JP2002019551A - ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 - Google Patents

ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータとロッキングカラーとを間違いなく正
規の位置で強固に結合させる。 【構成】 係止突起11aの軸方向進入側に周方向の寸
法が対応する係止溝15の開口幅より短くて対応しない
係止溝14の開口幅よりも長く且つロッキングカラー4
を下方より挿入してゆく際に全係止突起10,11aに
先駆けて被係止部に当たる位置決め突起11bを設け、
ロータ3とロッキングカラー4との正規位置でのみ係止
部を被係止部に係止可能として誤結を確実に防止する。
さらに倒L形状の被係止部でロッキングカラー4とロー
タ3との軸方向の係止状態をしっかり維持できる一方、
無理嵌めされた係止突起10,11aの後退を隆起部で
止めると共に、しかも係止突起11aを係止状態の不確
かな小さいものにする必要もなく、他の係止突起10と
同等のものとすることができるので、周方向の係止状態
もしっかり維持することができる結果、ロータ3とロッ
キングカラー4を軸方向と周方向の双方に強固に結合さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置に取り付けるケーブルリールのロータに、ターンシ
グナルのキャンセルカムを設けたロッキングカラーを取
り付ける構造に関し、特に、ロータとロッキングカラー
とを間違いなく正規の位置で強固に結合させるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置に設けられる
ケーブルリールは、ステアリングシャフトに固定された
外筒部となるケーシングと、ハンドル側に固定され内筒
部となるロータとが、相対的に回転可能に連結されて構
成されている。該ケーシングとロータとで形成される円
環状中空部には、フラットケーブルが渦巻き状に収容さ
れ、ハンドル操作に連動するロータの正逆回転に応じて
中空部内で該フラットケーブルが巻き締め及び巻き戻し
されている。
【0003】一方、上記ステアリング装置においては、
図8乃至図10に示すように、ウインカースイッチのス
イッチ操作を自動的にキャンセルする機構として、キャ
ンセルカム52を設けた円環形状のロッキングカラー5
1がハンドルの回転操作に連動するロータ50に取り付
けられている。詳しくは、ロータの円筒形状の中心軸部
50aの外周面に倒L形状の被係止部用の係止溝53が
周方向に90°の等間隔で4個設けられる一方、ロッキ
ングカラー51の内周面には4個の係止部用の係止突起
54が設けられ、上記係止溝53に係止突起54を嵌合
させた後に回転させることにより、ロータ50とロッキ
ングカラー51とが結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
取付構造では、等間隔に設けられた4個の係止溝53お
よび係止突起54は、いずれも同じ大きさであるため、
係止溝53はいずれの係止突起54とも嵌合させること
ができ、正規位置からずれた位置でロータ50とロッキ
ングカラー51が誤結される恐れがある。
【0005】上記のように誤結された場合、誤結を解除
する必要があるが、この解除作業時に、ロッキングカラ
ー51およびロータ50の結合箇所を損傷しやすい問題
がある。よって、誤結が発生しないように細心の注意を
払わなければならず、ロッキングカラー51をロータ5
0へ取り付けるための作業効率が悪くなる問題がある。
【0006】一方、本願出願人の先願に係る特願平11
−187500号は、上記誤結を防止するものとして、
ロータの円筒形状の中心軸部の外周面と、ロッキングカ
ラーの円筒部内周面に、係止部と倒L形状の被係止部を
周方向に間隔をあけて複数組設け、これら被係止部と係
止突起とからなる複数の組み合わせの一組は、他の組と
大小を異ならせた位置決め用の被係止部として、該位置
決め用の被係止部に他の係止部に挿入不可として、ロー
タとロッキングカラーとが正規位置だけでしか結合する
ことができないケーブルリールのロータへのロッキング
カラーの取付構造(以下、適宜「ロッキングカラーの取
付構造」と略記)を提案している。他方、上記のロッキ
ングカラーの取付構造の場合、車の走行中に絶え間ない
衝撃・振動を受け続ける実装状態において十分な性能を
発揮・維持する為には、ロータとロッキングカラーとの
結合が強固であることも強く要請される。
【0007】本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、ロータとロッキングカラーとを間違いなく正規の
位置で強固に結合させることができるロッキングカラー
