JP2002019092A - 駆動信号生成のためのデータを備えたインクタンク及び当該インクタンクを備えた印刷装置 - Google Patents

駆動信号生成のためのデータを備えたインクタンク及び当該インクタンクを備えた印刷装置

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JP2002019092A
JP2002019092A JP2000199373A JP2000199373A JP2002019092A JP 2002019092 A JP2002019092 A JP 2002019092A JP 2000199373 A JP2000199373 A JP 2000199373A JP 2000199373 A JP2000199373 A JP 2000199373A JP 2002019092 A JP2002019092 A JP 2002019092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔料インクや染料インクを想定して製造され
たプリンタが、想定したインクと異なるインクを使用し
て印刷できないという問題を解決する。 【解決手段】インクを吐出するための複数のノズルと、
前記複数のノズルを駆動するための複数の駆動素子と、
を備える印刷ヘッドと、前記複数の駆動素子を駆動する
ための駆動信号の波形を表す駆動波形データとして、時
系列的に変化する駆動波形の複数のレベルを表すための
駆動波形データを格納したメモリを備えたインクタンク
が装着可能なインクタンク装着部と、前記メモリから読
み出した駆動波形データに基づいて、前記複数の駆動素
子を駆動させるための駆動信号を生成する駆動信号発生
部とを備える備えることにより、任意のインクを使用し
て印刷できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタなどとして用い
られる印刷装置、およびこの印刷装置の本体に着脱され
るインクタンクに関する。さらに詳しくは、インクタン
クに記憶された情報に基づく印刷制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
複数色のインクを印刷ヘッドから吐出するカラープリン
タが広く普及している。カラープリンタに使用される複
数色のインクとしては、たとえば、染料インクや顔料イ
ンクが利用される。ここで、「染料インク」とは、イン
クの色料として染料を用いたインクであり、「顔料イン
ク」とは、インクの色料として顔料を用いたインクであ
る。染料インクを用いる場合には、印刷媒体上で透明感
のある色を表現することができ、顔料インクを用いる場
合には、印刷媒体上ではっきりした色(ベタな色)を表
現することができる。また、顔料インクを使用すれば、
にじみの少ない文字や画像を印刷することができるとい
う利点もある。
【0003】ところで、染料インクと顔料インクとは、
印刷媒体上での広がり方が異なっている。すなわち、染
料インクは印刷媒体上で広がりやすい(にじみやすい)
が、顔料インクは印刷媒体上で広がりにくい(にじみに
くい)。したがって、印刷媒体上に同じ大きさのドット
を形成するためには、顔料と染料では異なる量のインク
滴を吐出することを要し、それぞれ異なる駆動波形で吐
出することが求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
タは、一つの駆動波形をプリンタ内部のファームウェア
が備えていた。このため、たとえば、顔料インクを想定
して製造されたプリンタは、染料インクのインクタンク
を使えないという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、様々な種類のイ
ンクを、一つのプリンタで使用できる技術を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印
刷装置は、印刷媒体上にインクドットを形成することに
よって印刷を行う印刷装置であって、インクを吐出する
ための複数のノズルと、前記複数のノズルを駆動するた
めの複数の駆動素子と、を備える印刷ヘッドと、前記複
数の駆動素子を駆動するための駆動信号の波形を表す駆
動波形データとして、時系列的に変化する駆動波形の複
数のレベルを表すための駆動波形データを格納したメモ
リを備えたインクタンクが装着可能なインクタンク装着
部と、前記メモリから読み出した駆動波形データに基づ
いて、前記複数の駆動素子を駆動させるための駆動信号
を生成する駆動信号発生部と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】本発明の印刷装置は、インクタンクに備え
られたメモリ内の駆動波形データに基づいて駆動波形を
生成するので、様々な種類のインクを同じプリンタで使
用できる。特に、たとえば、プリンタの出荷後に開発さ
れたインクタンクを使用して、きれいな印刷を行うこと
ができる。
【0008】上記の装置において、前記インクタンクの
前記メモリは、複数のインクの種類にそれぞれ適する複
数の駆動波形データの中から、前記インクタンクに収容
されているインクの種類に応じて選択された駆動波形デ
ータを格納するのが好ましい。
【0009】こうすれば、インクタンクが収容するイン
クに適した駆動波形でインクを吐出して適切なドットを
形成することができる。
【0010】上記の装置において、前記駆動信号発生部
は、互いに異なる駆動信号を生成可能な複数の駆動波形
生成回路を有しており、前記複数のノズルは、前記互い
に異なる駆動信号で駆動される複数のノズル群に区分さ
れており、前記インクタンクの前記メモリは、前記複数
のノズル群で使用されるインクの種類に応じて選択され
た複数の駆動波形データを格納するのが好ましい。
【0011】これにより、複数のノズル群で使用される
インクの種類に応じて、各ノズル群に適する異なる駆動
信号で適切なドットを形成することができる。
【0012】上記の装置において、前記駆動信号発生部
は、湿度と、前記印刷ヘッドの温度と、前記印刷ヘッド
のインク吐出特性を表す吐出特性ランクと、のうち少な
くとも一つの情報に基づいて前記駆動信号を補正するよ
うにしても良い。
【0013】こうすれば、インクを吐出する環境や印刷
ヘッドの特性による影響を抑制して、画質の劣化を防止
することができる。
【0014】上記の装置において、前記メモリは、書き
換え可能な不揮発性メモリであり、前記印刷装置は、さ
らに、少なくとも各インクタンクが前記印刷部に装着さ
れたときに、各インクタンク内の各種類のインクの残量
情報を、前記不揮発性メモリから読みとるメモリ読み出
し部と、前記インク残量計測部が算出した印刷終了時に
おける各インクタンク内の各種類のインクの残量情報
を、前記不揮発性メモリに書き込むメモリ書込部と、を
備え、前記インク残量計測部は、前記不揮発性メモリか
ら読み出した各種類のインクの残量と各種類のインクの
吐出量から前記各インクタンク内部の各種類のインクの
残量を計算するものであり、前記駆動信号発生部は、前
記各種類のインクの残量情報に基づいて前記駆動波形を
補正するようにしても良い。
【0015】このように、各種類のインクの残量情報に
基づいて前記駆動波形を補正すれば、インクタンク内の
