離型剤、核剤、
結晶化促進剤などの公知の添加剤を、本発明の要件と特
性を損なわない範囲で配合することが可能である。即
ち、酸化防止剤としては、P−tブチルヒドロキシトル
エン、P−tブチルヒドロキシアニソール等のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤;ジステアリルチオジプロピ
オネート、ジラウリルチオジプロピオネート等のイオウ
系酸化防止剤;熱安定剤としては、トリフェニルフホス
ファイト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフ
ェニルホスファイト等;紫外線吸収剤としては、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェ
ノン、2,4,5−トリヒドロキシブチロフェノン、P
−tブチルフェニルサリシレートなどがあり:
【0012】滑剤としては、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム等があり;帯
電防止剤としては、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)
アルキルアミン、アルキルアミン、アルキルアリルスル
ホネート、アルキルスルホネート等があり;難燃剤とし
ては、ヘキサブロモシクロドデカン、トリス−(2,3
−ジクロロプロピル)ホスフェート、ペンタブロモフェ
ニルアリルエーテル等;発泡核剤としては、炭酸カルシ
ウム、シリカ、二酸化チタン、タルク、マイカアルミナ
等があり;結晶促進剤としては、ポリエチレンテレフタ
レート等が挙げられる。
【0013】また、本発明で用いられるポリ乳酸系樹脂
において、温度190℃、剪断速度100sec-1の条
件下での溶融粘度は1×102〜1×105Pa・sであ
ることが必要である。好ましくは5×102〜5×104
Pa・sである。 溶融粘度が1×102Pa・s未満では粘度が低くなり
過ぎて得られる発泡粒子の独立気泡率が低くなり、また
良好な発泡体が得られ難くなる。一方、溶融粘度が1×
105Pa・sを越えると粘度が高過ぎるため、気泡が
成長できず、良好な発泡体を成形でき難くなる。本発明
においてポリ乳酸系樹脂の溶融粘度は、東洋精機製作所
製「キャピログラフ1C−PDM−C」を用いて測定し
た。
【0014】また、本発明に用いられるポリ乳酸系樹脂
の示差走査熱量計(DSC)で0℃〜200℃まで昇温
して測定した時に100℃〜200℃の間に存在する結
晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であることが必要で
ある。好ましくはΔHmは30J/g未満であり、更に
好ましくは20J/g未満であり、最も好ましくは5〜
15J/gの範囲である。ΔHmが40J/g以上であ
ると融点付近における樹脂の溶融粘度の温度依存性が大
きくなり急激な粘度低下が起こり、発泡性粒子を加熱し
てバラ状緩衝材を成形する際に、溶融粘度を発泡に適し
た状態に維持するための温度調整が困難になり良好な成
形品を得ることが難しくなる。また、特に50℃以上の
耐熱変形性が必要な用途に用いるバラ状緩衝材としては
ΔHmが5J/g以上であることが好ましい。
【0015】0℃〜200℃まで昇温して測定した時に
100℃〜200℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHm
は示差走査熱量測定をすることにより求められる。ΔH
mは昇温速度10℃/分で樹脂サンプルを昇温した時の
全結晶を融解するのに必要な熱量であって、ポリ乳酸系
樹脂の結晶融点付近に現れる結晶融解による吸熱ピーク
の面積から求められる。また、ΔHmは主にポリ乳酸系
樹脂の結晶化度に比例し、結晶化度が大きい樹脂になる
ほど大きな値となる。
【0016】本発明においてΔHmを小さくする方法と
しては、例えば(I) L乳酸/D乳酸の共重合組成を1
00/0〜50/50または0/100〜50/50に
近づけて樹脂の結晶化度を低下させてΔHmを小さくす
る方法、(2) ポリ乳酸系樹脂中のコモノマー含有量を
増加して結晶化度を低下させてΔHmを小さくする方
法、(3) 結晶性の高いポリ乳酸系樹脂に結晶性の低い
ポリ乳酸系樹脂をブレンドして全体の結晶化度を低下さ
せてΔHmを小さくする方法、およびこれらを組み合わ
せる方法があるが、特に好ましくは(I)と(3) を組み合
わせる方法である。これらのDSC測定は、パーキンエ
ルマー(Perkin−Elmer)社製の示差走査熱
量計「DSC−7」型を用いて、約10mgの資料を1
0℃/分の速度で0℃〜200℃まで昇温させて測定し
た。
【0017】本発明のポリ乳酸系樹脂発泡性粒子は上記
のような要件を満たすことでポリイソシアネートを使用
