JP2002019912A - スタッカクレーンの荷受装置 - Google Patents

スタッカクレーンの荷受装置

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JP2002019912A
JP2002019912A JP2000204403A JP2000204403A JP2002019912A JP 2002019912 A JP2002019912 A JP 2002019912A JP 2000204403 A JP2000204403 A JP 2000204403A JP 2000204403 A JP2000204403 A JP 2000204403A JP 2002019912 A JP2002019912 A JP 2002019912A
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roll
shaped
thin plate
stacker crane
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Yorito Akai
頼人 赤井
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、載置されるロール状荷物の変形
を防止することができるスタッカクレーンの荷受装置を
提供する。 【解決手段】昇降及び水平移動可能なスライドフォーク
装置を備えたスタッカクレーンに設けられるロール状荷
物Pの荷受装置31が、両端部がパイプ部材51の上面
に巻回された状態で固定された薄板状部材49を備え、
この薄板状部材49にロール状荷物Pを載置したとき
に、薄板状部材49のロール状荷物Pの外周との接触部
分が、ロール状荷物Pの外周面とほぼ同一の曲率を有す
る曲面に変形し、ロール状荷物Pを面接触により保持す
ることで、ロール状荷物Pの変形を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォーク装置を
備えたスタッカクレーンに設けられ、収納庫との間でロ
ール状荷物の受け渡しを行う際に、当該ロール状荷物が
載置されるスタッカクレーンの荷受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺のフィルム、不織布といった
長尺物を製造する場合、利便性の観点から、例えば金属
から成る軸部材にこれら長尺物が巻き取られてロール状
に形成された後、所定の保管場所に保管される。このよ
うな保管場所として、図8に示すような立体自動倉庫1
がある。
【0003】この立体自動倉庫1は、図8に示すよう
に、荷物が収納される荷棚(収納庫)3を高さ方向およ
び横方向に組み立てた荷棚棟5を並列に複数設置するこ
とにより形成され、対向して配列されている荷棚棟5の
間には通路7が形成されている。そして、この通路7の
上部および下部には、通路7に沿って走行レール9が敷
設されており、荷物Pを搬送するスタッカクレーン11
がこの走行レール9に沿って通路7内を走行する。
【0004】このスタッカクレーン11は、その上端部
および下端部が走行レール9に沿って移動自在に取り付
けられた一対のマスト装置13と、このマスト装置13
に沿って上下動する昇降台15と、昇降台15上に取り
付けられるとともに荷物Pを水平移動して荷棚3との間
で荷物Pの受け渡しを行うスライドフォーク装置(フォ
ーク装置)17とを備えている。
【0005】また、スライドフォーク装置17は、図9
に示すように、昇降台15の上面に固定される一対のベ
ースフォーク17aと、両ベースフォーク17aそれぞ
れに沿って移動自在に配置される一対のミドルフォーク
17bと、両ミドルフォーク17bそれぞれに沿って移
動自在に配置される一対のファーストフォーク17cと
により構成されている。さらに、ファーストフォーク1
7cに荷受装置19が設けられ、この荷受装置19にロ
ール状荷物Pが載置される。
【0006】このように構成された立体自動倉庫1にお
いて、スタッカクレーン11により、例えばコントロー
ラによって指定された荷棚3との間で荷取りを行う場合
には、図9に示すように、スライドフォーク装置17に
より荷受装置19が荷棚3方向に水平移動され、ロール
状荷物Pから突出した軸部材P1の両端部が荷棚3の両
側壁に取り付けられた軸受部材23に載置されてロール
状荷物Pが荷棚3に収納される一方、荷棚3からロール
状荷物Pを受け取る場合には、荷受装置19によりロー
ル状荷物Pが持ち上げられて軸受部材23からロール状
