JP2002016930A - 撮像装置及び方法、信号処理装置及び方法 - Google Patents

撮像装置及び方法、信号処理装置及び方法

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JP2002016930A
JP2002016930A JP2000195101A JP2000195101A JP2002016930A JP 2002016930 A JP2002016930 A JP 2002016930A JP 2000195101 A JP2000195101 A JP 2000195101A JP 2000195101 A JP2000195101 A JP 2000195101A JP 2002016930 A JP2002016930 A JP 2002016930A
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color difference
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Takaaki Fukui
貴明 福井
Eiichiro Ikeda
栄一郎 池田
Toshiro Endo
敏朗 遠藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな偽色を発生させることなく、ナイキス
ト周波数付近の偽色抑圧効果を得ること。 【解決手段】 各画素毎に異なる、複数色の光を主に透
過するカラーフィルタを有し、光学像を電気信号に変換
してカラー画像データを出力する撮像手段と、前記カラ
ー画像データに基づいて、各画素が前記異なる複数色の
画像データをそれぞれ有するように補間処理する色補間
回路(551〜554)と、補間された各色の画像デー
タに基づいて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素
毎に算出する差分器(555〜558)と、前記水平方
向と垂直方向の色差信号に基づいて、相関度を判定し、
前記判定結果に基づいて、前記水平方向及び垂直方向の
色差信号を用いて1種類の色差信号を算出し、出力する
判定混合回路(559)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置及び方
法、信号処理装置及び方法に関し、更に詳しくは、カラ
ー画像データに対して新たな偽色発生を起こすことなく
モアレを低減する信号処理を行うことの可能な撮像装置
及び方法、信号処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置における輝度信号作成例
を説明する。
【0003】図7は従来の撮像装置の信号処理ユニット
の構成を示すブロック図である。CCD撮像素子501
からの信号は、ホワイトバランス回路502で白のゲイ
ンが調整され、輝度ノッチ回路510に送られる。輝度
ノッチ回路510にて、垂直ローパスフィルタ(VLP
F)を用いて、垂直方向に色のナイキスト付近の周波数
の信号ゲインを低減する処理が施される。水平方向も同
様に水平ローパスフィルタ(HLPF)によるゲインの
低減処理が施される。以下、このフィルタを輝度ノッチ
フィルタと呼ぶ。その後、水平バンドパスフィルタ(H
BPF)回路511及び垂直バンドパスフィルタ(VB
PF)回路514によって、ノッチフィルタにより弱め
られたナイキスト周波数よりも若干低い周波数をもちあ
げる。
【0004】その後、水平、垂直ともにPP(Aperture
Peak)Gain回路512及び515で振幅が調整さ
れ、ベースクリップ(BC)回路513及び516で小
振幅がカットされノイズ除去される。その後、加算器5
17で水平成分と垂直成分が加算され、APC(Apertu
re Control)MainGain回路518 でメインゲ
インがかかり、加算器519でベースバンド信号と加算
される。その後、ガンマ変換回路520でガンマ変換が
施され、輝度修正(YCOMP)回路521で、色による輝度
信号レベル補正が実施される。
【0005】また、色信号処理として、ホワイトバラン
ス回路502からの信号は、色差信号作成回路503に
送られ、色補間および色差信号が作成される。その後、
色変換マトリックス(MTX)504でR−G・B−G
からR−Y・B−Yに変換される。その後、クロマ抑圧
(CSUP:Chroma Supress)回路505によって低輝
度及び高輝度領域の色差ゲインが抑圧され、クロマロー
パスフィルタ(CLPF)回路506にて色の高帯域が
落とされる。帯域制限されたクロマ信号はガンマ変換回
路507において、RGB信号に変換されると同時にガ
ンマ変換が施される。ガンマ変換後のRGB信号は再び
R−Y・B−Yの色差信号に変換され、CGainKn
ee(Chroma Gain Knee)回路にて彩度ゲインが調整され
る。更に、LCMTX(Linear Clip Matrix)回路509
にて、色相の微少修正及び、撮像素子の個体差バラツキ
による色相ずれが修正されて、色差信号UVが出力され
る。
【0006】特開平第6−158681号公報の伊庭氏
らによる偽色抑制方法によると、カラーフィルタが図2
に示すような赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタ
配列を有する場合(なお、図2に示すG1及びG2は共
にGフィルタであるが、説明をわかりやすくするために
区別している)、色差作成回路503は、各画素がR、
G1、B、G2フィルタに対応する信号(それぞれR、
G1、B、G2と記す)をそれぞれ持つように色補間を
した後に、
【0007】(1)(R−G1)と(R−G2)とを比
較し、(R−G1)と(R−G2)の差分に応じて、
(R−G1)と(R−G2)とを混合またはどちらかを
選択して(R−G)信号として出力し、
【0008】(2)(B−G1)と(B−G2)とを比
較し、(B−G1)と(B−G2)の差分に応じて、
(B−G1)と(B−G2)を混合またはどちらかを選
択して(B−G)信号として出力する。
【0009】このように、選択的に色差信号を作成する
ことで、階調を保ったまま偽色を減らすことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記処理では、
(R−G)信号及び(B−G)信号を作成する際に、色
分離を行う方向をそれぞれ独立に選択し、混合している
ため、(R−G)信号と(B−G)信号で異なる方向及
び異なる比率で色差信号を作ることになり、新たな偽色
を発生してしまう可能性があるという問題があった。
【0011】また、閾値Th用いて、(R−G1)<
(R−G2)+Thのときは、(R−G)信号として
(R−G1)を選択し、それ以外の時は(R−G2)を
選択するといったように、水平または垂直のいずれかの
方向への相関を優先した場合、例えば、衣服やネクタイ
などのような色の高周波信号が多いような被写体では、
色が抜け落ちてしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、新たな偽色を発生させることなく、ナイキスト
周波数付近の偽色抑圧効果を得ることを目的とする。さ
らに、被写体が高周波成分を多く含む場合であっても、
従来の信号処理のように色が抜け落ちてしまうことを無
くすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の撮像装置は光学像を電気信号に変換してカ
ラー画像データを出力する撮像手段と、前記カラー画像
データに基づいて、各画素が前記異なる複数色の画像デ
ータをそれぞれ有するように補間処理する補間手段と、
前記補間手段により補間された各色の画像データに基づ
いて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算出
する第1の算出手段と、前記水平方向と垂直方向の色差
信号に基づいて、相関度を判定する判定手段と、前記判
定手段による判定結果に基づいて、前記水平方向及び垂
直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算出し、
出力する第2の算出手段とを有する。
【0014】また、本発明の撮像方法は、各画素毎に異
なる、複数色の光を主に透過するカラーフィルタを有す
る撮像手段を用いて光学像を電気信号に変換してカラー
画像データを出力する撮像工程と、前記カラー画像デー
タに基づいて、各画素が前記異なる複数色の画像データ
をそれぞれ有するように補間処理する補間工程と、前記
補間工程において補間された各色の画像データに基づい
て、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算出す
る第1の算出工程と、前記水平方向と垂直方向の色差信
号に基づいて、相関度を判定する判定工程と、前記判定
工程による判定結果に基づいて、前記水平方向及び垂直
方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算出し、出
力する第2の算出工程とを有する。
【0015】好ましくは、前記カラーフィルタは、原色
カラーフィルタまたは補色カラーフィルタである。
【0016】また、本発明の信号処理装置は、外部ユニ
ットからカラー画像データを入力する入力手段と、前記
カラー画像データに基づいて、各画素が異なる複数色の
画像データをそれぞれ有するように補間処理する補間手
段と、前記補間手段により補間された各色の画像データ
に基づいて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎
に算出する第1の算出手段と、前記水平方向と垂直方向
の色差信号に基づいて、相関度を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記水平方向
及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算
出し、出力する第2の算出手段とを有する。
【0017】また、本発明の信号処理方法は、外部ユニ
ットからカラー画像データを入力する入力工程と、前記
カラー画像データに基づいて、各画素が異なる複数色の
画像データをそれぞれ有するように補間処理する補間工
程と、前記補間工程において補間された各色の画像デー
タに基づいて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素
毎に算出する第1の算出工程と、前記水平方向と垂直方
向の色差信号に基づいて、相関度を判定する判定工程
と、前記判定工程による判定結果に基づいて、前記水平
