JP2002019249A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2002019249A
JP2002019249A JP2000206513A JP2000206513A JP2002019249A JP 2002019249 A JP2002019249 A JP 2002019249A JP 2000206513 A JP2000206513 A JP 2000206513A JP 2000206513 A JP2000206513 A JP 2000206513A JP 2002019249 A JP2002019249 A JP 2002019249A
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plate making
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JP2000206513A
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Kumiko Abe
久美子 阿部
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 或るオペレータが孔版印刷装置を使用してい
るときに、他のオペレータがその孔版印刷装置を使用す
ることを禁止できるようにし、他のオペレータが孔版印
刷装置を使用することにより発生する、或るオペレータ
が設定した複雑な製版条件データの消去、高価な特殊用
紙の誤った使用を防止する。 【解決手段】 或るオペレータが孔版印刷装置を使用す
るときにロックモード設定操作部を操作することにより
(ステップS1のY)、ロックモード設定手段の機能が
実行され(ステップS2)、孔版印刷装置がロックモー
ドとなる。これにより、孔版印刷装置では他のオペレー
タが製版条件データを設定することができなくなり、他
のオペレータによる孔版印刷装置の使用が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタを製版する
製版部とそのマスタを用いて印刷を行う印刷部とを有す
る孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置は、マスタを製版するため
の製版条件データ、例えば、変倍率や穿孔径などを設定
した後に製版スタートキーを押すことにより、スキャナ
での原稿画像の読み取り、スキャナで読み取った原稿画
像に対応するマスタの製版が行われ、製版されたマスタ
を用いた印刷が行われる。
【0003】また、近年では、孔版印刷装置をネットワ
ークを介してパーソナルコンピュータ等のホスト機に接
続し、ホスト機から送信された製版条件データや画像デ
ータに基づいてマスタの製版を行う方式を採用した孔版
印刷装置も普及している。
【0004】ところで、このような孔版印刷装置では、
マスタを製版するための製版条件データの設定を禁止す
る機能が設けられていない。つまり、或るオペレータが
孔版印刷装置を使用している途中で、他のオペレータが
その孔版印刷装置を使用することを禁止できない。
【0005】孔版印刷装置は、或る製版条件データを設
定してマスタを製版したら、次のマスタの製版時には同
じ製版条件データを使用するか、又は、先の製版条件デ
ータを消去して新たに製版条件データを設定するかとい
う二者択一の機能を有する。そして、一度設定した製版
条件データを一時保存しておき、他の製版条件データに
よる製版を行った後に、保存してある製版条件データを
呼び出して再使用するという機能は有しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、或るオペレ
ータが変倍率や穿孔径などに関して複雑な製版条件デー
タを設定し、その製版条件データに従って次々とマスタ
を製版し、各マスタ毎に所定枚数の印刷を行っている場
合において、そのオペレータが孔版印刷装置の側から離
れているときに、他のオペレータがその孔版印刷装置を
使用して製版及び印刷を行うことがある。すると、或る
オペレータが設定した複雑な製版条件データが消去され
てしまい、複雑な製版条件データを再設定しなければな
らないという煩雑さがある。
【0007】また、或るオペレータが高価な特殊用紙を
使用して印刷を行っている場合において、そのオペレー
タが孔版印刷装置の側から離れている間に他のオペレー
タがその孔版印刷装置を使用して製版及び印刷を行うこ
とがある。すると、その高価な特殊用紙が誤って使用さ
れるということが生じる。
【0008】孔版印刷装置がネットワークでホスト機に
接続されている場合には、ネットワークを介して行われ
る製版・印刷データ(製版条件データ、画像データ、印
刷条件データ等)の送信により、或るオペレータが設定
した複雑な製版条件データが上書きされて消去されると
