JP2002017440A - カートリッジ式棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

カートリッジ式棒状化粧材繰出容器

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JP2002017440A JP2000201085A JP2000201085A JP2002017440A JP 2002017440 A JP2002017440 A JP 2002017440A JP 2000201085 A JP2000201085 A JP 2000201085A JP 2000201085 A JP2000201085 A JP 2000201085A JP 2002017440 A JP2002017440 A JP 2002017440A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】容器本体内に押棒を備え、この容器本体前端に
着脱自在のカートリッジよりなり、容器本体とカートリ
ッジの回動を以てカートリッジ内の棒状化粧材の進退を
行う。 【解決手段】カートリッジ式棒状化粧材繰出容器1は、
容器本体4内に雌ねじ部を有し、これに螺合する雄ねじ
を有する押棒30を設けるとともに、この押棒30の棒
軸35が貫通して非円形嵌合する回転止部材50を遊嵌
し、この回転止部材50とカートリッジ2は、容器本体
4にカートリッジ2が嵌合された際にスプライン係合し
て回転止め機構を成立させ、押棒30の繰り出しを可能
とし、押棒30が後退限以外の位置に繰り出されたとき
にはカートリッジ2内の芯チャック部材20の後端側
で、引バネ3(スプリング)の反発力によって押棒30
を棒状化粧材を突出させることなく後退方向に押し戻す
ことを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ式棒状化粧
材繰出容器であって、特には容器本体内の押棒を、バネ
を用いてオートリターンさせる機構と同様の効果を有す
るカートリッジ式棒状化粧材繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートリッジ式棒状化粧材繰出容
器において、カートリッジ内の棒状化粧材が芯チャック
で保持され、芯チャックをバネ等により常時後退方向に
付勢するカートリッジと、押棒が内装された容器本体と
からなるカートリッジ式棒状化粧材繰出容器において、
前記押棒を繰り出し前記カートリッジ内の芯チャック後
端をバネの付勢に抗して進出させるタイプのカートリッ
ジ式棒状化粧材繰出容器は、多々の発明がなされてい
て、実際に数多くのこのタイプのカートリッジ式棒状化
粧材繰出容器が各メーカーより発売され、広く市場に流
通している。
【0003】従来の容器本体においては、カートリッジ
内の棒状化粧材を使い切った使用者は、カートリッジと
容器本体を逆に回して繰り出された容器本体の押棒の位
置を後退限まで繰り下げてからカートリッジを容器本体
より抜く必要があった。
【0004】さもないと、次に新しいカートリッジを容
器本体に装着した際、既に上昇限に位置している押棒の
ためにカートリッジの芯チャックが押されて、いきなり
棒状化粧材がストロークいっぱいの長さで繰り出されて
しまい、棒状化粧材芯の折れや欠けの事故の一因となっ
ていた。
【0005】しかし、上昇限に位置している押棒を繰り
下げると言う行為は、使用後でもあり、また新しいカー
トリッジを装着する際には、簡単に忘れがちなものであ
る。そのため、上記の事故は起こりがちであり、また、
わざわざ上昇限にある押棒を繰り下げるというのも面倒
な行為であるため、この不便性を解消した棒状化粧材容
器への要望は大きいものであった。
【0006】そこで、この不便性を改良したカートリッ
ジ式棒状化粧材繰出容器として弊社出願の実公平5−1
3307が開示されている。このカートリッジ繰出容器
では、容器本体内の押棒をスプリングによって常時後退
方向に付勢する事によって、後退限まで自動的に戻る押
棒のオートリターン機構を実現したもので、使用者はカ
ートリッジを容器本体より抜くだけで、容器本体内の押
棒が常に後退限に戻るため、新たにカートリッジを容器
本体に装着した際にカートリッジ内の棒状化粧材が不用
意に繰り出されることのないきわめて具体的な効果を持
つ、優れた発明である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の容器
本体内の押棒を後退方向に付勢するスプリングを必要と
することなく、従来の容器本体内の押棒のオートリター
ン機構と同等な効果を実現させるものであり、低コスト
でありながら、シンプルで機能性に富んだカートリッジ
式棒状化粧材繰出容器を提供しようとするものである。
【0008】本発明の目的は、従来押棒に巻装されてい
るスプリングによって押棒を常時後方に付勢し、カート
リッジを抜いた時自動的に押棒が後退限まで戻るオート
リターン機構によって、新しいカートリッジを挿入した
ときに不意に棒状化粧材が突出する事故を防いでいた
が、押棒を後方へ付勢するスプリングを必要とすること
なく同様な効果を実践することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
第1の発明では、押棒を備えた容器本体と、この容器本
体に着脱自在のカートリッジとからなり、前記容器本体
と前記カートリッジとの回動によって、前記容器本体内
の押棒が軸方向に移動し、前記カートリッジの前端開口
孔より棒状化粧材を進出させるカートリッジ式棒状化粧
材繰出容器において、前記容器本体は、雌ねじ部と前記
押棒の雄ねじ部が螺合する螺合機構と、前記押棒が貫通
しこの押棒と同期に回動する回転止部材を備え、前記カ
ートリッジは、スプリングで後方へ付勢される芯チャッ
ク部材と、前記回転止部材と同期に係合する係合部とを
備え、前記容器本体に前記カートリッジが回動可能に嵌
合されると、前記カートリッジの係合部と前記容器本体
の回転止部材とが係合し、回転止機構が成立する事によ
って、前記押棒の繰出しを可能にするとともに、前記押
棒が後退限以外に位置する時は、前記カートリッジ内の
スプリングによって後方に付勢される芯チャック部材の
後端側で、前記カートリッジの前記容器本体への挿入時
には、前記回転止機構が成立する迄、又、前記カートリ
ッジの前記容器本体からの離脱時には、前記回転止機構
が解除されるとともに、前記押棒を後方へ押戻す事を可
能とする。
【0010】第2の発明では、前記カートリッジを前記
容器本体へ挿入し、この容器本体に前記カートリッジが
回動可能に嵌合された部位で回転止機構が成立するとと
もに、前記カートリッジ内の芯チャック部材の後端側で
押し戻されている前記押棒は後退限位置に位置する。
【0011】第3の発明では、前記容器本体内の前記押
棒が貫通しこの押棒と同期に回動する回転止部材は、前
記容器本体内の雌メジより先端開口孔側に位置し、容器
本体の先端開口孔よりの脱出を防止されている。第4の
発明では、前記容器本体の雌ネジのピッチは、この雌ネ
ジに螺合する前記押棒が自重で自然落下する程度の緩や
かなピッチで製作される。
【0012】
【作用及び効果】上記手段を講じる為、本発明のカート
リッジ式棒状化粧材繰出機構においては、容器本体内に
は雌ネジ部を有し、前記押棒の雄ネジ部と螺合する螺合
機構と、前記押棒を貫通し、この押棒と同期に回動する
回転止部材を備え、前記カートリッジにはスプリングで
後方へ付勢される芯チャック部材と前記回転止部材と同
期に係合する係合部とを備え、前記容器本体に前記カー
トリッジが回動可能に嵌合されると、前記カートリッジ
の係合部と前記容器本体の回転止部材が係合し、回転止
機構が成立する事によって、前記押棒の繰出しを可能に
するとともに、前記押棒が後退限以外に位置する時は、
前記カートリッジ内のスプリングによって、後方に付勢
される芯チャック部材の後端側で、前記カートリッジの
前記容器本体への挿入時には、前記回転止が成立する
迄、又前記カートリッジの前記容器本体よりの離脱時に
は、前記回転止が解除されるとともに、前記押棒を後方
へ押し戻すことを可能とした事を特徴とする。これによ
り、容器本体の押棒の位置がどこへあろうとも、カート
リッジの挿入の際、棒状化粧材を突出する事なく、カー
トリッジを容器本体へ嵌合する事を可能とするカートリ
ッジ式棒状化粧材容器が、容器本体内にスプリングを必
要とすることなく得ることが出来る。
【0013】又、カートリッジを容器本体より離脱する
際に、回転止機構が解除されると瞬時にスプリングの反
発力で押棒を後方へ押し戻す事が可能であって、容器本
体を単体で持ち運ぶ際等において、機構的に重要な役割
を持つ押棒が変形し曲がったり、傷がつくことが防止で
きることを更なる特徴とする。
【0014】更に、第2の発明によって、前記カートリ
ッジを容器本体へ挿入し、この容器本体に前記カートリ
ッジが嵌合された部位で回転止機構が成立するととも
