JP2004357805A - カテーテル組立体 - Google Patents

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猛成 伊藤
Tetsuya Fukuoka
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Abstract

【課題】互いに先端部の形状が異なる2重のカテーテルを備えることにより、当該先端部を挿入・留置する部位までの到達し易さと当該部位での固定力の向上との両立を図ることができるカテーテル組立体を提供すること。
【解決手段】外カテーテル本体3を有する外カテーテル2と、外カテーテル本体3内に挿入し得る内カテーテル本体7を有する内カテーテル6とを備えるカテーテル組立体1である。外カテーテル本体3の先端部と内カテーテル本体7の先端部とは、互いに異なる湾曲形状をなしており、外カテーテル本体3の先端部は、内カテーテル本体7の先端部より柔軟性に富んでいる。外カテーテル本体3内に内カテーテル本体7をそれらの先端部同士が重なるように挿入すると、外カテーテル本体3の先端部の湾曲形状が内カテーテル本体7の先端部の湾曲形状に対応して変形する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、心臓またはその周辺組織、特に、左・右冠状動脈(以下単に「冠動脈」とも言う)に挿入して用いられるカテーテル組立体に関するものである。より詳しくは、特にPTCA用の拡張カテーテル、ステント運搬用カテーテルなどの処置用カテーテルを血管の目的部位へ導入するためのガイディングカテーテル、あるいは血管の目的部位に造影剤を注入する造影用カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
選択的な血管造影において、例えば右冠状動脈を造影する場合、右冠状動脈の入口にカテーテルの先端を挿入し、該カテーテルを介して造影剤を注入し、選択的な造影画像を得て、冠状動脈の疾患を診断していた。このとき、カテーテルは、その先端形状が右冠状動脈に挿入し易い形状をなしたものが選択され、用いられる。このような先端形状の相違に着目したカテーテルの種類としては、例えば、ジャドキンス(Judkins)タイプ、アンプラッツ(Anplatz)タイプ等がある。また、これらのうちの特定のタイプのもの、例えば、ジャドキンスタイプのカテーテルでも、右冠状動脈用と左冠状動脈用と異なる先端形状をなしている。
【0003】
しかしながら、目的部位(造影部位)の相違、すなわち右冠状動脈と左冠状動脈とで、それぞれ、それに合致した異なるカテーテルを選択し、使用しなければならず、また、特殊な解剖学的形状の血管を持つ患者の場合には、さらに異なる形状の専用のカテーテルを使用する必要がある。
【0004】
そのため、予め多種多様なカテーテルを用意しておかねばならず、特に、右冠状動脈と左冠状動脈の双方を造影する場合には、右冠状動脈用カテーテルで右冠状動脈を造影した後、そのカテーテルを左冠状動脈用カテーテルに交換し、左冠状動脈を造影する必要があるので、作業に多大な手間と時間を要するとともに、患者への負担が増大すると言う問題があった。
【0005】
この問題に対し、従来のカテーテル組立体は、左ジャトキンス形状と呼ばれる形状を有するカテーテルをベースとし、スライド可動式のアウタージャケットを被せ、このアウタージャケットの移動によりアングル形状を変化させ、左ジャトキンス形状を有するカテーテル、右ジャトキンス形状を有するカテーテル両方の機能を持たせることにより、相互の入れ替え操作およびそれに伴う付帯操作を無くしている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、このようなカテーテル組立体は、例えば右冠状動脈、左冠状動脈のような目的部位までカテーテル組立体を挿入させることができるような形状を有しているが、当該目的部位でカテーテル組立体を保持する(固定する)のに適した形状ではないと言う問題があった。そのため、目的部位に挿入したカテーテル組立体が目的部位から抜けてしまうおそれがあった。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−285546号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、互いに先端部の形状が異なる2重のカテーテルを備えることにより、当該先端部を挿入・留置する部位までの到達し易さと当該部位での固定力の向上との両立を図ることができるカテーテル組立体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(17)の本発明により達成される。
【0010】
(1) 外カテーテル本体を有する外カテーテルと、前記外カテーテル本体内に挿入し得る内カテーテル本体を有する内カテーテルとを備えるカテーテル組立体であって、
前記外カテーテル本体の先端部と前記内カテーテル本体の先端部とは、互いに異なる湾曲形状をなし、
前記外カテーテル本体の先端部は、前記内カテーテル本体の先端部より柔軟性に富んでおり、
前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体をそれらの先端部同士が重なるように挿入すると、前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状が前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状に対応して変形することを特徴とするカテーテル組立体。
【0011】
(2) 前記外カテーテルと前記内カテーテルとを組立てたときに、前記外カテーテル本体の先端と前記内カテーテル本体の先端とがほぼ一致する上記(1)に記載のカテーテル組立体。
【0012】
(3) 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、当該先端部を挿入・留置する部位に保持したときの位置保持性を向上し得るような形状をなしている上記(1)または(2)に記載のカテーテル組立体。
【0013】
(4) 前記外カテーテル本体の先端と前記内カテーテル本体の先端とがほぼ一致するように、前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体を挿入した状態の前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状とほぼ等しい上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0014】
(5) 前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、当該先端部を挿入・留置する部位まで前記カテーテル組立体を円滑に到達させ得るような形状をなしている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0015】
(6) 前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体を挿入した状態から、少なくとも前記外カテーテル本体の先端部から前記内カテーテル本体の先端部を抜去した状態にすると、前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、ほぼ元の湾曲形状に戻る上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0016】
(7) 前記外カテーテル本体の先端部の曲率半径の平均をR[mm]とし、大動脈弓の最大内径の半径をD[mm]したとき、前記Rと前記Dとの比R/Dが1〜2となる関係を満足する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0017】
(8) 前記内カテーテル本体の先端部の曲率半径の平均をR[mm]としたとき、前記Rと前記Dとの比R/Dが0.3〜1となる関係を満足する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0018】
