JP2002018563A - タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法 - Google Patents

タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法

Info

Publication number
JP2002018563A
JP2002018563A JP2000201101A JP2000201101A JP2002018563A JP 2002018563 A JP2002018563 A JP 2002018563A JP 2000201101 A JP2000201101 A JP 2000201101A JP 2000201101 A JP2000201101 A JP 2000201101A JP 2002018563 A JP2002018563 A JP 2002018563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten steel
tundish
depth
level
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000201101A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Takeda
利継 武田
Takeshi Asahina
健 朝比奈
Kenji Oshima
健二 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2000201101A priority Critical patent/JP2002018563A/ja
Publication of JP2002018563A publication Critical patent/JP2002018563A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】タンディッシュ内の溶鋼レベルを精度よく検出
し、タンディッシュ内の残鋼量の低減、安定化を可能と
し、連続連続鋳造のクロップを減少させる。 【解決手段】タンディッシュ10の底部永久レンガ11
内に一次コイル及び二次コイルからなるセンサ20を埋
設し、一次コイルを低周波で励磁してタンディッシュ内
溶鋼に渦電流を発生させ、その変化を二次コイルで検出
して溶鋼12の深さを測定し、測定した溶鋼の深さに応
じてコントロールユニット30がタンディッシュ流出口
のストッパ14の操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンディッシュ内
溶鋼レベル検知方法及び調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造技術において、異鋼種を
連続連続鋳造する場合、タンディッシュにストッパを設
けてその高さを調整することによりタンディッシュの注
入口の開口量を調整し、モールド中へのスラグの流出を
防止しながらタンディッシュ内の残溶鋼量を極小化する
技術がある。この技術によって、異鋼種の溶鋼の混入量
を低減することができ、混合部分のクロップを削減する
ことができる。ところが、上記技術では、タンディッシ
ュ内の残鋼量の測定が連続的ではなく、バッチ式である
ため、測定誤差が大きく、その結果、タンディッシュ内
の残溶鋼量のバラツキが大きく、残溶鋼量を最小限に減
少させるには限度があった。
【0003】溶鋼量の測定には特開平5−42364号
公報には湯溜り部の残溶鋼量を検出する溶鋼レベル計を
タンディッシュの上方に配設し、超音波、レーザ等の投
射による距離測定を示している。この技術ではスラグや
フラックス又は蒸気等の存在により的確な溶鋼レベルを
測定することが難しいという問題がある。
【0004】特開昭62−148066号公報及び特公
昭62−57427号公報には、取鍋内の残鋼量を推定
するために取鍋の側壁面の耐火物中に上下方向に幅をも
つ励磁コイルと磁界強度検出コイルとを同一レベルに対
向して配設し、両コイル間の溶鋼の存否による誘起磁界
強度の変化を検出する技術が示されている。この技術
は、深さが浅く平面積が大きいタンディッシュの残溶鋼
量測定には適切でないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
み、タンディッシュ内の溶鋼レベルを精度よく検出し、
タンディッシュ内の残鋼量の低減、安定化を可能とする
技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
タンディッシュの底部永久レンガ内に一次コイル及び二
次コイルを埋設し、一次コイルを低周波で励磁してタン
ディッシュ内溶鋼に渦電流を発生させ、その変化を二次
コイルで検出して溶鋼の深さを測定することを特徴とす
るタンディッシュ内溶鋼レベル検知方法である。この技
術は、渦電流の変化により溶鋼深さを測定するものであ
る。同種の技術として、連続鋳造モールド内のスラグの
検知、溶鋼鍋内のスラグの検知に用いる外装式のものは
知られているが、本発明はこれとは異なるものである。
そして精度や信頼性の観点及び寿命の観点から、タンデ
ィッシュの底面の永久レンガ内に一、二次コイルを埋設
する。またその位置はタンディッシュの中央部でノズル
から離れた位置とすることにより、溶鋼流れによる誤差
を最小限にすることができる。この方法によれば、スラ
グや蒸気などの影響を受けることなく連続的に精度の高
い溶鋼深さの測定ができる。
【0007】本発明の第2の発明は上記方法によって測
定した溶鋼の深さに応じてタンディッシュ流出口のスト
ッパの操作を行うことを特徴とするタンディッシュ内溶
鋼レベル調整方法である。この方法により、タンディッ
シュ内の残鋼量の低減、安定化が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施例を模式的に示
すタンディッシュの断面図及びフローシートである。タ
ンディッシュ10の底部永久レンガ11内にセンサ20
を埋設する。タンディッシュ10は溶鋼12を内蔵す