方向及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号
を算出し、出力する第2の算出工程とを有する。
【0018】本発明の好適な一様態によれば、前記判定
手段は、前記水平方向の色差信号の2乗和と垂直方向の
色差信号の2乗和との差を予め決められた所定範囲の値
と比較することにより、相関度を判定し、前記判定工程
では、前記水平方向の色差信号の2乗和と垂直方向の色
差信号の2乗和との差を予め決められた所定範囲の値と
比較することにより、相関度を判定する。
【0019】また、本発明の好適な別の一様態によれ
ば、前記判定手段は、前記水平方向の色差信号の絶対値
和と垂直方向の色差信号の絶対値和との差を予め決めら
れた所定範囲の値と比較することにより相関度を判定
し、前記判定工程では、前記水平方向の色差信号の絶対
値和と垂直方向の色差信号の絶対値和との差を予め決め
られた所定範囲の値と比較することにより相関度を判定
する。
【0020】上記構成によれば、水平・垂直方向の彩度
値の混合比率を判定する基準の演算方法を簡略化するこ
とで、回路規模を縮小することが可能となる。
【0021】更に、本発明の好適な一様態によれば、前
記第2の算出手段は、前記差が前記所定範囲よりも小さ
いと判断された場合、前記水平方向の色差信号を出力
し、前記所定範囲よりも大きいと判断された場合、前記
垂直方向の色差信号を出力し、前記所定範囲内にあると
判断された場合、所定の割合で前記水平方向及び垂直方
向の色差信号を合成して出力し、前記第2の算出工程で
は、前記差が前記所定範囲よりも小さいと判断された場
合、前記水平方向の色差信号を出力し、前記所定範囲よ
りも大きいと判断された場合、前記垂直方向の色差信号
を出力し、前記所定範囲内にあると判断された場合、所
定の割合で前記水平方向及び垂直方向の色差信号を合成
して出力する。
【0022】また、本発明の好適な別の一様態によれ
ば、前記第2の算出手段及び前記第2の算出手段では、
前記水平方向の色差信号をHとし、前記垂直方向の色差
信号をVとすると、
【0023】(α−1)H+αV
【0024】により出力する色差信号を算出し、前記差
が前記所定範囲よりも小さいと判断された場合はα=0
とし、前記所定範囲よりも大きいと判断された場合はα
=1とし、前記所定範囲内にあると判断された場合はα
=差/(所定範囲の幅)+0.5とする。好ましくは、
前記装置は、前記差に対するαの値を予め保持する保持
手段を更に有し、前記第2の算出手段は、前記保持手段
を参照してαの値を得、前記方法は、前記差に対するα
の値を予め保持する保持工程を更に有し、前記第2の算
出工程では、保持されたαの値を用いる。
【0025】また、前記色差信号は、水平方向及び垂直
方向それぞれについて複数である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】[第1の実施形態]本発明の撮像装置の信
号処理ユニットの全体的な構成は図7に示すものと同様
であるので説明を省略するが、本発明の色差作成回路5
03の構成が従来のものと異なる。以下、本発明の第1
の実施形態における色差作成回路503を説明する。
【0028】図1は本第1の実施形態の色差作成回路の
内部構成を示すブロック図である。
【0029】撮像素子501は、例えば図2に示すよう
な赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを有
している。なお、G1及びG2は共に緑(G)である
が、説明をわかりやすくするために区別しており、それ
ぞれ、R,G1,G2,B信号を出力する。
【0030】551〜553は補間回路であり、色信号
を同時化する回路として設けられ、図3で示す補間フィ
ルタを用いて補間を行い、それぞれの画素についてR,
G1,G2,B信号を算出し、補間する。なお、図3に
示す補間フィルタは一例であり、これに限られるもので
はない。555〜558は色補間回路551〜554で
同時化された各画素の色信号を減算する減算器であり、
この減算器により、(R−G1),(R−G2),(B
−G1),(B−G2)を求める。これら4種類の色差
信号は判定混合回路559に入力され、所定処理が行わ
れて最終的な色差信号(R−G)及び(B−G)が出力
される。
【0031】以下、本発明の第1の実施形態にかかる色
差作成回路503で行う処理について、図4に示すフロ
ーチャートを参照して詳細に説明する。
【0032】まず、ステップS10において、ホワイト
バランス回路502から出力された信号に基づいて色補
間回路551〜554で各画素がR、G1、B、G2信
号を有するように補間し、更に減算器555〜558に
より(R−G1)、(R−G2)、(B−G1)、(B
−G2)を求める。判定混合回路509は、ステップS
11で、水平方向、垂直方向それぞれで色分離の彩度
値、SatH,SatVを式(1)により求める。 SatH=(R−G1)+(B−G2) SatV=(R−G2)+(B−G1) …(1)
【0033】更にステップS12において、SatH,
SatVの差分DiffSatHVを求める。 DiffSatHV=SatH−SatV
【0034】このDiffSatHVの値に応じて、次
に示す(a)〜(c)の3つの場合に分けて、出力値を
決定する(ステップS13)。閾値をTh(正数)及び
−Thとした場合に、
【0035】(a) (DiffSatHV<−Th)