いうことや、高価な特殊用紙が誤って使用されるという
ことが発生する。なお、このようなネットワークを介し
ての製版・印刷データの送信は、或るオペレータが孔版
印刷装置の側についていても禁止することはできない。
【0009】そこで本発明は、或るオペレータが設定し
た複雑な製版条件データが他のオペレータにより消去さ
れることや、或るオペレータが用意した高価な特殊用紙
が他のオペレータにより誤って使用されることを防止で
きるようにした孔版印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0010】さらに本発明は、或るオペレータが設定し
た複雑な製版条件データが、ホスト機から送信された製
版・印刷データの上書きにより消去されることや、或る
オペレータが使用している高価な特殊用紙がホスト機か
ら送信された製版・印刷データに基づく印刷により誤っ
て使用されることを防止できるようにした孔版印刷装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力された製版条件データ及び画像データに応じてマス
タを製版する製版部と、製版された前記マスタを用いた
印刷を行う印刷部とを有する孔版印刷装置において、前
記製版条件データの設定を禁止するロックモードを設定
するためのロックモード設定操作部と、前記ロックモー
ド設定操作部の操作に基づいてロックモードの設定を行
うロックモード設定手段と、を有する。
【0012】したがって、或るオペレータが孔版印刷装
置を使用するときにロックモードの設定を行っておくこ
とにより、他のオペレータは製版条件データの設定が禁
止され、その孔版印刷装置を使用することが禁止され
る。このため、或るオペレータが設定した複雑な製版条
件データが消去されるということや、或るオペレータが
使用している高価な特殊用紙が誤って使用されることが
防止される。さらに、他のオペレータによる孔版印刷装
置の使用を禁止できるために、設定した製版条件データ
が他のオペレータに消去されることを防止するため、孔
版印刷装置の使用中その孔版印刷装置の側で待機すると
いう必要がなくなる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、ロックモードを解除するためのロ
ックモード解除操作部と、前記ロックモード解除操作部
が操作されることによりロックモードを解除するロック
モード解除手段と、を有する。
【0014】したがって、ロックモード解除操作部を操
作してロックモードを解除することにより、製版条件デ
ータの設定を行えるようになる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の孔版印刷装置において、ホスト機から製版及び印刷
を行うための製版・印刷データが送信されたことを検知
するデータ送信検知手段と、前記データ送信検知手段に
よる検知が行われたときにロックモードである場合に
は、ロックモードであることとそのロックモードの解除
予定時間とを前記ホスト機に返信する返信手段と、前記
返信手段による返信後に前記ホスト機からの待機OK信
号が送信されたときには前記ホスト機から送信された製
版・印刷データをデータ記憶部に記憶させるデータ記憶
手段と、ロックモードが解除された後に前記データ記憶
部に記憶されている製版・印刷データに応じた製版及び
印刷を実行させる製版・印刷手段と、を有する。
【0016】したがって、ホスト機から孔版印刷装置へ
製版・印刷データが送信され、そのとき、孔版印刷装置
がロックモードに設定されていた場合には、孔版印刷装
置がロックモードであることとそのロックモードの解除
予定時間とがホスト機に返信される。そして、この返信
後に、ホスト機から待機OK信号が送信された場合に
は、ホスト機から孔版印刷装置へ送信された製版・印刷
データが孔版印刷装置のデータ記憶部に記憶される。ロ
ックモードが解除されると、データ記憶部に記憶されて
いる製版・印刷データに応じた製版及び印刷が行われ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は孔版印刷装置の内部構造を示す
縦断正面図である。この孔版印刷装置は、スキャナ1、
製版部2、印刷部3、排版部4、給紙部5、排紙部6、
操作パネル7(図2参照)等から構成されている。
【0018】スキャナ1は、コンタクトガラス上に位置
する原稿の画像を光学的に読み取る。このスキャナ1で
の原稿の読み取りは、ADFを使用して原稿をコンタク
トガラス上で移動させながら行ってもよく、又は、原稿
を1枚ずつコンタクトガラス上に載置させて行ってもよ
い。
【0019】製版部2は、ロール状から引き出されたマ
スタ原紙8を加熱溶融穿孔して穿孔画像を形成するサー
マルヘッド9、マスタ原紙8をサーマルヘッド9に押し
付けるプラテン10、穿孔画像が形成されたマスタ原紙
8を所定長さにカットするカッタ11等から構成されて