る。溶鋼12の上方にはスラグ13がある。溶鋼流出口
15にはストッパ14が備えられており、ストッパ14
の昇降により溶鋼流出口15の開口量を調整し、溶鋼の
流出量を調整することができる。溶鋼12の深さが浅く
なると流出溶鋼中へのスラグ13の混入が生ずるため、
流出量を減少させる。また、異鋼種連続連続鋳造のとき
は残溶鋼量が最小となったときストッパ14を閉止して
次の溶鋼との混合量を最小にするように操作する。セン
サ20は、タンディッシュ10の中央部近傍で溶鋼流出
口15より遠い位置に設けると測定値に及ぼす外乱とし
ての溶鋼流れの影響を少なくすることができる。センサ
20の測定値はコントロールユニット30に入力され
る。コントロールユニットはこの情報に応じて、ストッ
パ14の操作を図示しない制御コンピュータに送る。デ
ィスプレイ31には、入力情報、出力情報、制御情報等
を表示することができる。
【0009】図1に示すようにタンディッシュに電磁界
の変化を感知できるセンサ20を設置し、溶鋼レベルの
変化を電磁界変化として把握して溶鋼レベルを精度良く
検知する。センサ20は図2に示すように一次コイル2
1と二次コイル22とから構成されており、一次コイル
21に周波数成分をもった電流を流すとコイル21、2
2を貫く形で磁場23が発生する。発生した磁場23は
コイル上面に位置する溶鋼12も貫き、溶鋼12の内部
には渦電流24が流れる。この渦電流24により発生し
た磁場の変化を二次コイル22で計測することにより、
溶鋼12の深さを測定する。
【0010】ここで、一次コイル21に流す電流の周波
数を10Hz程度の低い周波数成分で構成することによ
って、溶鋼12の表面だけでなく溶鋼12の深さ方向2
00mm程度まで渦電流24を発生させる。ここで溶鋼
12の深さが200mm以下になると渦電流24は導体
にしか流れないため、渦電流24の分布が変化する。こ
の渦電流24の分布の変化を二次コイル22で検出する
ことによって溶鋼12の深さを測定する。
【0011】センサ20の深さ信号とタンディッシュ内
の溶鋼レベルとの関係は図3に示す曲線41の示すよう
になる。すなわち、タンディッシュ内溶鋼レベルが例え
ば深さレベル42で示す深さより浅くなると、深さ信号
の大きな変化に対し微小な深さ変化を検出することがで
き、非常に精度の高い深さ測定ができる。この測定方法
を用いることにより、図3に示すように、連続的に溶鋼
レベルを検知することが可能となり、鋳込み終了時のタ
ンディッシュ内残鋼量のバラツキを低減することができ
た。図4箱のことを示すもので、従来タンディッシュ内
溶鋼レベルは、目標値に対して±20mmの精度でしか
得られなかったが、本発明の実施例によれば、±10m
mの精度で得ることができ、従って、目標値の溶鋼深さ
レベルも従来50mm程度であったものを30〜20m
mまで低下させることが可能となった。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、タンディッシュ内の溶
鋼レベルを精度よく検出し、タンディッシュ内の残鋼量
の低減、安定化が可能となった。従って、タンディッシ
ュ内の残鋼量が低位安定化することによって、異鋼種の
混合量が減少し、クロップ長さを短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の説明図である。
【図2】測定原理の説明図である。
【図3】レベル測定結果を示すグラフである。
【図4】効果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 タンディッシュ 11 永久レンガ 12 溶鋼 13 スラグ 14 ストッパ 15 溶鋼流出口 20 センサ 21 一次コイル 22 二次コイル 23 磁束 24 渦電流 30 コントロールユニット 31 ディスプレイ 41 曲線 42 深さレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/74 G01N 27/74 27/90 27/90 G05D 9/12 G05D 9/12 D (72)発明者 大島 健二 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 Fターム(参考) 2F014 AC06 EB01 2G053 AB21 BA05 BC02 BC14 CA03 DA01 4E004 MB05 MB10 MB15 4E014 GA01 5H309 AA01 BB18 CC09 DD27 DD37 EE05 FF07 GG04 JJ06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュの底部永久レンガ内に一
    次コイル及び二次コイルを埋設し、一次コイルを低周波
    で励磁してタンディッシュ内溶鋼に渦電流を発生させ、
    その変化を二次コイルで検出して溶鋼の深さを測定する
    ことを特徴とするタンディッシュ内溶鋼レベル検知方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検知方法によって測定し
    た溶鋼の深さに応じてタンディッシュ流出口のストッパ
    の操作を行うことを特徴とするタンディッシュ内溶鋼レ
    ベル調整方法。
JP2000201101A 2000-07-03 2000-07-03 タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法 Withdrawn JP2002018563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000201101A JP2002018563A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000201101A JP2002018563A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002018563A true JP2002018563A (ja) 2002-01-22