圧力の低下に起因するインク吐出量の減少による画質の
劣化を抑止でき、また、インクの残量をインクタンクの
不揮発性メモリに書き込むようにすれば、インクタンク
を交換しても適切に前記駆動波形を補正できる。
【0016】本発明のインクタンクは、インクを吐出す
るための複数のノズルと、前記複数のノズルを駆動する
ための複数の駆動素子と、を有する印刷ヘッドを用いて
印刷媒体上にインクドットを形成する印刷装置に用いら
れるインクタンクであって、前記複数の駆動素子を駆動
するための駆動信号の波形を表す駆動波形データとし
て、時系列的に変化する波形レベルを表す駆動波形デー
タを格納したメモリを備えることを特徴とする。
【0017】こうすれば、この駆動波形データに基づい
て駆動波形を生成するので、プリンタの種類による制限
を緩和でき、多くのプリンタに使用できるようになる。
【0018】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、印
刷装置のためのインクタンク、印刷制御方法および印刷
制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するた
めのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログ
ラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラム
を含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で
実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の構成: B.実施例: C.駆動波形の補正: D.クリーニング方法の選択: E.インクタンクまたはインクカートリッジが備えるメ
モリが有するデータの内容: F.変形例:
【0020】A.装置の構成:図1は、本発明の一実施
例としての印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピ
ュータ90と、印刷部としてのカラープリンタ20と、
を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュー
タ90の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶこと
ができる。
【0021】コンピュータ90では、所定のオペレーテ
ィングシステムの下で、アプリケーションプログラム9
5が動作している。オペレーティングシステムには、ビ
デオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれ
ており、アプリケーションプログラム95からは、これ
らのドライバを介して、カラープリンタ20に転送する
ための印刷データPDが出力されることになる。アプリ
ケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して
所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介して
CRT21に画像を表示する。
【0022】アプリケーションプログラム95が印刷命
令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ9
6が、画像データをアプリケーションプログラム95か
ら受け取り、これをカラープリンタ20に供給するため
の印刷データPDに変換する。図1に示した例では、プ
リンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール
97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュ
ール99と、ラスタライザ100と、色変換テーブルL
UTと、が備えられている。
【0023】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データの
解像度(即ち、単位長さ当りの画素数)を、プリンタド
ライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を
果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだ
RGBの3色からなる画像情報である。色変換モジュー
ル98は、色変換テーブルLUTを参照しつつ、各画素
ごとに、RGB画像データを、カラープリンタ20が利
用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
【0024】色変換された多階調データは、例えば25
6階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール
99は、インクドットを分散して形成することにより、
カラープリンタ20でこの階調値を表現するためのハー
フトーン処理を実行する。ハーフトーン処理された画像
データは、ラスタライザ100によりカラープリンタ2
0に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷
データPDとして出力される。なお、印刷データPD
は、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータ
と、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
【0025】なお、プリンタドライバ96は、印刷デー
タPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相
当する。プリンタドライバ96の機能を実現するための
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録された形態で供給される。このような記録媒体とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能
な種々の媒体を利用できる。
【0026】図2は、カラープリンタ20の概略構成図
である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によ
って印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構
と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプ
ラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走
査送り機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッド
ユニット60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動
してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆
動機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモー
タ24,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32
との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えてい
る。制御回路40は、コネクタ56を介してコンピュー
タ90に接続されている。
【0027】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ22の回転をプラテン26と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリ
ッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位
置センサ39とを備えている。
【0028】図3は、制御回路40を中心としたカラー
プリンタ20の構成を示すブロック図である。制御回路
40は、CPU41と、プログラマブルROM(PRO
M)43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを
記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備え
た算術論理演算回路として構成されている。この制御回
路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース
を専用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用
回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動して
インクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモー
タ22およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆
動回路54とを備えている。I/F専用回路50は、パ
ラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ5
6を介してコンピュータ90から供給される印刷データ
PDを受け取ることができる。カラープリンタ20は、
この印刷データPDに従って印刷を実行する。なお、R
AM44は、ラスタデータを一時的に格納するためのバ
ッファメモリとして機能する。
【0029】印刷ヘッドユニット60は、印刷ヘッド2
8を有しており、また、インクタンクを搭載可能であ
る。なお、印刷ヘッドユニット60は、1つの部品とし
てカラープリンタ20に着脱される。すなわち、印刷ヘ
ッド28を交換しようとする際には、印刷ヘッドユニッ
ト60を交換することになる。
【0030】図4は、印刷ヘッド28の下面におけるノ
ズル配列を示す説明図である。印刷ヘッド28の下面に
は、ブラックインクを吐出するためのブラックインクノ
ズル列KD と、濃シアンインクを吐出するための濃シア
ンインクノズル列CD と、淡シアンインクを吐出するた
めの淡シアンインクノズル列CL と、濃マゼンタインク
を吐出するための濃マゼンタインクノズル列MD と、淡
マゼンタインクを吐出するための淡マゼンタインクノズ
ル列ML と、イエローインクを吐出するためのイエロー
インクノズル列YD とが形成されている。
【0031】なお、各ノズル列を示す符号における最初
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。
【0032】各ノズル列の複数のノズルは、副走査方向
SSに沿って一定のノズルピッチk・Dでそれぞれ整列
している。ここで、kは整数であり、Dは副走査方向に
おける印刷解像度に相当するピッチ(「ドットピッチ」
と呼ぶ)である。本明細書では、「ノズルピッチはkド
ットである」とも言う。このときの単位[ドット]は、
印刷解像度のドットピッチを意味している。副走査送り
量に関しても同様に、[ドット]の単位を用いる。
【0033】各ノズルには、各ノズルを駆動してインク
滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子(図
示せず)が設けられている。印刷時には、印刷ヘッド2
8が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク
滴が吐出される。
【0034】なお、各ノズル列の複数のノズルは、副走
査方向に沿って一直線上に配列されている必要はなく、
たとえば千鳥状に配列されていてもよい。なお、ノズル
が千鳥状に配列されている場合にも、副走査方向に測っ
たノズルピッチk・Dは、図5の場合と同様に定義する
ことができる。この明細書において、「副走査方向に沿
って配列された複数のノズル」という文言は、一直線上
に配列されたノズルと、千鳥状に配置されたノズルと、
を包含する広い意味を有している。
【0035】以上説明したハードウェア構成を有するカ
ラープリンタ20は、紙送りモータ22により用紙Pを
搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッジモータ24に
より往復動させ、同時に印刷ヘッド28のピエゾ素子を
駆動して、各色インク滴の吐出を行い、インクドットを
形成して用紙P上に多色多階調の画像を形成する。
【0036】図5は、駆動信号を各ピエゾ素子PEに供
給する回路の内部構成を示すブロック図である。ヘッド
駆動回路52は、原駆動信号ORGDRVを生成するた
めの原駆動信号発生部220を備えている。原駆動信号
発生部220は、一つ以上の駆動波形生成回路46と、
この駆動波形生成回路46を制御する駆動波形生成制御
回路66とを有している。
【0037】印刷ヘッドユニット60は、各ピエゾ素子
PEに駆動信号を供給するためのドライバIC51を有
している。このドライバIC51は、駆動波形生成回路
46から供給される原駆動信号ORGDRVを、駆動波
形生成制御回路66から供給されるシリアル印刷信号P
RTに応じてオン/オフ制御する図示しないスイッチン
グ回路(マスク回路とも呼ぶ)を有している。なお、シ
リアル印刷信号PRTは、コンピュータ90(図1)か
ら供給された印刷データPDに含まれるラスタデータと
同じ内容を示すデータである。
【0038】ブラックインクカートリッジ107kと、
カラーインクカートリッジ107Fには、メモリ180
k,180Fがそれぞれ設けられている。これらのメモ
リ180k,180Fには、各インクカートリッジ10
7k,107Fに収容されている各種のインクの種類
や、駆動波形の生成に使用される駆動波形データが格納
されており、さらに、インク量も格納されている。この
メモリ180k,180Fは、インク残量を記録するた
めに、不揮発性メモリとしても良い。
【0039】なお、カラーインクカートリッジ107F
は、5種類のインクのための5つのインクタンクが合体
されたものである。このようなインクカートリッジ10
7Fの代わりに、各インク毎に独立したインクタンクを
印刷ヘッドユニット60に装着できるように、印刷ヘッ
ドユニット60を構成してもよい。この場合には、各イ
ンクタンク毎に、メモリが設けられる。この説明からも
理解できるように、本明細書において、「インクタン
ク」とは、1種類のインクを収容するための容器を意味
