JPH0714253Y2 - 円柱状搬送物移載装置 - Google Patents

円柱状搬送物移載装置

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JPH0714253Y2
JPH0714253Y2 JP12362089U JP12362089U JPH0714253Y2 JP H0714253 Y2 JPH0714253 Y2 JP H0714253Y2 JP 12362089 U JP12362089 U JP 12362089U JP 12362089 U JP12362089 U JP 12362089U JP H0714253 Y2 JPH0714253 Y2 JP H0714253Y2
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JP
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cylindrical
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JP12362089U
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和男 丸山
茂勝 瀧野
恒夫 末永
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、新聞紙用の巻取紙、製鉄所における薄板鋼板
を巻いたコイル等の円柱状の搬送物を、2つの搬送ライ
ンの間で、転がして移載することのできる、円柱状搬送
物移載装置に関する。
従来技術及びその課題 従来、例えば、巻取紙を入庫場所から保管場所に搬送す
る搬送ラインの途中において、巻取紙を移載する移載装
置として、特開昭63−212601号公報に記載のものがあ
る。
この移載装置は第9図に示すように、巻取紙搬送車11の
荷台12の巻取紙Wを、巻取テーブル13上を転がし、コン
ベヤ14に載せ、コンベヤ14,15で入庫ラック16まで搬送
し、コンベヤ15の想像線の位置への傾斜によって転がり
搬出して、断面V字状の受台17で一旦受け止めた後、ス
タッカークレーン18の受部19に受け渡されてスタッカー
クレーン18によって保管場に搬送していくようになって
いる。
ところが、このような移載装置10は、次のような問題点
を有している。
コンベヤ15を傾斜させるため構造が複雑である。
巻取紙Wは、コンベヤ15の傾斜によって転がり搬出さ
れたとき、受台17に載らないことがあり、その後の搬送
に支障をきたす。
巻取紙Wを一方向にしか移載できず、出庫搬送に別の
移載装置が必要である。
課題を解決するための手段 本考案は、第1の円柱状搬送物搬送ラインと、円柱状搬
送物を積載して昇降する受台を具えた第2の円柱状搬送
物搬送ラインとの間に設置され、前記第1の円柱状搬送
物搬送ライン上の円柱状搬送物を押し出すプッシャー
と、前記第1の円柱状搬送物搬送ラインと隣り合い、垂
直面内において傾動可能で、上面を前記円柱状搬送物が
転がる傾動アームと、前記傾動アームの先端に垂直面内
において傾動可能に具えられ、前記傾動アームとでV字
状部を形成する補助傾動アームとを有し、前記受台と前
記V字状部との間で円柱状搬送物の受渡を行う円柱状搬
送物移載装置により、前記の課題を解決したものであ
る。
作用 円柱状搬送物を移載する際、予め、搬送物の重量、巻き
径等に応じて、傾動アームと補助アームを傾動させてV
字状部を形成しておく。
搬送物を第1の搬送ラインから第2の搬送ラインに移載
する場合には、先ず、プッシャーを作動させ搬送物を第
1の搬送ラインから、傾動アーム上に押し出して搬出さ
せ、V字状部に落ち着かせる。その際、搬送物が勢い余
ってV字部を通過し、補助アームの先端から転がり落ち
る恐れがあるときは、補助アームの上向き角を大きくし
ておき、一旦、搬送物を補助アームで受け止めてから徐
々に上向き角を小さくし、最終的に本来のV字形状にし
て、所定の位置に落ち着かせる。その後V字状部の下に
待機している第2の搬送ラインの受台を上昇させて、搬
送物を下から押し上げるようにして、受台に載せる。そ
して、最後に、搬送物を積載した受台を傾動アームから
離れさせ第2の搬送ラインによって保管場所に移動させ
