JPH11341686A - 分散型電源システム - Google Patents

分散型電源システム

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JPH11341686A
JPH11341686A JP10139671A JP13967198A JPH11341686A JP H11341686 A JPH11341686 A JP H11341686A JP 10139671 A JP10139671 A JP 10139671A JP 13967198 A JP13967198 A JP 13967198A JP H11341686 A JPH11341686 A JP H11341686A
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克久 稲垣
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仁 菊地
Hitoshi Nirasawa
仁 韮沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】系統連系スイッチに、自己消弧能力を持たない
半導体素子を用いた場合でも、自己消弧能力を持つ半導
体素子を用いた場合に準じた遮断性能を得る。 【解決手段】電力系統1に対し系統連系スイッチ3を介
して接続した負荷2と並列に接続され、電力系統1と連
系運転を行なう電力変換器4と、その直流側に接続され
た充放電可能な直流電源5とから成る分散型電源システ
ムにおいて、系統連系スイッチ3を、自己消弧能力を持
たない半導体素子で構成し、系統連系スイッチ3が閉の
間は、電力系統1との連系点における電流を所望の値に
制御する手段と、系統連系スイッチ3が開の間は、負荷
2の電圧を所望の値に制御する手段と、電力系統1の異
常を検出し、系統連系スイッチ3に開放指令を与える手
段と、電力系統1の異常が検出されると、系統連系スイ
ッチ3に流れる電流値を減少させるように電力変換器4
の電流を変化させる手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統に対し系
統連系スイッチを介して接続した負荷と並列に接続さ
れ、電力系統と連系運転を行なう電力変換器と、当該電
力変換器の直流側に接続された充放電可能な直流電源と
から構成される分散型電源システムに係り、特に系統連
系スイッチとして、過負荷耐量が大きく、安価で導通時
の損失が少ないサイリスタ等の自己消弧能力を持たない
半導体素子を用いた場合でも、自己消弧能力を持つ半導
体素子を用いた場合に準じた遮断性能を得て、高速に電
力系統を切り離すことができるようにした分散型電源シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、この種の従来の分散型電源シ
ステムの構成例を示す回路図である。図13において、
電力系統1に対し、半導体素子で構成した系統連系スイ
ッチ3を介して負荷2が接続されている。
【0003】また、負荷2と並列に電力変換器4が接続
され、さらに電力変換器4の直流側には、充放電可能な
直流電源5が接続されている。電力系統1が正常である
場合、系統連系スイッチ3は導通しており、負荷2に対
して電力の供給を行なう。また、これと同時に、電力変
換器4は、直流電源5の充電・放電動作を行なう。
【0004】この時、変換器電流検出器6の出力が電流
基準値発生回路7により設定された電流値に保たれるよ
うに、変換器制御回路8は電力変換器4の出力すべき電
圧を決定する。この変換器制御回路8の出力は、ゲート
ドライブ回路9に入力され、発生したPWM信号により
電力変換器4を動作させて、直流電源5を充電または放
電する。この状態を、連系運転モードと称する。
【0005】一方、電力系統1に電圧低下や停電等の異
常が発生した場合、系統連系スイッチ3はオフされ、負
荷2には直流電源5から電力変換器4を通じて電力を供
給する。
【0006】この時、変換器制御回路8は、負荷電圧検
出器10の出力が電圧基準値発生回路11により設定さ
れた電圧値に保たれるような電圧指令値を、電力変換器
4に与える。この状態を、自立運転モードと称する。
【0007】本分散型電源システムが連系運転モードに
ある際に、電力系統1に異常が発生してから、系統電圧
異常検出器12が電力系統1の異常を検出して、当該検
出信号が連系スイッチ制御回路13に入力されて系統連
系スイッチ3をオフして、自立運転モードに移行するま
での切換えに要する時間は、負荷2に影響を与えない範
囲内に抑える必要がある。
【0008】そして、それほど高速に切換えを行なう必
要がない用途では、系統連系スイッチ3には、例えば図
14(a)に構成例を示すような、サイリスタ等の自己
消弧能力を持たないが、安価で過負荷耐量が大きい半導
体素子が用いられる。
【0009】また、高速に切換えを行なう必要がある用
途においては、系統連系スイッチ3としては、例えば図
14(b)に構成例を示すような、静電誘導型半導体素
子(以下、IGBTと略称する)等に代表される自己消
弧能力を持つ半導体素子が用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本分散型電
源システムが連系運転モードにある場合に、電力系統1
の異常を検知し、速やかに電力系統1を切り離して自立
運転モードに移行させる時、系統連系スイッチ3とし
て、サイリスタ等の自己消弧能力を持たない半導体素子
を用いた場合、半導体素子の過負荷耐量が大きいことか
ら、IGBT等の自己消弧能力を持つ半導体素子を使用
する場合と比較して、小容量の半導体素子で済む。ま
た、半導体素子のそのものも安価であり、半導体素子の
導通時の損失も少ないという利点を有する。
【0011】しかしながら、系統電圧異常検出器12が
電力系統1の異常を検知した後、系統連系スイッチ3を
構成する半導体素子を流れる電流が自然に零にならない
と、電力系統1の切り離しができないことから、電力系
統1の異常を検知してから自立運転モードへ移行する間
には、最大で電源周波数の半周期分の時間がかかるとい
う問題点がある。
【0012】一方、系統連系スイッチ3として、IGB
T等の自己消弧能力を持つ半導体素子を用いれば、系統