せず、無架橋粒子でありながら良好な発泡性を有し、実
用上充分な緩衝性能を有するバラ状緩衝材となる。この
場合に無架橋であることの利点は、架橋操作および架橋
剤を省略できるという原料面でのメリット、および生産
性の面でのコストメリットがある。
【0018】本発明の発泡性粒子を成形する方法は、
(I)ポリ乳酸系樹脂を押出機内で加熱溶融し、溶融後に
押出機内に発泡剤を注入し、樹脂と発泡剤とを良くミキ
シングした後に、押出機から冷水中に樹脂を押出し急冷
する方法、および(2) 発泡剤を注入せずに樹脂を押出
し、取出した後に圧力容器内で樹脂に発泡剤を含浸させ
る方法等がある。次に、こうして得られた発泡性粒子を
加熱発泡させてバラ状緩衝材を成形する方法は、(I)圧
力容器内で100℃を越える温度の水蒸気を用いて該発
泡性粒子を加熱発泡させる方法、及び(2) 該発泡性粒子
を大気圧下、100℃以下の水蒸気を所定時間だけ吹付
けることによって加熱発泡させる方法があるが、設備お
よび操作の簡単さから(2) の方法がコスト的に有利とな
り好ましい。本発明の発泡性粒子は(2) の方法でも発泡
可能であるポリ乳酸系樹脂発泡性粒子である。
【0019】本発明で用いられる発泡剤としては、ポリ
乳酸系樹脂の融点又は軟化点以下の沸点を有することが
必要である。例えば、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘ
キサン、シクロブタン、シクロヘキサン、トリクロロフ
ロロメタン、1,2,2,2−テトラフロロメタン等の
揮発性発泡剤があるが、オゾン層の破壊がなく且つ取り
扱い性から好ましいものはブタン、ペンタン、ヘキサン
である。また、無機系発泡剤としては、水、窒素、二酸
化炭素、アルゴン、空気等が用いられるが、安価な無機
系発泡剤である水、窒素、二酸化炭素、空気が好まし
い。揮発性発泡剤で特に好ましいのはペンタンで、無機
系発泡剤では水である。
【0020】本発明において発泡剤を使用する場合に
は、ポリ乳酸系樹脂100重量部に対して、0.5重量
部〜30重量部含まれることが必要である。好ましくは
2重量部〜15重量部の範囲で含まれることである。
0.5重量部未満では充分な発泡倍率が得られず、30
重量部を越えると成形でき難くなり、出来た発泡体は実
用に耐えないものとなる。また、気泡の発生状態を調整
する目的で、例えばタルク、酸化珪素のような無機粉
末;ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムのよう
な有機質微粉末;更にクエン酸、炭酸水素ナトリウムの
ような加熱により分解してガスを発生する微粉末等の気
泡核剤を必要に応じて添加しても良い。
【0021】また、本発明の発泡性粒子は、一度加熱発
泡後に冷却し、気泡内を空気が満たした状態で再度加熱
発泡することによって1回の発泡で得られるより高倍率
の発泡体が得られる。1回の加熱発泡では一般的に2〜
60cc/g程度に膨張するが、多数回加熱発泡するこ
とで90cc/g以上の発泡も可能になる。バラ緩衝材
としての発泡倍率は5〜200cc/gである必要性が
ある。5cc/g未満であるとクッション性能に劣り、
緩衝材として性能を十分に発揮できない。200cc/
gよりも大きくなると気泡の膜厚みが薄く破泡し易くな
り、やはり緩衝材としての性能を十分に発揮できない。
好ましい発泡倍率は15〜150cc/g、更に好まし
くは20〜100cc/gである。
【0022】本発明のバラ状緩衝材の形状は、直径1〜
8ミリ程度で長さ50〜100ミリ程度の長細い棒状の
物、直径10〜30ミリ程度で長さ30〜50ミリ程度
の短い棒状の物、直径10〜50ミリ程度で厚さ1〜1
0ミリ程度の円形板状および上記のこれらの形状の物が
更に変形したもの等が成形できるが、特にこれらに規定
される物でない。この中で、短い棒状のバラ状緩衝材
は、使用時に高い充填性が得られ、それによって緩衝性
能が向上する点において好ましい。本発明のバラ状緩衝
材はテレビ、ラジオ等の電気機器、コンピュータ、時計
等の精密機器、眼鏡、顕微鏡などの光学機器、その他陶
磁器、ガラス製品などの壊れやすい物などの輸送、保管
の場合に外部からの衝撃を和らげ、製品が破損、故障し
ないようにするために用いられるバラ状緩衝材として有
効なものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施例および比較例によって本発
明を説明する。まず、実施例および比較例で用いた評価
方法について以下に説明する。 (I) 溶融粘度 溶融粘度は東洋精機製作所製「キャピログラフ1C−P
MD−C」を用いて、190℃でノズル径1.0ミリ、
L/D=10のノズルを用いて、剪断速度100sec
-1での溶融粘度を測定した。 (2) 重量平均分子量 Waters社製のゲルパーミエイションクロマトグラ
