JP2008508936A - 管内ステント組立体およびこの定置方法 - Google Patents

管内ステント組立体およびこの定置方法 Download PDF

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    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/95Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
    • A61F2/958Inflatable balloons for placing stents or stent-grafts

Abstract

【課題】ジャンピングおよびスリップを制限することによりステントの配置精度を高めることができる自己拡大型ステントおよびその定置方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の管内ステント組立体は、少なくとも1つのルーメンが形成されたカテーテルを有している。少なくとも1つの膨張可能部材がカテーテルに配置されかつ前記ルーメンに連通する。膨張可能部材は少なくとも1つの遠位側突出部および/または少なくとも1つの保持材料を備えている。ステントは、縮小形態から拡大形態に拡大可能で、縮小形態で膨張可能部材上に配置される。シースがステント上に摺動可能に配置され、該シースが引っ込められるとステントが拡大形態に拡大する。膨張可能部材は前記ルーメンを通って流れる流体により膨張される。遠位側突出部および/または保持材料は、ステントが定置される間に、膨張可能部材上にステントを保持する。
【選択図】図4B

Description

本発明は、広くは医療用カテーテルに関し、より詳しくは、管内ステント組立体およびこの定置方法に関する。
心臓疾患、より詳しくは冠動脈疾患は、死亡、障害およびヘルスケア出費の主要原因である。冠動脈疾患を治療する多くの方法が開発されており、これらのうちの幾つかは、特に、アテローム性動脈硬化症からの合併症および他の形態の冠動脈狭窄症を治療するように設計されている。
アテローム性動脈硬化症および他の形態の冠動脈狭窄症を治療する重要な開発として、経皮的冠動脈内腔拡張術(以下、「拡張術」または「PTCA」という)がある。拡張術の1つの目的は、疾患のある冠動脈の管腔を、流体により半径方向に大することである。手術は、冠動脈の狭窄管腔内でバルーンを膨張させることにより行われる。冠動脈の半径方向膨張は、幾つかの異なる寸法で生じかつ斑(plaque)の性状に関連している。柔らかい脂肪質斑沈積物はバルーンにより平坦化されるのに対し、硬い沈積物はクラックおよび割れが生じて血管腔を拡大させる。バルーンが膨張されると、動脈自体の壁も引っ張られる。
拡張術は次のようにして行われる。すなわち、薄壁中空ガイディングカテーテルが、鼡径部領域内の大腿動脈または腕の上腕動脈等の比較的大きい血管を通して体内に導入される。ひとたび大腿動脈へのアクセスが達成されたならば、手術中に、短い中空シースまたはガイディングカテーテルが挿入されて、通路を維持する。可撓性ガイディングカテーテルは、大動脈弓を通って約180°通り抜け、所望に応じて左側冠動脈または右側冠動脈のいずれかへの入口が得られる大動脈小葉(aortic cusp)内に下行する。
ガイディングカテーテルが拡張術により治療すべき領域に前進されたならば、可撓性ガイドワイヤが、膨張可能バルーンを通ってガイディングカテーテル内に挿入されかつ治療すべき領域に前進される。ガイドワイヤは、弾性材料からなる膨張可能なバルーン部分を備えたバルーンカテーテルを前進させる準備として、病巣を越えて前進される。バルーンカテーテルは、ガイドワイヤに沿って摺動させることにより所定位置に前進される。動脈の細い管腔を通してカテーテルを前進させかつ病巣を横切ってバルーン(一般にバルーンは非常に可撓性が大きい)を指向させる操縦性にとっては、比較的剛性の大きいガイドワイヤを使用することが望ましい。カテーテルのバルーンセグメントの放射線不透過性マーカは、病巣を横切る位置決めを容易にする。次に、バルーンカテーテルは、治療中にX線透視法による視認を可能にするため、コントラスト物質で膨張される。バルーンは、動脈の管腔が充分に拡大されるまで、交互に膨張および収縮される。
