JP2009273641A - ガイディングカテーテル - Google Patents

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【課題】腕の動脈から挿入して腸骨動脈や腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用可能であると共に、所望の血管内位置に留置でき、治療デバイスを所望の病変部位に挿通可能なガイディングカテーテルを提供することである。
【解決手段】腕の動脈から挿入して大動脈を経由し、腹部大動脈の下流側の腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用するガイディングカテーテル1であって、基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備え、チューブ先端部の前記末梢動脈部位に相当する位置に位置固定用のバルーン部材BLを設け、前記基端部に前記バルーン部材に流体を送り込んで拡張する流体供給ポート3を設ける構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガイディングカテーテルに関し、特に、腕の動脈から挿入して腸骨動脈や腸骨動脈以下の末梢動脈の処置に使用するのに好適なガイディングカテーテルに関するものである。
従来、血管内に挿入・留置するカテーテルを介して、血管内に薬液や栄養を注入したり、血液を採取して検査したり、血液を体外に循環させて血液を透析するなどの医療行為が広く行われている。
また、先にガイディングカテーテルを導入して血管内の所定部位に留置し、その中にマイクロカテーテルやバルーンカテーテルなどの治療デバイスを挿入して所定の治療を行うことが行われている。
腹部大動脈や腸骨動脈などの動脈瘤や動脈硬化、および腸骨動脈以下の末梢動脈などの病変部を治療する際には、一般に、鼠径部の大腿動脈を切開してここからカテーテルを挿入して病変部までバルーンやステントなどを送り込んで拡げて、病変部を拡張したり、人工血管部を形成したりする手術を行なっている。
上記のような従来の腸骨動脈付近の治療においては、比較的太い径の大腿動脈を切開するために、止血のために施術や術後の回復治療が必要であり、比較的長期間の入院治療となっている。
また、心臓の冠状動脈の狭窄部位を治療する際に、近年では、腕の動脈から拡張カテーテルを挿入して治療する経皮的冠状動脈形成術が行われている。
そのために、最近では、腕の動脈から血管内にカテーテルを挿入して、大動脈の下流に位置する腸骨動脈や腸骨動脈以下の末梢動脈の病変部の治療を行うことが試みられていて、腕の動脈から導入されて、大きく屈曲する大動脈弓を通過できる柔軟性と、腹部大動脈を通って下肢末梢動脈の目的部位まで到達できる押し込み性を備えた操作性の高い拡張カテーテルが既に出願されている(例えば、特許文献1参照)。
また、冠動脈形成術において、冠動脈に導入するガイディングカテーテルを、冠動脈の血管形状に対応させるために湾曲部を形成したものが既に知られており、湾曲部を耐熱性を備える熱可塑性樹脂製として、湾曲部の剛性を高めて、押し込み性を向上し、血管形状に良好に追従するガイディングカテーテルがすでに出願されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−110721号公報 特開2006−326226号公報
しかし、ガイディングカテーテル内に治療デバイスを挿通する際に、ガイディングカテーテルの形状が、単に血管形状に対応して湾曲した形状の場合は、治療デバイスを押し込む動作でガイディングカテーテルが移動してしまい、所望の病変部位に正確に送り込むことができないという問題を生じる。
また、ガイディングカテーテルが移動しないように留置するだけでなく、ガイディングカテーテルの先端部から突出する治療デバイスの方向を、治療部位の血管方向に整合させることができれば、後で挿通する治療デバイスを正しい方向に送り込むことが可能となってさらに好ましい。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、腕の動脈から挿入して腸骨動脈や腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用可能であると共に、所望の血管内位置に留置でき、治療デバイスを所望の病変部位に挿通可能なガイディングカテーテルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、腕の動脈から挿入して大動脈を経由し、腹部大動脈の下流側の腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用するガイディングカテーテルであって、基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備え、チューブ先端部の前記末梢動脈部位に相当する位置に位置固定用のバルーン部材を設け、前記基端部に前記バルーン部材に流体を送り込んで拡張する流体供給ポートを設けたことを特徴としている。