電圧異常検出器12が異常を検出したら、瞬時に電力系
統1を切り離すことができることから、高速に自立運転
モードヘ移行することが可能となる。
【0013】しかしながら、IGBT等の自己消弧能力
を持つ半導体素子は、過負荷耐量が小さく、負荷2に突
入電流等の過電流が流れる場合を考慮した時、サイリス
タ等の自己消弧能力を持たないが、過負荷耐量が大きい
半導体素子を用いる場合と比較して、大容量の半導体素
子を使用しなければならない。また、半導体素子そのも
のも高価であり、半導体素子の導通時の損失が大きいと
いう問題点がある。
【0014】本発明の目的は、系統連系スイッチとし
て、過負荷耐量が大きく、安価で導通時の損失が少ない
サイリスタ等の自己消弧能力を持たない半導体素子を用
いた場合でも、IGBT等の自己消弧能力を持つ半導体
素子を用いた場合に準じた遮断性能を得て、高速に電力
系統を切り離して速やかに連系運転モードから自立運転
モードヘ移行することが可能な分散型電源システムを提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、電力系統に対し系統連系ス
イッチを介して接続した負荷と並列に接続され、電力系
統と連系運転を行なう電力変換器と、当該電力変換器の
直流側に接続された充放電可能な直流電源とから構成さ
れる分散型電源システムにおいて、系統連系スイッチ
を、自己消弧能力を持たない半導体素子で構成し、系統
連系スイッチが閉じている間は、電力系統との連系点に
おける電流を所望の値に制御する手段と、系統連系スイ
ッチが開いている間は、負荷の電圧を所望の値に制御す
る手段と、電力系統の異常を検出し、系統連系スイッチ
に開放指令を与える手段と、電力系統の異常が検出され
ると、系統連系スイッチに流れる電流値を減少させるよ
うに電力変換器の電流を変化させる手段とを備えてい
る。
【0016】従って、請求項1の発明の分散型電源シス
テムにおいては、系統連系スイッチを遮断して電力系統
を切り離す場合に、系統連系スイッチに流れる電流を引
き取るように電力変換器の電流指令値を変化させて、系
統連系スイッチに流れる電流を零とし、電力系統の切り
離しを行なうことにより、系統連系スイッチをサイリス
タ等の自己消弧能力を持たない半導体素子で構成した場
合でも、IGBT等の自己消弧能力を持つ半導体素子を
用いた場合に準じた遮断性能を得ることが可能となり、
高速に電力系統を切り離すことができる。
【0017】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明の分散型電源システムにおいて、上記系統連系ス
イッチに流れる電流値を減少させるように電力変換器の
電流を変化させる手段を、系統連系スイッチに流れる電
流を検出する手段と、当該検出電流に基づいて、電力変
換器の電流値をある一定値の電流に制御する手段とから
構成している。
【0018】従って、請求項2の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項1の発明の分散型電源シス
テムにおいて、系統連系スイッチ遮断動作時の電流指令
値を、系統連系スイッチに流れ得る電流の絶対値に応じ
た正または負の固定値とすることにより、高速に系統連
系スイッチを流れる電流を零とし、電力系統の切り離し
を行なうことができる。
【0019】さらに、請求項3の発明では、上記請求項
1の発明の分散型電源システムにおいて、上記系統連系
スイッチに流れる電流値を減少させるように電力変換器
の電流を変化させる手段を、負荷に流れる電流を検出す
る手段と、当該検出電流に基づいて、電力変換器の電流
値をある一定値の電流に制御する手段とから構成してい
る。
【0020】従って、請求項3の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項1の発明の分散型電源シス
テムにおいて、系統連系スイッチ遮断動作時の電流指令
値を、負荷に流れ得る電流の絶対値に応じた正または負
の固定値とすることにより、高速に系統連系スイッチを
流れる電流を零とし、電力系統の切り離しを行なうこと
ができる。
【0021】一方、請求項4の発明では、電力系統に対
し系統連系スイッチを介して接続した負荷と並列に接続
され、電力系統と連系運転を行なう電力変換器と、当該
電力変換器の直流側に接続された充放電可能な直流電源
とから構成される分散型電源システムにおいて、系統連
系スイッチを、自己消弧能力を持たない半導体素子で構
成し、系統連系スイッチが閉じている間は、電力系統と
の連系点における電流を所望の値に制御する手段と、系
統連系スイッチが開いている間は、負荷の電圧を所望の
値に制御する手段と、電力系統の異常を検出し、系統連
系スイッチに開放指令を与える手段と、電力系統の異常
が検出されると、系統連系スイッチに流れる電流の遮断
を促進させるように電力変換器の電圧指令を発生する手
段とを備えている。
【0022】従って、請求項4の発明の分散型電源シス
テムにおいては、系統連系スイッチを遮断して電力系統
を切り離す場合に、系統連系スイッチに流れる電流を減
衰させるような電圧を電力変換器に出力させることによ
って、系統連系スイッチに流れる電流を零とし、電力系
統の切り離しを行なうことにより、系統連系スイッチを
サイリスタ等の自己消弧能力を持たない半導体素子で構
成した場合でも、IGBT等の自己消弧能力を持つ半導
体素子を用いた場合に準じた遮断性能を得ることが可能
となり、高速に電力系統を切り離すことができる。
【0023】また、請求項5の発明では、上記請求項4
の発明の分散型電源システムにおいて、電力変換器の電
流が過電流となったことを検出する手段と、電力変換器
の過電流が検出されると、当該電力変換器の電流を正ま
たは負の一定値に保つ手段とを付加している。
【0024】従って、請求項5の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項5の発明の分散型電源シス
テムにおいて、電力変換器の電流が過電流になった場合
には、電力変換器の出力し得る最大の電流値で電流制御
を行なうことにより、過電流による電力変換器の破損を
防止しつつ、高速に系統連系スイッチを流れる電流を零
とし、電力系統の切り離しを行なうことができる。
【0025】さらに、請求項6の発明では、上記請求項