疾患のある動脈は一般に拡大されるが、或る場合には、血管は、急性または慢性的に再び細くなり(再狭窄)、このため、拡張術の確実な効果が無効になる。これまでは、血管再狭窄は、しばしば、反復PTCAまたは直視下心臓手術(open heart surgery)を必要とした。殆どの場合は血管再狭窄が生じないが、このような合併症がPTCA手術の全失敗の大きい割合(例えば、このような失敗の25−35%)を占めることは充分頻繁に生じる。
血管再狭窄の危険を小さくするため、疾患のある血管の開通性を、拡張術の完了後に機械的に維持する種々の器具が開発されている。このような機械的体内プロテーシス器具(mechanical endoprosthetic devices)(一般にステントと呼ばれている)は、一般に、半径方向に縮小された形態で血管内に挿入され、病巣を横切って配置され、次に、血管壁と接触するように拡大されて、開通路を維持する。有効なことは、ステントが、或る患者の血管壁が再び細くなる自然の傾向に打勝ち、これにより、ステントが所定位置に配置されないときに血管を通る血流よりも多い正常血流を維持できることである。ステントは、一般に、ワイヤ(単一または複数)またはチューブから形成されかつ永久プロテーゼとして機能することを意図した円筒状の器具である。一般的なステントは、約5−50mmの長さを有している。
拡大可能な種類および自己拡大可能な種類を含む種々の形式のステントが提案されている。拡大可能なステントは、一般に、バルーンカテーテル組立体または他の拡大可能器具により、治療すべき領域に運ばれる。挿入する場合には、ステントは、ステントの直径を最小にするため2つの折畳まれかつ包まれたウイングを備えたバルーンを形成するバルーンカテーテル等のデリバリ器具に沿って、縮小形態で配置される。ステントが病巣を横切って配置された後、ステントは、デリバリ器具により拡大され、ステントの長さが収縮されかつ直径が拡大される。ステントの形成に使用される材料に基いて、ステントは、機械的な力または他の力により新しい形状を維持する。
自己拡大型ステントは、一般に、カテーテル組立体により、治療すべき領域に運ばれる。このようなステントは一般に、縮小できかつ定置されたときは自然に再拡大できる弾性材料から製造される。それはそれとして、自己拡大型ステントは一般に、拡大力を付与するバルーンを必要としない。或るステント設計は、バルーン上にステントを保持しかつ細い血管を通り抜けるための均一外面を組立体に形成すべく、縮小されたステント(およびバルーン組立体)上に配置されるシースを有している。このシースはまた、自己拡大型ステントを縮小形態に維持するのにも使用される。カテーテル組立体がひとたび配置されると、ステントは、シースが摺動可能に引っ込められることにより拡大する。
従来技術のステントには、コイル状ステンレス鋼スプリングと、形状記憶合金から作られた螺旋巻きスプリングコイルと、ジグザグパターンに形成された拡大金属ステントと、ダイヤモンド型、長方形および他のメッシュ状および非メッシュ状設計がある。バルーン取付け型ステントを備えたステント−カテーテル組立体の例として、下記特許文献1−5に開示されたものがある。
或る自己拡大型ステントの定置には幾つかの困難性が付随し、例えば配置精度に関する困難性がある。例えば、或る自己拡大型ステントは、外側拘束シースが拡大ステントから引っ込められたときに発生される摩擦力から、軸線方向にエネルギを蓄えることができる。これにより、摩擦力がステントに作用するときにエネルギを蓄えるスプリングに幾分似た作用を引起こす。ステントがシースの端部を越えて拡大すると、蓄えられたエネルギが瞬時に放出されて、ステントを「ジャンプ」すなわちスリップさせる。いずれにせよ、ジャンピングおよびスリップを制限することによりステントの配置精度を高めることができる自己拡大型ステントを定置する方法を提供することが望ましい。
米国特許第6,613,079号明細書(Wolinsky等) 米国特許第6,589,274号明細書(Stiger等) 米国特許第6,331,189号明細書(Wolinsky等) 米国特許第5,833,694号明細書(Poncet) 米国特許第6,375,676号明細書(Cox) 米国特許第4,464,176号明細書(Wijayarathna) 米国特許第5,704,926号明細書(Sutton)
従って、上記および他の欠点を解消できる管内ステント組立体および該管内ステント組立体を定置する方法を提供することが望まれている。
