JP2002016439A - 圧電発振器 - Google Patents

圧電発振器

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JP2002016439A JP2000193527A JP2000193527A JP2002016439A JP 2002016439 A JP2002016439 A JP 2002016439A JP 2000193527 A JP2000193527 A JP 2000193527A JP 2000193527 A JP2000193527 A JP 2000193527A JP 2002016439 A JP2002016439 A JP 2002016439A
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昭二 泉谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集積化に優れる低電圧駆動型水晶発振器を提供
することを目的とする。 【解決手段】圧電発振器は、ピアース型圧電発振回路と
バッファ回路との間にレベルシフト回路を備え、レベル
シフト回路によってピアース型圧電発振回路の出力端と
バッファ回路の入力端との直流電圧の整合を図ることに
よって両者の接続端子間に結合容量を不要にしたので、
これによりICチップ化に適した圧電発振器回路が可能
となったので水晶発振器の低価格に小型圧電発振器を実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電発振器に関し、
特に集積化に適した圧電発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動体通信機器の周波数源
には一般にコルピッツ型水晶発振器にベース接地増幅回
路を縦積みした構成のカスコード型水晶発振器が用いら
れるが、カスコード型水晶発振器は電源と接地間に少な
くとも2つのトランジスタを縦続した構造であるが故に
低電源電圧化への対応が困難である。一方、低電源電圧
化への対応が可能な水晶発振器としては、図10に示す
ようなピアース型水晶発振器がある。
【0003】同図に示すように従来のピアース型水晶発
振器100は、ピアース型発振回路101と、バッファ
回路102とを例えば数百pF程度の大きな値の結合容
量103を介して接続するよう構成したものである。
尚、ピアース型発振回路101は、水晶振動子104の
両端を容量105と容量106を介し接地し、その一方
を発振用トランジスタ107のベースに、また他方端を
トランジスタ107のコレクタに接続すると共に、該ト
ランジスタ107のベースを抵抗108と抵抗109と
によって適宜ベースバイアスを施すと同時に容量110
を介して電圧を供給し、更に、トランジスタ107のコ
レクタとエミッタには夫々コレクタ抵抗111とエミッ
タ抵抗112を接続したものである。
【0004】尚、トランジスタ107のベースと電源Vc
cラインとの間に挿入した容量110は、電源投入時の
起動時間短縮の為に設けたものであって、ベース・接地
間に挿入した容量106と共に発振回路の負荷容量の一
部となるものである。即ち、電源Vccが印加された直後
から容量110に電荷のチャージが開始すると、これに
基づき発生するパルス性チャージ電流によって水晶振動
子104が駆動され、水晶振動子の励振が促進される。
その結果、ピアース型水晶発振器100は水晶振動子1
04が電源Vcc印加の直後から励振動作するので電源Vcc
印加時から定常発振状態に達するまでの時間が短縮され
たものとなる。
【0005】当然ながら容量110は必須の構成ではな
く、これを除去し容量106に含めた従来のピアース型
水晶発振器であっても低電源電圧化が達成可能であるこ
とはいうまでもない。バッファ回路102は、増幅用ト
ランジスタ113のベースに抵抗114と抵抗115と
からなるバイアス回路を接続し、コレクタと電源Vccラ
インとを抵抗116を介して接続すると共に、そのエミ
ッタを抵抗117を介して接地するよう構成したもので
あり、前記ピアース型水晶発振回路101の出力端、即
ち、トランジスタ107のコレクタと、上述したバッフ
