JP2001054943A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001054943A
JP2001054943A JP23174099A JP23174099A JP2001054943A JP 2001054943 A JP2001054943 A JP 2001054943A JP 23174099 A JP23174099 A JP 23174099A JP 23174099 A JP23174099 A JP 23174099A JP 2001054943 A JP2001054943 A JP 2001054943A
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temperature
sheet
medium
ink jet
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JP23174099A
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Noboru Asauchi
昇 朝内
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の記録動作に合わせたタイミングで記録
ヘッドの温度検出を行い、その検出結果に基づいて、記
録条件に温度補正を行うことのできるインクジェット記
録装置を提供すること。 【解決手段】 インクジェット記録装置1において、検
出タイミング制御部77は、単票検出センサ75Aおよ
び連続紙検出センサ75Bの検出判別結果に基づいて、
被記録媒体が単票105Aであるときには温度センサ6
0に対して記録ヘッド10の温度検出を頁単位で行わ
せ、被記録媒体が連続紙105Bであるときには温度セ
ンサ60に対して記録ヘッド10の温度検出を所定のラ
スタ単位、たとえば切断後に1頁分として扱われるラス
タ単位で行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタ等として用いら
れるインクジェット記録装置に関するものである。さら
に詳しくは、インクジェット記録装置における温度補正
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタ等として用いられるインクジェット記録装置
の記録ヘッドでは、複数のノズル開口の各々に対応する
複数の圧電振動子(例えばピエゾ素子)等の圧力発生素
子がノズル開口に連通する圧力発生室内のインクを加圧
することによりノズル開口からインク滴を吐出する。
【0003】このようなインクジェット記録装置におい
て、インクの吐出を繰り返し行なっていくうちに記録ヘ
ッドが温度上昇を起こすと、インクの粘度が変化する結
果、インク吐出量が変動し、記録の品位が低下する。そ
こで、記録ヘッドの温度を検出し、この温度検出結果に
基づいて駆動波形や駆動電圧を変えるなどの対策が考え
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
考えられているインクジェット記録装置の温度補正方法
は、記録ヘッドの温度を一定時間毎に検出するなど、実
際の記録動作と温度検出のタイミングとが連動していな
い。このため、データ転送のタイミングと温度検出のタ
イミングとが重なったときにはデータ転送のタイミング
を遅らせるなど、記録のスループットを犠牲にせざるを
得ないなどといった問題点がある。
【0005】また、インクジェット記録装置には、A4
用紙などの単票だけでなく、ロール紙などといった連続
紙も被記録媒体として仕掛けられることがあるが、従
来、考えられているインクジェット記録装置の温度補正
方法では、このような記録紙の種類毎に最適なタイミン
グで記録ヘッドの温度検出を行うということまでは考え
られていない。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
実際の記録動作に合わせたタイミングで記録ヘッドの温
度検出を行い、その検出結果に基づいて、記録条件に温
度補正を行うことのできるインクジェット記録装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、複数のノズル開口の各々に対応する複
数の圧力発生素子が前記ノズル開口に連通する圧力発生
室内のインクを加圧することにより前記ノズル開口から
被記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記圧
力発生素子に印加すべき駆動信号を生成する駆動信号生
成手段と、前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出手
段と、該温度検出手段に対して所定のタイミングで前記
記録ヘッドの温度検出を行わせる検出タイミング制御手
段と、前記温度検出手段による温度検出結果に基づいて
前記ノズル開口からインク滴を吐出するときの条件に温
度補正を施す温度補正手段とを有するインクジェット記
録装置において、前記検出タイミング制御手段は、前記
記録ヘッドの温度の検出を所定のラスタ数毎に行わせる
ことを特徴とする。
【0008】本発明において、検出タイミング制御手段