本発明による第一態様は、管内ステント組立体を提供する。管内ステント組立体は、少なくとも1つのルーメンが形成されたカテーテルを有している。少なくとも1つの膨張可能部材は、カテーテルに配置されかつ前記ルーメンに連通する。膨張可能部材は少なくとも1つの遠位側突出部を備えている。自己拡大型ステントは、縮小形態から拡大形態に拡大可能である。ステントは、縮小形態で膨張可能部材上に配置される。シースが、ステント上に摺動可能に配置され、シースが引っ込められるとステントが拡大形態に拡大する。膨張可能部材は前記ルーメンを通って流れる流体により膨張される。前記少なくとも1つの遠位側突出部は、ステントが定置される間に、膨張可能部材上にステントを保持する。
本発明による第二態様は、管内ステントを定置する方法を提供する。本発明の方法は、膨張カテーテルの少なくとも1つの膨張可能部材上に取付けられる自己拡大型ステントを設ける段階を有する。膨張可能部材は少なくとも1つの遠位側突出部を備えている。シースが、取付けられたステント上に配置される。取付けられたステントは、体管腔内の治療部位に配置される。膨張可能部材が膨張されかつシースが引っ込められる。取付けられたステントが自己拡大し、ステントは、その拡大中に、遠位側突出部により保持される。次に、膨張可能部材が収縮され、膨張カテーテルが体管腔から取出される。ステントは、体管腔内の治療部位に定置された状態に維持される。
本発明による第三態様は、管内ステント組立体を提供する。管内ステント組立体は、膨張カテーテルの少なくとも1つの膨張可能部材上に取付けられる自己拡大型ステントと、シース手段と、ステントの定置中に膨張可能部材上にステントを保持する手段とを有している。
本発明による第四態様は、管内ステント組立体を提供する。管内ステント組立体は、少なくとも1つのルーメンが形成されたカテーテルを有している。カテーテルには少なくとも1つの膨張可能が配置されかつ前記ルーメンに連通する。膨張可能部材は少なくとも1つの保持材料を備えている。自己拡大型ステントが縮小形態から拡大形態に拡大可能である。ステントは、縮小形態で膨張可能部材上に配置される。シースがステント上に摺動可能に配置され、該シースが引っ込められるとステントが拡大形態に拡大する。膨張可能部材は前記ルーメンを通って流れる流体により膨張され、前記少なくとも1つの保持材料は、ステントが定置される間に、膨張可能部材上にステントを保持する。
本発明による第五態様は、管内ステントを定置する方法を提供する。この方法は、膨張カテーテルの少なくとも1つの膨張可能部材上に取付けられる自己拡大型ステントを設ける段階を有する。膨張可能部材は少なくとも1つの保持材料を備えている。取付けられたステント上にシースが配置される。取付けられたステントは、体管腔内の治療部位に配置される。膨張可能部材が膨張されかつシースが引っ込められる。取付けられたステントは自己拡大し、ステントは、この拡大中に、前記少なくとも1つの保持材料により保持される。次に、膨張可能部材が収縮されかつ膨張カテーテルが体管腔から取出される。ステントは、体管腔内の治療部位に定置された状態に維持される。
本発明の上記および他の特徴および長所は、添付図面を参照して述べる本発明の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および図面は本発明の単なる例示であって、特許請求の範囲の記載およびその均等物により定められる本発明の範囲を制限するものではない。
添付図面(ここでは、同じ要素に同じ参照番号が使用されている)を参照すると、図1は、管内ステントを患者内に定置する本発明による方法の一実施形態を示すフローチャートである。以下の説明は、主として、バルーン拡張術の後の自己拡大型管内ステントの定置に関する。本発明は、主として、特定管内ステント組立体を用いて冠動脈内にステントを定置することを説明するが、当業者ならば、発明者が他の種々の用途およびステント組立体の変更を考えていることを理解されよう。例えば、本発明による管内器具は、他の血管、小動脈弁、静脈弁、腸、気管、食道、胆管等の中に使用できる。前述の機能(単一または複数)を遂行できる任意数の器具は本発明に使用できる。また、定置目的および治療部位は、上記のものに限定されない。本発明に特有の有効なステント定置が得られることを維持すると同時に、本発明の器具および方法に多くの修正、置換、付加および変更を加えることができる。