している。また、インクカートリッジとは、一体として
形成され、少なくとも1つのインクタンクを有する容器
を意味している。
【0040】図5に示すように、インクカートリッジ1
07k,107Fのメモリ180k,180Fの内容
は、プリンタ20の制御回路40(図3)内のメモリイ
ンターフェイス部67を介して駆動波形生成制御回路6
6とインク残量計測部68に読取られる。但し、インク
残量計測部68の機能は、制御回路40内のCPU41
(図3)がPROM43に格納されているプログラムを
実行することによって実現される。駆動波形生成制御回
路66は、メモリ180k,180Fから読み出した駆
動波形データを使用して駆動波形生成回路46に駆動波
形を生成させる。また、インク残量計測部68で計測さ
れた各種のインクのインク残量に応じて、メモリ180
k,180Fから読取られた駆動波形データを補正する
こともできる。この補正の内容については後述する。
【0041】B.実施例:図6(a)は、本発明の第1
実施例における印刷ヘッド28の駆動回路の構成を示す
説明図である。この第1実施例では、すべてのノズル群
に対して共通に、一つの駆動波形生成回路46が設けら
れている。各駆動波形生成回路46で生成された原駆動
信号ORGDRVは、ドライバIC51内のマスク回路
222によって印刷信号PRTに応じてオン/オフ制御
され、駆動信号DRVが生成される。マスク回路222
は、この駆動信号DRVを各ノズルのピエゾ素子PEに
供給する。これにより、ピエゾ素子PEを駆動し、イン
クがノズルから吐出され、印刷媒体上にインクドットが
形成される。
【0042】図6(b)は、インクカートリッジに設け
られたメモリ180k、180Fに格納されたデータの
内容を示す説明図である。この第1実施例では、各メモ
リ180k、180Fの少なくとも一方には、インク種
データと、駆動波形データと、マスクデータとが格納さ
れている。ここで、インク種データとは、たとえば、各
インクタンクに収容されているインクが染料インクであ
るか顔料インクであるかを表すデータである。駆動波形
データとは、駆動波形生成回路46が生成する駆動波形
のレベルを表すデータである。マスクデータとは、ラス
タデータの各値に応じてシリアル印刷信号PRT(図6
(a))を生成するためのデータである。すなわち、駆
動波形生成制御回路66は、複数のマスクデータの中か
ら、ラスタデータの値に応じて一つのマスクデータを選
択し、シリアル印刷信号PRTとして出力する。
【0043】図6(a)に示すように、この第1実施例
では、装着されたすべてのインクタンクが染料インクを
収容しているので、すべてのノズルが染料インクを吐出
することになる。一方、図6(b)に示すように、メモ
リ180k,180Fには、染料インクの吐出に適した
駆動波形データが入れられている。この駆動波形データ
は、メモリインターフェイス部67を介して駆動波形生
成制御回路66に読みとられ、このデータに基づき駆動
波形生成回路46が染料インクの吐出に適した原駆動信
号ORGDRVを生成する。
【0044】一方、6色のインクのすべてが顔料である
場合には、各メモリ180k,180Fの少なくとも一
方に、顔料用駆動波形データと、顔料用マスクデータと
が格納されている。
【0045】図7は、淡シアンインクCLと淡マゼンタ
インクMLとが顔料であり、他の4色のインクが染料で
ある場合を示している。この場合には、駆動波形データ
としては、染料インクと顔料インクの両方をうまく吐出
することが可能な染料/顔料混在用の1組の駆動波形デ
ータがメモリ180k,180Fに格納されている。マ
スクデータに関しても同様である。
【0046】これらの例から理解できるように、インク
タンクが備えるメモリに、その収容するインクの吐出に
適した駆動波形データを入れておけば、印刷装置は、あ
らゆる種類のインクを収容したインクタンクを使用して
印刷することが可能となる。具体的には、たとえば、プ
リンタの出荷の後に新種のインクが開発され、このイン
クの吐出に最適な駆動波形で駆動信号を生成する必要が
生じたような場合にも、その駆動波形を使用して印刷す
ることができる。なお、マスクデータは、インクの種類
によらずに各種のインクに共通なデータを利用するよう
にしても良い。
【0047】図8は、駆動信号生成用データのヘッド駆
動回路52への読み込み処理の流れを示すフローチャー
トである。ステップS101では、ヘッド駆動回路52
は、各インクカートリッジのメモリからインク種データ
を読み込む。ステップS102では、ヘッド駆動回路5
2は、すべてのカートリッジのインク種データを集め
て、染料インクのみか、顔料インクのみか、あるいは、
染料インクと顔料インクが混在しているのかを判断す
る。この図6の例では、染料インクのみと判断されてス
テップS103に進む。ステップS103では染料用駆
動波形データを読み込み、ステップS106では染料用
マスクデータを読み込む。この染料用マスクデータは、
S103で読み込んだ染料用駆動波形を前提として準備
されているものである。なお、顔料インクのみと判断さ
れた場合はステップS104に進み、ステップS104
で顔料用駆動波形データを、ステップS107で顔料用
マスクデータを読み込む。同様に、混在と判断された場
合はステップS105に進み、ステップS105で混在
用駆動波形データを、ステップS108で混在用マスク
データを読み込む。
【0048】図9は、インクの種類とそれに適する駆動
波形の関係を示す説明図である。図9(a)は、所定の
染料インクに適する駆動波形を、図9(b)は、所定の
染料インクに適する駆動波形を示す。前述のように、染
料インクは印刷媒体上で広がりやすい(にじみやすい)
が、顔料インクは印刷媒体上で広がりにくい(にじみに
くい)。このため、印刷媒体上にほぼ同量のインク滴を
吐出した場合には、印刷媒体上に形成されるドットの大
きさが異なる。したがって、ドットの大きさを同じにす
るためには、駆動波形を変える必要がある。この結果、
図9に示すように、染料インクの場合には振幅の小さな
駆動波形が、顔料インクの場合には大きな駆動波形が使
用される。
【0049】図10は、駆動波形データの一例を示す説
明図である。図10(a)に示すように、この第1実施
例では、メモリ180は、本来はアナログデータである
駆動波形を50nsの標本周期毎のサンプル値の集合と
して記録している。すなわち、この例では、駆動波形
は、50ns毎のサンプル値としての電位(V1〜V
n)を、各々16bitのデータとして時系列上に並べ
て表している。また、図10(b)に示すように、標本
全体としては、一画素区間(140μs)の標本化デー
タがメモリ180に駆動波形データとして記録されてい
る。なお、このデータの大きさは、全体で44.8kb
itとなる。データの大きさはサンプル値一つで16b
itであり、サンプル数は2800個(140μs÷5
0ns)であり、両者の積となるからである。本明細書
では、このデータを「駆動波形サンプル値データ」と呼
ぶ。
【0050】図11は、駆動波形データの他の例とその
補正方法を示す説明図である。図11(a)に示すよう
に、駆動波形データとして、所定のクロック毎の電位の
変化分を表すΔV1〜ΔVn(nは自然数)と、その切
り替えのためのタイミングデータに基づいて、駆動波形
