JP2002017868A - 膵管用ドレナージチューブ及びこれを膵管内に挿入するための挿入具 - Google Patents

膵管用ドレナージチューブ及びこれを膵管内に挿入するための挿入具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易且つ確実に膵管内に挿入留置できる膵管に
最適な膵管用ドレナージチューブ及びドレナージチュー
ブが柔らかくても硬い狭窄部位への挿入留置を可能にす
る挿入具の提供を目的としている。 【解決手段】本発明は、膵管内に挿入されて留置される
ことにより、十二指腸への膵液の排出通路を確保する膵
管用ドレナージチューブ1において、樹脂材料によって
形成され、その平均硬度がショアDで40〜60の範囲
内に設定されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経内視鏡的に十二
指腸乳頭から膵管に挿入されて留置される膵管用ドレナ
ージチューブ及びこの膵管用ドレナージチューブを膵管
内に挿入するための挿入具に関する。
【0002】
【従来の技術】急性膵炎や慢性膵炎といった膵疾患によ
って膵管狭窄が生じると、十二指腸に膵液が排出されに
くくなり、それに伴って、疼痛が起こる。このような症
状を緩和するため、一般に、ドレナージチューブが経内
視鏡的に十二指腸乳頭から膵管内に挿入されて留置され
る。これにより、膵管と十二指腸との間に通路が確保さ
れ、十二指腸への膵液の良好な排出が可能となる。
【0003】狭窄部位にチューブを留置して通路を確保
する治療は胆管や尿管でも同様に行なわれており、その
頻度は膵管の場合に比べて非常に多い。そのため、胆管
や尿管に適合した形状や材質のドレナージチューブが数
多く提案され、市場にも多くの製品が普及している。こ
のように胆管や尿管に適合したドレナージチューブは、
ポリエチレン、フッ素樹脂、シリコーン、ポリウレタン
等の材料によって形成されており、直線状ものや、両端
にループを有するものなど、様々な形状のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、膵管に最も適
合する素材や形状のドレナージチューブは、その提案が
少なく、また、市場にもあまり普及されていない。数少
ないこのような膵管用ドレナージチューブの特徴は、胆
管に適合する胆管用ドレナージチューブよりも外径が細
く、チューブの側壁に側孔が多数設けられている点であ
るが、それ以外の材質や形状に関しては胆管用ドレナー
ジチューブを流用しているのが現状である。
【0005】一般に、胆管用ドレナージチューブは、プ
ッシャビリティが要求されるため、その硬度が高い点に
特徴がある(前述したように、ポリエチレン、フッ素樹
脂、シリコーン、ポリウレタン等の材料によって形成さ
れているが、フッ素樹脂のチューブは言うに及ばず、シ
リコーンチューブも温度によって硬度が変化せずに体温
付近では硬いままであり、また、ポリエチレンも同様な
ものである。また、ポリウレタンに至っては、体液との
長期接触によって加水分解等の化学変化を生じることも
考えられ、膵管のように長期留置を行なうドレナージチ
ューブとしては不向きである)。すなわち、一般の胆管
用ドレナージチューブは、D型試験機を用いたそのショ
ア硬さ(以下、ショアDという。)が60〜80に設定
されている。そのため、このような硬質のドレナージチ
ューブを流用して柔軟な管壁を有する膵管に挿入する場
合には、膵管壁を擦らないように慎重な操作が必要とさ
れる。また、膵管は胆管と異なりS字状に大きく湾曲し
ているため、直線状で硬いドレナージチューブを膵管内
に挿入すると、ドレナージチューブの先端部が膵管の管
壁に押し当てられ、この先端部の開口が塞がれて膵液の
排出機能が低下してしまう場合がある。また、湾曲して
いる膵管に直線状のチューブを留置する結果となるた
め、患者が違和感を抱くことがある。さらに、膵管はそ
れ自体が伸縮活動を行なうため、硬くて直線状のドレナ
ージチューブを膵管内に挿入すると、膵管の伸縮活動に
よってチューブが移動して十二指腸に脱落することもあ
り、留置状態を頻繁に確認するなど、使用には十分な注
意が必要とされる。
【0006】一方、ドレナージチューブを柔らかい素材
によって形成して湾曲する膵管に挿入した場合には、チ
ューブの座屈が発生する虞がある。また、柔軟なドレナ
ージチューブは、悪性腫瘍が原因とされる硬い狭窄部位
への挿入が困難である。
【0007】以上のように、膵管への適用においては、
胆管用ドレナージチューブよりも柔らかく、それでい
て、十分なプッシャビリティを持つ適度な硬度のドレナ