ァ回路の入力端、即ち、トランジスタ113のベースと
を結合容量103を介して接続したものである。尚、同
図に示す出力端OUTのCは直流カット用の容量であ
り、電源Vccラインと接地間に挿入したC'はバイパス容
量である。
【0006】このような構成のピアース型水晶発振器1
00は電源Vccと接地との間にトランジスタ増幅素子が
一段のみ挿入されることになるので低電圧電源であって
も十分なベースバイアス電流を得ることができ、更に、
発振用トランジスタ107のコレクタの発振信号の一部
を水晶振動子104に直接的に帰還させているので、発
振用トランジスタ107のエミッタ抵抗(又はリアクタ
ンス)の両端の振幅電圧を水晶振動子104に帰還させ
るタイプの一般的なコルピッツ型水晶発振器と比較して
エミッタ抵抗112を低抵抗に設定することができるこ
とから電源Vccが低電圧であってもトランジスタ107
を十分に駆動させることができる。
【0007】結合容量103を必要とするのは、ピアー
ス型発振回路101とバッファ回路102との間を直流
的に独立させることによりトランジスタ103のコレク
タ電位とトランジスタ113のベースバイアス電位とが
互いに影響し合うのを防ぐ為である。そして上記のよう
なピアース型水晶発振器100を小型化しようとする場
合、水晶振動子104と結合容量103とを除いた回
路、即ち、ピアース型発振回路101及びバッファ回路
102をIC化することになるが、上述したように数百
pF程度の大きな容量値を必要とする結合容量103に
ついては、IC化が困難であるか、或いは可能であると
しても大面積を要するので小型化に不利であることか
ら、結合容量103についてはIC化せずに比較的小型
であるチップタイプのセラミックコンデンサを用いるの
が一般的であった。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のようにICチップとチップタイプのセラミックコンデ
ンサと水晶振動子104とを混在させてピアース型水晶
発振器100を構成した場合、部品搭載面積が広範囲と
なるのでピアース型水晶発振器100の小型化が十分達
成できないという問題に加え、セラミックコンデンサと
水晶振動子とICチップとは何れも搭載方法が異なるこ
とから製造工程の複雑化に伴いピアース型水晶発振器1
00の十分な低価格化が達成できずにいた。
【0009】即ち、セラミックコンデンサを搭載する為
にはコンデンサチップの電極より広めの実装ランドパタ
ーンと、IC回路との導通をとるための配線パターンを
プリント基板上に設ける必要があり、更に、コンデンサ
チップとICチップとが接触しないよう間隔をもってプ
リント基板上に配置しなければならなく、これらの要因
から全体の部品搭載面積が広範囲化してしまうのであ
る。また、セラミックコンデンサの搭載方法が一般には
んだリフロー工法であるのに対して、ICチップの搭載
方法が例えばフリップチップ工法を採用することが多
く、両者の搭載方法が全く異なるものであることから、
各部品を搭載する毎の個別の製造工程を必要とし、この
為、高額の製造設備費を必要とすると共に、複数の製造
工程による低生産効率化により水晶発振器の価格が高額
化してしまうのである。
【0010】更に、回路の低電圧化を図る為に発振用ト
ランジスタ107に流れる電流を小さくするにはベース
バイアス電流を小さくする必要があるが、その為にはバ
イアス抵抗としては大きな抵抗値が必要であり、IC回
路に於いて高抵抗値を得る為には広い面積を要すること
からIC化にあたって小型化の妨げとなるという問題が
ある。
【0011】本発明は圧電発振回路の上記諸問題を解決
する為になされたものであってICの小型化に適し、低
電圧化に対応し得る小型圧電発振器を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明に係わる請求項1記載の発明は、ピアース型圧電
発振回路とバッファ回路との間にレベルシフト回路を備
え、該レベルシフト回路によって前記ピアース型圧電発
振回路の出力端と前記バッファ回路の入力端との直流電
圧の整合を図ることによって両者の接続端子間に結合容
量を不要にしたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は請求項1記載の発明