(9) 前記外カテーテル本体は、内層、外層およびそれらの間に位置する補強材層の少なくとも3層を有する積層部と、前記積層部の先端側に設けられた柔軟性に富むソフトチップとで構成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0019】
(10) 前記内層の少なくとも一部は、低摩擦材料で構成されている上記(9)に記載のカテーテル組立体。
【0020】
(11) 前記内カテーテル本体は、その先端部に柔軟性に富むソフトチップを有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0021】
(12) 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、同一方向にのみ湾曲し、かつ、少なくとも1回交差したループを有する形状をなしている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0022】
(13) 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、3つの湾曲部と各湾曲部および前記外カテーテル本体の先端の間を接続する略直線部とからなるS字状をなす部分を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0023】
(14) 前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、同一方向にのみ湾曲し、かつ、交差には到らないような形状をなしている上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0024】
(15) 温度37℃の水中における前記外カテーテル本体の先端部の曲げ応力をσ[gf]とし、温度37℃の水中における前記内カテーテル本体の先端部の曲げ応力をσ[gf]としたとき、σ/σが1.05〜3となる関係を満足する上記(1)ないし(14)のいずれかに記載のカテーテル組立体。
【0025】
(16) 前記曲げ応力σは、10〜400gfである上記(15)に記載のカテーテル組立体。
【0026】
(17) 前記曲げ応力σは、20〜500gfである上記(15)または(16)に記載のカテーテル組立体。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカテーテル組立体を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0028】
<第1実施形態>
本実施形態は、例えばPTCA用のバルーンカテーテルなどの処置用カテーテルを導入するガイディングカテーテル、もしくは造影剤を注入する造影用カテーテルとして用いられるカテーテルであって、それらを左冠状動脈に挿入・留置するカテーテルである。
【0029】
図1は、本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図、図2は、本発明のカテーテル組立体を構成している外カテーテルの全体形状を示す平面図、図3は、本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの全体形状を示す平面図、図4は、本発明のカテーテル組立体の内部にガイドワイヤーを挿通させたときの全体形状を示す平面図、図5は、本発明のカテーテル組立体の血管への導入法を示す説明図、図6は、本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図、図7は、図2中の外カテーテルの先端部の縦断面図、図17は、3点曲げ方法を模式的に示す説明図である。なお、本明細書では、図1(図2、3、4、7も同様)中の右側を「基端」、左側を「先端」とし、基端に近い側を「近位」、遠い側「遠位」として説明する。
【0030】
図1に示すように、本発明のカテーテル組立体1は、外カテーテル2と内カテーテル6とを備えている。
【0031】
図2に示すように、外カテーテル2は、外カテーテル本体3と該外カテーテル本体3の基端に装着(固定)されたハブ4とで構成されている。
【0032】
図3に示すように、内カテーテル6は、外カテーテル本体3内に挿入し得る内カテーテル本体7と該内カテーテル本体7の基端に装着(固定)されたハブ8とで構成されている。
【0033】
内カテーテル本体7の先端側から内カテーテル本体7をハブ4の基端側へ挿入して、ハブ4とハブ8とを嵌合させると、図1に示すように、外カテーテル2と内カテーテル6とが組立てられた状態(以下、単に「組立状態」と言う)となる。
【0034】
まず、外カテーテル2について説明する。外カテーテル本体3は、可撓性を有するチューブで構成されている。また、外カテーテル本体3の内径は、特に限定されないが、外カテーテル本体3の細径化を考慮して、通常3mm以下であるのが好ましく、2.5mm以下であるのがより好ましく、2.0mm以下であるのがさらに好ましい。
【0035】
図2に示すように、この外カテーテル本体3は、基端側から、ほぼ直線状に延びる近位部31および中間部32と、該中間部32からさらに先端の方へ伸びており、所望の湾曲形状をなしている先端部33とを有している。
【0036】
先端部33は、湾曲部331と遠位端部332とを有している。湾曲部331は、平面視で、中間部32から同一方向にのみ湾曲し、かつ、中間部32と1回交差したループを有する形状をなしている。遠位端部332は、平面視で、湾曲部331と中間部32との交差点から外カテーテル本体3の長手方向とほぼ同じ方向に向いており、直線状に伸びる部分を有している。
【0037】
なお、本実施形態では、湾曲部331は、中間部32と1回のみ交差しているが、1回に限定されず、当該先端部33を挿入・留置する部位に保持したときの位置保持性を向上し得るような湾曲した形状であれば、複数回交差していてもよい。
【0038】
近位部31および中間部32は、外力を加えない状態(曲げ、ねじり、引っ張り、圧縮等の外力を付与しない自然な状態)で、ほぼ直線状をなしている。なお、近位部31と中間部32とは、本実施形態のように、これらの境界がなく、一体のものであることに限定しない。例えば、近位部31と中間部32とがそれぞれ別に構成されていてもよい。
【0039】
近位部31および中間部32の長さ、すなわち外カテーテル本体3の基端から湾曲部331までの長さは、特に限定されないが、通常は、450〜1500mm程度であるのが好ましく、600〜1200mm程度であるのがより好ましい。また、小児や乳幼児用の場合には、さらに短くてもよい。
【0040】
湾曲部331は、外力を加えない状態(曲げ、ねじり、引っ張り、圧縮等の外力を付与しない自然な状態)で、所望の形状に湾曲(屈曲)している。ここで、外カテーテル本体3の先端部33の曲率半径の平均をR[mm]とし、大動脈弓109の最大内径(半径)をD[mm]したとき、先端部33の曲率半径の平均と大動脈弓109の最大内径との比R/Dは、1.0〜2.0となる関係を満足している。
【0041】
/Dが小さ過ぎると、湾曲部331が大動脈弓109の内壁に当接する部分が少なくなり、先端部33を大動脈弓109内に留置する部位に保持したときの位置保持性が低下したり、湾曲部331で折れ曲がりを生じ易く後述するルーメン5が閉塞したりするおそれがある。また、R/Dが大き過ぎると、湾曲部331が大動脈弓の内壁を圧迫しすぎてしまい、患者への負担が増大するおそれがある。
【0042】
なお、ここで言う大動脈弓109の最大内径とは、右左冠状動脈の入口付近における内径であり、個人差はあるが、具体的には半径15〜20mm程度である。
【0043】
曲率半径の平均Rは、特に限定されないが、前記R/Dが好ましい範囲を満たすのに有効なものとして、25〜60mm程度であるのが好ましく、30〜50mm程度であるのがより好ましい。
【0044】