いる。穿孔画像が形成されたマスタ原紙8が、カッタ1
1で所定長さにカットされることによりマスタ(図示せ
ず)が作成される。ここで、サーマルヘッド9によるマ
スタ原紙8の加熱溶融穿孔は、操作パネル7上のキーを
操作することにより設定された製版条件データ及びスキ
ャナ1で読み取られた原稿の画像データに応じて行わ
れ、又は、後述するホスト機であるパーソナルコンピュ
ータ12(図2参照)からネットワーク13を介して送
信された製版条件データ及び画像データに応じて行われ
る。
【0020】印刷部3は、軸線回りに回転駆動されてそ
の外周面にマスタが巻き付けられる多孔性で円筒状の版
胴14、版胴14の外周面に巻き付けられたマスタに接
離する位置へ移動自在なプレスローラ15、版胴14の
内部に配置されたインキローラ16とドクターローラ1
7とインキ補給機構18等により構成されている。イン
キローラ16とドクターローラ17とに挟まれた箇所に
は、楔形状のインキ溜り部19が形成されている。イン
キ補給機構18は、インキが収容されたインキ容器2
0、インキ容器20のインキを吸引してそのインキをイ
ンキ溜り部19内へ補給するインキポンプ21、インキ
溜り部19内へ補給されるインキが流れるインキ補給配
管22等により構成されている。
【0021】排版部4は、印刷が終了して不要になった
使用済みのマスタを版胴14の外周面から剥がして収納
するところであり、マスタを版胴14の外周面から剥が
す剥がし機構23、版胴14から剥がされたマスタを収
納する収納箱24等により構成されている。
【0022】給紙部5は、印刷部3へ給紙される印刷用
紙25がセットされるところであり、排紙部6は、印刷
が終了した印刷用紙25が排紙されるところである。
【0023】操作パネル7には、テンキー、各種のファ
ンクションキー、表示部等が設けられている(いずれも
図示せず)。ファンクションキーの中には、製版動作を
スタートさせる製版スタートキー、印刷動作をスタート
させる印刷スタートキー、製版条件データの入力を禁止
するロックモードを設定するためのロックモード設定操
作部であるロックモード設定キー、そのロックモードを
解除するためのロックモード解除操作部であるロックモ
ード解除キー等が設けられている。なお、これらのロッ
クモード設定操作部やロックモード解除操作部の構成と
しては、専用のファンクションキーを設けずに、他のフ
ァンクションキーとテンキーとを組み合わせて操作する
ものであってもよい。
【0024】図2は、孔版印刷装置のハードウェア構成
と、この孔版印刷装置にネットワーク13を介して接続
されたパーソナルコンピュータ12のハードウェア構成
とを示すブロック図である。孔版印刷装置は、この孔版
印刷装置の各部を制御するためのCPU26を有し、こ
のCPU26に対し、ROM27、RAM28、データ
記憶部であるHDD29、スキャナ1、製版部2、印刷
部3、操作パネル7、通信I/O30等がバスライン3
1により接続されている。
【0025】ROM27には制御プログラム等の固定デ
ータが格納され、RAM28には検知データ等の各種の
可変データが一時的に格納される。データ記憶部である
HDD29には、スキャナ1で読み取った画像データや
操作パネル7上で設定された製版条件データ、さらに
は、パーソナルコンピュータ12から送信された製版及
び印刷を行う製版・印刷データ等が記憶される。この製
版・印刷データには、製版条件データ、画像データ、印
刷条件データ等が含まれる。
【0026】パーソナルコンピュータ12は、このパー
ソナルコンピュータ12の各部を制御するためのCPU
32を有し、このCPU32に対し、ROM33、RA
M34、HDD35、キーボード36、表示部37、通
信I/O38等がバスライン39により接続されてい
る。
【0027】ROM33には制御プログラム等の固定デ
ータが格納され、RAM34には検知データ等の各種の
可変データが一時的に格納される。HDD35には孔版
印刷装置へ送信するための製版条件データや画像データ
や印刷条件データ等が記憶される。表示部37には、パ
ーソナルコンピュータ12で入力した各種の入力デー
タ、孔版印刷装置から返信された各種の返信データ、例
えば、孔版印刷装置がロックモードであること示すデー
タ、そのロックモードの解除予定時間のデータ、用紙切
れのデータ等が表示される。
【0028】ここで、孔版印刷装置のCPU26は、ロ
ックモード設定手段、ロックモード解除手段、データ送
信検知手段、返信手段、データ記憶手段、製版・印刷手
段の機能を実行する。
【0029】ロックモード設定手段は、孔版印刷装置の
モードを、製版条件データの設定を禁止するロックモー
ドに設定する機能である。ロックモード設定キーを押す
ことによりロックモード設定手段が実行され、孔版印刷
装置のモードがロックモードに設定される。
【0030】ロックモード解除手段は、孔版印刷装置の
ロックモードを解除して通常モードに戻す機能である。
