JP2002019546A - スライドドア用給電装置 - Google Patents

スライドドア用給電装置

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JP2002019546A
JP2002019546A JP2000207928A JP2000207928A JP2002019546A JP 2002019546 A JP2002019546 A JP 2002019546A JP 2000207928 A JP2000207928 A JP 2000207928A JP 2000207928 A JP2000207928 A JP 2000207928A JP 2002019546 A JP2002019546 A JP 2002019546A
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corrugated tube
slide door
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wire harness
power supply
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JP2000207928A
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Toru Aoki
青木  透
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドア用ワイヤハーネスの屈曲性と捩
り性を向上させる。 【解決手段】 架空の垂直面上を前後に揺動可能な第一
のアーム部材43と、架空の水平面上を前後に揺動可能
な第二のアーム部材41とをスライドドア1側に設け、
両アーム部材に沿ってワイヤハーネス3を配索保持し
た。ガイドレールに係合させたスライダ31両アーム部
材を設けた。両アーム部材が各一対のハーネス保持板4
4,42を有する。ハーネス保持板が、コルゲートチュ
ーブ19の凹溝19aに係合する支持突部62を有し、
支持突部がコルゲートチューブを固定ないしは周方向回
動自在に支持する。両アーム部材にコルゲートチューブ
保持部材を固定し、コルゲートチューブ保持部材でコル
ゲートチューブを保持させることも可能である。コルゲ
ートチューブ保持部材はコルゲートチューブ19を周方
向回動自在に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のスライド
ドアから車両ボディにかけて配索したワイヤハーネスを
スライドドアの開閉操作時にスムーズに揺動させてワイ
ヤハーネスの傷み等を防止したスライドドア用給電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカーやワゴン車等に使用さ
れるスライドドアの各機能部品に車両ボディ側(電源
側)から電気を供給したり、スライドドア側から車両ボ
ディ側に電気信号を送ったりするために、従来種々のス
ライドドア用給電装置が提案されている。
【0003】スライドドアにはパワーウィンドモータや
ドアロックユニットやスピーカやスイッチユニットある
いは電子制御ユニットといった種々の電装品や補機類す
なわち機能部品が搭載されている。これら機能部品に対
して電源電流や信号電流を供給ないし受給するわけであ
るが、スライドドアを閉めた場合は勿論のこと、開けた
場合においてもこれらの給電・受電が必要となってい
る。
【0004】図10(a)(b)は、特開平7−222274
号公報に記載された従来のスライドドア用給電装置の一
形態を示すものである。
【0005】この装置は、スライドドア118の開閉動
作に伴って電線(ワイヤハーネス)119を繰り出し・
巻き取り可能なリール120が車両ボディ121側に設
けられ、電線119の一端側がヒンジ122を介してド
ア側の機能部品であるスピーカ123に接続され、電線
119の他端側が車両ボディ側の機能部品であるオーデ
ィオ(図示せず)に接続されている。
【0006】図10(a) の車両の左側のスライドドア1
18の閉時において電線119はリール120から繰り
出されて延び、図10(b) のスライドドアの開時におい
て電線119はリール120に巻き取られる。
【0007】しかしながら、上記構造にあっては、電線
をリールに幾重にも巻き取らなければならないために、
電線が傷みやすいという懸念があった。また、回路数の
多いワイヤハーネスでは屈曲性が悪いために適用が困難
であるという問題があった。
【0008】一方、図11(a)(b)は従来のスライドドア
用給電構造の他の形態を示すものである。複数本の電線
(図示せず)は環状のコルゲートチューブ19内に収容
された状態で車両ボディ2からスライドドア1側へ配索
