JPH1177263A - 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法 - Google Patents

連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法

Info

Publication number
JPH1177263A
JPH1177263A JP24884297A JP24884297A JPH1177263A JP H1177263 A JPH1177263 A JP H1177263A JP 24884297 A JP24884297 A JP 24884297A JP 24884297 A JP24884297 A JP 24884297A JP H1177263 A JPH1177263 A JP H1177263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molten steel
flow
magnetic field
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24884297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3252768B2 (ja
Inventor
Makoto Suzuki
真 鈴木
Masayuki Nakada
正之 中田
Atsushi Kubota
淳 久保田
Noriko Kubo
典子 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP24884297A priority Critical patent/JP3252768B2/ja
Publication of JPH1177263A publication Critical patent/JPH1177263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3252768B2 publication Critical patent/JP3252768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造において鋳型内溶鋼の流動パターン
を検知し、検知した流動パターンに基づき印加する磁場
を制御して最適な流動パターンを保持する。 【解決手段】 浸漬ノズル8からの吐出流10に磁場を
印加して鋼の連続鋳造を行う際に、鋳型長辺2の幅方向
で鋳型長辺の銅板温度を複数点測定し、各測定点15に
おける銅板温度の経時変化から鋳型内溶鋼4の流動パタ
ーンを検知し、流動パターンが所定のパターンとなるよ
うに、検知結果に基づいて印加する磁場強度を調整す
る。その際に、温度が上昇する測定点の分布及び/又は
温度が下降する測定点の分布に基づき検知する、及び、
凝固シェルの表面形状から銅板温度を補正すればより正
確に検知でき、又、移動磁場をもちいれば流動制御が容
易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の連続鋳造鋳型
内における溶鋼流動を検知すると共に、磁場による電磁
気力を応用して適正な溶鋼流動に制御する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造では、浸漬ノズルを介して
溶鋼を鋳型内に高速度で吐出させるため、この吐出流に
起因して鋳型内で溶鋼流動が発生し、そして、この溶鋼
流動は鋳片の表面及び内部性状に大きな影響を及ぼして
いる。例えば、鋳型内湯面(以下、「メニスカス」と記
す)の表面流速が速すぎる場合や、メニスカスに縦渦が
発生する場合には、モールドパウダーが溶鋼中に巻き込
まれる。又、溶鋼中のAl2 3 等の脱酸生成物の浮上
分離も溶鋼流動に左右されることが知られており、鋳片
中に巻き込まれたモールドパウダーや脱酸生成物は、製
品において非金属介在物性の欠陥となる。
【0003】又、鋳型内の溶鋼流動は、鋳造条件が同一
であっても、浸漬ノズル内部のAl 2 3 付着、浸漬ノ
ズルの溶損、スライディングノズルの開度等により、鋳
造中に変化する。そのため、溶鋼流動を検知し、検知し
た溶鋼流動状況から印加する磁場の強度や方向を制御し
て鋳型内の溶鋼流動を制御する方法が、鋳片品質向上の
重要な課題として、多数提案されている。