ージチューブが求められる。
【0008】こうした問題に関連して、特開昭57−9
9940号公報には、ドレナージチューブの基端に被把
持部を設け、この被把持部が係脱自在に保持される保持
部を挿入器具の先端に設けることにより、操作性を向上
させる技術が開示されている。また、特開昭57−99
941号公報には、ドレナージチューブの内孔と係合す
る部材を有するスタイレットを備えた挿入器具が開示さ
れている。いずれの場合も、ドレナージチューブと挿入
器具とを係合可能に構成したことにより、ドレナージチ
ューブを挿入留置した後に引き戻すことができるという
利便さがある。しかしながら、ドレナージチューブのプ
ッシャビリティ不足を補うものではなかった。
【0009】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、容易且つ確実に膵管
内に挿入留置できる膵管に最適な膵管用ドレナージチュ
ーブ及びドレナージチューブが柔らかくても硬い狭窄部
位への挿入留置を可能にする挿入具をそれぞれ提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、膵管内に挿入されて
留置されることにより、十二指腸への膵液の排出通路を
確保する膵管用ドレナージチューブにおいて、樹脂材料
によって形成され、その平均硬度がショアDで40〜6
0の範囲内に設定されていることを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載された発明において、酢酸ビニル含有率が1
%〜30%の範囲であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
と、X線不透過性粉末と、を主成分とすることを特徴と
する。
【0012】また、請求項3に記載された発明は、請求
項1または請求項2に記載の膵管用ドレナージチューブ
を膵管内に挿入するための挿入具において、前記ドレナ
ージチューブの遠位端開口近傍の段差から近位端までの
長さよりも長く且つその外径が前記ドレナージチューブ
の内孔径よりも小さい遠位端細径部と、前記遠位端細径
部の近位端に接続され且つその外径が前記ドレナージチ
ューブの内孔径よりも大きい基体部とからなり、その遠
位端から近位端まで連通した内孔を有することを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0014】図1および図2は本発明の第1の実施形態
を示している。図1の(a)に示されるように、本実施
形態に係る膵管用ドレナージチューブ1は、直線状のチ
ューブ体から成る。また、ドレナージチューブ1は、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有率は、1
%〜30%の範囲、好ましくは14%以下)を主成分と
し、X線不透過成分として硫酸バリウムを40重量%含
んでいる。さらに、ドレナージチューブ1は、その硬さ
がショアDで48に設定されるとともに、その外径が
3.2mm、内径が2.4mmにそれぞれ設定されてい
る。
【0015】膵管への挿入性を向上させるため、ドレナ
ージチューブ1の先端部11は、他の部位よりも径が細
く設定されている。また、ドレナージチューブ1の先端
側と基端側には係止フラップ12がそれぞれ2つずつ設
けられている。これらの係止フラップ12は、ドレナー
ジチューブ1の外周面に切込みを入れて得られるチュー
ブ片を周方向に立ち上げて熱処理することにより形成さ
れ、膵管内にドレナージチューブ1を留置した状態に維
持する。
【0016】図1の(b)には、膵管用ドレナージチュ
ーブ1を膵管内に挿入するための挿入器具2が示されて
いる。図示のように、この挿入器具2は、ガイドワイヤ
3とガイドカテーテル4とプッシャーチューブ5とを備
えている。ガイドカテーテル4は、ガイドワイヤ3が摺
動自在に挿通される内部ルーメンを有するシャフト41
から成る。シャフト41の外径は、ドレナージチューブ
1の内部ルーメンに摺動自在に挿通できる寸法に設定さ
れている。また、シャフト41の基端部には、シャフト
41の内部ルーメンに液体を注入するためのルアー型の
口金42が着脱自在に装着されている。この口金42
は、雄部42bと雌部42aとから成り、雄部42bが
雌部42aに螺合されて雌部42b内に設けられた図示
しない弾性リングが潰されることにより、シャフト41
の外周に固定される。なお、X線透視下でシャフト41
の位置を確認できるように、シャフト41の先端部外周
には、X線不透過マーカーとしての白金リング43が係