に加え、前記レベルシフト回路が、コレクタを電源ライ
ンに接続した第一のトランジスタと、そのエミッタに接
続した第一の抵抗と、該抵抗と接地間にコレクタとエミ
ッタを接続した第二のトランジスタと、該トランジスタ
のベースにコレクタとベースを接続すると共にエミッタ
を接地した第三のトランジスタと、該第三のトランジス
タのコレクタと電源ライン間に挿入した第二の抵抗とに
より成り、前記ピアース型圧電発振器出力を前記第一の
トランジスタのベースに供給し、前記バッファ回路の入
力端を前記第二のトランジスタのコレクタに接続したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は請求項1または請求
項2記載の発明に加え、前記ピアース型圧電発振回路
が、圧電振動子と、その両端夫々と接地間に挿入した二
つの容量と、コレクタとエミッタ夫々に抵抗またはリア
クタンス素子を接続した発振用トランジスタとを含み、
前記圧電振動子を前記トランジスタのベースとコレクタ
間に接続したものであることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の圧
電発振器に於いて、ピアース型圧電発振回路の発振用ト
ランジスタに代えてカレントミラー回路を挿入したこと
を特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は請求項2乃至請求項
4記載の発明に加え、前記トランジスタのうち少なくと
も一つをFETとしたことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は請求項1乃至請求項
5記載の発明に加え、前記圧電振動子の両端夫々と接地
間に挿入した二つの容量のうち、何れか一方の容量が電
源ラインを介して接地されたものであることを特徴とす
る。
【0018】請求項7記載の発明は請求項1乃至請求項
6記載の発明に加え、前記圧電振動子の両端夫々と接地
間に挿入した二つの容量のうち、何れか一方を2素子に
分け、その一方を直接に接地すると共に、他方を電源ラ
インを介して接地したことを特徴とする。
【0019】
【本発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づい
て本発明を詳細に説明する。図1は本発明に基づく水晶
発振器の一実施例の回路図を示すものである。同図に示
すようにこの例に示すピアース型水晶発振器1は、ピア
ース型発振回路2と、カレントミラー構成のレベルシフ
ト回路を有するバッファ段3とを備えたものである。ピ
アース型発振回路2は、水晶振動子4の両端を容量5及
び容量6を介し接地し、その一方端を発振用トランジス
タ7のベースに、他方端をコレクタに接続すると共に、
発振用トランジスタ7のベースに抵抗8と抵抗9とによ
って適宜ベースバイアス電圧を供給し、更に、発振用ト
ランジスタ7のコレクタとエミッタには夫々コレクタ抵
抗11とエミッタ抵抗12とを接続したものである。
【0020】バッファ段3は、第一のトランジスタ13
のコレクタを電源Vccに接続し、そのエミッタを抵抗1
4を介して第二のトランジスタ15のコレクタに接続す
ると共に、トランジスタ15のエミッタを接地する。更
に、第二のトランジスタ15のベースを第三のトランジ
スタ16のコレクタ及びベースに接続すると共に、トラ
ンジスタ16のコレクタを抵抗17を介して電源Vccに
接続し、トランジスタ15のコレクタをバッファアンプ
用トランジスタ18のベースに接続し、トランジスタ1
8のコレクタと電源Vccラインとの間に抵抗19を又、
そのエミッタと接地間に抵抗20を夫々挿入したもので
あり、第一のトランジスタ13のベースを前記発振用ト
ランジスタ7のコレクタに接続するよう構成する。尚、
発振用トランジスタ7のベースと電源Vccラインとの間
に挿入した容量10は、発振器の起動時間短縮の為に備
えたものであることは既に従来の技術にて述べたのでこ
こでの説明は省略する。
【0021】上記のような構成のピアース型水晶発振器
1に於いて、第二のトランジスタ15及び第三のトラン
ジスタ16とから成るカレントミラー回路として、例え
ば、トランジスタ15としてエミッタ・ベース間のpn
