JP2002017091A - 交流電源装置 - Google Patents

交流電源装置

Info

Publication number
JP2002017091A
JP2002017091A JP2000197578A JP2000197578A JP2002017091A JP 2002017091 A JP2002017091 A JP 2002017091A JP 2000197578 A JP2000197578 A JP 2000197578A JP 2000197578 A JP2000197578 A JP 2000197578A JP 2002017091 A JP2002017091 A JP 2002017091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
voltage
capacitor
opening
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000197578A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yonemoto
剛 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000197578A priority Critical patent/JP2002017091A/ja
Publication of JP2002017091A publication Critical patent/JP2002017091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では、リアクトル22とコンデン
サ21の共振現象により、コンデンサ22の電圧は当初
の電圧を上回る電圧となり、その電圧が大きければ結果
的に過電圧検出が働き、すぐには自立運転を開始でき
ず、さらに最悪の場合はこの現象を繰返して自立運転を
開始できないことがある。 【解決手段】 交流発生手段の出力を第1の端子から第
2の端子に切替える際に、前記交流発生手段を停止し、
第1の開閉手段を開き前記交流発生手段を一定時間運転
した後再び停止し、その後前記交流発生手段の出力電圧
を第2の端子の定格電圧にする順序で操作を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つ以上の出力端
子を切替えて使用する交流電源装置に係り、特に系統連
系運転出力と自立運転出力を切替える住宅用太陽光発電
システム等の分散型交流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電システムや燃料電池発電シス
テムのような分散型電源では、システムの運用方法は主
に2種類ある。1つは、発電した電力を電力系統に連系
して電力系統に接続された負荷に電力を供給したり、電
力を電力会社へ売電する系統連系運転で、もう1つは、
電力系統には連系せず直接負荷に接続して電力を供給す
る独立運転である。
【0003】多くのシステムが、連系運転用の出力端子
と自立運転用の出力端子の両方を持ち、通常時は系統連
系運転を行ない停電時は自立運転と呼ばれる独立運転に
切替えられるようになっている。
【0004】連系運転と自立運転を切替えるシステムに
おいて、連系運転の電圧と自立運転の電圧が異なること
がある。例えば、住宅用の太陽光発電システムでは連系
運転ではAC2OOV、自立運転は100Vという具合
である。
【0005】以下、図9に従来の出力端子を切替えて使
用する交流電源装置の構成を示し、住宅用太陽光発電シ
ステムを例に説明する。
【0006】装置は、太陽電池の電源9が発電した電力
をインバータ1で一定周波数、一定電圧の交流に変換す
る。インバータ1の出力は、高調波フィルタ2に接続す
る。これはインバータが発生する高周波ノイズを電力系
統や負荷に流出させないためである。高調波フィルタ2
は、交流のライン間に接続するコンデンサ21やリアク
トル22等で構成される。
【0007】高調波フィルタ2の出力は、連系運転のた
めの出力端子と、自立運転のための出力端子41の両方
に接続する。両端子のいずれに出力するかは、開閉リレ
ー32、42によって切替える。
【0008】出力端子31はAC200Vの電力系統3
3が接続され、出力端子41はAC100V用の出力コ
ンセント43が接続されている。
【0009】AC200Vの連系運転(出力端子31)
からAC100Vの自立運転(出力端子41)に切替え
る場合は次の手順で行なう。初期状態として連系運転を
行なっているときは、インバータ1はAC200V出力
で運転中、開閉リレー32は閉状態、開閉リレー42は
開状態である。
【0010】まずインバータ1を停止し、次に開閉リレ