の取付構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車のステアリング装置に取り付ける
ケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロ
ッキングカラーを取り付ける構造において、上記ロータ
の円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面に下方より
挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッキングカラ
ーの円筒部内周面に、係止部と倒L形状の被係止部を周
方向に間隔をあけて複数組設け、各係止部はそれぞれの
被係止部に無理嵌めされる係止突起を有する一方、各被
係止部はLの長辺に当たる底面の途中が部分的に盛り上
がって隆起部となっていると共に各係止突起が軸方向に
進入させられた後さらにロッキングカラーの上記回転に
伴って周方向に進入しながら隆起部を乗り越えていった
ん無理嵌めされると上記隆起部により後退しないように
なっている係止溝を有しているのに加え、上記係止部と
被係止部からなる複数の組み合わせの一組だけは、係止
部が係止突起の軸方向進入側に周方向の寸法が対応する
係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係止溝の開口
幅よりも長く且つロッキングカラーを下方より挿入して
ゆく際に全係止突起に先駆けて被係止部にあたる位置決
め突起を有していると共に、位置決め突起に対応する係
止溝は上記位置決め突起を非無理嵌めで進入させる形状
となっていて、上記位置決め突起と対応する係止溝とに
よりロータとロッキングカラーとを正規位置で確実かつ
容易に結合させられる構成としていることを特徴とする
ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構
造を提供している。
【0009】上記ロッキングカラーの取付構造では、位
置決め突起を有する係止部(以下、適宜「特定係止部」
と略記)は対応する被係止部(以下、適宜「特定被係止
部」と略記)以外には挿入できなくなっている。位置決
め突起は対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない
組の係止溝の開口幅よりも長いので、特定係止部が特定
被係止部に正しく対応していなければ、位置決め突起が
係止溝に進入することが出来ないのである。従って、正
規位置以外でのロータとロッキングカラーとの結合は不
可能となり、誤結が確実に防止されるので、ロータとロ
ッキングカラーとを間違いなく正規位置で結合できる。
また、位置決め突起の有無と、係止溝の幅の相違により
特定係止部および特定被係止部の識別も簡単であるの
で、取り付け作業は容易となり、作業全体の効率が向上
する。
【0010】また、本発明のロッキングカラーの取付構
造では、被係止部が倒L形状であるので、該被係止部に
係止部を下方から挿入したのち回転させて嵌合させるこ
とにより、軸方向に対するロッキングカラーとロータと
の係止状態はしっかり維持される。そして、各被係止部
の係止溝へいったん無理嵌めされた各係止部の係止突起
は、隆起部により後退しない上に、特定係止部では、位
置決め用には別に大きな位置決め突起があり、係止突起
を係止状態の不確かな小さいものにする必要もなく、他
の係止部の係止突起と同等のものとすることができるの
で、周方向に対する係止状態もしっかり維持することが
できるようになる。その結果、ロータとロッキングカラ
ーとを軸方向と周方向の双方に強固に結合させることが
でき、車の走行時の衝撃や振動に対する耐久力は大いに
増す。
【0011】さらに、その係止作業は、外嵌めして回転
させるという連続作業で完了するため、容易かつ短時間
で済み、スムースな取り付け作業を防げない。位置決め
突起の周方向の寸法が長いので、位置決め突起を無理嵌
めしなければならない場合であれば回転させ難くなる
が、本発明の位置決め突起は非無理嵌めで係止溝の奥へ
進入させられるので、楽に回転させられる。
【0012】特定係止部の位置決め突起の高さ寸法が特
定被係止部の係止溝の深さ寸法より小さくなっている
と、位置決め突起が係止溝に余裕を持って嵌まるように
なるので、成形誤差等で位置決め突起が係止溝につかえ
て特定係止部が特定被係止部に挿入し難くなる事態を確
実に回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
により詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の
ロッキングカラーの取付構造を示す概略断面図、図2は
第1実施形態のロッキングカラーの取付構造を示す概略
正面図である。
【0014】図1に示すように、ケーブルリール1は、