遠位端部332の長さは、特に限定されないが、1〜10mm程度であるのが好ましく、2〜6mm程度であるのがより好ましい。このような範囲とすることにより、遠位端部332の左冠状動脈への挿入を好適に行うことができる。
【0045】
図6(b)に示すように、このような先端部33の湾曲形状は、先端部33を左冠状動脈口106に保持(留置)したときに、大動脈弓109の内壁に、広い面積で接触することとなるため、位置保持性を向上し得るような形状となっている。
【0046】
なお、カテーテルの先端部を、例えば左冠状動脈口106と右冠状動脈口101との間の部位150(図6参照)等に留置したとき、このカテーテルが部位150の内面に当接することにより、固定されることをバックアップと言う。さらに、バックアップをさせるような力をバックアップ力と言う。
【0047】
図7に示すように、外カテーテル本体3は、内層34、外層35およびそれらの間に位置する補強材層36の3層を有する積層部と、当該積層部に設けられた柔軟性に富むソフトチップ37とで構成されている。また、外カテーテル本体3のほぼ中心部には、外カテーテル本体3の全長にわたって、ルーメン5が形成されている。ルーメン5は、ソフトチップ37の先端に開放し、先端開口371を形成している。
【0048】
外層35は、第1の領域351と、第1の領域351より基端側に位置する第2の領域352と、第2の領域352より基端側に位置する第3の領域353と、第3の領域353より基端側に位置する第4の領域354とを有している。さらに、第3の領域353は、第4の領域354より柔軟性に富んでおり、第2の領域352は、第3の領域353より柔軟性に富んでおり、第1の領域351は、第2の領域352より柔軟性に富んでいる。
【0049】
また、これらの領域(第1の領域351、第2の領域352、第3の領域353および第4の領域354)を構成する材料としては、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、さらには、これらのうちの2種以上を組合せたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)が挙げられる。
【0050】
内層34は、ルーメン5内(外カテーテル本体3内)に内カテーテル本体7を挿入する際に、少なくとも内カテーテル本体7と接する部分が低摩擦材料で構成されているのが好ましい。
【0051】
低摩擦材料としては、例えば、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエステルポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等の各種樹脂材料が挙げられる。
【0052】
補強材層36は、外カテーテル本体3を補強する補強材を有している。この補強材としては、例えば、線状体で構成されたもの、網状体で構成されたものが挙げられる。線状体で構成されたものとしては、らせん状にしたもの等が挙げられる。線状体は、好ましくは金属または硬質樹脂等で構成されている。具体例を挙げると、外カテーテル本体3の径方向の肉厚が薄くなるように、ステンレス鋼の線を平板状に潰し加工したものを編んだもの等が挙げられる。
【0053】
また、外カテーテル本体3を構成する層の数や各層の構成材料、補強材の有無等は、外カテーテル本体3の長手方向にそって異なっていてもよい。例えば、外カテーテル本体3の先端側の部分に、より柔軟性を持たせるために、例えば、湾曲部331および遠位端部332のうちのいずれか一方の部分を、他方の部分に比べて層の数を減らしたり、より柔軟な材料を用いたり、当該部分にのみ補強材を配置しなかったりすることができる。
【0054】
なお、カテーテル組立体1の体内への挿入はX線透視下でその位置を確認しつつ行われるため、外層35の構成材料中には、X線不透過材料(X線造影剤)が配合されているのが好ましい。X線不透過材料としては、例えば、硫酸バリウム、酸化ビスマス、タングステン等が使用可能である。さらに、X線不透過材料を当該外層35の構成材料に配合する割合としては、30〜80wt%が好ましい。
【0055】
また、このようなX線不透過材料は、外カテーテル本体3の全長にわたって存在している場合に限らず、外カテーテル本体3の一部、例えば、湾曲部331および遠位端部332のうちのいずれか一方に存在していてもよい。
【0056】
また、内層34は、前述したように、内カテーテル本体7と接する部分が低摩擦材料で構成されていることに限定せず、内層34全体が低摩擦材料で構成されていてもよい。
【0057】
ソフトチップ37は、軟質材料で構成されている。これにより、組立状態のカテーテル組立体1の体内への挿入時に、外カテーテル本体3の先端による血管の損傷をより確実に防止することができる。
【0058】
ソフトチップ37の構成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられる。
【0059】
外カテーテル本体3の基端には、ハブ4が装着(固定)されている。このハブ4には、ルーメン5と連通する内腔が形成されている。この内腔は、ルーメン5の内径とほぼ等しい内径を有し、ルーメン5の基端部内面に対し、段差等を生じることなく連続している。
【0060】
このようなハブ4からは、例えば、ガイドワイヤー、カテーテル類(例えば、PTCA用のバルーンカテーテル)、内視鏡、超音波プローブ、温度センサー等の長尺物(線状体)を挿入したり、造影剤(X線造影剤)、薬液、生理食塩水等の各種液体を注入しまたは抜去したりすることができる。また、ハブ4は、例えば、血圧測定等の際に他の器具と接続することもできる。
【0061】
また、外カテーテル本体3とハブ4とを連結している部分に、補強機能を有する被覆部材(耐キンクプロテクター)41が設けられている。これにより、当該部分の折れ曲がり(キンク)がより有効に防止することができる。
【0062】
次に、内カテーテル6について説明する。内カテーテル本体7は、可撓性を有するチューブで構成されている。また、内カテーテル本体7の外径は、特に限定されないが、外カテーテル本体3の細径化を考慮して、通常2.1mm以下であるのが好ましく、1.8mm以下であるのがより好ましく、1.5mm以下であるのがさらに好ましい。さらに、当該内カテーテル本体7の外径と前述した外カテーテル本体3の内径との比は、0.9〜0.99であることが好ましい。
【0063】
図3に示すように、この内カテーテル本体7は、基端側から、ほぼ直線状に延びる近位部71および中間部72と、該中間部72からさらに先端の方へ伸びており、所望の湾曲形状をなしている先端部73とを有している。
【0064】
先端部73は、湾曲部731を有している。湾曲部731は、平面視で、中間部72から同一方向にのみ湾曲し、かつ、中間部32と交差には到らないような形状をなしている。
【0065】
近位部71および中間部72は、外力を加えない状態(曲げ、ねじり、引っ張り、圧縮等の外力を付与しない自然な状態)で、ほぼ直線状をなしている。なお、近位部71と中間部72とは、本実施形態のように、これらの境界がなく、一体のものであることに限定されない。例えば、近位部71と中間部72とがそれぞれ別に構成されていてもよい。
【0066】
近位部71および中間部72の長さ、すなわち内カテーテル本体7の基端から湾曲部731までの長さは、特に限定されないが、通常は、450〜1500mm程度であるのが好ましく、600〜1200mm程度であるのがより好ましい。また、小児や乳幼児用の場合には、さらに短くてもよい。
【0067】
湾曲部731は、外力を加えない状態(曲げ、ねじり、引っ張り、圧縮等の外力を付与しない自然な状態)で、所望の形状に湾曲(屈曲)している。ここで、内カテーテル本体7の先端部73の曲率半径の平均をR[mm]としたとき、先端部73の曲率半径の平均と大動脈弓109の最大内径(半径)との比R/Dは、0.3〜1.0となる関係を満足している。これにより、先端部73を左冠状動脈口106へ円滑に到達(挿入)させることができる。
【0068】
曲率半径の平均Rは、特に限定されないが、前記R/Dが好ましい範囲を満たすのに有効なものとして、5〜25mm程度であるのが好ましく、10〜20mm程度であるのがより好ましい。