【0004】例えば、特開昭62−252650号公報
(以下、「先行技術1」と記す)には、浸漬ノズル左右
の溶鋼レベル差を鋳型短辺銅板に埋設した熱電対により
検知し、レベル差が無くなるように電磁攪拌装置の攪拌
方向と攪拌推力とを制御した溶鋼流動制御方法が開示さ
れている。
【0005】特開平3−275256号公報(以下、
「先行技術2」と記す)には、鋳型長辺銅板に埋設した
熱電対により鋳型長辺銅板の温度分布を測定し、鋳型左
右の温度分布から溶鋼偏流の発生を検知し、検知した溶
鋼偏流の発生方向及び程度に応じて、鋳型長辺の背面に
配置した2個の直流電磁石型電磁ブレーキ装置へ供給す
る電流を個別に制御して鋳型内溶鋼の偏流を制御する方
法が開示されている。
【0006】特開平4−284956号公報(以下、
「先行技術3」と記す)には、浸漬ノズルと鋳型短辺と
の間のメニスカス上に2個の非接触式距離計を設けてメ
ニスカスの湯面変動を測定し、この2つの測定値の相互
相関関数から表面波動の伝播速度を求め、この伝播速度
が所定値以下となるように電磁攪拌装置にて浸漬ノズル
からの吐出流速を制御する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1及び先行技
術2では、鋳型銅板温度の分布から溶鋼流動を検知し、
検知した溶鋼流動を基に流動制御を行なっているが、鋳
型銅板温度分布の変化は、溶鋼の流動状況の変化だけで
発生するわけではなく、鋳型と凝固シェルとの接触状態
やモールドパウダーの流入状態等の変化によっても発生
する。このように溶鋼流動以外の要因による鋳型銅板温
度分布の変化があるため、単に鋳型銅板温度の分布から
溶鋼流動を検知する先行技術1及び先行技術2では的確
に溶鋼流動を検知することはできない。
【0008】又、詳細は後述するが、発明者等の調査結
果から、モールドパウダーや脱酸生成物を減少させるた
めには、鋳型内において偏流を防止して左右対称な流れ
とするだけでは不十分であり、幾つかの左右対称な流れ
の内で、最適な流動パターンが存在することが確認され
た。
【0009】先行技術3は流動制御方法として有効な手
段ではあるが、メニスカスの溶鋼流速のみ制御するもの
で、鋳型溶鋼の流動パターンを検知するには不十分であ
る。又、同様に、先行技術1及び先行技術2でも流動パ
ターンは検知できない。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、連続鋳造において鋳型内
溶鋼の流動パターンを検知し、検知した流動パターンに
基づき印加する磁場を制御して最適な流動パターンを保
持することができる流動制御方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明による連続鋳
造鋳型内における溶鋼流動制御方法は、浸漬ノズルから
の吐出流に磁場を印加して鋼の連続鋳造を行う際に、鋳
型長辺幅方向の鋳型長辺銅板温度を複数点測定し、各測
定点における銅板温度の経時変化から鋳型内溶鋼の流動
パターンを検知し、流動パターンが所定のパターンとな
るように、検知結果に基づいて印加する磁場強度を調整
することを特徴とするものである。
【0012】第2の発明による連続鋳造鋳型内における
溶鋼流動制御方法は、第1の発明による溶鋼流動制御方
法において、鋳型長辺銅板温度の経時変化から、鋳型長
辺銅板温度が上昇する測定点及び下降する測定点の分布
を求め、上昇する測定点の分布及び/又は下降する測定
点の分布に基づいて鋳型内溶鋼の流動パターンを検知す
ることを特徴とするものである。
【0013】第3の発明による連続鋳造鋳型内における
溶鋼流動制御方法は、第1の発明又は第2の発明による
溶鋼流動制御方法において、鋳型下端より下方で鋳片幅
方向の凝固シェルの表面形状を測定し、測定した表面形
状から鋳型長辺銅板と凝固シェルとの間の伝熱抵抗を推
定し、推定した伝熱抵抗により各測定点の鋳型長辺銅板
温度を補正することを特徴とするものである。
【0014】第4の発明による連続鋳造鋳型内における
溶鋼流動制御方法は、第1の発明ないし第3の発明の何
れか1つの発明による溶鋼流動制御方法において、印加
する磁場が水平方向に移動する移動磁場であることを特
徴とするものである。
【0015】発明者等の検討結果によれば、鋳型内溶鋼
の流動パターンは、偏流のない左右対称な流動であって