合されている。
【0017】プッシャーチューブ5は、シャフト51
と、このシャフト51の基端側に接合された口金52と
から成る。シャフト51は、シャフト41の外径よりも
大きな内径の内部ルーメンを有し、その長軸方向長さが
シャフト41のそれよりも短く設定されている。
【0018】次に、上記構成の挿入器具2を用いて上記
構成の膵管用ドレナージチューブ1を膵管内に挿入する
場合について図2を参照しながら説明する。
【0019】まず、内視鏡8の図示しないチャンネルを
通じて、図示しないカテーテルの案内により、ガイドワ
イヤ3が十二指腸乳頭Xから膵管Yの狭窄部に挿入配設
される。次に、配設されたガイドワイヤ3の案内によ
り、ガイドカテーテル4が膵管Yの狭窄部に挿入され
る。そして、その状態で、口金42からシャフト41の
内部ルーメンを通じて造影剤が膵管Y内に導入され、X
線透視下にて膵管Yの狭窄部および拡張部が観察され
る。この時、ガイドカテーテル4の位置も白金リング4
3により確認される。
【0020】次に、口金42の雄部42bと雌部42a
との螺合状態を緩め、シャフト41から口金42を取り
外す。続いて、ドレナージチューブ1をシャフト41の
基端側からシャフト41上に被せるように通す。この
時、ドレナージチューブ1に続いてプッシャーチューブ
5をシャフト41の基端側からシャフト41上に被せる
ように通し、プッシャーチューブ5によってドレナージ
チューブ1を押し出す。これにより、ドレナージチュー
ブ1は、シャフト41に案内されながら、プッシャーチ
ューブ5による押し出し力によって膵管Y内に挿入され
ていく。
【0021】以上説明したように、本実施形態におい
て、ドレナージチューブ1は、エチレン−酢酸ビニルの
共重合体によって形成されるとともに、その硬さがショ
アDで48に設定されている。したがって、ドレナージ
チューブ1は、体温付近で更に潰れない程度に柔軟化し
て膵管Yの形状に合わせて屈曲(膵管Yの走向状態に適
した形状に変形)できる。そのため、ドレナージチュー
ブ1は、膵管Yに留置された状態でも患者に違和感を与
えることがなく、また、膵管Yの中心軸方向に常に方向
付けられながら挿入されるため、挿入中にその先端部が
膵管Yの壁に押し当てられて先端開口が塞がることがな
く、膵液のドレナージを確実に行なえる。また、ドレナ
ージチューブ1は、適度な硬度を有するため、膵管Y内
への挿入時に座屈してしまうこともない。無論、悪性腫
瘍が原因とされる硬い狭窄部位への挿入も可能である。
【0022】なお、本実施形態では、ドレナージチュー
ブ1の硬さがショアDで48に設定されているが、前述
した効果を得るためには、ドレナージチューブ1を形成
する樹脂の平均硬度がショアDで40〜60の範囲に設
定されていれば良い。ドレナージチューブ1の硬さがこ
の範囲を下回ると、ドレナージチューブは、十二指腸乳
頭Xから膵管Yに挿入される際および膵管Y内の狭窄部
に挿入される際に座屈を生じてしまう。そのため、狭窄
部を越えて所望の部位まで到達できなかったり、留置で
きたとしても、留置中に内部ルーメンが潰れて膵液の排
出機能が低下することになる。一方、ドレナージチュー
ブ1の硬さがショアDで60を上回ると、膵管Y内への
挿入時にドレナージチューブ1の先端部開口が膵管Yの
管壁に押し当てられて塞がれ、膵液の排出機能が低下し
たり、あるいは、留置中に患者に違和感を与えてしま
う。
【0023】また、本実施形態において、ドレナージチ
ューブ1は、適度な硬度を有するだけでなく、酢酸ビニ
ル含有率が1%〜30%の範囲に設定されている。その
ため、優れた表面状態を有し、内視鏡8への挿入性およ
び膵管Yへの挿入性が高くなる。なお、酢酸ビニル含有
率が30%を越えると、ドレナージチューブ1の表面が
粘着性を帯び、挿入性が低下する。
【0024】図3および図4は本発明の第2の実施形態
を示している。
【0025】図3に示されるように、本実施形態に係る
膵管用ドレナージチューブ1Aは、その先端と基端との
間に、2つの湾曲部13a,13bを有している。この
場合、第1の湾曲部13aと第2の湾曲部13bの湾曲
方向は互いに逆向きに設定されている。これにより、ド
レナージチューブ1Aは、全体として、S字形状を成し
ている。また、ドレナージチューブ1Aは、エチレン−
酢酸ビニル共重合体80重量%と高密度ポリエチレン2
0重量%の混合物からなる樹脂に、X線不透過成分とし
て酸化ビスマスが35重量%配合され、全体として硬度
がショアDで55に調整されている。
【0026】また、ドレナージチューブ1Aの全長にわ
たって膵液のドレナージ性を向上させるため、ドレナー