ステントの定置は、膨張カテーテルの膨張可能部材に取付けられる自己拡大型ステントを設けることにより開始される(段階100)。図2Aには、本発明による管内ステント組立体の一実施形態の全体が、参照番号10で示されている。組立体10はカテーテル20を有し、該カテーテル20には、少なくとも1つのルーメン22が形成されている。カテーテル20には少なくとも1つの膨張可能部材24が配置され、該膨張可能部材24はルーメン22に連通している。膨張可能部材24は、後述のように、少なくとも1つの遠位側突出部および少なくとも1つの保持材料からなる。自己拡大型ステント26は、収縮形態から拡大形態に拡大できる。ステント26は、図示のように、収縮形態で膨張可能部材24上に配置される。
本発明の一実施形態では、カテーテル20は細長管状部材からなり、該管状部材は、好ましくは実質的に滑らかでかつ実質的に円形(断面)の内側壁および外側壁を有している。カテーテル20は、その近位端が適当なルア・フィッティング30に固定され、かつ血管との有害接触を低減させる遠位側丸端部32を有している。カテーテル20は、例えば熱可塑性エラストマー、ウレタン、ポリマー、ポリプロピレン、プラスチック、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレンコポリマー(FEP)、ナイロン、Pebax(登録商標)、Vestamid(登録商標)、Tecoflex(登録商標)、Halar(登録商標)、Hyflon(登録商標)、Pellathane(登録商標)、およびこれらの組合せ等の材料から実質的に製造される。カテーテル20の遠位側丸端部32には、ガイドワイヤ36を前進させることができる孔34が形成されている。カテーテル20には更に、血管に治療薬を供給する薬剤デリバリ要素を設けることができる。一実施形態では、薬剤デリバリ要素には、カテーテル20内に配置される少なくとも1つの細長チューブ38を含めることができる。いずれにせよ、治療薬(単一または複数)は、血管内の適当な供給部位で患者に投薬される。
カテーテルは、一般に、場合によっては金属補強体と組合せて1以上のポリマー材料で作られる。或る用途(例えば、小径で曲りくねった動脈)では、このようにアクセスが困難な位置へのカテーテルの前進を容易にするため、カテーテル20を非常に可撓性の大きい材料で形成するのが好ましい。カテーテルを種々の可撓性領域(すなわち、剛性の大きい近位側セクションおよび可撓性の大きい遠位側セクション)で形成することは当業界で知られている。このようなカテーテルの例として、上記特許文献6に開示された2層のチューブで作られたカテーテルがあり、該カテーテルでは、一方の層が、他方の層より可撓性が大きくかつ他方の層の端部からかなりの距離だけ遠位側に突出している。上記特許文献7には、内側管状層および外側管状層と、カテーテルの実質的に全長に沿って両管状層の間に配置された連続螺旋ワイヤコイルとを有するカテーテルが開示されている。ワイヤコイルは、カテーテルの追尾性および押込性を高めるため、可撓性の異なる領域を形成するように構成されている。
一実施形態では、ステント26は、移植可能な任意の種類のプロテーゼ器具として構成し、当業界で知られているようにコーティング(治療薬を含む)を付すことができる。当業者ならば、多くのステント、グラフトおよび移植可能なプロテーゼ器具が本願に開示する定置方法との相容性を有すること、および本願に開示するステント26はプロセスの単なる一例であることは理解されよう。ステント26は、長手方向軸線に沿って延びる通路を形成するほぼ管状の本体を有している。ステント26は、その長手方向軸線に沿って連続的に配置された複数の円筒状セグメント40から形成できる。
ステント26は、円筒状セグメント40が長手方向軸線に向かって半径方向内方に縮小された状態にあるところが示されている。ステント26は、血管腔内に配置するためのコンパクトな輪郭のサイズに縮小され、この時点で、ステント26は拡大されて血管の支持を行う。ステント26は、超弾性挙動(すなわち、塑性変形することなく大きい変形が可能な性質)を呈する1以上のニッケルチタン合金および/または他の合金から製造された自己拡大型ステントである。ステント26は、高耐食性を有する不活性生体適合性材料で製造するのが好ましい。