は、単なる時間経過によって温度検出手段に温度検出を
行わせるのではなく、所定のラスタ数毎に温度検出手段
に温度検出を行わせる。すなわち、所定量分の記録動作
が一段落するタイミングに合わせて温度検出手段に温度
検出を行わせる。従って、たとえば、A4の単票に記録
を行う場合には、1頁分の記録が終了して紙送りを行な
っている時間を利用して温度検出手段に温度検出を行わ
せるなど、記録動作やデータ転送を行なっている時間を
避けて温度検出手段に温度検出を行わせることができる
ので、温度補正のための処理を行うタイミングと、他の
印刷動作を行うタイミングとが重なることはない。それ
故、記録のスループットを向上させることができる。
【0009】本発明において、前記被記録媒体が単票用
紙か連続紙かを判別する媒体種類判別手段を有し、前記
検出タイミング制御手段は、前記媒体種類判別手段によ
る判別結果に基づいて、前記被記録媒体が単票用紙であ
るときには前記温度検出手段に対して前記記録ヘッドの
温度検出を頁単位に対応するラスタ数毎に行わせ、前記
被記録媒体が連続紙であるときには前記温度検出手段に
対して前記記録ヘッドの温度検出を所定のラスタ数毎、
たとえば1ラスタ毎、あるいは連続紙を切断したときの
1枚分に相当するラスタ数毎に行わせることが好まし
い。すなわち、A4などといった単票に記録を行う場合
には、1頁分の記録が終了して紙送りを行なっている時
間を利用して温度検出手段に温度検出を行わせ、ロール
紙などの連続紙に対して記録を行う場合には、所定のラ
スタ単位で行うことにより、単票に記録を行う場合には
記録のスループットを優先した動作を行わせ、連続紙に
記録を行う場合には、温度補正を頻繁に行なって記録品
位の向上を図るなど、被記録媒体の種類に応じた記録動
作を行わせることができる。
【0010】ここで、前記媒体種類判別手段は、たとえ
ば、前記被記録媒体としての単票が挿入される単票供給
口に配置された単票検出手段と、前記被記録媒体として
の連続紙が挿入される連続紙供給口に配置された連続紙
検出手段とを用いることがある。
【0011】また、本発明において、前記媒体種類判別
手段としては、たとえば、前記被記録媒体としての単票
が単票供給口に配置されたことを検出する単票検出手段
と、前記被記録媒体としての連続紙が連続紙供給口に配
置されたことを検出する連続紙検出手段とを備えている
構成を採用できる。また、前記媒体種類判別手段として
は、前記記録データに前記被記録媒体が単票である旨の
データおよび連続紙である旨のデータのいずれが含まれ
ているかによって前記被記録媒体が単票用紙か連続紙か
を判別する媒体データ判別手段を採用してもよい。
【0012】本発明において、前記被記録媒体に対する
記録モードを検出する記録モード判別手段を有し、前記
検出タイミング制御手段は、該記録モード判別手段によ
る判別結果に基づいて記録モードによって前記温度検出
手段が前記記録ヘッドの温度検出を行うタイミングを切
り替えることが好ましい。たとえば、高速記録モードの
ときには記録のスループットを優先した動作を行わせ、
このモードよりも記録速度は遅いが、高精細な記録を行
う場合には、温度補正を頻繁に行なって記録品位の向上
を図るなど、記録モードに応じた記録動作を行わせるこ
とが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェット記録装置を説明する。
【0014】(インクジェット記録装置の全体構成)図
1は、本発明を適用したインクジェット記録装置の全体
構成を示すブロック図である。
【0015】図1に示すように、本形態のインクジェッ
ト記録装置1では、コンピュータ90に対してはスキャ
ナ120と、カラーのインクジェットプリンタ100と
が接続され、このコンピュータ90に所定のプログラム
がロードされ、実行されることにより、インクジェット
記録装置1は全体として記録装置として機能する。
【0016】このコンピュータ90は、プログロムに従
って画像処理に関わる動作を制御するための各種演算処
理を実行するCPU81を中心に、バス80により相互
に接続された次の各部を備える。ROM82は、CPU
81で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムや
データを予め格納しており、RAM83は、同じくCP
U81で各種演算処理を実行するのに必要な各種プログ
ラムやデータが一時的に読み書きされるメモリである。
入力インターフェース84は、スキャナ120やキーボ
ード140からの信号の入力を司り、出力インターフェ
ース85は、インクジェットプリンタ100へのデータ
の出力を司る。CRTC86は、カラー表示可能なCR
T210への信号出力を制御し、ディスクコントローラ
(DDC)87は、ハードディスク160やフレキシブ
ルドライブ150あるいは図示しないCD−ROMドラ
イブとの間のデータの授受を制御する。ハードディスク
160には、RAM83にロードされて実行される各種
プログラム、デバイスドライバの形式で提供される各種
プログラム、およびディスクドライバの形式で提供され
る各種プログラムなどが記憶されている。
【0017】この他、バス80にはシリアル入力インタ
ーフェース(SIO)88が接続されている。このSI