円環形状の底壁2aと外周壁2bとからなる外筒部を構
成するケーシング2と、図3にも示すように、円環形状
の上壁3aと内周壁、即ち中心軸部3bとからなる内筒
部を構成するロータ3とからなる。上記ケーシング2と
ロータ3とで形成される円環状中空部5にはフラットケ
ーブル6が渦巻き状に収納され、該フラットケーブル6
の一端をケーシング2に、他端をロータ3に固定させて
導出し、ハンドル操作に対応するロータ3の正逆回転に
応じてフラットケーブル6が中空部5の内で巻き締め、
巻き戻しされるようにしており、この構成は従来と同様
である。
【0015】第1実施形態のロッキングカラーの取付構
造では、ロータ3の中心軸3bの下縁3cがケーシング
2の底壁2aより下方に突出し、該下縁3cの外周面
に、キャンセルカム7を設けたロッキングカラー4を取
り付けている。このロッキングカラー4は、上記中心軸
部3bの下縁3cに外嵌する円筒部4aを有すると共に
円筒部4aの外周下縁にキャンセルカム7が水平に外側
に突出するようにして設けられている。
【0016】そして、第1実施形態のロッキングカラー
の取付構造の場合、図5(A),(B)に示すように、
円筒部4aの内周面の中程には、周方向に沿って90°
の間隔で3個の通常係止部8a〜8cと1個の特定係止
部9の合計4個の係止部を設けている。各通常係止部8
a〜8cは、同じ大きさの矩形状凸部からなる係止突起
10を1個ずつ有し、特定係止部9は、上記係止突起1
0と同じ形状・大きさの係止突起11a及び係止突起1
1aの軸方向進入側(上側)に隣接状態で設けられた位
置決め突起11bとを有する。
【0017】一方、図3及び図4(A)に示すように、
ロータ3の中心軸部3bの下縁3cに、周方向に沿って
90°間隔で3個の通常被係止部12a〜12cと1個
の特定被係止部13の合計4個の被係止部を設けてい
る。図4(C)に示すように、各通常被係止部12a〜
12cは、いずれも、軸方向へ続くように設けられた下
端開口の縦溝14aと、該縦溝14aの上端14−1か
ら90°屈曲して周方向へ横長に続くように設けられた
横溝14bとからなる倒L形状の係止溝14を有してお
り、かつLの長辺に当たる横溝14bの底の途中が部分
的に爪状に盛り上がって隆起部14cとなった構成とし
ている。また、図4(B)に示すように、特定被係止部
13は、軸方向に続くように設けられた下端開口の縦溝
15aと、該縦溝15aの上端15−1から90°屈曲
させて周方向へ横長に続くように設けられた横溝15b
とからなる倒L形状の係止溝15を有しており、かつL
の長辺に当たる横溝15bの下半側だけ底の途中が部分
的に爪状に盛り上がって隆起部15cとなった構成とし
ている。
【0018】上記第1実施形態のロッキングカラーの取
付構造の場合、係止溝14の縦溝14aの横幅L1が通
常係止部8a〜8cの係止突起10の横幅(周方向寸
法)L2を少し越える寸法であると共に、横溝14bの
縦幅(軸方向寸法)L3は係止突起10の縦幅(軸方向
寸法)L4の寸法を少し越える寸法である。また係止溝
15の縦溝15aの横幅(開口幅)L5は特定係止部9
の位置決め突起11bの横幅(周方向寸法)L6を少し
越える寸法であると共に、横溝15bの縦幅(軸方向寸
法)L7は係止突起11aと位置決め突起11bの各縦
幅(軸方向寸法)の合計寸法L8を少し越える寸法であ
る。したがって、位置決め突起11bの横幅L6は対応
する縦溝15aの横幅(開口幅)L5よりは短く且つ対
応しない各縦溝14aの横幅(開口幅)L1より長いの
で、位置決め突起11bは縦溝15aへは進入できる
が、縦溝14aには進入することができない。さらに、
位置決め突起11bは係止突起10,11aより軸方向
進入側(上側)に位置していて、位置決め突起11bが
全係止突起10,11aに先駆けて被係止部12a〜1
2c,13に当たる構成としている。さらには、位置決
め突起11bの高さ寸法は係止溝15の深さ寸法より少
し小さくなっていて、位置決め突起11bは係止溝15
に余裕を持って嵌まる構成としている。
【0019】ロータ3へのロッキングカラー4の取り付
けは、特定係止部9と特定被係止部13とを対応させ正
規位置に合わせる作業を行う。即ち、特定係止部9の位
置決め突起11bを係止溝15の縦溝15aの開口に対
応させ、通常係止部8a〜8cの係止突起10を係止溝
14の縦溝14aの開口に対応させる。そして、下方か
らロッキングカラー4を軸方向に突き当たるまで押し込
む作業をすることにより、図6に示すように、各突起1
0,11a,11bを各縦溝14a,15aの所定の深
さまで進入させた後、ロッキングカラー4を矢印RAで
示す向きに回転させて、各突起10,11a,11bを
各横溝14b,15bの奥まで進入させる作業を連続し
て行えば、取り付けは完了である。即ち、ロッキングカ
ラー4の回転により係止突起10,11aは隆起部14