4の発明の分散型電源システムにおいて、電力変換器の
電流が過電流となったことを検出する手段と、電力変換
器の過電流が検出されると、当該電力変換器の電圧の極
性を反転させる手段とを付加している。
【0026】従って、請求項6の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項5の発明の分散型電源シス
テムにおいて、電力変換器の電流が過電流になった場合
には、一時的に出力電圧の極性を反転させて電力変換器
の電流を減衰させることにより、過電流による電力変換
器の破損を防止しつつ、高速に系統連系スイッチを流れ
る電流を零とし、電力系統の切り離しを行なうことがで
きる。
【0027】また、請求項7の発明では、上記請求項4
の発明の分散型電源システムにおいて、電力変換器の電
流が過電流となったことを検出する手段と、電力変換器
の過電流が検出されると、当該電力変換器の電圧を零と
する手段とを付加している。
【0028】従って、請求項7の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項5の発明の分散型電源シス
テムにおいて、電力変換器の電流が過電流になった場合
には、一時的に電力変換器の出力電圧を零として電力変
換器の電流を減衰させることにより、過電流による電力
変換器の破損を防止しつつ、高速に系統連系スイッチを
流れる電流を零とし、電力系統の切り離しを行なうこと
ができる。
【0029】さらに、請求項8の発明では、上記請求項
4の発明の分散型電源システムにおいて、上記系統連系
スイッチに流れる電流の遮断を促進させるように電力変
換器の電圧指令を発生する手段を、系統連系スイッチに
流れる電流を検出する手段と、当該検出電流に基づい
て、系統連系スイッチに流れる電流の空間ベクトルを演
算する手段と、当該空間ベクトルに基づいて、電力変換
器の電圧指令を演算する手段とから構成している。
【0030】従って、請求項8の発明の分散型電源シス
テムにおいては、上記請求項4の発明の分散型電源シス
テムにおいて、系統連系スイッチを遮断して電力系統を
切り離す場合に、系統連系スイッチに流れる電流の空間
ベクトルに応じて電力変換器の出力電圧の空間べクトル
を決定することにより、高速に系統連系スイッチを流れ
る電流を零とし、電力系統の切り離しを行なうことがで
きる。
【0031】以上により、電力系統の異常時に高速に電
力系統を切り離さなければならない用途においても、分
散型電源システムの系統連系スイッチとして、安価で過
負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持たな
い半導体素子を用いることができ、システム全体のコス
トを低減することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態:請求項1に対応)図1は、本実施
の形態による分散型電源システムの構成例を示す回路図
であり、図13と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0033】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図1に示すように、図13における系統連系ス
イッチ3を、例えばサイリスタ等の自己消弧能力を持た
ない半導体素子で構成し、また電力系統1と系統連系ス
イッチ3との間に、連系スイッチ電流検出器14を設置
した構成としている。
【0034】連系スイッチ電流検出器14は、系統連系
スイッチ3に流れる電流を検出し、その出力を前記変換
器制御回路8へ入力する。さらに、変換器制御回路8
は、前記系統電圧異常検出器12により電力系統1の異
常が検出されると、連系スイッチ電流検出器14の出力
に基づいて、系統連系スイッチ3に流れる電流値を減少
させるように電力変換器4の電流を変化させる機能を備
えている。
【0035】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図13と同一部分の作用についてはその説明を
省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べ
る。
【0036】図1において、連系スイッチ電流検出器1
4では、系統連系スイッチ3に流れる電流を検出し、そ
の出力を変換器制御回路8へ入力する。次に、このよう
な状態で、系統電圧異常検出器12が電力系統1の異常
を検出して、その検出信号が変換器制御回路8へ入力さ
れると、変換器制御回路8は、変換器電流検出器6の出
力を、電流基準値発生回路7からの信号に追従させるの
を止めて、連系スイッチ電流検出器14の出力に応じ
て、電力変換器4の電流を増加または減少させるような
指令値を生成し、ゲートドライブ回路9へ入力する。
【0037】具体的には、現在の電力変換器4の電流
に、連系スイッチ3を流れる電流分を上乗せした値とな
るように電力変換器4の電流を制御して、系統連系スイ
ッチ3を流れる電流を全て電力変換器4へ引き取ること
により、系統連系スイッチ3を流れる電流を速やかに零
として、電力系統1の切り離しを行なう。
【0038】これにより、系統連系スイッチ3をサイリ
スタ等の自己消弧能力を持たない半導体素子で構成した
場合でも、IGBT等の自己消弧能力を持つ半導体素子
を用いた場合に準じた遮断性能を得ることが可能とな
り、高速に電力系統1を切り離すことができる。
【0039】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、系統連系スイッチ3を遮断して電力系
統1を切り離す場合に、系統連系スイッチ3に流れる電
流を引き取るように電力変換器4の電流指令値を変化さ
せて、系統連系スイッチ3に流れる電流を零とし、電力
系統1の切り離しを行なうようにしているので、系統連
系スイッチ3をサイリスタ等の自己消弧能力を持たない
半導体素子で構成した場合でも、IGBT等の自己消弧
能力を持つ半導体素子を用いた場合に準じた遮断性能を
得ることができ、高速に電力系統1を切り離すことが可
能となる。
【0040】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0041】(第2の実施の形態:請求項2に対応)図