を生成することもできる。たとえば、図11(a)と
(b)に示すように、電位上昇中のデータをΔV1から
ΔV4に変え、電位下降中のデータをΔV3からΔV5
に変えることにより、高電圧レベルをδ1からδ2に変
えることができる。また、ΔV2=0からΔV5へデー
タを切り替えるタイミングを変えることにより、高電圧
レベル時の時間を変更することができる。なお、本明細
書では、このデータを「駆動波形基礎データ」と呼ぶ。
【0051】図12は、本発明の第1実施例において原
駆動信号ORGDRVをシリアル印刷信号PRT(i)
で整形して、駆動信号DRVを生成する方法を示す説明
図である。図12(a)に示すように、本実施例の原駆
動信号ORGDRVは、1画素区間内の3つの小区間に
波形の異なる3種類のパルスW1〜W3を含んでいる。
なお、3種類のパルスW1〜W3は、第2のパルスW
2、第1のパルスW1、第3のパルスW3の順に大きく
なっている。
【0052】図12(b)〜(d)は、小ドット用、中
ドット用、大ドット用のシリアル印刷信号PRT(i)
を示している。シリアル印刷信号PRT(i)は、1画
素区間内の各小区間で「H」あるいは「L」となる信号
であり、メモリ180から読み出されたマスクデータに
基づいて生成される。この第1実施例では、小ドット用
のシリアル印刷信号(図12(b))は、2番目の小区
間で「H」となる信号であり、中ドット用のシリアル印
刷信号(図12(c))は、1番目の小区間で「H」と
なる信号であり、大ドット用のシリアル印刷信号(図1
2(d))は、3番目の小区間で「H」となる信号であ
る。マスク回路は222は、シリアル印刷信号が「H」
であるときに、原駆動信号ORGDRVを通過させ、駆
動信号DRVを生成する。なお、図示を省略している
が、ドットを形成しない場合のシリアル印刷信号は、1
画素区間全体で「L」となる信号である。
【0053】図12(e)〜(g)は、駆動信号DRV
(i)を示している。前述したように、駆動信号DRV
(i)は、シリアル印刷信号PRT(i)が「H」とな
る期間のみ原駆動信号ORGDRVを通過させた信号で
ある。したがって、染料インクの場合に生成される小ド
ット用の駆動信号(図12(e))には2番目の小パル
スW2が含まれており、中ドット用の駆動信号(図12
(f))には1番目の中パルスW1が含まれており、大
ドット用の駆動信号(図12(g))には3番目の大パ
ルスW3が含まれている。
【0054】以上説明したように、インクタンクが備え
るメモリから読み出した、インク種データ、染料インク
用の駆動波形データ、そして染料インク用のマスクデー
タに基づいて、染料インクに適した駆動信号DRVを生
成し、印刷媒体上にドットを形成することができる。な
お、すべてのインクが顔料である場合も同様に実施でき
る。
【0055】図13(a)は、本発明の第2実施例にお
ける印刷ヘッド28の駆動回路の構成を示す説明図であ
る。駆動回路の構成やインクの種類は、前述した図7
(a)に示したものと同じである。図7と異なる点は、
図13(b)に示すように、マスクデータとして、染料
用マスクデータと顔料インク用マスクデータとの2つが
メモリ180k,180Fに格納されている点である。
【0056】図14,図15は、第2実施例のヘッド駆
動回路内部の動作を示すタイミングチャートである。図
14は、染料インクを吐出する場合のタイミングチャー
トであり、図12と同じものである。図15は、顔料イ
ンクを吐出する場合のタイミングチャートである。
【0057】染料インクを吐出する場合と顔料インクを
吐出する場合とで異なるのは、大ドット用のシリアル印
刷信号PRT(i)(図14(d),図15(d))で
ある。すなわち、染料インクを吐出する場合の大ドット
用のシリアル印刷信号(図14(d))は、3番目の小
区間で「H」となる信号であるが、顔料インクを吐出す
る場合の大ドット用のシリアル印刷信号(図15
(d))は、2番目と3番目の2つの小区間で「H」と
なる信号である。
【0058】図14(e)〜(g)および図15(e)
〜(g)は、駆動信号DRV(i)を示している。第1
実施例において説明したように、駆動信号DRV(i)
は、シリアル印刷信号PRT(i)が「H」となる期間
のみ原駆動信号ORGDRVを通過させた信号である。
したがって、染料インクの大ドット用の駆動信号(図1
4(g))には3番目の大パルスW3が含まれている。
一方、顔料インクの大ドット用の駆動信号(図15
(g))には2番目の小パルスW2と3番目の大パルス
W3との2種類のパルスが含まれている。この結果、顔
料インクの大ドットの大きさを、染料インクの大ドット
とほぼ同じ大きさにすることが可能である。
【0059】なお、本実施例においては、1画素区間内
に3種類のパルスW1〜W3を含む原駆動信号ORGD
RVを用いているが、1画素区間内に、さらに大きな第
4のパルスを加えた4種類のパルスを含む原駆動信号を
用いるようにしてもよい。こうすれば、顔料インクの場
合の大ドット用の駆動信号を第4のパルスのみを用いて
生成することが可能となる。
【0060】また、1画素区間内に1種類のパルスW1
〜W4を含む原駆動信号ORGDRVを用いて、染料イ
ンクと顔料インクのそれぞれについて小、中、大の三種
類のドットを形成できるようにしても良い。たとえば、
染料インクでは、パルス1つで小ドット、パルス2つで
中ドット、パルス3つで大ドットを形成するようにし、
顔料インクでは、パルス1つで小ドット、パルス2つで
中ドット、パルス4つで大ドットを形成するようにして
も良い。
【0061】図16(a)は、本発明の第3実施例にお
ける印刷ヘッド28の駆動回路の構成を示す説明図であ
る。この第3実施例では、ヘッド駆動回路52が3つの
駆動波形生成回路46a、46b、46cを有し、各駆
動波形生成回路46a、46b、46cが互いに異なる
駆動波形を生成できる点で、第1実施例とも第2実施例
とも異なる。
【0062】この第3実施例では、シアン(C),マゼ
ンタ(M),イエロー(Y)の色のインクに染料インク
を、淡シアン(LC),淡マゼンタ(LM)の色のイン
クに顔料インクを使用するように、インクタンクが装着
されている。
【0063】図16(b)は、インクカートリッジに設
けられたメモリ180k、180Fに格納されたデータ
の内容を示す説明図である。この第3実施例でも他の第
1実施例や第2実施例と同様に、各メモリ180k、1
80Fの少なくとも一方には、インク種データと、駆動
波形データと、マスクデータとが格納されている。ただ
し、ヘッド駆動回路52が二つの駆動波形生成回路46
を有するので、この第3実施例のように、2種類のイン
クを使用する場合には、それぞれのインクに対応した駆
動波形データを読み込むこともできる。
【0064】図17は、本発明の第3実施例における駆
動信号生成用データの駆動波形生成回路46への読み込
み処理の流れを示すフローチャートである。ステップS
201では、ヘッド駆動回路52は、各インクタンクの
メモリからインク種データを読み込む。ステップS20
2では、ヘッド駆動回路52は、すべてのインクタンク
のインク種データを集めて、染料インクのみか、顔料イ
ンクのみか、あるいは、染料インクと顔料インクが混在
しているのかを判断する。この実施例では、装着された
