JP2002018606A - 被覆切削工具 - Google Patents
被覆切削工具Info
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Abstract
が極めて悪く熱クラックによる皮膜破壊もしくは剥離が
生じる。本発明はこうした事情に鑑み、被削材との凝着
および溶着現象等に起因した摩擦抵抗の増加を抑制し、
皮膜剥離及び熱クラックによる異常摩耗の生じることの
ない耐凝着皮膜を採用した被覆切削工具を提供する。 【構成】 切削工具基体に1層又は多層からなる被覆層
を被覆した被覆切削工具において、該被覆層の少なくと
も1層は(CraSi1−a)(NxB1−x)、但し
0.7≦a<1、0.4≦x≦1、で示される化学組成
からなり、かつ、Siの窒化物相及び/又はBの窒化物
相を含むCrSi系膜であることを特徴とする被覆切削
工具。
Description
加工に使用される被覆切削工具に関するものである。
削工具表面に被覆する耐摩耗皮膜と被削材との凝着およ
び溶着現象が切削性能に大きな影響を及ぼす。すなわ
ち、現在主流のTiAlN皮膜など、高温特性および耐
アブレッシブ摩耗性を追求した高硬度皮膜においては被
削材との凝着および溶着現象等に起因した摩擦抵抗の増
加により、十分な切削寿命が得られないばかりでなく、
切削加工面のむしれ現象により、加工精度を劣化させた
りなどの課題がある。ところで、金型などの表面処理で
はCrN皮膜が摺動特性および被処理物との親和性に優
れ、結果として潤滑作用を有し優れた特性を示すことが
知られる。そこで、前記課題を解決する試みとして、こ
のCrN皮膜の潤滑性を切削工具に応用した事例が特開
平11−156992号、特表平11−505573号
に開示されている。また、BNを混在させCrN皮膜の
耐摩耗性を改善した例として特開平7−150337号
がある。
膜硬度が十分ではなく、皮膜中に残留する圧縮応力も極
めて低いことより、過酷な切削環境下においては耐摩耗
性が十分ではなく、また熱クラックによる皮膜剥離が生
じてしまう。特に湿式切削加工においては耐熱クラック
性が極めて悪く熱クラックによる皮膜破壊もしくは剥離
が生じる。本発明はこうした事情に鑑み、被削材との凝
着および溶着現象等に起因した摩擦抵抗の増加を抑制
し、皮膜剥離及び熱クラックによる異常摩耗の生じるこ
とのない耐凝着皮膜を採用した被覆切削工具を提供する
ことを課題とする。
具基体に1層又は多層からなる被覆層を被覆した被覆切
削工具において、該被覆層の少なくとも1層は(Cra
Si1−a)(NxB1 −x)、但し0.7≦a<1、
0.4≦x≦1、で示される化学組成からなり、かつ、
Siの窒化物相及び/又はBの窒化物相を含むCrSi
系膜であることを特徴とする被覆切削工具である。
で、高速切削加工などの過酷な切削環境下においても皮
膜剥離を生ずることなく切削工具の性能が極めて良好と
なり、被加工物の精度が著しく向上することが判明し、
従来技術の課題を解決するに至った。CrSi系膜のC
r窒化物への適量の添加元素は、優れた性能を発揮する
ものの、Cr含有量が金属成分の原子比率で70at%
未満となる場合には、切削特性が十分に得られないばか
りでなく、Cr窒化物中にSiまたはBが過度に固溶し
てしまい、皮膜が非常に脆くなり耐凝着性能が低下す
る。このことより、CrSi系膜へのSiの添加は30
at%以下とする必要がある。また、Cr窒化物中への
Bの添加量は低摩擦化および耐摩耗性の観点から、非金
属成分の60at%以下とする必要がある。なお、本明
細書ではBを非金属成分として扱う。
性を改善する手段として、Cr窒化物中にSiおよび/
またはBを添加し、Cr窒化物中にSi窒化物相または
Bの窒化物相を介在させることが極めて有効である。本
発明に係るCrSi系膜を透過電子顕微鏡により詳細に
観察した結果、このSiの窒化物相またはBの窒化物相
は20nm程度のナノ結晶であり、fcc構造を有し柱
状に成長するCrN相内にこのナノ結晶が分散したもの
であることを確認した。このナノ結晶が格子歪を発生し
分散強化機構により、皮膜中の残留圧縮応力を適度に上
昇させ、耐凝着性を劣化させることなく皮膜を高硬度化
し耐摩耗性の著しい改善が成されたものと考えられる。
