JP2002019644A - 水田作業機のステップ支持装置 - Google Patents
水田作業機のステップ支持装置Info
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- JP2002019644A JP2002019644A JP2000208047A JP2000208047A JP2002019644A JP 2002019644 A JP2002019644 A JP 2002019644A JP 2000208047 A JP2000208047 A JP 2000208047A JP 2000208047 A JP2000208047 A JP 2000208047A JP 2002019644 A JP2002019644 A JP 2002019644A
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- paddy field
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステップを確実・強力に支持しながらも、軽
量化を図る。 【解決手段】 左右の操向用前輪と左右の駆動後輪とを
備えた乗用型の自走本機1の後部に水田作業装置を連結
し、自走本機1にはステップ7を装備させ、操向用前輪
5を下端に軸支する左右の前車軸ケース15それぞれに
ステップ7を支持するステップ支持部26を設ける。
量化を図る。 【解決手段】 左右の操向用前輪と左右の駆動後輪とを
備えた乗用型の自走本機1の後部に水田作業装置を連結
し、自走本機1にはステップ7を装備させ、操向用前輪
5を下端に軸支する左右の前車軸ケース15それぞれに
ステップ7を支持するステップ支持部26を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の操向用前輪
と左右の駆動後輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に
苗植付装置などの水田作業装置を連結し、前記自走本機
にはステップを装備させてある田植機など水田作業機の
ステップ支持装置に関する。
と左右の駆動後輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に
苗植付装置などの水田作業装置を連結し、前記自走本機
にはステップを装備させてある田植機など水田作業機の
ステップ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステップを支持するに、従来では、自走
本機のフレームに左右に張り出すステーを連設し、この
張り出しステーの張り出し先端にステップを載置支持さ
せていた。
本機のフレームに左右に張り出すステーを連設し、この
張り出しステーの張り出し先端にステップを載置支持さ
せていた。
【0003】また、ステップのうち、エンジンの左右両
側に位置する左右の乗降ステップ部とそれらの前端同士
を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を支持する
に、従来では、左右の乗降ステップ部の前部箇所のそれ
ぞれをエンジン搭載フレームにステーを介して支持させ
ていた。
側に位置する左右の乗降ステップ部とそれらの前端同士
を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を支持する
に、従来では、左右の乗降ステップ部の前部箇所のそれ
ぞれをエンジン搭載フレームにステーを介して支持させ
ていた。
【0004】更に、前記前ステップ体を取り付けるに、
従来では、作業者が前ステップ体を支えつつ位置合わせ
した状態で別の作業者がボルトなどで前ステップ体をス
テーに固定していた。
従来では、作業者が前ステップ体を支えつつ位置合わせ
した状態で別の作業者がボルトなどで前ステップ体をス
テーに固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、次のような欠点があった。張り出しス
テーでステップを支持させる場合には、張り出しステー
が長くて大型なものとなり、張り出しステーにはステッ
プを片持ち状に支持する上で大きな剛性を要求されるこ
とも相俟って、張り出しステーが重量の大きいものとな
り、自走本機の大重量化を招来していた。
術によるときは、次のような欠点があった。張り出しス
テーでステップを支持させる場合には、張り出しステー
が長くて大型なものとなり、張り出しステーにはステッ
プを片持ち状に支持する上で大きな剛性を要求されるこ
とも相俟って、張り出しステーが重量の大きいものとな
り、自走本機の大重量化を招来していた。
【0006】また、前ステップ体をエンジン搭載フレー
ムに支持させるに、左右の乗降ステップ部のそれぞれを
支持させるから、前ステップ体支持に要する部材の数が