ー32を開いて出力端子31を切り離す。続いて開閉リ
レー42を閉じ、切り離していた出力端子41をインバ
ータ1、高調波フィルタ2に接続する。最後にインバー
タ1をAC100Vで運転する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記の手順のうち、開
閉リレー32が閉じている間は、コンデンサ21には出
力端子31に接続した電力系統33の電圧AC200V
が印加される。連系運転から開閉リレー32を開いたと
き、コンデンサ21には電荷が残り、最大でAC200
Vの振幅である約283V(ピーク値)の電圧が維持さ
れる。
【0012】このとき、前述した手順で開閉リレー42
を閉じると、出力端子41に最大約283V(ピーク
値)の電圧が現れる.AC100Vに対し283Vは過
大な電圧であるため、過電圧に対する保護回路を設けて
いる場合はこれが働き、すぐには自立運転を開始でき
ず、コンデンサ21の自然放電を待つ必要があった。あ
るいはコンデンサ21に残留した電圧が過電圧保護を下
回る電圧であってもやはり過電圧検出が働く場合があ
る。この場合の現象を第10図に示す。
【0013】いま、開閉リレー32を開いてインバータ
1を停止した状態でコンデンサ21には−200Vが残
留しているものとする。インバータ1を運転開始し、ス
イッチング素子1Uとスイッチング素子1Yをオンにす
ると、コンデンサ11、スイッチング素子1U、リアク
トル22、コンデンサ21、スイッチング素子1Yとい
う閉ループが構成され、リアクトル22とコンデンサ2
1の共振現象により、コンデンサ22の電圧は当初の電
圧を上回る電圧(極性は逆)となり、その電圧が大きけ
れば結果的に過電圧検出が働く。この場合もすぐには自
立運転を開始できず、さらに最悪の場合はこの現象を繰
返して自立運転を開始できないことがある。
【0014】そこで、本発明は、コンデンサ21を持つ
高調波フィルタ2を含む交流電源装置において、異なる
定格電圧を持つ連系運転から自立運転への切替えを行な
うときに、コンデンサの自然放電を待ったり過電圧を検
出して待機してしまうことなくスムーズに切替える装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1については、インバータで構成
される交流発生手段と、この交流発生手段の出力端子間
に接続されるコンデンサを有する高調波抑制手段と、こ
の高調波抑制手段に第1の開閉手段を介して接続する第
1の端子と、前記高調波抑制手段に第2の開閉手段を介
して接続する前記第1の端子とは異なる定格電圧の第2
の端子を持つ交流電源装置において、前記交流発生手段
の出力を第1の端子から第2の端子に切替える際に、前
記交流発生手段を停止し、第1の開閉手段を開き前記交
流発生手段を一定時間運転した後再び停止し、その後前
記交流発生手段の出力電圧を第2の端子の定格電圧にす
る順序で操作を行なうことを特徴とするものである。
【0016】請求項2については、インバータで構成さ
れる交流発生手段と、この交流発生手段の出力端子間に
接続されるコンデンサを有する高調波抑制手段と、この
高調波抑制手段に第1の開閉手段を介して接続する第1
の端子と、前記高調波抑制手段に第2の開閉手段を介し
て接続する前記第1の端子とは異なる定格電圧の第2の
端子を持つ交流電源装置において、高調波抑制手段内の
コンデンサと並列に第3の開閉手段を持ち、前記交流発
生手段の出力を第1の端子から第2の端子に切替える際
に、前記交流発生手段を停止し、第1の開閉手段を開
き、第3の開閉手段を一定時間閉じた後再び開き、前記
交流発生手段の出力電圧を第2の端子の定格電圧にする
順序で操作を行なうことを特徴とするものである。
【0017】請求項3については、高調波抑制手段内の
コンデンサの電圧を検出する手段を持ち、交流発生手段
を一定時間運転する時間を前記電圧検出手段による電圧
検出値に応じて変化させることを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項4については、 高調波抑制手段内
のコンデンサの電圧を検出する手段を持ち、第3の開閉
手段を閉じる時間を前記電圧検出手段による電圧検出値
に応じて変化させることを特徴とするものである。
【0019】請求項5については、第1の開閉手段を開
き、前記交流発生手段の出力を第2の端子の定格電圧以
下にし、その後第2の開閉手段を閉じることを特徴とす
るものである。
【0020】請求項6については、第1の開閉手段を開
くタイミングを変化させる手段と、そのタイミングを記
憶する記憶手段を持ち、前記高調波抑制手段内のコンデ
ンサの電圧が最小となるタイミングを前記記憶手段に記
憶して第1の開閉手段を開くタイミングを変化すること
を特徴とするものである。