も鋳型内を浮上するArガス気泡や印加される磁場の影
響で複雑に変化し、その流動パターンを簡略化すると、
図1に示すパターンAからパターンCの3つのパターン
に大別できることが分かった。尚、図1において、3は
鋳型短辺、4は溶鋼、5は凝固シェル、8は浸漬ノズ
ル、9は吐出孔、10は吐出流、13はメニスカス、1
4はモールドパウダーである。
【0016】この中でパターンAは、浸漬ノズル8から
の吐出流10が、鋳型短辺3側の凝固シェル5に到達・
衝突した後に2つの流れに分離し、1つの流れは、鋳型
短辺3側の凝固シェル5に沿ってメニスカス13まで上
昇して、更にメニスカス13を鋳型短辺3側から鋳型中
央側(浸漬ノズル8側)に向かう流れとなり、他の1つ
の流れは、凝固シェル5への衝突点から鋳型下方に下降
する流れとなる流動パターンである。
【0017】これに対しパターンBは、吐出流10への
Arガス気泡の浮上の影響あるいは磁場印加の影響等に
より、浸漬ノズル8からの吐出流10が鋳型短辺3側の
凝固シェル5に到達せず、吐出孔9から鋳型短辺3側の
凝固シェル5までの間で分散して、上昇流と下降流とを
形成し、そして、メニスカス13では、浸漬ノズル8と
鋳型短辺3との中間位置付近を境として、浸漬ノズル8
側では鋳型中央側(浸漬ノズル8側)に向かう流れと、
鋳型短辺3側では逆に鋳型短辺3に向かう流れとなる流
動パターンである。
【0018】又、パターンCは、浸漬ノズル8近傍に吐
出流10の上昇流が存在する流動パターンで、主に粗大
なArガス気泡の浮上の影響で出現する。パターンCで
はメニスカス13において、鋳型中央側(浸漬ノズル8
側)から鋳型短辺3側に向かう流れが主流となる。
【0019】鋳型内溶鋼の流動パターン別に、薄鋼板製
品におけるモールドパウダー性欠陥による製品不良の発
生量を調査した。図2はその調査結果である。図2に示
すように、鋳型内溶鋼の流動パターンがパターンBの場
合にモールドパウダー性欠陥が少なく、鋳片品質が最も
良好であることが判明した。この理由は以下のように考
えられる。
【0020】パターンAの場合、鋳型中央と鋳型中央か
ら鋳型幅の1/4隔てた位置との間のメニスカスにおい
て、溶鋼中へのモールドパウダー混入の原因となる渦が
発生し易く、又、溶鋼の表面流速が速い場合には、溶鋼
表面流によりモールドパウダーが削り取られ、この原因
によるモールドパウダー混入も発生し易いためである。
又、パターンCの場合、浸漬ノズル近傍の溶鋼の上昇流
や、浮上する粗大なArガス気泡によって、メニスカス
の変動・擾乱が引き起こされ、モールドパウダーの混入
が発生するほか、溶鋼の表面流速が速い場合には鋳型短
辺近傍で縦渦が発生し、モールドパウダー混入の原因と
なるからである。これに対し、パターンBの場合には、
メニスカスにおける渦の発生や、強い表面流の出現がな
く、モールドパウダー巻き込みの発生しにくい流動条件
になっているためである。
【0021】このように、鋳型内溶鋼の流動パターンを
パターンBとすることによって、鋳片の品質低下を防止
することができ、製品格落ち率の低減、鋳片無手入れ率
の向上が実現できる。しかし前述のように、鋳造条件を
同一としても鋳型内溶鋼の流動パターンは鋳造途中で変
化する。鋳造中に流動パターンを検知することができれ
ば、所定の流動パターンから逸脱している場合、印加す
る磁場強度を変更して所定の流動パターンに戻すことが
できる。
【0022】発明者らは、鋳型長辺銅板の温度を測定す
ることで、鋳型内溶鋼の流動パターンを検知できること
を見いだした。即ち、鋳型のメニスカス近傍の鋳型長辺
銅板温度は、溶鋼の上昇流に相当する位置で鋳型長辺銅
板温度が高くなり、そして、流動パターンの変化に対応
して鋳型長辺銅板温度の高い位置が変化する。例えば、
パターンAの場合には鋳型短辺近傍に上昇流が形成され
るため、鋳型短辺近傍の鋳型長辺銅板温度が高くなる。
これは、吐出流は鋳型内溶鋼より温度が高いので、吐出
流が上昇する位置で、溶鋼の温度が高くなると共に溶鋼
の流動により熱伝達が促進され、鋳型長辺銅板に伝わる
熱量が増加して鋳型長辺銅板温度が高くなるからであ
る。
【0023】しかし、鋳型長辺銅板温度は、溶鋼流動の
影響のみで変化するものではなく、鋳型と凝固シェルと
の接触状態やモールドパウダーの流入状態等の変化によ
っても変化する。そのため、単に鋳片幅方向の鋳型長辺
銅板温度の絶対値の分布から溶鋼流動を検知すると、誤