多くなり、その結果、自走本機の大重量化を招来してい
た。
ムに支持させるに、左右の乗降ステップ部のそれぞれを
支持させるから、前ステップ体支持に要する部材の数が
多くなり、その結果、自走本機の大重量化を招来してい
た。
【0007】前ステップ体を取り付ける従来の技術で
は、前ステップ体の位置合わせを作業者がその前ステッ
プ体を支えつつ行わなければならないから、作業性が悪
い。
は、前ステップ体の位置合わせを作業者がその前ステッ
プ体を支えつつ行わなければならないから、作業性が悪
い。
【0008】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消す
る点にある。
る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる水田作業機のステップ支持装置の特徴・作用・効果
は次の通りである。
よる水田作業機のステップ支持装置の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0010】〔特徴〕左右の操向用前輪と左右の駆動後
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪を下端に軸支する左
右の前車軸ケースそれぞれに前記ステップを支持するス
テップ支持部を設けてある点にある。
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪を下端に軸支する左
右の前車軸ケースそれぞれに前記ステップを支持するス
テップ支持部を設けてある点にある。
【0011】〔作用〕自走本機では、前輪を軸支する上
で丈夫に構成された前車軸ケースが左右に張り出す状態
に設置されている点に着目して、この前車軸ケースにス
テップを支持させるようにしてあるから、ステップを確
実に支持しながらも、そのための特別なステーが不要で
ある。
で丈夫に構成された前車軸ケースが左右に張り出す状態
に設置されている点に着目して、この前車軸ケースにス
テップを支持させるようにしてあるから、ステップを確
実に支持しながらも、そのための特別なステーが不要で
ある。
【0012】〔効果〕従って、ステップを確実・強力に
支持しながらも、ステーが不要なことで軽量化を図るこ
とができるようになった。
支持しながらも、ステーが不要なことで軽量化を図るこ
とができるようになった。
【0013】請求項2に係る本発明による水田作業機の
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
【0014】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明による
水田作業機のステップ支持装置において、前記前車軸ケ
ースのそれぞれに前記ステップを固定・固定解除自在な
ロック機構を設けてある点にある。
水田作業機のステップ支持装置において、前記前車軸ケ
ースのそれぞれに前記ステップを固定・固定解除自在な
ロック機構を設けてある点にある。
【0015】〔作用〕前車軸ケースに支持させたステッ
プを固定する必要がある。そのような固定をボルトで行
うのではなく、固定・固定解除自在なロック機構で行う
ようにしてあるから、自走本機のメンテナンス作業を行
う事前・事後のステップの外し・取付を容易・迅速に行
うことができる。
プを固定する必要がある。そのような固定をボルトで行
うのではなく、固定・固定解除自在なロック機構で行う
ようにしてあるから、自走本機のメンテナンス作業を行
う事前・事後のステップの外し・取付を容易・迅速に行
うことができる。
【0016】〔効果〕従って、ステップの着脱作業性を
優れたものにして、自走本機のメンテナンス性を向上で
きるようになった。
優れたものにして、自走本機のメンテナンス性を向上で
きるようになった。
【0017】請求項3に係る本発明による水田作業機の
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
【0018】〔特徴〕左右の操向用前輪と左右の駆動後
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方
に突出するエンジン搭載フレームの前部に、前記ステッ
プのうち、エンジンの左右両側に位置する左右の乗降ス
テップ部の前端同士を繋ぐ前ステップ部を支持する前ス
テップ部支持部材を設けてある点にある。
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方
に突出するエンジン搭載フレームの前部に、前記ステッ
プのうち、エンジンの左右両側に位置する左右の乗降ス
テップ部の前端同士を繋ぐ前ステップ部を支持する前ス
テップ部支持部材を設けてある点にある。
【0019】〔作用〕左右の乗降ステップ部とそれらの
前端同士を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を