であれば、ステップS14において、 R−G=R−G1 B−G=B−G2
【0036】を出力する。また、 (b) (DiffSatHV>Th)であれば、ステ
ップS16において、 R−G=R−G2 B−G=B−G1
【0037】を出力する。また、 (c) (−Th≦DiffSatHV≦Th)であれ
ば、ステップS15において、 α=(DiffSatHV)/(2×Th)+0.5
【0038】算出し、得られたαを用いて、 R−G=((1−α)(R−G1)+α(R−G2)) B−G=((1−α)(B−G2)+α(B−G1)) …(2) を計算して出力する。なお、上記式(2)のみを演算式
として用い、αの値を変更することで、(a)及び
(b)と同様の出力とすることも可能である。その場
合、DiffSatHVに対する混合比率αの関係は図
5に示すようになる。すなわち、(a)の場合はα=0
を用い、(b)の場合はα=1を用い、(c)の場合は
α=(DiffSatHV)/(2×Th)+0.5を
用いればよい。このように、混合比率αは線形的に切替
えられる。
【0039】上記の通り第1の実施形態によれば、色差
信号を作成する際に垂直方向と水平方向の色分離の混合
比率を(R−G)を算出する場合と、(B−G)を算出
する場合共に同一の係数を用いることで、新たな偽色を
発生させることなくナイキスト周波数付近の偽色抑圧効
果を得ることができ、更に衣服やネクタイなどのような
色の高周波信号が多いような被写体の画像信号を処理し
た場合であっても、色が抜け落ちてしまうという問題を
解決することができる。
【0040】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
について図6を参照して説明する。
【0041】図6は、本第2の実施形態における色差作
成回路503の処理を示すフローチャートである。
【0042】第2の実施形態では、第1の実施形態とほ
ぼ同様の回路構成を有する色差作成回路を用いるが、色
差作成回路で用いられる判定混合回路9における水平・
垂直方向の彩度値の混合比率を判定する基準として、上
記式(1)の代わりに式(3)を用いる点が異なる(ス
テップS21)。 SatH=|(R−G1)|+|(B−G2)| SatV=|(R−G2)|+|(B−G1)| …(3)
【0043】ステップS21以外の処理は、図4を参照
して説明した処理と同様であるので、説明を省略する。
【0044】上記の通り第2の実施形態によれば、第1
の実施形態では彩度値の2乗を求めるために乗算器が4
個必要であったのが、本第2の実施形態では必要無くな
るため、回路規模を縮小することが可能となる。
【0045】尚、本発明の2つの実施形態ではRGBの
原色フィルターを基に説明をしたが、補色フィルターで
あっても、本発明を適用可能であることは言うまでもな
い。
【0046】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、カ
メラヘッドなど)から構成されるシステムに適用して
も、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルカメ
ラ、ビデオカメラなど)に適用してもよい。
【0047】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0049】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図4または図6に示すフ
ローチャートに対応するプログラムコードが格納される
ことになる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、新
たな偽色を発生させることなく、ナイキスト周波数付近
の偽色抑圧効果を得ることができる。さらに、被写体が
高周波成分を多く含む場合であっても、従来の信号処理
のように色が抜け落ちてしまうということが無くなる。
【0051】また、水平・垂直方向の彩度値の混合比率
を判定する基準の演算方法を簡略化することで、回路規
模を縮小することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における色差作成回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明で用いるカラーフィルタの配列例を示す
図である。
【図3】本発明で用いる補間フィルタの一例を示す図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態における色差作成回路
の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における垂直及び水平色差
信号の混合比率のグラフを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における色差作成回路
の処理を示すフローチャートである。
【図7】従来の撮像装置の信号処理ユニットの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