接合の面積がトランジスタ16のそれと比較して4倍広
面積のもの(AREA=4)を使用すればトランジスタ15
のコレクタの消費電流がトランジスタ16のコレクタ電
流の4倍になるのでトランジスタ15のコレクタ電流を
所望値に設定するにあたって、トランジスタ16のコレ
クタ電流を1/4にすることができる。このことは抵抗
17による電力消費を1/4にできることを意味し更
に、電力消費の省力効果が得られる。
【0022】尚、上述ではトランジスタのエミッタ・ベ
ース間のpn接合面積を設定することによりカレントミ
ラーに流れる電流を制御する例を用いて本発明を説明し
たが、これ以外の制御手段としては、図示はしないがト
ランジスタ15及び16または何れか一方のトランジス
タのエミッタ・接地間にエミッタ抵抗を接続し、この抵
抗値を設定する方法、更には、このエミッタ抵抗と上記
のトランジスタのエミッタ・ベース間のpn接合面積を
共に設定する方法が上げられる。このような構成のピア
ース型水晶発振器1では、従来のピアース型水晶発振器
のように大きな値の結合容量を必要としないので、水晶
振動子4以外の回路を全て一つのICチップ内に構成す
ることができ、従来に比べて大幅な小型を実現できる。
【0023】また同時に、バッファ段では第二のトラン
ジスタ15及び第三のトランジスタ16からなるカレン
トミラー回路に更に、第一のトランジスタ13を用いた
エミッタフォロア回路を付加することによってレベルシ
フト回路として機能させたので以下に説明するように数
々の効果が得られる。先ず、第一のトランジスタ13
と、そのエミッタ抵抗14を介して次段のバッファアン
プ用トランジスタ18のベースに接続したので、抵抗1
4の値を適宜選定することによって該トランジスタ13
のエミッタ電流の一部をバッファアンプ用トランジスタ
18のベースバイアス電流として供給することができ
る。
【0024】従って、発振用トランジスタ7、第一のト
ランジスタ13及び、バッファアンプ用トランジスタ1
8を全て直結することが可能となり、段間結合容量を除
去することができる。また、発振用トランジスタ7の出
力端、即ち、コレクタからみればトランジスタ13はエ
ミッタフォロア型のバッファとなるので入力インピーダ
ンスが大きくなる。このことは水晶振動子4がこれに直
結されたバッファ段3の容量変化等の影響をほとんど受
けないことを意味する。
【0025】即ち、当該発振器の出力端の結合容量C及
びそれに接続される外部負荷の変動によって発振周波数
が変化することがない。図2は上述した回路に於いて、
電源電圧をVcc=2.4Vにしたときの出力信号波形のシ
ミュレーション結果を示すもので、これから明らかなよ
うに約0.7Vp-pのレベルが得られ、図示はしないが従
来のピアース型水晶発振器の出力レベルの約0.4Vp-p
と比較すると約2倍の出力レベルが得られた。このよう
に従来のピアース型水晶発振器と比較して高い出力レベ
ルを得ることができるのは、後述する図3に示すように
水晶振動子4の電流値をある程度大きな水晶励振電流に
設定可能であることに起因する。尚、シミュレーション
に用いたピアース型水晶発振器1の各回路パラメータは
図9(a)に示す通りである。
【0026】図3は水晶発振回路の条件が等しく出力端
に容量Cを介して外部負荷(負荷容量C"となる)を接
続した場合について、従来のピアース型水晶発振器と図
1に示すピアース型水晶発振器1との負性抵抗と振動子
に流れる電流レベルとの関係を比較したものであり、実
線が従来の回路を、点線が本発明に基づく回路を示すも
のである。同図から明らかなように本発明によれば発振
に必要且つ大きな負性抵抗を得ることができる。尚、負
性抵抗とは水晶発振回路に於ける発振動作の余裕度に関
連するものであり、この絶対値が大きいほど安定した発
振動作が得られることは周知の通りである。
【0027】次に本発明に於いて出力端OUTに容量C
を介して外部負荷を接続した場合の影響を示したもので
該外部負荷には負荷容量成分C"を含むものとする。図
4(a)は負荷容量C"の有無による本発明のピアース
型水晶発振器1の負性抵抗の振動子電流レベル特性の違
いを横軸を振動子電流とし、縦軸を負性抵抗値として示
したもであり、同図(b)は負荷容量C"の有無による