されている。コルゲートチューブ19は合成樹脂を材料
として複数本の電線よりも大径に且つ断面矩形波状の凹
凸を有して薄肉に形成され、複数本の電線と一体に容易
に屈曲可能である。複数本の電線とコルゲートチューブ
19とでワイヤハーネス3が構成されている。
【0009】図11(a) に左側のスライドドア1の閉止
状態を示す如く、車両ボディ2のステップ16上にコル
ゲートチューブ19の長手方向中間部がクランプ部材9
0で固定されている。コルゲートチューブ19はクラン
プ部材90から湾曲してスライドドア1の例えば後端側
に続き、コルゲートチューブ19内の各電線がスライド
ドア1内の各機能部品(図示せず)に接続されている。
【0010】図11(b) の如くスライドドア1を矢印B
の如く後方にスライドさせて開けるに伴って、スライド
ドア1は車両ボディ2から外側に離間し、各電線はコル
ゲートチューブ19と一体的に後方に屈曲して、スライ
ドドア1のスライドストロークを吸収する。スライドド
ア1は二次元的ないし三次元的に移動する。
【0011】しかしながら、上記従来の構造にあって
は、スライドドア1の開閉動作に伴って、ワイヤハーネ
ス3すなわち各電線とコルゲートチューブ19とがクラ
ンプ部材90の近傍19cやスライドドア1の後端側の
近傍19dで小さな屈曲半径で強く屈曲するために、繰
り返しの開閉操作で、この屈曲部19c,19dにおい
て電線やコルゲートチューブ19が傷みやすいという問
題があった。また、電線及びコルゲートチューブ19が
局部的に小さな屈曲半径で強く屈曲するために、電線及
びコルゲートチューブ19がスムーズに屈曲せずに暴れ
て(ばたついて)しまい、それによっても電線及びコル
ゲートチューブ19に無理な力が作用したり、コルゲー
トチューブ19がスライドドア1や車両ボディ2と干渉
したり、スライドドア1と車両ボディ2との間に挟まれ
たりして、傷んだり異音を生じたりするという問題があ
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の各形態にお
ける問題を解消すべく、本出願人は先に特願平11−3
74770号において、スライドドアの水平方向のガイ
ドレールを設け、ガイドレールにスライダをスライド自
在に係合させ、スライダにスライドドア側のワイヤハー
ネスを固定し、スライダから車両ボディ側のワイヤハー
ネスのコネクタ接続部にかけてスライドドア側のワイヤ
ハーネスを湾曲させて、スライドドアの開閉時のスライ
ドドア側のワイヤハーネスの引張力等を吸収させるスラ
イドドア用給電装置(図示せず)を提案した。
【0013】これによって、スライドドアの開閉に伴っ
てスライダがガイドレールに沿って相対的にスライドド
アの移動方向とは逆向きに移動して、ワイヤハーネスの
弛みを吸収するために、ワイヤハーネスのばたつきや干
渉が防止されている。
【0014】しかしながら、スライダにワイヤハーネス
が固定されているために、未だスライドドアの開閉時に
(特に全閉時や全開時に)、スライドドアと車両ボディ
との間のワイヤハーネスの渡り部がスライダの近傍で強
い曲げ力や捩り力を受けやすいという懸念があった。こ
の懸念を簡単な構造でしかも低コストで解消し得るスラ
イドドア用給電装置が切望されていた。
【0015】本発明は、上記した点に鑑み、簡単な構造
で且つ低コストで、スライドドアの開閉時に、スライド
ドアから車両ボディへのワイヤハーネスの渡り部におい
て、ワイヤハーネスの屈曲をスムーズに行うことがで
き、しかもワイヤハーネスの捩れをもスムーズに吸収す
ることができて、コルゲートチューブを含むワイヤハー
ネスの経時的な傷みや変形等を確実に防止することので
きるスライドドア用給電装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、架空の垂直面上を前後に揺動可能な第一
のアーム部材と、架空の水平面上を前後に揺動可能な第
二のアーム部材とがスライドドア側に設けられ、該第一
のアーム部材と該第二のアーム部材とに沿ってワイヤハ
ーネスが配索保持されることを特徴とするスライドドア
用給電装置を採用する(請求項1)。前記スライドドア
に水平方向のガイドレールが設けられ、該ガイドレール
にスライダがスライド自在に係合し、該スライダに前記
第一のアーム部材と前記第二のアーム部材とが揺動自在
に設けられたことも有効である(請求項2)。また、ス
ライドドアにプロテクタが設けられ、該プロテクタに前
記ガイドレールが設けられ、前記第一のアーム部材から
導出された前記ワイヤハーネスが湾曲した形状で該プロ
テクタ内に収容され、該プロテクタを経て該スライドド
ア側に配索されたことも有効である(請求項3)。ま
た、前記第一及び第二のアーム部材が各一対の対向する
ハーネス保持板を有することも有効である(請求項
4)。また、前記ハーネス保持板が前記ワイヤハーネス
の外周形状に沿って湾曲していることも有効である(請