c,15cを乗り越えて係止溝14,15の最奥へ無理
嵌めされる。なお、位置決め突起11bの進入エリアに
は隆起部が設けられていないので、位置決め突起11b
は隆起部を乗り越える必要はなく非無理嵌めで奥へスム
ースに進入することになる。
【0020】上記の場合、特定係止部9の位置決め突起
11bを誤って対応しない係止溝14の縦溝14aの開
口に対応させると、縦溝14aの横幅よりも広い横幅で
ある位置決め突起11bが先駆けて最初に当たって止め
られるので、各係止突起10,11aは全く係止溝1
4,15に進入できず、正規位置以外でのロータ3とロ
ッキングカラー4との結合は不可能である。よって、本
発明のロッキングカラーの取付構造では誤結が確実に防
止される。また、正規位置に合わせる際、位置決め突起
11bの有無と係止溝15の縦溝15aの幅の広さを目
安として特定係止部9および特定被係止部13の識別も
簡単であるので、取り付け作業は容易となり、作業全体
の効率が向上する。
【0021】また、係止溝14,15が倒L形状である
ので、該係止溝14,15の奥まで係止突起10,11
aが押し込まれた場合、係止溝14,15の横溝14
b,15bの下縁側内面が係止突起10,11aの軸方
向の抜け止めの役割を果たすので、ロッキングカラー4
とロータ3との係止状態はしっかり維持される。そし
て、係止溝14,15の最奥へいったん無理嵌めされた
係止突起10,11aは隆起部14c,15cにより後
退しないのに加え、位置決め用には別に大きな位置決め
突起11bがあるので、係止突起11aを係止状態の不
確かな小さいものにする必要もなく、他の係止突起10
と同等のものとすることができる結果、周方向に対する
係止状態もしっかり維持される。また、第1実施形態の
場合、同じ形状・寸法の各係止突起10,11aは周方
向に沿って90°の等間隔で同様の係止の仕方でもって
偏りのない係合状態を造り出しており、結合の強さが周
方向にばらつかないので、局所的に結合が弱いという不
都合もない。よって、ロータ3とロッキングカラー4と
を軸方向と周方向の双方に強固に結合させることができ
る。
【0022】さらに、係止作業は、ロッキングカラー4
を外嵌めして回転させるという連続作業で完了するた
め、容易かつ短時間で済む。それに、位置決め突起11
bは周方向寸法が長いので、位置決め突起11bを無理
嵌めしなければならない場合は回転させ難くなるが、位
置決め突起11bの進入エリアには隆起部が全く設けら
れておらず非無理嵌めで係止溝15の最奥へスムースに
進入させられるので、楽に回転させられる。
【0023】加えて、位置決め突起11bの高さ寸法が
係止溝15の深さ寸法より少し小さくて、位置決め突起
11bが係止溝15に余裕を持って嵌められるので、位
置決め突起11bが係止溝15につかえて特定係止部9
が特定被係止部13に挿入し難くなる事態を確実に回避
することもできる。
【0024】なお、上記第1実施形態のロッキングカラ
ーの取付構造の場合、4個の係止部8a〜8c,9をロ
ッキングカラー4の側に設け、4個の被係止部12a〜
12c,13をロータ3の側に設けた構成としていた
が、本発明においては、4個の係止部8a〜8c,9を
全てロータ3の側に設け、4個の被係止部12a〜12
c,13を全てロッキングカラー4の側に設けた構成、
或いは、4個の係止部8a〜8c,9の幾つかをロータ
3の側に設け、残りのものをロッキングカラー4の側に
設け、対応する被係止部12a〜12c,13をそれぞ
れロータ3の側とロッキングカラー4の側に別れて設け
る構成としても、上記第1実施形態の場合と同様の作用
・効果を発揮させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付
構造によれば、係止部が係止突起の軸方向進入側に、周
方向の寸法が対応する係止溝の開口幅より短くて対応し
ない組の係止溝の開口幅よりも長く且つロッキングカラ
ーを下方より挿入してゆく際に全係止突起に先駆けて被
係止部にあたる位置決め突起を有していて、該位置決め
突起によりロータとロッキングカラーとの正規位置での
みしか係止部が被係止部に係止できなくなっているの
で、正規位置以外の誤結を確実に防止することができ
る。
【0026】また、被係止部を倒L形状とすることによ
り、ロッキングカラーはロータに対して軸方向の抜け止
めがなされるので、ロッキングカラーとロータとの係止
状態はしっかり維持されるのに加え、被係止部へいった
ん無理嵌めされた係止部は被係止部が有する隆起部によ
り周方向の抜け止めがなされると共に、位置決め用には
別に大きな位置決め突起があり、特定係止部の係止突起
を係止状態の不確かな小さいものにする必要もなく、他
の係止突起と同等のものとすることができるので、周方
向に対する係止状態もしっかり維持される。その結果、
ロータとロッキングカラーを軸方向と周方向の双方に強