って検知することも発生する。即ち、このような溶鋼流
動以外の要因による鋳型長辺銅板温度への影響を除去し
ないと、正確な流動パターンを検知することはできな
い。
【0024】発明者等は、鋳型長辺の銅板温度を測定す
る各測定点毎の温度の経時変化、即ち、ある時間毎の温
度の上昇速度や下降速度を指標とすることで、溶鋼流動
以外の要因による鋳型長辺銅板温度への影響を最小にす
ることができ、正確な流動パターンを検知できることを
見いだした。溶鋼流動以外の要因による鋳型長辺銅板の
温度変化は、比較的緩やかに起こるためである。
【0025】その際に、鋳型長辺銅板温度が上昇する測
定点及び下降する測定点の分布を求め、上昇する測定点
の分布及び/又は下降する測定点の分布に基づいて流動
パターンを検知すれば、一層正確に検知できることが分
かった。これは、流動パターンが変化すると、鋳型長辺
銅板温度が分布を持って変化するためである。
【0026】又、鋳型下端より下方で鋳片幅方向の凝固
シェルの表面形状を測定し、凝固シェルの表面形状か
ら、鋳型長辺銅板と凝固シェルとの間の伝熱抵抗を推定
し、推定した伝熱抵抗により各測定点の鋳型長辺銅板温
度を補正すれば、鋳型と凝固シェルとの接触状態による
鋳型長辺銅板温度に及ぼす影響を低減でき、一層正確に
流動パターンを検知することができる。この場合、メニ
スカス近傍の鋳型長辺銅板温度の測定値に対して鋳型下
端より下方で測定した凝固シェルの表面形状をフィード
バックさせるので、フィードバックされる凝固シェルの
表面形状データは凝固シェルがメニスカス近傍から表面
形状測定位置に到達するまでの時間差を伴ったものとな
る。しかし、仮に表面形状測定位置がメニスカスから
1.5m下方の位置でも、鋳片引抜き速度が1.8m/
minであれば、その所要時間は50秒程度である。鋳
型内溶鋼の流動制御においては、短い時間間隔での制
御、例えば印加する磁場を変更すると、かえって発散す
る傾向があるため、ある程度長周期での制御が適してい
る。従って、この程度の時間差は問題にはならず、十分
に流動制御が可能である。
【0027】吐出流に印加する磁場は、磁場が水平方向
に移動する移動磁場を用いることが好ましい。移動磁場
では、適切な磁場強度を選択して印加することにより、
直流電流による静磁場に比較して、溶鋼流速や流動パタ
ーンを自由に制御することができるからである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づき説明する。
図3は本発明の1つの実施の形態を示す連続鋳造機鋳型
部の正面断面の概略図、図4は側面断面の概略図であ
る。
【0029】図3及び図4において、相対する鋳型長辺
2と、鋳型長辺2内に内装された相対する鋳型短辺3と
から構成された鋳型1の上方に、タンディッシュ6が配
置されている。タンディッシュ6の底部には固定板2
2、摺動板23、及び整流ノズル24から成るスライデ
ィングノズル7が配置され、更に、スライディングノズ
ル7の下面側には浸漬ノズル8が配置されて、タンディ
ッシュ6から鋳型1への溶鋼流出孔28が形成される。
図示せぬ取鍋からタンディッシュ6内に注入された溶鋼
4は、溶鋼流出孔28を経由して、浸漬ノズル8の下部
に設けられ、且つ鋳型1内の溶鋼4に浸漬された吐出孔
9より、吐出流10を鋳型短辺3に向けて鋳型1内に注
入される。そして、溶鋼4は鋳型1内で冷却されて凝固
シェル5を形成し、鋳型1の下方に引き抜かれ鋳片とな
る。
【0030】固定板22の溶鋼流出孔28には、ポーラ
ス煉瓦25が嵌合して設けられており、溶鋼流出孔28
の壁面へのAl2 3 付着を防止するため、ポーラス煉
瓦25から溶鋼流出孔28内にArガスが吹き込まれて
いる。吹き込まれたArガスは、溶鋼4と共に浸漬ノズ
ル8を通り吐出孔9を介して鋳型1内に流入し、鋳型1
内の溶鋼4を通ってメニスカス13に浮上し、メニスカ
ス13上に添加したモールドパウダー14を貫通して大
気に至る。
【0031】鋳型長辺2の背面には、浸漬ノズル8を境
として鋳型長辺2の幅方向左右で2つに分割された磁場
発生装置11及び磁場発生装置12が、磁場発生装置1
1、12の鋳造方向の中心位置を吐出孔9の下端位置と
鋳型1の下端位置との範囲として、鋳型長辺2を挟んで
対向して配置されている。この磁場発生装置11、12
は、磁場電源制御装置19に結線され、磁場電源制御装
置19により印加する磁場の強度を個別に制御される。