求項5)。また、前記ハーネス保持板が、前記ワイヤハ
ーネスのコルゲートチューブの凹溝に係合する支持突部
を有し、該支持突部が該コルゲートチューブを固定ない
しは周方向回動自在に支持することも有効である(請求
項6)。また、請求項1〜3の何れかに記載のスライド
ドア用給電装置において、前記第一及び第二のアーム部
材にコルゲートチューブ保持部材が固定され、該コルゲ
ートチューブ保持部材が前記ワイヤハーネスのコルゲー
トチューブを保持したことも有効である(請求項7)。
前記コルゲートチューブ保持部材が前記コルゲートチュ
ーブを周方向回動自在に保持したことも有効である(請
求項8)。また、前記コルゲートチューブ保持部材が略
環状に形成されて径方向に開閉自在であり、且つ前記第
一及び第二のアーム部材の各支持片に着脱自在であるこ
とも有効である(請求項9)。また、請求項1〜8の何
れかに記載のスライドドア用給電装置において、前記ス
ライダがスライダ主体部の垂直な第一の支持部と、該第
一の支持部から垂下及び折曲された水平な第二の支持部
とを有し、該第一の支持部に前記第一のアーム部材が回
動自在に軸支され、該第二の支持部に前記第二のアーム
部材が回動自在に軸支されたことも有効である(請求項
10)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1〜図2は、本発明に係る
スライドドア用給電装置の第一の実施形態を示すもので
ある。
【0018】この給電装置50は、図1の如く、スライ
ドドアに設けられる水平方向のガイドレール30と、ガ
イドレール30にスライド自在に係合したスライダ31
と、スライダ31に設けられ、矢印Qの如く架空の垂直
面上を前後方向揺動自在な上側のハーネスガイドである
第一のアーム部材43と、第一のアーム部材43の下側
においてスライダ31に設けられ、矢印Pの如く架空の
水平面上を前後方向揺動自在な下側のハーネスガイドで
ある第二のアーム部材41とを備えることを特徴とする
ものである。
【0019】ここで、たとえ第一のアーム部材43と第
二のアーム部材41が板厚方向に傾斜ないし湾曲して形
成されていても、第一のアーム部材43の揺動軌跡は架
空の垂直面上を通り、第二のアーム部材41の揺動軌跡
は架空の水平面上を通るから、第一のアーム部材43は
架空の垂直面上を揺動し、第二のアーム部材41は架空
の水平面上を揺動することになる。
【0020】ガイドレール30は金属又は合成樹脂で長
尺状に形成され、図2にも示す如くスライドドアの垂直
なインナパネルと平行な基板部51と、基板部51の上
下端からインナパネルと直交する方向に突出した上下の
ガイド壁52と、各ガイド壁52の先端から内向きに直
角に屈曲された鍔部53とで構成されている。基板部5
1と上下のガイド壁52と上下の鍔部53とで囲まれて
構成されるガイド溝にスライダ31がガイドレール30
の長手方向に沿ってスライド自在に係合している。
【0021】スライダ31は金属又は合成樹脂で形成さ
れ、ガイド溝にスライド自在に係合した矩形ブロック状
の前後一対の摺動部54と、前後の摺動部54の中間で
外向きに膨出され、ガイド壁52よりもやや高く車両ボ
ディ側へ突出した膨出部である第一の支持部39と、第
一の支持部39から下側のガイド壁52を通過して下向
きに垂直に延長された垂下部55と、垂下部55の下端
から車両ボディ側に直角に水平に折曲された折曲部であ
る第二の支持部40とで構成されている。前後の摺動部
54と第一の支持部39とでスライダ主体部57が構成
される。
【0022】垂直な第一の支持部39に第一のアーム部
材43がリベット58で垂直方向回動自在に組み付けら
れ、水平な第二の支持部40に第二のアーム部材41が
リベット59で水平方向回動自在に組み付けられてい
る。
【0023】第一のアーム部材43は、真直な基板部6
0と、基板部60の両側で傾斜状に立ち上げられた縁部
61と、基板部60の先端側で両側に立ち上げられた一
対の対向するハーネス保持板44とで構成されている。
基板部60の基端側の孔部にリベット58の軸部が挿通
されて軸部の先端が加締められている。
【0024】一対のハーネス保持板44はワイヤハーネ
ス3(図2)の外側の保護チューブであるコルゲートチ
ューブ19(図2)の外周に沿った形状に湾曲してい
る。各ハーネス保持板44の内面の中央には、コルゲー
トチューブ19の凹溝19a(図2)に係合する支持突
部62が形成されている。支持突部62は保持板長手方
向に延長形成されていてもよい。左右一対の支持突部6
2は対向して位置している。各ハーネス保持板44の外
側面の両側には補強用のリブ63が突出形成されてい
る。
【0025】一対のハーネス保持板44は車両ボディに
向けて突出している。基板部60の両側のテーパ状の縁
部61はワイヤハーネス3(図2)を径方向に安定に位
置させ、基板部60からのワイヤハーネス3の外れを阻