本発明のピアース型水晶発振器1の等価容量と振動子電
流レベル特性の違いを示し横軸を振動子電流とし、縦軸
を等価容量として示したものである。尚、図4(c)、
(d)は本発明による効果を対照的に理解する為に従来
のピアース型水晶発振器に於ける負荷容量C"の有無に
よる負性抵抗の振動子電流レベル特性の違い負荷容量
C"の影響による等価容量の振動子電流レベル特性の違
いを示すものであり、更に、同図(a)〜(d)の実線
は負荷容量C"がある場合を、点線は負荷容量C"が無い
場合の特性を示すものである。
【0028】同図に示すように本発明によるピアース型
水晶発振器1は、従来のピアース型水晶発振器のように
大きな値の結合容量が存在せず又、バッファ回路として
エミッタフォロア回路を用いることにより上述したよう
に出力端OUTに接続される負荷容量C"が発振回路の
負荷容量の一部として加わらないので外部負荷の有無に
よって負性抵抗値が変動せず従来のピアース型水晶発振
器の負性抵抗と比較して負荷を接続しても絶対値の大き
い負性抵抗が得られる。一般に発振状態に於いては負性
抵抗値と水晶振動子のインピーダンス値とが打ち消し合
うような条件にあるが、そのときの発振回路の等価容量
をCiとすると、水晶発振器の発振周波数は式fs'=
fs×(1+C1/(Ci+C0))1/2によって求める
ことができる。
【0029】この式より負荷容量C"を接続した場合と
接続していない場合の発振周波数及び、その周波数偏差
量Δf/fは、例えば図4(e)に示すような値とな
る。図4(e)に示すように本発明のピアース型水晶発
振器1に於ける周波数偏差量と、従来のピアース型水晶
発振器於ける周波数偏差量とを比較すると、従来のピア
ース型水晶発振器の周波数偏差量が1.49ppmであ
るのに対して本発明のピアース型水晶発振器1の周波数
偏差量が0.33ppmであり、これにより本発明のピ
アース型水晶発振器1の方が従来のピアース型水晶発振
器よりも周波数変動を約1/5まで抑圧することができ
ることが確認できる。
【0030】図5は本発明に基づく他の実施例を示すも
のである。同図に示すピアース型水晶発振器1'はピア
ース型発振回路2'とバッファ段3とを備えたものであ
り、その特徴は、図1の発振用トランジスタ7ベースバ
イアス回路として用いた抵抗8、9に代わってトランジ
スタ21を用いたカレントミラー回路を備えた所にあ
り、トランジスタ21のコレクタ及びベースを抵抗22
を介して電源Vccラインに接続すると共に、トランジス
タ21のエミッタを抵抗23を介して接地するよう構成
した点が図1に示すピアース型水晶発振器1と異なる所
である。
【0031】このような構成のピアース型水晶発振器
1'は、発振用トランジスタ7のベースバイアス電流を
前記カレントミラー回路と小さい抵抗値の抵抗22及び
抵抗23を用いて任意に設定することが可能である。即
ち、図1に示すピアース型水晶発振器1では発振用トラ
ンジスタ7のベース電流を小さくして低電流化を図る場
合、ベースバイアス抵抗7、8として大きな抵抗値が必
要となる為、ICの小型化が阻害される。そこで、上記
の如くカレントミラー回路を用いることにより、それに
用いる抵抗値を小さくすることができ、その分ICの小
型化が可能となる。
【0032】図6は電源Vcc=2.4Vとした場合のピア
ース型水晶発振器1'の出力信号波形のシミュレーショ
ン結果であり、これから明らかなように約0.7Vp-pの
出力レベルが得られ、図示はしていないが従来のピアー
ス型の出力レベルの約0.4Vと比較すると約2倍の出
力レベルが得られたことが確認できる。このように所要
の定常出力信号が得られ、更に、従来のピアース水晶発
振器の出力レベルと比較して50%を上回る高出力レベ
ルが得られることが確認できる。尚、シミュレーション
に用いたピアース型水晶発振器1'の各回路パラメータ
は図9(b)に示す通りである。
【0033】図7(a)、(b)は従来のピアース型水
晶発振器と図5に示す本発明に係るピアース型水晶発振
器1'との負性抵抗と電流レベルとの関係及び、等価容
量と振動子電流レベルとの関係を示したものであり、実
線が従来の回路を、一点鎖線が図5に示す本発明のピア
ース型水晶発振器1'を示すものである。尚、図7