【0021】請求項7については、高調波抑制手段内の
コンデンサの電圧を検出する手段を持ち、前記コンデン
サの電圧が第2の端子の定格電圧以下の値で第1の開閉
手段を開くことを特徴とするものである。
【0022】請求項8については、インバータで構成さ
れる交流発生手段と、この交流発生手段の出力端子間に
接続されるコンデンサを有する高調波抑制手段と、この
高調波抑制手段に第1の開閉手段を介して接続する第1
の端子と、前記高調波抑制手段に第2の開閉手段を介し
て接続する前記第1の端子とは異なる定格電圧の第2の
端子を持つ交流電源装置において、高調波抑制手段内の
コンデンサを解列する第4の開閉手段と、第2の端子と
並列に接続される第2のコンデンサを持ち、前記交流発
生手段の出力を第1の端子から第2の端子に切替える際
に、前記交流発生手段を停止し、第1の開閉手段を開
き、第4の開閉手段を開き、前記交流発生手段の出力電
圧を第2の端子の定格電圧にする順序で操作を行なうこ
とを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1及び図2を参照して説明する。
【0024】図1において、交流電源装置は、太陽電池
9、交流発生手段たるインバータ1、コンデンサ21と
リアクトル22を持つ高調波抑制手段たる高調波フィル
タ2、第1の開閉手段たる開閉リレー32を介して高調
波フィルタ2に接続する第1の端子たる連系運転用の出
力端子31、第2の開閉手段たる開閉リレー42を介し
て高調波フィルタ2に接続する第2の端子たる自立運転
用の出力端子41、そしてインバータ1、開閉リレー3
2、開閉リレー42を制御する制御回路5からなる。
【0025】インバータ1は、コンデンサ11と、4つ
のスイッチング素子1U、1V、1Y、1Xと、各スイ
ッチング素子に並列逆向きに接続されたダイオード1D
U、1DV、1DY、1DXとで構成される電圧型単相
フルブリッジインバータ回路である。
【0026】出力端子31と出力端子41は高調波フィ
ルタ2に並列に接続する。連系運転用の出力端子31は
AC200Vの電力系統33が接続され、自立運転用の
出力端子41はAC100Vの出力コンセント43が接
続されている。
【0027】図2は動作のタイミングチャートである。
制御回路5は出力端子切替指令51に従って、インバー
タ駆動回路53によりインバータ1を、リレー駆動回路
523により開閉リレー32を、リレー駆動回路524
により開閉リレー42を制御する。
【0028】出力端子切替指令51は、装置に取り付け
られたスイッチを手動で切替えたり、電力系統33の停
電を検出する等の方法で、出力端子を出力端子31から
出力端子41に切替える信号を発生する。ここでは論理
Lのとき連系運転、論理Hのとき自立運転とする。
【0029】出力端子切替指令51がLからHになる
と、反転素子54にてHからLになり論理和素子55の
出力がLになり、インバータ駆動回路55によってイン
バータ1は停止する。遅延素子561によりインバータ
1停止後にリレー駆動回路523は連系運転用開閉リレ
ー32を開く。この時点で装置と電力系統33は切り離
され、そのときの電力系統33の電圧(ピーク値)がコ
ンデンサ21に残留する。
【0030】遅延素子562で決まる時間の後、ワンシ
ョット素子57が動作し、そのパルス幅の間だけ論理和
素子55の出力がHになりインバータ駆動回路53がイ
ンバータ1を運転する。
【0031】インバータ1は運転を開始すると、まずス
イッチング素子1U、1Yをオンにする。するとコンデ
ンサ11、スイッチング素子1U、リアクトル21、コ
ンデンサ22、スイッチング素子1Yという閉ループが
でき、電流が流れ始めコンデンサ21に電圧として残っ
たエネルギーは磁気エネルギーとしてリアクトル22へ
移り始める。このエネルギー移動の途中でスイッチング
素子1Uと1Yをオフにしてインバータ1を停止する
と、電流はスイッチング素子1U、1Yという経路から
ダイオード1DV、1DXを経由して還流するようにな
り、コンデンサ21のエネルギー、リアクトル22のエ
ネルギーともどもコンデンサ11へ回生される。その結
果、当初コンデンサ21に蓄積されていたエネルギーの
ほとんどがコンデンサ11へ回生され、コンデンサ21
に残留する電圧は極めて小さいものになる。このとき、
インバータ1の運転時間が長いとコンデンサ21が逆方
向充電されてしまうため、このインバータ1の運転時間
はごく短いものにする必要がある。
【0032】遅延素子563により、上記の処理によっ
てコンデンサ21の電荷が取り除かれた後にリレー駆動
回路524は自立運転用の開閉リレー42を閉じる。そ
の後遅延素子564によりインバータ駆動回路が働いて
インバータ1が運転し自立運転の連続運転を開始する。