501 撮像素子 502 ホワイトバランス回路 503 色差作成回路 504 色変換マトリクス回路 505 クロマ抑圧回路 506 クロマローパスフィルタ回路 507,520 ガンマ変換回路 508 CGainKnee回路 509 LCMTX回路 510 輝度ノッチ回路 511 水平バンドパスフィルタ回路 512,515 PPGain回路 513,516 ベースクリップ回路 514 垂直バンドパスフィルタ回路 517,519 加算器 518 APCMainGain回路 521 輝度修正回路回路 522 分光感度補正回路 551〜554 色補間回路 555〜558 減算器 559 判定混合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 敏朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C065 AA01 AA03 BB19 BB30 CC02 CC03 EE05 EE06 EE07 EE10 GG13 GG22 GG23

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素毎に異なる、複数色の光を主に透
    過するカラーフィルタを有し、光学像を電気信号に変換
    してカラー画像データを出力する撮像手段と、 前記カラー画像データに基づいて、各画素が前記異なる
    複数色の画像データをそれぞれ有するように補間処理す
    る補間手段と、 前記補間手段により補間された各色の画像データに基づ
    いて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算出
    する第1の算出手段と、 前記水平方向と垂直方向の色差信号に基づいて、相関度
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記水平方向
    及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算
    出し、出力する第2の算出手段とを有することを特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記カラーフィルタは、原色カラーフィ
    ルタであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カラーフィルタは、補色カラーフィ
    ルタであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 外部ユニットからカラー画像データを入
    力する入力手段と、前記カラー画像データに基づいて、
    各画素が異なる複数色の画像データをそれぞれ有するよ
    うに補間処理する補間手段と、 前記補間手段により補間された各色の画像データに基づ
    いて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算出
    する第1の算出手段と、 前記水平方向と垂直方向の色差信号に基づいて、相関度
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記水平方向
    及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算
    出し、出力する第2の算出手段とを有することを特徴と
    する信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記水平方向の色差信
    号の2乗和と垂直方向の色差信号の2乗和との差を予め
    決められた所定範囲の値と比較することにより、相関度
    を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、前記水平方向の色差信
    号の絶対値和と垂直方向の色差信号の絶対値和との差を
    予め決められた所定範囲の値と比較することにより相関
    度を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の算出手段は、前記差が前記所
    定範囲よりも小さいと判断された場合、前記水平方向の
    色差信号を出力し、前記所定範囲よりも大きいと判断さ
    れた場合、前記垂直方向の色差信号を出力し、前記所定
    範囲内にあると判断された場合、所定の割合で前記水平
    方向及び垂直方向の色差信号を合成して出力することを
    特徴とする請求項5または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の算出手段は、前記水平方向の
    色差信号をHとし、前記垂直方向の色差信号をVとする
    と、 (α−1)H+αV により出力する色差信号を算出し、前記差が前記所定範
    囲よりも小さいと判断された場合はα=0とし、前記所
    定範囲よりも大きいと判断された場合はα=1とし、前
    記所定範囲内にあると判断された場合はα=差/(所定
    範囲の幅)+0.5とすることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記差に対するαの値を予め保持する保
    持手段を更に有し、前記第2の算出手段は、前記保持手
    段を参照してαの値を得ることを特徴とする請求項8に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記色差信号は、水平方向及び垂直方