更に、この適度な残留圧縮応力は、湿式切削加工におけ
る熱クラックの抑制、更には高速切削加工などのより過
酷な切削環境化においても効果的に作用する為、安定し
た切削を可能にする。特にSiの窒化物相の介在は湿式
切削における改善に大きく寄与している。更に、Bの窒
化物はCr窒化物の更なる低摩擦化に寄与し、切削加工
面のむしれ現象または被加工物の再付着を抑制し加工面
を著しく改善するに至った。
下において優れた密着性、低摩擦を有すものの、調質材
など高硬度を有する被削材に対しては単一皮膜では十分
な切削性能を示さない場合がある。そこで、優れた耐摩
耗性、耐酸化性を有する膜を併用する必要があるが、こ
の膜として最適なのは、金属元素として少なくともTi
とAlを含み、非金属元素として少なくNを含むTiA
l系膜である。これを採用することで、高速切削に対応
する被覆切削工具を得ることが可能となる。TiAl系
膜とCrSi系膜を交互に、それぞれ1層以上積層する
事により、高速切削に対応する被覆切削工具を得ること
が可能となる。TiAl系膜は耐酸化性と耐摩耗性をバ
ランス良く有するばかりでなく、請求項3記載の密着性
改善方法によりCrSi系膜との密着性が特に優れるた
め、CrSi系膜の特性を補完し、その性能を最大限に
発揮させるものである。このときCrSi系膜は硬質皮
膜の最上層に有ることが好ましいが、必ずしも最上層で
なくとも、その効果を十分に発揮するものである。
の夫々の(111)面のX線回折から算出される格子定
数の比の値を0.98乃至1.02とすることで、Cr
Si系膜とTiAl系膜の原子間での格子不整合が低減
し、その結果、著しい密着性の向上を示す。この値はT
iAl系膜の(111)面より算出される格子定数を、
通常はその直上に成膜されるCrSi系膜の(111)
面より算出される格子定数で除した値である。より具体
的には、TiAl系膜とCrSi系膜の(111)面か
ら算出される格子定数がそれぞれ0.412nm乃至
0.420nmの範囲内であれば上記格子定数の比の値
が満足され、このことが、CrSi系膜とTiAl系膜
の原子間での格子不整合を低減し、TiAl系膜とCr
Si系膜の膜界面強度が著しく向上し、界面剥離が生じ
なくなり、その結果、著しい密着性の向上を示すものと
なった。この格子定数の調整方法としても成膜条件に大
きく依存するため、目的とした格子定数となるように適
宜調整する必要がある。主に影響的なパラメータとして
はバイアス電圧であるがTiAl系膜の直上には比較的
エネルギーの低い側が好ましい。より具体的にはバイア
ス電圧が−30〜−200Vが良い。即ち、成膜過程に
おける膜種の切り替え前後においてこのバイアスを適用
することにより高密着が得られる。
単独で使用しても工具として十分な性能を発揮しない場
合があるため、耐摩耗性、耐酸化性を補う膜を別途設
け、併用する必要がある。現時点ではこの膜として公知
のTiAl系膜が最適と思われるので、以下ではこれを
用いて説明するが、本願の請求項1に係る発明の実施に
おいては必ずしもTiAl系膜を併用する必要はない。
形成する方法としては、イオンプレーティング法やスパ
ッタリング法等に代表されるPVD法が挙げられるが、
例えばアークイオンプレーティング法による成膜におい
ては以下による方法を用いれば良い。まず炉内を3×1
05Paまで真空排気を行った後にArによる基体の清
浄化および活性化を行う。その後、アーク放電により蒸
発源であるカソードからイオン化させたCr、Siおよ
びBをN2雰囲気中でイオンプレーティングすることに
よって得られる。更に目的とする皮膜組成に応じて組成
を調整したターゲットを使用すれば、目的の皮膜組成が
安定して得らる。
物相またはBの窒化物相が分散したCrSi系膜の形成
は、成膜時の被覆条件に大きく依存する。即ち、皮膜形
成に関与するイオンが放出するエネルギー(以下、イオ
ンエネルギーと言う。)がきわめて重要であると本発明
者は考える。被覆時におけるイオンエネルギーの大小は
基体に印可するバイアス電圧に依存するので、本発明で
はバイアス電圧の設定が重要である。すなわち、比較的
低バイアス電圧の−50Vの場合には、Cr窒化物のf
cc構造におけるCr原子が、Si原子またはB原子と
置換し、Cr窒化物中に独立したSi窒化物相およびB
窒化物相は確認されなかった。すなわち、Cr窒化物中
にSiの窒化物相およびBの窒化物相を介在せしめるた
めには極めて高いイオンエネルギーで成膜する必要があ
る。イオンエネルギーは反応容器内圧力、イオン種など
にも依存するが、これらは目的とする被膜組成やイオン
源の性能によって制約を受けるため、変化させる余地が
少ない。よって、イオンエネルギーを高める手段として
はバイアス電圧が最も効果的なパラメータであり、−2
00〜−500V程度が好ましく、この範囲内であれば
Si窒化物相またはBの窒化物相がナノ単位で分散した
極めて優れた特性を示すCrSi系膜が得られ易い。そ
のほか、イオンエネルギーを高める手段として雰囲気中
に酸素など活性な気体成分を微量添加し、アーク放電中
のプラズマを活性化することも有効な手段である。
rSi系膜内部に存在する化合物の結合エネルギーを測
定した結果を示す。図1はNの1S軌道における結合エ
ネルギーを示したものであるがCrNより構成される窒
化物が存在することを示すものである。図2はSiの2
P軌道における結合エネルギーを示したものであるがS
i3N4の結合が確認される。図3はBの1S軌道の結
合エネルギーを示したものであるがBNの結合が確認さ
れる。尚、当該ピークが表す結合エネルギーは図中に示
した。図1〜図3より、該CrSi系膜内にはSiの窒
化物およびBの窒化物相の結合が存在することが明らか
である。即ち、Cr窒化物、Si窒化物、B窒化物の結
合エネルギーが確認され、Cr窒化物中にSiおよびB
が窒化物として存在することが明らかとなった。
する傾向がある。基体材質の要求から温度が制限される
場合は基体の冷却手段が必要となる場合がある。また、
基体温度によってSi窒化物相、Bの窒化物相の生成量
が変化する。本発明者の研究によれば温度の上昇と共に
生成量は減少し、700℃以上ではSi窒化物相、Bの
窒化物相が検出できない場合もあった。よって、好まし
い基体温度は500℃以下、より好ましくは350℃以
下であると考える。本発明の被覆切削工具は、その被覆
方法については、特に限定されるものではないが、被覆
母材への熱影響、工具の疲労強度、皮膜の密着性等を考
慮した場合、比較的低温で被覆でき、被覆した皮膜に圧
縮応力が残留し、密着性の優れるアーク放電方式イオン
プレーティング等の被覆基体側にバイアス電圧を印加す
る物理蒸着法であることが望ましい。以下、本発明を実
施例に基づいて説明する。
属成分の蒸発源である各種合金製ターゲット、ならびに
反応ガスであるN2ガスを用い、被覆基体温度400℃
とし、反応ガス圧力を1×10−1〜7×100Paお
よびバイアス電圧を−30〜−500Vの条件下で目的
の皮膜が成膜されるよう適宜調整した。被覆基体には外
径10mmの超硬合金製2枚刃スケアエンドミル、R5
mmの超硬合金製2枚刃ボールエンドミルを用い、全皮
膜の厚みが4乃至は5μmとなるように成膜した。成膜
順序は先ずTiAl系膜を2.5μm、次にCrSi系
膜を1.5μm成膜した。各試料のCrSi系膜および
TiAl系膜の組成、CrSi系膜内に含有される窒化
物および窒硼化物、またTiAl系膜およびCrSi系
膜の(111)面から算出される格子定数およびその比
の値を表1に示す。
記載した組成および格子定数になるよう調整した。なお
表1において、組成の表示は金属成分、非金属成分を夫
々合わせて100となるよう、原子比で表記したが、こ
れは金属成分と非金属成分の原子比が1:1であること
を意味するものではない。得られた被覆エンドミルを用
い切削試験を行った。工具寿命は刃先の欠けないしは摩
耗等により工具が切削不能または、切削した加工面の精
度が著しく劣化した時の切削長とした。切削諸元を次に
示す。
諸元は、側面切削、ダウンカット、被削材S50C(H
B220)、切り込み量Ad10mm×Rd1mm、切
削速度250m/min、送り0.06mm/刃、エア
ーブロー使用、とした。
諸元は、ダウンカット、被削材S50C(HB22
0)、切り込み量Ad0.2mm×Pick Feed
0.2mm、回転数10000min−1、テーブル送
り量4000mm/min、水溶性切削液使用、とし
た。
場合であるが、比較例11に比して切削長が長い。本発
明例3はSiが0.5原子%と極微量ではあるが、比較
例14に対して優れた切削性能を示すことが分かる。本
発明例5はBを50原子%添加したものであるが、Bの
添加量を多くするに従い切削長は同等であるが、70原
子%とした比較例12では欠損が生じた。本発明例6は
Siを20原子%添加したものであるが、本発明例に比
して寿命が長い。本発明例8、9はTiAlN膜にN
b,またはYを添加した場合の本発明例であるが、本発
明例に比して優れた切削性能が得られた。本発明例10
はTiAl系膜の(111)面から算出される格子定数
をCrSi系膜の(111)面から算出される格子定数
で除した値が0.98至る1.02の範囲外であり、C
rSi系膜の皮膜組成及び検出化合物は本発明範囲内で
ある場合の皮膜例を示すが、本発明例試料番号1〜9に
比べて幾分切削長が短くなって入るものの従来の皮膜に
比べては格段に長い切削長が得られた。
摩擦に対する抵抗を著しく低減し、硬質皮膜との密着
力、硬さと靭性のバランスを考慮したCrSi系膜およ
びTiAl系膜を併用しているので、凝着や溶着現象に
起因した異常摩耗が進行することもなく、また熱クラッ
クに対しも優れた特性を示し、総合して工具寿命が著し
く向上し、また凝着や溶着現象による切削加工面の加工
精度の劣化を抑制し従来の課題を大きく改善するに至っ
た。本発明の皮膜はボールエンドミル、特に湿式で用い
るボールエンドミルに好適である。種々ある切削工具の
中でも断続性が強くかつ微小な取り代で仕上げ加工が行
われ、被加工物の仕上げ精度が要求されるボールエンド
ミルにおいては、工具表面への凝着および溶着等および
切削時の熱クラックなどに切削性能が大きく左右され
る。また、ボールエンドミルなどの連続的に切削速度の
変化する形状においては、この切削時の熱クラックに加
えて、切削速度ゼロ付近では切削取りしろも微小となり
摺動特性をも要求される。以上の如く、これらの特性は
エンドミルにおいて特に要求される特性であることが明
らかである。
Si系膜内のSiおよびBの添加量が請求範囲よりも多
い場合であり、耐凝着性及び耐溶着性が十分ではなく、
凝着による異常摩耗が発生した。比較例13は本請求範
囲内の皮膜組成及びCrSi系膜、TiAl系膜の格子
定数の比であるが、CrSi系膜内にSi3N4,BN
の化合物が介在しない場合の比較例であり本発明例に比
して寿命が短い。比較例14は、Crに元素を添加しな
い場合であるが熱クラックによる皮膜剥離が発生し十分
な特性が発揮できない。比較例、15、16、17、1
8、19、20、21は、従来までの硬質皮膜における
切削性能を示すが、何れも本発明例に比較して著しく劣
る結果となった。
従来までの被覆切削工具に比べ優れた密着性、低摩擦を
有すことから、更なる高速切削加工において格段に長い
工具寿命が得られ、切削加工における生産性の向上に極
めて有効である。
ギーを表すX線光電子分光スペクトルを示す。
ネルギーを表すX線光電子分光スペクトルを示す。
ーを表すX線光電子分光スペクトルを示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 切削工具基体に1層又は多層からなる被
覆層を被覆した被覆切削工具において、該被覆層の少な
くとも1層は(CraSi1−a)(NxB1− x)、
但し0.7≦a<1、0.4≦x≦1、で示される化学
組成からなり、かつ、Siの窒化物相及び/又はBの窒
化物相を含むCrSi系膜であることを特徴とする被覆
切削工具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の被覆切削工具におい
て、該被覆層の少なくとも1層は金属元素として少なく
ともTiとAlを含み、非金属元素として少なくともN
を含むTiAl系膜であることを特徴とする被覆切削工
具。 - 【請求項3】 請求項2に記載の被覆切削工具におい
て、該TiAl系膜と該CrSi系膜の夫々の(11
1)面のX線回折から算出される格子定数を夫々dT及
びdCとしたとき、dT/dCの値が0.98以上、
1.02以下であることを特徴とする被覆切削工具。
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