JP2007259564A - 分散型電源システム - Google Patents
分散型電源システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007259564A JP2007259564A JP2006079112A JP2006079112A JP2007259564A JP 2007259564 A JP2007259564 A JP 2007259564A JP 2006079112 A JP2006079112 A JP 2006079112A JP 2006079112 A JP2006079112 A JP 2006079112A JP 2007259564 A JP2007259564 A JP 2007259564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- switch
- voltage
- current
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
【課題】系統連系スイッチとして、機械式または自己消弧できない半導体スイッチを用いた場合でも、事故発生時の電流を減少させ限流リアクトルの小型化を図る。
【解決手段】機械式または自己消弧できない半導体スイッチ3に対し、並列に転流回路15を、また直列に限流リアクトル16を接続するとともに、停電発生後は、電力変換器8の出力電圧を系統連系点での電圧検出値を初期値として、定格値などの一定値までランプ状に変化させることにより、事故電流を減少させる。
【選択図】図1
【解決手段】機械式または自己消弧できない半導体スイッチ3に対し、並列に転流回路15を、また直列に限流リアクトル16を接続するとともに、停電発生後は、電力変換器8の出力電圧を系統連系点での電圧検出値を初期値として、定格値などの一定値までランプ状に変化させることにより、事故電流を減少させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、電力系統に対し系統連系スイッチを介して接続した負荷と並列に接続され、電力系統と連系運転を行なう電力変換器と、この電力変換器の直流側に接続された充放電可能な直流電源とからなる分散型電源システムにおいて、特に系統連系スイッチとして機械式または自己消弧能力のない半導体を用いた分散型電源システムに関する。
図4に、例えば特許文献1に記載の分散型電源システム例を示す。
同図では、電力系統1に対し、機械式スイッチからなる系統連系スイッチ3を介して負荷2が接続されている。また、負荷2と並列に電力変換器4が接続され、さらに電力変換器4の直流側には充放電可能な直流電源5が接続されている。
電力系統1が正常のときは系統連系スイッチ3は閉成(オン)しており、負荷2に対し電力を供給する。これと同時に、電力変換器4は直流電源5の充電または放電動作を行なう。
同図では、電力系統1に対し、機械式スイッチからなる系統連系スイッチ3を介して負荷2が接続されている。また、負荷2と並列に電力変換器4が接続され、さらに電力変換器4の直流側には充放電可能な直流電源5が接続されている。
電力系統1が正常のときは系統連系スイッチ3は閉成(オン)しており、負荷2に対し電力を供給する。これと同時に、電力変換器4は直流電源5の充電または放電動作を行なう。
電力変換器制御回路8は、変換器電流検出器6で検出される電流値が電流基準値発生回路7に設定される電流と一致するように、電力変換器4が出力すべき電圧を決定する。すなわち、電力変換器制御回路8は決定した電圧からPWM(パルス幅変調)信号を生成し、ゲートドライブ回路9に与えることにより電力変換器4を動作させ、直流電源5を充放電動作させる。なお、この状態を連系運転モ−ドと呼ぶ。
一方、電力系統1に電圧低下や停電等の異常が発生すると、系統連系スイッチ3は開放(オフ)され、負荷2には直流電源5から電力変換器4を通して電力を供給する。このとき、電力変換器制御回路8は負荷電圧検出器10の検出値が、電圧指令値発生回路11に設定された電圧値と一致するような電圧指令値を発生させ、これを基に生成したPWM信号をゲートドライブ回路9に与えることにより電力変換器4を動作させ、負荷2に電力を供給する。この状態を、自立運転モ−ドと呼ぶ。
ところで、上記のような電源システムが、連系運転モ−ドにある状態で電力系統1に異常が発生した時点から、系統電圧異常検出器12が電力系統1の異常を検出し、その検出信号が連系スイッチ制御回路13に入力されて系統連系スイッチ3がオフし、自立運転モ−ドに移行するまでの時間を切替え時間と言うが、この切替え時間は負荷2に影響を与えない時間範囲内に抑えることが要求される。
以上のように、図4に示すものでは機械式や自己消弧能力のない半導体スイッチ(例えばサイリスタ)を系統連系スイッチとして使用した場合でも、上記切替え時間を自己消弧能力のある半導体スイッチを使用した場合と同等にするため、連系スイッチ電流検出器14によって連系スイッチ3に流れる電流を検出し、その出力を電力変換器制御回路8に入力することにより、連系スイッチ3に流れる電流が速やかに0になるように、電力変換器4の電圧指令値を制御するようにしている。