尚、磁場発生装置11、12の磁場強度は、最大磁場強
度が0.2テスラ〜0.4テスラ程度の工業的に通常使
用されているものでよい。
【0032】磁場発生装置11、12より印加する磁場
は、直流電流による静磁場でも良いが、前述のように磁
場が水平方向に移動する移動磁場が好ましい。移動磁場
の場合には、磁場強度のみならず磁場の移動方向も個別
に制御できるので、流動制御が一層行い易くなる。移動
磁場では、移動磁場の移動方向を鋳型短辺3側から浸漬
ノズル8側とすることで、吐出流10が減速され、逆
に、移動方向を浸漬ノズル8側から鋳型短辺3側とする
ことで、吐出流10が加速される。尚、移動磁場の場合
には磁場発生装置11、12を鋳型長辺2を挟んで対向
する必要はなく、片側の鋳型長辺2の背面に配置するだ
けでも、吐出流10の制御はできる。但し、片側の背面
にのみ配置する場合には磁場強度が減衰するため、磁場
強度の高い移動磁場発生装置を配置する必要がある。
【0033】鋳型長辺2の銅板には、鋳型長辺2の幅方
向に複数の孔を設け、鋳型1内における鋳型長辺2の銅
板温度を測定する測定点15とする。各測定点15に
は、測温体として熱電対16が銅板の孔に挿入され、孔
底部の銅板に接して配置されている。そして、熱電対1
6と結線された温度計本体17にて鋳型長辺銅板温度を
測定する。各測定点15は水平方向に並べて配置され、
各測定点15間の距離は200mm以下、又、メニスカ
ス13からの距離は300mm以内とすることが好まし
い。各測定点15間の距離が200mmを超えると測定
点15の数が少な過ぎて流動パターンの検知が不正確と
なり、又、メニスカス13からの距離が300mmを超
えると鋳型長辺2の銅板温度が水平方向に流れる吐出流
10の影響を受け、同様に流動パターンの検知が不正確
となるためである。
【0034】温度計本体17で測定された鋳型長辺銅板
温度はデータ解析装置18に送られ、各測定点15にお
ける銅板温度の上昇率や下降率を解析する。そして同時
に、鋳型長辺2の幅方向において、銅板温度の変化が類
似する測定点15の分布を解析する。そして、これらの
解析データを基に、データ解析装置18は鋳型1内の溶
鋼流動パターンを検知し、検知した流動パターンの信号
を磁場電源制御装置19に送る。磁場電源制御装置19
は、送られて来た流動パターンの信号に基づき、磁場発
生装置11、12から印加する磁場強度を個別に制御し
て、流動パターンをパターンBとなるように制御する。
磁場強度の調整は、磁場発生装置11、12に供給する
電流を増減させて行なう。又、移動磁場(交流電源を用
いる)の場合には、電流の周波数を変化させても磁場強
度の調整ができる。流動パターンの制御方法は、パター
ンAとなった場合には、磁場強度を強くして吐出流10
を減速し、又、パターンCとなった場合には、磁場強度
を弱くする若しくは加速して吐出流10を増速させれ
ば、共にパターンBとすることができる。
【0035】又、鋳型1の直下には、凝固シェル5の表
面形状を測定する変位計20、20a、20b、20
c、20dが配置され、変位計20、20a、20b、
20c、20dは演算機21に結線されている。各変位
計20、20a、20b、20c、20dは、移動装置
(図示せず)により、それぞれが鋳片幅方向に移動可能
であり、鋳片幅全体の凝固シェル5の表面形状を測定す
ることができる。変位計20、20a、20b、20
c、20dには渦流式距離計等の距離測定器を用い、そ
れぞれの変位計20、20a、20b、20c、20d
で変位計20、20a、20b、20c、20dと凝固
シェル5との距離を測定し、この測定値を基に演算機2
1が解析処理して、凝固シェル5の幅方向の凹凸等の表
面形状を決定する。そして、演算機21は、こうして決
定した表面形状から、鋳片幅方向の鋳型長辺2の銅板と
凝固シェル5との間の伝熱抵抗を推定し、推定した伝熱
抵抗をデータ解析装置18に送る。
【0036】データ解析装置18は送られてきた伝熱抵
抗のデータを基に、鋳型長辺2の銅板温度を補正し、補
正した銅板温度から鋳型1内の溶鋼流動パターンを検知
することができる。尚、データ解析装置18は、前述し
たように、伝熱抵抗のデータを用いずに測定された銅板
温度から溶鋼4の流動パターンを検知することもできる
構成になっているが、補正した銅板温度から検知するこ
とでより正確になる。特に、炭素含有量が0.1〜0.