ロックモード解除キーを押すことによりロックモード解
除手段が実行され、孔版印刷装置のモードがロックモー
ドから通常モードに戻る。孔版印刷装置のロックモード
が解除されて通常モードに戻ることにより、孔版印刷装
置では製版条件データの設定が可能になる。
【0031】データ送信検知手段は、パーソナルコンピ
ュータ12から孔版印刷装置に対して製版及び印刷を行
うための製版・印刷データが送信されたことを検知する
機能である。パーソナルコンピュータ12から孔版印刷
装置に対して製版・印刷データが送信されたときに実行
される。
【0032】返信手段は、パーソナルコンピュータ12
から製版・印刷データが送信されたことが検知され(デ
ータ送信検知手段が実行され)、そのとき孔版印刷装置
がロックモードに設定されていた場合に、孔版印刷装置
がロックモードであることと、そのロックモードの解除
予定時間(印刷が終了してロックモードが解除されるま
での時間)とをパーソナルコンピュータ12へ返信する
機能である。
【0033】解除予定時間の演算は、以下のようにして
行われる。まず、オペレータが入力した数値や孔版印刷
装置での検知結果、例えば、ADFで読み込んだ原稿の
枚数とオペレータが入力した各原稿についての印刷枚
数、設定されている印刷速度、原稿の読み取りをADF
で連続して行わない場合にはオペレータが入力した読み
取りを行う原稿の大まかな枚数と各原稿についての印刷
枚数等に基づいて製版・印刷の作業に要する時間が演算
され、その後、その演算値と印刷が開始されてからの経
過時間とから解除予定時間が演算される。
【0034】データ記憶手段は、パーソナルコンピュー
タ12から孔版印刷装置へ送信された製版・印刷データ
を孔版印刷装置のHDD29へ記憶させる機能である。
パーソナルコンピュータ12から孔版印刷装置へ製版・
印刷データが送信され、そのときの孔版印刷装置がロッ
クモードに設定されていた場合には返信手段の機能が実
行される。そして、返信された解除予定時間を見たパー
ソナルコンピュータ12のオペレータが、その解除予定
時間の経過後に製版及び印刷を開始してもよいと考えた
場合に、待機OK信号を孔版印刷装置へ送信すると、こ
の待機OK信号を受信した後にデータ記憶手段の機能が
実行され、パーソナルコンピュータ12から孔版印刷装
置へ送信された製版・印刷データが孔版印刷装置のHD
D29へ記憶される。ここで、待機OK信号とは、パー
ソナルコンピュータ12へ返信されたロック状態の解除
予定時間等のデータがパーソナルコンピュータ12の表
示部37に表示され、その表示を見たパーソナルコンピ
ュータ12のオペレータが、解除予定時間が経過してロ
ックモードが解除された後に製版及び印刷を行ってもよ
い場合にそのオペレータの操作により出力される信号で
ある。
【0035】製版・印刷手段は、データ記憶手段の機能
の実行によりHDD29に記憶された製版・印刷データ
に応じて製版及び印刷を行わせる機能である。ロックモ
ードが解除された後に実行される。
【0036】図3は、ロックモード設定キーの操作とロ
ックモードの設定とについて説明するフローチャートで
ある。孔版印刷装置では、ロックモード設定キーが押し
下げられたか否かが監視されており(ステップS1)、
ロックモード設定キーが押し下げられた場合には(ステ
ップS1のY)、孔版印刷装置のモードがロックモード
に設定され(ステップS2)、ここに、ロックモード設
定手段の機能が実行される。このロックモード設定手段
の機能の実行により、他のオペレータによる製版条件デ
ータの設定、パーソナルコンピュータ12から送信され
た製版・印刷データの設定が禁止される。
【0037】図4は、ロックモード解除キーの操作とロ
ックモードの解除とについて説明するフローチャートで
ある。孔版印刷装置では、ロックモードが設定された後
にロックモード解除キーが押し下げられたか否かが監視
され(ステップS11)、ロックモード解除キーが押し
下げられた場合には(ステップS11のY)、孔版印刷
装置のロックモードが解除され(ステップS12)、こ
こに、ロックモード解除手段の機能が実行される。この
ロックモードの解除により、孔版印刷装置では、新たな
製版条件データの設定が可能になる。
【0038】図5は、パーソナルコンピュータ12から
孔版印刷装置へ製版及び印刷を行うための製版・印刷デ
ータ(製版条件データと画像データと印刷条件データ)
が送信された場合に行われる処理について説明するフロ
ーチャートである。
【0039】孔版印刷装置では、パーソナルコンピュー
タ12から製版・印刷データが送信されたか否かが監視
されており(ステップS21)、ここに、データ送信検
知手段の機能が実行される。製版・印刷データの送信が
あった場合には(ステップS21のY)、孔版印刷装置
がロックモードに設定されているか否かが確認され(ス
テップS22)、ロックモードに設定されていない場合
には(ステップS22のN)、送信された製版・印刷デ