【0069】
図6(a)に示すように、このような内カテーテル本体7の先端部73の湾曲形状は、先端部33を左冠状動脈口106へ円滑に到達(挿入)させ得るような形状となっている。
【0070】
なお、カテーテルの先端部を例えば左冠状動脈口106、右冠状動脈口101に挿入することをエンゲージと言う。
【0071】
内カテーテル本体7は、先端部73に柔軟性に富むソフトチップ77を有している。また、内カテーテル本体7のほぼ中心部には、内カテーテル本体7の全長にわたって、ルーメン9が形成されている。ルーメン9は、ソフトチップ77の先端に開放している。
【0072】
ソフトチップ77は、軟質材料で構成されている。これにより、組立状態のカテーテル組立体1の体内への挿入時に、内カテーテル本体7の先端による血管の損傷をより確実に防止することができる。
【0073】
軟質部材の構成材料としては、前記ソフトチップ37と同様の材料が挙げられる。
【0074】
なお、内カテーテル本体7は、前述したような積層構造または補強材層のない積層構造で構成されていてもよいし、単層で構成されていてもよい。
【0075】
内カテーテルを構成している材料としては、例えば、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエステルポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリオレフィン等の各種樹脂材料が挙げられる。
【0076】
内カテーテル本体7の基端には、ハブ8が装着(固定)されている。このハブ8には、ルーメン9と連通する内腔が形成されている。この内腔は、ルーメン9の内径とほぼ等しい内径を有し、ルーメン9の基端部内面に対し、段差等を生じることなく連続している。
【0077】
このようなハブ8からは、例えば、ガイドワイヤー、カテーテル類(例えば、PTCA用のバルーンカテーテル)、内視鏡、超音波プローブ、温度センサー等の長尺物(線状体)を挿入したり、造影剤(X線造影剤)、薬液、生理食塩水等の各種液体を注入しまたは抜去したりすることができる。また、ハブ8は、例えば、血圧測定等の際に他の器具と接続することもできる。
【0078】
なお、内カテーテル本体7とハブ8とを連結している部分に、補強機能を有する被覆部材(耐キンクプロテクター)が設けられていてもよい。
【0079】
さて、外カテーテル本体3の先端部33と内カテーテル本体7の先端部73との柔軟性(剛性)の関係を述べる。
【0080】
先端部33より先端部73の方が剛性が高い。従って、先端部33(外カテーテル本体3)内に先端部73(内カテーテル本体7)を挿入すると、先端部73の形状に依存性が強く現れて、先端部33の形状は、先端部73の形状に従うような形状になる。
【0081】
なお、先端部33と先端部73との曲げ応力の関係は、以下のような関係が好ましい。
【0082】
まず、温度37℃の水中における外カテーテル本体3の先端部33の曲げ応力をσ[gf]とし、温度37℃の水中における内カテーテル本体7の先端部73の曲げ応力をσ[gf]としたとき、それぞれの曲げ応力は、σが10〜400gfであり、σが20〜500gfであるのが好ましい。
【0083】
また、温度37℃の水中における先端部73の曲げ応力と温度37℃の水中における先端部33の曲げ応力との比σ/σが1.05〜3.0となる関係を満足しているのが好ましい。この関係から、先端部33は、先端部73より柔軟性に富んでいることが言える。すなわち、先端部73の方が先端部33より剛性が高い。
【0084】
以下、具体例を挙げて曲げ応力を説明する。
外カテーテル2の材料として、外層35にポリエステルエラストマー(東洋紡社製ペルプレンP280B)、内層34にポリテトラフルオロエチレン、補強材層36に平板を編組状にしたステンレス鋼を用いた。
【0085】
内カテーテル6の材料として、ポリブチレンテレフタレート単層を用いた。
これらの材料を用いて、外カテーテルおよび内カテーテルを表1に示すような外径および内径となるように製作した。
【0086】
また、それらの外カテーテル2および内カテーテル6それぞれについて、図17に示す方法で曲げ応力を測定した。測定条件は、水中37℃、3点曲げ法により測定、支点間距離45mm、押し込み速度5mm/min、撓み量7mmで、オートグラフにて曲げ応力を測定した。
【0087】
【表1】
Figure 2004357805
【0088】
表1に示すように、曲げ応力は、σが71gf、σが91gfとなった。これにより、前記σ/σ=1.28であった。
【0089】
以上のような外カテーテル2と内カテーテル6とを有する組立状態のカテーテル組立体1について述べる。
【0090】
まず、カテーテル組立体1の組立方法を説明する。ハブ4に内カテーテル本体7をソフトチップ77側から挿入する。さらに挿入を続けると、内カテーテル本体7は、外カテーテル本体3内へ挿入されて行く。ハブ4とハブ8とが嵌合するまで挿入し続けると、外カテーテル本体3と内カテーテル本体7との先端部同士(先端部33および先端部73)が重なる。このとき、外カテーテル2のソフトチップ37の先端部と内カテーテル6のソフトチップ77の先端部とがほぼ一致し、組立状態のカテーテル組立体1となる。
【0091】
以上のように組立てられたカテーテル組立体1は、前述したように内カテーテルの先端部73が外カテーテルの先端部33より剛性が高く、かつ、組立状態では先端部同士が重なる。従って、剛性が高い方に依存して、組立状態のカテーテル組立体1の先端部10は、先端部73のような形状(先端部73に近似した形状)となる。
【0092】
次に、組立状態から、少なくとも先端部33から先端部73を抜去した状態について述べる。
【0093】
この状態においては、先端部33内に先端部73が存在せず、ルーメン5が中空になるので、先端部33は、内カテーテル本体7からの外力が加わらない状態(曲げ、ねじり、引っ張り、圧縮等の外力が付与されない自然な状態)となる。従って、先端部33の湾曲形状は、外力が加わらない状態のほぼ元の湾曲形状に戻ることとなる。
【0094】
また、組立状態のカテーテル組立体1を使用する際、該カテーテル組立体1と共に、ほぼ直線状のガイドワイヤー13を使用する。
【0095】
図4に示すように、ガイドワイヤー13は、内カテーテル本体7のルーメン9内に挿入される。ガイドワイヤー13は、内カテーテル6(先端部73)よりも剛性が高いので、ガイドワイヤー13を挿入すると、組立状態のカテーテル組立体1は、ほぼ直線状となる。
【0096】
次に、本発明のカテーテル組立体1の使用方法の一例について説明する。
図5に示すように、セルジンガー法によりカテーテルイントロデューサー11を例えば右大腿動脈、右上腕動脈または右橈骨動脈のような動脈(導入部位)14に穿刺し、該カテーテルイントロデューサー11のシース12内に、ルーメン9内にガイドワイヤー13を挿入した本発明のカテーテル組立体1を挿入し、ガイドワイヤー13を先行させ、カテーテル組立体1の先端をシース12の先端開口121から動脈14内へ挿入する。
【0097】
次に、組立状態のカテーテル組立体1を図5中矢印方向にガイドワイヤー13を先行させて徐々に送り、該カテーテル組立体1の先端部10を挿入・留置する部位(例えば、右冠状動脈、左冠状動脈、左心室等)に向けて進めて行く。この際、先端部10が血管の湾曲部(屈曲部)を円滑に通過するため、または血管の分岐を適正に選択するために、該カテーテル組立体1に対するガイドワイヤー13の出し入れ、該カテーテル組立体1の前進・後退および回転を適宜組み合わせた操作を行う。
【0098】
以下、組立状態のカテーテル組立体1の先端部10を左冠状動脈へ挿入する際の操作(手技)について、図6に基づき、詳細に説明する。なお、これらの操作は、いずれも、X線透視下で該カテーテル組立体1の位置や姿勢を確認しながら行われる。
【0099】