15wt%の亜包晶領域の炭素鋼の場合には、凝固シェ
ル5の厚みが鋳片幅方向で不均一になりやすく、凝固シ
ェル5の表面に凹凸が発生するので、伝熱抵抗により補
正した銅板温度を用いれば、正確な流動パターンを検知
することができる。
【0037】銅板温度の補正方法は、例えば、凝固シェ
ル5の凹部は、鋳型長辺銅板との接触状態が悪く、伝熱
抵抗が低くなり、その分測定される鋳型長辺銅板温度が
低下するため、凝固シェル5の凹部の伝熱抵抗を凸部と
同等になるように補正することで、凹部の鋳型長辺銅板
温度が高温側に補正される。尚、鋳造開始する前に、浸
漬ノズル8の吐出孔9の吐出角度や断面積、浸漬ノズル
8の浸漬深さ、単位時間当たりの溶鋼4の鋳型1内への
注入量、印加する磁場強度、及び、Arガス吹き込み量
等の鋳造条件を適切に選択して、鋳型1内の溶鋼流動パ
ターンをパターンBとして、鋳造を開始する。
【0038】本実施の形態では、100mm程度の深さ
までメニスカス13に浸漬される耐火物製棒26と、耐
火物製棒26に作用する力を検知する受圧センサー27
とを設け、メニスカス13の数カ所において溶鋼4の表
面流により耐火物製棒26に作用する力から表面流速を
測定し、流動パターンが所定のパターンになっているか
を確認した。3つの流動パターンでそれぞれ異なる表面
流速分布になるので、流動パターンが類推できる。尚、
耐火物製棒26及び受圧センサー27は確認のために配
置したもので、本発明の実施に当たり必ずしも配置する
必要はない。
【0039】上記説明では、磁場発生装置11、12が
浸漬ノズル8を境として鋳型長辺2の幅方向で分割され
ているが、本発明は鋳型長辺2の幅方向全体を覆う1つ
の磁場発生装置でも実施することができる。その場合、
移動磁場を用いる際には、浸漬ノズル8を境として、左
右の磁場の移動方向が逆向きとなるように予め磁場電源
制御装置19と結線させることが必要である。但し、分
割された磁場発生装置11、12に比較して1つの磁場
発生装置では流動制御が若干困難となる。又、上記説明
では、5つの変位計を用いて説明しているが、変位計の
数は鋳片の幅や変位計の移動速度等から適宜決めれば良
い。
【0040】
【実施例】
〔実施例1〕図3及び図4に示す連続鋳造機における実
施例を説明する。鋳片サイズは厚み250mm、幅16
00mmであり、低炭素Alキルド鋼を引抜き速度2.
5m/minで鋳造した。印加する磁場を移動磁場と
し、磁場発生装置の鋳造方向の中心を吐出孔下端から1
50mmの位置とした。溶鋼流出孔内へのArガス吹き
込み量は9Nl/minである。鋳型長辺銅板には上端
から130mm(メニスカスから50mmの位置)の位
置に、50mm間隔で孔を設けて熱電対を配置し鋳型長
辺銅板温度を測定した。
【0041】図5にA点及びB点の2つの測定点におけ
る鋳型長辺銅板温度の測定例を示す。図に示すように、
時刻T1 −ΔTではB点の温度がA点の温度に比べて高
かったが、時刻T1 の直前からA点の温度は上昇を開始
し、又、B点の温度は下降を開始し、そして、時刻T1
の前後でA点及びB点の2つの測定点における温度は逆
転し、その後、時刻T1 +ΔTではA点及びB点とも逆
転したまま温度が安定していた。
【0042】このような時刻T1 前後での鋳型長辺幅全
体の各測定点における温度の経時変化を図6に示す。図
6において、●印は時刻T1 前後で温度変化がない測定
点15、◎は温度が上昇した測定点15、×は温度が下
降した測定点15である。図に示すように、温度が上昇
した測定点は鋳型短辺3側に分布し、又、温度が下降し
た測定点は浸漬ノズル8と鋳型短辺3との中間位置に分
布しており、温度が上昇した測定点と下降した測定点と
が、特徴的な分布を示していることが分かる。尚、図6
には図5に示したA点及びB点の2つの測定点を併せて
示している。
【0043】上記の温度解析結果に基づき、鋳型内の溶
鋼流動パターンを検知した結果を図7に示す。図7に示
すように、時刻T1 −ΔTではパターンB、時刻T1
ΔTではパターンAであると検知された。
【0044】図8は、同じ時期に耐火物製棒にて測定し
た鋳型内溶鋼の表面流速の分布を示す図である。時刻T
1 −ΔTでは、浸漬ノズルと鋳型短辺との中間位置を境
に、浸漬ノズル側では鋳型中央に向いた流れで、逆に、
鋳型短辺側では鋳型短辺に向いた流れ、即ち、パターン
Bの流れとなっていた。ところが時刻T1 +ΔTでは表
面流は鋳型短辺から鋳型中央に向いた流れ、即ち、パタ
ーンAとなっていた。このように、溶鋼の表面流の分布
からも時刻T1 −ΔTではパターンB、時刻T 1 +ΔT
ではパターンAと確認され、銅板温度の測定から検知し
たパターンが正確であることを証明している。
【0045】そこで、磁場発生装置に供給する電流を増
加して浸漬ノズルの左右の移動磁場の強度を高め、吐出
流を減速した。この状態で鋳造を継続しつつ上記のA点
及びB点の2つの測定点における温度変化を測定した結
果を図9に示す。供給する電流を変更した直後からA点
の温度は下降し、B点の温度は上昇し、そして、時刻T
1 −ΔTと同一の状態で安定した。メニスカスにおける
表面流の分布も時刻T 1 −ΔTと同一となったことを耐
火物製棒により確認した。
【0046】本実施例により得られた鋳片を薄鋼板に圧
延した結果、モールドパウダー性欠陥の発生量は低く、
高い歩留りを達成することができた。尚、図6及び図7
における符号は、図3及び図4と同一である。 〔実施例2〕図3及び図4に示す連続鋳造機における実
施例を説明する。鋳片サイズは厚み250mm、幅16
00mmであり、炭素含有量が0.12wt%の炭素鋼
を引抜き速度1.8m/minで鋳造した。印加する磁
場を移動磁場とし、磁場発生装置の鋳造方向の中心を吐
出孔下端から150mmの位置とした。溶鋼流出孔内へ
のArガス吹き込み量は9Nl/minである。鋳型長
辺銅板には上端から130mm(メニスカスから50m
mの位置)の位置に、50mm間隔で孔を設けて熱電対
を配置し鋳型長辺銅板温度を測定した。本実施例では、
鋳型直下に設けた5台の変位計で凝固シェルの表面形状
を測定して鋳型長辺銅板温度を補正した。
【0047】図10は、ある時刻における鋳型長辺銅板
温度の測定データを示す図であり、破線は補正前の鋳型
長辺銅板温度、実線は補正後の鋳型長辺銅板温度を示