止する。コルゲートチューブ19は環状の凹溝19aと
凸条19bとをチューブ長手方向に交互に有している。
【0026】第二のアーム部材41は、中間に傾斜部6
4を介して二段に屈曲した基板部65と、基板部65の
両側で傾斜状に立ち上げられた縁部66と、基板部65
の先端側で両側から立ち上げられた一対の対向するハー
ネス保持板42とで構成されている。基板部65の先端
側は基端側よりも低く位置している。
【0027】第一のアーム部材43と同様に基板部65
の基端側がリベット59で第二の支持部40に回動自在
に軸支され、一対のハーネス保持板42の内面の中央
に、コルゲートチューブ19(図2)の凹溝19aに係
合する支持突部67が形成され、ハーネス保持板42の
外側面の両側に補強用のリブ68が突出形成されてい
る。支持突部67は保持板長手方向に延長形成されてい
てもよい。一対のハーネス支持板42は上向きに突出し
ている。基板部65の両側のテーパ状の縁部66はワイ
ヤハーネス3(図2)を径方向に安定に位置させ、基板
部65からのワイヤハーネス3の外れを阻止する。
【0028】図2の如く各アーム部材43,41のハー
ネス保持板44,42でワイヤハーネス3のコルゲート
チューブ19が不動に固定ないしは周方向回動自在に保
持される。この形態は各一対のハーネス保持板44,4
2の間隔を調整することで容易に選択可能である。すな
わち各一対のハーネス保持板44,42のなす内径をコ
ルゲートチューブ19の外径と同等ないしは小さく設定
して、各一対のハーネス保持板44,42でコルゲート
チューブ19を強く把持すれば、コルゲートチューブ1
9が不動に固定される。
【0029】また、各一対の両ハーネス保持板44,4
2のなす内径をコルゲートチューブ19の外径よりもや
や大きく設定して、各一対のハーネス保持板44,42
でコルゲートチューブ19を軽く支持し、且つ支持突部
62,67(図1)と凹溝19aとの間に若干の隙間を
設ければ、コルゲートチューブ19が周方向回動自在に
保持される。ハーネス保持板44,42の外向きのリブ
63,68(図1)はハーネス保持板44,42の経時
的な変形を防いで、コルゲートチューブ19の保持力を
常に一定に維持させる。
【0030】第一のアーム部材43がスライダ31の前
後方向中央に軸支されているから、コルゲートチューブ
19を保持し且つ架空の垂直面上を前後に揺動した状態
で、スライダ31がガイドレール30に沿って引っ掛か
りなくスムーズに摺動自在である。
【0031】また、スライダ31の垂下部55(図1)
と折曲部(第二の支持部)40とがスライダ31の前後
方向中央に位置し、折曲部40において第二のアーム部
材41の回動支点であるリベット59(図1)の軸部が
第一のアーム部材43のリベット58の軸部と同一垂直
面上に位置しているから、第二のアーム部材41がコル
ゲートチューブ19を保持し且つ架空の水平面上を前後
に揺動した状態で、スライダ31がガイドレール30に
沿って引っ掛かりなくスムーズに摺動自在である。
【0032】第一のアーム部材43はガイドレール30
に上側に突出し、第二のアーム部材41はガイドレール
30よりも下方に位置している。ワイヤハーネスは少な
くともコルゲートチューブ19とその内側に収容された
複数本の電線18とで構成される。
【0033】図3〜図5はスライドドアの開閉に伴うス
ライダ31及び第一,第二のアーム部材43,41の動
作を示すものである。ワイヤハーネス3は捩れ具合を示
すために表面に長手方向の複数本の架空線Sを図示して
いる。コルゲートチューブ19(図2)の有無は限定し
ないが、一形態としてワイヤハーネス3は両アーム部材
43,41の各一対のハーネス保持板44,42で軽く
把持され、ワイヤハーネス3は各一対のハーネス保持板
44,42内を周方向回動自在である。
【0034】ガイドレール30とスライダ31及び両ア
ーム部材43,41の形態は図1の形態とほぼ同様であ
る。各一対のハーネス保持板44,42はその開口縁に
テーパ状に開いたハーネス挿入ガイド面44a,42a
を有し、両ハーネス保持板44,42の間にワイヤハー
ネス3をスムーズに挿入可能である。ガイドレール30
の前後端部にはスライドドアのインナパネルに対する固
定部70が基板部51から延長形成されている。
【0035】図3は例えば左側のスライドドアの全閉状
態を示し、ガイドレール30はスライドドアと一体に前
進し、スライダ31がガイドレール30の後端側に位置
し、上側の第一のアーム部材43はワイヤハーネス3の
垂直部分を把持した状態で垂直から前方に回動し、下側
の第二のアーム部材41はワイヤハーネス3の水平部分
を把持した状態で後方に回動している。ワイヤハーネス
3はスライドドアから第一,第二のアーム部材43,4
1を経て車両ボディ側に配索され、例えば車両ボディの
ステップの近傍で固定されている。ワイヤハーネス3は