O88は、モデム180に接続されており、モデム18
0を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コ
ンピュータ90は、このSIO88およびモデム180
を介して、外部のネットワークに接続されており、特定
のサーバSVに接続することにより、画像処理に必要な
プログラムをハードディスクにダウンロードすることも
可能である。また、必要なプログラムをフレキシブルデ
ィスクFDやCD−ROMによりダウンロードし、コン
ピュータ90に実行させることも可能である。
【0018】図2は、本形態のインクジェット記録装置
のソフトウエアの構成を示すブロック図である。
【0019】コンピュータ90では、所定のオペレーテ
ィングシステムの下でアプリケーションプログラム95
が動作している。オペレーティングシステムには、ビデ
オドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれて
おり、アプリケーションプログラム95からはこれらの
ドライバ91、96を介して、インクジェットプリンタ
100に転送するための中間画像データが出力される。
画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム
95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対し
て所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してC
RTディスプレイ21に画像を表示している。スキャナ
12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読
み取られ、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色成
分からなる原カラー画像データである。
【0020】このアプリケーションプログラム95が記
録命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライ
バ96が画像情報をアプリケーションプログラム95か
ら受け取り、これをプリンタドライバ96が、インクジ
ェットプリンタ100で処理可能な信号(ここではシア
ン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各色について多値
化された信号)に変換する。ここに示す例では、プリン
タドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97
と、色補正モジュール98と、色補正テーブルLUT
と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ94
とが備えられている。
【0021】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データの
解像度、すなわち、単位長さ当たりの画素数をプリンタ
ドライバ96が扱うことのできる解像度に変換する役割
を果たす。こうして解像度変換された画像データは、ま
だRGBの3色からなる画像情報であるから、色補正モ
ジュール98は色補正テーブルLUTを参照しつつ、各
画素毎にインクジェットプリンタ100が使用するシア
ン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、黒(B
K)の各色のデータに変換する。こうして色補正された
データは、たとえば、256階調等の幅で階調値を有し
ている。ハーフトーンモジュール99は、ドットを分散
して形成することにより、インクジェットプリンタ10
0で所定の階調値を表現するためのハーフトーン処理を
実行する。このようにして処理された画像データは、ラ
スタライザ94によりインクジェットプリンタ100に
転送すべきデータ順に並び換えられて、最終的な画像デ
ータFNL(記録情報)として出力される。本例では、
インクジェットプリンタ100は画像データFNLに従
ってドットを形成する役割を果たすのみであり、画像処
理は行っていない。また、コンピュータ90の側のプリ
ンタドライバ96では、インクジェットプリンタ100
の内部の駆動信号の調整などを行っていないが、駆動信
号に含まれる複数のパルス信号の設定などを、インクジ
ェットプリンタ100との双方向通信の機能を利用して
プリンタドライバ96の側で行うことも可能である。
【0022】(インクジェットプリンタの全体構成)図
3は、インクジェットプリンタの要部を示す斜視図であ
る。
【0023】図3に示すように、インクジェットプリン
タ100では、キャリッジ101がタイミングベルト1
02を介してキャリッジ機構12のキャリッジモータ1
03に接続され、ガイド部材104に案内されて記録用
紙105の紙幅方向に往復動するように構成されてい
る。インクジェットプリンタ100には、紙送りローラ
106を用いた紙送り機構11が形成されている。キャ
リッジ101には記録用紙105と対向する面、この図
に示す例では下面にインクジェット式の記録ヘッド10
が取り付けられている。記録ヘッド10は、キャリッジ
101の上部に載置されているインクカートリッジ10