る。
搬送物Wを第2の搬送ラインから第1の搬送ラインに移
載する場合には、先ず、受台に載せた搬送物をV字状部
の真上に搬送する。その後、受台を下降させ、搬送物を
V字状部上に降ろす。そして、最後に、傾動アームを上
昇傾動させ、搬送物を第1の搬送ライン上に転がり搬出
させて、第1の搬送ラインによって、出庫場所に搬送す
る。
このようにして、円柱状搬送物移載装置は、搬送物を第
1の搬送ラインと第2の搬送ラインとの間で何れの方向
からも移載されることができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
巻取紙移載装置20は第7図の巻取紙保管レイアウト図に
示すように、トラック(図示省略)等の巻取紙搬送車で
選ばれてきた巻取紙Wを保管棚21に入庫し、且つ、入庫
した巻取紙Wを輪転機等(図示省略)に出庫するため
に、入出庫ライン22と保管ライン23との間に設置されて
いる。
入出庫ライン22は巻取紙を入出庫搬送するラインであ
る。入庫搬送は、巻取紙Wを転がり搬送させるために傾
斜させた床F、床Fから出没して巻取紙Wを一旦受け止
めて転がる勢いをやわらげるための転がり受け30、巻取
紙Wを積載搬送するコンベヤ31、巻取紙Wの搬送方向を
90度変換するためのターンテーブル32、巻取紙Wを巻取
紙移載装置20の傍まで搬送するコンベヤ33等によって行
われる。
出庫搬送は、巻取紙移載装置20から送り出された巻取紙
Wを受け取るコンベヤ33、ターンテーブル32、コンベヤ
31等によって行われる。
保管ライン23は、保管棚21と巻取紙移載装置との間で巻
取紙Wを搬送するラインである。巻取紙Wを保管棚21に
入庫するには、保管棚21に沿って敷設したレール40上を
走行するスタッカークレーン41が巻取紙移載装置20の傍
まで走行し、第3図、第4図に示すようにスタッカーク
レーン41の受台42が水平方向に伸縮し、且つ、支柱43に
沿って昇降することによって(動きの順は第1図の矢印
Aの順)巻取紙Wを受取り、その後、保管棚21の所定の
棚44までスタッカークレーン41が走行し、再度、受台42
を第5図の矢印Bで示す順に伸縮昇降させて棚44に巻取
紙Wを降ろす。巻取紙Wは出庫は、入庫と逆の順序に従
って行われる。
巻取紙移載装置20は、第1図、第2図に示すように、プ
ッシャー50と、一対の傾動アーム51,51を有し、各アー
ム51は補助傾動アーム52を有している。これらのプッシ
ャー50、傾動アーム51、補助傾動アーム52は、何れも垂
直面内において傾動できるようになっている。
プッシャー50は、第1エアーシリンダ53によって傾動す
るように第1軸54に具れられている。一対の傾動アーム
51,51は入出庫コンベヤ33に対し直角方向に延び、第2
エアーシリンダ55,55によって傾動するように第2軸56
に具えられている。補助傾動アーム52は第3エアーシリ
ンダ58によって傾動するように一対の傾動アーム51,51
の先端の第3軸59に具えられている。
次に、巻取紙移載装置20の移載動作を第1図に基づいて
説明する。
巻取紙Wを移載する際、予め、巻取紙Wの重量、巻き径
等に応じて、傾動アーム51と補助傾動アーム52を傾動さ
せてV字状部60を形成しておく。
入庫移載を行うには、先ず、コンベヤ33によって搬送さ
れてきた巻取紙Wをプッシャー50の反時計方向の傾動に
よって、コンベヤ33から傾動アーム51,51の上面51a,51a
に押し出し、V字状部60の傾斜上を自重によって転がら
せ、V字状部60,60に落ち着かせる。その際、巻取紙W
が勢い余ってV字状部60を通過して補助傾動アーム52の
先端から転がり落ちる恐れがあるときは、補助傾動アー
ム52を想像線の位置に傾動させておき、巻取紙Wを受け
止めてから徐々に実線の位置に傾動させ、最終的に巻取
紙Wを所定の位置に停止させる。その後、V字状部60,6
0の真下で、且つ、一対の傾動アーム51,51の間に待機し
ているスタッカクレーン41の受台42を矢印A方向に上昇
させ、巻取紙Wを下から押し上げるようにして、受台42
に載せる。そして、最後に、受台42は支柱43の方に移動
し、前述した動作に基づいて巻取紙Wを所望の棚44に入
庫する。
出庫移載を行うには、受台42を矢印Aとは逆方向に移動
