JP2002020263A - 化粧品 - Google Patents

化粧品

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JP2002020263A
JP2002020263A JP2000208381A JP2000208381A JP2002020263A JP 2002020263 A JP2002020263 A JP 2002020263A JP 2000208381 A JP2000208381 A JP 2000208381A JP 2000208381 A JP2000208381 A JP 2000208381A JP 2002020263 A JP2002020263 A JP 2002020263A
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saffron
cosmetic
skin
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conchiolin
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Satoshi Sawa
智 佐波
Koichi Iida
浩一 飯田
Masatoshi Maki
昌利 牧
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Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
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Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安全性が高く、のびやつき、肌へのなじみ、
密着性が良く、肌へのしっとり感、肌荒れ防止、しわ防
止など極めて優れた効果を発揮する化粧料を提供する。 【解決手段】 コンキオリン加水分解物とヒアルロン
酸、コラーゲン等の保湿性高分子物質とサフランのメシ
ベの溶媒抽出物の混合液を、化粧品に使用される粉体の
粒子に被覆して乾燥してなる化粧品原料を配合した化粧
品はコンキオリン加水分解物のみならず、サフランのメ
シベの溶媒抽出物もカラー化粧品への応用を可能とし、
極めて優れた効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はコンキオリン加水分解
物と保湿性高分子物質とサフランのメシベの溶媒抽出物
の混合液で化粧品原料に使用する粉体を被覆してなる化
粧品原料を配合した化粧品に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、貝殻類を用いる化粧品に関して
は、屑真珠やアコヤ貝貝殻等を単に粉末化したものが、
スクラブ洗顔料といったごく一部の用途にしかも、家庭
内で又は家伝としてごく小規模に行われていたにすぎな
い。この貝殻類に含まれる硬蛋白質であるコンキオリン
およびその加水分解物の化粧品原料としての使用につい
ては、出願人の一部によって特開昭62−221612
号公報、特開昭62−223104号公報、特開昭62
−298507号公報によって提案されている。一方、
化粧品原料に用いる粉体にコラーゲンを被覆したコラー
ゲン被覆粉体を配合したメイクアップ化粧品については
特公平1−13686号公報で開示されており、また顔
料の表面を保湿性高分子物質より選択される1種又は2
種以上により被覆せしめて得られた被覆顔料の1種又は
2種以上を含有するメークアップ化粧料については特開
昭62−169712号公報によって開示され、使用感
を改善した化粧品の特許が公開ないし公告されている
が、これらは単にかさつき感や皮膚への付着性を改善し
たにすぎない。
【0003】このため、本発明者らは特許登録第284
6371号において、コンキオリン加水分解物と保湿性
高分子物質との混合液を、化粧品に使用される粉体の粒
子に被覆して乾燥してなる化粧品原料を配合した化粧品
を発明し、水溶性であるコンキオリン加水分解物を油性
カラー化粧品の顔料その他の充填剤の粉体の粒子表面に
強力に被覆させ、油性化粧品への配合を可能にすると共
に、疎水性の粉体を水性化粧品に配合する際の分散性を