2は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0042】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図2に示すように、図1における連系スイッチ
電流検出器14の出力を、前記系統電圧異常検出器12
の出力と共に、前記電流基準値発生回路7へ入力する構
成としている。
【0043】さらに、電流基準値発生回路7は、系統電
圧異常検出器12により電力系統1の異常が検出される
と、連系スイッチ電流検出器14の出力に基づいて、系
統連系スイッチ遮断動作時の電流指令値を、系統連系ス
イッチ3に流れ得る電流に応じた正または負の固定値と
する機能を備えている。
【0044】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図1と同一部分の作用についてはその説明を省
略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0045】図2において、連系スイッチ電流検出器1
4では、系統連系スイッチ3に流れる電流を検出し、そ
の出力を系統電圧異常検出器12の出力と共に、電流基
準値発生回路7へ入力する。
【0046】次に、このような状態で、系統電圧異常検
出器12が電力系統1の異常を検出して、その検出信号
が変換器制御回路8と同時に電流基準値発生回路7へ入
力されると、電流基準値発生回路7は、連系スイッチ電
流検出器14の出力に応じて、正または負の一定の値を
出力する。この出力の極性は、負荷2に対して系統連系
スイッチ3の電流極性と同極性とし、その絶対値は系統
連系スイッチ3に流れ得る電流の最大値よりも大きくし
ておく。
【0047】このようにすると、変換器制御回路8は、
系統連系スイッチ3を通じて負荷2に供給されている電
流よりも大きな電流を電力変換器4から流すような指令
値を出力し、この指令値に電力変換器4の出力電流が一
致するまでの間に系統連系スイッチ3に流れる電流は零
となるので、電力系統1の切り離しは完了する。
【0048】図3は、系統電圧異常検出器12の出力、
系統連系スイッチ3を流れる電流、電流基準値発生回路
7の出力、電力変換器4の出力電流の波形の一例を示す
図である。
【0049】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第1の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、系統連系スイッチ遮断動作時の電流指
令値を、系統連系スイッチ3に流れ得る電流の絶対値に
応じた正または負の固定値とするようにしているので、
高速に系統連系スイッチ3を流れる電流を零とし、電力
系統1の切り離しを行なうことが可能となる。
【0050】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0051】(第3の実施の形態:請求項3に対応)図
4は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0052】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図4に示すように、図1における連系スイッチ
電流検出器14を省略し、これに代えて、負荷2と系統
連系スイッチ3との間に、負荷電流検出器15を設置し
た構成としている。
【0053】負荷電流検出器15は、負荷2に流れる電
流を検出し、その出力を、前記系統電圧異常検出器12
の出力と共に、前記電流基準値発生回路7へ入力する。
さらに、電流基準値発生回路7は、系統電圧異常検出器
12により電力系統1の異常が検出されると、負荷電流
検出器15の出力に基づいて、系統連系スイッチ遮断動
作時の電流指令値を、負荷2に流れ得る電流に応じた正
または負の固定値とする機能を備えている。
【0054】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図1と同一部分の作用についてはその説明を省
略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0055】図4において、負荷電流検出器15では、
負荷2に流れる電流を検出し、その出力を系統電圧異常
検出器12の出力と共に、電流基準値発生回路7へ入力
する。
【0056】次に、このような状態で、系統電圧異常検
出器12が電力系統1の異常を検出して、その検出信号
が変換器制御回路8と同時に電流基準値発生回路7へ入
力されると、電流基準値発生回路7は、負荷電流検出器
15の出力の極性に応じて、正または負の一定の値を出
力する。この出力の極性は、負荷2に流れ込む電流極性
と同極性とし、その絶対値は負荷2に流れ得る電流の最
大値よりも大きくしておく。
【0057】このようにすると、変換器制御回路8は、
系統連系スイッチ3を通じて負荷2に供給されている電
流よりも大きな電流を電力変換器4から流すような指令
値を出し、この指令値に電力変換器4の出力電流が一致
するまでの間に系統連系スイッチ3に流れる電流は零と
なるので、電力系統1の切り離しは完了する。
【0058】図5は、系統電圧異常検出器12の出力、
負荷2に流れる電流、電流基準値発生回路7の出力、電
力変換器4の出力電流、系統連系スイッチ3を流れる電
流の波形の一例を示す図である。
【0059】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第1の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、系統連系スイッチ遮断動作時の電流指
令値を、負荷2に流れ得る電流の絶対値に応じた正また
は負の固定値とするようにしているので、高速に系統連
系スイッチ3を流れる電流を零とし、電力系統1の切り
離しを行なうことが可能となる。
【0060】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0061】(第4の実施の形態:請求項4に対応)図
6は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0062】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図6に示すように、図1に加えて、遮断時電圧