両アーム部材43,41に沿って大きなアール(半径)
で滑らかに湾曲し、ワイヤハーネス3への無理な曲げ力
が吸収され(逃がされ)ている。これによりワイヤハー
ネス3(複数本の電線とコルゲートチューブ)の傷みや
変形等が防止される。
【0036】また、第一アーム部材43が前向きに、第
二アーム部材41が後向きにというように両アーム部材
43,41がそれぞれ反対の方向に回動しているにも係
わらず、ワイヤハーネス3が各一対のハーネス保持板4
4,42内を周方向に回動することで、長手方向の架空
線Sの状態からも分かるように、ワイヤハーネス3の捩
れが最小限に抑えられている。これによりワイヤハーネ
ス3に無理な捩れ力が作用せず、ワイヤハーネス3の傷
みや変形等が防止される。
【0037】図4はスライドドアの半開状態を示し、ス
ライダ31はガイドレール30の長手方向ほぼ中央に位
置し、第一のアーム部材43はほぼ垂直に立ち上がり、
第二のアーム部材41は車両ボディに向けてガイドレー
ル30とほぼ直角に位置し、ワイヤハーネス3は両アー
ム部材43,41に沿って滑らかなアール(湾曲形状)
でほぼ直角に屈曲し、捩れは殆どない状態となってい
る。
【0038】図5はスライドドアの全開状態を示し、ガ
イドレール30はスライドドアと共に後退し、スライダ
31はガイドレール30の前端側に移動し、第一のアー
ム部材43は後方に回動し、第二のアーム部材41は前
方に回動して、ワイヤハーネス3は両アーム部材43,
41に沿って大きなアールで滑らかに湾曲している。ワ
イヤハーネス3が各一対のハーネス保持板44,42間
を周方向に回動することで、ワイヤハーネス3の捩れが
防止されている。これらにより、ワイヤハーネス3の傷
みや変形等が防止される。
【0039】図6,図7は、本発明に係るスライドドア
用給電装置の第二の実施形態を示すものである。図1〜
図5の給電措置50はコルゲートチューブ19の有無に
関係なくワイヤハーネス3を保持可能であるのに対し
て、図6〜図7で示す給電装置84はコルゲートチュー
ブ19を用いたワイヤハーネス3に好適なものである。
【0040】図6は、ガイドレール30にスライダ31
がスライド自在に係合し、スライダ31に第一のアーム
部材72と第二のアーム部材73とが直交する二つの架
空面上を揺動自在に設けられ、第一及び第二のアーム部
材72,73の先端側に図7の略環状のコルゲートチュ
ーブ保持部材74,75を装着可能とした装置を示すも
のである。両アーム部材72,73とコルゲートチュー
ブ保持部材74,75以外の構成は図1の実施形態(図
1,図2)と同様である。
【0041】スライダ31は前後一対の摺動部54を有
し、一対の摺動部54の間に膨出された垂直方向の第一
の支持部39を有し、第一の支持部39に第一のアーム
部材72がリベット58で垂直方向回動自在に軸支さ
れ、第一の支持部39から垂下部55(図1)がガイド
レール30よりも下方に延長され、垂下部55から水平
に折曲された第二の支持部40に第二のアーム部材73
がリベット59で水平方向回動自在に軸支されている。
【0042】第一のアーム部材72の先端側には一側部
(第一のアーム部材72が垂直に立った状態で後側の側
部)にアーム部材72の基板部76と同一面の延長部7
7が形成され、延長部77から基板部76と直角に支持
片78が突出形成されている。支持片78はチューブ保
持部材74(図7)に対する係止用の孔部(図示せず)
を有している。支持片78の一側(基板部76と直交し
た端部)にリブ79が突出形成されている。リブ79を
含む支持片78に図7の如く第一のチューブ保持部材7
4が嵌入固定される。
【0043】第二のアーム部材73の先端側にも同様に
一側部(第二のアーム部材73がガイドレール30と直
角に位置した状態で前側の側部)に水平な延長部80
と、延長部80から上向に突出した支持片81とが設け
られている。支持片81はチューブ保持部材75(図
7)を係止する略三角形の孔部82と、一側にリブ83
とを有している。支持片81に図7の如く略環状の第二
のチューブ保持部材75が嵌入固定される。
【0044】図7において、略環状の各チューブ保持部
材74,75は合成樹脂を材料として例えば薄肉のヒン
ジ部を介して左右に開閉可能であり、開いた状態でコル
ゲートチューブ19を内径部に挿通し、閉じた状態でコ
ルゲートチューブ19を周方向回動自在に保持し、且つ
アーム部材72,73の支持片78,81(図6)に嵌
合固定する。チューブ保持部材74,75の内径部には
環状の鍔部や突出部(図示せず)が設けられ、鍔部や突
出部がコルゲートチューブ19の凹溝19aに摺動自在
に係合することで、コルゲートチューブ19が周方向回
動自在に保持される。
【0045】図7のチューブ保持部材74,75とアー
ム部材72,73とを図3〜図5の装置に適用すること
で、図3〜図5のスライドドアの開閉時にコルゲートチ