荷物Pの軸部材P1の両端部が持ち上げられ、ロール状
荷物Pが荷棚3から取り込まれる。
【0007】ところで、上記した荷受装置19は、各種
直径のロール状荷物Pを安定して載置、搬送できるよう
に、図10に示すように、基材21の上面にその両端部
から中央部に向かう一対の下り傾斜面25が形成されて
構成されている。そして、ロール状荷物Pの外周面がこ
れら両傾斜面25に当接した状態で、ロール状荷物Pが
荷受装置19に載置されるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
荷受装置19では、ロール状荷物Pを荷受装置19に載
置したときに、ロール状荷物Pが、自重により、両傾斜
面25それぞれとの接触箇所において集中的に抗力を受
けるため、図11に示すように、ロール状荷物Pの両傾
斜面25それぞれとの接触部分が塑性変形してしまうお
それがある。
【0009】そこで、本発明は、簡単な構成で、載置さ
れるロール状荷物の外周面の変形を防止することができ
るスタッカクレーンの荷受装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明にかかるスタッカクレーンの荷受装置
は、昇降及び水平移動可能なフォーク装置を備えたスタ
ッカクレーンに設けられ、収納庫との間でロール状荷物
の受け渡しを行う際に前記ロール状荷物が載置されるス
タッカクレーンの荷受装置において、前記ロール状荷物
の外周面の一部に、この外周面と同じ曲率を有する面で
接触する保持部と、前記フォークに取り付けられ前記保
持部の両端それぞれを支持した一対の支持部とを備えて
いることを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、保持部に載置さ
れるロール状荷物が、その外周面と同一の曲率を有する
面と接触した状態で保持されることになり、面接触する
部分においてロール状荷物が保持部から受ける抗力が均
等に分散される。そのため、従来のようにロール状荷物
が塑性変形するのを未然に防止することができる。
【0012】また、本発明にかかるスタッカクレーンの
荷受装置は、前記保持部の前記ロール状荷物の外周面と
の接触部分の曲率が、ロール状荷物の外周の曲率に応じ
て可変することを特徴としている。このような構成によ
れば、保持部のロール状荷物の外周面と接触する部分の
曲率が可変するため、直径の異なるロール状荷物であっ
ても、塑性変形を防止しつつロール状荷物を保持するこ
とができる。
【0013】また、本発明にかかるスタッカクレーンの
荷受装置は、前記保持部が、薄板状部材により形成さ
れ、前記両支持部が、前記フォーク装置に取り付けられ
前記ロール状荷物の軸方向に平行な断面円形の棒状部材
によりそれぞれ形成され、前記両棒状部材の上面側に沿
い、前記薄板状部材の両端部が巻回された状態で固着さ
れていることを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、薄板状部材の両
端部が両棒状部材に巻回された状態で固着されているこ
とから、薄板状部材の両端部は固定されていても、薄板
状部材の両端部が両支持部により可撓性をもって支持さ
れることになる。そのため、薄板状部材はロール状荷物
の外周面と同一の曲率を有する曲面に変形することがで
き、薄板状部材はロール状荷物の外周面の曲率とほぼ同
じ曲率でロール状荷物を保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明にかかるスタッカクレー
ンの荷受装置の一実施形態について図1ないし図7を参
照して説明する。但し、図1は本発明の荷受装置が設け
られたスタッカクレーンの平面図、図2は図1のA−A
線矢視図、図3は図1のB−B線矢視図、図4は図1の
C−C線矢視図、図5は一部の詳細な断面図、図6及び
図7は動作説明図である。
【0016】本実施形態において、スタッカクレーンが
設置された立体自動倉庫1の基本的な構成は、図8に示
す従来例のものとほぼ同じであるため、以下では重複し
た説明を避け、図8も参照して説明することとする。
【0017】図1に示すように、本実施形態におけるス
タッカクレーン27は、従来と同様、立体自動倉庫1
(図8参照)における通路7に配置され、図1ないし図
3に示すように、昇降台15上に通路7と直交する方向
に伸縮自在なフォーク装置としての2組のスライドフォ
ーク装置29が設けられている。
【0018】これら両スライドフォーク装置29はそれ
ぞれ、図8におけるスライドフォーク装置17と同様