一実施形態では、膨張可能部材24はバルーンで形成されている。このようなバルーンは、バルーン型拡張術、ステント配置および血管修復−治療手術を行うためのものとして当業界で知られている。バルーンは、3ルーメン、2ルーメンおよび同軸ルーメンを含む種々のルーメン設計のような広範囲の内部構造にすることができる。殆ど全ての種類の内部構造および設計が本願に含まれることを意味する。膨張可能部材24は、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ナイロン、Pebax(登録商標)、Pellathane(登録商標)、Hytrel(登録商標)、Artinel(登録商標)およびこれらのブレンド等の弾性材料から実質的に製造できる。膨張可能部材24は、定置中のステント26の保持能力を増大させる少なくとも1つの保持材料を有している。少なくとも1つの保持材料は、膨張可能部材24上にコーティング(すなわち、ディッピングまたはスプレーによるコーティング)されるか、膨張可能部材24自体の中に一体化される。一実施形態では、膨張可能部材24は、約0.05−1.50ATMの比較的低い膨張圧力で膨張できる。
図2Bに示すように、膨張可能部材24は、外側層44上に配置される接着剤42のような少なくとも1つの保持材料を設けることができる。例えば粘着性を増大させることにより膨張可能部材24上のステント保持能力を増大させるため、および他の有益効果のため、多くの接着剤および他のコーティングが当業界で知られている。このような物質は本発明に使用できる。外側層44の接着剤/コーティングに加えまたはこれらの代わりに、少なくとも1つの保持材料には、膨張可能部材24上の少なくとも1つの表面特徴を付すことができる。この表面特徴は、図2Cに示すような複数のバンプ46、図2Cに示すような複数の隆起部48、および/または任意の粗面化表面で構成できる。表面特徴は、ステントの摩擦保持能力を増大させるための任意数のおよび任意の種類の表面幾何学的形状で構成できる。当業者ならば、本発明による有効なステント保持能力および定置を維持しつつ、膨張可能部材24の接着剤(単一または複数)、コーティング(単一または複数)および表面特徴(単一または複数)の配置、種類および組合せを変えることができることは理解されよう。
取付けられたステント26上にシース28が配置される(段階101)一実施形態では、当業界で知られているように、シース28はステント26上で滑らせることができる。シース28は、好ましくは実質的に滑らかな実質的に円形(断面)の内側壁および外側壁を備えた細長管状部材で構成できる。シース28は、膨張可能部材24上での縮小形態においてさもなくば拡大する虞れのある自己拡大型ステント26を保持できる。また、シース28はまた、細い血管を通り抜けることができるような組立体10の外面を形成する。
図3に示すように、組立体10は、患者50の大腿動脈52に形成された切開を通して(図示)、または上腕動脈または当業界で知られている他の血管に形成された切開を通して、血管腔内に挿入される。組立体10は、予め配置されている可撓性ガイドワイヤ36に沿って前進され、血管通路(この場合は、腸動脈58および腹部大動脈60を含む)を通って治療部位56にアクセスする。組立体10は、次に、大動脈弓62を通って前進され、冠動脈血管64および治療部位56への入口が得られる大動脈小葉内に下行される。所与の治療部位にアクセスするのに、本発明では、上記以外の血管通路も使用できることに留意するのが重要である。
次に、ステント26が、体管腔内の治療部位56(この場合は冠動脈血管64である)に配置される(段階102)。図4A−図4Fには、ステント26の位置およびステント26の連続的定置が示されている。ステント26の位置は、X線透視法および/または血管内超音波(intravascular ultrasound:IVUS)等の当業界で知られた視覚化方法により決定できる。組立体10には、位置決めプロセスを向上させるため、1つ以上の放射線不透過性マーカ70を設けることができる。放射線不透過性材料として、硫酸バリウム、金、銀、タンタル酸化物、タンタル、プラチナ、プラチナ−イリジウム合金、タングステンおよび血管内器具の位置決め補助に一般的に使用されている他の材料がある。図4Aに示すように、ステント26は、治療部位56(この治療部位は、例えば、PTCAにより以前に治療された部位でもよい)に配置される。いずれにせよ、ステント26は、血管64の再狭窄を防止するためのものである。