に、前記カートリッジ内の芯チャック部材の後端側で押
戻されている前記押棒は後退限位置に位置する事を特徴
としている。
【0015】後退限以外に押棒が位置する時は、カート
リッジ内の芯チャック部材の後端側でスプリングの付勢
によって後方へ押戻されるが、カートリッジが容器本体
へ嵌合された部位がカートリッジと回転止部材が係合す
る位置であり、この係合した部位が押棒は後退する事が
できない後退限を示しており、この後退限により前進限
迄が棒状化粧材がストロークする長さとなる。
【0016】第3の発明により、前記容器本体内の前記
押棒を貫通し、この押棒と同期に回動する回転止部材
は、前記容器本体内の雌ネジ部より先端開口孔側に位置
し、尚かつ容器本体の先端開口孔よりの脱手を防止する
手段がとられている。
【0017】第4の発明による、前記容器本体の雌ネジ
のピッチは、この雌ネジに螺合する前記押棒が自重で自
然落下する程度の緩やかなピッチで製作されている為、
カートリッジ内の芯チャック部材の後端側でスプリング
の付勢力によって、棒状化粧材を先筒の先端開口孔より
突出することなく押戻すことができ、又、カートリッジ
が容器本体より離脱して、回転止機構が解除された際に
スプリングの反発力で芯チャック部材の後端面で押棒を
後方へ押し戻す事を可能としている。
【0018】
【実施例】本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図5において示されているのは、本発明の第1実
施例である。
【0019】本実施例のカートリッジ式棒状化粧材繰出
容器1は、カートリッジ2と容器本体4より構成され、
図1乃至図5において明示されるように、容器本体4
は、外筒40と螺旋筒60と押棒30と、この押棒30
の棒軸35が貫通して同期に回動する回転止部材50と
を備える。
【0020】押棒30は、後部にフランジ部32を設
け、その外周に雄ねじ突起33が形成され、この雄ねじ
突起33は前記螺旋筒60の雌ねじ部61に軸方向に少
なくともストローク分設けられた螺旋溝62と螺合して
螺合機構を構成している。前記螺旋筒60の雌ネジ部6
1に設けられた螺旋溝62のピッチは、螺合して押棒3
0が容器本体4を直立させた時は、押棒30の自重で押
棒30の後端面36が前記螺旋筒60の底面64に当接
して後退限迄自然落下する程度に緩やかな事が望まし
い。
【0021】前記回転止部材50を貫通する押棒30の
棒軸35の断面形状は非円形であり、この回転止部材5
0と棒軸35とが同期に回動をする手段(回転止部材5
0の貫通孔内周に受溝51が形成され、これに係合する
係合条部31が棒軸35に設けられ軸方向に摺動可能且
つ回動不能に係合をしている)が取られ、また、回転止
部材50の後部フランジ部53は、螺旋筒60の前端面
65と、容器本体4を構成する外筒40より突出した段
部41後端面41bとの間で遊嵌され、容器本体4の前
端開口孔よりの脱落が防止されている。
【0022】図1は容器本体4にカートリッジ2が嵌合
した状態を示し、カートリッジ2の係合突起13aと容
器本体4の環状凹部42は、係合してカートリッジ2を
容器本体4に回動可能に嵌合している。
【0023】この状態では、押棒30は後退限に位置
し、押棒30の後端面36は螺旋筒60の底面64に当
接している。また、容器本体4内の回転止部材50外周
に形成した同期係合部52は、カートリッジ2の同期係
合部12aとスプライン係合して、回転止め機構を成立
させている。
【0024】次にカートリッジ2であるが、本発明のカ
ートリッジ2は先筒10と内筒10aとが回動不能に固
着された2重筒の状態でカートリッジ2の外観を構成
し、更に芯チャック部材20が、前部の保持部21に棒
状化粧材Aを保持した状態で内挿され、この芯チャック
部材20は、引バネ3(スプリング)によって後方に付
勢されているが、ベンド片23が内筒10aの内凸部1
1aの上端と当接して後方への移動が防止されている。
【0025】前記引バネ3は、上部係止部3aと引バネ
部3bと下部係止部3cからなり、上部係止部3aは芯
チャック部材20のバネ係止部24に係止され、更に下
部係止部3cは内筒10aの下向き段部14aに当接す
ることにより、芯チャック部材20とカートリッジ2と
に前記引バネ3は介装されている。
【0026】上記、引バネ3のバネ係止部24と内筒1
0aの下向き段部14aとの距離を引バネ3の寸法より
も大きくとれば、芯チャック部材20は引バネ3を緊張
させながら常時後方へと付勢することが可能となる。
【0027】次に、本実施例の作動の状況を図に従って
説明する。図1では、カートリッジ2は、容器本体4に
回動可能に嵌合され、カートリッジ2の内筒10aの下
端内径に設けられた同期係合部12aと、回転止部材5
0の外周に形成した同期係合部52とが回動不能に係合
して、カートリッジ2と押棒30とが同期に回動する回
転止め機構を成立させている。
【0028】この状態でカートリッジ2と容器本体4と
を相対的に回動させると、前述の回転止め機構によって
カートリッジ2と押棒30は同期に回動する。そのとき
螺合機構を構成する押棒30の雄ねじ突起33と容器本
体内の雌ねじ部61とは相対的に回動することとなる。
従って、前記回転止め機構と前記螺合機構とによって押
棒30が、容器本体4内を軸方向に移動し繰り出され
る。
【0029】この押棒30の前端面34は芯チャック部
材20の後端面22に当接して後方に付勢する引バネ3
の反発力に抗して前進を続けるため、棒状化粧材Aはカ
ートリッジ2の前端開口孔11より突出を始める。押棒
30が軸方向に移動すれば、当然引バネ3は延ばされて
カートリッジ2を容器本体4より離脱しようとする力が
働くが、カートリッジ2の係合突起13aと容器本体4
の環状凹部42によるカートリッジ2の容器本体4への
嵌合によって、前記引バネ3による離脱を防止するとと
もに、回動に際しては抵抗部となって、引バネ3の押棒
30への下方方向への引戻しの力を吸収している。
【0030】次に、カートリッジ2と容器本体4を前述
とは逆に回動すれば、前記メカニズムによって押棒30
は後退する。
【0031】図4はカートリッジ2と容器本体4とを相
対的に回動し押棒30を繰り出しの限界点、つまり繰上
上昇限に達した状態を示す図であり、このとき押棒30
のフランジ部32外周に形成した雄ねじ突起33は、螺
旋筒60の雌ねじ部61を抜け出した状態になり、回動
するたびにこの雄ねじ突起33は雌ねじ部61の螺旋溝
62に引バネ3の反発力によって落ち込み、カチカチと
クリック音を立てる。この機構は、繰出の限界を使用者
に明確に知らせるとともに、クラッチ機構となって回転
止め機構及び螺合機構を構成する部位に過大な負荷がか
かることを防止している。
【0032】図5はカートリッジ2を容器本体4より取
り外す際に回転止め機構が解除され、引バネ3(スプリ
ング)の反発力によって押棒30が後退方向に押し戻さ
れた状態を示している。カートリッジ2の係合突起13
aは、容器本体4の環状凹部42の嵌合位置より離脱
し、カートリッジ2が容器本体4から軸方向に移動する
と、カートリッジ2内筒10a下端内径に形成した同期
係合部12aと容器本体4内の回転止部材50外周の同
期係合部52とによる回転止め機構が解除される。
【0033】そのため、今まで引バネ3の反発力に抗し
ていた押棒30の前端面34を芯チャック部材20の後
端面22が引バネ3の反発力で後退方向に押し戻すこと
となり、押棒30と回転止部材50とは同期の回転をし
つつ、雌ねじ部61の螺旋溝62に沿って後退する。
【0034】また、図5において、容器本体4内の押棒
30は、後退限の近くまで押し戻されているが、その一
方においては、新たにカートリッジ2が嵌合される寸前
の図とも言うことが出来る。
【0035】この状態から新しいカートリッジ2を差し
込んでいくと、引バネ3で常時後退方向に付勢されてい
る芯チャック部材20の後端面22は、押棒30の前端
面34に当接して、引バネ3の反発力で押棒30を更に
押し戻すこととなる。その為に前記した様に、内筒60
の螺旋溝62のピッチは緩やかに製作する必要がある。
【0036】さらにカートリッジ2を押し込むことによ
って、カートリッジ2は係合突起13aが容器本体4内
の環状凹部42に回動可能に嵌合され、カートリッジ2
を構成する内筒10a下端内径に形成した同期係合部1
2aと、容器本体4内の押棒30を貫通する回転止部材
50外周に形成した同期係合部52がスプライン係合す
る事によって回転止め機能が成立し、図1に示す状態と
なる。
【0037】例えば、カートリッジ2を変換時に容器本
体4を直立状態に保持すれば、押し棒30は自らの自重
で自然落下して、図1に示す如く、押棒30の後端面3
6は内筒60の底面64に当接して、既に後退限に押棒
30が位置する為、カートリッジ2は押棒30を押戻す
事なく容器本体に嵌合される。又、押棒30が後退限以
外に位置している時にカートリッジ2を容器本体4へ挿
入していくと、前記した様にカートリッジ2の引バネ3