7からインクの補給を受けてキャリッジ101の移動に
合わせて記録用紙105にインク滴を吐出してドットを
形成し、記録用紙105に画像や文字を記録する。イン
クカートリッジ107としては、黒(BK)のインクカ
ートリッジ、およびシアン(C)、マゼンダ(M)、イ
エロー(Y)のカラーインクカートリッジが搭載されて
いるが、これらのカートリッジのうちの一つのみを図示
してある。
【0024】ここで、図3には単票の記録紙が図示され
ているが、本形態のインクジェットプリンタ100に
は、単票の記録用紙、およびロール紙(連続紙)のいず
れをも使用することができるように、各々の記録紙が供
給される供給口(図示せず。)が形成されている。
【0025】なお、インクジェットプリンタ100の非
記録領域には、キャッピング装置108が構成され、記
録の休止中に記録ヘッド10のノズル開口を封止する。
従って、記録の休止中、インクから溶媒が飛散すること
によってインクが増粘あるいはインク膜を形成すること
を抑制することができるので、記録の休止中にノズルに
目詰まりが発生するのを防止できる。また、キャッピン
グ装置108は、記録動作中に行われるフラッシング動
作による記録ヘッド10からのインク滴を受ける。キャ
ッピング装置108の近傍にはワイピング装置109が
配置され、このワイピング装置109は、記録ヘッド1
0の表面をブレードなどでワイピングすることにより、
そこに付着したインク滓や紙粉を拭き取るように構成さ
れている。
【0026】(プリンタの制御系の構成)図4は、本形
態のインクジェットプリンタ100の機能ブロック図で
ある。
【0027】図4において、インクジェットプリンタ1
00は、プリントコントローラ40とプリントエンジン
5とから構成されている。プリントコントローラ40
は、コンピュータ90(図1、2参照。)からの多値階
調情報を含む画像データFNL(記録情報)などを受信
するインターフェース43と、多値階調情報を含む記録
情報などの各種データの記憶を行うDRAMからなる入
力バッファ44A、中間バッファ44B、並びにSRA
Mからなる出力バッファ44Cと、各種データ処理を行
うためのルーチンなどを記憶したROM45と、CPU
などからなる制御部46と、発振回路47と、記録ヘッ
ド10への駆動信号COMを発生させる駆動信号生成回
路48と、ドットパターンデータに展開された記録デー
タSIおよび駆動信号COMなどをプリントエンジン5
に送信するためのインターフェース49とを備えてい
る。
【0028】(記録ヘッド10の構成)プリントエンジ
ン5は、記録ヘッド10と、紙送り機構11と、キャリ
ッジ機構12とを備えている。紙送り機構11は、単票
供給口11Aから供給されるA4などの単票の記録用紙
105A、あるいは連続紙供給口11Bから供給される
ロール紙などの連続紙105Bなどを順次送り出して副
走査を行うものであり、キャリッジ機構12は、記録ヘ
ッド10を主走査させるものである。
【0029】記録ヘッド10は、所定のタイミングで各
ノズル開口111からインク滴を吐出させるものであ
る。記録ヘッド10には、シフトレジスタ13、ラッチ
回路14、レベルシフタ15、およびスイッチ回路16
を備えるヘッド駆動回路50が構成されている。このヘ
ッド駆動回路50において、プリントコントローラ40
においてドットパターンデータに展開された記録データ
SIは、発振回路47からのクロック信号CLKに同期
してインターフェース49を介して記録ヘッド10のヘ
ッド駆動回路50に転送される。このヘッド駆動回路5
0において、記録データが全ノズル分、シフトレジスタ
13の各素子にセットされたならば、制御部46は、所
定のタイミングでラッチ回路14へラッチ信号(LA
T)を出力する。このラッチ信号により、ラッチ回路1
4はシフトレジスタ13にセットされたノズル選択デー
タをラッチする。このラッチ回路14がラッチしたノズ
ル選択データは、電圧変換器であるレベルシフタ15に
印加される。このレベルシフタ15は、記録データSI
が例えば「1」の場合に、スイッチ回路16が駆動可能
な電圧値、例えば、数十ボルトに変換する。そして、こ
の変換された記録データSIはスイッチ回路16の各ス
イッチング素子に印加され、各素子は接続状態になる。
【0030】ここで、スイッチ回路16の各スイッチン
グ素子には、駆動信号生成回路48が生成した駆動信号
COMが印加されており、スイッチ回路16の各スイッ
チング素子が接続状態になると、この素子に接続された
圧力発生素子17に駆動信号COMが印加される。従っ
て、記録ヘッド10では、記録データSIに対応するノ
ズル選択データによって圧力発生素子17に駆動信号C
OMを印加するか否かを制御することができる。
【0031】例えば、ノズル選択データ(記録データS
I)が「1」の期間においては、スイッチ回路16の素
子が接続状態となるので、駆動信号COMを圧力発生素
子17に供給することができ、この供給された駆動信号
COMにより圧力発生素子17が変位(変形)する。ま
た、記録データSIが「0」に期間においてはスイッチ
回路16の素子が非接続状態になるので、圧力発生素子
17への駆動信号COMの供給は遮断される。なお、こ
のノズル選択データ(記録データSI)が「0」の期間
において、各圧力発生素子17は直前の電荷を保持する