しかしながら、上述の方法は系統短絡事故が生じた場合に、原理的に負荷電圧が0になることにより、系統連系スイッチの電流を0にするため、図9(a)に示すJEC(電気学会電気規格調査会標準規格)−2433で定められた出力電圧過渡変動特性クラス2を満足できず、図9(b)に示すクラス3しか満足できないため(クラス3より2の方が電圧変動幅が小さくなっており、その分だけ電圧変動に敏感な負荷にも適用できることになる。)、適用可能な範囲が限定されるという問題がある。
そこで、出願人は先に以下に説明するような出願をしている(特願2006−076172号:提案方式とも言う)。
図5はその提案方式を示す構成図である。図示のように、系統連系スイッチ3に転流回路15を並列接続し、限流リアクトル16を直列接続して構成する。この転流回路は例えば図6のように、充電器20により充電される共振コンデンサ19と共振リアクトル18と投入スイッチ17との直列回路からなり、系統連系スイッチ3がオフするときに投入スイッチ17をオンすることにより共振電流を発生させ、その電流と既に系統連系スイッチ3に流れていた電流の和が0になるとき、系統連系スイッチ3が切れるようになっている。
図5はその提案方式を示す構成図である。図示のように、系統連系スイッチ3に転流回路15を並列接続し、限流リアクトル16を直列接続して構成する。この転流回路は例えば図6のように、充電器20により充電される共振コンデンサ19と共振リアクトル18と投入スイッチ17との直列回路からなり、系統連系スイッチ3がオフするときに投入スイッチ17をオンすることにより共振電流を発生させ、その電流と既に系統連系スイッチ3に流れていた電流の和が0になるとき、系統連系スイッチ3が切れるようになっている。
図6の動作タイミングを図7に示す。
停電発生により、系統電圧異常検出器12は停電を検知し、停電検知信号を出力する。これにより、連系スイッチ制御回路13は、遮断器開指令を系統連系スイッチ3に出力する。また、投入スイッチ制御回路22は、停電検知信号を受けて転流回路オン指令を出力し、これにより転流動作を開始する。
停電発生により、系統電圧異常検出器12は停電を検知し、停電検知信号を出力する。これにより、連系スイッチ制御回路13は、遮断器開指令を系統連系スイッチ3に出力する。また、投入スイッチ制御回路22は、停電検知信号を受けて転流回路オン指令を出力し、これにより転流動作を開始する。
一方、電力変換器4は従来例と同様に、停電前は連系運転モ−ド、停電後は自立運転モ−ドに切り替わるが、切替え時間は特に設けずに、停電検知信号を受信した後は通常の自立運転モ−ドに入る。したがって、系統連系スイッチがオフするまでは等価的に図8(a)に示す回路状態となり、また転流回路がオフするまでは図8(b)に示す回路状態となる。このいずれの状態においても、電力変換器4が装置仕様を超過するような過電流状態とならないようにするため、十分な値の限流リアクトル16を用いる。
上記提案方式において、連系運転モ−ドから自立運転モ−ドへと直接切替えを行なうと、図8(a)に示す回路状態において、電力変換器4が出力する電流が大きくなるため、過電流を防止するために過大なリアクトルを必要とし、損失や費用の面でデメリットが大きくなるという問題が発生する。
したがって、この発明の課題は、限流リアクトルを用いる分散電源システムにおいて、系統事故発生時の出力電圧過渡変動特性クラス2を満足させつつ、限流リアクトルの小型化を図ることにある。
したがって、この発明の課題は、限流リアクトルを用いる分散電源システムにおいて、系統事故発生時の出力電圧過渡変動特性クラス2を満足させつつ、限流リアクトルの小型化を図ることにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、通常時には機械式または自己消弧能力のない半導体を用いた系統連系スイッチを介して電力系統から負荷に電力を供給し、停電時には前記スイッチを介して負荷に並列に接続された自励式変換装置を介しエネルギー蓄積要素から電力を供給する分散型電源システムにおいて、
前記系統連系スイッチには交流リアクトルを直列に接続するとともに転流回路を並列に接続し、停電発生時には、前記転流回路により前記系統連系スイッチを遮断し、前記エネルギー蓄積要素から電力を供給する自励式変換装置の出力電圧を、系統連系点電圧に基づく電圧検出値を初期値として定格値を含む一定値まで時間変化させることを特徴とする。
前記系統連系スイッチには交流リアクトルを直列に接続するとともに転流回路を並列に接続し、停電発生時には、前記転流回路により前記系統連系スイッチを遮断し、前記エネルギー蓄積要素から電力を供給する自励式変換装置の出力電圧を、系統連系点電圧に基づく電圧検出値を初期値として定格値を含む一定値まで時間変化させることを特徴とする。
この発明によれば、分散型電源システムにおいて、特に系統連系スイッチとして機械式またはサイリスタなどの自己消弧能力を持たない安価で過負荷耐量の大きい半導体スイッチを使用した場合に、提案方式では短絡事故発生時にJECが定める出力電圧過渡変動をクラス2にするためには非常に大きな限流リアクトルを必要とするが、この発明によればこのリアクトルを小型化できるので、より効率の高い低コストのシステムを実現することが可能となる。