大腿動脈にカテーテルイントロデューサー11を穿刺し、ガイドワイヤー13を組立状態のカテーテル組立体1(内カテーテル本体7)のルーメン9内に挿入した状態で、カテーテル組立体1をカテーテルイントロデューサー11に挿入し、以後はガイドワイヤー13を先行させて、腹部大動脈105から上行大動脈100までカテーテル組立体1の先端部10を進める。先端部10が左冠状動脈口106より約10cm上方に位置したら該カテーテル組立体1の進行を止め、ガイドワイヤー13を抜去して、先端部10の形状を該カテーテル組立体1の湾曲形状(自然状態)にさせる。
【0100】
次に、組立状態のカテーテル組立体1の先端位置を確認しながら、ゆっくりと該カテーテル組立体1を押し進めると、カテーテル組立体1の先端部10(先端部33)は、上行大動脈100の左内壁104に接触しつつ下方に移動し、左冠状動脈口106に挿入される。前述したように、このときの先端部10(先端部33)の形状は、エンゲージをし易い形状となっている。
【0101】
なお、組立状態のカテーテル組立体1の先端部10が左冠状動脈口106と反対方向を向いている場合は、カテーテル組立体1を反時計方向にわずかに回転させてカテーテル組立体1の先端部10を左冠状動脈口106の方向へ向け、そのままゆっくりと押し進める。これにより、先端部10は容易に左冠状動脈口106内に挿入(エンゲージ)される。
【0102】
次に、組立状態のカテーテル組立体1から内カテーテル6を抜去して、外カテーテル2の先端部33の形状を予め成形された湾曲形状(自然状態)にさせる。該湾曲形状は、バックアップに適した形状となるので、先端部33は、左冠状動脈口106に強固に固定される。
【0103】
以上のような操作により、先端部33が左冠状動脈口106に固定された後、ハブ4に図示しない造影剤注入器具のコネクタを接続し、造影剤を注入する。注入された造影剤は、ハブ4を経て、ルーメン5内を通り、ソフトチップ37の先端開口371から左冠状動脈内に噴出される。これにより、狭窄部110の造影がなされる。
【0104】
なお、このとき、前記造影剤の噴出による反力が先端部33(外カテーテル本体3)に生じるが、前述したように十分なバックアップ力が得られていることによって、先端部33が左冠状動脈口106から離脱することが防止される。
【0105】
次に、前記造影剤注入器具のコネクタをハブ4から取り除く。その後、ハブ4およびルーメン5を経由して、PTCA用のバルーンカテーテル15等の処置用カテーテルを挿入し、該PTCA用のバルーンカテーテル15の先端部151を先端開口371から突出させる。さらに、左冠状動脈内に存在する狭窄部110まで先端部151を押し進めていき、拡張治療を行う。
【0106】
なお、このとき、前記PTCA用のバルーンカテーテル15の左冠状動脈口106への挿入による反力が先端部33(外カテーテル本体3)に生じるが、前述と同様に、十分なバックアップ力が得られていることにより、先端部33が左冠状動脈口106から離脱することが防止され得る。
【0107】
ここで、外カテーテル2、内カテーテル6およびガイドワイヤー13を適宜組み合わせたときの評価を行う。評価項目は、先端部10を挿入する部位(左冠状動脈口106)へ到達させる到達性、前記部位でのエンゲージのし易さ、前記部位での位置保持性(バックアップの確実さ)である。また、それぞれの評価項目に対する評価結果を表2に示す。
【0108】
なお、表2中の◎は、極めて良好、○は、良好または可能、×は、行わないまたは困難を表す。
【0109】
また、表2中の外は、外カテーテル2、内は、内カテーテル6、GWは、ガイドワイヤー13、+は、部材同士を組み合わせている(一方を他方の中に挿入している)ことを表す。
【0110】
前述した凡例により、表2中のケースNo.1は、組立状態のカテーテル組立体1内にガイドワイヤー13を挿入した場合、ケースNo.2は、ケースNo.1の組合せからガイドワイヤー13を抜去した(組立状態のカテーテル組立体1の)場合、ケースNo.3は、ケースNo.2の組合せから内カテーテル6を抜去した(外カテーテル2のみの)場合、ケースNo.4は、外カテーテル2内にガイドワイヤー13を挿入した場合を表す。
【0111】
【表2】
Figure 2004357805
【0112】
表2より、No.1では、到達性に優れている、No.2では、ある程度の位置保持性があり、エンゲージが極めてし易い、No.3では、エンゲージが可能であり、位置保持性が極めて優れている。
【0113】
No.2とNo.3とを比較すると、先端の形状が先端部73の形状に近似している組立状態のカテーテル組立体1(No.2)の方がエンゲージのし易さに優れており、先端の形状が固定するのに適した形状の外カテーテル2のみ(No.3)の方が位置保持性に優れている。
【0114】
このように、本発明のカテーテル組立体1は、外カテーテル本体3内への内カテーテル本体7の挿入、抜去を選択することにより、その先端部10(先端部33)をこれら2つの先端形状に適宜変更することができる。すなわち、エンゲージを行うときと固定するときとで、それぞれに適した形状を選択し、これにより、1つのカテーテル組立体1でエンゲージのし易さとバックアップの確実さとをそれぞれ必要時に発揮することができ、すなわち、エンゲージのし易さとバックアップの確実さとの両立を図ることができる。
【0115】
<第2実施形態>
本実施形態は、前述した第1実施形態と同様のカテーテルであって、それらを右冠状動脈に挿入・留置するカテーテルである。
【0116】
図8は、本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図、図9は、本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの全体形状を示す平面図、図10は、本発明のカテーテル組立体の内部にガイドワイヤーを挿通させた時の全体形状を示す平面図、図11は、本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。なお、本明細書では、図8(図9、10も同様)中の右側を「基端」、左側を「先端」とし、基端に近い側を「近位」、遠い側「遠位」として説明する。
【0117】
以下、これらの図を参照して本発明のカテーテル組立体の第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0118】
図8に示す本実施形態のカテーテル組立体1Aは、内カテーテルの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。本発明のカテーテル組立体1Aは、外カテーテル2と内カテーテル6Aとを備えている。このうち、外カテーテル2は、前記実施形態と共通のものである。
【0119】
図9に示すように、内カテーテル6Aは、外カテーテル本体3内に挿入し得る内カテーテル本体7Aと該内カテーテル本体7Aの基端に装着(固定)されたハブ8とで構成されている。
【0120】
内カテーテル本体7Aは、基端側から、ほぼ直線状に延びる近位部71および中間部72と、該中間部72に対しわずかに湾曲している湾曲部721と、該湾曲部721と反対方向に湾曲している先端部73Aとを有している。
【0121】
先端部73Aは、第1の湾曲部732と第2の湾曲部733と遠位端部734とを有している。
【0122】
第1の湾曲部732は、外力を加えない状態で、湾曲部721と反対方向にゆるやかに湾曲した形状をなしている。
【0123】
第2の湾曲部733は、第1の湾曲部732と同方向に所定の角度で急峻に湾曲(屈曲)した形状をなしている。また、該形状は、前述と同様の状態で湾曲(屈曲)している。第2の湾曲部733の角度(第1の湾曲部732と遠位端部734のなす角度)θは、特に限定されないが、60〜120°であり、好ましくは80〜100°である。
【0124】
遠位端部734は、第2の湾曲部733からほぼ直線状に延びている。遠位端部734の長さは、特に限定されないが、1〜15mm程度であるのが好ましく、2〜10mm程度であるのがより好ましい。
【0125】
以上のような先端部73Aの形状は、先端部73Aを右冠状動脈口101にエンゲージをし易い形状となっている。
【0126】