上記の構成であれば、腸骨動脈以下の末梢動脈にガイディングカテーテルを導入したときに、その末梢動脈部に位置するバルーン部材を拡張して、ガイディングカテーテルの留置位置を規定することができる。そのために、このガイディングカテーテル内に治療デバイスを挿通しても、ガイディングカテーテルの姿勢が崩れず、所定位置まで治療デバイスを挿通することができる。
また本発明は上記構成のガイディングカテーテルにおいて、基端部と前記バルーン部材の間の前記チューブの中間部に、腹部大動脈底部に係合する第一湾曲部と、総腸骨動脈に係合する第二湾曲部とのいずれか一方を備えたことを特徴としている。この構成によると、所定の血管内壁に当接する部位と拡張するバルーン部材との併用で、ガイディングカテーテルを確実に位置固定することができ、所望の末梢動脈に治療デバイスを正確に送り込むことができる。
また本発明は上記構成のガイディングカテーテルにおいて、基端部と前記バルーン部材の間の前記チューブの中間部に、腹部大動脈底部に係合する第一湾曲部と、総腸骨動脈に係合する第二湾曲部とを備えたことを特徴としている。この構成によると、血管内壁に当接する二箇所の部位と拡張するバルーン部材との3者の協働により、ガイディングカテーテルの留置をさらに強固とし、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込むことができる。
本発明によれば、チューブ先端部の末梢動脈部位に相当する位置に位置固定用のバルーン部材を設ける構成としたので、腕の動脈から挿入して腹部大動脈と総腸骨動脈を経由して末梢動脈血管内に送り込んだときに、その姿勢を安定して留置することができ、治療デバイスを所望の病変部位に挿通可能なガイディングカテーテルを得ることができる。
以下、本発明に係るガイディングカテーテルの実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本発明に係るガイディングカテーテル1は、腕の動脈から挿入して腹部大動脈と総腸骨動脈を経由して血管内に送り込み、腸骨動脈や腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用するための医療器具であって、図1に示すように、基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブであるチューブ本体2とポート3とコネクタ4を有するYコネクタ5を備える構成とされている。また、チューブ本体2の先端部にはバルーン部材BLが装着されていて、ポート3から所定圧力の流体の導入と導出を行い、バルーン部材BLの拡張と縮小を行うことができる。つまりポート3は流体供給ポートである。
チューブ本体2は、基端部のコネクタ4から先端部に連通してバルーンカテーテル等の治療デバイスを挿通するルーメンと、ポート3からバルーン部材BLに連通して流体を挿通するルーメンとを備えた多ルーメン構成のチューブ体とされている。そのため、このガイディングカテーテル1を先に血管内に挿入して、バルーンカテーテル等の治療デバイスを血管内の病変部に容易に挿通することができる。また、血管内に挿入する際に、血管内の所定部位まで予めガイドワイヤを送り込み、このガイドワイヤに沿って挿入するようにしている。
チューブ本体2は、患者の体内、特に血管内に挿通されるよう細い径のチューブとされていて、例えば、その外径は1.0〜4.0mm程度とされており、その内径は0.5〜3.5mm程度とされている。また、その長さは、患者の血管の挿入口から治療部位までの長さが必要であって、例えば、700〜1500mm程度とされている。
また、チューブ本体2は、内層チューブと外層チューブとの積層構成とされていて、例えば外層チューブは、形状保持特性と弾力性を有するポリアミド樹脂からなり、内層チューブは、摩擦係数が小さい、ポリテトラフルオロエチレンやテトラフルオロエチレンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂からなってぃる。この内層チューブと外層チューブとは、それらを溶着または接着してもよく、また一体成形することもできる。
バルーン部材BLは、チューブ本体2を所望の末梢動脈まで挿入したときに、チューブ先端部の末梢動脈部位に相当する位置に設けられている。そのために、ポート3から所定圧力の流体を供給してバルーン部材BLを拡張することで、血管内の所定位置に留置することができる。つまり、前記バルーン部材BLはガイディングカテーテル1の先端部の位置固定用のバルーン部材である。
また、図2に示すように、バルーン部材BLの上流側の、基端部と前記バルーン部材BLの間のチューブの中間部に、湾曲部(W1、W2)を形成してもよい。ここで、第一湾曲部W1は例えば、腹部大動脈底部に係合する位置に形成される湾曲部であり、第二湾曲部W2は総腸骨動脈に係合する位置に形成される湾曲部であって、これらの湾曲部のいずれか一方、もしくは両方を備える構成とすることができる。
チューブ先端部に設けるバルーン部材BLを拡張してガイディングカテーテル1の先端6を、所定の末梢動脈内に位置固定することができる。また、所定の血管内壁に当接する湾曲部を備える構成であれば、この湾曲部が当接して発揮する留置力とバルーン部材BLが発揮する留置力とにより、ガイディングカテーテルを確実に位置固定することができ、所望の末梢動脈に治療デバイスを正確に送り込むことができる。