の反発力によって、押棒30の先端面は芯チャック部材
の後端面で押されて、後退限方向へ押戻される。
【0038】カートリッジ2の係合突起13aと容器本
体4の環状凹部42による嵌合が終了する迄前記押棒3
0は押し戻され、既にこの時点でカートリッジ2と押棒
30が同期に回動する回転止機構は成立している。その
為、押されていった押棒30は、その後端面36が内筒
60の底面64に当接していない場合もありえる。回転
止機構が成立した途端、押棒30は後退する事が不可能
となる為、回転止50の同期係合部52の長さや間隔、
又、カートリッジ2の係合部12aとの係合状態によっ
ては、押棒30はその後端面36を内筒60の底面64
に当接しない可能性も多々ある。押棒30の後退限とは
カートリッジ2が容器本体4へ嵌合され、回転止機構が
成立した処が押棒の後退限であると言う事もできる。
【0039】本発明は、容器本体4内の押棒30を軸方
向に移動する繰出機構を 容器本体4内の雌ネジ部61
に螺合する押棒30の螺合機構とカートリッジ2と押棒
30とが同期に回動する回転止機構から構成し、カート
リッジ2が容器本体4へ嵌合された時に、回転止機構が
成立し、又、押棒が後退限に位置しているとし、押棒を
この後退限より前進限迄移動可能としたものである。
【0040】言いかえると、容器本体4内の押棒30
は、繰出機構が成立しているときはカートリッジ2内の
芯チャック部材20の後端面22に押棒30の前端面3
4が当接して引バネ3の反発力に抗して移動するが、繰
出機構を構成するカートリッジ2と回転止部材50とが
同期に回動する回転止め機構が解かれた瞬間に、カート
リッジ2内の引バネ3の反発力は、押棒30の前端面3
4を芯チャック部材20の後端面22で押し戻し、押棒
30は容器本体4内の雌ねじ部61に沿って回転止部材
50を同期の回転をしながら後退限方向に移動すること
を特徴としている。
【0041】上記の説明によって、従来は新しくカート
リッジを装着する際に棒状化粧材が不用意に繰り出され
ることを防止する手段として、容器本体内の押棒にスプ
リングを巻装して押棒を強制的にオートリターンさせて
いたが、本発明ではこの容器本体内のスプリングを押棒
に巻装することなく棒状化粧材Aを先筒先端回口孔11
より突出させることなく、同様の効果を得ることができ
るものである。押棒30の押戻し行為は、カートリッジ
2を容器本体4へ挿着する時のみでなくカートリッジ2
を容器本体4より離脱する時もこの押戻し行為が行われ
る事を特徴とする。
【0042】これは本発明が回転止機構の成立を容器本
体4内に押棒30を貫通してこの押棒と同期の回動する
回転止部材50とカートリッジ2との係合による方法を
とった為であり、カートリッジ2を容器本体4との嵌合
部より少し移動したのみで行われる為、押棒30は容器
本体4が多少短くても容器本体4の先端開口孔より突出
する事はない。
【0043】図6は本発明の第2実施例のカートリッジ
式棒状化粧材繰出容器であり、カートリッジ102は、
先筒110、芯チャック部材120,引バネ103、内
筒110aからなり、第1実施例のカートリッジ2と同
様のものである。また、容器本体104内の、押棒13
0と回転止部材150の構成及び作用も第1実施例に準
ずる。
【0044】この第2実施例は、例えばリップライナー
などのキャップを必要とする棒状化粧材芯を内装するカ
ートリッジに適したものであり、そのため外筒140に
キャップ係止部材170を固着し、これにキャップ5を
着脱自在に装着するものである。また、この第2実施例
の特徴は、容器本体104を、内周面に雌ねじ部161
が形成された外筒140と、回転止部材150と押棒1
30とから構成し、この容器本体104にキャップ5を
係止するキャップ係止部材170を設け、更に、上記回
転止部材150を、外筒140内の段部165とキャッ
プ係止部材170の下端面172との間に遊嵌させたこ
とにある。このように構成されているので、キャップ5
の外径と外筒14の外径とを、同一面上に容易に設定す
ることができるので、美観上優れた棒状化粧材容器を提
供することが可能となる。
【0045】第2実施例においては、キャップ5をキャ
ップ係止部材170に係止することを目的としているた
め、キャップ係止部材170を容器本体104に固着さ
れることが望ましいが、このキャップ係止部材170を
容器本体104に対し回動可能且つ脱出不能に連結して
も、カートリッジ102と回転止部材150とが同期に
回動する回転止め機構に支障を生じなければ何ら問題は
なく。更に言えば、キャップ係止部材170とカートリ
ッジ102とが同期に回動する繰出容器としてもよい。
【0046】図7乃至図10は、本発明の第3実施例の
棒状化粧材繰出容器を示す。本実施例の特徴は、カート
リッジ202と容器本体204とが同期に回動する回転
止め機構が、ライナー280を介している点にある。他
の実施例と比較すると、カートリッジ後端の内周面に係
合部を設けなくてもよいので押棒が進入可能であれば、
カートリッジの尾端の形状が自由に設計ができるので、
埃などの進入を防止するためにカートリッジの後端に開
口した穴の寸法を極力小さくしたいとき、或いは、カー
トリッジの全長を短くすることができる点が特に有効で
ある。
【0047】本実施例のカートリッジ202は、先筒2
10と、先筒210に固着された内筒210aと、芯チ
ャック部材220と引バネ3(スプリング)とを備え、
容器本体204は、内周面に雌ねじ部261が形成され
た外筒240と、押棒230と、回転止部材250と、
ライナー280と、押バネ7とを備えている。押バネ7
は、容器本体204内周の段部265に載置され、回転
止部材250を上方に押し、カートリッジ202が容器
本体204に嵌合されないときに、ライナー280内周
の係合部284が回転止部材250の無突起部259の
部分に位置し、ライナー280と回転止部材250とが
相対的に回動可能な状態になるように位置決めをしてい
る。
【0048】上記回転止部材250は、ライナー280
の後端面285と押バネ7によって容器本体204内に
脱落不能に遊嵌され、また、上記容器本体204の内周
面の雌ねじ部261と、押棒230の雄ねじ突起233
は螺合し、螺合機構を形成している。
【0049】次に、本実施例の容器本体204にカート
リッジ202が嵌合された際に、カートリッジ202の
係合部212aと容器本体204の回転止部材250と
が同期に回動する回転止め機構について説明する。図7
は、容器本体204にカートリッジ202が嵌合された
状態を示している、この状態において、回転止部材25
0の前端面258はカートリッジ202後端で押され、
図8のC−C断面図で示すように、回転止部材250の
同期係合部252はライナー280内周に設けられた係
合部284と回転不能に係合し。一方、ライナー280
の受溝281とカートリッジ202の係合部212aと
は回動不能に係合することにより、カートリッジ202
の係合部212aと回転止部材250とは、ライナー2
80を介して同期に回動する回転止め機構を成立させて
いる。
【0050】図9に示す、ライナー280と回転止部材
250の一部断面斜視図で両部材の機構を更に説明する
と、カートリッジ202が嵌合されていない状態におい
ては、回転止部材250は押バネ7に押されてライナー
280の後端面285に回転止部材250のフランジ前
端面253aが当接している。この時ライナー280内
周下部の係合部284は回転止部材250の無突起部2
59に位置しているので、ライナー280と回転止部材
250とは回動自在に組み合わされる。
【0051】次に、ライナー280にカートリッジ20
2が嵌合され、図7に示したように回転止め機構が成立
した状態で、カートリッジ202と容器本体204を相
対的に回動させると、カートリッジ202と押棒230
とが回転止め機構によって同期に回動するので、押棒2
30と容器本体204とが相対的に回動することとな
り、押棒230の雄ねじ突起233と雌ねじ部261と
からなる螺合機構により、押棒230が繰り出され先端
開口から棒状化粧材Cが繰り出される。
【0052】この棒状化粧材Cが繰り出された状態で、
カートリッジ202を容器本体204から取り外す際
に、容器本体204に対してカートリッジ202を上方
に移動させると、カートリッジ202の後端面215で
押されていた回転止部材250も押バネ7の反発力で同
時に上方に移動し、ライナー280の係合部284が回
転止部材250の無突起部259に位置する。従って係
合部284と同期係合部252の係合は解除されるの
で、ライナー280を介した回転止め機構が解除される
こととなる。
【0053】上記回転止め機構が解除されると、後方に
付勢された芯チャック部材220によって押棒230は
回転止部材250と同期に回動しながら、雌ねじ部26
1の螺旋に沿って後退方向に押し戻される。また、カー
トリッジ202が未装着の時に何らか事情で押棒230
が後退限以外に位置するような場合において、カートリ