す。尚、鋳型長辺銅板と凝固シェルとの間隙を標準的な
値にそろえて伝熱抵抗を推定し、鋳型長辺銅板温度を補
正した。補正前の温度は昇降が激しく鋳型長辺銅板温度
の経時変化を正確に把握することが困難であったが、補
正することで鋳型長辺銅板温度の高い時間帯を正確に把
握することが可能であった。
【0048】図11は、同一時刻に図10に示した測定
点近傍において、メニスカスに浸漬した耐火物棒にて測
定した溶鋼流速である。図10の鋳型長辺銅板温度の高
い時間帯が発生した時刻と同一時刻に、溶鋼流速の速い
時間帯が発生していた。このように、鋳型長辺銅板温度
を凝固シェル表面形状から補正することで、一層正確に
流動パターンを検知することができた。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、連続鋳造の鋳型内溶鋼
の流動パターンを的確に検知することができ、その結
果、所定の流動パターンとすることができるので、モー
ルドパウダー性欠陥を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳型内溶鋼の流動パターンを示す模式図であ
る。
【図2】鋳型内溶鋼の流動パターンと製品不良の発生量
との関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の例を示す連続鋳造機鋳型
部の正面断面概略図である。
【図4】本発明の実施の形態の例を示す鋳型部の側面断
面の概略図である。
【図5】実施例1における2つの測定点における温度推
移を示す図である。
【図6】実施例1における測温結果から、温度の経時変
化別に各測定点を示した図である。
【図7】実施例1において、温度解析結果から検知した
流動パターンの変化を示す図である。
【図8】実施例1において、耐火物製棒にて測定した鋳
型内溶鋼の表面流速の分布を示す図である。
【図9】実施例1において、磁場の強度を高めた後の2
つの測定点における温度推移を示す図である。
【図10】実施例2において、補正前後の鋳型長辺銅板
温度を示す図である。
【図11】実施例2において、耐火物棒にて測定した溶
鋼流速を示す図である。
【符号の説明】
1 鋳型 2 鋳型長辺 3 鋳型短辺 4 溶鋼 5 凝固シェル 6 タンディッシュ 7 スライディングノズル 8 浸漬ノズル 9 吐出孔 10 吐出流 11 磁場発生装置 12 磁場発生装置 13 メニスカス 14 モールドパウダー 15 測定点 16 光ファイバー 17 温度計本体 18 データ解析装置 19 磁場電源制御装置 20 変位計 21 演算機
フロントページの続き (72)発明者 久保 典子 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸漬ノズルからの吐出流に磁場を印加し
    て鋼の連続鋳造を行う際に、鋳型長辺幅方向の鋳型長辺
    銅板温度を複数点測定し、各測定点における銅板温度の
    経時変化から鋳型内溶鋼の流動パターンを検知し、流動
    パターンが所定のパターンとなるように、検知結果に基
    づいて印加する磁場強度を調整することを特徴とする連
    続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法。
  2. 【請求項2】 鋳型長辺銅板温度の経時変化から、鋳型
    長辺銅板温度が上昇する測定点及び下降する測定点の分
    布を求め、上昇する測定点の分布及び/又は下降する測
    定点の分布に基づいて鋳型内溶鋼の流動パターンを検知
    することを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造鋳型内
    における溶鋼流動制御方法。
  3. 【請求項3】 鋳型下端より下方で鋳片幅方向の凝固シ
    ェルの表面形状を測定し、測定した表面形状から鋳型長
    辺銅板と凝固シェルとの間の伝熱抵抗を推定し、推定し
    た伝熱抵抗により各測定点の鋳型長辺銅板温度を補正す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連続
    鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法。
  4. 【請求項4】 印加する磁場が水平方向に移動する移動
    磁場であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    何れか1つに記載の連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制
    御方法。
JP24884297A 1997-09-12 1997-09-12 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法 Expired - Fee Related JP3252768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24884297A JP3252768B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24884297A JP3252768B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1177263A true JPH1177263A (ja) 1999-03-23
JP3252768B2 JP3252768B2 (ja) 2002-02-04

Family

ID=17184239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24884297A Expired - Fee Related JP3252768B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3252768B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1166921A1 (en) * 1999-03-02 2002-01-02 Nkk Corporation Method and device for estimating/controlling molten steel flowing pattern in continuous casting