ータが一旦HDD29に記憶され、その製版・印刷デー
タに応じた製版及び印刷が行われる(ステップS2
3)。
【0040】一方、孔版印刷装置がロックモードに設定
されている場合には(ステップS22のY)、孔版印刷
装置はロックモードであることと、そのロックモードの
解除予定時間とがパーソナルコンピュータ12へ返信さ
れ(ステップS24)、ここに、返信手段の機能が実行
される。解除予定時間は上述したように、ロックモード
での印刷が開始されたときに、印刷速度と印刷の置数枚
数とからその印刷に要する時間が演算されているので、
その演算値と、印刷が開始されてからの経過時間とから
演算される。
【0041】パーソナルコンピュータ12へ返信された
データは、パーソナルコンピュータ12の表示部37に
表示され、その表示を見たパーソナルコンピュータ12
のオペレータが、待機OK信号か、又は、製版及び印刷
をキャンセルする旨のキャンセル信号を孔版印刷装置へ
送信する。
【0042】孔版印刷装置では、パーソナルコンピュー
タ12から送信された信号が待機OK信号か否かが監視
され(ステップS25)、待機OK信号でない(キャン
セル信号である)場合には(ステップS25のN)、送
信された製版・印刷データがキャンセルされる(ステッ
プS26)。
【0043】送信された信号が待機OK信号である場合
には(ステップS25のY)、送信された製版・印刷デ
ータがHDD29に記憶され(ステップS27)、ここ
に、データ記憶手段の機能が実行される。
【0044】データ記憶手段の機能が実行された場合に
は、ロックモードが解除されたか否かが判断され(ステ
ップS28)、ロックモードが解除された後に(ステッ
プS28のY)、HDD29に記憶されている製版・印
刷データに応じて製版及び印刷が行われ(ステップS2
9)、ここに、製版・印刷手段の機能が実行される。
【0045】なお、ロックモードが設定された状態での
作業が終了してから所定時間経過してもロックモードが
解除されない場合には、タイマー等を用いたロックモー
ド自動解除手段を設け、ロックモードを自動的に解除す
るようにしてもよい。作業者がロックモードを解除する
ことを忘れた場合などに有効である。
【0046】このような構成において、この孔版印刷装
置では、ロックモード設定キーが押し下げられることに
よりロックモードに設定される。そして、或るオペレー
タがロックモード設定キーを押し下げて孔版印刷装置を
ロックモードに設定することにより、孔版印刷装置では
製版条件データの設定が禁止され、他のオペレータが孔
版印刷装置を使用することができなくなる。
【0047】このため、或るオペレータが複雑な製版条
件データの設定を行い、その製版条件データに従って次
々と新たなマスタの製版を行いながら印刷を行う場合
に、その作業の途中で、他のオペレータが製版条件デー
タを変更して製版を行ってしまい、或るオペレータが設
定した複雑な製版条件データが消去されるということを
防止でき、或るオペレータが複雑な製版条件データを再
設定するという煩雑さがなくなる。
【0048】また、ロックモード設定キーを押し下げて
孔版印刷装置をロックモードに設定しておくことによ
り、或るオペレータが高価な特殊用紙を使用して(給紙
部5にセットして)印刷を行っている場合に他のオペレ
ータが製版条件データを変更してその印刷装置で製版、
印刷を行うことを禁止できるので、他のオペレータがそ
の孔版印刷装置で新たにマスタを製版して印刷を行い、
高価な特殊用紙を誤って使用するということを防止でき
る。
【0049】製版及び印刷を行うための製版・印刷デー
タがパーソナルコンピュータ12からネットワーク13
を介して孔版印刷装置へ送信された場合においても、同
様に、製版や印刷を禁止できるので、複雑な製版条件デ
ータが消去されることや、高価な特殊用紙が誤って使用
されることを防止できる。
【0050】また、製版・印刷データがパーソナルコン
ピュータ12からネットワーク13を介して孔版印刷装
置へ送信された場合において、孔版印刷装置がロックモ
ードに設定されている場合には、パーソナルコンピュー
タ12に対してロックモードが解除されるまでの解除予
定時間を返信し、その解除予定時間の経過後に製版及び
印刷を行わせることができるので、ネットワーク13上
で使用する場合における孔版印刷装置の使い勝手が向上
する。
【0051】なお、本実施の形態では、単色の印刷を行
う単色孔版印刷装置にロック機能を設けた場合を例に挙
げて説明したが、このロック機能は、2色印刷を行う孔
版印刷装置や、フルカラー印刷を行う孔版印刷装置にお
いても適用することができる。そして、2色印刷やフル
カラー印刷を行う孔版印刷装置においてこのロック機能
を設けることにより、より一層複雑な製版条件データが
不用意に消されるということを防ぐことができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明の孔版印刷装置によ