ューブ19が両アーム部材72,73のチューブ保持部
材74,75で周方向回動自在に保持されて、コルゲー
トチューブ19の捩れが確実に防止される。且つ図3の
アーム部材43,41のハーネス保持片44,42に較
べてチューブ保持部材74,75がコルゲートチューブ
19の全周を囲って保持するから、ハーネス保持片4
4,42からのコルゲートチューブの外れ出しの心配が
なくなり、且つチューブ保持部材74,75の内径側の
鍔部や突出部(図示せず)がコルゲートチューブ19の
長手方向の移動をも確実に阻止する。
【0046】図8は図1の給電装置50の一適用例を示
すものであり、ガイドレール30は合成樹脂製のプロテ
クタ9の下端部に収容固定され、第一のアーム部材43
で保持されたワイヤハーネス3の電線部分18がプロテ
クタ9内に湾曲状に配索されて、プロテクタ9の上側の
開口32からスライドドア側に導出されている。プロテ
クタ9の下側の開口33はガイドレール30の下方に沿
って長く位置している。プロテクタ9の構造は本出願人
が先に特願2000−109474号で提案済である。
第一及び第二のアーム部材43,41はワイヤハーネス
3のコルゲートチューブ19を周方向回動自在に保持し
ている。コルゲートチューブ19をプロテクタ19内に
延長して電線18を覆うようにすることも可能である。
【0047】図8で、符号1はスライドドア、8はイン
ナパネル、35はハーネス固定用の舌片部、34はスラ
イドドア1に対する係止クリップ、27はプロテクタ9
の基板部、28は同じく第一湾曲壁、29は第二湾曲
壁、36はプロテクタ9のレール収容部、37はボルト
をそれぞれ示す。
【0048】図9は図8の給電装置85の取付状態を示
すものであり、スライドドア1のインナパネル8にプロ
テクタ9が固定され、ワイヤハーネス3はプロテクタ9
からスライダ31の第一及び第二のアーム部材43,4
1を経て車両ボディ2のステップ16側に配索され、ス
テップ16の後壁17において車両ボディ側のワイヤハ
ーネス6とコネクタ5,7で接続されている。スライド
ドア1は下側のヒンジローラ15で車両ボディ2にスラ
イド自在に係合している。
【0049】図9のスライドドア1は例えば全閉から開
き操作をした状態にあり、図3のスライドドア1の全閉
状態からガイドレール30がスライドドア1と一体に勢
いよく後退したことで、下側の第二のアーム部材41が
前方に回動した状態となっている。プロテクタ9には合
成樹脂製のカバー26が装着される。カバー26は、ド
アトリム(図示せず)に面する基板部45と、前後の湾
曲状の側壁46,47と、ワイヤハーネス3をスムーズ
に摺接させる下側の湾曲状の鍔部48とを備えている。
【0050】なお、各アーム部材43,41のハーネス
保持板44,42に代えてバンド等の部材でアーム部材
の基板部60,65(図1)にワイヤハーネス3を固定
ないし可動自在に保持させることも可能である。また、
スライダ31のスライダ主体部57(図1)と垂下部5
5とを別部材で構成し、両者57,55を第一のアーム
部材43の軸部(58)で連結固定させることも可能で
ある。
【0051】また、図1の給電装置50を上下逆にし、
ワイヤハーネス3を架空の垂直面上で前後に揺動させる
第一のアーム部材43を下向きに配し、第一のアーム部
材43の上側に、ワイヤハーネス3を架空の水平面上で
前後に揺動させる第二のアーム部材41を配し、スライ
ドドア1の下部側からワイヤハーネス3を上方のガイド
レール30に向けて配索することも可能である。
【0052】また、ガイドレール30やスライダ31を
用いずに、スライダ31に代えてスライダとほぼ同様な
形状の固定部材(図示せず)を用い、固定部材に第一の
アーム部材43,72と第二のアーム部材41,73と
を揺動自在に設け、固定部材をスライドドア1又は車両
ボディ2にボルト等で固定することも可能である。ま
た、本発明に係る第一及び第二のアーム部材43,4
1,72,73を備える給電装置50,84はスライド
ドア側に代えて車両ボディ側に配設することも可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、第一のアーム部材によってワイヤハーネスが一次元
方向を揺動し、第一のアーム部材の揺動と同時に、第二
のアーム部材によって同じワイヤハーネスが第一のアー
ム部材の揺動方向とは直交する二次元方向に揺動するこ
とで、ワイヤハーネスがスライドドアから車両ボディに
かけての渡りの部分でスムーズに且つ大きな曲率半径で
屈曲することができ、それによりスライドドアの開閉に
伴うワイヤハーネスの屈曲による傷みや変形等が確実に
防止される。また、第一及び第二のアーム部材を設けた
だけの簡単な構造であるから、低コストで済み、経済的
であると共に、スライドドア側の取付スペースが少なく
て済み、スライドドア側の機能部品の配置の自由度やド
アトリム等の形状の自由度が拡大する。