    向それぞれについて複数であることを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータ装置が実行可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムを実
    行したコンピュータ装置を、請求項4乃至10のいずれ
    かに記載の信号処理装置として機能させることを特徴と
    する記憶媒体。
  12. 【請求項12】 各画素毎に異なる、複数色の光を主に
    透過するカラーフィルタを有する撮像手段を用いて、光
    学像を電気信号に変換してカラー画像データを出力する
    撮像工程と、 前記カラー画像データに基づいて、各画素が前記異なる
    複数色の画像データをそれぞれ有するように補間処理す
    る補間工程と、 前記補間工程において補間された各色の画像データに基
    づいて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算
    出する第1の算出工程と、 前記水平方向と垂直方向の色差信号に基づいて、相関度
    を判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記水平方向
    及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算
    出し、出力する第2の算出工程とを有することを特徴と
    する撮像方法。
  13. 【請求項13】 前記カラーフィルタは、原色カラーフ
    ィルタであることを特徴とする請求項12に記載の撮像
    方法。
  14. 【請求項14】 前記カラーフィルタは、補色カラーフ
    ィルタであることを特徴とする請求項12に記載の撮像
    方法。
  15. 【請求項15】 外部ユニットからカラー画像データを
    入力する入力工程と、 前記カラー画像データに基づいて、各画素が異なる複数
    色の画像データをそれぞれ有するように補間処理する補
    間工程と、 前記補間工程において補間された各色の画像データに基
    づいて、水平方向と垂直方向の色差信号を各画素毎に算
    出する第1の算出工程と、 前記水平方向と垂直方向の色差信号に基づいて、相関度
    を判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記水平方向
    及び垂直方向の色差信号を用いて1種類の色差信号を算
    出し、出力する第2の算出工程とを有することを特徴と
    する信号処理方法。
  16. 【請求項16】 前記判定工程では、前記水平方向の色
    差信号の2乗和と垂直方向の色差信号の2乗和との差を
    予め決められた所定範囲の値と比較することにより、相
    関度を判定することを特徴とする請求項12乃至15の
    いずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記判定工程では、前記水平方向の色
    差信号の絶対値和と垂直方向の色差信号の絶対値和との
    差を予め決められた所定範囲の値と比較することにより
    相関度を判定することを特徴とする請求項12乃至15
    のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の算出工程では、前記差が前
    記所定範囲よりも小さいと判断された場合、前記水平方
    向の色差信号を出力し、前記所定範囲よりも大きいと判
    断された場合、前記垂直方向の色差信号を出力し、前記
    所定範囲内にあると判断された場合、所定の割合で前記
    水平方向及び垂直方向の色差信号を合成して出力するこ
    とを特徴とする請求項16または17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の算出工程では、前記水平方
    向の色差信号をHとし、前記垂直方向の色差信号をVと
    すると、 (α−1)H+αV により出力する色差信号を算出し、前記差が前記所定範
    囲よりも小さいと判断された場合はα=0とし、前記所
    定範囲よりも大きいと判断された場合はα=1とし、前
    記所定範囲内にあると判断された場合はα=差/(所定
    範囲の幅)+0.5とすることを特徴とする請求項16
    または17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記差に対するαの値を予め保持する
    保持工程を更に有し、前記第2の算出工程では、保持さ
    れたαの値を用いることを特徴とする請求項19に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 前記色差信号は、水平方向及び垂直方
    向それぞれについて複数であることを特徴とする請求項
    12乃至20のいずれかに記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求項15乃至21のいずれかに記載
    の信号処理方法を実現するためのプログラムコードを保
    持する記憶媒体。
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