(a)に於いては、比較の為、図1に示す本発明の第一
の実施例のピアース型水晶発振器1のシミュレーション
結果を点線により示している。同図から明らかなよう
に、図5に示すピアース型水晶発振器1'についても、
従来のピアース型水晶発振器の負性抵抗と比較して所要
の絶対値の大きい負性抵抗が得られる。
【0034】図8(a)は図5に示した本発明のピアー
ス型水晶発振器1'に於いて、その出力端子OUTに接
続される負荷(以下、負荷容量C"と称す)によって、
どの程度負性抵抗と電流レベルとの関係に影響を及ぼす
かを示すもので、図(b)は同様に負荷容量C"の等価
容量と電流レベルとの関係に及ぼす影響を示したもので
ある。実施例に於いても上述したfs'=fs×(1+
C1/(Ci+C0))1/2に基づいて負荷容量C"を接
続した場合と接続していない場合との周波数偏差量Δf
/fを求めると、図8(c)に示すような結果となる。
尚、同図(c)には、ピアース型水晶発振器1'の効果
を理解し易くする為に図4(e)に示す従来のピアース
型水晶発振器及び、図1に示すピアース型水晶発振器1
の場合の発振周波数偏差量を示した。
【0035】同図(c)に示すように従来のピアース型
水晶発振器の周波数偏差量が1.49ppmであるのに
対して本発明のピアース型水晶発振器1'の周波数偏差
量が0.126ppmであり、これによりピアース型水
晶発振器1'の方が従来のピアース型水晶発振器よりも
周波数変動を約1/12まで抑圧することができ、更
に、図1に示すピアース型水晶発振器1の場合と比較し
ても周波数偏差量を約1/3まで抑圧することができる
ことが確認できる。以上、水晶振動子を発振子とした水
晶発振回路を用いて本発明を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、水晶振動子以外の圧電振動
子を発振子とした圧電発振回路であっても適用可能であ
り、また、トランジスタに代わってFET、MOSFE
Tあるいはその他増幅素子を等価的に用いてもよいこと
はいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に基づく圧電
発振器は、ピアース型圧電発振回路とバッファ回路との
間にレベルシフト回路を備え、レベルシフト回路によっ
てピアース型圧電発振回路の出力端とバッファ回路の入
力端との直流電圧の整合を図ることによって両者の接続
端子間に結合容量を不要にしたので、振動子を除く回路
全体を一つの小型のICチップに収納することが可能と
なり、部品点数の削減による低価格化という小型化を実
現する上で著しい効果を奏する。更に、カレントミラー
回路によって発振用トランジスタのベース電流制御をお
こなうことにより、発振用トランジスタのベースバイア
ス回路の抵抗値も低く抑えることができる為、IC化の
際に更なる小型を実現できるという効果も奏する。更に
又、レベルシフト回路を備え、且つ、エミッタフォロア
回路をバッファ回路として備えたバッファ段としたこと
により出力端OUTに接続される負荷容量によって発振
回路の設定条件が変動し難くなり、後段の回路の影響を
少なくするという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくピアース型水晶発振器の一実施
例の回路図を示すものである。
【図2】本発明に基づくピアース型水晶発振器1の出力
信号波形のシミュレーション結果を示すものである。
【図3】本発明に基づくピアース型水晶発振器1の負荷
抵抗の電流レベル特性を示すものである。
【図4】(a)本発明に基づくピアース型水晶発振回路
1の負性抵抗の振動子電流特性を示すものである。 (b)本発明に基づくピアース型水晶発振回路1の等価
容量の振動子電流特性を示すものである。 (c)従来のピアース型水晶発振回路1の負性抵抗の振
動子電流特性を示すものである。 (d)従来のピアース型水晶発振回路1の等価容量の振
動子電流特性を示すものである。 (e)本発明に基づくピアース型水晶発振器の負荷容量
の有無に伴う周波数変動量を示すものである。
【図5】本発明に基づくピアース型水晶発振器の他の実
施例の回路図を示すものである。
【図6】本発明に基づくピアース型水晶発振器1'の出