【0033】このように自立運転の連続運転を開始する
前に、インバータ1をごく短い時間運転することにで、
コンデンサ21に蓄積した電荷をごく短い時間に放電し
てスムーズに連系運転から自立運転への切替えを行なう
ことができる。
【0034】図3は第2の実施例である。図3におい
て、開閉リレー23と抵抗24を直列接続した回路をコ
ンデンサ21と並列に設けている。図1においてはワン
ショット素子57の出力は論理和素子55を介してイン
バータ駆動回路53によってインバータ1を制御してい
たが、図3においてはワンショット素子57の出力は開
閉リレー23のリレー駆動回路522に接続されてい
る。
【0035】図1の回路においてはインバータ1を運転
してコンデンサ21の放電をしているのに対し、図3の
回路では、開閉リレー23を閉じてコンデンサ21、開
閉リレー23、抵抗24の閉ループを作って抵抗24で
コンデンサ21を放電している。
【0036】図4は第3の実施例である。図4において
は、コンデンサ21の電圧を検出する電圧検出回路6を
設けている。電圧検出回路6はワンショット素子57に
接続されており、ワンショット素子57のパルス幅は、
電圧検出回路6で検出されたコンデンサ21の電圧値に
応じて変化する。コンデンサ21の電圧が大きい場合は
パルス幅を長く、小さい場合はパルス幅を短くすること
で、より確実にコンデンサ21を放電することができ
る。
【0037】図5は第4の実施例である。図5において
は、図3の回路にコンデンサ21の電圧を検出する電圧
検出回路6を設けている、電圧検出回路6はワンショッ
ト素子57に接続されている。図4の回路と同様にワン
ショット素子57のパルス幅を電圧検出回路6で検出さ
れたコンデンサ21の電圧値に応じて変化させることで
図4の場合と同様の効果が得られる。
【0038】図6は第5の実施例である。図6において
は、コンデンサ21の電圧を検出する電圧検出回路6を
設けている。制御回路5内には、連系運転定格電圧値と
自立運転定格電圧値を切替える切替スイッチ71と、切
替スイッチ71の出力と電圧検出回路6の出力の差分を
とる減算器72と、減算器72の出力から電圧制御を行
なう電圧制御回路73を持つ。
【0039】減算器72、電圧制御回路73、インバー
タ駆動回路55、インバータ1、電圧検出回路6のルー
プ回路はフィードバック制御系になっており、インバー
タ1の出力電圧は切替スイッチ71の出力値になるよう
に制御される。
【0040】出力端子切替指令51が連系運転から自立
運転に切り替わると、まずリレー駆動回路523によ
り、連系運転用の開閉リレー32が開かれる。遅延素子
562で開閉リレー32が動作する時間が確保された
後、切替スイッチ71が動作し、その出力は連系運転定
格電圧から自立運転定格電圧に切り替わる。そして、前
述のフィードバック制御系によりインバータ1の出力電
圧は、自立運転定格電圧に制御される。遅延素子563
によって電圧制御の制御応答の時間を確保した後、リレ
ー駆動回路524により自立運転開閉リレー42を閉
じ、出力端子41に自立運転定格電圧を発生させる。
【0041】このとき、インバータ1の出力電圧及びコ
ンデンサ21の電圧は自立運転定格電圧に制御されてい
るため、過電圧を発生することなくスムーズに連系運転
から自立運転への切替えを行なうことができる。
【0042】他の実施例として、図6の構成で、遅延素
子561を遅延時間を変更・記憶することができる回路
とする。そして、予め開閉リレー32を開くタイミング
を調整してコンデンサ21の残留電圧が最小となるタイ
ミングを測定して遅延素子561に記憶させておき、そ
の後はこのタイミングで開閉リレー32を開くことで残
留電圧を小さく抑えることができる。
【0043】図7は第6の実施例である。図7において
は、コンデンサ21の電圧を検出する電圧検出回路6を
設けている、制御回路5内には、自立運転定格電圧値と
電圧検出回路6の検出したコンデンサ21の電圧の大小
を比較する比較器81と、比較器81の出力と遅延素子
561の出力との論理和をとる論理和素子82を持つ。
【0044】比較器81の出力は、コンデンサ21の電
圧(瞬時値)が自立運転の定格電圧値を上回ったときの
み論理Hとなるように動作する。論理和素子82によ
り、遅延素子561が論理Hから論理Lになるだけでは
開閉リレー32は開かず、コンデンサ21の電圧が自立
運転の定格電圧値を下回る位相になってはじめて開閉リ
レー32を開く。このようにすることで、開閉リレー3
2の開時にコンデンサ21の残留電圧が自立運転の定格
電圧値を下回るようにすることができ、スムーズに連系
運転から自立運転への切替えを行なうことができる。
【0045】図8は第7の実施例である。図8において
は、コンデンサ21と直列に開閉リレー25を設けてい