フィー(GPC)を用いて、クロロホルムを溶媒とし
て、試料のクロロホルム溶液の濃度を1mg/1ccと
し、溶媒温度40℃、溶媒流速1ml/分で測定を実施
した。標準ポリスチレンを用いてポリスチレン換算して
重量平均分子量を求めた。 (3) 結晶融解熱量ΔHm、融点 パーキンエルマー(Perkin−Elmer)社製の
示差走査熱量計(DSC)、「DSC−7」型を用い
て、約10mgの試料を10℃/分の速度で0℃から2
00℃まで昇温させてΔHmを測定した。
【0024】(4) 発泡倍率 発泡体の発泡倍率は、重量既知W(g)の発泡体の体積
V(cc)を水没法で測定し、その体積を重量で割って
V/W(cc/g)を求めて評価した。ここで発泡倍率
が20cc/g以上のものを◎、15cc/g以上20
cc/g未満のものを○、5cc/g以上15cc/g
未満のものを△、5cc/g未満のものを×とした。 (5) 耐圧縮弾性 テンシロンを用いて10m/分の速度で最大応力4kg
/cm2まで圧縮し、応力除去し、24時間後の歪みか
らの弾性回復率で測定した。そして、95%以上回復す
るものは◎、90%以上95%未満回復するものは〇、
85%以上90%未満回復するものは△、85%未満回
復するものは×として評価した。 (6) 生分解性試験 発泡済みバラ状緩衝材を厚さ約1mmの板状にカット
し、約0.1gをステンレス製0.3mmの網目のネッ
ト状サンプルホルダーに挟み、地中約10cmの深さの所
に埋め9か月経過後に残存するサンプルの重量を測定し
た。残存率が40%以下であるものを○、残存率が40
より大きく90%未満のものを△、残存率が90%以上
のものを×と判定した。
【0025】以下の実施例および比較例におけるポリ乳
酸系樹脂は、乳酸単独重合体については特開平6−65
360号公報に記載された方法に従い、錫末を触媒にL
−乳酸およびD−乳酸を用いて直接縮合によりポリ乳酸
重合体を得た(表1のポリマーA〜E、及びL)。ま
た、共重合体については、Journal of Po
lymer Science :PartB:Poly
mer Physics,Vol.32,2481−2
489ページ(1994年)に記載された方法に従い、
オクタン酸スズ触媒を用いてL−ラクチド、D−ラクチ
ドおよびε−カプロラクトンの共重合体を合成し、さら
にアジピン酸塩化物を用いてカップリング反応を行い表
1のポリマーF〜Kの様なポリ乳酸系重合体を得た。更
に、同様の方法によりポリマーMのポリカプロラクトン
を得た。以下の実施例と比較例においては、全て表1の
ポリ乳酸系樹脂を使用して実施した。
【0026】(実施例1)表1のポリマーD100重量
部にステアリン酸カルシウム0.1重量部をドライブレ
ンドし、単軸押出機を用いて溶融混練し、その後に溶融
した該ポリマー中にn−ペンタン8重量部を注入し、更
に充分ミキシングした後、10℃の冷水中へ押出・冷却
し、カッターでペレット状にカットして発泡性粒子を得
た。こうして得られた発泡性粒子を常温で24時間以上
放置後、100℃のスチームを発泡性粒子に吹き付けて
発泡させて、バラ状緩衝材を得た。使用したポリマーの
溶融粘度、結晶融解熱量ΔHm及び得られたバラ状緩衝
材の発泡倍率、耐圧縮弾性、生分解性テスト結果を表2
に示した。本発明の発泡性粒子は高い発泡倍率を達成
し、且つ生分解性も有することが明らかである。
【0027】(実施例2〜7)実施例2〜7では、表2
に記載されたポリマーを使用する点を除いて実施例1と
同じようにして発泡性粒子を作成し、且つ同じようにし
てバラ状緩衝材を得た。また、使用したポリマーの溶融
粘度、結晶融解熱量ΔHm及び得られたバラ状緩衝材の
発泡倍率、耐圧縮弾性、生分解性テスト結果を表2に示
した。実施例2〜7の本発明の発泡性粒子は高い発泡倍
率を達成し、且つ生分解性も有することが明らかであ
る。なお、実施例2については、得られたバラ状緩衝材
を20℃、大気圧雰囲気下で24時間放置後に、再度同
様にして加熱発泡させたところ、最終発泡倍率が40c
c/gのバラ状緩衝材を得ることができた。
【0028】(比較例1〜5)比較例1〜5では、表2
に記載されたポリマーを使用する点を除いて実施例1と
同じようにして発泡性粒子を成形し、且つ実施例1と同
じようにして加熱発泡を実施した。また、使用したポリ
マーの溶融粘度、結晶融解熱量ΔHm及び得られた発泡
体の発泡倍率、耐圧縮弾性、生分解性テスト結果を表2
に示した。比較例1〜3においては、充分な発泡倍率と
なる発泡性粒子は得られなかった。比較例4では発泡体
は得られたが、耐圧縮弾性に劣るものであった。また比
較例5においては、低粘度のため加熱発泡の段階で発泡
ガスが抜けてしまい発泡体は得られなかった。
【0029】(実施例8〜12)実施例8〜12では、
表3に記載された様に2種のポリマーをドライブレンド