エンジン搭載フレームに支持させるに、前ステップ部支
持部材を設けて、前ステップ部を支持させるようにして
あるから、前ステップ体の支持に要する部材を少なくで
きる。
前端同士を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を
エンジン搭載フレームに支持させるに、前ステップ部支
持部材を設けて、前ステップ部を支持させるようにして
あるから、前ステップ体の支持に要する部材を少なくで
きる。
【0020】〔効果〕従って、前ステップ体の支持に起
因した重量増加を抑えることができるようになった。
因した重量増加を抑えることができるようになった。
【0021】請求項4に係る本発明による水田作業機の
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
【0022】〔特徴〕上記請求項3に係る本発明による
水田作業機のステップ支持装置において、前記エンジン
搭載フレームに前ステップ部を固定・固定解除自在な前
ステップ部ロック機構を設けてある点にある。
水田作業機のステップ支持装置において、前記エンジン
搭載フレームに前ステップ部を固定・固定解除自在な前
ステップ部ロック機構を設けてある点にある。
【0023】〔作用〕前ステップ部支持部材に支持させ
た前ステップ部を固定する必要がある。そのような固定
をボルトで行うのではなく、固定・固定解除自在な前ス
テップ部ロック機構で行うようにしてあるから、自走本
機のメンテナンス作業を行う事前・事後の前ステップ体
の外し・取付を容易・迅速に行うことができる。
た前ステップ部を固定する必要がある。そのような固定
をボルトで行うのではなく、固定・固定解除自在な前ス
テップ部ロック機構で行うようにしてあるから、自走本
機のメンテナンス作業を行う事前・事後の前ステップ体
の外し・取付を容易・迅速に行うことができる。
【0024】〔効果〕従って、前ステップ体の着脱作業
性を優れたものにして、自走本機のメンテナンス性を向
上できるようになった。
性を優れたものにして、自走本機のメンテナンス性を向
上できるようになった。
【0025】請求項5に係る本発明による水田作業機の
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
【0026】〔特徴〕左右の操向用前輪と左右の駆動後
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方
に突出するエンジン搭載フレームの前部に位置決め部材
を連設し、前記ステップのうち、エンジンの左右両側に
位置する左右の乗降ステップ部の前端同士を繋ぐ前ステ
ップ部の左右複数箇所とこれら複数箇所に対応する前記
位置決め部材の左右複数箇所とに、前ステップ部の後方
への移動に伴って互いに嵌合することで前ステップ部を
前記エンジン搭載フレームに対して左右方向で位置決め
する凹部と凸部とを振り分け形成してある点にある。
輪とを備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を
連結し、前記自走本機にはステップを装備させてある水
田作業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方
に突出するエンジン搭載フレームの前部に位置決め部材
を連設し、前記ステップのうち、エンジンの左右両側に
位置する左右の乗降ステップ部の前端同士を繋ぐ前ステ
ップ部の左右複数箇所とこれら複数箇所に対応する前記
位置決め部材の左右複数箇所とに、前ステップ部の後方
への移動に伴って互いに嵌合することで前ステップ部を
前記エンジン搭載フレームに対して左右方向で位置決め
する凹部と凸部とを振り分け形成してある点にある。
【0027】〔作用〕左右の乗降ステップ部とそれらの
前端同士を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を
エンジン搭載フレームに取り付けるに当たっては、前ス
テップ体をエンジン搭載フレームに対して位置合わせす
る必要がある。そのような位置合わせを、前ステップ体
の後方への移動に伴って、エンジン搭載フレームに連設
の位置決め部材と前ステップ部とに振り分け形成した凹
部と凸部とを嵌合させることで行うので、位置合わせを
容易・迅速に行うことができる。
前端同士を繋ぐ前ステップ部とを備えた前ステップ体を
エンジン搭載フレームに取り付けるに当たっては、前ス
テップ体をエンジン搭載フレームに対して位置合わせす
る必要がある。そのような位置合わせを、前ステップ体
の後方への移動に伴って、エンジン搭載フレームに連設
の位置決め部材と前ステップ部とに振り分け形成した凹
部と凸部とを嵌合させることで行うので、位置合わせを
容易・迅速に行うことができる。
【0028】〔効果〕従って、前ステップ体のエンジン
搭載フレームへの取付を作業性良く行うことができるよ