図10に示すように、組立状態のカテーテル組立体1A内にガイドワイヤー13を挿入して、該カテーテル組立体1Aを使用する。なお、このときの組立状態のカテーテル組立体1Aの形状は、ほぼ直線状となる。
【0127】
次に、本発明のカテーテル組立体1Aの使用方法の一例について説明する。
ここでは、前述した第1実施形態と同様に、組立状態のカテーテル組立体1Aの先端部10Aを右冠状動脈へ挿入する際の操作(手技)について、図11に基づき、詳細に説明する。
【0128】
大腿動脈にカテーテルイントロデューサー11を穿刺し、ガイドワイヤー13を組立状態のカテーテル組立体1A(内カテーテル本体7A)のルーメン9内に挿入した状態で、該カテーテル組立体1Aをカテーテルイントロデューサー11に挿入し、以後はガイドワイヤー13を先行させて、腹部大動脈105から上行大動脈100までカテーテル組立体1Aの先端部10Aを進める。その後、ガイドワイヤー13を抜去して、先端部10Aの形状を該カテーテル組立体1Aの湾曲形状(自然状態)にさせる。
【0129】
次に、組立状態のカテーテル組立体1Aを一旦右冠状動脈口101よりも深く大動脈弁102近くまでゆっくりと押し進めて行き、該カテーテル組立体1Aの先端を上行大動脈100の右内壁103に接触させ時計方向に回しながらゆっくりと引き戻すと、カテーテル組立体1Aの先端部10A(先端部33)が右冠状動脈口101に挿入される。なお、このときの先端部10Aの形状は、先端部73Aの形状とほぼ同じ形状をなしているので、エンゲージを行い易くなっている。
【0130】
以降、第1実施形態と同様にして、組立状態のカテーテル組立体1Aから内カテーテル6Aを抜去して、先端部33を右冠状動脈口101にバックアップをさせる。
【0131】
さらに、先端部33を右冠状動脈口101に固定させた後、第1実施形態と同様にして、PTCA用のバルーンカテーテル15の先端部151を右冠状動脈内に存在する狭窄部111まで押し進めていき、拡張治療を行う。
【0132】
このように、第2実施形態のカテーテル組立体1Aにおいても、前記第1実施形態と同様にして、先端部10A(先端部33)を適宜変更することができる。すなわち、エンゲージを行うときと固定するときとで、それぞれに適した形状を選択し、これにより、1つのカテーテル組立体1Aでエンゲージのし易さとバックアップの確実さとをそれぞれ必要時に発揮することができ、すなわち、エンゲージのし易さとバックアップの確実さとの両立を図ることができる。
【0133】
<第3実施形態>
本実施形態は、前述した第1実施形態と同様のカテーテルであって、それらを左総頸動脈または右総頸動脈に挿入・留置するカテーテルである。
【0134】
図12は、本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図、図13は、本発明のカテーテル組立体を構成している外カテーテルの先端側を示す平面図、図14は、本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの先端側を示す平面図、図15および図16は、本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。なお、本明細書では、図12(図13、14も同様)中の右側を「基端」、左側を「先端」とし、基端に近い側を「近位」、遠い側「遠位」として説明する。
【0135】
以下、これらの図を参照して本発明のカテーテル組立体の第3実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0136】
図12に示すように、本発明のカテーテル組立体1Bは、外カテーテル2Bと内カテーテル6Bとを備えている。
【0137】
まず、外カテーテル2Bについて説明する。外カテーテル2Bは、外カテーテル本体3Bと該外カテーテル本体3Bの基端に装着(固定)されたハブ4とで構成されている。
【0138】
図13に示すように、外カテーテル本体3Bは、基端側から、ほぼ直線状に延びる近位部31および中間部32と、該中間部32からさらに先端の方へ伸びており、ほぼS字状をなしている先端部33Bとを有している。また、該先端部33Bは、前述と同様に外力を加えない状態で、ほぼS字状に湾曲している。
【0139】
先端部33Bは、第1の湾曲部333、第1の遠位部334、第2の湾曲部335、第2の遠位部336、第3の湾曲部337および遠位端部338を有している。
【0140】
第1の湾曲部333は、その形状が中間部32に対し所定の角度で湾曲(屈曲)している。第1の湾曲部333の角度(中間部32と第1の遠位部334とのなす角度)θは、特に限定されないが、60〜120°であり、好ましくは80〜100°であり、より好ましくはほぼ直角である。また、第1の湾曲部333の中心線の曲率半径は、特に限定されないが、1〜20mm程度であるのが好ましく、4〜10mm程度であるのがより好ましい。
【0141】
第1の遠位部334は、第1の湾曲部333からほぼ直線状に延びている。その長さは、特に限定されないが、10〜50mm程度であるのが好ましく、20〜40mm程度であるのがより好ましい。
【0142】
第2の湾曲部335は、その形状が第1の遠位部334に対し第1の湾曲部333と反対方向に湾曲している。第2の湾曲部335の角度(第1の遠位部334と第2の遠位部336とのなす角度)θは、特に限定されないが、60〜120°であり、好ましくは80〜100°であり、より好ましくはほぼ直角である。また、第2の湾曲部335の中心線の曲率半径は、特に限定されないが、1〜20mm程度であるのが好ましく、4〜10mm程度であるのがより好ましい。
【0143】
第2の遠位部336は、第2の湾曲部335からほぼ直線状に延びているかまたはなだらかに湾曲した形状をなしている。その長さは、特に限定されないが、10〜80mm程度であるのが好ましく、30〜60mm程度であるのがより好ましい。
【0144】
第3の湾曲部337は、その形状が第2の湾曲部335と同方向に湾曲している。第3の湾曲部337の角度(第2の遠位部336と遠位端部338とのなす角度)θは、特に限定されないが、100〜170°であり、好ましくは120〜150°ある。また、第3の湾曲部337の中心線の曲率半径は、特に限定されないが、1〜20mm程度であるのが好ましく、5〜15mm程度であるのがより好ましい。
【0145】
遠位端部338は、第3の湾曲部337からほぼ直線状に延びている。その長さは、特に限定されないが、1〜10mm程度であるのが好ましく、2〜6mm程度であるのがより好ましい。
【0146】
以上のような先端部33Bの形状は、先端部33Bを左総頸動脈108または右総頸動脈112に保持(留置)したときの位置保持性を向上し得るような形状となっている。すなわち、第1の湾曲部333により、外カテーテル本体3Bの中間部32から屈曲した方向に伸びる第1の遠位部334が大動脈弓109のカーブに沿うように適合し、第1の湾曲部333と逆方向の第2の湾曲部335により、大動脈弓109の内壁面に位置する左総頸動脈108の入口または右総頸動脈112へ続く腕頭動脈107の入口の方向へ、第2の遠位部336が方向付けられる。次いで、第2の湾曲部335と同方向の第3の湾曲部337がその先に位置する血管分岐部に適合し、遠位端部338を目的の方向へ向けることとなる。このように、各湾曲部が血管内の各分岐部と適合する設計となっているため、先端部33Bがより強力なバックアップ力を得ることができる。
【0147】
次に、内カテーテル6Bについて説明する。内カテーテル6Bは、内カテーテル本体7Bと該外カテーテル本体3Bの基端に装着(固定)されたハブ8とで構成されている。
【0148】
図14に示すように、内カテーテル本体7Bは、基端側から、ほぼ直線状に延びる近位部71および中間部72と、該中間部72からさらに先端の方へ伸びており、所望の湾曲形状をなしている先端部73Bとを有している。また、該湾曲形状は、前述と同様に外力を加えない状態で、所望に湾曲している。
【0149】
先端部73Bは、湾曲部735と遠位端部736とを有している。