ジチューブ1Aには、その周方向に90゜間隔で、複数
のサイドホール14が螺旋状に設けられている。
【0027】また、ドレナージチューブ1Aを膵管Y内
に挿入するための挿入器具2は、基本的に第1の実施形
態と同様の構成を成しているが、ドレナージチューブ1
Aと一体的に膵管Yへ挿入できるように、プッシャーチ
ューブ5の長さとドレナージチューブ1Aの長さとを加
えた長さよりもガイドカテーテル4の長さが5センチ未
満長くなるように設定されている。なお、それ以外は、
第1の実施形態と同一である。
【0028】次に、上記構成の膵管用ドレナージチュー
ブ1Aを挿入器具2によって膵管内に挿入する場合につ
いて図4を参照しながら説明する。
【0029】挿入手順は基本的には第1の実施形態と同
様であるが、プッシャーチューブ5の長さとドレナージ
チューブ1Aの長さとを加えた長さよりもガイドカテー
テル4の長さが5センチ未満長くなるように設定されて
いるため、ガイドワイヤ3が配設された後、ガイドワイ
ヤ3の案内によりドレナージチューブ1Aが挿入器具2
と一体的に膵管Y内へ挿入される。その後、第1の実施
形態と同様に、ガイドカテーテル4およびプッシャーチ
ューブ5を操作することにより、ドレナージチューブ1
Aが挿入器具2から離脱されて、膵管Yへ留置される
(図4の状態)。なお、留置状態では、ドレナージチュ
ーブ1Aの側面に90゜間隔で螺旋状にサイドホール1
4が設けられているため、チューブ1Aの側面からも膵
液がルーメン内に取り込まれてドレナージされる。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態と同様の作用効果を得ることができるととも
に、サイドホール14が多数設けられているため、ドレ
ナージチューブ1Aの先端開口以外からも内部ルーメン
内に膵液を取り込むことができ、ドレナージ効果を高め
ることができる。また、サイドホール14が螺旋状に設
けられているため、機械強度的に安定で座屈し難い。
【0031】また、本実施形態のドレナージチューブ1
Aは、全体として膵管Yの走向と同じS字形状を成して
いるため、膵管Yに適合し易く、また、膵管Yへの挿入
時および留置中にその先端部が膵壁を突つくことがな
い。すなわち、再狭窄を起こすことがない。また、膵管
Yに適合し易いことから、膵管Yから脱落し難いという
効果もある。
【0032】また、本実施形態のドレナージチューブ1
Aは、その硬度が第1の実施形態よりも高く(しかし、
ショアDで40〜60の範囲内)設定されているため、
多数のサイドホール14を設け且つS字形状に形成して
も、それに起因する座屈の可能性を補償することがで
き、結果的に挿入性を損なわないで済む。また、本実施
形態によれば、挿入器具2とドレナージチューブ1Aと
を一体で膵管Y内に挿入できるため、留置操作が簡便に
なるという効果がある。
【0033】なお、本実施形態では、サイドホール14
が一定間隔で設けられているが、湾曲部付近の座屈を考
慮して、部分的に間隔をずらしてサイドホール14を設
けても良い。また、サイドホール14の大きさを先端側
と基端側とで変化させても良く、サイドホール14を2
条の螺旋状に設けても良い。
【0034】図5および図6は本発明の第3の実施形態
を示している。
【0035】図5に示されるように、本実施形態のドレ
ナージチューブ1Bは、第2の実施形態の変形例であ
り、第1の実施形態のそれよりも径が細く設定されてい
る。具体的には、ドレナージチューブ1Bは、その外径
が2.3mm、内径が1.2mmに設定されている。ま
た、ドレナージチューブ1Bは、基端側の係止フラップ
の代わりにループ部16を基端部に有し、先端側の係止
フラップ12がドレナージチューブ本体と異なる材質に
よって形成されて接合されている。具体的には、ドレナ
ージチューブ1Bの本体は、エチレン−酢酸ビニル共重
合体を主成分とし、タングステンを25重量%含み、硬
度がショアDで55に設定されている。一方、係止フラ
ップ12は、高密度ポリエチレンを主成分とし、タング
ステンを40重量%含み、硬度がショアDで68に設定
されている。
【0036】このような構成のドレナージチューブ1B
によれば、第2の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができるとともに、ドレナージチューブ1Bの基端側に
ループ部16が設けられているため、第1および第2の
実施形態における係止フラップ12と比較して、ドレナ
ージチューブ1Bを一定位置に係留させておく効果が高
くなる(図6参照)。
【0037】また、本実施形態のドレナージチューブ1