に、昇降台15の上面に固定される一対のベースフォー
ク29aと、両ベースフォーク29aそれぞれに沿って
移動自在に配置される一対のミドルフォーク29bと、
両ミドルフォーク29bそれぞれに沿って移動自在に配
置される一対のファーストフォーク29cとにより構成
され、両スライドフォーク装置29の各ファーストフォ
ーク29c上に、これら各ファーストフォーク29cを
横切るように荷受装置31が配設され、この荷受装置3
1にロール状荷物Pが載置されるようになっている。
【0019】さらに、スライドフォーク装置29の詳細
な構成について説明すると、図2に示すように、両ベー
スフォーク29aそれぞれは、昇降台15上に相対向し
て固定配置された一対のレール部材33から成り、両レ
ール部材33の対向側には複数のローラ(図1では、1
つのレール部材33について4個)35が回転自在に取
り付けられている。
【0020】また、図2に示すように、両ミドルフォー
ク29bは、それぞれ両ベースフォーク29aのレール
部材33間に相対向し、両レール部材33それぞれに対
して移動自在に設けられた一対のレール部材37と、両
レール部材37を連結する連結部材38とから構成され
ており、両レール部材37それぞれの対向側およびその
反対側には、レール部材37に沿って溝部39,41が
形成されている。そして、両ベースフォーク29aの各
ローラ35が両ミドルフォーク29bの溝部41内を転
動するように溝部41に嵌挿されている。こうして、両
ミドルフォーク29bは、各ローラ35により両ベース
フォーク29aに対して水平方向に移動自在に保持され
ている。
【0021】さらに、両ファーストフォーク29cは、
荷受装置31を支持する台板43と、両ミドルフォーク
29bのレール部材37間に相対向して台板43の下面
に固着され、両レール部材37それぞれに対して移動自
在に設けられた一対のレール部材45とから構成され、
各レール部材45の両レール部材37それぞれとの対向
側には複数のローラ(図1では、1つのレール部材45
について4個)47が回転自在に取り付けられ、各ロー
ラ47により両ファーストフォーク29cが両ミドルフ
ォーク29bに対して水平方向に移動自在に保持されて
いる。
【0022】そして、両ファーストフォーク29cの各
ローラ47が、両ミドルフォーク29bの溝部39内を
転動するように溝部39に嵌挿されている。尚、ミドル
フォーク29bおよびファーストフォーク29cには図
示しない駆動装置がそれぞれ設けられ、この駆動装置に
より、両ベースフォーク29aに対して両ミドルフォー
ク29bが伸び出すとともに、両ミドルフォーク29b
に対して両ファーストフォーク29cが伸び出し、荷受
装置31がいずれの荷棚3(図8参照)に対しても平行
移動できるようになっている。
【0023】ところで、荷受装置31は、図4に示すよ
うに、ロール状荷物Pが載置される保持部としての薄板
状部材49と、この薄板状部材49においてロール状荷
物Pの軸方向に平行な両端部を支持する一対のパイプ部
材51と、両パイプ部材51の近傍にそれぞれ配設され
ブラケット53を介して各ファーストフォーク29cの
台板43の上面に固定された一対の断面矩形状の固定部
材54とから構成されている。両パイプ部材51は、複
数のブラケット55により両固定部材54それぞれに固
定され、この薄板状部材49の両端部は、パイプ部材5
1の上面に沿って巻き付けられた状態でボルト56によ
り固定部材54に固定されている。ここで、上記したパ
イプ部材51が、固定部材54、ブラケット55及びボ
ルト56とともに支持部を構成している。
【0024】このように、薄板状部材49の両端部はパ
イプ部材51の上面に巻き付けられているため、薄板状
部材49の両端部は両パイプ部材51により可撓性をも
って支持されることになり、図5に示すように、薄板状
部材49がパイプ部材51に支持されるときの支持角度
αは薄板状部材49の撓り具合に応じて変化し、その結
果、薄板状部材49に載置されるロール状荷物Pの外周
面の曲率に応じて薄板状部材49の撓り具合が変化し、
ロール状荷物Pの外周面が接触する部分において、薄板
状部材49がロール状荷物Pの外周面とほぼ同じ曲率に
変形する。
【0025】そして、スタッカクレーン27により、例
えばコントローラによって指定された荷棚3(図8参
照)との間でロール状荷物Pの荷取りを行う場合、荷受
装置31が、昇降台15およびスライドフォーク装置2
9と一緒にマスト装置13に沿って上下動されるととも
に、走行レール9に沿って通路7内を水平移動され、指