力信号波形のシミュレーション結果を示すものである。
【図7】本発明に基づくピアース型水晶発振器1'の負
荷抵抗及び等価容量の電流レベル特性を示すものであ
る。
【図8】(a)本発明に基づくピアース型水晶発振回路
1'の負性抵抗の振動子電流特性を示すものである。 (b)本発明に基づくピアース型水晶発振回路1'の等
価容量の振動子電流特性を示すものである。 (c)本発明に基づくピアース型水晶発振器1'の負荷
容量の有無に伴う周波数変動量を示すものである。
【図9】本発明に基づくピアース型水晶発振器のシミュ
レーション時のパラメータを示すものである。
【図10】従来のピアース型水晶発振器の回路図を示す
ものである。
【符号の説明】
1、1'ピアース型水晶発振器、2、2'ピアース型発振
回路、3バッファ段、4水晶振動子、5、6、10容
量、7、15、16、18、21トランジスタ、8、
9、11、12、14、19、20、22、23抵抗、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 敏一 神奈川県高座郡寒川町小谷二丁目1番1号 東洋通信機株式会社内 (72)発明者 保坂 公司 神奈川県高座郡寒川町小谷二丁目1番1号 東洋通信機株式会社内 Fターム(参考) 5J079 AA04 BA44 BA47 FA02 FA07 FA11 FA14 FA21 FB00 FB09 GA02 JA01 KA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピアース型圧電発振回路とバッファ回路と
    の間にレベルシフト回路を備え、該レベルシフト回路に
    よって前記ピアース型圧電発振回路の出力端と前記バッ
    ファ回路の入力端との直流電圧の整合を図ることによっ
    て両者の接続端子間に結合容量を不要にしたことを特徴
    とする圧電発振器。
  2. 【請求項2】前記レベルシフト回路が、コレクタを電源
    ラインに接続した第一のトランジスタと、そのエミッタ
    に接続した第一の抵抗と、該抵抗と接地間にコレクタと
    エミッタを接続した第二のトランジスタと、該トランジ
    スタのベースにコレクタとベースを接続すると共にエミ
    ッタを接地した第三のトランジスタと、該第三のトラン
    ジスタのコレクタと電源ライン間に挿入した第二の抵抗
    とにより成り、前記ピアース型圧電発振器出力を前記第
    一のトランジスタのベースに供給し、前記バッファ回路
    の入力端を前記第二のトランジスタのコレクタに接続し
    たことを特徴とする請求項1記載の圧電発振器。
  3. 【請求項3】前記ピアース型圧電発振回路が、圧電振動
    子と、その両端夫々と接地間に挿入した二つの容量と、
    コレクタとエミッタ夫々に抵抗またはリアクタンス素子
    を接続した発振用トランジスタとを含み、前記圧電振動
    子を前記トランジスタのベースとコレクタ間に接続した
    ものであることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の圧電発振器。
  4. 【請求項4】請求項3記載の圧電発振器に於いて、ピア
    ース型圧電発振回路の発振用トランジスタに代えてカレ
    ントミラー回路を挿入したことを特徴とする圧電発振
    器。
  5. 【請求項5】前記トランジスタのうち少なくとも一つを
    FETとしたことを特徴とする請求項2乃至請求項4記
    載の圧電発振器。
  6. 【請求項6】前記圧電振動子の両端夫々と接地間に挿入
    した二つの容量のうち、何れか一方の容量が電源ライン
    を介して接地されたものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5記載の圧電発振器。
  7. 【請求項7】前記圧電振動子の両端夫々と接地間に挿入
    した二つの容量のうち、何れか一方を2素子に分け、そ
    の一方を直接に接地すると共に、他方を電源ラインを介
    して接地したことを特徴とする請求項1乃至6記載の圧
    電発振器。
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