うになった。
搭載フレームへの取付を作業性良く行うことができるよ
うになった。
【0029】請求項6に係る本発明による水田作業機の
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
ステップ支持装置の特徴・作用・効果は次の通りであ
る。
【0030】〔特徴〕上記請求項5に係る本発明による
水田作業機のステップ支持装置において、前記凹部と凸
部とが、嵌合状態で前ステップ部を位置決め部材に支持
させるものである点にある。
水田作業機のステップ支持装置において、前記凹部と凸
部とが、嵌合状態で前ステップ部を位置決め部材に支持
させるものである点にある。
【0031】〔作用〕凹部と凸部との嵌合で前ステップ
部を位置決め部材に支持させるようにしてあるから、位
置合わせ後に作業者に必要となる前ステップ体支持作業
を軽減することができる。
部を位置決め部材に支持させるようにしてあるから、位
置合わせ後に作業者に必要となる前ステップ体支持作業
を軽減することができる。
【0032】〔効果〕従って、より一層、前ステップ体
のエンジン搭載フレームへの取付を作業性良く行うこと
ができるようになった。
のエンジン搭載フレームへの取付を作業性良く行うこと
ができるようになった。
【0033】
【発明の実施の形態】水田作業機の一例である田植機
は、図1、図2に示すように、乗用型の自走本機1の後
部に水田作業装置の一例である苗植付装置2を4連リン
ク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前
記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付
装置2を自重で下降させる油圧シリンダ4を設けて構成
されている。
は、図1、図2に示すように、乗用型の自走本機1の後
部に水田作業装置の一例である苗植付装置2を4連リン
ク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前
記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付
装置2を自重で下降させる油圧シリンダ4を設けて構成
されている。
【0034】前記自走本機1は、左右の操向用駆動前輪
5と左右の駆動後輪6とステップ7とを備え、前部に原
動部を搭載し、後部に運転座席8を搭載している。
5と左右の駆動後輪6とステップ7とを備え、前部に原
動部を搭載し、後部に運転座席8を搭載している。
【0035】前記原動部は、エンジン9と、ベルトテン
ション式の主クラッチ10を介してこのエンジン9によ
り駆動される前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速
装置11と、この無段変速装置11の出力を走行部と苗
植付装置2とに伝達するミッションケース12とを備え
ている。
ション式の主クラッチ10を介してこのエンジン9によ
り駆動される前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速
装置11と、この無段変速装置11の出力を走行部と苗
植付装置2とに伝達するミッションケース12とを備え
ている。
【0036】前記自走本機1のフレーム構造は、図4、
図5、図7にも示すように、左右一対のフレーム材13
a同士を前後両端と前後中間との3個所で連結して形成
されたメインフレーム13を設け、このメインフレーム
13の前部に前記ミッションケース12を連結し、この
ミッションケース12の前部に、前記操向用駆動前輪5
の前車軸5aよりも前方に突出するエンジン搭載フレー
ム14を連結して構成されている。
図5、図7にも示すように、左右一対のフレーム材13
a同士を前後両端と前後中間との3個所で連結して形成
されたメインフレーム13を設け、このメインフレーム
13の前部に前記ミッションケース12を連結し、この
ミッションケース12の前部に、前記操向用駆動前輪5
の前車軸5aよりも前方に突出するエンジン搭載フレー
ム14を連結して構成されている。
【0037】前記操向用駆動前車輪5は、図6に示すよ
うに、前記ミッションケース12に連結した左右の前車
軸ケース15の下端にそれぞれ軸支されている。
うに、前記ミッションケース12に連結した左右の前車
軸ケース15の下端にそれぞれ軸支されている。
【0038】前記ステップ7は、図3にも示すように、
前ステップ体7Fと後ろステップ体7Rとからなる。前
記前ステップ体7Fは、図12にも示すように、前記エ
ンジン9の左右両側に位置する左右の乗降ステップ部7
aとこれらの前端を繋ぐ前ステップ部7bとエンジン9
の前面及び左右両側面を覆うエンジンカバー部7eとを
備える状態に一体成形された合成樹脂製品である。前記
後ろステップ体7Rは、図13にも示すように、搭乗ス
テップ部7cと左右の駆動後輪6に対するフェンダー部