ッジ202を装着すると、芯チャック部材220の後端
面によって、押棒230は後退方向に押し戻されるの
で、棒状化粧材Cが不用意にカートリッジ202から繰
り出されることが無く汚れや破損などの事故が防止でき
る。
【0054】図10は、図7の容器本体に装着可能なカ
ートリッジ302を示した一部断面図であって、先筒3
10と、芯チャック部材320と、尾栓390と引バネ
303からなる。この引バネ303は上部係止部303
aと、引バネ部303bと下部係止部303cとからな
り、下部係止部303cは先筒310内周に設けられた
下向段部314と尾栓390先端面の間で係止されてい
る。また、上部係止部303aは芯チャック部材320
のバネ係止部324と係合して、芯チャック部材320
を先筒310内に係止している。この引バネ303の引
バネ部303bは、カートリッジ単体において緊張して
いるものではなく、前記容器本体204内の押棒230
の当接をもって反発力が生まれるものである。
【0055】このカートリッジ302を図7の容器本体
204に差し込むと、芯チャック部材320後端が押棒
230の先端を後退方向に押し戻し、更に、カートリッ
ジ後端面315が回転止部材250を押し下げると、カ
ートリッジ302の係合突起313がライナー280の
凹部283に係合して、カートリッジ302はライナー
280に嵌合される。更に、図8に示した係合部284
と同期係合部252とが係合して、回転止部材250と
ライナー280が回動不能に係合するとともに、先筒3
10外周の係合部312がライナー280の受溝281
と回動不能に係合することにより、前述した、ライナー
280を介したカートリッジ302と容器本体204の
回転止め機構が成立する。
【0056】図11は本発明の第4実施例の、芯チャッ
ク部材420を後退方向へ付勢する押バネ6(スプリン
グ)を使用するカートリッジ402の一部縦断面図で、
図12は、図1における本発明の第1実施例と同様の容
器本体4を示すものである。
【0057】本実施例の、カートリッジ402は、先筒
410と、芯チャック部材420及び押バネ6で構成さ
れ、先筒410内に内装されている芯チャック部材42
0は前端に棒状化粧材Dを保持する保持部421を備
え、更に、この保持部421より延設される竿体429
と、この竿体429の後端にベンド片422よりなる押
バネ6を係止する下端係止部428が設けられている。
【0058】押バネ6は、先筒410の内凸部411a
の下端面と竿体429下部の係止部428とに介装さ
れ、芯チャック部材420を後退方向に付勢している。
【0059】また、カートリッジ402の内周下端には
回転止部材50と係合する同期係合部412aが形成さ
れるとともに、容器本体4の環状凹部42に嵌合される
係合突起413aを備える。
【0060】カートリッジ402を容器本体4に挿入す
ることによって、容器本体4内の押棒30の位置が後退
限以外に位置するときは芯チャック部材420の後端側
で押バネ6の反発力で押棒30を後退方向に押し戻し、
カートリッジ402が容器本体4へ嵌合されるとカート
リッジ402下端の同期係合部412aが回転止部材5
0の同期係合部52に回転不能に係合して回転止め機構
が成立する。
【0061】上記の如く、押バネ6を使用するカートリ
ッジ402においても第1,第2,及び第3実施例のカ
ートリッジ式棒状化粧材繰出容器と同様に新たにカート
リッジ402を嵌合する際に棒状化粧材Dを突出するこ
とが無く。また、カートリッジ402を容器本体4から
取り外す際に回転止め機構が解除されると押棒30を押
し戻す作動が行われる。
【0062】本発明のカートリッジ及び容器本体の構造
は、第1,第2,第3及び第4実施例において述べられ
ているものに限定されるものではなく、カートリッジ内
の保持されている芯チャック部材がスプリングによって
後退方向に付勢されていればよく、また、容器本体内に
は容器本体と同期の回動をする雌ねじ部が設けられ、押
棒と雌ねじ部によって螺合機構を備えるとともに、押棒
が貫通し、押棒と同期の回転をする回転止部材が遊嵌さ
れ、カートリッジと回転止部材とが同期に回動する回転
止め機構が設けられていればよい。
【0063】なお、スプリングは引バネに限定するもの
でもなく、また、容器本体内の雌ねじ部もストロークの
長さに限られるものではなく、押棒がストローク分移動
できる螺合機構であればよい。
【0064】また、カートリッジ内のスプリングによっ
て常時後方に付勢されている芯チャック部材は、第1実
施例においてはこのスプリングがカートリッジ単体にお
いても緊張して付勢されているが、芯チャック部材の後
端に押棒の前端面が当接した状態で反発力をかけられる
スプリングであれば、本発明の技術的範囲に属するもの
である。
【0065】また、棒状化粧材を繰り出した際に、カー
トリッジと容器本体を静止する手段は、カートリッジの
容器本体への嵌合によって容器本体内の押棒が移動した
時にカートリッジ内のスプリングの反発力によって、容
器本体よりの離脱を防止する程度の軸方向の嵌合による
抵抗を回動摩擦抵抗として利用しても良いが、容器自体
に重厚感や高級感などを醸し出すために、板バネやOリ
ング等の部材を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、第1実施例の一部縦断面図で
ある。
【図2】図1に示されているA−A断面図である。
【図3】図1に示されているB−B断面図である。
【図4】第1実施例の一部縦断面図である。
【図5】第1実施例の一部縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図8】図7で示されているC−C断面図である。
【図9】第3実施例のライナーと芯チャック部材を示す
一部断面斜視図である。
【図10】第3実施例の容器本体に使用可能なカートリ
ッジの一部縦断面図である。
【図11】本発明の第4実施例のカートリッジを示す一
部縦断面図である。
【図12】第4実施例において使用される容器本体の一
部縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・ カートリッジ式棒状化粧材繰出容器 2・・・・ カートリッジ 3・・・・ 引バネ 3a・・・ 上部係止部 3b・・・ 引バネ部 3c・・・ 下部係止部 4・・・・ 容器本体 5・・・・ キャップ 6・・・・ 押バネ 7・・・・ 押バネ A・・・・ 棒状化粧材 B・・・・ 棒状化粧材 C・・・・ 棒状化粧材 D・・・・ 棒状化粧材 10・・・ 先筒 10a・・ 内筒 11・・・ 前端開口孔 11a・・ 内凸部 12a・・ 同期係合部 13a・・ 係合突起 14a・・ 下向き段部 20・・・ 芯チャック部材 21・・・ 保持部 22・・・ 後端面 23・・・ ベンド片 30・・・ 押棒 31・・・ 係合条部 32・・・ フランジ部 33・・・ 雄ねじ突起 34・・・ 前端面 35・・・ 棒軸 36・・・ 後端面 40・・・ 外筒 41・・・ 段部 41b・・ 後端面 42・・・ 環状凹部 50・・・ 回転止部材 51・・・ 受溝 52・・・ 同期係合部 53・・・ 後部フランジ部 60・・・ 螺旋筒 61・・・ 雌ねじ部 62・・・ 螺旋溝 64・・・ 底面 65・・・ 前端面 102・・ カートリッジ 104・・ 容器本体 110・・ 先筒 110a・ 内筒 120・・ 芯チャック部材 130・・ 押棒 140・・ 外筒 150・・ 回転止部材 161・・ 雌ねじ部 165・・ 段部 170・・ キャップ係止部材 171・・ キャップ係止突起 172・・ 下端面 202・・ カートリッジ 204・・ 容器本体 210・・ 先筒 210a・ 内筒 212a・ 係合部 220・・ 芯チャック部材 230・・ 押棒 233・・ 雄ねじ突起 240・・ 外筒 250・・ 回転止部材 252・・ 同期係合部 253・・ フランジ部 253a・ 前端面 253b・ 後端面 258・・ 前端面 261・・ 雌ねじ部 265・・ 段部 280・・ ライナー 281・・ 受溝 283・・ 嵌合部 284・・ 係合部 285・・ 後端面 302・・ カートリッジ 303・・ 引バネ 303a・ 上部係止部 303b・ 引バネ部 303c・ 下部係止部 312・・ 係合部 313・・ 係合突起 390・・ 尾栓 402・・ カートリッジ 410・・ 先筒 411a・ 内凸部 412a・ 同期係合部 413a・ 係合突起 420・・ 芯チャック部材 421・・ 保持部 422・・ ベンド片 428・・ 係止部 429・・ 竿体
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月17日(2001.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カートリッジ式棒状化粧材繰出容器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ式棒状化粧