【0054】また、請求項2記載の発明によれば、スラ
イドドアの開閉操作に伴ってスライダがガイドレールに
沿ってスライドドアの移動方向とは反対の方向に相対的
に移動してワイヤハーネスの弛みや引張を吸収し、スラ
イダをほぼ一定の位置に留めるから、第一及び第二のア
ーム部材によるワイヤハーネスの屈曲吸収がスムーズに
行われ、ワイヤハーネスの傷みや変形が一層確実に防止
される。
【0055】また、請求項3記載の発明によれば、プロ
テクタによってスライドドア内でワイヤハーネスが干渉
や擦れ等から保護され、且つばたつきが抑えられ、第一
及び第二のアームとスライダとガイドレールとプロテク
タとでユニットとしての給電装置が構成され、スライド
ドアへの給電装置の組付が容易化する。
【0056】また、請求項4記載の発明によれば、ワイ
ヤハーネスを両アーム部材のハーネス保持板の間に挿入
することで簡単に保持させることができ、ワイヤハーネ
スの組付性及び配索作業性が向上する。
【0057】また、請求項5記載の発明によれば、一対
の湾曲形状の保持板で断面円形のワイヤハーネスが安定
に保持され、ワイヤハーネスのガタ付きやハーネス保持
板からのワイヤハーネスの抜け出しが防止される。
【0058】また、請求項6記載の発明によれば、保持
板の内側の突部がコルゲートチューブの凹溝に係合する
ことで、コルゲートチューブが長手方向不動に固定さ
れ、且つ、径方向に不動に固定ないしは周方向回動自在
に保持される。特にコルゲートチューブを周方向回動自
在に保持することで、スライドドアの開閉時のコルゲー
トチューブの捩れが吸収され、コルゲートチューブの傷
みや変形やコルゲートチューブのハーネス挿通スリット
の口開きが防止され、コルゲートチューブの内側の電線
も捩れや飛び出し等なく確実に保護される。
【0059】また、請求項7記載の発明によれば、コル
ゲートチューブ保持部材を第一及び第二のアーム部材と
は別部材として第一及び第二のアーム部材に組付固定す
ることで、例えばアーム部材を金属材で形成し、コルゲ
ートチューブ保持部材を合成樹脂材で形成することがで
き、合成樹脂材のコルゲートチューブ保持部材で合成樹
脂製のコルゲートチューブを傷付けずに優しく保持させ
ることができる。これは請求項8の如くコルゲートチュ
ーブを周方向回動自在に保持する場合、すなわちコルゲ
ートチューブがコルゲートチューブ保持部材内を摺動す
る場合に特に有効である。また、コルゲートチューブ保
持部材でコルゲートチューブを保持した後、コルゲート
チューブ保持部材をアーム部材に固定することで、アー
ム部材にコルゲートチューブを正確に且つ容易に装着す
ることができる。
【0060】また、請求項8記載の発明によれば、スラ
イドドアの開閉に伴って第一及び第二のアーム部材が揺
動した際に、コルゲートチューブの捩れが吸収されて
(逃がされて)、コルゲートチューブの傷みや変形やコ
ルゲートチューブのハーネス挿通スリットの口開きが確
実に防止され、コルゲートチューブの内側の電線も捩れ
や飛び出し等なく確実に保護される。これにより、ワイ
ヤハーネスの耐久性が向上する。
【0061】また、請求項9記載の発明によれば、コル
ゲートチューブ保持部材を開いてワイヤハーネスすなわ
ちコルゲートチューブを容易に挿通させることができ、
コルゲートチューブ保持部材を閉じて略環状にしてコル
ゲートチューブの外周を包むように保持することで、コ
ルゲートチューブを安定に且つ抜け出しなく保持するこ
とができ、しかもアーム部材にコルゲートチューブ保持
部材を容易に装着でき、メンテナンス等では容易に取り
外すことができて、ワイヤハーネスの組付作業性及び離
脱作業性が向上する。
【0062】また、請求項10記載の発明によれば、第
一のアーム部材がスライド主体部すなわちガイドレール
にスライド自在に係合する部分に軸支されたことで、ス
ライドドアの開閉に伴うスライダの摺動すなわちワイヤ
ハーネスの弛み及び引張の吸収動作と第一のアーム部材
の揺動すなわちワイヤハーネスの架空の垂直面上での屈
曲動作とが極めてスムーズに行われる。また、第一のア
ーム部材を支持する第一の支持部の真下に第二のアーム
部材を支持する第二の支持部があるから、スライダの摺
動と第一のアーム部材の揺動と第二のアーム部材の揺動
すなわち架空の水平面上でのワイヤハーネスの屈曲動作
とが極めてスムーズに行われる。このようにスライダの
摺動とワイヤハーネスの揺動とがスムーズに且つ一定の
軌跡で確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア用給電装置の第一の
実施形態を示す正面図である。
【図2】同じくワイヤハーネスのコルゲートチューブを
保持した状態の給電装置を示す斜視図である。
【図3】スライドドア閉じ時の給電装置の移動状態を示
す斜視図である。
【図4】スライドドア半開時の給電装置の移動状態を示
す斜視図である。