さらに、第一湾曲部W1、第二湾曲部W2の二つの湾曲部を備える構成であれば、血管内壁に当接する二箇所の部位と拡張するバルーン部材との3者の協働により、ガイディングカテーテルの留置位置を正確な位置とすると共にさらに強固とし、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込むことができる効果を発揮する。これは、この第一、第二の二つの湾曲部を備える構成のガイディングカテーテル1を腕の動脈から挿入して腹部大動脈と総腸骨動脈を経由して血管内に送り込んだときに、第一湾曲部W1が腹部大動脈底部に係合し、第二湾曲部W2が総腸骨動脈に係合して、所定部位に正確に配置されるからである。
上記のような構成であれば、先端部に設けるバルーン部材を拡張することに加えて、血管内壁に当接する二箇所の湾曲部を介して、ガイディングカテーテルの留置をさらに強固とするので、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込んでも、腹部大動脈から総腸骨動脈を経由して末梢動脈に至るガイディングカテーテルが変位せず好ましい。
次に、実際に腕の動脈から挿入して腹部大動脈と総腸骨動脈を経由して血管内に送り込む操作について図3から図5により説明する。
図3に示すように、腕の動脈11から挿入されるガイディングカテーテル1は、心臓20の上方に位置する弓部大動脈12から胸部大動脈13、腹部大動脈14を経由して総腸骨動脈15、および腸骨動脈以下の末梢動脈に至る長さを有している。また、病変部の位置に応じた長さに予め規定されている。
この際に、所定の末梢動脈部に相当するガイディングカテーテル1の所定部分にバルーン部材BLを設け、末梢動脈の血管内の所定部位でバルーン部材BLを拡張させることでガイディングカテーテル1の留置位置を規定することができる。また、末梢動脈部内でチューブ先端部に設けるバルーン部材BLを拡張するために、ガイディングカテーテル1の先端部を所望の末梢動脈に対して同軸状に整合せることができて、治療デバイスを同軸状に正確に送り込むことができる。
例えば図4に示すように、外腸骨動脈17に位置するチューブ先端部にバルーン部材BLを設けて、所定のタイミングで流体を導入して拡張することで、ガイディングカテーテル1の先端6を所定の末梢動脈に整合させて移動しないように仮固定でき、治療デバイスの押し込みを安定して行うことができる。
また、バルーン部材BLの拡張は、治療デバイスを送り込む操作を行っている最中だけ拡張する構成とすればよく、このように、必要に応じてバルーンを拡張して血管内壁に係合させる構成とし、必要に応じてバルーン部材BLを拡張することで、ガイディングカテーテル1の留置を強固とし、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込むことができる。
チューブ先端部に設けるバルーン部材BLを拡張するために、ガイディングカテーテル1の基端部のポート3からバルーン部材BLに至るルーメンを設け、ポート3から供給される流体をこのルーメンを介してバルーン部材BLまで導入可能としている。
さらに、ガイディングカテーテル1を血管内に留置する際に、チューブ先端部に設けるバルーンBLを拡張することに加えて、血管内に挿入するチューブ本体の所定部位を湾曲させることで、ガイディングカテーテル1の血管内での留置状態をさらに強固にすることができる。
そこで、本実施の形態においては図5に示すように、腹部大動脈14の底部に係合する第一湾曲部W1と、総腸骨動脈に係合する第二湾曲部W2との少なくとも一方、もしくは両方を設ける構成とした。この構成であれば、外腸骨動脈17の所定位置に係合して拡張するバルーン部材BLに加えて、腹部大動脈14の部位18で当接する第一湾曲部W1、もしくは、総腸骨動脈15の部位19で当接する第二湾曲部W2とで、ガイディングカテーテル1の留置位置が規定されることになる。
一般に、腹部大動脈14の血管径は10〜30mm程度であり、腸骨動脈の血管径は6〜10mm程度であり、その下に位置する末梢動脈、例えば大腿動脈の血管径は4〜8mm程度であるので、細い径の末梢動脈まで挿通可能に、比較的細いチューブとされるガイディングカテーテル1を末梢動脈まで挿入した状態では、その途中の腹部大動脈14や総腸骨動脈15部では隙間が大きくなってしまい、動き易い状態となり、ガイディングカテーテル1に治療デバイスを挿通する際に位置がずれる場合が生じる。
そのために、腹部大動脈14底部に係合する第一湾曲部W1を介して比較的太い径の腹部大動脈14部でのガイディングカテーテル1の変位を防止可能となり、第二湾曲部W2を介して腸骨動脈部での変位を防止可能となる。これらの湾曲部のいずれか一方と、チューブ先端部に設けるバルーン部材BLとで、治療デバイスを挿通する際のガイディングカテーテル1の位置が変位しないように留置可能となる。さらに、第一湾曲部W1と第二湾曲部W2との両方とバルーン部材BLとの3者を同時に備える構成であれば、血管内壁に当接する二箇所の部位と拡張するバルーン部材との3者の協働により、ガイディングカテーテルの留置をさらに強固とし、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込むことができる。
また、湾曲部の形状は、係止する血管形状に対応する形状が好ましく、第一湾曲部W1は腹部大動脈14の血管径に応じた所定の曲率を有するように、第二湾曲部W2は総腸骨動脈15の血管径に応じた所定の曲率を有するように、予め形成されている。