KR100799706B1 (ko) * 2001-12-21 2008-02-01 주식회사 포스코 몰드내 용강 유동패턴 운용방법
JP2009066656A (ja) * 2007-08-20 2009-04-02 Jfe Steel Kk 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2010221276A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Jfe Steel Corp 連続鋳造装置及び連続鋳造方法
JP2017159363A (ja) * 2016-03-02 2017-09-14 Jfeスチール株式会社 溶鋼の流動状態推定方法、流動状態推定装置、溶鋼の流動状態のオンライン表示装置および鋼の連続鋳造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1166921A1 (en) * 1999-03-02 2002-01-02 Nkk Corporation Method and device for estimating/controlling molten steel flowing pattern in continuous casting
EP1166921A4 (en) * 1999-03-02 2004-08-18 Jfe Steel Corp METHOD AND DEVICE FOR ESTIMATING / CONTROLLING PATTERN OF FLOWED STEEL MOLTEN IN CONTINUOUS CASTING
KR100799706B1 (ko) * 2001-12-21 2008-02-01 주식회사 포스코 몰드내 용강 유동패턴 운용방법
JP2009066656A (ja) * 2007-08-20 2009-04-02 Jfe Steel Kk 連続鋳造鋳片の製造方法
JP2010221276A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Jfe Steel Corp 連続鋳造装置及び連続鋳造方法
JP2017159363A (ja) * 2016-03-02 2017-09-14 Jfeスチール株式会社 溶鋼の流動状態推定方法、流動状態推定装置、溶鋼の流動状態のオンライン表示装置および鋼の連続鋳造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3252768B2 (ja) 2002-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3386051B2 (ja) 連続鋳造における溶鋼の流動パターン推定方法、鋳型銅板の温度計測装置、連続鋳造鋳片の表面欠陥判定方法、溶鋼流動検知方法、鋳型内抜熱の不均一度評価方法、溶鋼流動制御方法、鋼の連続鋳造における品質管理方法、鋼の連続鋳造方法、溶鋼流速の推定方法
JP5755438B2 (ja) 金属の鋳造機のコントロール装置及び方法
US6776217B1 (en) Method for continuous casting of slab, in particular, thin slab, and a device for performing the method
Thomas Fluid flow in the mold
US6176295B1 (en) Plate mold for producing steel billets
JP3252768B2 (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法
JP3252769B2 (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法
JP2004034090A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP4972776B2 (ja) 鋳型内溶鋼の流動制御方法及び連続鋳造鋳片の表面品質判定方法
JP2962788B2 (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼の偏流制御方法
JPH01262050A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP3252770B2 (ja) 連続鋳造における湯面変動検知方法及び制御方法
JPH0484650A (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼の偏流抑制方法
JPH10193047A (ja) 連続鋳造鋳型内における溶鋼流動制御方法
JP5146002B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JPS62252650A (ja) 溶鋼連続鋳造鋳型内の偏流制御方法
JPH035052A (ja) 連続鋳造用鋳型内溶鋼の偏流制御方法
JPS62197257A (ja) 連続鋳造における溶鋼の注入方法
JPH0459160A (ja) 連続鋳造における鋳型内湯面のレベル制御方法
JP2002103009A (ja) 連続鋳造方法
JPH02268950A (ja) 連続鋳造鋳型内の溶鋼偏流制御方法
JP2004322210A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JPH0890178A (ja) 連鋳鋳片の表皮直下欠陥低減方法およびその装置
JPH11123514A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JPH11123515A (ja) 連続鋳造における初期凝固制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011023

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees