JP2000162227A - 流速測定方法及び装置 - Google Patents

流速測定方法及び装置

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JP2000162227A
JP2000162227A JP10338921A JP33892198A JP2000162227A JP 2000162227 A JP2000162227 A JP 2000162227A JP 10338921 A JP10338921 A JP 10338921A JP 33892198 A JP33892198 A JP 33892198A JP 2000162227 A JP2000162227 A JP 2000162227A
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magnetic field
flow velocity
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measuring
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JP10338921A
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English (en)
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Kaneyuki Oota
金幸 太田
Koji Fujimoto
幸二 藤本
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動する導電性の測定対象物の測定面に磁場
を励磁し、測定対象物による誘導磁場を検出し、この検
出した磁場信号から測定対象物の流速を測定する際に、
測定面の変動によるリフトオフの変化や波立ちの影響を
受けないで測定する方法及び装置。 【解決手段】 測定対象物4の測定面の変動を抑えて平
坦面を形成する固定板12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、連続鋳造プ
ロセスにおいて溶鋼を鋳込む鋳型内溶鋼流の表面の流速
等を測定する流速測定方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造ラインにおいては、図13のよ
うに溶鋼103はタンディッシュ101よりノズル10
2を通して銅製の鋳型104中に注ぎ込まれ鋳造され
る。鋳型中に注ぎ込まれた溶鋼は、鋳型壁面に当たり上
昇流107と下降流108に分かれる。上昇流は表面で
流れ109a、109bを作るが、ここで表面の溶鋼流
動の左右のバランスが崩れると、渦が発生し溶鋼表面上
に撒いたパウダーを巻き込む(111)。また表面の溶
鋼流動が過大になると、溶鋼表面のパウダーを削り込む
(110)。何れにおいても鋳片中に介在物が捕捉さ
れ、製品欠陥の原因となる。この理由から、鋳型内溶鋼
流動を安定化させることは極めて重要な課題であり、特
に溶鋼表面近傍の流速を連続的に計測することが強く求
められている。
【0003】従来溶鋼の流速は、例えば特開平5−60
774号公報に示されたような接触型の計測が主であっ
た。これは図14のようにファインセラミックス製の棒
112を溶鋼114に浸漬して、その棒が溶鋼流動によ
り受ける圧力を、受圧センサ113により検出して、流
速を測定するものである。この方法では高温の溶鋼にセ
ラミックス製棒を浸漬させるため、長時間の連続測定が
不可能であった。
【0004】これに対し、磁気を用いて非接触で速度を
計測できることが知られている。図15の(a)のよう
に均等な磁場Bo 中で導体115が動くと、その導体中
にEv =v×Bo なる速度起電力が生じる。この速度起
電力Ev により、導体中に誘導電流Jv が誘起され、導
体上に誘導磁場Bv が発生して、元の磁場は導体の速度
方向に引きずられるようにBo からBへと歪む。このよ
うに磁場が導体の運動により歪む効果を以下磁場の速度
効果と呼ぶ。この速度効果による歪みの程度は導体の速
度に対応して変化するので、歪み量を測ることで対象導
体の速度を知ることができる。なおこの歪みを測定する
ことは、歪みのもとが速度効果による誘導磁場Bv なの
で、Bv を測定していることに他ならないことは明らか
である。なおBv は下式で表せる。
【0005】
【数1】
【0006】なお、磁場を用いて流速を測定する方法で
は、図15の(b)のように測定すべき速度起電力によ
る信号磁場Bv の他に、励磁磁場が交流の場合には測定
対象中に流れる−dB0 /dtによる渦電流Je が発生
し、その渦電流による渦電流磁場Be が検出される。い
ま、測定しようとする鋳型内溶鋼流の表面の流速は、0
〜0.3m/sec 程度と小さいため、速度起電力による信
号磁場Bv も小さく、励磁周波数が数十Hz以上と高い
場合には渦電流磁場Be に比べ大幅に小さくなってしま
い、Be が変動するとその変動の中にBv が埋もれ、大
きな測定誤差を生じてしまうという問題点がある。この
渦電流磁場Be は対象の流速と関係なく、出力信号のオ
フセット分の変動を引き起こす。
【0007】このような磁気を用いて非接触で速度を計
測する装置として特開平2−311766号公報に示さ
れるものがある。これは図16の(a)のように溶鋼の
流れ118と平行に1次コイル119、その水平方向両
側に2つの2次コイル120a、120bを配置したも
のである。1次コイルに交流電流を印加して溶鋼面と平
行な交流磁場117を溶鋼表面に印加し、2次コイルに
より対象面と平行な磁場を検出する。導体が静止してい
るときには磁場は1次コイルを挟んで対称となり、2つ
の2次コイルの起電力に差はなく出力は零である。導体
が動いている場合には、図16の(b)のように速度効
果により磁場は導体の速度方向に歪み、励磁コイルを挟
んで対称でなくなるため、2つの2次コイルに生じる起
電力に差が生じ、磁場の歪み量、即ち速度に対応した信
号が2つの2次コイルの差分信号として得られる。
【0008】また磁気による方法では、湯面レベルの変
動により装置と測定対象物体の間の距離(以下リフトオ
フと呼ぶ)が変化すると流速感度が変化するが、特開平
2−311766号公報では、装置と測定対象物体の間
の距離を、対象面と平行な磁場を検出する2次コイルの
片方の出力電圧により測定し、補正を行っていた。
【0009】また磁気を用いて速度を計測する別の方法
として特開平5−297012号公報に示されたものが
ある。これは図17のように1次コイル151を測定対
象152に対して垂直に配置し、1次コイル151に交
流電流を印加し、磁界153を生じさせ、1次コイル1
51を挟んで両側に測定対象152に対して垂直に2次
コイル154a、154bを配置し、1次コイル15
1、2次コイル154a、154bを巻いた鉄心15
5、156a、156bを備えたものである。そして流
速は2次コイル154a、154bに生じた起電力の位
相から検出するものであった。
【0010】また磁気を用いて速度を計測する別の方法
として、本発明者らにより提案されている特開平8−2
11084号公報によるものがある。これは図18のよ
うに、中心の脚204bを中心として左右対称形のE型
の形状をした磁心202に対し、中心の脚204bに励
磁用の巻線203bを巻き、両端の脚204a、204
cに検出用の巻線203a,203cをそれぞれが同じ
向きの磁束を検出するように巻いたものである。これを
移動する導電性の測定対象物体201の上に、脚の開い
た面が対象面に向き、かつ各脚が対象面の移動方向に対
し平行に並ぶように配置する。
【0011】そして励磁巻線に交流電流を流し、導体面
に垂直な交流磁場を作り、2つの検出巻線の出力差を検
出するものである。この時、図19の(a)のように導
体201が停止していれば、磁場は中心の脚を中心とし
て左右対称であり、左右の検出巻線の出力は等しく、そ
の差分は零となる。導体が動くと、図19の(b)のよ
うにその流速に対応して導体中に発生する誘導電流によ
り磁場が歪み、両端の巻線の位置での磁束に差が出て、
その差分信号が変化する。この変化量は対象の流速に対
応しており、この変化量から、対象の流速を測定するこ
とができる。またこの方法でも、リフトオフにより流速
感度が変化するが、特開平8−211084号公報で
は、このリフトオフを、図20のように装置に併設した
渦流距離計256を用いて検出し、補正を行っていた。
【0012】また磁気を用いて流速を計測する別の方法
として、本発明者により提案されている特開平10−1
04038号公報によるものがある。これは図21のよ
うに、移動する導電性の測定対象物体4の上に、対象面
に対しその中心軸が垂直となるように、セラミックス製
丸パイプ2に巻いた励磁巻線Pを配置し、その励磁巻線
Pと対象面との間にセラミックス製丸棒3に同じ向きに
2つの検出巻線S1 、S2 を巻いたものを、その中心軸
が対象面および対象の移動方向と平行で、かつ2つの検
出巻線S1 、S2 の中間点が励磁巻線Pの中心軸上にく
るように配置したものである。ここで励磁巻線Pに電流
を流し、測定対象体4に磁場を励磁し、検出巻線S1
2 で誘導磁場Bv を検出し流速を測定するものであ
る。
【0013】またこの方法では、リフトオフの変化によ
り、渦電流磁場Be に起因するオフセット分が変化し、
また流速感度が変化する。そこで特開平10−1040
38号公報では、図21のように励磁巻線上下に対象面
に垂直な磁場成分を検出するように巻いた2つの検出巻
線S3 、S4 を追加し、その差の出力電圧をもとにリフ
トオフを検出し、事前に測定しておいたリフトオフ対速
度感度特性、リフトオフ対オフセット特性を元に、オフ
セットの変化、流速感度の変化を補正していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の特開平
2−311766号公報、特開平5−297012号公
報、特開平8−211084号公報及び特開平10−1
04038号公報のように、測定対象面の上に磁場を励
磁し、その誘導磁場を検出し、検出した磁場信号から流
速を算出する方式の流速測定方法・装置では、対象の湯
面変動に起因する以下のような問題点があった。 (1)湯面変動によりリフトオフが変化すると、励磁磁
場として交流の磁場を用いた場合、信号磁場を検出する
検出装置で検出してしまう渦電流磁場Be に起因する出
力信号のオフセット分が変化してしまう。また装置の速
度感度も変化してしまう。これらの変化は対象面が平坦
であればリフトオフにより一意に決まるため、特開平1
0−104038号公報のように別途リフトオフを検出
して補正することができる。しかしリフトオフを検出し
補正を行うために新たな装置が必要となり、装置構成が
複雑となる。
【0015】(2)また対象面が平坦でなく波立ちがあ
る場合には、図2のように局所的に見ると対象面が傾い
ており、この傾きにより渦電流磁場Be が傾く。そのた
め特開平5−297012号公報や特開平8−2110
84号公報のような垂直方向の磁場成分を検出する方法
でも、特開平2−311766号公報や特開平10−1
04038号公報のような水平方向の磁場成分を検出す
る方法でも、リフトオフが一定であっても、波の移動・
変化に伴って装置下の対象面の傾きが変化するため、信
号磁場を検出する検出装置で検出してしまう渦電流磁場
Be の大きさが変化して、オフセット分が変化するた
め、リフトオフを検出して補正しても除去しきれないオ
フセット変化分が残り、測定誤差を生じてしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
流速測定方法は、移動する導電性の測定対象物の測定面
に相対する位置から前記測定対象物の測定面に磁場を励
磁して測定対象物による誘導磁場を検出し、この検出し
た磁場信号から前記測定対象物の流速を測定する流速測
定方法において、前記測定対象物の測定面の変動を抑え
た平坦面を形成し、この平坦面に磁場を励磁して前記測
定対象物の流速を測定するものである。
【0017】本発明の請求項2に係る流速測定方法は、
前記請求項1に係る流速測定方法において、前記測定対
象物の測定面に接して非磁性の板状物体を設けて、測定
対象物の測定面の変動を抑えた平坦面を形成するもので
ある。
【0018】本発明の請求項3に係る流速測定方法は、
前記請求項1に係る流速測定方法において、前記移動す
る導電性の測定対象物は、連続鋳造ラインの鋳型内の溶
融金属とし、また鋳型壁により前記測定対象物の測定面
の変動を抑えた平坦面を形成するようにしたものであ
る。
【0019】本発明の請求項4に係る流速測定装置は、
移動する導電性の測定対象物の測定面に相対して配置さ
れた励磁手段及び1つ以上の磁場検出手段と、前記励磁
手段に励磁電流を供給して前記測定対象物の測定面に対
し磁場を励磁し、前記1つ以上の磁場検出手段により測
定対象物による誘導磁場を検出し、この検出した磁場信
号から前記測定対象物の流速を計測する計測手段とを備
えた流速測定装置において、前記測定対象物の励磁及び
磁場検出を行う箇所の測定面の変動を抑えて平坦面を形
成する平坦面形成手段を有するものである。
【0020】本発明の請求項5に係る流速測定装置は、
前記請求項4に係る流速測定装置の平坦面形成手段を、
前記測定対象物の測定面に接して設けられた非磁性の板
状物体とするものである。
【0021】本発明の請求項6に係る流速測定装置は、
前記請求項4に係る流速測定装置の移動する導電性の測
定対象物を、連続鋳型ラインの鋳型内の溶融金属とし、
また平坦面形成手段として鋳型壁を用いるようにしたも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する前に、まず本発明の流速測定方法および装置の動作
原理について説明する。 (1)流速測定原理 図1は本発明に係る流速測定原理の説明図であり、ここ
では元となる流速測定装置として図1に示したような励
磁・検出部1を用いた場合について説明する。この励磁
・検出部1は、移動する導電性の測定対象物体4の上
に、対象面に対しその中心軸が垂直となるように、セラ
ミックス製丸パイプ2に巻いた励磁巻線Pを配置し、そ
の励磁巻線Pと対象面との間にセラミックス製丸棒3に
同じ向きに2つの検出巻線S1 、S2 を巻いたものを、
その中心軸が対象面および対象の移動方向と平行で、か
つ2つの検出巻線S1 、S2 の中間点が励磁巻線Pの中
心軸上にくるように配置したものである。
【0023】ここで励磁巻線Pに交流の励磁電流を供給
し、対象面に対し垂直な磁場を励磁する。すると、前述
の速度効果による誘導磁場Bv が生じる。この誘導磁場
Bvは、図3のように励磁巻線Pの直下の検出巻線
1 、S2 の位置では対象面に平行となっており、この
Bv を対象面に平行に配置した2つの検出巻線S1 、S
2で同じ向きの信号として検出し、この2つの検出信号
を加算して和信号をとることで検出する。この検出した
誘導磁場Bv は対象の流速に対応しているので、これか
ら対象の流速を測定することができる。
【0024】(2)湯面変動対策 湯面変動による、リフトオフの変化や波立ちがあると、
先述のように流速測定装置の出力信号のオフセット分と
速度感度が変化してしまう。これらの問題は、即ち測定
対象表面が自由表面であることに起因している。よって
図1のように対象面の上に適当な板を置いて、これで測
定面の変動を抑えた平坦面を形成し、湯面変動を無くせ
ばよい。これによりリフトオフ変動が無くなり、それに
よるオフセット分、速度感度の変動を補正する必要がな
くなる。また対象表面も平坦となるので波立ちの影響も
無くなる(請求項1,4に係る方式)。
【0025】このように板などで対象表面を固定した場
合、板が流れに与える影響が問題となる。即ち板から離
れた深い場所では本来の流速のままであるが、 板に近い
浅い場所ほど板の影響で流速が小さくなり、板と接する
表面では流速がほぼゼロとなってしまう。しかし磁場を
用いた流速測定方法・装置では、対象表面の流速を測定
するわけではなく、交流磁場の周波数や対象の材質によ
って決まる磁場の浸透深さに相当する範囲にわたった平
均的な流速を測定している。よって表面を固定して表面
流速ゼロとなっても、表面下では本来の流速に対応した
ある速度で流動しているので、本来の流速に対応した信
号を得ることが出来る。ただし表面付近の流速は本来の
流速よりも遅くなっているので、 自由表面の場合とは流
速感度が異ってしまうが、この固定板12と励磁・検出
部1とを合わせ一体のセンサヘッドとし(図4で後述す
る)、板による固定の影響も含めて流速感度を取得し、
これを元に流速に換算すれば問題ない。
【0026】なお対象表面を固定してリフトオフ変動を
抑制しても、測定対象物が存在する場合と存在しない場
合とでは、測定対象物により生じる渦電流磁場Be に起
因するオフセット分だけ信号に差が出る。これを「測定
対象が有ることによるオフセット分」と呼ぶ。本流速測
定装置下に測定対象物が有って流速がゼロの状態を本装
置のゼロ点とできれば良いが、通常の連続鋳造ラインで
流速をゼロとする事は困難である。そこで本装置下に測
定対象物が無い、つまり連続鋳造ラインでは鋳造開始前
の状態の出力信号をゼロ点とする。しかしこの場合は、
鋳造が始まり装置下を測定対象物が流れ始めると、その
流速に対応した信号の他に、先述の 「測定対象が有るこ
とによるオフセット分」 が加わってしまう。この問題に
対しては、あらかじめオフラインなどでこの 「測定対象
が有ることによるオフセット分」 を取得しておき、この
オフセット分を出力信号から差し引いてキャンセルする
ようにすれば解決できる (図5で後述する)。以上で本
発明の流速測定装置の動作原理がわかったので、次に本
発明の実施形態について説明する。
【0027】実施形態1(非磁性の板状物体を用いる方
式) 本発明の実施形態1を図4〜図9を用いて説明する。図
4は本発明の実施形態1に係るセンサヘッドの構成図で
あり、図5は本発明の実施形態1に係る流速測定回路の
構成図であり、図6は低融点合金の流動試験装置の構成
図であり、図7は図4のセンサヘッドの図6の流動試験
装置への配置の説明図であり、図8は本発明の実施形態
1の試験結果例の説明図であり、図9は従来の流速測定
装置の試験結果例の説明図である。本実施形態1に係る
流速測定装置は、図4のようなセンサヘッドと、図5の
ような測定回路から構成される。
【0028】図4のセンサヘッドは、励磁・検出部1と
ケース部5とからなる。励磁・検出部1は、図4のよう
に、移動する導電性の測定対象物体4の上に、対象面に
対しその中心軸が垂直となるように、セラミックス製丸
パイプ2に巻いた励磁巻線Pを配置し、その励磁巻線P
と対象面との間にセラミックス製丸棒3に同じ向きに2
つの検出巻線S1 、S2 を巻いたものを、その中心軸が
対象面および対象物の移動方向と平行で、かつ2つの検
出巻線S1 、S2 の中間点が励磁巻線Pの中心軸上にく
るように配置したものである。ケース部5は、図4のよ
うに、励磁・検出部1を収納する、 非磁性・絶縁性の耐
火物製の内箱6、外箱7と、SUS316製の蓋8及びSUS316
製の冷却エアー配管9からなる。励磁・検出部1および
内箱6、外箱7は蓋8に固定し、全体は蓋8に取り付け
たエアー配管9で吊り下げる。そしてこの外箱7の底面
を対象面に押し当てて、対象面の固定(平坦化)を行
う。(請求項2,5に係る構造)
【0029】なお、ここで固定板として非磁性・絶縁性
の耐火物製の箱を用いた例を示したが、これに対し鉄等
の磁性を有した固定板を用いると、励磁磁場Boがシー
ルドされて、測定対象にとどく量が減少し、感度が大き
く低下してしまう。また導電性の固定板を用いると、固
定板に生じる渦電流のため固定板内で励磁磁場Boが減
衰して、測定対象にとどくBoが減り、さらに測定対象
から生じる誘導磁場Bvが減衰して測定装置にとどくB
vが減って、流速感度が低下してしまう。ただし、導電
性固定板を用いることに起因する流速感度の減衰は、周
波数が低ければ小さい。本装置で用いる周波数は低周波
であるので、後述する実施形態2のように流速測定が可
能な程度の減衰量である。しかし磁性固定板を用いるこ
とに起因する流速感度の減衰は、直流や低周波でも大き
く、流速測定が困難となってしまう。従って、固定板と
して、非磁性は必要条件と考えられるが、絶縁性は望ま
しいが必ずしも必要条件ではない。低周波を用いて流速
感度が十分であれば、非磁性のみの固定板(例えば銅板
等)を用いることもできる。また冷却エアーは、配管9
からまず蓋8に取り付けたバッファ10に入り、そこか
ら励磁・検出部1のセラミックス製丸パイプ2内および
内箱6内に吹き込む。さらに内箱6の底にあけた穴から
内箱6と外箱7の間の空間を通り、蓋8に取り付けた排
出口11から外に吹き出す。このような2重箱構造とし
たのは、外箱7が溶鋼に接して高温となっても、内箱6
と外箱7との間のエアー冷却層により、内箱6へ、さら
にはその中の励磁・検出部1へ熱が伝わるのを防ぐため
である。
【0030】流速測定回路は、図5のように励磁回路2
0と検出回路30とからなる。励磁回路20は、励磁巻
線Pに交流電流を流し、測定対象に磁場を励磁する回路
であり、発振器21、定電流アンプ22及び抵抗Rより
なる。まず発振器21により1Hz〜1kHz 程度の正弦波
を発生させ、定電流アンプ22により一定の交流電流と
して、抵抗Rを介して励磁巻線Pに励磁電流を流す。こ
の例では、励磁巻線1の励磁周波数は70Hzとした。
【0031】検出回路30は、ブリッジ回路31、バン
ドパスフィルタ32、ロックインアンプ33及びオフセ
ット分キャンセル回路34よりなる。検出巻線S1 、S
2 からの出力信号は、検出回路30に入る。ここで2つ
の検出巻線S1 、S2 からの信号は、まずブリッジ回路
21で加算され、検出巻線Pで直接拾ってしまう励磁磁
場信号はキャンセルされる(励磁磁場は、2つの検出巻
線S1 、S2 で逆向きに検出されるので、この逆向き検
出信号を加算することでキャンセルできる)。このブリ
ッジ回路31は、センサヘッド周囲に磁性あるいは導電
性のもの、あるいは電磁場を発生するものがない状態
で、その出力信号がゼロとなるようにあらかじめ調節し
ておく。
【0032】ブリッジ回路31で、検出巻線S1 、S2
の検出信号を加算した和信号は、バンドパスフィルタ3
2により励磁電流の周波数を中心周波数とする帯域濾波
処理がなされ、ノイズ成分があらかじめ除去された後
に、ロックインアンプ33によって、励磁電流に対し−
90゜ずれた位相の成分が検波される(本来は励磁磁場
即ち励磁電流と同位相の磁場成分を検波するが、ここで
は磁場の検出に検出巻線を用いており、検出巻線で検出
する磁場と検出巻線の検出電圧とに−90゜の位相差が
あるためこのように位相検波を行う)。この位相検波用
の基準信号(ref)として、発振器21の出力信号がロッ
クインアンプ33へ供給される。
【0033】ロックインアンプ33から出力される検波
後の信号は、オフセット分キャンセル回路34に入る。
ここでは、あらかじめ測定しておいた 「測定対象が有る
ことによるオフセット分」 を検波後の出力信号から差し
引いてキャンセルする。実際には、オフラインなどで事
前に、 測定対象が装置下に有ってかつ流速がゼロの状態
でのロックインアンプ33の出力信号を、このオフセッ
ト分キャンセル回路34に記録しておき、これを 「測定
対象が有ることによるオフセット分」 とする。このオフ
セット分キャンセル回路34の出力信号vが、本流速測
定装置の最終的な出力信号となる。
【0034】図6、図7に、本装置を用いた流速測定試
験の様子を示す。ここでは低融点合金(ウッドメタル)
を図6のような樋に流し、その上に図7のように本装置
のセンサヘッドを配置して流速を測定する試験を行っ
た。この試験装置は、図6のようにタンディッシュ1
3、樋14とからなり、溶解した低融点合金をタンディ
ッシュ13に注入し、そこからあふれ出た低融点合金が
樋14を通って流れるようになっている。本試験の実施
手順としては、まず、低融点合金を流す前に(即ちセン
サヘッド周囲に磁性あるいは導電性のもの、あるいは電
磁場を発生するものがない状態で)、測定回路中のブリ
ッジ回路31を調節し、ブリッジ回路31の出力がゼロ
となるようにした。
【0035】次に、樋14の先端を堰き止め、低融点合
金を注入して樋14に低融点合金をためた。この流速が
ゼロの状態のロックインアンプ33の出力信号を 「測定
対象が有ることによるオフセット分」 として、オフセッ
ト分キャンセル回路34に記録した。そして次に、堰を
外して樋14にたまった低融点合金を流しきり、再度測
定回路中のブリッジ回路31をゼロに調節し直した後、
測定用の低融点合金を流し始めた。
【0036】図8が測定用の低融点合金を流している時
の出力信号の様子で、同図の(a)は別途測定した流
速、(b)は本流速測定装置の出力信号である。なお、
この試験での湯面レベルの変動量は、表面を固定してい
ない場所ではほぼ±1mmであった。これに対し図9は、
本流速測定装置の励磁・検出部1のみを対象面の上に配
置した時の信号の様子で、即ち対象面の固定を行わない
場合に相当する。このように、対象面の平坦化を行わな
い場合には、湯面変動により出力信号が大きく変動して
いるが、平坦化を行うことによってその変動が無くな
り、安定した信号が得られていることがわかる。また対
象面の固定手段として非磁性・絶縁性の板を用いたの
で、信号電圧の減衰もなく、励磁・検出部単体と同レベ
ルの高い感度で測定できる。
【0037】実施形態2(モールド埋め込み方式) 本発明の実施形態2を図10〜図12を用いて説明す
る。図10は本発明の実施形態2に係る励磁・検出部の
設置の説明図であり、図11は本発明の実施形態2に係
る励磁・検出部の流動試験装置への配置の説明図であ
り、図12は本発明の実施形態2の試験結果例の説明図
である。
【0038】本実施形態2においては、図10に示した
ように、実施形態1と同様の励磁・検出部1を、連続鋳
造ラインの銅製水冷鋳型15内に設置する。励磁・検出
部1は、表面流速と平行な鋳型長辺の中に、励磁巻線P
の中心軸が鋳型内壁に垂直となり、かつ検出巻線S1
2 の中心軸が表面流速と平行となるように配置されて
いる。図10のように、実施形態2の場合には、側面か
ら表面流速を測定することとなり、鋳型壁面が測定面の
平坦面形成手段となる(請求項3,6に係る構造)。本
実施形態2の装置構成は、図4に示した励磁・検出部1
と図5に示した測定回路とからなるが、いずれも実施形
態1の場合と同様のため、ここでの説明は割愛する。
【0039】実施形態2では、実施形態1と同様の図6
の試験装置を用いて低融点合金を流す試験を行った。た
だし、ここでは図11のように励磁・検出部1を樋14
の下に配置し、励磁・検出部1と樋底との間に銅板16
を置いて、鋳型壁面の代用とし、図10の銅製水冷鋳型
15に装置を埋め込んだ状態の模擬試験とした。なお、
銅板16の厚みは2mmである。実施形態2の試験の実施
手順においても、まず低融点合金を流す前に測定回路中
のブリッジ回路31を調節し、次に樋14の先端を堰き
止めて低融点合金を注入して樋14に低融点合金をた
め、 「測定対象が有ることによるオフセット分」をオフ
セット分キャンセル回路34に記録し、次に堰を外して
樋14にたまった低融点合金を流しきり、再度測定回路
中のブリッジ回路31を調節し直した後、測定用の低融
点合金を流し始めた。
【0040】図12が測定用の低融点合金を流している
時の出力信号の様子で、同図の(a)は別途測定した流
速、(b)は本流速測定装置の出力信号である。なお、
測定対象と励磁・検出部1との間に銅板16がある場合
は、その影響で励磁磁場Bo 、および測定対象から生じ
る誘導磁場Bv の位相が変化する。そこでロックインア
ンプ33で検波する位相を適当に変えて、流速に対する
信号変化が最大となる位相を検出位相とした。この例の
場合は励磁電流に対し145゜ずれた位相の成分で検波
した。
【0041】図12のように、銅板を用いて対象面の平
坦化を行っても、湯面変動の影響なく安定した信号が得
られていることがわかる。この実験結果から、図10の
ように銅製水冷鋳型15の中に励磁・検出部1を埋め込
んだ構成でも、鋳型内溶鋼流の表面流速の測定が可能で
あることが容易に予想できる。なお図12の場合の出力
信号の電圧レベルは、図8に比較して小さい。これは銅
板16内で励磁磁場Bo が減衰して測定対象に届くBo
が減り、さらに対象物から生じる誘導磁場Bv が減衰し
て装置に届くBv が減って、流速感度が減衰したためで
ある。そこで、励磁・検出部1を埋め込んだ位置の鋳型
壁面に図10のように途中まで穴をあけ、励磁・検出部
1と溶鋼との間の鋳型壁の厚さを薄くする。低融点合金
を用いた試験で銅板の厚さを変えた試験を行った結果、
流速感度は、銅板の厚さが2mmの時に銅板なしの場合に
比べ約1/2 に減衰した。そこで、励磁・検出部1と溶鋼
の間の銅板の厚みとしては2mm以下とすることが望まし
い。
【0042】このように鋳型壁を平坦面形成手段とする
方法によれば、この平坦面形成手段による新たな流れへ
の影響なく、湯面変動の影響を抑制して安定した流速の
測定が可能となる。なおこの銅製水冷鋳型15に埋め込
む構成であれば、励磁・検出部1を埋め込む位置を変え
ることで、鋳型内任意位置の流速を検出でき、本流速測
定装置の適用範囲が大きく広がる。
【0043】なお上記実施形態1,2においては、図
1、図4のようなセンサヘッドや励磁・検出部を用いた
例で説明したが、測定対象物に磁場を励磁し、この測定
対象物による誘導磁場を検出して流速を測定する流速測
定装置であれば、例えば特開平2−311766号公
報、特開平5−297012号公報又は特開平8−21
1084号公報のような他の装置構成であっても、湯面
変動の影響は皆同様に生じるので、ここで述べた方法を
適用することができる。また実施形態1では、耐火物製
の2重箱の中に励磁・検出部を配置した構成で説明した
が、1重でも良く、また対象面を固定して測定できれば
その材質は何でも良い。低温の対象であれば、ガラスや
樹脂でも良い。また対象面を固定することが目的である
ため、箱状でなく板だけでも良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動する
導電性の測定対象物の測定面に相対する位置から前記測
定対象物の測定面に磁場を励磁して測定対象物による誘
導磁場を検出し、この検出した磁場信号から前記測定対
象物の流速を測定する流速測定方法及び装置において、
前記測定対象物の測定面の変動を抑えた平坦面を形成
し、この平坦面に磁場を励磁して前記測定対象物の流速
を測定するようにしたので、測定面の変動によりリフト
オフが変化しても、また波立ちがあっても、安定した流
速測定が可能となる。
【0045】また本発明によれば、前記測定対象物の測
定面に接して非磁性の板状物体を設けて、測定対象物の
測定面の変動を抑えた平坦面を形成するようにしたの
で、この板状物体を設けない場合とほぼ同様の検出信号
が得られ、流速測定に対する検出感度を低下させること
なく測定を行うことができる。
【0046】また本発明によれば、前記移動する導電性
の測定対象物は、連続鋳造ラインの鋳型の溶融金属と
し、また鋳型壁により前記測定対象物の測定面の変動を
抑えた平坦面を形成するようにしたので、この鋳型壁に
よる新たな流れへの影響が無く、測定面変動の影響を抑
制して安定した流速測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流速測定原理の説明図である。
【図2】本発明に係る波立ちの影響の説明図である。
【図3】本発明の流速検出原理の説明図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るセンサヘッドの構成
図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る流速測定回路の構成
図である。
【図6】低融点合金の流動試験装置の構成図である。
【図7】図4のセンサヘッドの図6の流動試験装置への
配置の説明図である。
【図8】本発明の実施形態1の試験結果例の説明図であ
る。
【図9】従来の流速測定装置の試験結果例の説明図であ
る。
【図10】本発明の実施形態2に係る励磁・検出部の設
置の説明図である。
【図11】本発明の実施形態2に係る励磁・検出部の流
動試験装置への配置の説明図である。
【図12】本発明の実施形態2の試験結果例の説明図で
ある。
【図13】連続鋳造の説明図である。
【図14】従来の接触式の高温液体金属流速測定装置で
ある。
【図15】磁場の速度効果、渦電流の影響に関する説明
図である。
【図16】従来の磁気を用いた高温液体金属用非接触流
速測定装置(その1)の説明図である。
【図17】従来の磁気を用いた高温液体金属用非接触流
速測定装置(その2)の説明図である。
【図18】従来の磁気を用いた高温液体金属用非接触流
速測定装置(その3)の説明図である。
【図19】図18の装置により流速を測定する原理の説
明図である。
【図20】従来の磁気を用いた高温液体金属用非接触流
速測定装置におけるリフトオフ検出方法の説明図であ
る。
【図21】従来の磁気を用いた高温液体金属用非接触流
速測定装置のセンサヘッドの構成図である。
【符号の説明】
1 励磁・検出部 2 セラミックス製丸パイプ 3 セラミックス製丸棒 4 測定対象体 5 ケース部 6 内箱 7 外箱 8 蓋 9 冷却エアー配管 10 バッファ 11 排出口 12 固定板 13 タンディッシュ 14 樋 15 銅製水冷鋳型 16 銅板 20 励磁回路 21 発振器 22 定電流アンプ 30 検出回路 31 ブリッジ回路 32 バンドパスフィルタ 33 ロックインアンプ 34 オフセット分キャンセル回路 P 励磁巻線 S1 ,S2 検出巻線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する導電性の測定対象物の測定面に
    相対する位置から前記測定対象物の測定面に磁場を励磁
    して測定対象物による誘導磁場を検出し、この検出した
    磁場信号から前記測定対象物の流速を測定する流速測定
    方法において、 前記測定対象物の測定面の変動を抑えた平坦面を形成
    し、この平坦面に磁場を励磁して前記測定対象物の流速
    を測定することを特徴とする流速測定方法。
  2. 【請求項2】 前記測定対象物の測定面に接して非磁性
    の板状物体を設けて、測定対象物の測定面の変動を抑え
    た平坦面を形成することを特徴とする請求項1記載の流
    速測定方法。
  3. 【請求項3】 前記移動する導電性の測定対象物は、連
    続鋳造ラインの鋳型内の溶融金属とし、また鋳型壁によ
    り前記測定対象物の測定面の変動を抑えた平坦面を形成
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の流速測
    定方法。
  4. 【請求項4】 移動する導電性の測定対象物の測定面に
    相対して配置された励磁手段及び1つ以上の磁場検出手
    段と、 前記励磁手段に励磁電流を供給して前記測定対象物の測
    定面に対し磁場を励磁し、前記1つ以上の磁場検出手段
    により測定対象物による誘導磁場を検出し、この検出し
    た磁場信号から前記測定対象物の流速を計測する計測手
    段とを備えた流速測定装置において、 前記測定対象物の励磁及び磁場検出を行う箇所の測定面
    の変動を抑えて平坦面を形成する平坦面形成手段を有す
    ることを特徴とする流速測定装置。
  5. 【請求項5】 前記平坦面形成手段は、前記測定対象物
    の測定面に接して設けられた非磁性の板状物体とするこ
    とを特徴とする請求項4記載の流速測定装置。
  6. 【請求項6】 前記移動する導電性の測定対象物は、連
    続鋳型ラインの鋳型内の溶融金属とし、前記平坦面形成
    手段として鋳型壁を用いるようにしたことを特徴とする
    請求項4記載の流速測定装置。
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JP2007098400A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nippon Steel Corp 連続鋳造装置および流速測定方法
JP2011174911A (ja) * 2010-01-29 2011-09-08 Jfe Steel Corp 溶鋼流速測定方法、溶鋼流速測定装置および連続鋳造の操業方法

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