ので、直前の変位状態が維持される。
【0032】このように、スイッチ回路16の素子がオ
ン状態になって駆動信号COMが圧力発生素子17に印
加されると、ノズル開口111に連通する圧力発生室1
13が収縮し、圧力発生室113内のインクが加圧され
たとき、圧力発生室113内のインクはインク滴として
ノズル開口111から吐出され、記録用紙などの上にド
ットを形成する。
【0033】(駆動信号生成回路48の構成)図5は、
駆動信号生成回路48の構成を示すブロック図である。
図6は、駆動信号生成回路48において駆動信号COM
に含まれる各駆動パルスを生成していく過程を示す説明
図である。図7は、駆動信号生成回路48においてデー
タ信号を用いてメモリに電位差(ΔV)を設定する場合
の各信号のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【0034】図5において、駆動信号生成回路48に
は、制御部46からの信号を受け取って記録するメモリ
81、このメモリ81の内容を読み出して一時的に保持
する第1のラッチ82、この第1のラッチ82の出力と
後述するもう一つの第2のラッチ84の出力とを加算す
る加算器83、第2のラッチ84の出力をアナログデー
タに変換するA/D変換器86、変換されたアナログ信
号を駆動信号の電圧まで増幅する電圧増幅部88、およ
びこの電圧増幅部88から出力される駆動信号に対する
電流増幅器89から構成されている。ここで、メモリ8
1は、駆動信号COMの波形を決める所定のパラメータ
を記憶しておく波形データ記憶部である。駆動信号CO
Mの波形は、予め制御部46から受け取った所定のパラ
メータにより決定される。すなわち、駆動信号生成回路
48は、クロック信号801、802、803、データ
信号830、アドレス信号810、811、812、8
13、およびリセット信号820を受け取る。
【0035】このように構成した駆動信号生成回路48
においては、図6に示すように、駆動信号COMの生成
に先立って、制御部46の電圧変化量を示すいくつかの
データ信号と、そのデータ信号のアドレスとがクロック
信号801に同期して、駆動信号生成回路48のメモリ
81に出力される。データ信号830は、図7に示すよ
うに、クロック信号801を同期信号とするシリアル転
送により、データをやり取りする構成になっている。す
なわち、制御部46から所定の電圧変化量を転送する場
合には、まず、クロック信号801に同期して複数ビッ
トのデータ信号を出力し、その後、このデータを格納す
るアドレスをイネーブル信号840に同期してアドレス
信号810〜813として出力する。メモリ81は、こ
のイネーブル信号840が出力されたタイミングでアド
レス信号を読み取り、受け取ったデータをそのアドレス
に書き込む。
【0036】アドレス信号810〜813は4ビットの
信号なので、最大16種類の電圧変化量をメモリ81に
記憶することができる。なお、データの最上位のビット
は符号として用いられている。
【0037】各アドレスA、B、・・・への電圧変化量
の設定が終了した後、アドレスBがアドレス信号810
〜813に出力されると、最初のクロック信号802に
より、このアドレスBに対応した電圧変化量ΔV1が第
1のラッチ回路82により保持される。この状態で、次
にクロック信号803が出力されると、第2のラッチ回
路84の出力に第1のラッチ回路82の出力が加算され
た値が、第2のラッチ回路84に保持される。すなわ
ち、図6に示すように、一旦、アドレス信号に対応した
電圧変化量が選択されると、その後、クロック信号80
3を受けるたびに、第2のラッチ回路84の出力は、そ
の電圧変化量に従って増減する。メモリ81のアドレス
Bに格納された電圧変化量ΔV1とクロック信号803
の単位時間ΔTにより駆動波形のスルーレートが決ま
る。なお、増加か減少かは、各アドレスに格納されたデ
ータの符号により決定される。
【0038】図6に示した例では、アドレスAには、電
圧変化量として値0、すなわち、電圧を維持する場合の
値が格納されている。従って、クロック信号802によ
りアドレスAが有効となると、駆動信号の波形は、増減
のないフラットな状態に保たれる。また、アドレスCに
は、駆動波形のスルーレートを決定するために、単位時
間ΔT当たりの電圧変化量ΔV2が格納されている。従
って、クロック信号802によりアドレスCが有効にな
った後は、この電圧ΔV2ずつ電圧が低下していくこと
になる。
【0039】このように制御部46からアドレス信号と
クロック信号とを出力するだけで、駆動信号COMの波
形を自由に制御でき、その一例が図8に表わされてい
る。
【0040】図8に示す駆動波形COMにおいては、そ
の電圧値が中間電位Vmからスタートした後(ホールド
パルス311)、時刻T1から時刻T2までの間に最大
電位VPSまで一定の傾きで上昇し(充電パルス31
2)、時刻T2から時刻T3まで最大電位VPSを維持
する(ホールドパルス313)。次に、時刻T3から時
刻T4までの間に最低電位VLSまで一定の傾きで下降
した後(放電パルス314)、時刻T4から時刻T5ま
で最低電位VLSを維持する(ホールドパルス31
5)。そして、時刻T5から時刻T6までに電圧値は中
間電位Vmまで一定の傾きで上昇する(充電パルス31
6)。
【0041】従って、図4に示す圧力発生素子17に充
電パルス312が印加されると、圧力発生素子17は圧
力発生室113の容積を膨張させる方に撓み、圧力発生
室113に負圧を発生させる。その結果、メニスカスは
ノズル開口111から引っ込み、次に、放電パルス31
4を印加すると、圧力発生素子17は圧力発生室113
の容積を収縮させるように撓み、圧力発生室113に正
圧が発生する。その結果、ノズル開口111からインク
滴が吐出される。そして、ホールドパルス315が印加
された後、充電パルス316を印加してメニスカスの振
動を抑える。
【0042】[温度補正のための構成]図9は、図1に
示すインクジェット記録装置において、インク滴の吐出
条件に温度補正を施すための構成を示すブロック図であ
る。
【0043】このように構成した本形態のインクジェッ
ト記録装置1において、インクの吐出を繰り返し行なっ
ていくうちに記録ヘッド10が温度上昇を起こすと、イ
ンクの粘度が変化する結果、インク吐出量が変動し、記
録の品位が低下する。そこで、記録ヘッド10には、図
4および図9に示すように、この記録ヘッド10の温度
を所定のタイミングで検出する温度センサ60が構成さ
れ、この温度センサ60の検出結果は、制御部46の温
度補正部70に入力されるようになっている。
【0044】この温度補正部70では、温度センサ60
によって検出された記録ヘッド10の温度に基づいて、
駆動波形COMの波形や電圧値を変更するように駆動信
号生成回路48を制御する波形制御部71が制御部46
の機能の一部として構成され、たとえば、温度が高いと
きにはインクの粘度が低いので、インク滴量が少なくな
るように、図8に示す駆動信号COMの振幅を狭めるな
ど、インク滴吐出条件を変更する。従って、記録ヘッド
10の温度が変動しても、記録ヘッド10からは一定量
のインク滴を吐出させる。
【0045】また、本形態のインクジェット記録装置1
では、図4に示すように、単票供給口11Aに単票10
5Aが配置されたことを検出する単票検出センサ75
A、および連続紙供給口11Bに連続紙105Bが配置
されたことを検出する連続紙検出センサ75Bが配置さ
れ、これらのセンサの検出結果は、制御部46の検出タ
イミング制御部77に入力されている。
【0046】さらに、本形態では、制御部46には記録
モード判別部74が構成され、この記録モード判別部7
4は、コンピュータ90のプリンタドライバ96から入
力されてきたモード設定データに基づいて、たとえば、
今回の記録モードが高速記録モードであるのか、あるい
はこの高速記録モードよりも記録速度は遅いが高精細な
記録を行う高精細モードであるのかを判別し、その判別
結果を検出タイミング制御部77に出力する。
【0047】このように構成したインクジェットプリン
タ100における温度補正動作を、図10を参照して説
明しながら、検出タイミング制御部77の制御内容を説
明する。
【0048】図10は、本形態のインクジェットプリン
タ100で行われる温度補正動作を示すフローチャート
である。なお、ここで行われる動作は、予めROM45
などに格納されているプログラムに基づいて行われる。
【0049】本形態のインクジェット記録装置1におい
て、図10に示すように、検出タイミング制御部77
は、単票検出センサ75Aおよび連続紙検出センサ75
Bからの出力に基づいて、今回の記録が単票105Aに
対して行われるのか、連続紙105Bに対して行われる
かの判別を行う(ステップST11)。次に、今回の記
録が単票105Aおよび連続紙105Bのいずれの場合
であっても、記録モード判別部74での判別結果に基づ
いて、今回の記録が高速記録モードであるのか、あるい
は低速の高精細モードで行われるかの判別を行う(ステ
ップST12、ST13)。
【0050】これらの判別処理のうち、ステップST1
2での判別処理の結果、単票105Aかつ高速モードで
記録が行われる場合には、たとえば、2頁分の記録が終
了する度に温度センサ60に温度検出を行わせ、この温
度検出結果に基づいて、温度補正部70では、駆動信号
生成部46に対して、波形制御部71が駆動信号COM
の波形あるいは電圧を補正させる。
【0051】また、ステップST12の判別処理の結
果、単票105Aかつ高精細モードで記録が行われる場
合には、たとえば、1頁分の記録が終了する度に温度セ
ンサ60に温度検出を行わせ、この温度検出結果に基づ
いて、温度補正部70では、駆動信号生成部46に対し
て、波形制御部71が駆動信号COMの波形あるいは電
圧を補正させる。
【0052】また、ステップST13の判別処理の結
果、連続紙105Bかつ高速モードで記録が行われる場
合には、たとえば、連続紙105Bを切断したときの1
枚分に相当するラスタ分の記録が終了する度に温度セン
サ60に温度検出を行わせ、この温度検出結果に基づい
て、温度補正部70では、駆動信号生成部46に対し
て、波形制御部71が駆動信号COMの波形あるいは電
圧を補正させる。
【0053】これに対して、ステップST13の判別処
理の結果、連続紙105Bかつ高精細モードで記録が行
われる場合には、たとえば、1ラスタ毎の記録が終了す
る度に温度センサ60に温度検出を行わせ、この温度検
出結果に基づいて、温度補正部70では、駆動信号生成