指令生成回路16と、切換器17とを備えた構成として
いる。
【0063】遮断時電圧指令生成回路16は、前記連系
スイッチ電流検出器14の出力を入力とし、系統連系ス
イッチ3に流れる電流を減衰させるように、すなわち系
統連系スイッチ3に流れる電流の遮断を促進させるよう
に、電力変換器4の電圧指令を発生する。
【0064】切換器17は、変換器制御回路8の出力
と、遮断時電圧指令生成回路16の出力と、系統電圧異
常検出器12の出力とを入力とし、通常時は変換器制御
回路8の出力を、また系統電圧異常検出器12により電
力系統1の異常が検出された時(系統連系スイッチ3の
遮断時)は遮断時電圧指令生成回路16の出力を、ゲー
トドライブ回路9へそれぞれ切換え入力する。
【0065】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図1と同一部分の作用についてはその説明を省
略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0066】図6において、連系スイッチ電流検出器1
4では、系統連系スイッチ3に流れる電流を検出し、そ
の出力を遮断時電圧指令生成回路16へ入力する。遮断
時電圧指令生成回路16では、連系スイッチ電流検出器
14の出力を基に、系統連系スイッチ3に流れる電流を
減衰させるように、電力変換器4の電圧指令を発生す
る。
【0067】次に、このような状態で、系統電圧異常検
出器12が電力系統1の異常を検出して、その検出信号
が変換器制御回路8と同時に切換器17へ入力される
と、切換器17が動作して、遮断時電圧指令生成回路1
6により演算された系統連系スイッチ3に流れる電流を
減衰させるような電圧指令を、変換器制御回路8の出力
に代えてゲートドライブ回路9へ入力する。
【0068】その結果、電力変換器4は、系統連系スイ
ッチ3の電流の遮断が促進されるような電圧を出力し
て、系統連系スイッチ3に流れる電流は減衰して零とな
り、電力系統1の切り離しは完了する。
【0069】その後、切換器17を元に戻して、再度、
変換器制御回路8の出力がゲートドライブ回路9へ入力
されるようにする。上述したように、本実施の形態の分
散型電源システムでは、系統連系スイッチ3を遮断して
電力系統1を切り離す場合に、系統連系スイッチ3に流
れる電流を減衰させるような電圧を電力変換器4に出力
させることによって、系統連系スイッチ3に流れる電流
を零とし、電力系統1の切り離しを行なうようにしてい
るので、系統連系スイッチ3をサイリスタ等の自己消弧
能力を持たない半導体素子で構成した場合でも、IGB
T等の自己消弧能力を持つ半導体素子を用いた場合に準
じた遮断性能を得ることができ、高速に電力系統1を切
り離すことが可能となる。
【0070】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0071】(第5の実施の形態:請求項5に対応)図
7は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図6と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0072】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図7に示すように、図6に加えて、過電流検出
回路19を備えた構成としている。過電流検出回路19
は、前記電力変換器電流検出器6の出力に基づいて、電
力変換器4の電流が過電流となったことを検出し、その
出力を、前記電流基準値発生回路7へ入力すると共に、
前記切換器17へ入力する。
【0073】電流基準値発生回路7は、過電流検出回路
19により電力変換器4の過電流が検出されると、当該
電力変換器4の電流を正または負の一定値に保つ機能を
備えている。
【0074】切換器17は、変換器制御回路8の出力
と、遮断時電圧指令生成回路16の出力と、系統電圧異
常検出器12の出力と、過電流検出回路19の出力とを
入力とし、通常時、および過電流検出回路19により電
力変換器4の過電流が検出された時は変換器制御回路8
の出力を、また系統電圧異常検出器12により電力系統
1の異常が検出された時(系統連系スイッチ3の遮断
時)は遮断時電圧指令生成回路16の出力を、ゲートド
ライブ回路9へそれぞれ切換え入力する。
【0075】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図6と同一部分の作用についてはその説明を省
略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0076】図7において、変換器電流検出器6では、
電力変換器4の電流を検出し、その出力を過電流検出回
路19へ入力する。過電流検出回路19では、電力変換
器電流検出器6の出力を基に、電力変換器4の電流が過
電流となったことを検出し、その出力を、電流基準値発
生回路7、および切換器17へ入力する。
【0077】過電流検出回路19が動作している期間
は、電流基準値発生回路7の出力は、電力変換器4に流
すことができる正または負の最大電流値で固定する。同
時に、過電流検出回路19の出力により、切換器17を
動作させて、一時的に変換器制御回路8の出力をゲート
ドライブ回路9へ入力する。
【0078】その結果、電力変換器4の過電流時には、
電力変換器4の電流を電力変換器4に流すことができる
最大電流で固定して、電力変換器4が過電流に陥ること
を回避しつつ、系統連系スイッチ3の遮断動作を継続さ
せることができる。
【0079】図8は、この時の系統電圧異常検出器12
の出力、系統連系スイッチ3を流れる電流、遮断時電圧
指令生成回路16の出力、電力変換器4の出力電流、過
電流検出回路19の出力、電流基準値発生回路7の出力
の波形の一例を示す図である。
【0080】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第4の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、電力系統1の切り離し動作時の系統側
・負荷側の回路条件によっては、電力変換器4に過大な