改良し、皮膚への刺戟をなくして安全性を高めると共
に、のびやつき、肌へのなじみ、密着性を良くし、肌へ
のしっとり感を与える化粧品原料を提供し、それを配合
した化粧品を得た。また、サフランのメシベ抽出物に関
しては、特開平7−61906号公報で酸化防止剤とし
て、特開平11−349468号公報では耐日焼け剤と
して、特開2000−26266号公報においてはコン
キオリン加水分解物と併用して抗酸化力が強く、老化を
予防する化粧品を発明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 コンキオリン加水分
解物が化粧品原料として有効性が高いことは前記の特許
や、古来から用いられていることでよく知られている。
コンキオリン加水分解物と保湿性高分子物質との混合液
を、化粧品に使用される粉体の粒子に被覆して乾燥して
なる化粧品原料を配合した化粧品を発明し、水溶性であ
るコンキオリン加水分解物を油性カラー化粧品の顔料そ
の他の充填剤の粉体の粒子表面に強力に被覆させ、油性
化粧品への配合を可能にすると共に、疎水性の粉体を水
性化粧品に配合する際の分散性を改良し、皮膚への刺戟
をなくして安全性を高めると共に、のびやつき、肌への
なじみ、密着性を良くし、肌へのしっとり感を与える化
粧品原料を提供したが、さらに化粧品への高度な利用を
試みた。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明者は前記の課題
を解決するため鋭意研究を行った結果本発明を完成し
た。すなわち本発明はコンキオリン加水分解物と保湿性
高分子物質とサフランのメシベの溶媒抽出物の混合液
を、化粧品に使用される粉体の粒子に被覆して乾燥して
なる化粧品原料である。保湿性高分子物質は、ヒアルロ
ン酸、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、エラスチン、
キサンタンガムなどの天然高分子からなる群から選ばれ
た少なくとも1種以上が好ましいが、その他、コンキオ
リン加水分解物と相溶性があり、分子量が数千以上あ
り、粉体を被覆する能力を有する保湿性高分子物質であ
れば特に限定しない。化粧品に使用される粉体として
は、例えば酸化チタン、タルク、マイカ、酸化亜鉛、炭
酸マグネシウム、セリサイト、ベンガラからなる群から
選ばれた少なくとも1種が挙げられるが、特に限定され
るものではない。
【0006】サフランはアヤメ科の多年生草本クロカス
・サティバス L.(CrocusSativusL.)であり、柱頭部
を乾燥したものを生薬として用いる。スペイン、フラン
ス、イタリア、わが国では広島、香川、大分、岩手県で
生産されている。成分としては、カロチノイド色素約2
%を含み、その成分はクロシン(クロセチンの配糖体)
で、また苦味配糖体ピクロクロシン(Picrocrocin)約
2%、精油0.4〜1.3%を含む。精油の主成分はサ
フラナール(生薬特有の芳香成分)である。この植物を
水或いは親水性有機溶媒或いは親水性有機溶媒と水の混
合溶媒で抽出する。親水性有機溶媒は、メタノール、エ
タノール、ブタノール、アセトン、プロチレングリコー
ル、ブチレングリコール、グリセリンなどが例示される
が化粧品に配合できない溶媒を用いたときは抽出後、溶
媒を除去する必要がある。また、これは、サフランメシ
ベの組織培養を行ったものに適用することも有意義であ
る。
【0007】相溶性のある保湿性高分子物質にコンキオ
リン加水分解物とサフランのメシベの溶媒抽出物に溶解
する、この時必要により精製水を加えて撹拌する。それ
ぞれの比率は配合物の種類や用途などによって変化する
が乾燥物換算で、保湿性高分子物質:コンキオリン加水
分解物:サフランのメシベの溶媒抽出物=0.05〜1
0:0.05〜2:0.05〜1が適当である。また、
精製水は後工程の粉体との混合などを考え、上記物質の
乾燥物の5〜10000倍程度を加える。
【0008】これに前記の粉体を、保湿性高分子物質と
コンキオリン加水分解物とサフランのメシベの溶媒抽出
物の乾燥重量当りの5倍〜500倍を加えて均一に分散
するまでよく混合する。さらに必要により、徐々に有機
溶媒例えばエタノール、アセトン等を加え、粉体表面に
保湿性高分子物質を沈着せしめ、次に溶媒を減圧溜去す
る手段を取ることもできる。ついで分散液の液状部分を
必要により、遠心分離、濾過等により除いた後、液漏れ
した粉体を低温で乾燥して、コンキオリン加水分解物と
サフランのメシベの溶媒抽出物と保湿性高分子物質の両
者を粒子表面に被覆した粉体を得る。本発明の方法によ
れば、保湿性高分子物質添加によってコンキオリン加水
分解物とサフランのメシベの溶媒抽出物の粉体への被覆
力が強化され、コンキオリン加水分解物とサフランのメ
シベの溶媒抽出物が持つ有効性を油性カラー化粧品に利
用できる範囲を拡げた。また疎水性の粉体に本発明の方
法を適用すれば、コンキオリン加水分解物とサフランの
メシベの溶媒抽出物が水溶性であること、保湿性高分子
物質の水分保持力とによって、コンキオリン加水分解物
が保湿性高分子物質に保持され、粉体粒子表面への被覆
力が強化され、疎水性の粉体でも、水性化粧品中への分
散性を良好に保つことができる。
【0009】このように本発明の化粧品用粉体は、コン
キオリン加水分解物とサフランのメシベの溶媒抽出物と
保湿性高分子物質の相乗効果により、該粉体を配合した
化粧品を皮膚に用いた場合、皮膚への刺戟を一層少なく
し、安全性を高めると共に、のびやつき、肌へのなじ
み、密着性を良くし、肌へ、しっとり感を与えるなどの
効果を一層高めるものである。
【0010】〔製造例、実施例〕以下に製造例、化粧品
の実施例、比較処方例によって、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって何等限定され
るものではない。以下で使用する%は重量%である。
【0011】(サフランのメシベの溶媒抽出物の作成)
花芽が10cm位に伸びたサフランの球根の外皮を剥ぎ変
色した部分を除去した後、流水で3時間洗浄した。10
%塩化ベンザルコニウムに3〜4秒、70%エタノール
に1〜2秒、5%次亜塩素酸ナトリウムに20〜40分
浸漬した。そののちは無菌的に行った。花芽を球根の部
分を残して切り取り滅菌水で3回洗浄した。次に花芽か
ら蕾を取り出して切開しメシベを花柱を長くつけた状態
で取り出し培地に接種した。培地はMurashige
and Skoogの培地にサッカロース4%、寒天末
0.9%、pH5.8に調整した。これにナフタレン酢
酸10ppm、ベンジルアデニン1ppmを加えた。これを2
5℃、暗所に放置した。8週間ごとに培地を交換し、3
2週間培養した。この培養組織を80℃、1時間乾燥
し、50%エタノール水溶液で抽出後、5μmメンブラ
ンフィルターでろ過し、濾液をエバポレートした後、凍
結乾燥した。少量の精製水で溶解した後、0.45μm
メンブランフィルターでろ過し、液体クロマトグラフで
精製した。
【0012】(製造例1)コンキオリン+サフランのメ
シベの溶媒抽出物+コラーゲン被覆酸化チタン コンキオリン加水分解物2.5%水溶液10gと上記の
サフランのメシベの溶媒抽出液10gを水溶性コラーゲ
ン2%水溶液50gとよく混合し、酸化チタン100g
をよく混合する。これを減圧濃縮した後、粉砕してコン
キオリン+サフランのメシベの溶媒抽出物+コラーゲン
被覆酸化チタンを得た。
【0013】(製造例2)コンキオリン+サフランのメ
シベの溶媒抽出物+キサンタンガム被覆タルク コンキオリン加水分解物2.5%水溶液10gと上記の
サフランのメシベの溶媒抽出液10gとキサンタンガム
2%水溶液50gをよく混合し、タルク100gをよく
混合する。これを減圧濃縮した後、粉砕してコンキオリ
ン+サフランのメシベの溶媒抽出物+キサンタンガム被
覆タルクを得た。
【0014】(製造例3)コンキオリン+サフランのメ
シベの溶媒抽出物+ヒアルロン酸被覆セリサイト コンキオリン加水分解物2.5%水溶液10gと上記の
サフランのメシベの溶媒抽出液10gとヒアルロン酸2
%水溶液50gと精製水200gとよく混合し、セリサ
イト100gをよく混合する。これにエタノール250
mlを徐々に撹拌しつつ加えた。これを遠心分離して水、
エタノールを除いた後減圧濃縮した後、粉砕してコンキ
オリン+サフランのメシベの溶媒抽出物+ヒアルロン酸
被覆セリサイトを得た。
【0015】(製造例4)コンキオリン+サフランのメ
シベの溶媒抽出物+コンドロイチン硫酸ナトリウム被覆
ナイロンパウダー コンキオリン加水分解物2.5%水溶液10gと上記の
サフランのメシベの溶媒抽出液10gとコンドロイチン
硫酸ナトリウム2%水溶液50gと精製水200mlを加えてよ
く混合し、ナイロンパウダー100gをよく混合する。
これにエタノール250mlを徐々に撹拌しつつ加えた。
これを遠心分離して水、エタノールを除いた後減圧濃縮
した後、粉砕してコンキオリン+サフランのメシベの溶
媒抽出物+コンドロイチン硫酸ナトリウム被覆ナイロン
パウダーを得た。
【0016】 (実施例1) コンパクトパウダー A流動パラフィン 4.0 ラノリン 0.6 コレステロール 0.1 B製造例2で得た被覆タルク 75.0 製造例1で得た被覆酸化チタン 8.0 製造例3で得た被覆セリサイト 5.0 カオリン 4.8 ステアリン酸亜鉛 1.0 ベンガラ 0.6 黄酸化鉄 0.6 香料 0.3 Aをよく混合し、加熱融解して均一にした後、よく混合
したBを加え、粉砕均一にして中皿に成型プレスした。
【0017】 (実施例2) 軟膏型ほほ紅 A流動パラフィン 20.0 セレシン 15.0 ワセリン 40.0 ラノリン 5.0 B製造例2で得た被覆タルク 5.0 製造例1で得た被覆酸化チタン 5.0 カオリン 5.0 ベンガラ 3.0 黄酸化鉄 1.0 香料 1.0 Aをよく混合し、加熱融解して均一にした後、よく混合
したBを加え、ロールミルで練る。次に再び加熱して融
解し、調色、脱泡した後、容器に流し込む。
【0018】 (実施例3) エモリエントクリーム A流動パラフィン 15.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 3.0 ホホバ油 2.0 ラノリン 2.0 セタノール 5.0 ステアリン酸 4.0 パルミチン酸 4.0 グリセリンモノステアレート 3.0 ポリオキシエチレン(20モル)セチルエーテル 1.0 酸化防止剤 0.2 B精製水 45.1 トリエタノールアミン 1.0 1,3ブチレングリコール 7.0 プロピレングリコール 5.0 防腐剤 0.2 C製造例4で得た被覆ナイロンパウダー 2.0 D香料 0.5 AとBそれぞれに計量し、約70℃に加温し、Aを撹拌
しつつ、Bを徐々に加えて約60℃になったらCとDを
加えて室温まで冷却する。
【0019】 (実施例4) コンパクトバウダー Aスクワラン 4.0 ミツロウ 0.6 コレステロール 0.1 B製造例1で得た被覆酸化チタン 50.0 タルク 34.2 カオリン 4.8 ステアリン酸亜鉛 1.0 ベンガラ 2.0 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.5 香料 0.3 Aをよく混合し、加熱融解して均一にした後、よく混合
したBを加え、粉砕均一にして中皿に成型プレスした。
【0020】(化粧品安全性試験法)化粧品の安全性の
試験法には各種の方法があるが、カラー化粧品の場合、
実使用と相関した結果を得ることが困難であった。そこ
で各種試験を検討した結果、カラー製品特に粉体に関す
る試験方法として河合法を採用した。河合法は、皮膚表
面の形態変化を指標として、顕微鏡的に刺戟性を判定す
る方法で、皮膚一次刺戟性の安全性予知試験として繊維
および繊維処理剤の評価に広く用いられ、皮膚トラブル
との相関性も高いことが証明されている。河合法は、被
験部位をガーゼでおおうだけの半開放状態で検体投与を
するため、実際使用に近い方法である。また一定のコン
トロール物質を同時に塗布し、コントロールの刺戟指数
を検体刺戟指数から減ずることによって個体差、季節差
による変動を消去するなどの特長をもっている。 〔詳細については「皮膚」誌 第26巻、第5号(昭和59
年10月)参照〕製造例1で得た被覆粉体と、比較例とし
て本発明の被覆前の酸化チタン、製造例2で得た被覆粉
体と、比較例として本発明の被覆前のタルク、製造例3
で得た被覆粉体と、比較例として本発明の被覆前のセリ
サイト、とについて、河合法により安全性の試験を行っ
た。その結果を第1表に示す。河合法の判定は全視野に
わたって陥凹皮溝(Bステージ)が発生している人の数
で、3Bなら3人の人が上記の状態になっていることを
示す。
【0021】結果を以下に示す。
【0022】有効性の確認 実施例と比較処方例を79名の女性(21〜55才)で
試験を行った。テスト方法は実施例と比較処方例を一ケ
月間使用して評価した。その結果、実施例1と比較処方
例1については刺戟があるとした人数は 実施例1=0名 比較処方例1=3名 であった。比較処方例1は以下のように作成した。実施
例1において本発明の被覆を行ったタルクと酸化チタン
とセリサイトを、被覆する前の粉体に置き換えたコンパ
クトパウダーを作成した。なお、官能項目をみると以下
のように評価を得た。
【0023】
【発明の効果】コンキオリン加水分解物を油性カラー化
粧品にも適用可能であるがさらに有効性を向上させるこ
とができた。また、疎水性の粉体に本発明法により被覆
を施すことにより、粉体を親水性のものにして、エマル
ジョンやその他の水性化粧品への分散性をよくすること
ができた。コンキオリン加水分解物は硬度が小さく、肌
に対して、その作用が温和であり、またアミノ酸残基を
有しているので、pHの作用をやわらげる。また薬剤、
香料、色素等の担体として好適である。また、サフラン
のメシベの溶媒抽出物は抗酸化力が強く、コンキオリン
加水分解物と併用するとさらにこの効果が増す。このサ
フランのメシベの溶媒抽出物をカラー化粧品に利用可能
となった。一方、保湿性高分子物質は粉体の表面に被覆
されることにより、粉体が本来有している吸油特性や吸
水特性を変化させ、皮膚に適用した場合の化粧品のかさ
つき感や皮膚への付着性を改善する。しかし、本発明の
ように、コンキオリン加水分解物とサフランのメシベの
溶媒抽出物と保湿性高分子物質とを併用することによ
り、コンキオリン加水分解物の水溶性によって、保湿性
高分子物質中へ強固に保持され、コンキオリン加水分解
物とサフランのメシベの溶媒抽出物の粉体被覆力を強固
なものとし、前記コンキオリン加水分解物とサフランの
メシベの溶媒抽出物の皮膚への効果を一層高める相乗効
果を発揮させることができる。従って、本発明方法によ
り被覆を施した粉体を配合した化粧品は皮膚への刺戟が
少なく、安全性が高く、のびやつき、肌へのなじみ、密
着性を良くし、肌へのしっとり感、肌荒れ防止、しわ防
止など極めて優れた効果を発揮する。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB211 AB231 AB232 AB241 AB242 AB321 AB322 AB431 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC122 AC182 AC242 AC352 AC422 AC542 AD072 AD331 AD341 AD351 AD411 AD431 AD492 AD512 BB25 CC12 DD21 DD22 EE06 EE10 EE12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンキオリン加水分解物と保湿性高分子物
    質とサフランのメシベの溶媒抽出物の混合液を、化粧品
    に使用される粉体の粒子に被覆して乾燥してなる化粧品
    原料を配合した化粧品。
  2. 【請求項2】保湿性高分子物質が、ヒアルロン酸、コラ
    ーゲン、コンドロイチン硫酸、エラスチン、キサンタン
    ガムからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求
    項1記載の化粧品。
  3. 【請求項3】化粧品に使用される粉体が、酸化チタン、
    タルク、マイカ、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、セリサ
    イト、ベンガラからなる群から選ばれた少なくとも1種
    である請求項1記載の化粧品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004083451A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 皮膚外用剤
JP2005041812A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Noevir Co Ltd 細胞賦活剤
JP2008094756A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Pola Chem Ind Inc 粉体化粧料

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