湾曲部735は、中間部32に対し所定の角度で(同一方向にのみ)湾曲(屈曲)し、かつ、中間部32と交差には到らないような形状をなしている。湾曲部735の角度(中間部72と遠位端部736とのなす角度)θは、特に限定されないが、100〜170°であり、好ましくは120〜150°ある。また、第3の湾曲部337の中心線の曲率半径は、特に限定されないが、10〜100mm程度であるのが好ましく、30〜70mm程度であるのがより好ましい。
【0150】
遠位端部736は、湾曲部735からほぼ直線状に延びている。その長さは、特に限定されないが、1〜10mm程度であるのが好ましく、2〜6mm程度であるのがより好ましい。
【0151】
また、図示しないが、前述と同様に、組立状態のカテーテル組立体1B内に、ガイドワイヤー13を挿入して、該カテーテル組立体1Bを使用する。このときの組立状態のカテーテル組立体1Bの形状は、ほぼ直線状となる。
【0152】
次に、本発明のカテーテル組立体1Bの使用方法の一例について説明する。
ここでは、前述した第1実施形態と同様に、組立状態のカテーテル組立体1Bの先端部10Bを左総頸動脈108および右総頸動脈112へそれぞれ挿入する際の操作(手技)について、図15、図16に基づき、詳細に説明する。
1.左総頸動脈108への挿入
前述した第1実施形態と同様にして、ガイドワイヤー13を先行させ、腹部大動脈105から左総頸動脈108の入口まで組立状態のカテーテル組立体1Bの先端部10Bを進める。その後、ガイドワイヤー13を抜去して、図15(a)、図12に示すように、先端部10Bの形状を該カテーテル組立体1Bの湾曲形状(自然状態)にさせる。
【0153】
次に、図15(b)に示すように、内カテーテル6Bの先端を外カテーテル2Bの第3の湾曲部337まで引き抜き、先端部10B(遠位端部338)の先端位置を確認しながら、組立状態のカテーテル組立体1Bを左総頸動脈108の入口へ押し進め、先端部10B(遠位端部338)を挿入する。なお、このときの先端部10B(遠位端部338)の先端は、左総頸動脈108の入口の方へ向いているので、該入口に挿入され易くなっている。
【0154】
さらに、図15(c)に示すように、組立状態のカテーテル組立体1Bから内カテーテル6Bを抜去しつつ、先端部10B(先端部33B)を左総頸動脈108内へ押し進める。このとき、先端部10B(先端部33B)が左総頸動脈108の分岐108aを経て、目的の方向に向かうように組立状態のカテーテル組立体1Bを操作する。その後、外カテーテル2Bの先端部33Bの形状は、図13に示す形状、すなわち、バックアップに適した形状となるので、先端部33Bが左総頸動脈108内に強固に固定される。
以降、図示しないが、第1実施形態と同様にして、頸動脈用のステント付カテーテル等の先端部を左総頸動脈108内に存在する狭窄部まで押し進めていき、ステントによる拡張治療等を行う。
【0155】
2.右総頸動脈112への挿入
前述した第1実施形態と同様にして、ガイドワイヤー13を先行させ、腹部大動脈105から腕頭動脈107の入口まで組立状態のカテーテル組立体1Bの先端部10Bを進める。その後、ガイドワイヤー13を抜去して、図16(a)、図12に示すように、先端部10Bの形状を該カテーテル組立体1Bの湾曲形状(自然状態)にさせる。
【0156】
次に、図16(b)に示すように、内カテーテル6Bの先端を外カテーテル2Bの第3の湾曲部337まで引き抜き、先端部10B(遠位端部338)の先端位置を確認しながら、組立状態のカテーテル組立体1Bを腕頭動脈107の入口へ押し進め、先端部10B(遠位端部338)を挿入する。なお、このときの先端部10B(遠位端部338)の先端は、腕頭動脈107の入口の方へ向いているので、該入口に挿入され易くなっている。
【0157】
さらに、図16(c)に示すように、組立状態のカテーテル組立体1Bから内カテーテル6Bを抜去しつつ、先端部10B(先端部33B)は、腕頭動脈107および右総頸動脈112内へ押し進められる(挿入される)。このとき、先端部10B(先端部33B)が腕頭動脈107の分岐107aを経て、右総頸動脈112の方向に向かうように組立状態のカテーテル組立体1Bを操作する。その後、外カテーテル2Bの先端部33Bの形状は、バックアップに適した形状となるので、先端部33Bは、腕頭動脈107および右総頸動脈112内に強固に固定される。
【0158】
以降、図示しないが、第1実施形態と同様にして、頸動脈用のステント付カテーテル等の先端部を右総頸動脈112内に存在する狭窄部まで押し進めていき、ステントによる拡張治療等を行う。
【0159】
このように、第3実施形態のカテーテル組立体1Bにおいても、前記第1実施形態と同様にして、先端部10B(先端部33B)を適宜変更することができる。
【0160】
以上のようなカテーテル組立体は、その先端部の形状が該先端部を動脈の各部位(例えば左冠状動脈、右冠状動脈、左総頸動脈、右総頸動脈等)に適した形状となるものである。
【0161】
その先端部の形状は、前記各部位にエンゲージをし易い形状およびバックアップに適した形状である。これら2種類の形状を適宜選択することにより、1つのカテーテル組立体1Bでエンゲージのし易さとバックアップの確実さとをそれぞれ必要時に発揮することができ、すなわち、エンゲージのし易さとバックアップの確実さとの両立を図ることができる。
【0162】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、カテーテル組立体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
【0163】
また、本発明のカテーテル組立体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
【0164】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、互いに先端部の形状が異なる外カテーテルと内カテーテルとを組合わせて用いることにより、該先端部を挿入・留置する部位までの到達し易さと該部位での固定力の向上との両立を図ることができる。
【0165】
特に、外カテーテル内に内カテーテルを挿入した状態と外カテーテル内から内カテーテルを抜去した状態とを選択することにより、先端形状を2種類の形状、すなわち、挿入・留置する部位までの到達し易い形状と固定力の向上の形状とに変え、前述したように、到達し易さと固定力の向上との両立を図ることができる。
【0166】
また、内カテーテルの先端部を挿入・留置する部位までの到達し易い形状にし、外カテーテルの先端部を位置保持性を向上し得る形状にした場合には、前述した効果がより顕著に現れる。
【0167】
また、本発明のカテーテル組立体は、体内への挿入操作の際に、血管内壁を傷つけることもなく、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図である。
【図2】本発明のカテーテル組立体を構成している外カテーテルの全体形状を示す平面図である。
【図3】本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの全体形状を示す平面図である。
【図4】本発明のカテーテル組立体の内部にガイドワイヤーを挿通させたときの全体形状を示す平面図である。
【図5】本発明のカテーテル組立体の血管への導入法を示す説明図である。
【図6】本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。
【図7】図2中の外カテーテルの先端部の縦断面図である。
【図8】本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図である。
【図9】本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの全体形状を示す平面図である。
【図10】本発明のカテーテル組立体の内部にガイドワイヤーを挿通させた時の全体形状を示す平面図である。
【図11】本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。