させる。即ち、先ず、巻取紙Wを載せた受台42をV字状
部60,60の真上に搬送する。その後、受台42を一対の傾
動アーム51,51の間に下降させ、巻取紙WをV字状部上6
0,60に降ろし、支柱43の方に戻す。そして、最後に、補
助傾動アーム52と傾動アーム51を上昇傾動させ、巻取紙
Wをコンベヤ33上に転がり搬出させる。その際、巻取紙
Wが勢い余ってコンベヤ3を転がり横断するのを防止す
るため、プッシャー50は符号501の想像線の位置に待機
している。その後、巻取紙Wはコンベヤ33によって搬出
されて行く。このようにして、巻取紙移載装置20は、巻
取紙Wをコンベヤ33とスタッカークレーン41との間で両
方向への移載を行うことができる。又、移載の際、補助
傾動アーム52とプッシャー50が巻取紙Wの転がりを受け
止める役目をするので、V字状部60又はコンベヤ33への
転がりを若干の余裕をもって転がすことができるので、
確実な移載ができる。さらに、傾動アーム51と補助アー
ム52との傾動角が異なると、V字形状部の傾斜が異なる
が、V字状部の谷底は略々第3軸を通る垂直線L上に位
置しているので、スタッカクレーン41の受台42との受け
渡しが確実になる。
なお、以上の実施例で例示したコンベヤ33は、第8図に
示すような昇降する受台72を具えたキャリヤ71で構成し
てもよい。又、スタッカクレーン41の替わりに、受台72
を90度水平回転して向きを変えたような受台を有するキ
ャリヤ(図示省略)をコンベヤ33に直角に走行させ、一
対の傾動アーム51,51の間に出入りさせて巻取紙Wの受
け渡しを行うようにしてもよい。
考案の効果 本考案によると、次のような効果を奏する。
円柱状搬送物移載装置に接続されているコンベヤを従
来のように傾動させる必要がなく、搬送ラインを簡素化
することができる。
傾動アームと補助傾動アームとによって形成されるV
字状部は、円柱状搬送物を転がり案内して、所定の位置
に落ち着かせるので、その後の搬送が正確且つ容易にな
る。さらに、V字状部は円柱状搬送物を常時一定の位置
に落ち着かせるので、搬送ラインとの受け渡しが確実に
なる。
一台の円柱状搬送物移載装置で何れの方向にも入出庫
移載を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は巻取紙移載装置の正面図、第2図は第1図中2
−2矢視断面図、第3図、第4図はスタッカークレーン
の一部分を示した動作説明図、第5図は保管棚とスタッ
カークレーンとの正面図で、第7図中5−5矢視断面
図、第6図は第5図の右側面図、第7図は巻取紙保管レ
イアウト図、第8図はキャリヤの斜視図である。 第9図は従来例の移載装置の斜視図である。 20…巻取紙移載装置(円柱状搬送物移載装置) 22…入出庫ライン(第1の円柱状物搬送ライン) 23…保管ライン(第2の円柱状物搬送ライン) 42,72…受台 50…プッシャー、51…傾動アーム 52…補助傾動アーム、60…V字状部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の円柱状搬送物搬送ラインと、円柱状
    搬送物を積載して昇降する受台を具えた第2の円柱状搬
    送物搬送ラインとの間に設置され、 前記第1の円柱状搬送物搬送ライン上の円柱状搬送物を
    押し出すプッシャーと、 前記第1の円柱状搬送物搬送ラインと隣り合い、垂直面
    内において傾動可能で、上面を前記円柱状搬送物が転が
    る傾動アームと、 前記傾動アームの先端に垂直面内において傾動可能に具
    えられ、前記傾動アームとでV字状部を形成する補助傾
    動アームとを有し、 前記受台と前記V字状部との間で円柱状搬送物の受渡を
    行うことを特徴とする、 円柱状搬送物移載装置。
JP12362089U 1989-10-24 1989-10-24 円柱状搬送物移載装置 Expired - Lifetime JPH0714253Y2 (ja)

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JPH0362025U JPH0362025U (ja) 1991-06-18
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