る。インバータ1の出力先を端子31から端子41に切
替えるときに、開閉リレー32を開いた後に開閉リレー
42を閉じる前に開閉リレー25を開くことでコンデン
サ21の残留電圧が端子41に現れることを防ぐ。端子
41に切替えた後の高調波フィルタはリアクトル22と
コンデンサ44によって実現される。
【0046】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、異なる定格電圧を持つ複数の出力先の切
り替えをスムーズに行なう交流電源装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す回路構成図
【図2】 動作のタイミングチャート
【図3】 本発明の第2の実施例を示す回路構成図
【図4】 本発明の第3の実施例を示す回路構成図
【図5】 本発明の第4の実施例を示す回路構成図
【図6】 本発明の第5の実施例を示す回路構成図
【図7】 本発明の第6の実施例を示す回路構成図
【図8】 本発明の第7の実施例を示す回路構成図
【図9】 従来例を示す図1相当図
【図10】 従来例の動作説明図
【符号の説明】
1…インバータ(交流発生手段)、11、21…コンデ
ンサ、1U、1V、1Y、1X…スイッチング素子、1
DU、1DV、1DY、1DX…ダイオード、2…高調
波フィルタ(高調波抑制手段)、22…リアクトル、3
1、41…出力端子 (第1、第2の端子)、32、42…開閉リレー(第
1、第2の開閉手段)、33…電力系統、43…自立運
転出力用コンセント、5…制御回路、51…出力端子切
替指令、523、524…リレー駆動回路、53…イン
バータ駆動回路、54…反転素子、55…論理和素子、
561、562、563、564…遅延素子、57…ワ
ンショット素子、9…太陽電池

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータで構成される交流発生手段
    と、この交流発生手段の出力端子間に接続されるコンデ
    ンサを有する高調波抑制手段と、この高調波抑制手段に
    第1の開閉手段を介して接続する第1の端子と、前記高
    調波抑制手段に第2の開閉手段を介して接続する前記第
    1の端子とは異なる定格電圧の第2の端子を持つ交流電
    源装置において、前記交流発生手段の出力を第1の端子
    から第2の端子に切替える際に、前記交流発生手段を停
    止し、第1の開閉手段を開き前記交流発生手段を一定時
    間運転した後再び停止し、その後前記交流発生手段の出
    力電圧を第2の端子の定格電圧にする順序で操作を行な
    うことを特徴とする交流電源装置。
  2. 【請求項2】 インバータで構成される交流発生手段
    と、この交流発生手段の出力端子間に接続されるコンデ
    ンサを有する高調波抑制手段と、この高調波抑制手段に
    第1の開閉手段を介して接続する第1の端子と、前記高
    調波抑制手段に第2の開閉手段を介して接続する前記第
    1の端子とは異なる定格電圧の第2の端子を持つ交流電
    源装置において、高調波抑制手段内のコンデンサと並列
    に第3の開閉手段を持ち、前記交流発生手段の出力を第
    1の端子から第2の端子に切替える際に、前記交流発生
    手段を停止し、第1の開閉手段を開き、第3の開閉手段
    を一定時間閉じた後再び開き、前記交流発生手段の出力
    電圧を第2の端子の定格電圧にする順序で操作を行なう
    ことを特徴とする交流電源装置。
  3. 【請求項3】 高調波抑制手段内のコンデンサの電圧を
    検出する手段を持ち、前記交流発生手段を一定時間運転
    する時間を前記電圧検出手段による電圧検出値に応じて
    変化させることを特徴とする請求項1記載の交流電源装
    置。
  4. 【請求項4】 高調波抑制手段内のコンデンサの電圧を
    検出する手段を持ち、第3の開閉手段を閉じる時間を前
    記電圧検出手段による電圧検出値に応じて変化させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の交流電源装置。
  5. 【請求項5】 第1の開閉手段を開き、前記交流発生手
    段の出力を第2の端子の定格電圧以下にし、その後第2
    の開閉手段を閉じることを特徴とする請求項1記載の交
    流電源装置。
  6. 【請求項6】 第1の開閉手段を開くタイミングを変化
    させる手段と、そのタイミングを記憶する記憶手段を持
    ち、前記高調波抑制手段内のコンデンサの電圧が最小と
    なるタイミングを前記記憶手段に記憶して第1の開閉手
    段を開くタイミングを変化することを特徴とする請求項
    5記載の交流電源装置。
  7. 【請求項7】 高調波抑制手段内のコンデンサの電圧を
    検出する手段を持ち、前記コンデンサの電圧が第2の端
    子の定格電圧以下の値で第1の開閉手段を開くことを特
    徴とする請求項1記載の交流電源装置。
  8. 【請求項8】 インバータで構成される交流発生手段
    と、この交流発生手段の出力端子間に接続されるコンデ
    ンサを有する高調波抑制手段と、この高調波抑制手段に
    第1の開閉手段を介して接続する第1の端子と、前記高
    調波抑制手段に第2の開閉手段を介して接続する前記第
    1の端子とは異なる定格電圧の第2の端子を持つ交流電
    源装置において、高調波抑制手段内のコンデンサを解列
    する第4の開閉手段と、第2の端子と並列に接続される
    第2のコンデンサを持ち、前記交流発生手段の出力を第
    1の端子から第2の端子に切替える際に、前記交流発生
    手段を停止し、第1の開閉手段を開き、第4の開閉手段
    を開き、前記交流発生手段の出力電圧を第2の端子の定
    格電圧にする順序で操作を行なうことを特徴とする交流
    電源装置。
JP2000197578A 2000-06-30 2000-06-30 交流電源装置 Pending JP2002017091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197578A JP2002017091A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 交流電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197578A JP2002017091A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 交流電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002017091A true JP2002017091A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18695886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197578A Pending JP2002017091A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 交流電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002017091A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116806A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Toyota Industries Corp 双方向絶縁型dc/acインバータ
JP2012235588A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sanyo Electric Co Ltd 系統連系装置
JP2013236491A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Sharp Corp インバータ装置、電力変換装置、及び分散電源システム
JP2013236488A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Sharp Corp インバータ装置、電力変換装置、及び分散電源システム
JP2015015782A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 サンケン電気株式会社 系統連系インバータ装置
JP2015061402A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 積水化学工業株式会社 エネルギマネジメントシステム
JP2016127708A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 積水化学工業株式会社 充放電システム
JP2016127625A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ニチコン株式会社 蓄電装置
WO2018225581A1 (ja) 2017-06-07 2018-12-13 株式会社東芝 電源システム及び制御装置
JP2022060744A (ja) * 2020-10-05 2022-04-15 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116806A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Toyota Industries Corp 双方向絶縁型dc/acインバータ
JP4670582B2 (ja) * 2005-10-19 2011-04-13 株式会社豊田自動織機 双方向絶縁型dc/acインバータ
JP2012235588A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sanyo Electric Co Ltd 系統連系装置
JP2013236491A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Sharp Corp インバータ装置、電力変換装置、及び分散電源システム
JP2013236488A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Sharp Corp インバータ装置、電力変換装置、及び分散電源システム
JP2015015782A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 サンケン電気株式会社 系統連系インバータ装置
JP2015061402A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 積水化学工業株式会社 エネルギマネジメントシステム
JP2016127625A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ニチコン株式会社 蓄電装置
JP2016127708A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 積水化学工業株式会社 充放電システム
WO2018225581A1 (ja) 2017-06-07 2018-12-13 株式会社東芝 電源システム及び制御装置
US11146064B2 (en) 2017-06-07 2021-10-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Power supply system and control device
JP2022060744A (ja) * 2020-10-05 2022-04-15 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP7402775B2 (ja) 2020-10-05 2023-12-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425193B2 (ja) 電力入力を備えた回路構成及び電力入力回路を制御する動作方法
CA2577524C (en) Power converter with active discharging for improved auto-restart capability
JP3829846B2 (ja) 無停電電源装置
JP3622343B2 (ja) パワーコンディショナ
US20190237994A1 (en) Uninterruptible power supply
JPH1023671A (ja) パワーコンディショナおよび分散型電源システム
JP2002017091A (ja) 交流電源装置
JPH11341686A (ja) 分散型電源システム
CN100474478C (zh) 直流电压驱动型电磁接触器的驱动电路及功率变换装置
JP3513328B2 (ja) インバータ装置
JP2783771B2 (ja) 系統連系インバータ装置の起動運転方法
JPH1014251A (ja) 無停電電源装置の制御回路
US7345380B2 (en) Backup power supply system with a null transfer time
JP2020068552A (ja) 電力変換装置
JP2009247185A (ja) 系統連系インバータ装置およびその自立運転方法
JP5490801B2 (ja) 自励式無効電力補償装置
JP3563967B2 (ja) 太陽光発電システム
JP3769490B2 (ja) 無停電電源装置
JPS63206165A (ja) 無停電電源装置
JP2002142463A (ja) 系統連系インバータ装置
JP3244836B2 (ja) 自励式無効電力補償装置
JPH10271688A (ja) インバータ装置
JP3387248B2 (ja) 燃料電池発電装置
JP2001008382A (ja) 無停電工事用電源装置
JPS6328278A (ja) インバ−タ制御回路