材繰出容器であって、特には容器本体内の押棒を、バネ
を用いてオートリターンさせる機構と同様の効果を有す
るカートリッジ式棒状化粧材繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートリッジ式棒状化粧材繰出容
器において、カートリッジ内の棒状化粧材が芯チャック
で保持され、芯チャックをバネ等により常時後退方向に
付勢するカートリッジと、押棒が内装された容器本体と
からなるカートリッジ式棒状化粧材繰出容器において、
前記押棒を繰り出し前記カートリッジ内の芯チャック後
端をバネの付勢に抗して進出させるタイプのカートリッ
ジ式棒状化粧材繰出容器は、多々の発明がなされてい
て、実際に数多くのこのタイプのカートリッジ式棒状化
粧材繰出容器が各メーカーより発売され、広く市場に流
通している。
【0003】従来の容器本体においては、カートリッジ
内の棒状化粧材を使い切った使用者は、カートリッジと
容器本体を逆に回して繰り出された容器本体の押棒の位
置を後退限まで繰り下げてからカートリッジを容器本体
より抜く必要があった。
【0004】さもないと、次に新しいカートリッジを容
器本体に装着した際、既に上昇限に位置している押棒の
ためにカートリッジの芯チャックが押されて、いきなり
棒状化粧材がストロークいっぱいの長さで繰り出されて
しまい、棒状化粧材芯の折れや欠けの事故の一因となっ
ていた。
【0005】しかし、上昇限に位置している押棒を繰り
下げると言う行為は、使用後でもあり、また新しいカー
トリッジを装着する際には、簡単に忘れがちなものであ
る。そのため、上記の事故は起こりがちであり、また、
わざわざ上昇限にある押棒を繰り下げるというのも面倒
な行為であるため、この不便性を解消した棒状化粧材容
器への要望は大きいものであった。
【0006】そこで、この不便性を改良したカートリッ
ジ式棒状化粧材繰出容器として弊社出願の実公平5−1
3307が開示されている。このカートリッジ繰出容器
では、容器本体内の押棒をスプリングによって常時後退
方向に付勢する事によって、後退限まで自動的に戻る押
棒のオートリターン機構を実現したもので、使用者はカ
ートリッジを容器本体より抜くだけで、容器本体内の押
棒が常に後退限に戻るため、新たにカートリッジを容器
本体に装着した際にカートリッジ内の棒状化粧材が不用
意に繰り出されることのないきわめて具体的な効果を持
つ、優れた発明である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の容器
本体内の押棒を後退方向に付勢するスプリングを必要と
することなく、従来の容器本体内の押棒のオートリター
ン機構と同等な効果を実現させるものであり、低コスト
でありながら、シンプルで機能性に富んだカートリッジ
式棒状化粧材繰出容器を提供しようとするものである。
【0008】本発明の目的は、従来押棒に巻装されてい
るスプリングによって押棒を常時後方に付勢し、カート
リッジを抜いた時自動的に押棒が後退限まで戻るオート
リターン機構によって、新しいカートリッジを挿入した
ときに不意に棒状化粧材が突出する事故を防いでいた
が、押棒を後方へ付勢するスプリングを必要とすること
なく同様な効果を実践することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
第1の発明では、押棒を備えた容器本体と、この容器本
体に着脱自在なカートリッジと、からなり、前記容器本
体と前記カートリッジとの回動によって、前記容器本体
内の押棒が軸方向に移動し、前記カートリッジの前端開
口孔より棒状化粧材を進出させるカートリッジ式棒状化
粧材繰出容器において、前記容器本体は、雌ねじ部と前
記押棒の雄ねじ部とが螺合する螺合機構と、前記押棒が
貫通してこの押棒と同期に回動する回転止部材とを
え、前記カートリッジは、スプリングで後方へ付勢され
る芯チャック部材と、前記回転止部材と同期に係合する
係合部とを備え、前記容器本体に前記カートリッジが回
動可能に嵌合されると、前記カートリッジの係合部と前
記容器本体の回転止部材とが係合し、回転止機構が成立
するとことによって、前記押棒の繰出しを可能にする一
方、前記カートリッジの前記容器本体への挿入時には、
前記回転止機構が成立する迄、又、前記カートリッジの
前記容器本体からの離脱時には、前記回転止機構が解除
されてから、前記カートリッジ内のスプリングによって
後方に付勢される芯チャック部材の後端側で、前記押棒
が回転しつつ後方へ押し戻されるように構成されている
ことを特徴とする。
【0010】第2の発明では、前記カートリッジを前記
容器本体へ挿入し、この容器本体に前記カートリッジが
回動可能に嵌合された部位で回転止機構が成立するとと
もに、前記カートリッジ内の芯チャック部材の後端側で
押し戻されている前記押棒は後退限位置に位置すること
を特徴とする。
【0011】第3の発明では、前記容器本体内の前記押
棒が貫通し、この押棒と同期に回動する回転止部材は、
前記容器本体内の雌ねじ部より先端開口孔側に位置し、
容器本体の先端開口孔よりの脱出を防止されていること
を特徴とする。
【0012】第4の発明では、前記容器本体の雌ねじ部
のピッチは、この雌ねじ部に螺合する前記押棒が前記ス
プリングの付勢力により押し戻される程度の緩やかなピ
ッチであることを特徴とする。
【0013】
【作用及び効果】上記手段を講じる為、本発明のカート
リッジ式棒状化粧材繰出機構においては、容器本体内に
雌ねじ部と雄ねじ部とからなる螺合機構を有し、前記
押棒を貫通し、この押棒と同期に回動する回転止部材を
備え、前記カートリッジにはスプリングで後方へ付勢さ
れる芯チャック部材と前記回転止部材と同期に係合する
係合部とを備え、前記容器本体に前記カートリッジが回
動可能に嵌合されると、前記カートリッジの係合部と前
記容器本体の回転止部材が係合し、回転止機構が成立す
る事によって、前記押棒の繰出しを可能にするととも
に、前記押棒が後退限以外に位置する時は、前記カート
リッジ内のスプリングによって、後方に付勢される芯チ
ャック部材の後端側で、前記カートリッジの前記容器本
体への挿入時には、前記回転止が成立する迄、又前記カ
ートリッジの前記容器本体よりの離脱時には、前記回転
止が解除されるとともに、前記押棒を後方へ押し戻すこ
とを可能としたことを特徴とする。これにより、容器本
体の押棒の位置がどこへあろうとも、カートリッジの挿
入の際、棒状化粧材が前端開口孔より突出させないよう
、カートリッジを容器本体へ嵌合する事を可能とする
カートリッジ式棒状化粧材容器が、容器本体内にスプリ
ングを必要とすることなく得ることが出来る。
【0014】又、カートリッジを容器本体より離脱する
際に、回転止機構が解除されると瞬時にスプリングの反
発力で押棒を後方へ押し戻す事が可能であり、容器本体
の先端より突出することを防止することが可能なので、
容器本体を単体で持ち運ぶ際等において、機構的に重要
な役割を持つ押棒が変形し曲がったり、傷がつくことが
防止できることを更なる特徴とする。
【0015】更に、第2の発明によって、前記カートリ
ッジを容器本体へ挿入し、この容器本体に前記カートリ
ッジが嵌合された部位で回転止機構が成立するととも
に、前記カートリッジ内の芯チャック部材の後端側で押
戻されている前記押棒は後退限位置に位置する事を特徴
としている。
【0016】後退限以外に押棒が位置する時は、カート
リッジ内の芯チャック部材の後端側でスプリングの付勢
によって後方へ押戻されるが、カートリッジが容器本体
へ嵌合された部位がカートリッジと回転止部材が係合す
る位置であり、この係合した部位が押棒は後退する事が
できない後退限を示しており、この後退限により前進限
迄が棒状化粧材がストロークする長さとなる。
【0017】第3の発明により、前記容器本体内の前記
押棒を貫通し、この押棒と同期に回動する回転止部材
は、前記容器本体内の雌ねじ部より先端開口孔側に位置
し、尚かつ容器本体の先端開口孔よりの脱手を防止する
手段がとられている。
【0018】第4の発明による、前記容器本体の雌ねじ
のピッチは、この雌ねじ部に螺合する前記押棒が前記
スプリングの付勢力により押し戻される程度の緩やかな
ピッチであるため、カートリッジ内の芯チャック部材の
後端側でスプリングの付勢力によって、棒状化粧材を先
筒の先端開口孔より突出することなく押戻すことがで
き、又、カートリッジが容器本体より離脱して、回転止
機構が解除された際にスプリングの反発力で芯チャック
部材の後端面で押棒を後方へ押し戻す事を可能としてい
る。
【0019】
【実施例】本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図5において示されているのは、本発明の第1実
施例である。
【0020】本実施例のカートリッジ式棒状化粧材繰出
容器1は、カートリッジ2と容器本体4より構成され、
図1乃至図5において明示されるように、容器本体4
は、外筒40と螺旋筒60と押棒30と、この押棒30