上記したように、チューブ先端部に設けるバルーン部材BLを拡張させることにより、ガイディングカテーテル1の先端6を所望の末梢動脈に対して同軸状に整合して、治療デバイスを正確に送り込むことができる。さらに、第一湾曲部W1、第二湾曲部W2を形成することで、途中の太い血管である腸骨動脈や腹部大動脈内での変位を抑制することができ、末梢動脈の所定部位まで治療デバイスを安定して送り込むことができる。
ガイディングカテーテル1を血管内に挿入する際の挿入位置を確認するためには、チューブの先端部に造影マーカーを配設しておけばよい。この造影マーカーとしては、X線不透過金属、例えば、白金、金、タングステン、チタン、アルミニウム、スズ、ニッケル、クロム、ビスマス、銅、亜鉛、鉛、あるいはこれらの合金製のリング状の造影マーカーが
好適である。特に、生体に対する安全性とX線照射による造影効果の観点から、できるだけ白金製であることが好ましい。
また、前述した外層チューブと同様にポリアミド樹脂等の弾性を有する樹脂製であるチューブ先端部に造影剤を配合して一体成形することができる。ポリアミド樹脂等からなるチューブ先端部に配合する造影剤としては、硫酸バリウム、酸化ビスマス、次炭酸ビスマス等が挙げられる。また、その配合量は任意の適当な量でよく、例えば、5〜80%程度でよい。上記した造影剤は一般に粉末状であって、樹脂中に配合すると樹脂が硬くなる傾向があるため、使用する樹脂の弾性とチューブ先端部に許容される柔らかさ等により、より柔らかい先端部が必要なカテーテルには少ない配合量とし、もう少し硬めの先端部でよければ、この配合量を多くすることができる。
上記したように、本発明に係るガイディングカテーテル1は、腕の動脈から挿入して大動脈を経由し、腹部大動脈の下流側の腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用する際に、チューブ先端部の前記末梢動脈部位に相当する位置に位置固定用のバルーン部材を設け、前記基端部に前記バルーン部材に流体を送り込んで拡張する流体供給ポートを設けた構成としているので、腸骨動脈以下の末梢動脈にガイディングカテーテルを導入したときに、その末梢動脈部に位置するバルーン部材を拡張して、ガイディングカテーテルの留置位置を規定すると共に所望の末梢動脈に対して同軸状に整合させることができことができる。そのために、このガイディングカテーテル内に治療デバイスを挿通しても、ガイディングカテーテルの位置がずれず、所定位置まで治療デバイスを挿通することができる。
さらに、チューブの中間部に血管形状に対応する湾曲部を予め形成しておくことで、ガイディングカテーテルの留置をさらに強固とするので、治療デバイスを挿通する際に、力を加えて押し込んでも、腹部大動脈から総腸骨動脈を経由して末梢動脈に至るガイディングカテーテルが変位せず、所望の病変部位まで治療デバイスを正確に送り込むことができる。
上記したように本発明によれば、腕の動脈から挿入して腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用可能なガイディングカテーテルとなり、鼠径部の大腿動脈を切開してここからカテーテルを挿入する手術と比較して、切開部を小さくすることができ、術後の止血時間や入院期間を短くすることが可能なガイディングカテーテルを得ることができる。
本発明に係るガイディングカテーテルの第一の実施形態を示す全体側面図である。 本発明に係るガイディングカテーテルの第二の実施形態を示す要部概略図である。 本発明に係るガイディングカテーテルの使用例を示す概略図である。 使用例の要部拡大図である。 使用例の要部拡大図である。
符号の説明
1 ガイディングカテーテル
2 チューブ本体(可撓性チューブ)
3 ポート
4 コネクタ
11 腕の動脈
12 弓部大動脈
13 胸部大動脈
14 腹部大動脈
15 総腸骨動脈
16 内腸骨動脈
17 外腸骨動脈
BL バルーン部材
W1 第一湾曲部
W2 第二湾曲部

Claims (3)

  1. 腕の動脈から挿入して大動脈を経由し、腹部大動脈の下流側の腸骨動脈以下の末梢動脈の治療に使用するガイディングカテーテルであって、基端部から先端部に連続するルーメンを有する可撓性チューブを備え、チューブ先端部の前記末梢動脈部位に相当する位置に位置固定用のバルーン部材を設け、前記基端部に前記バルーン部材に流体を送り込んで拡張する流体供給ポートを設けたことを特徴とするガイディングカテーテル。
  2. 基端部と前記バルーン部材の間の前記チューブの中間部に、腹部大動脈底部に係合する第一湾曲部と、総腸骨動脈に係合する第二湾曲部とのいずれか一方を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガイディングカテーテル。
  3. 基端部と前記バルーン部材の間の前記チューブの中間部に、腹部大動脈底部に係合する第一湾曲部と、総腸骨動脈に係合する第二湾曲部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のガイディングカテーテル。
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