膨張可能部材24は、図4Bおよび図4Cに示すように膨張される(段階103)。膨張可能部材24は、組立体10を患者内に挿入する前に膨張させることができ、或いは、ステント26の定置の直前に膨張させることができる。膨張は、放射線不透過性コントラスト液体のような流体72を、ルーメン22を通して膨張可能部材24の内部に流入させることにより達成できる。一実施形態では、膨張速度が維持される。膨張が開始されると、膨張可能部材24の遠位側部分が最初に半径方向外方に突出し、「枕」構造74のような遠位側突出部を形成する。枕構造74は、保持材料と協働して、定置中のステント26のスリップを低減させる。一実施形態では、構造74は、遠位側枕部材である。当業者ならば、膨張可能部材24の遠位側突出部は、「枕」状構造74以外の任意数および種々の突出幾何学的形状にすることができることは理解されよう。例えば、遠位側突出部には、定置中のステント26のスリップを低減させることができる幾つかのフィンガ状突出部を設けることができる。他の実施形態では、ステントは、拡大中に少なくとも1つの保持材料により保持される。少なくとも1つの保持材料は、ステントを、接着剤により、摩擦により、またはこれらの両方により保持できる。
一実施形態では、膨張可能部材24は、約0.05−1.50ATMの比較的低い膨張圧力で膨張される。膨張可能部材24が拡大するとき、膨張速度は、バルーン体積の増大が一定になるように維持できる。膨張可能部材24の膨張速度の維持は、1人以上のオペレータにより達成され、および/または当業界で知られている、このような目的のためのインデフレータ器具により達成される。
図4B−図4Dに示すように、シース28が引っ込められ(段階104)、かつステント26が自己拡大する(段階105)。一実施形態では、シース28が引っ込められると、自己拡大型ステント26は自然にその拡大形態をとる。図示のように、ステント26は、シースが引っ込められるにつれて徐々に拡大し、この場合、ステント24の遠位側部分76が近位側部分78より前に拡大する。シース28は、オペレータにより手で引っ込められ、および/またはこのような目的のための当業界で知られている器具により引っ込められる。ステント26は、その拡大中に、遠位側突出部(単一または複数)(例えば、遠位側枕構造74)および保持材料(単一または複数)(例えば、接着剤保持および/または摩擦保持)により保持される(段階106)。前述のように、このようにしてステント26を保持すると、ジャンピングおよびスリップが制限され、従ってステント26の配置精度が高められる。
ステント26の定置後に、膨張可能部材24は、図4Dに示すように収縮される(段階107)。収縮は、膨張可能部材24から流体72をゆっくりと抜出すことにより達成される。次に、図4Eに示すように、定置されたステント26を残して、膨張可能部材24を含む組立体10が患者から引出される(段階108)。或る場合には、定置されたステント26を更に拡大させ、完全な定置を確保することが望ましい。これを達成するため、一般に、ガイドワイヤ36を所定位置に残して、組立体10の残部が患者から取出される。カテーテルの交換を行うことができ、この場合には、図4Fに示すようにバルーン92を含む他のカテーテル90が、定置されたステント26内に配置される(段階109)。ひとたび配置されたならば、バルーン92は定置されたステント26の直径より大きく膨張され、ステント26が完全に拡大されることを確保する。次に、バルーン92が収縮されかつカテーテル90およびガイドワイヤ36が患者から取出されて、管内ステント定置手術が完了する。
本明細書に開示した本発明の実施形態は現時点では好ましいと考えられるが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができる。本発明の管内ステント組立体および定置方法は、いかなる特定設計、形態、方法またはシーケンスにも限定されるものではない。例えば、カテーテル、膨張可能部材、ステント、シース、ガイドワイヤおよび治療部位は、本発明の実用性を制限することなく変更できる。また、説明した順序は変えることができかつ有効なステント定置を行うべく付加段階を設けることもできる。