一部のインクタンクが染料インクを収容し、他のインク
タンクが顔料インクを収容しているため、「混在」と判
断される。この第3実施例では、「混在」と判断されて
いるためステップS207に進む。ステップS207で
は染料用駆動波形データを、ステップS208では染料
用マスクデータを、ステップS209では顔料用駆動波
形データを、ステップS210では顔料用マスクデータ
を、それぞれ読み込む。
【0065】駆動波形生成制御回路66は、各インクタ
ンクのメモリから読み込んだインク種データに基づき、
各ノズル列に供給する駆動波形を特定する。たとえば、
ヘッド駆動回路52は、染料インクであるブラックイン
クを吐出するノズル列には染料用の駆動信号を、顔料イ
ンクである淡シアンインクを吐出するノズル列には、顔
料用の駆動信号を供給するように、駆動波形生成回路4
6の接続を設定する。これにより、染料インクは、染料
インクに適した駆動波形に基づく信号で、顔料インク
は、顔料インクに適した駆動波形に基づく信号で、イン
クを吐出して印刷媒体上に適切なドットを形成できる。
【0066】C.駆動波形の補正:上記実施例では、イ
ンクタンクに設けられたメモリから読み出した情報に基
づいて、原駆動信号ORGDRVを生成するが、この原
駆動信号ORGDRVは、さらに、補正することもでき
る。たとえば、インクタンク内のインク残量、湿度、印
刷ヘッド28の温度、アクチュエータランクARによ
り、駆動波形を補正して画質を向上させることも可能で
ある。ここで、アクチュエータランクARとは、インク
を吐出するアクチュエータの特性を表すものであって、
アクチュエータ(アクチュエータ回路(図示せず)とピ
エゾ素子PE)の実際の特性を検査することによって予
め設定されているアクチュエータのランク(等級)であ
る。すなわち、印刷ヘッドのインク吐出特性を表す吐出
特性ランクに相当する。これにより、印刷時における動
作環境やアクチュエータの特性がドットの形成に悪影響
を与えいないようにすることができる。
【0067】図18は、駆動波形の補正方法を示す説明
図である。図18(a)は、アクチュエータランクAR
のランクに基づく駆動波形の補正方法を説明する図であ
る。アクチュエータランクARは、たとえば、0〜6ま
での7等級で表され、駆動波形の高電圧レベルの幅L1
と0レベルの幅L2の値は、この等級の値に応じて補正
される。たとえば、図18(a)に示すように、ある駆
動波形の高電圧レベルの幅L1は、L1aに延長され、
0レベルの幅L2はL2aに短縮されている。なお、ア
クチュエータランクARと波形の幅L1,L2との関係
についての詳細な説明は省略する。
【0068】補正の内容、たとえば、高電圧レベルの幅
L1aは、インクタンクに設けられているメモリから読
み出す。これにより、インクの種類に応じた適切な補正
を行うことができる。
【0069】図18(b)は、湿度、印刷ヘッド28の
温度、インクタンク内のインク残量に基づく駆動波形の
補正方法を説明する図である。W1Mの駆動波形は補正
前の波形を示し、W1Hは振幅が増幅された駆動波形
を、W1Lは振幅が縮小された駆動波形を示す。すなわ
ち、この補正は、駆動波形の振幅を増幅あるいは縮小す
ることにより補正している。具体的には、たとえば、イ
ンク残量が少なくなってくるとインク吐出量が減少する
傾向があるため、駆動波形の振幅を大きくして、インク
吐出量の減少を抑制している。同様に、温度や湿度に変
化があった場合も、駆動波形の振幅を変えることによ
り、温度等の動作環境の変化による影響を抑制すること
ができる。補正の内容、たとえば、増幅の程度は、アク
チュエータランクARのランクに基づく補正の場合と同
様に、インクタンクに設けられているメモリから読み出
す。なお、インク残量の計測方法は、以下に説明する。
【0070】図19は、インク残量を計測する処理の流
れを示すフローチャートである。なお、インク残量の計
測は、コンピュータ90のプリンタドライバ96で行っ
ても良い。以下、図19のフローチャートに従って、イ
ンク残量計測処理の内容を説明する。ここでは、メモリ
180は、不揮発性メモリである。
【0071】(a)インク吐出量累積値読込(ステップ
S200) プリンタ20の電源が入ると、直ちにインク残量監視ル
ーチンが起動し、インク残量計測部68(図5)は、メ
モリインターフェイス部67を通じて、メモリ180に
記憶されているインク吐出重量の累積値を読みとる(ス
テップS300)。インク残量監視ルーチンが処理を終
了する場合には、次回ルーチンを起動するときのために
インク吐出量の累積値をメモリに書き込んでおくので、
ルーチンが起動されたら先ず初めにこの累積値を読みと
るのである。本実施例のカラープリンタ20は、C(シ
アン)、LC(淡シアン)、M(マゼンタ)、LM(淡
マゼンタ)、Y(イエロ)、およびK(黒)の6色のイ
ンクを使用することに対応して、インク吐出重量の累積
値も各色インク毎に記憶されている。
【0072】カートリッジ内のインク残量の計測は、イ
ンク吐出量累積値を読み込んだ後、読み込んだ値とイン
クカートリッジのインク収容量とを比較することにより
行う。
【0073】(b)インク供給条件検出(ステップS3
02) インク吐出量累積値の読込を行った後、インク残量計測
部68はインク供給条件を検出する(ステップS30
2)。インク室へのインクの供給に関わる条件として、
例えば、インク温度と、インク種類と、インクカートリ
ッジ内のインク残量とを検出する。
【0074】(c)所定期間内のインク滴数計数(ステ
ップS304) インク残量計測部68は、インク供給条件の検出が終わ
ると、所定期間内に吐出されるインク滴数を各色インク
毎に計数する(ステップS304)。カラープリンタ2
0が、例えば、大・中・小の3種類のインクドットを形
成するときは、インク残量計測部68は、インクドット
の大きさを区別して計数する。
【0075】(d)インク吐出量算出(ステップS30
6) 所定期間内のインク滴数を計数すると、インク残量計測
部68は、計数値にインク滴重量(インク滴1滴当たり
のインク重量)を乗算してインク吐出重量を算出する
(ステップS306)。インクの供給に関わるインク供
給条件が異なると、吐出されるインク滴重量も異なって
くるので、ステップS306の処理においては、予めス
テップS302で検出されたインク供給条件を反映させ
ることにより、インク吐出重量の算出精度を向上させて
いる。なお、インク滴1滴当たりの重量でなく体積を記
憶しておき、インク吐出数とインクの体積とを乗算する
ことでインク吐出体積を算出することも可能である。
【0076】(e)インク吐出量累積・インク残量表示
等(ステップS308〜S312) 所定期間内のインク吐出重量を算出すると、インク残量
計測部68は得られた値を、前回算出したインク吐出重
量に加算する。
【0077】以上の処理が終わると、印刷が終了したか
否かを判断し(ステップS310)、印刷が終了してい
なければ再びステップS304に戻って、続く一連の処
理を繰り返す。印刷が終了していれば、次回印刷時に読
み出せるように、インク吐出量累積値をメモリ180に
格納する(ステップS312)。こうすれば、印刷装置
の電源を切断しても、インク吐出量を累積してインクカ
ートリッジ内のインク残量を監視することができる。