Bは、これよりも硬度が高い係止フラップ12を先端側
に接合状態で有しているため、第1および第2の実施形
態のような切込み式の係止フラップを設けた場合と比べ
て、ドレナージチューブ1Bを細くしてもドレナージチ
ューブ1Bの本体および係止フラップが座屈し難いとい
う効果がある。また、ドレナージチューブ本体と係止フ
ラップ12とが異なるタングステン濃度で形成されてい
るため、X線透視下にて係止フラップ12の位置関係を
確認し易いという効果がある。
【0038】なお、図7に示されるように、係止フラッ
プ12は、ドレナージチューブの基端側のみに形成され
ていても良い。また、図8に示されるように、湾曲部
は、ドレナージチューブの先端と基端との間に1つだけ
設けられていても良い。
【0039】図9〜図11は本発明の第4の実施形態を
示している。
【0040】図9に示されるように、本実施形態に係る
ドレナージチューブ1Cは、その先端近傍の内孔に、こ
の内孔径よりも小さい内径をもったパイプ16(材質は
タンタル)が配置固定されている。そのため、ドレナー
ジチューブ1Cの内孔には、パイプ16によって段差が
形成されている。
【0041】図10および図11に示されるように、ド
レナージチューブ1Cを膵管内に挿入する本実施形態に
係る挿入器具2Aは、ガイドカテーテル4のみによって
構成されている。ガイドカテーテル4は、その軸方向の
途中に設けられた段差部44を境に、先端側のA部(遠
位端細径部)と、基端側のB部(基体部)とに分けられ
ている。A部は、その外径がドレナージチューブ1Cの
内孔径よりも若干小さく設定されており、ドレナージチ
ューブ1Cよりも2mm長い。一方、B部は、その外径
がドレナージチューブ1Cの内孔径よりも大きく設定さ
れている。また、ガイドカテーテル4の内孔径は、ガイ
ドワイヤ3が挿脱自在に配置できる寸法に設定されてい
る。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であ
る。
【0042】このような構成では、まず、第2の実施形
態と同様に、経内視鏡的に十二指腸乳頭から膵管の狭窄
部にガイドワイヤ3が留置される。その後、挿入器具2
AのA部にドレナージチューブ1Cが装着された状態
で、ガイドワイヤ3の案内によってドレナージチューブ
1Cが狭窄部に挿入される。この時、ガイドカテーテル
4の先端43がドレナージチューブ1Cのパイプ16の
端部16aに突き当てられ且つ段差部44がドレナージ
チューブ1Cの基端部17に突き当てられることによ
り、ドレナージチューブ1は、端部16aと基端部17
の2点で押し出し力を受けながら、狭窄部へと前進させ
られる。また、この際、パイプ16がX線不透過性のタ
ンタルによって形成されているため、X線透視画像下で
の操作でパイプ16が狭窄部を越えたことを確認でき、
正確な留置を行なえる。
【0043】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、ドレナージチューブ1Cが基端側からだけでなく先
端に近い端部16aからも突き出される。そのため、ド
レナージチューブ1Cがたとえ柔らかい材質によって形
成されていたとしても、ドレナージチューブ1Cを座屈
させることなく硬い狭窄部へ容易に挿入留置させること
ができる。また、X線不透過性のパイプ16がドレナー
ジチューブ1Cの先端付近に設けられているため、X線
透視画像下でドレナージチューブ1Cが確実に狭窄部位
に到達していることを確認できる。
【0044】なお、本実施形態においては、ドレナージ
チューブ1Cの内孔にパイプ16を設けないで、図12
に示されるように、ドレナージチューブ1Cの内面に直
接に段差部18を形成しても良い。
【0045】以上説明してきた技術内容によれば、以下
に示されるような各種の構成が得られる。
【0046】1.樹脂平均硬度がショアDで40〜60
の範囲に設定されていることを特徴とする膵管用ドレナ
ージチューブ。
【0047】2.酢酸ビニル含有率が1%〜30%の範
囲であるエチレン−酢酸ビニル共重合体と、X線不透過
性粉末と、を主成分とすることを特徴とする第1項に記
載の膵管用ドレナージチューブ。
【0048】3.ドレナージチューブの軸方向の少なく
とも一端付近に、体腔内に前記ドレナージチューブを係
止する目的の係止部を有し、両端部以外の中間部に2箇
所の湾曲部が予め形成されていることを特徴とする膵管
用ドレナージチューブ。
【0049】4.ドレナージチューブのほぼ全長にわた
り複数の側孔が設けられていることを特徴とする第1項
ないし第3項のいずれか1項に記載の膵管用ドレナージ