Family

ID=18698853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000201101A Withdrawn JP2002018563A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002018563A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015149187A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 株式会社豊田自動織機 蓄電装置の製造方法及び蓄電装置の検査方法
US9829385B2 (en) 2004-07-05 2017-11-28 Heraeus Electro-Nite International N.V. Container for molten metal, use of the container and method for determining an interface
CN112756593A (zh) * 2021-01-26 2021-05-07 浙江鑫耐铝熔铸设备材料有限公司 一种全自动液位流槽控制系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9829385B2 (en) 2004-07-05 2017-11-28 Heraeus Electro-Nite International N.V. Container for molten metal, use of the container and method for determining an interface
JP2015149187A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 株式会社豊田自動織機 蓄電装置の製造方法及び蓄電装置の検査方法
CN112756593A (zh) * 2021-01-26 2021-05-07 浙江鑫耐铝熔铸设备材料有限公司 一种全自动液位流槽控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4441541A (en) Method of and apparatus for determining the melt level in a continuous-casting mold
JP2002018563A (ja) タンディッシュ内溶鋼レベル検知方法及び調整方法
JPH03505994A (ja) 容器から溶融金属を注出する際に外乱量を測定する方法及び装置
JP6862846B2 (ja) 浸漬ノズル内の溶鋼流量測定方法及び装置、連続鋳造用タンディッシュ並びに複層鋳片の連続鋳造方法
EP0115258A1 (en) Method and apparatus for measuring the remaining amount of metal melt at the bottom of a container
JP2007152424A (ja) 連続鋳造設備におけるモールド内溶鋼湯面検出方法および湯面検出装置
GB2286051A (en) Determining the thickness of layers on a metal melt
JPS619966A (ja) 取鍋残溶鋼量の推定方法
KR100801116B1 (ko) 연주기 자유표면 높이차 측정을 통한 침지노즐의 편류 측정방법 및 장치
JP5118619B2 (ja) 連続鋳造設備の鋳型内溶鋼レベル測定方法
JPH1177265A (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法
JPH11304566A (ja) 連続鋳造の浸漬ノズル内の溶鋼高さの検知方法および検知装置
JPH03294053A (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼の偏流制御方法
JP2916830B2 (ja) 連続鋳造における溶融金属の流量制御方法
JPH0459160A (ja) 連続鋳造における鋳型内湯面のレベル制御方法
JP4414609B2 (ja) 鋼の連続鋳造における溶鋼の偏流検知方法ならびに偏流検知装置
JP2000162227A (ja) 流速測定方法及び装置
JPH1177263A (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法
RU2763994C1 (ru) Устройство и способ управления непрерывной разливкой
JPS5913301B2 (ja) 溶鋼通路のスラグ検知装置
JPH02207956A (ja) 連続鋳造における湯面レベル制御方法
KR100466179B1 (ko) 전자기 연속주조에서 탕면레벨 검지 방법
JPH03291531A (ja) 渦流式溶湯湯面レベル計の校正方法
JPH02303663A (ja) 鋳型内溶鋼の湯面レベル制御方法
KR910008204B1 (ko) 슬랙의 유출방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904