出力電流が流れる場合があるが、電力変換器4の電流が
過電流になった場合には、電力変換器4の出力し得る最
大の電流値で電流制御を行なうようにしているので、過
電流による電力変換器4の破損を防止しつつ、高速に系
統連系スイッチ3を流れる電流を零とし、電力系統1の
切り離しを行なうことが可能となる。
【0081】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0082】(第6の実施の形態:請求項6に対応)図
9は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図6と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0083】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図9に示すように、図6に加えて、過電流検出
回路19を備えた構成としている。過電流検出回路19
は、前記電力変換器電流検出器6の出力に基づいて、電
力変換器4の電流が過電流となったことを検出し、その
出力を、前記遮断時電圧指令生成回路16へ入力する。
【0084】遮断時電圧指令生成回路16は、過電流検
出回路19により電力変換器4の過電流が検出される
と、当該遮断時電圧指令生成回路16の出力の極性を反
転させる。
【0085】次に、以上のように構成した本実施の形態
の分散型電源システムの作用について説明する。なお、
前述した図6と同一部分の作用についてはその説明を省
略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0086】図9において、変換器電流検出器6では、
電力変換器4の電流を検出し、その出力を過電流検出回
路19へ入力する。過電流検出回路19では、電力変換
器電流検出器6の出力を基に、電力変換器4の電流が過
電流となったことを検出し、その出力を、遮断時電圧指
令生成回路16へ入力する。
【0087】過電流検出回路19が動作している期間
は、遮断時電圧指令生成回路16の出力の極性を反転さ
せ、電力変換器4の出力電流を積極的に減衰させて過電
流状態を解消する。
【0088】その後、過電流状態が解消したら、遮断時
電圧指令生成回路16の出力を元に戻す。その結果、電
力変換器4の過電流時には、電力変換器4の電流を電力
変換器4が出力し得る最大電流付近に固定させるように
動作させ、電力変換器4の過電流状態を回避しつつ、系
統連系スイッチ3の遮断動作を継続させることができ
る。
【0089】また、過電流検出回路19の過電流検出レ
ベルと過電流解消レベルとの間に差をつけてヒステリシ
ス特性を持たせることにより、遮断時電圧指令生成回路
16の出力が頻繁に変化することを防止することができ
る。
【0090】図10は、系統電圧異常検出器12の出
力、系統連系スイッチ3を流れる電流、遮断時電圧指令
生成回路16の出力、電力変換器4の出力電流、過電流
検出回路19の出力の波形の一例を示す図である。
【0091】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第4の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、電力系統1の切り離し動作時の系統側
・負荷側の回路条件によっては、電力変換器4に過大な
出力電流が流れる場合があるが、電力変換器4の電流が
過電流になった場合には、一時的に電力変換器4の出力
電圧の極性を反転させて電力変換器4の電流を減衰させ
るようにしているので、過電流による電力変換器4の破
損を防止しつつ、高速に系統連系スイッチ3を流れる電
流を零とし、電力系統1の切り離しを行なうことが可能
となる。
【0092】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0093】(第7の実施の形態:請求項7に対応)図
9は、本実施の形態による分散型電源システムの構成例
を示す回路図であり、図6と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0094】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図9に示すように、図6に加えて、過電流検出
回路19を備えた構成としている。過電流検出回路19
は、前記電力変換器電流検出器6の出力に基づいて、電
力変換器4の電流が過電流となったことを検出し、その
出力を、前記遮断時電圧指令生成回路16へ入力する。
【0095】遮断時電圧指令生成回路16は、過電流検
出回路19により電力変換器4の過電流が検出される
と、当該遮断時電圧指令生成回路16の出力を零とす
る。次に、以上のように構成した本実施の形態の分散型
電源システムの作用について説明する。
【0096】なお、前述した図6と同一部分の作用につ
いてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用に
ついてのみ述べる。図9において、変換器電流検出器6
では、電力変換器4の電流を検出し、その出力を過電流
検出回路19へ入力する。
【0097】過電流検出回路19では、電力変換器電流
検出器6の出力を基に、電力変換器4の電流が過電流と
なったことを検出し、その出力を、遮断時電圧指令生成
回路16へ入力する。
【0098】過電流検出回路19が動作している期間
は、遮断時電圧指令生成回路16の出力を零とすること
で、電力変換器4の出力電圧を零とし、電力変換器4の
出力電流を自然減衰させて過電流状態を解消する。実際
には、電力変換器4の出力線間電圧が零となればよいの
で、電力変換器4の出力電圧を3相とも同一極性とする
ことで実現することができる。
【0099】その後、過電流状態が解消したら、遮断時
電圧指令生成回路16の出力を元に戻す。その結果、電
力変換器4の過電流時には、電力変換器4の電流を電力
変換器4が出力し得る最大電流付近に固定させるように
動作させ、電力変換器4の過電流状態を回避しつつ、系
統連系スイッチ3の遮断動作を継続させることができ
る。
【0100】また、過電流検出回路19の過電流検出レ
ベルと過電流解消レベルとの間に差をつけてヒステリシ
ス特性を持たせることにより、遮断時電圧指令生成回路