部46に対して、波形制御部71が駆動信号COMの波
形あるいは電圧を補正させる。
【0054】このように、本形態のインクジェット記録
装置1において、検出タイミング制御部77は、単なる
時間経過によって温度センサ60に温度検出を行わせて
温度補正を行うのではなく、所定のラスタ数分の記録動
作が終了するタイミングに合わせて温度センサ60に温
度検出を行わせる。従って、A4の単票105Aに記録
を行う場合には、必ず、1頁分の記録が終了して紙送り
を行なっている時間を利用して温度センサ60に記録ヘ
ッド10の温度検出を行わせ、連続紙105Bに記録を
行う場合には、必ず、所定のラスタ数分の処理が終了し
た後、温度センサ60に記録ヘッド10の温度検出を行
わせるなど、記録動作やデータ転送を行なっているタイ
ミングを避けて温度センサ60に温度検出を行わせるこ
とになる。従って、温度補正のための処理と他の印刷動
作とが重なってしまう事態を回避できる。
【0055】また、検出タイミング制御部77は、単票
検出センサ75Aおよび連続紙検出センサ75Bからな
る媒体種類判別手段による判別結果に基づいて、被記録
媒体が単票105Aであるときには温度センサ60に対
して記録ヘッド10の温度検出を頁単位で行わせ、被記
録媒体が連続紙105Bであるときには温度センサ60
に対して記録ヘッド10の温度検出を所定のラスタ単位
で行わせる。従って、A4などといった単票105Aに
記録を行う場合には、1頁分の記録が終了して紙送りを
行なっている時間を利用して温度センサ60に温度検出
を行わせることにより、単票105Aに記録を行う場合
には記録のスループットを優先した動作を行わせ、連続
紙105Bに記録を行う場合には、温度補正を頻繁に行
なって記録品位の向上を図るなど、被記録媒体の種類に
応じた記録動作を行わせることができる。
【0056】また、本形態において、検出タイミング制
御部77は、記録モード判別部74による判別結果に基
づいて、高速記録モードのときには高精細モードのとき
と比較して、長いインターバルで温度センサ60に対し
て記録ヘッド10の温度検出を行わせる。従って、高速
記録モードのときには、記録のスループットを優先した
動作を行わせ、高精細モードのときには、温度補正を頻
繁に行なって記録品位の向上を図るなど、記録モードに
応じた記録動作を行わせることができる。
【0057】[その他の実施の形態]上記実施の形態で
は、単票供給口11Aと連続紙供給口11Bの2つの記
録紙供給口のそれぞれに配置した単票検出センサ75A
および連続紙検出センサ75Bによって、被記録媒体が
単票105Aであるか連続紙105Bであるかを検出す
る構成であったが、たとえば、図11および図12に示
すように、コンピュータ90のデータドライバ96(図
1および図2を参照。)から設定される記録条件設定デ
ータに基づいて、たとえば、今回の記録モードが単票1
05Aであるのか、あるいは連続紙105Bであるのか
を判別する記録紙判別部79を制御部46に構成しても
よい。その他の構成は、先に説明した実施の形態と同様
であるため、共通する機能を有する部分には同符号を付
して図11および図12に図示することにしてそれらの
説明を省略する。
【0058】このように構成したインクジェット記録装
置1においても、紙種の判別をソフトウエア上で行う点
を除けば、温度補正に関する動作は、図10に示す通り
であるため、その説明を省略するが、検出タイミング制
御部77は、単なる時間経過によって温度センサ60に
温度検出を行わせて温度補正を行うのではなく、A4の
単票105Aに記録を行う場合には、必ず、1頁分の記
録が終了して紙送りを行なっている時間を利用して温度
センサ60に記録ヘッド10の温度検出を行わせ、連続
紙105Bに記録を行う場合には、必ず、所定のラスタ
数毎に温度センサ60に記録ヘッド10の温度検出を行
わせる。従って、記録動作やデータ転送を行なっている
時間を必ず避けて温度センサ60に温度検出を行わせる
ことができるなど、前記の実施の形態と同様な効果を奏
する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置では、たとえば、A4の単票に記録
を行う場合には、1頁分の記録が終了して紙送りを行な
っている時間を利用して温度検出手段に温度検出を行わ
せるなど、記録動作やデータ転送を行なっている時間を
避けて温度検出手段に温度検出を行わせることができる
ので、温度補正のための処理が他の印刷動作を妨げると
いうことがない。それ故、記録のスループットを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置のソフトウ
エアの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置に用いたイ
ンクジェットプリンタの要部を示す斜視図である。
【図4】図3に示すインクジェットプリンタの機能ブロ
ック図である。
【図5】図1に示すインクジェット記録装置に形成され
ている駆動信号生成回路のブロック図である。
【図6】図5に示す駆動信号生成回路において駆動信号
に含まれる各パルスを生成していく過程を示す説明図で
ある。
【図7】図5に示す駆動信号生成回路においてデータ信