の棒軸35が貫通して同期に回動する回転止部材50と
を備える。
【0021】押棒30は、後部にフランジ部32を設
け、その外周に雄ねじ突起33(雄ねじ部)が形成さ
れ、この雄ねじ突起33は前記螺旋筒60の雌ねじ部6
1に軸方向に少なくともストローク分設けられた螺旋溝
62と螺合して螺合機構を構成している。前記螺旋筒6
0の雌ネジ部61に設けられた螺旋溝62のピッチは、
この雌ねじ部61に螺合する押棒30がスプリングの付
勢力で押し戻される程度の緩やかなピッチとする。
【0022】前記回転止部材50を貫通する押棒30の
棒軸35の断面形状は非円形であり、この回転止部材5
0と棒軸35とが同期に回動をする手段(回転止部材5
0の貫通孔内周に受溝51が形成され、これに係合する
係合条部31が棒軸35に設けられ軸方向に摺動可能且
つ回動不能に係合をしている)が取られ、また、回転止
部材50の後部フランジ部53は、螺旋筒60の前端面
65と、容器本体4を構成する外筒40より突出した段
部41後端面41bとの間で遊嵌され、容器本体4の前
端開口孔よりの脱落が防止されている。
【0023】図1は容器本体4にカートリッジ2が嵌合
した状態を示し、カートリッジ2の係合突起13aと容
器本体4の環状凹部42は、係合してカートリッジ2を
容器本体4に回動可能に嵌合している。
【0024】この状態では、押棒30は後退限に位置
し、押棒30の後端面36は螺旋筒60の底面64に当
接している。また、容器本体4内の回転止部材50外周
に形成した同期係合部52は、カートリッジ2の同期係
合部12aとスプライン係合して、回転止機構を成立さ
せている。
【0025】次にカートリッジ2であるが、本発明のカ
ートリッジ2は先筒10と内筒10aとが回動不能に固
着された2重筒の状態でカートリッジ2の外観を構成
し、更に芯チャック部材20が、前部の保持部21に棒
状化粧材Aを保持した状態で内挿され、この芯チャック
部材20は、引バネ3(スプリング)によって後方に付
勢されているが、ベンド片23が内筒10aの内凸部1
1aの上端と当接して後方への移動が防止されている。
【0026】前記引バネ3は、上部係止部3aと引バネ
部3bと下部係止部3cからなり、上部係止部3aは芯
チャック部材20のバネ係止部24に係止され、更に下
部係止部3cは内筒10aの下向き段部14aに当接す
ることにより、芯チャック部材20とカートリッジ2と
に前記引バネ3は介装されている。
【0027】上記、引バネ3のバネ係止部24と内筒1
0aの下向き段部14aとの距離を引バネ3の寸法より
も大きくとれば、芯チャック部材20は引バネ3を緊張
させながら常時後方へと付勢することが可能となる。
【0028】次に、本実施例の作動の状況を図に従って
説明する。図1では、カートリッジ2は、容器本体4に
回動可能に嵌合され、カートリッジ2の内筒10aの下
端内径に設けられた同期係合部12aと、回転止部材5
0の外周に形成した同期係合部52とが回動不能に係合
して、カートリッジ2と押棒30とが同期に回動する回
止機構を成立させている。
【0029】この状態でカートリッジ2と容器本体4と
を相対的に回動させると、前述の回転止機構によってカ
ートリッジ2と押棒30は同期に回動する。そのとき螺
合機構を構成する押棒30の雄ねじ突起33と容器本体
内の雌ねじ部61とは相対的に回動することとなる。従
って、前記回転止機構と前記螺合機構とによって押棒3
0が、容器本体4内を軸方向に移動し繰り出される。
【0030】この押棒30の前端面34は芯チャック部
材20の後端面22に当接して後方に付勢する引バネ3
の反発力に抗して前進を続けるため、棒状化粧材Aはカ
ートリッジ2の前端開口孔11より突出を始める。押棒
30が軸方向に移動すれば、当然引バネ3は延ばされて
カートリッジ2を容器本体4より離脱しようとする力が
働くが、カートリッジ2の係合突起13aと容器本体4
の環状凹部42によるカートリッジ2の容器本体4への
嵌合によって、前記引バネ3による離脱を防止するとと
もに、回動に際しては抵抗部となって、引バネ3の押棒
30への下方方向への引戻しの力を吸収している。
【0031】次に、カートリッジ2と容器本体4を前述
とは逆に回動すれば、前記メカニズムによって押棒30
は後退する。
【0032】図4はカートリッジ2と容器本体4とを相
対的に回動し押棒30を繰り出しの限界点、つまり繰上
上昇限に達した状態を示す図であり、このとき押棒30
のフランジ部32外周に形成した雄ねじ突起33は、螺
旋筒60の雌ねじ部61を抜け出した状態になり、回動
するたびにこの雄ねじ突起33は雌ねじ部61の螺旋溝
62に引バネ3の反発力によって落ち込み、カチカチと
クリック音を立てる。この機構は、繰出の限界を使用者
に明確に知らせるとともに、クラッチ機構となって回転
止機構及び螺合機構を構成する部位に過大な負荷がかか
ることを防止している。
【0033】図5はカートリッジ2を容器本体4より取
り外す際に回転止機構が解除され、引バネ3(スプリン
グ)の反発力によって押棒30が後退方向に押し戻され
た状態を示している。カートリッジ2の係合突起13a
は、容器本体4の環状凹部42の嵌合位置より離脱し、
カートリッジ2が容器本体4から軸方向に移動すると、
カートリッジ2内筒10a下端内径に形成した同期係合
部12aと容器本体4内の回転止部材50外周の同期係
合部52とによる回転止機構が解除される。
【0034】そのため、今まで引バネ3の反発力に抗し
ていた押棒30の前端面34を芯チャック部材20の後
端面22が引バネ3の反発力で後退方向に押し戻すこと
となり、押棒30と回転止部材50とは同期の回転をし
つつ、雌ねじ部61の螺旋溝62に沿って後退する。
【0035】また、図5において、容器本体4内の押棒
30は、後退限の近くまで押し戻されているが、その一
方においては、新たにカートリッジ2が嵌合される寸前
の図とも言うことが出来る。
【0036】この状態から新しいカートリッジ2を差し
込んでいくと、引バネ3で常時後退方向に付勢されてい
る芯チャック部材20の後端面22は、押棒30の前端
面34に当接して、引バネ3の反発力で押棒30を更に
押し戻すこととなる。その為に前記した様に、内筒60
の螺旋溝62のピッチは緩やかに製作する必要がある。
【0037】さらにカートリッジ2を押し込むことによ
って、カートリッジ2は係合突起13aが容器本体4内
の環状凹部42に回動可能に嵌合され、カートリッジ2
を構成する内筒10a下端内径に形成した同期係合部1
2aと、容器本体4内の押棒30を貫通する回転止部材
50外周に形成した同期係合部52がスプライン係合す
る事によって回転止め機能が成立し、図1に示す状態と
なる。
【0038】例えば、カートリッジ2の交換時におい
て、押棒30が後退限以外に位置している時にカートリ
ッジ2を容器本体4へ挿入していくと、前記した様にカ
ートリッジ2の引バネ3の反発力によって、押棒30の
先端面は芯チャック部材の後端面で押されて、後退限方
向へ押戻される。
【0039】カートリッジ2の係合突起13aと容器本
体4の環状凹部42による嵌合が終了する迄前記押棒3
0は押し戻され、既にこの時点でカートリッジ2と押棒
30が同期に回動する回転止機構は成立している。その
為、押されていった押棒30は、その後端面36が内筒
60の底面64に当接していない場合もありえる。回転
止機構が成立した途端、押棒30は後退する事が不可能
となる為、回転止50の同期係合部52の長さや間隔、
又、カートリッジ2の係合部12aとの係合状態によっ
ては、押棒30はその後端面36を内筒60の底面64
に当接しない可能性も多々ある。押棒30の後退限とは
カートリッジ2が容器本体4へ嵌合され、回転止機構が
成立した処が押棒の後退限であると言う事もできる。
【0040】本発明は、容器本体4内の押棒30を軸方
向に移動する繰出機構を 容器本体4内の雌ネジ部61
に螺合する押棒30の螺合機構とカートリッジ2と押棒
30とが同期に回動する回転止機構から構成し、カート
リッジ2が容器本体4へ嵌合された時に、回転止機構が
成立し、又、押棒が後退限に位置しているとし、押棒を
この後退限より前進限迄移動可能としたものである。
【0041】言いかえると、容器本体4内の押棒30
は、繰出機構が成立しているときはカートリッジ2内の
芯チャック部材20の後端面22に押棒30の前端面3
4が当接して引バネ3の反発力に抗して移動するが、繰
出機構を構成するカートリッジ2と回転止部材50とが
同期に回動する回転止機構が解かれた瞬間に、カートリ
ッジ2内の引バネ3の反発力は、押棒30の前端面34
を芯チャック部材20の後端面22で押し戻し、押棒3
0は容器本体4内の雌ねじ部61に沿って回転止部材5
同期の回転をしながら後退限方向に移動することを
特徴としている。
【0042】上記の説明によって、従来は新しくカート
リッジを装着する際に棒状化粧材が不用意に繰り出され
ることを防止する手段として、容器本体内の押棒にスプ
リングを巻装して押棒を強制的にオートリターンさせて