【図5】スライドドア開き時の給電装置の移動状態を示
す斜視図である。
【図6】本発明に係るスライドドア用給電装置の第三の
実施形態を示す正面図である。
【図7】同じくコルゲートチューブを保持した状態の給
電装置を示す上方視斜視図である。
【図8】第一の実施形態の一適用例を示す正面図であ
る。
【図9】図8の適用例の詳細な取付形態を示す分解斜視
図である。
【図10】従来の給電装置の一形態を示し、(a) はスラ
イドドアの全閉状態、(b) はスライドドアの全開状態を
それぞれ示す横断面図である。
【図11】従来の給電構造の一形態を示し、(a) はスラ
イドドアの閉じ状態、(b) はスライドドアの開き状態を
それぞれ示す平面図である。
【符号の説明】
1 スライドドア 3 ワイヤハーネス 9 プロテクタ 19 コルゲートチューブ 19a 凹溝 30 ガイドレール 31 スライダ 39 第一の支持部 40 第二の支持部 41,73 第二のアーム部材 43,72 第一のアーム部材 44,42 ハーネス保持板 50 給電装置 57 スライダ主体部 62,67 支持突部 74,75 コルゲートチューブ保持部材 78,81 支持片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空の垂直面上を前後に揺動可能な第一
    のアーム部材と、架空の水平面上を前後に揺動可能な第
    二のアーム部材とがスライドドア側に設けられ、該第一
    のアーム部材と該第二のアーム部材とに沿ってワイヤハ
    ーネスが配索保持されることを特徴とするスライドドア
    用給電装置。
  2. 【請求項2】 前記スライドドアに水平方向のガイドレ
    ールが設けられ、該ガイドレールにスライダがスライド
    自在に係合し、該スライダに前記第一のアーム部材と前
    記第二のアーム部材とが揺動自在に設けられたことを特
    徴とする請求項1記載のスライドドア用給電装置。
  3. 【請求項3】 スライドドアにプロテクタが設けられ、
    該プロテクタに前記ガイドレールが設けられ、前記第一
    のアーム部材から導出された前記ワイヤハーネスが湾曲
    した形状で該プロテクタ内に収容され、該プロテクタを
    経て該スライドドア側に配索されたことを特徴とする請
    求項2記載のスライドドア用給電装置。
  4. 【請求項4】 前記第一及び第二のアーム部材が各一対
    の対向するハーネス保持板を有することを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載のスライドドア用給電装置。
  5. 【請求項5】 前記ハーネス保持板が前記ワイヤハーネ
    スの外周形状に沿って湾曲していることを特徴とする請
    求項4記載のスライドドア用給電装置。
  6. 【請求項6】 前記ハーネス保持板が、前記ワイヤハー
    ネスのコルゲートチューブの凹溝に係合する支持突部を
    有し、該支持突部が該コルゲートチューブを固定ないし
    は周方向回動自在に支持することを特徴とする請求項4
    又は5記載のスライドドア用給電装置。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二のアーム部材にコルゲ
    ートチューブ保持部材が固定され、該コルゲートチュー
    ブ保持部材が前記ワイヤハーネスのコルゲートチューブ
    を保持したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載のスライドドア用給電装置。
  8. 【請求項8】 前記コルゲートチューブ保持部材が前記
    コルゲートチューブを周方向回動自在に保持したことを
    特徴とする請求項7記載のスライドドア用給電装置。
  9. 【請求項9】 前記コルゲートチューブ保持部材が略環
    状に形成されて径方向に開閉自在であり、且つ前記第一
    及び第二のアーム部材の各支持片に着脱自在であること
    を特徴とする請求項7又は8記載のスライドドア用給電
    装置。
  10. 【請求項10】 前記スライダがスライダ主体部の垂直
    な第一の支持部と、該第一の支持部から垂下及び折曲さ
    れた水平な第二の支持部とを有し、該第一の支持部に前
    記第一のアーム部材が回動自在に軸支され、該第二の支
    持部に前記第二のアーム部材が回動自在に軸支されたこ
    とを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のスライド
    ドア用給電装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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