7dと前記メインフレーム13のうち運転座席5の支持
部を覆うカバー部7fとを備える状態に一体成形された
合成樹脂製品である。そして、後ろステップ体7Rの前
端に前方に突出する状態で装備させた左右一対のピン1
6を前ステップ体7Fの後端面に形成した左右一対の穴
17に挿通させることで前ステップ体7Fと後ろステッ
プ体7Rとの左右上下の位置決めを行うように構成され
ている。
前ステップ体7Fと後ろステップ体7Rとからなる。前
記前ステップ体7Fは、図12にも示すように、前記エ
ンジン9の左右両側に位置する左右の乗降ステップ部7
aとこれらの前端を繋ぐ前ステップ部7bとエンジン9
の前面及び左右両側面を覆うエンジンカバー部7eとを
備える状態に一体成形された合成樹脂製品である。前記
後ろステップ体7Rは、図13にも示すように、搭乗ス
テップ部7cと左右の駆動後輪6に対するフェンダー部
7dと前記メインフレーム13のうち運転座席5の支持
部を覆うカバー部7fとを備える状態に一体成形された
合成樹脂製品である。そして、後ろステップ体7Rの前
端に前方に突出する状態で装備させた左右一対のピン1
6を前ステップ体7Fの後端面に形成した左右一対の穴
17に挿通させることで前ステップ体7Fと後ろステッ
プ体7Rとの左右上下の位置決めを行うように構成され
ている。
【0039】前記エンジン搭載フレーム14の前部に
は、図4、図8、図10、図11に示すように、前記前
ステップ部7bを支持する位置決め部材18兼用の前ス
テップ部支持部材19が連結されている。この前ステッ
プ部支持部材19には、前ステップ部7bの後方への移
動に伴ってその前ステップ部7bに形成の凹部であると
ころの左右一対の穴20に挿入することで前ステップ部
7bをエンジン搭載フレーム14に対して左右方向及び
上下方向で位置決めする凸部であるところのピン21が
装着されている。つまり、ピン21の穴20への挿入に
よっても前ステップ部7bを前ステップ部支持部材19
に支持させるようになっている。また、この前ステップ
部支持部材19には、ヘッドライトLの取り付けステー
19aが固着されている。前記ヘッドライトLは、前記
前ステップ部7bに形成の孔hを通して前方に臨んでい
る。かつ、前記エンジン搭載フレーム14には、前後向
き軸心p周りでの揺動により前ステップ部7bに形成の
係合部22に係合して前ステップ部7bを前ステップ部
支持部材19側に弾性的に押圧することで前記ピン21
の孔20からの離脱を阻止することにより固定するロッ
ク姿勢と係合部22から離脱して固定を解除する解除姿
勢とに切り換え自在なロック片23と、それを揺動操作
するための操作レバー24と、前記ロック片23に押圧
力を付与するスプリング29とからなる前ステップ部ロ
ック機構が設けられている。前記係合部22は、前ステ
ップ部7bに付設したほぼコの字形の金具から構成され
ている。
は、図4、図8、図10、図11に示すように、前記前
ステップ部7bを支持する位置決め部材18兼用の前ス
テップ部支持部材19が連結されている。この前ステッ
プ部支持部材19には、前ステップ部7bの後方への移
動に伴ってその前ステップ部7bに形成の凹部であると
ころの左右一対の穴20に挿入することで前ステップ部
7bをエンジン搭載フレーム14に対して左右方向及び
上下方向で位置決めする凸部であるところのピン21が
装着されている。つまり、ピン21の穴20への挿入に
よっても前ステップ部7bを前ステップ部支持部材19
に支持させるようになっている。また、この前ステップ
部支持部材19には、ヘッドライトLの取り付けステー
19aが固着されている。前記ヘッドライトLは、前記
前ステップ部7bに形成の孔hを通して前方に臨んでい
る。かつ、前記エンジン搭載フレーム14には、前後向
き軸心p周りでの揺動により前ステップ部7bに形成の
係合部22に係合して前ステップ部7bを前ステップ部
支持部材19側に弾性的に押圧することで前記ピン21
の孔20からの離脱を阻止することにより固定するロッ
ク姿勢と係合部22から離脱して固定を解除する解除姿
勢とに切り換え自在なロック片23と、それを揺動操作
するための操作レバー24と、前記ロック片23に押圧
力を付与するスプリング29とからなる前ステップ部ロ
ック機構が設けられている。前記係合部22は、前ステ
ップ部7bに付設したほぼコの字形の金具から構成され
ている。
【0040】他方、前記左右の前車軸ケース15のそれ
ぞれには、図4、図6、図9の(イ)(ロ)に示すよう
に、後ろステップ体7Rの前部左右二箇所それぞれにブ
ラケット24を介して取り付けた左右のピン状の脚25
をV字形の載置面で前後位置決め状態で支持する支持具
26が取り付けられており、これら支持具26には、左
右横向き軸心x周りでの揺動により前記脚25を載置面
に押し付けて後ろステップ体7Rを前車軸ケース15に
固定するロック姿勢と脚25の載置面からの離脱を許容
する解除姿勢とに切り換え自在なロック爪27と、これ