図1はこの発明の実施の形態を示す構成図である。図4,図5と同じものについてはその説明を省略し、以下では主として異なる部分について説明する。
図5に示す提案方式との相違は系統電圧検出器23を設け、その出力を電圧指令値発生回路11に入力する点にある。従って、電圧指令値発生回路11の内部構成も提案方式とは異なることになる。なお、電圧指令値発生回路11により生成された電圧振幅指令31は、制御回路8に入力される。
図5に示す提案方式との相違は系統電圧検出器23を設け、その出力を電圧指令値発生回路11に入力する点にある。従って、電圧指令値発生回路11の内部構成も提案方式とは異なることになる。なお、電圧指令値発生回路11により生成された電圧振幅指令31は、制御回路8に入力される。
電圧指令値発生回路11は図2に示すように、3相2相変換器25,2乗演算器26,平方根演算器27,変化率制限リミッタ29,最大,最小値制限リミッタ30およびサンプルホールド回路32などから構成される。24は電圧検出器23の出力である系統電圧値、28は停電検知信号、31は電圧指令値発生回路11の出力である電圧振幅指令をそれぞれ示す。
系統電圧値24は3相2相変換器25に入力され、そのα相成分,β相成分を2乗演算器26によりそれぞれ2乗し、それらを加算した後に平方根演算器27に入力することにより、電圧振幅瞬時値を得る。この瞬時値は、停電検知信号28がアクティブになったときに、サンプルホールド回路32でサンプルホールドされる。
一方、停電検知信号28は検知時に「1」になる信号で、これを変化率制限リミッタ29に入力することにより、ある傾きをもつ0から1へ変化する信号を得ることができる。そして、この信号に上記サンプルホールド回路32の出力を加算し、最大,最小値制限リミッタ30に入力することで、電圧振幅指令31を得ることができる。
一方、停電検知信号28は検知時に「1」になる信号で、これを変化率制限リミッタ29に入力することにより、ある傾きをもつ0から1へ変化する信号を得ることができる。そして、この信号に上記サンプルホールド回路32の出力を加算し、最大,最小値制限リミッタ30に入力することで、電圧振幅指令31を得ることができる。
上記電圧振幅指令31は図3に示すように、停電検知前は停電によって系統電圧が低下するのに従って低下し、停電検知後はある傾きを持って増加して定格値(または、これと同等の一定値)である100%に至る。変換器制御回路8は、この電圧振幅指令31と従来例と同じ電圧位相情報とを用い、自立運転時の電圧指令値を演算する。
1…電力系統、2…負荷、3…系統連系スイッチ、4…電力変換器、5…直流電源、6…変換器電流検出器、7…電流基準値発生回路、8…変換器制御回路、9…ゲートドライブ回路、10…負荷電圧検出器、11…電圧指令値発生回路、12…系統電圧異常検出器、13…連系スイッチ制御回路、14…連系スイッチ電流検出器、15…転流回路、16…限流リアクトル、17…投入スイッチ、18…共振リアクトル、19…共振コンデンサ、20…コンデンサ充電回路、21…負荷電流検出器、22…投入スイッチ制御回路、23…系統電圧検出器、25…3相2相変換器、26…2乗演算器、27…平方根演算器、29…変化率制限リミッタ、30…最大,最小値制限リミッタ、32…サンプルホールド回路。
Claims (1)
- 通常時には機械式または自己消弧能力のない半導体を用いた系統連系スイッチを介して電力系統から負荷に電力を供給し、停電時には前記スイッチを介して負荷に並列に接続された自励式変換装置を介しエネルギー蓄積要素から電力を供給する分散型電源システムにおいて、
前記系統連系スイッチには交流リアクトルを直列に接続するとともに転流回路を並列に接続し、停電発生時には、前記転流回路により前記系統連系スイッチを遮断し、前記エネルギー蓄積要素から電力を供給する自励式変換装置の出力電圧を、系統連系点電圧に基づく電圧検出値を初期値として定格値を含む一定値まで時間変化させることを特徴とする分散型電源システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006079112A JP2007259564A (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 分散型電源システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006079112A JP2007259564A (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 分散型電源システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007259564A true JP2007259564A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38633219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006079112A Pending JP2007259564A (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 分散型電源システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007259564A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8896154B2 (en) | 2010-10-07 | 2014-11-25 | Fuji Electric Co., Ltd. | Power conversion device |