16の出力が頻繁に変化することを防止することができ
る。
【0101】図11は、系統電圧異常検出器12の出
力、系統連系スイッチ3を流れる電流、遮断時電圧指令
生成回路16の出力、電力変換器4の出力電流、過電流
検出回路19の出力の波形の一例を示す図である。
【0102】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第4の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、電力系統1の切り離し動作時の系統側
・負荷側の回路条件によっては、電力変換器4に過大な
出力電流が流れる場合があるが、電力変換器4の電流が
過電流になった場合には、一時的に電力変換器4の出力
電圧を零として電力変換器4の電流を減衰させるように
しているので、過電流による電力変換器4の破損を防止
しつつ、高速に系統連系スイッチ3を流れる電流を零と
し、電力系統1の切り離しを行なうことが可能となる。
【0103】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0104】(第8の実施の形態:請求項8に対応)図
12は、本実施の形態による分散型電源システムの構成
例を示す回路図であり、図6と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0105】すなわち、本実施の形態の分散型電源シス
テムは、図12に示すように、図6における遮断時電圧
指令生成回路16を省略し、これに代えて新たに、連系
スイッチ電流空間ベクトル判定回路20と、遮断時スイ
ッチングパターン生成回路21とを備えた構成としてい
る。
【0106】連系スイッチ電流空間ベクトル判定回路2
0は、前記連系スイッチ電流検出器14の出力に基づい
て、系統連系スイッチ3に流れる電流の空間ベクトルを
演算する。
【0107】遮断時スイッチングパターン生成回路21
は、連系スイッチ電流空間ベクトル判定回路20の出力
に基づいて、電力変換器4の電圧指令を演算する。次
に、以上のように構成した本実施の形態の分散型電源シ
ステムの作用について説明する。
【0108】なお、前述した図6と同一部分の作用につ
いてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用に
ついてのみ述べる。図12において、連系スイッチ電流
検出器14では、系統連系スイッチ3に流れる電流を検
出し、その出力を連系スイッチ電流空間ベクトル判定回
路20へ入力する。
【0109】連系スイッチ電流空間ベクトル判定回路2
0では、現時点での系統連系スイッチ3に流れる電流の
空間ベクトルの方向を求め、その出力を遮断時スイッチ
ングパターン生成回路21へ入力する。
【0110】遮断時スイッチングパターン生成回路21
では、連系スイッチ電流空間ベクトル判定回路20の出
力を基に、連系スイッチ電流の空間ベクトルを零に近づ
けるように、電力変換器4の出力電圧べクトルの方向
(=スイッチングの状態)を定める。
【0111】遮断動作期間中は、切換器17が動作し
て、遮断時スイッチングパターン生成回路21により演
算された電力変換器4の電圧指令を、変換器制御回路8
の出力に代えてゲートドライブ回路9へ入力する。
【0112】この場合、連系スイッチ電流ベクトルが逐
次計算され、それに応じて電力変換器4のスイッチング
状態も更新して、系統連系スイッチ3を流れる電流を速
やかに零として、電力系統1を切り離すことができる。
【0113】上述したように、本実施の形態の分散型電
源システムでは、前記第4の実施の形態の分散型電源シ
ステムにおいて、系統連系スイッチ3を遮断して電力系
統1を切り離す場合に、系統連系スイッチ3に流れる電
流の空間ベクトルに応じて電力変換器4の出力電圧の空
間べクトルを決定するようにしているので、高速に系統
連系スイッチ3を流れる電流を零とし、電力系統1の切
り離しを行なうことが可能となる。
【0114】この結果、電力系統1の異常時に高速に電
力系統1を切り離さなければならない用途においても、
分散型電源システムの系統連系スイッチ3として、安価
で過負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持
たない半導体素子を用いることができ、システム全体の
コストを低減することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項4、および請求項8の発明の分散型電源システムによ
れば、系統連系スイッチをサイリスタ等の自己消弧能力
を持たない半導体素子で構成した場合でも、IGBT等
の自己消弧能力を持つ半導体素子を用いた場合に準じた
遮断性能を得ることができ、高速に電力系統を切り離す
ことが可能となる。
【0116】また、請求項5乃至請求項7の発明の分散
型電源システムによれば、電力系統の切り離し動作時に
も、電力変換器の過電流状態を回避しつつ、高速な切り
離し動作を実現することが可能となる。
【0117】以上により、電力系統の異常時に高速に電
力系統を切り離さなければならない用途においても、分
散型電源システムの系統連系スイッチとして、安価で過
負荷耐量の大きいサイリスタ等の自己消弧能力を持たな
い半導体素子を用いることができ、システム全体のコス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分散型電源システムの第1の実施
の形態を示す回路図。
【図2】本発明による分散型電源システムの第2の実施
の形態を示す回路図。
【図3】同第2の実施の形態の分散型電源システムにお
ける作用を説明するための波形図。
【図4】本発明による分散型電源システムの第3の実施
の形態を示す回路図。
【図5】同第3の実施の形態の分散型電源システムにお
ける作用を説明するための波形図。
【図6】本発明による分散型電源システムの第4の実施
の形態を示す回路図。
【図7】本発明による分散型電源システムの第5の実施
の形態を示す回路図。
【図8】同第5の実施の形態の分散型電源システムにお
ける作用を説明するための波形図。
【図9】本発明による分散型電源システムの第6および
第7の実施の形態をそれぞれ示す回路図。
【図10】同第6の実施の形態の分散型電源システムに