定の荷棚3との間における荷取り位置まで移動される。
【0026】続いて、スライドフォーク装置29により
荷受装置31が荷棚3方向に水平移動され、荷棚3にロ
ール状荷物Pを収納する場合には、ロール状荷物Pから
突出した軸部材P1の両端部が荷棚3の両側壁に取り付
けられた軸受部材23に載置され、ロール状荷物Pが荷
棚3に収納される。一方、荷棚3からロール状荷物Pを
受け取る場合には、これとは逆の動作が行われ、荷受装
置31によりロール状荷物Pが持ち上げられて軸受部材
23からロール状荷物Pの軸部材P1の両端部が持ち上
げられ、ロール状荷物Pが荷棚3から取り込まれて搬送
される。
【0027】このとき、図6(a)に示すように、薄板
状部材49のロール状荷物Pとの接触部分S1(薄板状
部材49の中央部分)はロール状荷物Pの外周面とほぼ
同一の曲率を有する曲面に変形する。但し、ロール状荷
物Pと接触していない部分S2(薄板状部材49の両端
部分)は接触部分S1とパイプ部材51との間で引っ張
られるため、曲面状に変形せずに横断面視ほぼ直線状を
なす。
【0028】ところで、図6(b)に示すように、薄板
状部材49上に載置されるロール状荷物Pの直径が同図
(a)に示す場合に比べて小さいときには、ロール状荷
物Pと薄板状部材49との接触部分S1の曲率はより小
さくなるように薄板状部材49が変形する。このとき、
ロール状荷物Pの直径が小さいため、直径の大きい場合
に比べて薄板状部材49のロール状荷物Pとの接触面積
が小さくなり、ロール状荷物Pの重量は薄板状部材49
の中央付近に集中するため、薄板状部材49が下方へ大
きく撓る。
【0029】一方、薄板状部材49のロール状荷物Pと
接触していない部分S2は、ロール状荷物Pの直径の大
きい場合よりも長くなって曲面部分S1が短くなり、パ
イプ部材51に対する支持角度αがロール状荷物Pの直
径に応じて、例えば図7に示すように変化する。
【0030】このように、この荷受装置31では、薄板
状部材49の両端部が両固定部材54により固定されて
いて両固定部材54間の距離(S1+2×S2)が不変
であっても、薄板状部材49が可撓性を有することか
ら、両パイプ部材51より薄板状部材49が可撓性をも
って支持されることになる。そのため、薄板状部材49
のロール状荷物Pとの接触部分S1(図6参照)はロー
ル状荷物Pの外周面とほぼ同一の曲率を有する曲面に自
在に変形し、薄板状部材49によりロール状荷物Pをそ
の外周面の曲率とほぼ同じ曲率で保持することができ
る。
【0031】従って、上記した実施形態によれば、ロー
ル状荷物Pを載置する保持部が薄板状部材49で構成さ
れているため、ロール状荷物Pが載置されると、薄板状
部材49においてロールと接触する部分S1がロール状
荷物Pの外周面とほぼ同一の曲率を有する曲面に変形す
るため、薄板状部材49によりロール状荷物Pを面接触
した状態で保持でき、ロール状荷物Pが接触部分S1
(図6参照)において薄板状部材49から受ける抗力が
ほぼ均等に分散され、その結果、ロール状荷物Pの外周
面の変形を未然に防止することができる。
【0032】また、薄板状部材49の両端部をパイプ部
材51の上面に巻回した状態で固定部材54に固定して
いるため、薄板状部材49がパイプ部材51に支持され
るときの支持角度α(図5、図7参照)は薄板状部材4
9の撓り具合に応じて変化する。そのため、薄板状部材
49の固定されている両端部間の幅は伸縮することなく
一定のままで、薄板状部材49は各種直径のロール状荷
物Pに対応した曲面に変形可能である。
【0033】なお、保持部としての薄板状部材49は、
具体的には薄板鋼板などにより構成することができる
が、保持部を構成する薄板状部材は、特に薄板鋼板等に
限定されるものではなく、要するにロール状荷物Pが載
置されたときに、ロールの外周とほぼ同一曲率を有する
曲面に変形可能な可撓性を有する部材により保持部を構
成すればよい。
【0034】更に、上記した実施形態では、薄板状部材
49の両端部を支持する支持部として、パイプ部材51
を用いた場合について説明しているが、パイプ部材51
に代えて中実の円柱状部材を用いてもよいのは勿論であ
る。また、外周の少なくとも上面に相当する一部に曲面
部が形成された棒状部材を用い、上記した薄板状部材4
9の両端部をこの棒状部材の曲面部に巻回した状態で薄
板状部材49を支持すればよい。要するに、このような
棒状部材を用いない場合であっても、薄板状部材49の
両端部を支持するときの支持角度αが可変するように支
持部を構成すればよい。