いたが、本発明ではこの容器本体内のスプリングを押棒
に巻装することなく棒状化粧材Aを先筒先端回口孔11
より突出させることなく、同様の効果を得ることができ
るものである。押棒30の押戻し行為は、カートリッジ
2を容器本体4へ挿着する時のみでなくカートリッジ2
を容器本体4より離脱する時もこの押戻し行為が行われ
る事を特徴とする。
【0043】これは本実施例が回転止機構の成立を容器
本体4内に押棒30を貫通してこの押棒と同期の回動す
る回転止部材50とカートリッジ2との係合による方法
をとった為であり、カートリッジ2を容器本体4との嵌
合部より少し移動したのみで行われる為、押棒30は容
器本体4が多少短くても容器本体4の先端開口孔より突
出する事はない。
【0044】図6は本発明の第2実施例のカートリッジ
式棒状化粧材繰出容器であり、カートリッジ102は、
先筒110、芯チャック部材120,引バネ3、内筒1
10aからなり、第1実施例のカートリッジ2と同様の
ものである。また、容器本体104内の、押棒130と
回転止部材150の構成及び作用も第1実施例に準ず
る。
【0045】この第2実施例は、例えばリップライナー
などのキャップを必要とする棒状化粧材芯を内装するカ
ートリッジに適したものであり、そのため外筒140に
キャップ係止部材170を固着し、これにキャップ5を
着脱自在に装着するものである。また、この第2実施例
の特徴は、容器本体104を、内周面に雌ねじ部161
が形成された外筒140と、回転止部材150と押棒1
30と、キャップ5を係止するキャップ係止部材170
とを備え、更に、上記回転止部材150を、外筒140
内の段部165とキャップ係止部材170の下端面17
2との間に遊嵌させたことにある。このように構成され
ているので、キャップ5の外径と外筒14の外径とを、
同一面上に容易に設定することができるので、美観上優
れた棒状化粧材容器を提供することが可能となる。
【0046】第2実施例においては、キャップ5をキャ
ップ係止部材170に係止することを目的としているた
め、キャップ係止部材170を容器本体104に固着さ
れることが望ましいが、このキャップ係止部材170を
容器本体104に対し回動可能且つ脱出不能に連結して
も、カートリッジ102と回転止部材150とが同期に
回動する回転止機構に支障を生じなければ何ら問題はな
く。更に言えば、キャップ係止部材170とカートリッ
ジ102とが同期に回動する繰出容器としてもよい。
【0047】図7乃至図10は、本発明の第3実施例の
棒状化粧材繰出容器を示す。本実施例の特徴は、カート
リッジ202と容器本体204とが同期に回動する回転
止機構が、ライナー280を介している点にある。他の
実施例と比較すると、カートリッジ後端の内周面に係合
部を設けなくてもよいので押棒が進入可能であれば、カ
ートリッジの尾端の形状が自由に設計ができるので、埃
などの進入を防止するためにカートリッジの後端に開口
した穴の寸法を極力小さくしたいとき、或いは、カート
リッジの全長を短くすることができる点が特に有効であ
る。
【0048】本実施例のカートリッジ202は、先筒2
10と、先筒210に固着された内筒210aと、芯チ
ャック部材220と引バネ3(スプリング)とを備え、
容器本体204は、内周面に雌ねじ部261が形成され
た外筒240と、押棒230と、回転止部材250と、
ライナー280と、押バネ7とを備えている。押バネ7
は、容器本体204内周の段部265に載置され、回転
止部材250を上方に押し、カートリッジ202が容器
本体204に嵌合されないときに、ライナー280内周
の係合部284が回転止部材250の無突起部259の
部分に位置し、ライナー280と回転止部材250とが
相対的に回動可能な状態になるように位置決めをしてい
る。
【0049】上記回転止部材250は、ライナー280
の後端面285と押バネ7によって容器本体204内に
脱落不能に遊嵌され、また、上記容器本体204の内周
面の雌ねじ部261と、押棒230の雄ねじ突起233
は螺合し、螺合機構を形成している。
【0050】次に、本実施例の容器本体204にカート
リッジ202が嵌合された際に、カートリッジ202の
係合部212aと容器本体204の回転止部材250と
が同期に回動する回転止機構について説明する。図7
は、容器本体204にカートリッジ202が嵌合された
状態を示している、この状態において、回転止部材25
0の前端面258はカートリッジ202後端で押され、
図8のC−C断面図で示すように、回転止部材250の
同期係合部252はライナー280内周に設けられた係
合部284と回転不能に係合し。一方、ライナー280
の受溝281とカートリッジ202の係合部212aと
は回動不能に係合することにより、カートリッジ202
の係合部212aと回転止部材250とは、ライナー2
80を介して同期に回動する回転止機構を成立させてい
る。
【0051】図9に示す、ライナー280と回転止部材
250の一部断面斜視図で両部材の機構を更に説明する
と、カートリッジ202が嵌合されていない状態におい
ては、回転止部材250は押バネ7に押されてライナー
280の後端面285に回転止部材250のフランジ前
端面253aが当接している。この時ライナー280内
周下部の係合部284は回転止部材250の無突起部2
59に位置しているので、ライナー280と回転止部材
250とは回動自在に組み合わされる。
【0052】次に、ライナー280にカートリッジ20
2が嵌合され、図7に示したように回転止機構が成立し
た状態で、カートリッジ202と容器本体204を相対
的に回動させると、カートリッジ202と押棒230と
が回転止機構によって同期に回動するので、押棒230
と容器本体204とが相対的に回動することとなり、押
棒230の雄ねじ突起233と雌ねじ部261とからな
る螺合機構により、押棒230が繰り出され先端開口か
ら棒状化粧材Cが繰り出される。
【0053】この棒状化粧材Cが繰り出された状態で、
カートリッジ202を容器本体204から取り外す際
に、容器本体204に対してカートリッジ202を上方
に移動させると、カートリッジ202の後端面215で
押されていた回転止部材250も押バネ7の反発力で同
時に上方に移動し、ライナー280の係合部284が回
転止部材250の無突起部259に位置する。従って係
合部284と同期係合部252の係合は解除されるの
で、ライナー280を介した回転止機構が解除されるこ
ととなる。
【0054】上記回転止機構が解除されると、後方に付
勢された芯チャック部材220によって押棒230は回
転止部材250と同期に回動しながら、雌ねじ部261
の螺旋に沿って後退方向に押し戻される。また、カート
リッジ202が未装着の時に何らか事情で押棒230が
後退限以外に位置するような場合において、カートリッ
ジ202を装着すると、芯チャック部材220の後端面
によって、押棒230は後退方向に押し戻されるので、
棒状化粧材Cが不用意にカートリッジ202から繰り出
されることが無く汚れや破損などの事故が防止できる。
【0055】図10は、図7の容器本体に装着可能なカ
ートリッジ302を示した一部断面図であって、先筒3
10と、芯チャック部材320と、尾栓390と引バネ
303からなる。この引バネ303(スプリング)は上
部係止部303aと、引バネ部303bと下部係止部3
03cとからなり、下部係止部303cは先筒310内
周に設けられた下向段部314と尾栓390先端面の間
で係止されている。また、上部係止部303aは芯チャ
ック部材320のバネ係止部324と係合して、芯チャ
ック部材320を先筒310内に係止している。この引
バネ303の引バネ部303bは、カートリッジ単体に
おいて緊張しているものではなく、前記容器本体204
内の押棒230の当接をもって反発力が生まれるもので
ある。
【0056】このカートリッジ302を図7の容器本体
204に差し込むと、芯チャック部材320後端が押棒
230の先端を後退方向に押し戻し、更に、カートリッ
ジ後端面315が回転止部材250を押し下げると、カ
ートリッジ302の係合突起313がライナー280の
凹部283に係合して、カートリッジ302はライナー
280に嵌合される。更に、図8に示した係合部284
と同期係合部252とが係合して、回転止部材250と
ライナー280が回動不能に係合するとともに、先筒3
10外周の係合部312がライナー280の受溝281
と回動不能に係合することにより、前述した、ライナー
280を介したカートリッジ302と容器本体204の
回転止機構が成立する。
【0057】図11は本発明の第4実施例の、芯チャッ
ク部材420を後退方向へ付勢する押バネ6(スプリン
グ)を使用するカートリッジ402の一部縦断面図で、
図12は、図1における本発明の第1実施例と同様の容
器本体4を示すものである。
【0058】本実施例の、カートリッジ402は、先筒
410と、芯チャック部材420及び押バネ6で構成さ
れ、先筒410内に内装されている芯チャック部材42