した後に押出機で溶融混練した点を除いて実施例1と同
じ様にして発泡性粒子を成形し、且つ実施例1と同じよ
うにしてバラ状緩衝材を得た。また、使用したブレンド
ポリマーの溶融粘度、結晶融解熱量ΔHm及び得られた
バラ状緩衝材の発泡倍率、耐圧縮弾性、生分解性テスト
結果を表3に示した。実施例8〜12の結果より、2種
以上のポリマーをブレンドすることにより、得られたブ
レンドポリマーのΔHmはブレンド前に各ポリマーが有
するΔHmより小さな値になり、より好ましい発泡性粒
子となり、高い発泡倍率を達成し、且つ生分解性も有す
ることが明らかである。但し、ポリカプロラクトンとの
ブレンドである実施例11及び実施例12においては、
ポリカプロラクトンの柔軟性のため、耐圧縮弾性が若干
劣るものとなったが以前として実用範囲である。なお、
実施例9及び実施例12については、得られたバラ状緩
衝材を20℃、大気圧雰囲気下で24時間放置後に、繰
返し同様にして加熱発泡させたところ、最終発泡倍率が
夫々50cc/g及び45cc/gのバラ状緩衝材を得
ることができた。
【0030】
【表1】
【表2】 (注)*1:測定不可能 *2:発泡できず
【表3】
【0031】
【発明の効果】本発明のポリ乳酸系樹脂発泡性粒子は、
無架橋でありながら高い発泡倍率を達成し、発泡後に実
用上充分な緩衝性能を有するバラ状緩衝材となり得るも
のであり、且つ自然環境の中での生分解性を有し、廃棄
物問題を解決する非常に有用なバラ状緩衝材を提供する
ものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸単量体単位を50重量%以上含むポ
    リ乳酸系樹脂において、温度190℃、剪断速度100
    sec-1における溶融粘度が1×102〜1×105Pa
    ・sであり、且つ示差走査熱量計(DSC)で0℃〜2
    00℃まで昇温して測定した時に100℃〜200℃の
    間に存在する結晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であ
    るポリ乳酸系樹脂100重量部に対して発泡剤0.5〜
    30重量部を含んで成ることを特徴とする無架橋の発泡
    性粒子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無架橋の発泡性粒子によ
    り得られることを特徴とするバラ状緩衝材。
  3. 【請求項3】 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(D
    SC)で0℃〜200℃まで昇温して測定した時に10
    0℃〜200℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが3
    0J/g未満であることを特徴とする請求項1記載の発
    泡性粒子。
  4. 【請求項4】 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(D
    SC)で0℃〜200℃まで昇温して測定した時に10
    0℃〜200℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが2
    0J/g未満であることを特徴とする請求項1記載の発
    泡性粒子。
  5. 【請求項5】 乳酸単量体単位を50重量%以上含むポ
    リ乳酸系樹脂において、温度190℃、剪断速度100
    sec-1における溶融粘度が1×102〜1×105Pa
    ・sであり、且つ示差走査熱量計(DSC)で0℃〜2
    00℃まで昇温して測定した時に100℃〜200℃の
    間に存在する結晶融解熱量ΔHmが40J/g未満であ
    り、発泡倍率が5〜200cc/gであることを特徴と
    する、バラ状緩衝材。
  6. 【請求項6】 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(D
    SC)で0℃〜200℃まで昇温して測定した時に10
    0℃〜200℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが3
    0J/g未満であることを特徴とする、請求項5記載の
    バラ状緩衝材。
  7. 【請求項7】 ポリ乳酸系樹脂が、示差走査熱量計(D
    SC)で0℃〜200℃まで昇温して測定した時に10
    0℃〜200℃の間に存在する結晶融解熱量ΔHmが2
    0J/g未満であることを特徴とする、請求項5記載の
    バラ状緩衝材。
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