CN110086203A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-02 | 重庆大学 | 基于直流换相失败识别的送端电网双馈风机低穿控制方法 |
WO2024087737A1 (zh) * | 2022-10-26 | 2024-05-02 | 深圳市汇川技术股份有限公司 | 掉电检测和供电保持功能电路及电子设备 |
-
2006
- 2006-03-22 JP JP2006079112A patent/JP2007259564A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8896154B2 (en) | 2010-10-07 | 2014-11-25 | Fuji Electric Co., Ltd. | Power conversion device |
CN110086203A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-02 | 重庆大学 | 基于直流换相失败识别的送端电网双馈风机低穿控制方法 |
WO2024087737A1 (zh) * | 2022-10-26 | 2024-05-02 | 深圳市汇川技术股份有限公司 | 掉电检测和供电保持功能电路及电子设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20100111670A (ko) | 태양광발전 인버터 인터페이스 장치, 시스템 및 방법 | |
JP6359205B1 (ja) | 電力制御システム、および制御装置 | |
JP6334336B2 (ja) | 電力変換装置 | |
CN101355319B (zh) | 一种提高电流控制型逆变器输出短路运行可靠性的方法 | |
WO2017169665A1 (ja) | パワーコンディショナ、電力供給システム及び電流制御方法 | |
KR20130040657A (ko) | 전원 변조기를 보호하기 위한 장치 및 방법 | |
JP4814264B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
CN108352780B (zh) | 用于处理ac侧故障的模块化多电平转换器 | |
JP4859932B2 (ja) | 瞬時電圧低下・停電対策機能を有する電力変換システムの制御装置および制御方法 | |
JP2007259564A (ja) | 分散型電源システム | |
JP6801788B2 (ja) | 電力変換装置、電力システムおよび電力システムの無効電力抑制方法 | |
JP2007252164A (ja) | 分散型電源システム | |
JP4877092B2 (ja) | 分散型電源システム | |
JP5490801B2 (ja) | 自励式無効電力補償装置 | |
Pallo et al. | Short-circuit fault ride-through of flying-capacitor multilevel converters through rapid fault detection and idle-mode operation | |
WO2014169089A1 (en) | Method and apparatus for improving pv module fill factor using a voltage clamping circuit | |
JP2013243934A (ja) | 自励式無効電力補償装置 | |
JP7564461B2 (ja) | 電源システム及び電源システムの制御方法 | |
JP7542180B2 (ja) | 無停電電源システム | |
JP7542179B2 (ja) | 電源システム | |
JP7120474B1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP7328916B2 (ja) | 電源装置、制御装置、制御方法およびプログラム | |
JP2010279166A (ja) | 電力変換装置 | |
JP7009261B2 (ja) | パワーコンディショナシステム | |
JP2008161004A (ja) | 無停電電源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090407 |