固に結合させることができる。
【0027】さらに、係止作業は、外嵌めして回転させ
るという連続作業で完了するため、容易かつ短時間で済
む上に、位置決め突起の寸法が長いので、位置決め突起
を非無理嵌めでスムースに進入させられるので、ロッキ
ングカラーを楽に回転させられるようになるので、正し
くて強固な取り付けを容易に行うことができる。
【0028】加えて、位置決め突起の高さ寸法が係止溝
深さ寸法より小さくなっていると、位置決め突起が係止
溝に余裕を持って嵌められるので、位置決め突起が係止
溝につかえて特定係止部を特定被係止部に挿入し難くな
る事態を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のロッキングカラーの取付構造
の断面図である。
【図2】 第1実施形態のロッキングカラーの取付構造
の正面図である。
【図3】 第1実施形態におけるロータを裏側から示す
平面図である。
【図4】 (A)第1実施形態のロータの中心軸部の下
縁まわりの部分平面図、(B)第1実施形態のロータに
設けた特定被係止部を示す部分正面図、(C)第1実施
形態のロータに設けた通常被係止部を示す部分正面図で
ある。
【図5】 (A)第1実施形態のロッキングカラーを示
す平面図、(B)第1実施形態のロッキングカラーのa
−a断面図である。
【図6】 取り付け途中のロータとロッキングカラーの
係止部分を示す断面図である。
【図7】 取り付け完了後のロータとロッキングカラー
の係止部分を示す断面図である。
【図8】 従来の取付構造におけるロータの平面図であ
る。
【図9】 従来の取付構造におけるロッキングカラーの
平面図である。
【図10】従来の取付構造におけるロータへのロッキン
グカラーの取り付け状況を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 ケーブルリール 3b 中心軸部 3 ロータ 4 ロッキングカラー 7 キャンセルカム 4a 円筒部 8a〜8c 係止部 9 特定係止部 10,11a 係止突起 11b 位置決め突起 12a〜12c 被係止部 13 特定被係止部 14,15 係止溝 14c,15c 隆起部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のステアリング装置に取り付ける
    ケーブルリールのロータに、キャンセルカムを設けたロ
    ッキングカラーを取り付ける構造において、 上記ロータの円筒形状の中心軸部の外周面と、該外周面
    に下方より挿入した後に回転させて取り付ける上記ロッ
    キングカラーの円筒部内周面に、係止部と倒L形状の被
    係止部を周方向に間隔をあけて複数組設け、各係止部は
    それぞれの被係止部に無理嵌めされる係止突起を有する
    一方、各被係止部はLの長辺に当たる底面の途中が部分
    的に盛り上がって隆起部となっていると共に各係止突起
    が軸方向に進入させられた後さらにロッキングカラーの
    上記回転に伴って周方向に進入しながら隆起部を乗り越
    えていったん無理嵌めされると上記隆起部により後退し
    ないようになっている係止溝を有しているのに加え、上
    記係止部と被係止部からなる複数の組み合わせの一組だ
    けは、係止部が係止突起の軸方向進入側に周方向の寸法
    が対応する係止溝の開口幅より短くて対応しない組の係
    止溝の開口幅よりも長く且つロッキングカラーを下方よ
    り挿入してゆく際に全係止突起に先駆けて被係止部にあ
    たる位置決め突起を有していると共に、位置決め突起に
    対応する係止溝は上記位置決め突起を非無理嵌めで進入
    させる形状となっていて、上記位置決め突起と対応する
    係止溝とによりロータとロッキングカラーとを正規位置
    で確実かつ容易に結合させられる構成としていることを
    特徴とするケーブルリールのロータへのロッキングカラ
    ーの取付構造。
  2. 【請求項2】 位置決め突起の高さ寸法が係止溝の深さ
    寸法より小さくなっている請求項1に記載のケーブルリ
    ールのロータへのロッキングカラーの取付構造。
JP2000208964A 2000-07-10 2000-07-10 ケーブルリールのロータへのロッキングカラーの取付構造 Expired - Fee Related JP3767336B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005214112A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Honda Motor Co Ltd 燃料供給装置

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