【0078】D.クリーニング方法の選択:インクの粘
度の増加や気泡の混入等の原因によって、ノズルが目詰
まりしてインク滴を吐出できない場合がある。特に、顔
料を使用した顔料インクは、染料インクに比較して目詰
まりがしやすく、その解消が難しい傾向がある。したが
って、インクタンクに収容されたインクの種類に応じて
適切なクリーニング方法を設定する方法がある。
【0079】図20は、クリーニング方法の選択手順を
示すフローチャートである。ステップ301では、イン
クタンクに設けられたメモリから、各インクタンクのイ
ンク種データを読み込む。ステップS302では、たと
えば、予めカウントされている各ノズル列ごとのドット
の形成回数をヘッド駆動回路52から読み込む。ステッ
プS303では、適切なクリーニング方法の選択する。
この選択は、具体的には、ノズル列が使用するインク種
とそのドットの形成回数からクリーニングの必要の程度
を推定して行われる。たとえば、顔料インクを吐出する
ノズル列のドット形成回数が多い場合、特に念入りなク
リーニングが選択されることになる。この機能は、制御
回路40内のCPU41(図3)がPROM43に格納
されているプログラムを実行することによって実現され
る。
【0080】E.インクタンクまたはインクカートリッ
ジが備えるメモリが有するデータの内容:
【0081】図21は、カラーインクカートリッジ10
7Fのメモリ180Fに格納されているデータの他の例
を示す説明図である。この例では、メモリ180Fに
は、以下のようなデータが格納されている。
【0082】(1)インク種データITD:カラーイン
クカートリッジ107Fに格納されている各種のインク
の種類を示すデータ。 (2)第1の駆動波形データDW1:カラーインクカー
トリッジ107Fに収容されているインクの種類にもっ
とも適した駆動波形を示すデータ。図21の例では、5
色のインクがすべて染料なので、染料インク用の駆動波
形データが第1の駆動波形DW1データとして格納され
ている。 (3)第1のマスクデータMD1:第1の駆動波形デー
タDW1に適したマスクデータ。 (4)第2の駆動波形データDW2:カラーインクカー
トリッジ107Fに収容されているインクが、他の種類
のインクと混在して用いられるときの駆動波形を示すデ
ータ。第2の駆動波形データDW2は、通常は、染料/
顔料混在用の駆動波形データである。 (5)第2のマスクデータMD2:第2の駆動波形デー
タDW2に適したマスクデータ。 (6)補正データCD:湿度、印刷ヘッドの温度、アク
チュエータランクに基づく駆動波形の補正のためのデー
タ。 (7)インク残量IR:カラーインクカートリッジ10
7F内の各インクの残量を示す。
【0083】なお、ブラックインクカートリッジ107
kのメモリ180kにも、上記と同じ7種類のデータが
格納されることが好ましい。
【0084】図20のように、インクカートリッジに収
容されているインクの種類に適した第1と第2の駆動波
形データDW1、DW2やマスクデータMD1、MD2
のみでなく、他のインクカートリッジと共に利用される
ときに使用する第3の駆動波形データやマスクデータを
インクカートリッジのメモリ内に格納するようにすれ
ば、プリンタ20において種々のカートリッジを組み合
わせて使用したときに、適切な駆動波形を生成すること
が可能である。
【0085】F.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0086】F−1変形例1:この発明はカラー印刷だ
けでなくモノクロ印刷にも適用できる。また、1画素を
複数のドットで表現することにより多階調を表現する印
刷にも適用できる。また、ドラムプリンタにも適用でき
る。尚、ドラムプリンタでは、ドラム回転方向が主走査
方向、キャリッジ走行方向が副走査方向となる。また、
この発明は、インクジェットプリンタのみでなく、一般
に、複数のノズル列を有する記録ヘッドを用いて印刷媒
体の表面に記録を行うドット記録装置に適用することが
できる。
【0087】F−2変形例2:本発明の機能の一部また
は全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフ
トウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供すること
ができる。この発明において、「コンピュータ読み取り
可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−
ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRA
MやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハー
ドディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶
装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として印刷システムの構成を
示すブロック図。
【図2】プリンタの構成を示す説明図。
【図3】制御回路40を中心としたカラープリンタ20
の構成を示すブロック図。
【図4】印刷ヘッド28の下面におけるノズル配列を示
す説明図。
【図5】駆動信号を各ピエゾ素子に供給する回路の内部
構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第1実施例における印刷ヘッド28の
駆動回路の構成とその駆動のためにインクタンクに設け
られたメモリに格納されたデータの内容を示す説明図。
【図7】本発明の第1実施例における印刷ヘッド28の
駆動回路の構成とその駆動のためにインクタンクに設け
られたメモリに格納されたデータの内容を示す説明図。
【図8】駆動信号生成用データの原駆動信号発生部への
読み込み処理の流れを示すフローチャート。
【図9】インクの種類とそれに適する駆動波形の関係を
示す説明図。
【図10】駆動波形データの一例を示す説明図。
【図11】駆動波形データの他の例を示す説明図。
【図12】第1実施例のヘッド駆動回路内部の動作を示
すタイミングチャート。
【図13】本発明の第2実施例における印刷ヘッド28
の駆動回路の構成とその駆動のためにインクタンクに設
けられたメモリから読みとるデータの内容を示す説明
図。
【図14】第2実施例のヘッド駆動回路内部の動作を示
すタイミングチャート。
【図15】第2実施例のヘッド駆動回路内部の動作を示
すタイミングチャート。
【図16】本発明の第3実施例における印刷ヘッド28
の駆動回路の構成とその駆動のためにインクタンクに設
けられたメモリに格納されたデータの内容を示す説明
図。
【図17】駆動信号生成用データの原駆動信号発生部へ
の読み込み処理の流れを示すフローチャート。
【図18】駆動波形の補正方法を示す説明図。
【図19】インク残量を計測する処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図20】クリーニング方法の選択手順を示すフローチ
ャート。
【図21】本発明のインクタンクまたはに設けられたメ
モリが有するデータを示す説明図。
【符号の説明】