0は前端に棒状化粧材Dを保持する保持部421を備
え、更に、この保持部421より延設される竿体429
と、この竿体429の後端にベンド片422よりなる押
バネ6を係止する下端係止部428が設けられている。
【0059】押バネ6は、先筒410の内凸部411a
の下端面と竿体429下部の係止部428とに介装さ
れ、芯チャック部材420を後退方向に付勢している。
【0060】また、カートリッジ402の内周下端には
回転止部材50と係合する同期係合部412aが形成さ
れるとともに、容器本体4の環状凹部42に嵌合される
係合突起413aを備える。
【0061】カートリッジ402を容器本体4に挿入す
ることによって、容器本体4内の押棒30の位置が後退
限以外に位置するときは芯チャック部材420の後端側
で押バネ6の反発力で押棒30を後退方向に押し戻し、
カートリッジ402が容器本体4へ嵌合されるとカート
リッジ402下端の同期係合部412aが回転止部材5
0の同期係合部52に回転不能に係合して回転止機構
成立する。
【0062】上記の如く、押バネ6を使用するカートリ
ッジ402においても第1,第2,及び第3実施例のカ
ートリッジ式棒状化粧材繰出容器と同様に新たにカート
リッジ402を嵌合する際に棒状化粧材Dを突出するこ
とが無く。また、カートリッジ402を容器本体4から
取り外す際に回転止機構が解除されると押棒30を押し
戻す作動が行われる。
【0063】本発明のカートリッジ及び容器本体の構造
は、第1,第2,第3及び第4実施例において述べられ
ているものに限定されるものではなく、カートリッジ内
の保持されている芯チャック部材がスプリングによって
後退方向に付勢されていればよく、また、容器本体内に
は容器本体と同期の回動をする雌ねじ部が設けられ、押
棒と雌ねじ部によって螺合機構を備えるとともに、押棒
が貫通し、押棒と同期の回転をする回転止部材が遊嵌さ
れ、カートリッジと回転止部材とが同期に回動する回転
止機構が設けられていればよい。
【0064】なお、スプリングは引バネに限定するもの
でもなく、また、容器本体内の雌ねじ部もストロークの
長さに限られるものではなく、押棒がストローク分移動
できる螺合機構であればよい。
【0065】また、カートリッジ内のスプリングによっ
て常時後方に付勢されている芯チャック部材は、第1実
施例においてはこのスプリングがカートリッジ単体にお
いても緊張して付勢されているが、芯チャック部材の後
端に押棒の前端面が当接した状態で反発力をかけられる
スプリングであれば、本発明の技術的範囲に属するもの
である。
【0066】また、棒状化粧材を繰り出した際に、容器
本体に対しカートリッジを静止する手段は、カートリッ
ジの容器本体への嵌合によって容器本体内の押棒が移動
した時にカートリッジ内のスプリングの反発力によっ
て、容器本体よりの離脱を防止する程度の軸方向の嵌合
による抵抗を回動摩擦抵抗として利用しても良いが、
厚感や高級感などを醸し出すために、板バネやOリング
等の部材を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、第1実施例の一部縦断面図で
ある。
【図2】図1に示されているA−A断面図である。
【図3】図1に示されているB−B断面図である。
【図4】第1実施例の一部縦断面図である。
【図5】第1実施例の一部縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図8】図7で示されているC−C断面図である。
【図9】第3実施例のライナーと芯チャック部材を示す
一部断面斜視図である。
【図10】第3実施例の容器本体に使用可能なカートリ
ッジの一部縦断面図である。
【図11】本発明の第4実施例のカートリッジを示す一
部縦断面図である。
【図12】第4実施例において使用される容器本体の一
部縦断面図である。
【符号の説明】 1・・・・ カートリッジ式棒状化粧材繰出容器 2・・・・ カートリッジ 3・・・・ 引バネ 3a・・・ 上部係止部 3b・・・ 引バネ部 3c・・・ 下部係止部 4・・・・ 容器本体 5・・・・ キャップ 6・・・・ 押バネ 7・・・・ 押バネ A・・・・ 棒状化粧材 B・・・・ 棒状化粧材 C・・・・ 棒状化粧材 D・・・・ 棒状化粧材 10・・・ 先筒 10a・・ 内筒 11・・・ 前端開口孔 11a・・ 内凸部 12a・・ 同期係合部 13a・・ 係合突起 14a・・ 下向き段部 20・・・ 芯チャック部材 21・・・ 保持部 22・・・ 後端面 23・・・ ベンド片 30・・・ 押棒 31・・・ 係合条部 32・・・ フランジ部 33・・・ 雄ねじ突起 34・・・ 前端面 35・・・ 棒軸 36・・・ 後端面 40・・・ 外筒 41・・・ 段部 41b・・ 後端面 42・・・ 環状凹部 50・・・ 回転止部材 51・・・ 受溝 52・・・ 同期係合部 53・・・ 後部フランジ部 60・・・ 螺旋筒 61・・・ 雌ねじ部 62・・・ 螺旋溝 64・・・ 底面 65・・・ 前端面 102・・ カートリッジ 104・・ 容器本体 110・・ 先筒 110a・ 内筒 120・・ 芯チャック部材 130・・ 押棒 140・・ 外筒 150・・ 回転止部材 161・・ 雌ねじ部 165・・ 段部 170・・ キャップ係止部材 171・・ キャップ係止突起 172・・ 下端面 202・・ カートリッジ 204・・ 容器本体 210・・ 先筒 210a・ 内筒 212a・ 係合部 220・・ 芯チャック部材 230・・ 押棒 233・・ 雄ねじ突起 240・・ 外筒 250・・ 回転止部材 252・・ 同期係合部 253・・ フランジ部 253a・ 前端面 253b・ 後端面 258・・ 前端面 261・・ 雌ねじ部 265・・ 段部 280・・ ライナー 281・・ 受溝 283・・ 嵌合部 284・・ 係合部 285・・ 後端面 302・・ カートリッジ 303・・ 引バネ 303a・ 上部係止部 303b・ 引バネ部 303c・ 下部係止部 312・・ 係合部 313・・ 係合突起 390・・ 尾栓 402・・ カートリッジ 410・・ 先筒 411a・ 内凸部 412a・ 同期係合部 413a・ 係合突起 420・・ 芯チャック部材 421・・ 保持部 422・・ ベンド片 428・・ 係止部 429・・ 竿体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押棒を備えた容器本体と、この容器本体に
    着脱自在のカートリッジとからなり、 前記容器本体と前記カートリッジとの回動によって、前
    記容器本体内の押棒が軸方向に移動し、前記カートリッ
    ジの前端開口孔より棒状化粧材を進出させるカートリッ
    ジ式棒状化粧材繰出容器において、 前記容器本体は、雌ねじ部と前記押棒の雄ねじ部が螺合
    する螺合機構と、前記押棒が貫通しこの押棒と同期に回
    動する回転止部材を備え、 前記カートリッジは、スプリングで後方へ付勢される芯
    チャック部材と、前記回転止部材と同期に係合する係合
    部とを備え、 前記容器本体に前記カートリッジが回動可能に嵌合され
    ると、前記カートリッジの係合部と前記容器本体の回転
    止部材とが係合し、回転止機構が成立する事によって、
    前記押棒の繰出しを可能にするとともに、 前記押棒が後退限以外に位置する時は、前記カートリッ
    ジ内のスプリングによって後方に付勢される芯チャック
    部材の後端側で、前記カートリッジの前記容器本体への
    挿入時には、前記回転止機構が成立する迄、又、前記カ
    ートリッジの前記容器本体からの離脱時には、前記回転
    止機構が解除されるとともに、前記押棒を後方へ押戻す
    事を可能とするカートリッジ式棒状化粧材繰出容器。
  2. 【請求項2】前記カートリッジを前記容器本体へ挿入
    し、この容器本体に前記カートリッジが回動可能に嵌合
    された部位で回転止機構が成立するとともに、前記カー
    トリッジ内の芯チャック部材の後端側で押し戻されてい
    る前記押棒は後退限位置に位置する事を特徴とする請求
    項1に記載のカートリッジ式棒状化粧材繰出容器。
  3. 【請求項3】前記容器本体内の前記押棒が貫通し、この
    押棒と同期に回動する回転止部材は、前記容器本体内の
    雌メジより先端開口孔側に位置し、容器本体の先端開口
    孔よりの脱出を防止されている事を特徴とする請求項
    1、2記載のカートリッジ式棒状化粧材繰出容器。
  4. 【請求項4】前記容器本体の雌ネジのピッチは、この雌
    ネジに螺合する前記押棒が自重で自然落下する程度の緩
    やかなピッチで製作されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3に記載のカートリッジ式棒状化粧材繰出容
    器。
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