【0035】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、保持部に載置されるロール状荷物が、その外周面
と同一の曲率を有する面と接触した状態で保持されるこ
とになり、面接触する部分においてロール状荷物が保持
部から受ける抗力が均等に分散されるため、従来のよう
にロール状荷物が塑性変形するのを未然に防止すること
が可能になり、ロール状荷物の保管時における信頼性の
向上を図ることが可能になる。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、保持
部のロール状荷物の外周面と接触する部分の曲率が可変
するため、直径の異なるロール状荷物であっても、塑性
変形を防止しつつロール状荷物を保持することが可能に
なる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、薄板
状部材の両端部が両棒状部材に巻回された状態で固着さ
れていることから、薄板状部材の両端部は固定されてい
ても、薄板状部材の両端部が両支持部により可撓性をも
って支持されることになる。そのため、薄板状部材はロ
ール状荷物の外周面と同一の曲率を有する曲面に変形す
ることができ、薄板状部材はロール状荷物の外周面の曲
率とほぼ同じ曲率でロール状荷物を保持することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の一部の平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のB−B線矢視図である。
【図4】図1のC−C線矢視図である。
【図5】この発明の一実施形態の一部の断面図である。
【図6】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図7】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図8】この発明の背景となる立体自動倉庫の斜視図で
ある。
【図9】従来例の正面図である。
【図10】従来例の一部の正面図である。
【図11】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
3 荷棚(収納庫) 27 スタッカクレーン 29 スライドフォーク装置(フォーク装置) 31 荷受装置 49 薄板状部材 51 パイプ部材(支持部) 54 固定部材(支持部) 55 ブラケット(支持部) 56 ボルト(支持部) P ロール状荷物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降及び水平移動可能なフォーク装置を
    備えたスタッカクレーンに設けられ、収納庫との間でロ
    ール状荷物の受け渡しを行う際に前記ロール状荷物が載
    置されるスタッカクレーンの荷受装置において、 前記ロール状荷物の外周面の一部に、この外周面と同じ
    曲率を有する面で接触する保持部と、 前記フォークに取り付けられ前記保持部の両端それぞれ
    を支持した一対の支持部とを備えていることを特徴とす
    るスタッカクレーンの荷受装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部の前記ロール状荷物の外周面
    との接触部分の曲率が、ロール状荷物の外周の曲率に応
    じて可変することを特徴とする請求項1に記載のスタッ
    カクレーンの荷受装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部が、薄板状部材により形成さ
    れ、 前記両支持部が、前記フォーク装置に取り付けられ前記
    ロール状荷物の軸方向に平行な断面円形の棒状部材によ
    りそれぞれ形成され、 前記両棒状部材の上面側に沿い、前記薄板状部材の両端
    部が巻回された状態で固着されていることを特徴とする
    請求項2に記載のスタッカクレーンの荷受装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102807104A (zh) * 2012-07-26 2012-12-05 昆山地博光电材料有限公司 装卸卷材的堆高机装置
KR101251491B1 (ko) * 2007-10-19 2013-04-05 현대자동차주식회사 강판 코일 적재장치

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