20…カラープリンタ 21…CRT 22…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…印刷ヘッド 30…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置センサ 40…制御回路 41…CPU 43…PROM 44…RAM 46…駆動波形生成回路 50…I/F専用回路 52…ヘッド駆動回路 54…モータ駆動回路 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 66…駆動波形生成制御回路 67…メモリインターフェイス部 68…インク残量計測部 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色変換モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ 107F…カラーインクカートリッジ 107k…ブラックインクカートリッジ 180…メモリ 220…原駆動信号発生部 222…マスク回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体上にインクドットを形成するこ
    とによって印刷を行う印刷装置であって、 インクを吐出するための複数のノズルと、前記複数のノ
    ズルを駆動するための複数の駆動素子と、を備える印刷
    ヘッドと、 前記複数の駆動素子を駆動するための駆動信号の波形を
    表す駆動波形データとして、時系列的に変化する駆動波
    形の複数のレベルを表すための駆動波形データを格納し
    たメモリを備えたインクタンクが装着可能なインクタン
    ク装着部と、 前記メモリから読み出された駆動波形データに基づい
    て、前記複数の駆動素子を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動信号発生部と、を備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記インクタンクの前記メモリは、複数のインクの種類
    にそれぞれ適する複数の駆動波形データの中から、前記
    インクタンクに収容されているインクの種類に応じて選
    択された駆動波形データを格納している、印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記駆動信号発生部は、互いに異なる駆動信号を生成可
    能な複数の駆動波形生成回路を有しており、 前記複数のノズルは、前記互いに異なる駆動信号で駆動
    される複数のノズル群に区分されており、 前記インクタンクの前記メモリは、前記複数のノズル群
    で使用されるインクの種類に応じて選択された複数の駆
    動波形データを格納している、印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 前記駆動信号発生部は、湿度と、前記印刷ヘッドの温度
    と、前記印刷ヘッドのインク吐出特性を表す吐出特性ラ
    ンクと、のうち少なくとも一つの情報に基づいて前記駆
    動信号を補正するものである、印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 前記メモリは、書き換え可能な不揮発性メモリであり、 前記印刷装置は、さらに、 少なくとも各インクタンクが前記印刷部に装着されたと
    きに、各インクタンク内の各種類のインクの残量情報
    を、前記不揮発性メモリから読みとるメモリ読み出し部
    と、 前記インク残量計測部が算出した印刷終了時における各
    インクタンク内の各種類のインクの残量情報を、前記不
    揮発性メモリに書き込むメモリ書込部と、を備え、 前記インク残量計測部は、前記不揮発性メモリから読み
    出した各種類のインクの残量と各種類のインクの吐出量
    から前記各インクタンク内部の各種類のインクの残量を
    計算するものであり、 前記駆動信号発生部は、前記各種類のインクの残量情報
    に基づいて前記駆動波形を補正するものである、印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 インクを吐出するための複数のノズル
    と、前記複数のノズルを駆動するための複数の駆動素子
    と、を備える印刷ヘッドと、メモリを備えたインクタン
    クとを用いて、印刷媒体上にインクドットを形成するこ
    とによって印刷を行う印刷方法であって、 前記複数の駆動素子を駆動するための駆動信号の波形を
    表す駆動波形データとして、時系列的に変化する駆動波
    形の複数のレベルを表すための駆動波形データを前記メ
    モリから読み出す工程と、 前記メモリから読み出された駆動波形データに基づい
    て、前記複数の駆動素子を駆動させるための駆動信号を
    生成する工程と、を備える印刷方法。
  7. 【請求項7】 インクを吐出するための複数のノズル
    と、前記複数のノズルを駆動するための複数の駆動素子
    と、を備える印刷ヘッドと、メモリを備えたインクタン
    クとを用いて、印刷媒体上にインクドットを形成するこ
    とによって印刷を行うために、前記印刷ヘッドに供給す
    べき駆動信号をコンピュータに生成させるためのコンピ
    ュータプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能
    な記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記複数の駆動素子を駆動するための駆動信号の波形を
    表す駆動波形データとして、時系列的に変化する駆動波
    形の複数のレベルを表すための駆動波形データを前記メ
    モリから読み出す機能と、 前記メモリから読み出された駆動波形データに基づい
    て、前記複数の駆動素子を駆動させるための駆動信号を
    生成する機能と、を前記コンピュータに実現させるプロ
    グラムを有するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するための複数のノズル
    と、前記複数のノズルを駆動するための複数の駆動素子
    と、を有する印刷ヘッドを用いて印刷媒体上にインクド
    ットを形成する印刷装置に用いられるインクタンクであ
    って、 前記複数の駆動素子を駆動するための駆動信号の波形を
    表す駆動波形データとして、時系列的に変化する波形レ
    ベルを表す駆動波形データを格納したメモリを備えるこ
    とを特徴とするインクタンク。
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US6948791B2 (en) 2002-06-26 2005-09-27 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP2017035846A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

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