を揺動操作するための操作レバー28と、ロック爪27
が設定姿勢よりもロック姿勢側に揺動位置するときその
ロック爪27をロック姿勢側に揺動付勢するとともにロ
ック爪27が前記設定姿勢よりも解除姿勢側に揺動位置
するときそのロック爪27を解除姿勢側に揺動付勢する
スプリング30とを備えたロック機構が設けられてい
る。前記ロック爪27は、支持具26に形成のストッパ
31に接当することで付勢に抗して解除姿勢に保持され
るものである。
ぞれには、図4、図6、図9の(イ)(ロ)に示すよう
に、後ろステップ体7Rの前部左右二箇所それぞれにブ
ラケット24を介して取り付けた左右のピン状の脚25
をV字形の載置面で前後位置決め状態で支持する支持具
26が取り付けられており、これら支持具26には、左
右横向き軸心x周りでの揺動により前記脚25を載置面
に押し付けて後ろステップ体7Rを前車軸ケース15に
固定するロック姿勢と脚25の載置面からの離脱を許容
する解除姿勢とに切り換え自在なロック爪27と、これ
を揺動操作するための操作レバー28と、ロック爪27
が設定姿勢よりもロック姿勢側に揺動位置するときその
ロック爪27をロック姿勢側に揺動付勢するとともにロ
ック爪27が前記設定姿勢よりも解除姿勢側に揺動位置
するときそのロック爪27を解除姿勢側に揺動付勢する
スプリング30とを備えたロック機構が設けられてい
る。前記ロック爪27は、支持具26に形成のストッパ
31に接当することで付勢に抗して解除姿勢に保持され
るものである。
【0041】このように、前記前ステップ体7Fの前部
は、前ステップ部支持部材19により支持され、後ろス
テップ体7Rの前部は、前車軸ケース15に支持されて
いる。
は、前ステップ部支持部材19により支持され、後ろス
テップ体7Rの前部は、前車軸ケース15に支持されて
いる。
【0042】そして、前記前ステップ体7Fの後部は、
その後部に形成した脚32を前記後ろステップ体7Rの
前部に形成した受け33に後方移動が接当規制される状
態で載置させることにより支持されており、図5、図7
に示すように、後ろステップ体7Rの後部近くは、前記
左右のフレーム材13a同士を連結する状態に設けたス
テップ支持バー34に後端近くに付設した溝付き金具3
5を前方斜め上方への移動が規制された状態で係合載置
させて支持されている。なお、脚32の受け33に対す
る上方への離脱は、前記ピン16の穴17への挿入によ
り阻止され、脚32の受け33に対する前方への離脱
は、前ステップ部ロック機構により阻止されている。ま
た、前記溝付き金具35のステップ支持バー34に対す
る後方への離脱は、ロック機構により阻止され、溝付き
金具35のステップ支持バー34に対する上方への離脱
は、溝付き金具35の溝とステップ支持バー34への係
合で阻止されている。
その後部に形成した脚32を前記後ろステップ体7Rの
前部に形成した受け33に後方移動が接当規制される状
態で載置させることにより支持されており、図5、図7
に示すように、後ろステップ体7Rの後部近くは、前記
左右のフレーム材13a同士を連結する状態に設けたス
テップ支持バー34に後端近くに付設した溝付き金具3
5を前方斜め上方への移動が規制された状態で係合載置
させて支持されている。なお、脚32の受け33に対す
る上方への離脱は、前記ピン16の穴17への挿入によ
り阻止され、脚32の受け33に対する前方への離脱
は、前ステップ部ロック機構により阻止されている。ま
た、前記溝付き金具35のステップ支持バー34に対す
る後方への離脱は、ロック機構により阻止され、溝付き
金具35のステップ支持バー34に対する上方への離脱
は、溝付き金具35の溝とステップ支持バー34への係
合で阻止されている。
【0043】〔別実施形態〕上記実施の形態において、
前ステップ部支持部材19に凹部20を、前ステップ部
7bに凸部21をそれぞれ形成して実施しても良い。
前ステップ部支持部材19に凹部20を、前ステップ部
7bに凸部21をそれぞれ形成して実施しても良い。
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】ステップの平面図
【図4】要部の切り欠き側面図
【図5】要部の切り欠き側面図
【図6】ステップ支持部の縦断正面図
【図7】ステップ支持部の縦断正面図
【図8】前ステップ部支持部の横断平面図
【図9】ロック機構の動作を示す側面図
【図10】前ステップ部ロック機構の縦断側面図
【図11】前ステップ部支持部材の斜視図
【図12】前ステップ体の斜視図
【図13】後ろステップ体の斜視図
5 操向用前輪 6 駆動後輪 1 自走本機 2 水田作業装置 7 ステップ 15 前車軸ケース 26 ステップ支持部 5a 前車軸 14 エンジン搭載フレーム 9 エンジン 7a 乗降ステップ部 7b 前ステップ部 19 前ステップ部支持部材 18 位置決め部材 20 凹部 21 凸部