おける作用を説明するための波形図。
【図11】同第7の実施の形態の分散型電源システムに
おける作用を説明するための波形図。
【図12】本発明による分散型電源システムの第8の実
施の形態を示す回路図。
【図13】従来の分散型電源システムの構成例を示す回
路図。
【図14】系統連系スイッチの構成例を示す回路図。
【符号の説明】
1…電力系統、 2…負荷、 3…系統連系スイッチ、 4…電力変換器、 5…直流電源 6…変換器電流検出器、 7…電流基準値発生回路、 8…変換器制御回路、 9…ゲートドライブ回路、 10…負荷電圧検出器、 11…電圧指令値発生回路 12…系統電圧異常検出器 13…連系スイッチ制御回路、 14…連系スイッチ電流検出器、 15…負荷電流検出器、 16…遮断時電圧指令生成回路、 17…切換器、 18…連系スイッチ電流極性判定回路、 19…過電流検出回路、 20…連系スイッチ電流空間ベクトル判定回路、 21…遮断時スイッチングパターン生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 克久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 菊地 仁 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 韮沢 仁 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に対し系統連系スイッチを介し
    て接続した負荷と並列に接続され、前記電力系統と連系
    運転を行なう電力変換器と、当該電力変換器の直流側に
    接続された充放電可能な直流電源とから構成される分散
    型電源システムにおいて、 前記系統連系スイッチを、自己消弧能力を持たない半導
    体素子で構成し、 前記系統連系スイッチが閉じている間は、前記電力系統
    との連系点における電流を所望の値に制御する手段と、 前記系統連系スイッチが開いている間は、前記負荷の電
    圧を所望の値に制御する手段と、 前記電力系統の異常を検出し、前記系統連系スイッチに
    開放指令を与える手段と、 前記電力系統の異常が検出されると、前記系統連系スイ
    ッチに流れる電流値を減少させるように前記電力変換器
    の電流を変化させる手段と、 を備えて成ることを特徴とする分散型電源システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記系統連系スイッチに流れる電流値を減少させるよう
    に電力変換器の電流を変化させる手段は、 前記系統連系スイッチに流れる電流を検出する手段と、
    当該検出電流に基づいて、前記電力変換器の電流値をあ
    る一定値の電流に制御する手段とから構成したことを特
    徴とする分散型電源システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記系統連系スイッチに流れる電流値を減少させるよう
    に電力変換器の電流を変化させる手段は、 前記負荷に流れる電流を検出する手段と、当該検出電流
    に基づいて、前記電力変換器の電流値をある一定値の電
    流に制御する手段とから構成したことを特徴とする分散
    型電源システム。
  4. 【請求項4】 電力系統に対し系統連系スイッチを介し
    て接続した負荷と並列に接続され、前記電力系統と連系
    運転を行なう電力変換器と、当該電力変換器の直流側に
    接続された充放電可能な直流電源とから構成される分散
    型電源システムにおいて、 前記系統連系スイッチを、自己消弧能力を持たない半導
    体素子で構成し、 前記系統連系スイッチが閉じている間は、前記電力系統
    との連系点における電流を所望の値に制御する手段と、 前記系統連系スイッチが開いている間は、前記負荷の電
    圧を所望の値に制御する手段と、 前記電力系統の異常を検出し、前記系統連系スイッチに
    開放指令を与える手段と、 前記電力系統の異常が検出されると、前記系統連系スイ
    ッチに流れる電流の遮断を促進させるように前記電力変
    換器の電圧指令を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とする分散型電源システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記電力変換器の電流が過電流となったことを検出する
    手段と、 前記電力変換器の過電流が検出されると、当該電力変換
    器の電流を正または負の一定値に保つ手段と、 を付加したことを特徴とする分散型電源システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記電力変換器の電流が過電流となったことを検出する
    手段と、 前記電力変換器の過電流が検出されると、当該電力変換
    器の電圧の極性を反転させる手段と、 を付加したことを特徴とする分散型電源システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項4に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記電力変換器の電流が過電流となったことを検出する
    手段と、 前記電力変換器の過電流が検出されると、当該電力変換
    器の電圧を零とする手段と、 を付加したことを特徴とする分散型電源システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項4に記載の分散型電源システ
    ムにおいて、 前記系統連系スイッチに流れる電流の遮断を促進させる
    ように前記電力変換器の電圧指令を発生する手段は、 前記系統連系スイッチに流れる電流を検出する手段と、
    当該検出電流に基づいて、前記系統連系スイッチに流れ
    る電流の空間ベクトルを演算する手段と、当該空間ベク
    トルに基づいて、前記電力変換器の電圧指令を演算する
    手段とから構成したことを特徴とする分散型電源システ
    ム。
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