【図12】本発明のカテーテル組立体の全体形状を示す平面図である。
【図13】本発明のカテーテル組立体を構成している外カテーテルの先端側を示す平面図である。
【図14】本発明のカテーテル組立体を構成している内カテーテルの先端側を示す平面図である。
【図15】本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。
【図16】本発明のカテーテル組立体の使用方法を模式的に示す説明図である。
【図17】3点曲げ方法を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 カテーテル組立体
1A カテーテル組立体
1B カテーテル組立体
2 外カテーテル
2B 外カテーテル
3 外カテーテル本体
3B 外カテーテル本体
31 近位部
32 中間部
33 先端部
33B 先端部
331 湾曲部
332 遠位端部
333 第1の湾曲部
334 第1の遠位部
335 第2の湾曲部
336 第2の遠位部
337 第3の湾曲部
338 遠位端部
34 内層
35 外層
351 第1の領域
352 第2の領域
353 第3の領域
354 第4の領域
36 補強材層
37 ソフトチップ
371 先端開口
4 ハブ
41 被覆部材
5 ルーメン
6 内カテーテル
6A 内カテーテル
6B 内カテーテル
7 内カテーテル本体
7A 内カテーテル本体
7B 内カテーテル本体
71 近位部
72 中間部
721 湾曲部
73 先端部
73A 先端部
73B 先端部
731 湾曲部
732 第1の湾曲部
733 第2の湾曲部
734 遠位端部
735 湾曲部
736 遠位端部
77 ソフトチップ
8 ハブ
9 ルーメン
10 先端部
10A 先端部
10B 先端部
11 カテーテルイントロデューサー
12 シース
121 先端開口
13 ガイドワイヤー
14 動脈
15 バルーンカテーテル
151 先端部
100 上行大動脈
101 右冠状動脈口
102 大動脈弁
103 右内壁
104 左内壁
105 腹部大動脈
106 左冠状動脈口
107 腕頭動脈
107a 分岐
108 左総頸動脈
108a 分岐
109 大動脈弓
110 狭窄部
111 狭窄部
112 右総頸動脈
150 部位

Claims (17)

  1. 外カテーテル本体を有する外カテーテルと、前記外カテーテル本体内に挿入し得る内カテーテル本体を有する内カテーテルとを備えるカテーテル組立体であって、
    前記外カテーテル本体の先端部と前記内カテーテル本体の先端部とは、互いに異なる湾曲形状をなし、
    前記外カテーテル本体の先端部は、前記内カテーテル本体の先端部より柔軟性に富んでおり、
    前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体をそれらの先端部同士が重なるように挿入すると、前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状が前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状に対応して変形することを特徴とするカテーテル組立体。
  2. 前記外カテーテルと前記内カテーテルとを組立てたときに、前記外カテーテル本体の先端と前記内カテーテル本体の先端とがほぼ一致する請求項1に記載のカテーテル組立体。
  3. 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、当該先端部を挿入・留置する部位に保持したときの位置保持性を向上し得るような形状をなしている請求項1または2に記載のカテーテル組立体。
  4. 前記外カテーテル本体の先端と前記内カテーテル本体の先端とがほぼ一致するように、前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体を挿入した状態の前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状とほぼ等しい請求項1ないし3のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  5. 前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、当該先端部を挿入・留置する部位まで前記カテーテル組立体を円滑に到達させ得るような形状をなしている請求項1ないし4のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  6. 前記外カテーテル本体内に前記内カテーテル本体を挿入した状態から、少なくとも前記外カテーテル本体の先端部から前記内カテーテル本体の先端部を抜去した状態にすると、前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、ほぼ元の湾曲形状に戻る請求項1ないし5のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  7. 前記外カテーテル本体の先端部の曲率半径の平均をR[mm]とし、大動脈弓の最大内径の半径をD[mm]したとき、前記Rと前記Dとの比R/Dが1〜2となる関係を満足する請求項1ないし6のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  8. 前記内カテーテル本体の先端部の曲率半径の平均をR[mm]としたとき、前記Rと前記Dとの比R/Dが0.3〜1となる関係を満足する請求項1ないし7のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  9. 前記外カテーテル本体は、内層、外層およびそれらの間に位置する補強材層の少なくとも3層を有する積層部と、前記積層部の先端側に設けられた柔軟性に富むソフトチップとで構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  10. 前記内層の少なくとも一部は、低摩擦材料で構成されている請求項9に記載のカテーテル組立体。
  11. 前記内カテーテル本体は、その先端部に柔軟性に富むソフトチップを有する請求項1ないし10のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  12. 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、同一方向にのみ湾曲し、かつ、少なくとも1回交差したループを有する形状をなしている請求項1ないし11のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  13. 前記外カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、3つの湾曲部と各湾曲部および前記外カテーテル本体の先端の間を接続する略直線部とからなるS字状をなす部分を有する請求項1ないし11のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  14. 前記内カテーテル本体の先端部の湾曲形状は、同一方向にのみ湾曲し、かつ、交差には到らないような形状をなしている請求項1ないし13のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  15. 温度37℃の水中における前記外カテーテル本体の先端部の曲げ応力をσ[gf]とし、温度37℃の水中における前記内カテーテル本体の先端部の曲げ応力をσ[gf]としたとき、σ/σが1.05〜3となる関係を満足する請求項1ないし14のいずれかに記載のカテーテル組立体。
  16. 前記曲げ応力σは、10〜400gfである請求項15に記載のカテーテル組立体。
  17. 前記曲げ応力σは、20〜500gfである請求項15または16に記載のカテーテル組立体。
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