チューブ。
【0050】5.前記側孔がドレナージチューブの軸方
向に連続的螺旋状に配置されていることを特徴とする第
4項に記載の膵管用ドレナージチューブ。
【0051】6.ドレナージチューブの遠位端開口近傍
内孔に段差を有し、段差部の内径が内孔の径よりも小さ
くなっていることを特徴とする第1項ないし第5項のい
ずれか1項に記載の膵管用ドレナージチューブ。
【0052】7.前記ドレナージチューブの遠位端開口
近傍の段差が、前記チューブ内孔内に固定されたリング
状の部材から形成されていることを特徴とする第6項に
記載の膵管用ドレナージチューブ。
【0053】8.前記リング状部材が白金、金、タング
ステン、ルテニウム、等のX線不透過性貴金属からなる
ことを特徴とする第7項に記載の膵管用ドレナージチュ
ーブ。
【0054】9.前記ドレナージチューブの遠位端開口
近傍の段差から近位端までの長さよりも長く、かつ内孔
径よりも小さな外径を有する遠位端細径部と、前記ドレ
ナージチューブの内孔径よりも大きな外径を有する基体
部とからなり、遠位端から近位端まで連通した内孔を有
することを特徴とする第6項ないし第8項のいずれか1
項に記載の膵管用ドレナージチューブを患部に挿入する
ための挿入具。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易且つ確実に膵管内に挿入留置できる膵管に最適な膵
管用ドレナージチューブ及びドレナージチューブが柔ら
かくても硬い狭窄部位への挿入留置を可能にする挿入具
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係る膵管用
ドレナージチューブの側面図、(b)は(a)のドレナ
ージチューブを患部に挿入するための挿入器具の側面図
である。
【図2】図2のドレナージチューブが挿入器具により内
視鏡を介して膵管に留置される状態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る膵管用のドレナ
ージチューブの側面図である。
【図4】図3のドレナージチューブが内視鏡を介して膵
管に留置される状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る膵管用のドレナ
ージチューブの側面図である。
【図6】図5のドレナージチューブが内視鏡を介して膵
管に留置される状態を示す断面図である。
【図7】ドレナージチューブの第1の変形例を示す側面
図である。
【図8】ドレナージチューブの第2の変形例を示す側面
図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るドレナージチュ
ーブの断面図である。
【図10】図9のドレナージチューブを膵管内に挿入す
るための挿入器具の全体構成を示す側面図である。
【図11】図10の挿入器具の先端部の断面図である。
【図12】第4の実施形態の変形例に係るドレナージチ
ューブの断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C…ドレナージチューブ 2…挿入器具(挿入具)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膵管内に挿入されて留置されることによ
    り、十二指腸への膵液の排出通路を確保する膵管用ドレ
    ナージチューブにおいて、 樹脂材料によって形成され、その平均硬度がショアDで
    40〜60の範囲内に設定されていることを特徴とする
    膵管用ドレナージチューブ。
  2. 【請求項2】 酢酸ビニル含有率が1%〜30%の範囲
    であるエチレン−酢酸ビニル共重合体と、X線不透過性
    粉末と、を主成分とすることを特徴とする請求項1に記
    載の膵管用ドレナージチューブ。
  3. 【請求項3】 前記ドレナージチューブの遠位端開口近
    傍の段差から近位端までの長さよりも長く且つその外径
    が前記ドレナージチューブの内孔径よりも小さい遠位端
    細径部と、前記遠位端細径部の近位端に接続され且つそ
    の外径が前記ドレナージチューブの内孔径よりも大きい
    基体部とからなり、その遠位端から近位端まで連通した
    内孔を有することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の膵管用ドレナージチューブを膵管内に挿入する
    ための挿入具。
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