本明細書を読みかつ添付図面を吟味することにより、当業者には、本発明の無数の他の実施形態が可能であること、および考えられるこのような実施形態は本発明の特許請求の範囲内に包含されるものであることは直ちに明白になるであろう。本発明の範囲は特許請求の範囲の記載により定められ、かつ意味および均等物の範囲に含まれるあらゆる変更は本発明の範囲内に包含されるものである。
患者内に管内ステントを定置する本発明の方法を示すフローチャートである。 本発明による管内ステント組立体を示す概略図である。 本発明による図2Aの組立体の膨張可能部材の外側層を示す他の実施形態の詳細概略図である。 本発明による図2Aの組立体の膨張可能部材の外側層を示す他の実施形態の詳細概略図である。 本発明による図2Aの組立体の膨張可能部材の外側層を示す他の実施形態の詳細概略図である。 本発明による管内ステント組立体定置処置を受けている患者を示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。 本発明による管内ステント組立体の連続的定置処置の1つを示す概略図である。
符号の説明
10 管内ステント組立体
20 カテーテル
22 ルーメン
24 膨張可能部材
26 自己拡大型ステント
28 シース
36 ガイドワイヤ
42 接着剤
46 バンプ
48 隆起部
70 放射線不透過性マーカ

Claims (12)

  1. 少なくとも1つのルーメンが形成されたカテーテルと、
    該カテーテルに配置されかつ前記ルーメンに連通する少なくとも1つの膨張可能部材とを有し、該膨張可能部材は少なくとも1つの遠位側突出部を備え、
    縮小形態から拡大形態に拡大可能な自己拡大型ステントを有し、該ステントは、縮小形態で膨張可能部材上に配置され、
    ステント上に摺動可能に配置されるシースを更に有し、該シースが引っ込められるとステントが拡大形態に拡大し、膨張可能部材は前記ルーメンを通って流れる流体により膨張され、前記遠位側突出部は、ステントが定置される間に、膨張可能部材上にステントを保持することを特徴とする管内ステント組立体。
  2. 前記膨張可能部材はバルーンからなることを特徴とする請求項1記載の管内ステント組立体。
  3. 前記遠位側突出部は、膨張可能部材が膨張されると半径方向外方に突出することを特徴とする請求項1記載の管内ステント組立体。
  4. 前記遠位側突出部は遠位側枕部材からなることを特徴とする請求項1記載の管内ステント組立体。
  5. 拡大されたステント内に配置されて、ステントを更に拡大するバルーンを更に有することを特徴とする請求項1記載の管内ステント組立体。
  6. 膨張カテーテルの少なくとも1つの膨張可能部材上に取付けられる自己拡大型ステントと、
    シース手段と、ステントの定置中に膨張可能部材上にステントを保持する手段とを有することを特徴とする管内ステント組立体。
  7. 定置されたステントを更に拡大する手段を更に有することを特徴とする請求項11記載の管内ステント組立体。
  8. 少なくとも1つのルーメンが形成されたカテーテルと、
    該カテーテルに配置されかつ前記ルーメンに連通する少なくとも1つの膨張可能部材とを有し、該膨張可能部材は少なくとも1つの保持材料を備え、
    縮小形態から拡大形態に拡大可能な自己拡大型ステントを有し、該ステントは、縮小形態で膨張可能部材上に配置され、
    ステント上に摺動可能に配置されるシースを更に有し、該シースが引っ込められるとステントが拡大形態に拡大し、膨張可能部材は前記ルーメンを通って流れる流体により膨張され、前記少なくとも1つの保持材料は、ステントが定置される間に、膨張可能部材上にステントを保持することを特徴とする管内ステント組立体。
  9. 前記膨張可能部材はバルーンからなることを特徴とする請求項13記載の管内ステント組立体。
  10. 前記少なくとも1つの保持材料は、接着剤および少なくとも1つの表面特徴からなる群から選択された少なくとも1つの材料からなることを特徴とする請求項13記載の管内ステント組立体。
  11. 前記少なくとも1つの表面特徴は、バンプ、隆起部およびきめからなる群から選択された少なくとも1つの特徴からなることを特徴とする請求項15記載の管内ステント組立体。
  12. 拡大されたステント内に配置されて、ステントを更に拡大するバルーンを更に有することを特徴とする請求項13記載の管内ステント組立体。
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