フロントページの続き (72)発明者 奥山 幹夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 宮西 吉秀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 3D003 AA11 BB12 CA20 3D022 AA02 AC08 AD01 AD10 AE01
Claims (6)
- 【請求項1】 左右の操向用前輪と左右の駆動後輪とを
備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を連結
し、前記自走本機にはステップを装備させてある水田作
業機において、前記操向用前輪を下端に軸支する左右の
前車軸ケースそれぞれに前記ステップを支持するステッ
プ支持部を設けてある水田作業機のステップ支持装置。 - 【請求項2】 前記前車軸ケースのそれぞれに前記ステ
ップを固定・固定解除自在なロック機構を設けてある請
求項1記載の水田作業機のステップ支持装置。 - 【請求項3】 左右の操向用前輪と左右の駆動後輪とを
備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を連結
し、前記自走本機にはステップを装備させてある水田作
業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方に突
出するエンジン搭載フレームの前部に、前記ステップの
うち、エンジンの左右両側に位置する左右の乗降ステッ
プ部の前端同士を繋ぐ前ステップ部を支持する前ステッ
プ部支持部材を設けてある水田作業機のステップ支持装
置。 - 【請求項4】 前記エンジン搭載フレームに前ステップ
部を固定・固定解除自在な前ステップ部ロック機構を設
けてある請求項3記載の水田作業機のステップ支持装
置。 - 【請求項5】 左右の操向用前輪と左右の駆動後輪とを
備えた乗用型の自走本機の後部に水田作業装置を連結
し、前記自走本機にはステップを装備させてある水田作
業機において、前記操向用前輪の前車軸よりも前方に突
出するエンジン搭載フレームの前部に位置決め部材を連
設し、前記ステップのうち、エンジンの左右両側に位置
する左右の乗降ステップ部の前端同士を繋ぐ前ステップ
部の左右複数箇所とこれら複数箇所に対応する前記位置
決め部材の左右複数箇所とに、前ステップ部の後方への
移動に伴って互いに嵌合することで前ステップ部を前記
エンジン搭載フレームに対して左右方向で位置決めする
凹部と凸部とを振り分け形成してある水田作業機のステ
ップ支持装置。 - 【請求項6】 前記凹部と凸部とが、嵌合状態で前ステ
ップ部を位置決め部材に支持させるものである請求項5
記載の水田作業機のステップ支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208047A JP2002019644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 水田作業機のステップ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208047A JP2002019644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 水田作業機のステップ支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002019644A true JP2002019644A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18704697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000208047A Pending JP2002019644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 水田作業機のステップ支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002019644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003291862A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 乗用作業車 |
-
2000
- 2000-07-10 JP JP2000208047A patent/JP2002019644A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003291862A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 乗用作業車 |
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