れば、或るオペレータが孔版印刷装置を使用するときに
ロックモードの設定を行っておくことにより、他のオペ
レータがその孔版印刷装置を使用することを禁止でき、
他のオペレータによる孔版印刷装置の使用により、或る
オペレータが設定した複雑な製版条件データが消去され
ることや、高価な特殊用紙が誤って使用されることを防
止でき、さらに、他のオペレータによる孔版印刷装置の
使用を禁止するために孔版印刷装置の使用中その孔版印
刷装置の側で待機しているという必要をなくすことがで
きる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の孔版印刷装置において、ロックモードを解除するた
めのロックモード解除操作部と、ロックモード解除操作
部が操作されることによりロックモードを解除するロッ
クモード解除手段とを有するので、ロックモード解除操
作部を操作することによりロックモードを解除すること
ができ、製版条件データの設定を必要に応じて適宜行う
ことができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の孔版印刷装置において、ホスト機から孔版印
刷装置へ製版・印刷データが送信され、そのとき、孔版
印刷装置がロックモードに設定されていた場合には、孔
版印刷装置がロックモードであることとそのロックモー
ドの解除予定時間とがホスト機に返信され、この送信後
に、ホスト機から待機OK信号が送信された場合には、
ホスト機から孔版印刷装置へ送信された製版・印刷デー
タが孔版印刷装置のデータ記憶部に記憶され、ロックモ
ードが解除された後にデータ記憶部に記憶されている製
版・印刷データに応じた製版及び印刷が行われるので、
ホスト機に接続された孔版印刷装置の使い勝手を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の孔版印刷装置の内部構
造を示す縦断正面図である。
【図2】孔版印刷装置のハードウェア構成とこの孔版印
刷装置にネットワークを介して接続されたパーソナルコ
ンピュータのハードウェア構成とを示すブロック図であ
る。
【図3】ロックモード設定キーの操作、及び、ロックモ
ードの設定について説明するフローチャートである。
【図4】ロックモード解除キーの操作、及び、ロックモ
ードの解除について説明するフローチャートである。
【図5】パーソナルコンピュータから孔版印刷装置へ製
版条件データと画像データと印刷条件データとが送信さ
れた場合に行われる処理について説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 製版部 3 印刷部 29 データ記憶部 ステップS1、S2 ロックモード設定手段 ステップS11、S12 ロックモード解除手段 ステップS21 データ送信検知手段 ステップS24 返信手段 ステップS27 データ記憶手段 ステップS29 製版・印刷手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された製版条件データ及び画像デー
    タに応じてマスタを製版する製版部と、製版された前記
    マスタを用いた印刷を行う印刷部とを有する孔版印刷装
    置において、 前記製版条件データの設定を禁止するロックモードを設
    定するためのロックモード設定操作部と、 前記ロックモード設定操作部の操作に基づいてロックモ
    ードの設定を行うロックモード設定手段と、を有するこ
    とを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 ロックモードを解除するためのロックモ
    ード解除操作部と、 前記ロックモード解除操作部が操作されることによりロ
    ックモードを解除するロックモード解除手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 ホスト機から製版及び印刷を行うための
    製版・印刷データが送信されたことを検知するデータ送
    信検知手段と、 前記データ送信検知手段による検知が行われたときにロ
    ックモードである場合には、ロックモードであることと
    そのロックモードの解除予定時間とを前記ホスト機に返
    信する返信手段と、 前記返信手段による返信後に前記ホスト機からの待機O
    K信号が送信されたときには前記ホスト機から送信され
    た製版・印刷データをデータ記憶部に記憶させるデータ
    記憶手段と、 ロックモードが解除された後に前記データ記憶部に記憶
    されている製版・印刷データに応じた製版及び印刷を実
    行させる製版・印刷手段と、を有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の孔版印刷装置。
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