号に基づいてメモリに電圧変化量を設定する場合の各信
号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】図1に示すインクジェット記録装置に用いた駆
動信号の一例を示す波形図である。
【図9】図1に示すインクジェット記録装置において、
インク滴の吐出条件に温度補正を施すための構成を示す
ブロック図である。
【図10】図1に示すインクジェット記録装置におい
て、インク滴の吐出条件に温度補正を施すための動作を
示すフローチャートである。
【図11】本発明を適用した別のインクジェット記録装
置に用いたインクジェットプリンタの機能ブロック図で
ある。
【図12】図11に示すインクジェット記録装置におい
て、インク滴の吐出条件に温度補正を施すための構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 5 プリントエンジン 10 記録ヘッド 11A 単票供給口 11B 連続紙供給口 13 シフトレジスタ 14 ラッチ回路 15 レベルシフタ 16 スイッチ回路 17 圧力発生素子 46 制御部 48 駆動波形生成回路(駆動信号生成手段) 50 ヘッド駆動回路 60 温度センサ(温度検出手段) 70 温度補正部(温度補正手段) 71 波形制御部 74 記録モード判別部 75A 単票検出センサ(単票検出手段) 75B 連続紙検出センサ(連続紙検出手段) 77 検出タイミング制御部(検出タイミング制御手
段) 79 記録紙種類判別部(媒体種類判別手段) 105A 単票の記録用紙 105B 連続紙 COM 駆動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA06 EB07 EB13 EB30 EB45 EC07 EC37 EC42 2C057 DA10 DB01 DD06 DE02 2C058 AB17 AC07 AC17 AD01 AE01 AE02 AE04 AE09 AF04 AF06 GB16 GB30 GB47 HA02 HB28 HB31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル開口の各々に対応する複数
    の圧力発生素子が前記ノズル開口に連通する圧力発生室
    内のインクを加圧することにより前記ノズル開口から被
    記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記圧力
    発生素子に印加すべき駆動信号を生成する駆動信号生成
    手段と、前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段
    と、該温度検出手段に対して所定のタイミングで前記記
    録ヘッドの温度検出を行わせる検出タイミング制御手段
    と、前記温度検出手段による温度検出結果に基づいて前
    記ノズル開口からインク滴を吐出するときの条件に温度
    補正を施す温度補正手段とを有するインクジェット記録
    装置において、 前記検出タイミング制御手段は、前記記録ヘッドの温度
    の検出を所定のラスタ数毎に行わせることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記被記録媒体が単
    票用紙か連続紙かを判別する媒体種類判別手段を有し、 前記検出タイミング制御手段は、前記媒体種類判別手段
    による判別結果に基づいて、前記被記録媒体が単票用紙
    であるときには前記温度検出手段に対して前記記録ヘッ
    ドの温度検出を頁単位に相当するラスタ数毎に行わせ、
    前記被記録媒体が連続紙であるときには前記温度検出手
    段に対して前記記録ヘッドの温度検出を所定のラスタ数
    毎に行わせることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記媒体種類判別手
    段は、前記被記録媒体としての単票が単票供給口に配置
    されたことを検出する単票検出手段と、前記被記録媒体
    としての連続紙が連続紙供給口に配置されたことを検出
    する連続紙検出手段とを備えていることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記媒体種類判別手
    段は、前記記録データに前記被記録媒体が単票である旨
    のデータおよび連続紙である旨のデータのいずれが含ま
    れているかによって前記被記録媒体が単票用紙か連続紙
    かを判別する媒体データ判別手段を備えていることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記被記録媒体に対する記録モードを検出する記録モー
    ド判別手段を有し、 前記検出タイミング制御手段は、該記録モード判別手段
    による判別結果に基づいて記録モードによって前記温度
    検出手段が前記記録ヘッドの温度検出を行うタイミング
    を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
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